JP2014162284A - 自転車 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗り心地性を損なうことなく後方からの視認性を高めることで、走行時における安全性を向上した自転車を提供する。
【解決手段】サドル2を支持するシートチューブ3と、ハンドル4を支持するヘッドチューブ5と、を備える自転車1である。シートチューブ3より車体後方にテールボックス12を備え、テールボックス12の車体後方側の側面部にテールランプ13が配置され、かつ、テールランプ13が、その配置領域の少なくとも一部で、テールボックス12の表面よりも外側に突出する形状を呈する。
【選択図】図1
【解決手段】サドル2を支持するシートチューブ3と、ハンドル4を支持するヘッドチューブ5と、を備える自転車1である。シートチューブ3より車体後方にテールボックス12を備え、テールボックス12の車体後方側の側面部にテールランプ13が配置され、かつ、テールランプ13が、その配置領域の少なくとも一部で、テールボックス12の表面よりも外側に突出する形状を呈する。
【選択図】図1
Description
本発明は自転車に関し、詳しくは、車体後方に配置するテールボックスの改良により、走行時における安全性を高めた自転車に関する。
近年、特に首都圏において、自転車を通勤に使用するユーザーが増えてきている。首都圏には交通量の多い片側2車線以上の幅広の道路が多く、また、自転車通勤者には自転車に乗り慣れないユーザーも含まれるので、自転車通勤時における運転者の安全性を高めることが重要となる。
自転車構造の改良に係る技術としては、例えば、特許文献1に、電池または発電機を電源として、点灯、消灯の可能な尾灯を装置した自転車が開示されている。また、特許文献2には、電池を内蔵した密閉可能な色付半透明部材または透明部材からなる本体ケースと、その内部に配置された左折表示用発光手段及び右折表示用発光手段と、本体ケースをサドル下のシートポストに着脱自在に取り付ける取り付け部材と、から成る方向指示装置本体と、自転車のハンドルに取り付け可能で方向指示操作を行なう方向指示操作器と、を含み、方向指示操作器での方向指示操作に従い、方向指示装置本体の一対の左折表示用発光手段または右折表示用発光手段が点滅するようにし、本体ケースをサドル下のシートポストに取り付けたとき、本体ケースがサドルの下面に位置するようにした自転車用方向指示装置が開示されている。
自転車走行時における運転者の安全性を向上するためには、特に、後方からの自転車の視認性を高めることが重要となる。自転車の視認性を高めるためには、上記特許文献に開示されているように、自転車の車体後方に尾灯や方向指示装置を設置することが有効である。
しかしながら、特許文献1に開示されている尾灯では、点灯部の幅が狭いために十分な視認性が得られないと考えられる。また、特許文献2に開示されているような着脱式の装置では、自転車の種類によっては、フレーム形状やサドルの高さ、タイヤないしマッドガードの高さなどとの関係で取付けしにくい場合があり、取り付けられた場合でも、ペダリングの際に運転者の太腿など体の一部が装置に接触して乗り心地を損なうおそれがある。さらに、シートポストに取付ける場合はサドルの上下方向の可動範囲に影響するなど、自転車の他の部品の可動域に影響を与える可能性もあり、十分な実用性を備えるものではなかった。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解消して、乗り心地性を損なうことなく後方からの視認性を高めることで、走行時における安全性を向上した自転車を提供することにある。
本発明者らは鋭意検討した結果、下記構成とすることにより上記問題を解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、サドルを支持するシートチューブと、ハンドルを支持するヘッドチューブと、を備える自転車において、
前記シートチューブより車体後方にテールボックスを備え、該テールボックスの車体後方側の側面部にテールランプが配置され、かつ、該テールランプが、その配置領域の少なくとも一部で、該テールボックスの表面よりも外側に突出する形状を呈することを特徴とするものである。
前記シートチューブより車体後方にテールボックスを備え、該テールボックスの車体後方側の側面部にテールランプが配置され、かつ、該テールランプが、その配置領域の少なくとも一部で、該テールボックスの表面よりも外側に突出する形状を呈することを特徴とするものである。
本発明の自転車においては、前記テールランプが、その配置領域の全体で、前記テールボックスの表面よりも外側に突出する形状を呈することが好ましい。また、本発明の自転車においては、前記テールボックスの車体後方側の側面部に、さらに一対のウインカーが配置され、前記テールランプと該一対のウインカーとが、該側面部において、中間領域を挟んで車軸方向に離間していることが好ましい。この場合、車軸方向における前記テールボックスの最大幅部分において、該テールボックスの幅が160mm以下であり、前記テールランプの幅が12mm以上であり、前記ウインカーの幅が20mm以上であり、かつ、前記中間領域の幅が44mm以上であることが好ましい。
