JP2014162396A5 - - Google Patents

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上記課題を解決するために、本発明は下記を提供する。
(1)電動モータの出力を減速して伝達する減速ギア機構を備える電動パワーステアリング装置の前記減速ギア機構において、
前記減速ギア機構は、金属製芯管の外周に、樹脂組成物からなりギア歯が形成された樹脂部を一体に形成したギアを備え、かつ、
前記樹脂組成物が、パラ系アラミド繊維、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサザール繊維、ポリアリレート繊維から選ばれ、その表面にウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ビスマレイミド樹脂から選ばれる表面処理剤を有し、引張強度が2GPa以上で、かつ、引張弾性率が50GPa以上である有機繊維材を樹脂組成物全量に対し10〜25質量%、チタン酸カリウムウィスカー、テトラポット状酸化亜鉛ウィスカー、塩基性硫酸マグネシウム、炭酸カルシウムウィスカーから選ばれ、その表面にシランカップリング剤を有し、モース硬度が4以下の針状充填材を樹脂組成物全量に対し5〜20質量%含有することを特徴とする電動パワーステアリング装置用減速ギア機構。
(2)電動モータの出力を減速して伝達する減速ギア機構を備える電動パワーステアリング装置において、
前記減速ギア機構が、硬質化処理されていない金属製のウォームと、上記(1)記載の樹脂組成物からなるウォームギアとから構成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
(3)電動モータの出力を減速して伝達する減速ギア機構を備える電動パワーステアリング装置の前記減速ギア機構のギアの製造方法において、
熱可塑性樹脂をベース樹脂とし、パラ系アラミド繊維、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサザール繊維、ポリアリレート繊維から選ばれ、その表面にウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ビスマレイミド樹脂から選ばれる表面処理剤を有し、引張強度が2GPa以上で、かつ、引張弾性率が50GPa以上である有機繊維材を樹脂組成物全量に対し10〜25質量%、チタン酸カリウムウィスカー、テトラポット状酸化亜鉛ウィスカー、塩基性硫酸マグネシウム、炭酸カルシウムウィスカーから選ばれ、その表面にシランカップリング剤を有し、モース硬度が4以下の針状充填材を樹脂組成物全量に対し5〜20質量%含有する樹脂組成物を調製する工程と、
前記樹脂組成物を、金属製芯管をコアにしてインサート成形して樹脂部を一体に成形する工程と、
前記樹脂部にギア歯を切削加工する工程と
を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置の減速ギア機構用ギアの製造方法
樹脂部43を形成する樹脂組成物のベース樹脂には、一定以上の耐熱性を有する熱可塑性樹脂を用いる。また、ギア歯に要求される耐疲労性を満足するために、結晶性樹脂が好適である。具体的には、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)等が好適である。ポリアミド樹脂としては、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド46等の脂肪族ポリアミド樹脂の他、吸水による寸法変化を優先する場合は、より低吸水性の芳香族ポリアミド樹脂が好適である。尚、芳香族ポリアミド樹脂としては、ポリアミド6T/6I等の変性ポリアミド6T、ポリアミドMDX6,ポリアミド9T、ポリアミド4T等が挙げられる。また、ース樹脂は、これらの樹脂の混合物であってもよい。
また、有機繊維材は、ース樹脂との接着性を向上させるために、ウレタン樹脂やエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ビスマレイミド樹脂から選ばれるサイジング剤で表面処理されている。
4以下のモース硬度は、鉄のモース硬度よりも低いため、針状充填材がウォーム32を傷付けることがない。そのため、ウォーム32は、熱処理等の硬質化処理が不要となり、低コスト化が可能になる。このようなモース硬度を満足する針状充填材としては、表2に示すように、チタン酸カリウムウィスカー、酸化亜鉛ウィスカー(テトラポット状)、塩基性硫酸マグネシウム、炭酸カルシウムウィスカーを用いる
また、針状充填材は、ース樹脂との接着性を向上させるために、シランカップリング剤で表面処理されている。

Claims (3)

  1. 電動モータの出力を減速して伝達する減速ギア機構を備える電動パワーステアリング装置の前記減速ギア機構において、
    前記減速ギア機構は、金属製芯管の外周に、樹脂組成物からなりギア歯が形成された樹脂部を一体に形成したギアを備え、かつ、
    前記樹脂組成物が、パラ系アラミド繊維、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサザール繊維、ポリアリレート繊維から選ばれ、その表面にウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ビスマレイミド樹脂から選ばれる表面処理剤を有し、引張強度が2GPa以上で、かつ、引張弾性率が50GPa以上である有機繊維材を樹脂組成物全量に対し10〜25質量%、チタン酸カリウムウィスカー、テトラポット状酸化亜鉛ウィスカー、塩基性硫酸マグネシウム、炭酸カルシウムウィスカーから選ばれ、その表面にシランカップリング剤を有し、モース硬度が4以下の針状充填材を樹脂組成物全量に対し5〜20質量%含有することを特徴とする電動パワーステアリング装置用減速ギア機構。
  2. 電動モータの出力を減速して伝達する減速ギア機構を備える電動パワーステアリング装置において、
    前記減速ギア機構が、硬質化処理されていない金属製のウォームと、請求項1記載の樹脂組成物からなるウォームギアとから構成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 電動モータの出力を減速して伝達する減速ギア機構を備える電動パワーステアリング装置の前記減速ギア機構のギアの製造方法において、
    熱可塑性樹脂をベース樹脂とし、パラ系アラミド繊維、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサザール繊維、ポリアリレート繊維から選ばれ、その表面にウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ビスマレイミド樹脂から選ばれる表面処理剤を有し、引張強度が2GPa以上で、かつ、引張弾性率が50GPa以上である有機繊維材を樹脂組成物全量に対し10〜25質量%、チタン酸カリウムウィスカー、テトラポット状酸化亜鉛ウィスカー、塩基性硫酸マグネシウム、炭酸カルシウムウィスカーから選ばれ、その表面にシランカップリング剤を有し、モース硬度が4以下の針状充填材を樹脂組成物全量に対し5〜20質量%含有する樹脂組成物を調製する工程と、
    前記樹脂組成物を、金属製芯管をコアにしてインサート成形して樹脂部を一体に成形する工程と、
    前記樹脂部にギア歯を切削加工する工程と
    を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置の減速ギア機構用ギアの製造方法
JP2013036373A 2013-02-26 2013-02-26 電動パワーステアリング装置及び減速ギア機構、並びに減速ギア機構用ギアの製造方法 Pending JP2014162396A (ja)

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