本発明によれば、上記構成としたことにより、乗り心地性を損なうことなく後方からの視認性を高めることで、走行時における安全性を向上した自転車を実現することが可能となった。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一好適な実施形態に係る自転車の側面図であり、図示する自転車1は、サドル2を支持するシートチューブ3と、ハンドル4を支持するヘッドチューブ5とを有している。図示例においては、シートチューブ3の上部とヘッドチューブ5の上部とがトップチューブ6を介して接続されており、また、シートチューブ3の下部にはボトムブラケットシェル7が配置されており、シートチューブ3の下部とヘッドチューブ5の下部から延びるダウンチューブ8とが、ボトムブラケットシェル7を介して接続されている。さらに、図示例においては、ボトムブラケットシェル7からチェーンステイ9が、シートチューブ3の略中央部からシートステイ10が、それぞれ、自転車後輪11の装着位置に向かって延びている。
図1は、本発明の一好適な実施形態に係る自転車の側面図であり、図示する自転車1は、サドル2を支持するシートチューブ3と、ハンドル4を支持するヘッドチューブ5とを有している。図示例においては、シートチューブ3の上部とヘッドチューブ5の上部とがトップチューブ6を介して接続されており、また、シートチューブ3の下部にはボトムブラケットシェル7が配置されており、シートチューブ3の下部とヘッドチューブ5の下部から延びるダウンチューブ8とが、ボトムブラケットシェル7を介して接続されている。さらに、図示例においては、ボトムブラケットシェル7からチェーンステイ9が、シートチューブ3の略中央部からシートステイ10が、それぞれ、自転車後輪11の装着位置に向かって延びている。
図示するように、本発明の自転車1は、シートチューブ3より車体後方に、テールボックス12を備えている。図2に、テールボックスを自転車後方右斜め上から見た斜視図を示す。また、図3は、テールボックスを自転車後方から見た正面図であり、図4は、テールボックスを自転車上方から見た平面図である。図2〜4に示すように、テールボックス12の車体後方側の側面部12Aには、テールランプ13および一対のウインカー14a,14bが配置されている。
図示するように、本発明の自転車においては、テールランプ13が、その配置領域の少なくとも一部で、テールボックス12の表面よりも外側に突出する形状を呈する点に特徴がある。本発明においては、シートチューブ3より車体後方にテールボックス12を配置して、その車体後方側の側面部12Aにテールランプ13を配置するものとしたことで、点灯部の幅を広げることができ、さらに、かかるテールランプ13を、少なくとも一部においてテールボックス12の表面より外側に突出する形状としたことで、テールランプの発光面積をより大きくして視認性を大幅に向上することができ、結果として、走行時における安全性を向上した自転車とすることが可能となった。また、本発明に係るテールランプ13は自転車本体に固定されたテールボックス12に組み込まれた構造であるので、着脱式の場合のような取り付けに係る不便さを生ずることがない。
テールランプ13は、その配置領域の少なくとも一部において、テールボックス12の表面より外側に突出するものであればよく、これにより本発明の所期の効果を得ることができるが、好適には、その配置領域のうち少なくとも車体上方および/または下方側に面する部位において、テールボックス12の表面より外側に突出させるものとする。これにより、テールランプ13の形状をより上下方向に長くして、自転車走行時に特に重要となる、車体後方からの視認性を向上することができる。より好適には、テールランプ13は、その配置領域の全体で、テールボックス12の表面よりも外側に突出する形状を呈するものとする。これにより、発光面積をより大きくすることができるので、車体後方からの視認性に加えて車体側方からの視認性についても、より向上することができる。
また、図示するように、本発明において、テールボックス12の車体後方側の側面部12Aには、テールランプ13とともに一対のウインカー14a,14bを配置することができるが、これらテールランプ13と一対のウインカー14a,14bとは、側面部12Aにおいて、中間領域15a,15bを挟んで車軸方向に離間していることが好ましい。テールランプ13と一対のウインカー14a,14bとを離間して配置することで、テールランプ13の点灯時とウインカー14a,14bの点灯時との区別が容易となり、テールランプ13の点灯時とウインカー14a,14bの点灯時との誤認の発生を抑制することができる。特に、図示するように、テールランプ13を、少なくとも車体上方および下方側に面する部位において、テールボックス12の表面より外側に突出させた場合、テールランプ13の車両上下方向の長さを長くすることができ、車両後方から見た際に一対のウインカー14a,14b間の中心位置の把握が容易となるので、ウインカー14a,14bの点灯時における指示方向の誤認をより抑制できる効果もある。
ここで、テールボックス12の側面部12Aにおけるテールランプ13および一対のウインカー14a,14bの配置条件としては、車軸方向におけるテールボックス12の最大幅部分において、テールボックス12の幅Wが160mm以下であって、テールランプ13の幅w13が12mm以上であり、ウインカー14の幅w14が20mm以上であり、中間領域15の幅w15が44mm以上であることが好ましい。テールボックス12の幅Wが上記範囲よりも広いと、自転車の転倒時にテールボックス12が地面にぶつかるおそれがあり、また、テールランプ13の幅w13やウインカー14の幅w14が上記範囲よりも狭くなると、それぞれの視認性が低下するので、いずれも好ましくない。また、中間領域15の幅w15を上記範囲とすることで、テールランプ13とウインカー14との見分けをより容易にすることができる。なお、テールボックス12の高さについては特に制限はなく、例えば、60〜70mmとすることができる。
本発明においては、テールボックス12におけるテールランプ13の配置条件、さらには、一対のウインカー14a,14bの配置条件を特定した点のみが重要であり、それ以外の点については、常法に従い適宜構成することができ、特に制限されるものではない。
例えば、テールランプ13および一対のウインカー14a,14bは、テールボックス12の内部に収納された発光ダイオード(LED,Light Emitting Diode)等の光源と、透明または半透明の樹脂材料等よりなるカバー材16とにより構成され、光源からの光が、カバー材16を通して外部に照射されることにより、それぞれ尾灯および方向指示器として機能する。図示する例では、車体後方から見たとき、テールランプ13は角部がR形状である略長方形形状を呈し、一対のウインカー14a,14bは車体外側方向に突出する略矢羽形状を呈している。一対のウインカー14a,14bについては、車両幅方向両側をそれぞれ指示する略矢羽形状で形成することで、形状の点でも識別性に優れるものとなっている。
また、本実施形態に係るテールボックス12は、使用者が荷物を収納するための物入れ部とは異なり、内部に、テールランプ13および一対のウインカー14a,14b等の光源および電装用バッテリー等を内蔵するものである。かかるテールボックス12の車体後方側の側面部12Aにはテールランプ13および一対のウインカー14a,14bが配置されるので、テールボックス12は、車軸方向の幅が、車体後方(図1中の左方向)に向かい漸次拡幅された形状を有している。これにより、拡幅された車体後方の側面部12Aによって、自転車を後方から見た際における、ウインカー14a,14bのうちのどちらが点灯しているのかについての視認性を向上することができる。一方で、テールボックス12のサドル2に近い前方の部位についてはシートチューブ3の径と同程度の幅であるので、ペダリングの際に運転者の脚がテールボックス12に干渉することを防止でき、乗り心地性を損なうことがない。また、本実施形態においてテールボックス12は、図示するように、車軸方向において急激な形状の変化をせず、すなわち、角部を有しない形状に形成されているので、テールボックス12内に何かを収納した場合にも、応力の集中を抑制することができ、強度を向上できるとともに、走行時にテールボックス12が枝等の障害物に接触しても、テールボックス12の取付け位置の変動やテールボックス12の損傷を抑制できる効果も得られる。
図示する例では、テールボックス12は、上方から見たとき、車体後方側の側面部12Aにおいて、テールランプ13の配置される車軸方向中央部が最も車体後方側に突出した形状に形成されており、すなわち、テールボックス12の側面部12Aが、車軸方向の中央部から端部に向かい、車軸方向に対して傾斜した形状を有しているが、本発明においては、かかる形状には限定されない。また、テールボックス12の具体的な寸法についても、本発明の趣旨を逸脱しない限り、特に制限されるものではなく、例えば、シートチューブ近傍における幅は、シートチューブまたはトップチューブの幅とほぼ同一とすることができ、一方、最も広い箇所の幅については、前述の好適条件と併せ、汎用の自転車用の荷台(キャリア)と同程度の幅とすることができる。
また、本発明においてテールボックスは、サドル2ないしシートチューブ3と一体的に設けることができる他、図示するような独立した部品として、これをフレームに取り付けるものであってもよい。前者の場合、例えば、サドル2の後方下面部分に、車体後方側の側面部にテールランプが配置されたテールボックスを、一体的に設けることができる。後者の場合、例えば、図示するように、トップチューブ6の後方端部をシートチューブ3より車体後方に突出させて、この突出部6aに対し、接着、ネジ止め等の連結手段によって、独立部品としてのテールボックス12を取付ければよい。特には、テールボックス12は、図示するように、トップチューブ6に連続させて設けることが好ましい。テールボックス12は、シートチューブ3より車体後方に配置するものであれば、本発明の効果を得ることができるが、後方からの視認性をより向上する観点からは、できるだけサドル高さに近い位置に配置することが好適であるためである。
さらに、図示する本発明の好適例の自転車においては、テールボックス12の車体後方側の側面部12Aにおける自転車進行方向右側の中間領域15bに、後方を撮影する撮像装置17が配置されており、ハンドル4には、撮像装置17で撮影した映像を映し出すモニター18が取り付けられている。これにより、運転者は、撮像装置17で撮影された自転車の後方の映像をモニター18で確認しつつ自転車を走行させることができるので、後方の安全確認を行うことが容易となり、走行時における安全性をより向上することが可能となる。また、撮像装置17をテールボックス12に固定することで、自転車進行方向に対して右後方を撮像装置17で撮影する際に、撮影の障害となるものが最も少なくなり、好ましい。この場合、撮像装置17を、テールボックス12の後方の幅方向中央部や自転車進行方向左側、または、左右双方に取り付けても特に問題はないが、後述するように、自転車走行時には右後方の映像が重要となるので、図示するように、テールボックス12の自転車進行方向右側にのみ、取り付けることが好適である。なお、図示例においては、撮像装置17は、テールボックス12に埋め込むように取り付けられているが、テールボックス12の下側または上側に取り付けてもよく、取付け箇所については特に制限されない。
この際、テールボックス12を、その後部の高さ方向略中央部が後方に突き出た突き出し部を有する形状として、撮像装置17をこの突き出し部の下方に、撮像装置17の先端が突き出し部の端部よりも自転車前後方向前方に位置するよう配置することが好ましい。すなわち、撮像装置17の先端よりも突き出し部の端部のほうが、自転車前後方向後方に突き出ているものとする。このような構造とすることにより、昼間走行時に、太陽光が撮像装置17に直接入射することを防止することができる。また、雨天走行時においても、撮像装置17に雨水が付着することを防止でき、後方の視界を良好に確保することができる。
また、この場合、図示するように、自転車進行方向に対して右後方のみを撮影するように、撮像装置17の撮影方向を傾斜させることが好ましい。ここで、自転車進行方向に対して右側とは、運転者が自転車に搭乗した状態において、運転者から見て右側を意味する。これは、自転車が走行車線の左側を通行するものであること、および、自動車やオートバイ等のように走行車線を変更することがないことから、後方の安全確認のためには自転車の右後方の映像が重要となるためである。また、撮像装置17の撮影方向が右後方に傾斜していることで、モニター18には、自転車1の右後方を中心に撮影された映像が表示されることになるので、運転者に、自転車1の左側走行を促す効果も得られるといえる。この際、前述したように、テールボックス12の車体後方側の側面部12Aを、車軸方向の中央部から端部に向かい傾斜した形状で形成して、この傾斜角度と、撮像装置17の撮影方向の傾斜角度とを対応させれば、テールボックス12の側面部12Aに対し撮像装置17を垂直に近い形で配置することができ、撮像装置17に当たる光や影の状態をより均等にすることができ、好ましい。また、この場合、テールボックス12と撮像装置17との間に隙間が生じにくいので、撮像装置17の防水の観点からも好適である。さらに、この場合、テールランプ13がテールボックス12の表面から突出していることに加えて、テールボックス12自体も車軸方向中央部が後方に突出した形状となるので、テールボックスの車軸方向中央部がより強調されることになる。よって、ウインカー14a,14bによりどちらに曲がるかを表示した際の視認性を向上できるとともに、テールランプ13自体についても、後方だけでなく左右や斜め後方からの視認性を、より向上することができる。
上記撮像装置17の撮影方向およびテールボックス12の側面部12Aの傾斜角度については、具体的には、撮像装置17の撮像面を、自転車1の進行方向と反対の方向に対して10°〜15°の角度θで自転車進行方向右側に傾けて、撮像装置17の撮影方向を、自転車1の運転者の真後ろから右に10°〜15°の角度で傾いているものとすることが好ましい。この角度は、好適には12°±1°である。これにより、自転車の右後方を走行する車両を、撮像装置によって良好にとらえることができるものとなる。図5は、撮像装置の角度と、撮像装置により撮影可能な領域と、の関係を示す説明図である。図示する例においては、片側2車線の道路の左側の走行車線の左端を自転車1が走行しており、この自転車1の約10mの後方の走行車線19および追い越し車線20を自動車21a,21bが走行している。なお、10mとは、乗用車2台分に相当する距離である。
撮像装置17の撮影方向を、自転車1の進行方向と反対方向とすると、撮像装置17により撮影される領域は、図中の領域Aである。したがって、モニター18には、領域Aの映像、すなわち、走行車線19を走行する自動車21aしか表示されず、自転車1の運転者は追い越し車線20を走行している自動車21bに気づくことができない。そこで、本発明の自転車1においては、撮像装置17の撮影方向を、自転車1の進行方向と反対方向に対して好ましくは10°〜15°、好適には12°±1°の角度で右に傾け、領域Aと領域Bを併せて撮影している。これにより、追い越し車線20を走行する自動車21bも映像にとらえることができるので、安全性を向上させることができる。
ここで、撮像装置17の設置位置は、運転者の視点に近いほど、運転者が自分の目で後方を確認した場合に近くなるので好ましい。よって、撮像装置の上下方向の位置は、後輪11の上端よりも高いほうが好ましく、また、撮像装置の自転車進行方向前後方向の位置は、サドル2の後方端近傍とすることが好ましい。ここで、サドル2の後方端近傍とは、図示する例では、撮像装置17を備えたテールボックス12とサドル2とが上下方向にオーバーラップする範囲である。本発明において、より好適には、撮像装置17の位置をサドル2の後方端と一致させて、撮像装置17とサドル2の後方端とを上下方向にオーバーラップさせる(図1参照)。
なお、本発明において使用する撮像装置17としては、自転車に設置可能な程度の寸法および重量を有し、上述のようにして自転車に取り付けて自転車の後方を撮影することができるものであれば、一般的なビデオカメラ等を使用することができ、具体的な構造等については、特に制限されるものではない。また、モニター18についても、撮像装置17で撮影された映像を映し出すことができるものであれば、特に制限はない。
この場合、電装用バッテリーは、テールランプやウインカー等の他、上記撮像装置17やモニター18等の自転車1に具備される各種電装品の電源として使用することができる。電装用バッテリーをテールボックス12内に配置する場合、テールボックス12内の電装用バッテリーからのモニター18への電力の供給は、電源ケーブル(図示せず)をトップチューブ6に沿って這わせるか、または、トップチューブ6の内部に電源ケーブルを通す孔を設け、この孔を通じて電源ケーブルを這わせて、電源ケーブルをモニター18に接続することができる。
本発明の自転車1においては、フレームの構造やその素材等については特に制限されるものではなく、既知のフレーム構造や素材を適宜選択して用いることができる。
本発明の自転車は、タイヤサイズを24インチとすることが好ましい。これにより、サドルとタイヤとの間にテールボックスを配置するためのスペースを確保しつつ、通勤時の速度性能についても確保した自転車とすることができる。
1 自転車
2 サドル
3 シートチューブ
4 ハンドル
5 ヘッドチューブ
6 トップチューブ
6a 突出部
7 ボトムブラケットシェル
8 ダウンチューブ
9 チェーンステイ
10 シートステイ
11 後輪
12 テールボックス
12A 車体後方側の側面部
13 テールランプ
14a,14b ウインカー
15a,15b 中間領域
16 カバー材
17 撮像装置
18 モニター
19 走行車線
20 追い越し車線
21a,21b 自動車
2 サドル
3 シートチューブ
4 ハンドル
5 ヘッドチューブ
6 トップチューブ
6a 突出部
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8 ダウンチューブ
9 チェーンステイ
10 シートステイ
11 後輪
12 テールボックス
12A 車体後方側の側面部
13 テールランプ
14a,14b ウインカー
15a,15b 中間領域
16 カバー材
17 撮像装置
18 モニター
19 走行車線
20 追い越し車線
21a,21b 自動車
Claims (4)
- サドルを支持するシートチューブと、ハンドルを支持するヘッドチューブと、を備える自転車において、
前記シートチューブより車体後方にテールボックスを備え、該テールボックスの車体後方側の側面部にテールランプが配置され、かつ、該テールランプが、その配置領域の少なくとも一部で、該テールボックスの表面よりも外側に突出する形状を呈することを特徴とする自転車。 - 前記テールランプが、その配置領域の全体で、前記テールボックスの表面よりも外側に突出する形状を呈する請求項1記載の自転車。
- 前記テールボックスの車体後方側の側面部に、さらに一対のウインカーが配置され、前記テールランプと該一対のウインカーとが、該側面部において、中間領域を挟んで車軸方向に離間している請求項1または2記載の自転車。
- 車軸方向における前記テールボックスの最大幅部分において、該テールボックスの幅が160mm以下であり、前記テールランプの幅が12mm以上であり、前記ウインカーの幅が20mm以上であり、かつ、前記中間領域の幅が44mm以上である請求項3記載の自転車。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160621 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170131 |