JP2014161468A - ナースコールシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】患者からの呼び出しに応答した医療従事者が自分で対応できない場合に他の医療従事者に依頼するとき、対応方法を伝達する時間をできるだけ短くすることができる。
【解決手段】ナースコール子機1からの呼び出しに応答が行われると応答したナースコール親機10aとナースコール子機1との間で通話路を形成し、通話内容を示す音声情報と子機識別情報とを記憶しておく。この状態で応援要請が行われると他のナースコール親機10bでは応援要請の報知を行い、これに応答するとナースコール親機10a、10bで通話路を形成し、終話の操作が行われると記憶されている音声情報および子機識別情報を他のナースコール親機10bに出力し、再生するようにしているので、患者と医療従事者との会話の内容が、患者への対応を依頼された他の医療従事者に対して再生される、医療従事者が余計な入力をすることなく音声情報を伝達できる。
【選択図】図2
【解決手段】ナースコール子機1からの呼び出しに応答が行われると応答したナースコール親機10aとナースコール子機1との間で通話路を形成し、通話内容を示す音声情報と子機識別情報とを記憶しておく。この状態で応援要請が行われると他のナースコール親機10bでは応援要請の報知を行い、これに応答するとナースコール親機10a、10bで通話路を形成し、終話の操作が行われると記憶されている音声情報および子機識別情報を他のナースコール親機10bに出力し、再生するようにしているので、患者と医療従事者との会話の内容が、患者への対応を依頼された他の医療従事者に対して再生される、医療従事者が余計な入力をすることなく音声情報を伝達できる。
【選択図】図2
Description
本発明は、病院や介護施設などで患者や被介護者からの要求に応じて看護師や介護者を呼び出すナースコールシステムに関する。
従来、ナースコールシステムは、患者や被介護者(以下、まとめて患者と記載する)の近辺(例えば、ベッド近傍など)に設置されたナースコール子機と看護師や介護者(以下、まとめて医療従事者と記載する)の常駐するスタッフルームなどに設置されたナースコール親機とを有線や無線などにより接続している。このように構成されたナースコールシステムでは、患者がナースコール子機に設けられた呼出操作部を操作することによって、ナースコール親機に設けられた報知部が動作し、患者が医療従事者を呼び出すことができる。医療従事者は、ナースコール親機に設けられたハンドセットをオフフックして応答を行うとともに、患者と通話を行うことができる。
また、このようなナースコールシステムでは、ナースコール子機とナースコール親機との間に、廊下灯を設置することが一般的である。廊下灯は、病室などの部屋の出入口近傍の廊下側の壁面に取り付けられている。また、廊下灯は、取り付けられている病室の番号やその病室に入院している患者の氏名などの患者情報を表示している。また、廊下灯は、ナースコール親機と連動しており、患者がナースコール子機の呼出操作部を操作して呼び出しを行うと、ナースコール子機は、ナースコール親機および廊下灯に呼び出しを通知する。このとき、廊下灯は廊下灯に設けたLEDなどを点灯/点滅させることにより廊下灯が設置されている病室で呼び出しが行われていることを知らせる。これにより、廊下に居る医療従事者などは、呼び出しを行った患者が居る病室を特定することができる。
また、上述した構成に加えて、医療従事者が携行する携帯端末(例えば、PHS(Personal
Handy phone System)端末など)とPBX(Private Branch Exchange:電話交換機)とを備えたナースコールシステムも提供されている。そして、ナースコール子機により呼び出しが行われた場合に、携帯端末は鳴動したり振動したりして報知を行う。医療従事者は、携帯端末を操作して応答を行うとともに、患者と通話を行うことができる。すなわち、携帯端末は、ナースコール親機としての機能を有する。
Handy phone System)端末など)とPBX(Private Branch Exchange:電話交換機)とを備えたナースコールシステムも提供されている。そして、ナースコール子機により呼び出しが行われた場合に、携帯端末は鳴動したり振動したりして報知を行う。医療従事者は、携帯端末を操作して応答を行うとともに、患者と通話を行うことができる。すなわち、携帯端末は、ナースコール親機としての機能を有する。
ところで、ナースコール子機からの呼び出しに対して応答した医療従事者が、実際の患者への対応を行うことができないケースが存在する。その場合、応答した医療従事者は、他の医療従事者が携行する携帯端末を呼び出して、代わりに対応して欲しい患者の名前、応答した際に患者と交わした会話の中から特定できる患者への対応方法を口頭で伝える必要があった。
しかしながら、上述した従来技術では、呼び出しを行った患者に対して自分で対応することができない医療従事者が、代わりに対応を依頼した医療従事者に対応方法などを口頭で伝えているため、伝達時間が長くなってしまうという問題があった。
このような課題を解決するために、医療従事者間で伝達するための患者に係わる伝言情報の入力を受け付け、この受け付けた伝言情報をその送り元及び宛先を表す情報と共に患者の識別情報に対応付けて記憶媒体に記憶し、伝言情報が記憶された旨の情報を患者情報に対応付けて表示する。そして、伝言情報が記憶された旨の情報が表示された状態で、記憶された伝言情報の内容を確認するための操作が行われた場合に、該当する患者に係わる伝言情報を記憶媒体から読み出し、この読み出された伝言情報をその送り元及び宛先を表す情報と共に宛先となる医療従事者が携行する携帯端末に対して報知を行う技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、医療従事者が伝言情報を入力しなければならないので、伝言情報を入力するために必要な時間が対応方法を口頭で伝えるために必要な時間と大差なく、依然として医療従事者が患者への対応方法を伝達するための時間が長くなってしまうという問題があった。
本発明は、上述したような問題を解決するために成されたものであり、ナースコール子機からの呼び出しに対して応答した医療従事者が自分で対応することができない場合に、他の医療従事者に患者への対応を依頼するとき、患者への対応方法を他の医療従事者に伝達する時間をできるだけ短くできるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、ナースコール子機により呼び出しが行われるとナースコール親機(医療従事者が携行する携帯端末を含む)にて報知が行われ、この呼び出しに対して応答が行われると、ナースコール親機の報知を停止し、ナースコール子機と応答を行ったナースコール親機との間で通話路を形成して、通話内容を示す音声情報を、呼び出しを行ったナースコール子機を特定するための子機識別情報とともに記憶させておく。そして、応答を行ったナースコール親機から他の医療従事者を呼び出す操作が行われると通話路を切断し、所定のナースコール親機にて応援要請の報知が行われる。この呼び出しに対して応答が行われると、ナースコール子機からの呼び出しに対して応答を行ったナースコール親機と応援要請の呼び出しに対して応答を行ったナースコール親機との間で通話路を形成し、その通話路が切断される操作が行われると、応援要請の呼び出しに対して応答を行ったナースコール親機は、記憶されている音声情報および子機識別情報を取得して再生するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、呼び出しを行った患者と応答した医療従事者との会話の内容が、呼び出しを行ったナースコール子機の子機識別情報とともに患者への対応を依頼された医療従事者に対して再生されるので、患者への対応を依頼する医療従事者は伝言情報をわざわざ入力することなく、患者への対応方法を特定することができる音声情報を他の医療従事者に伝達することができる。従って、患者からの呼び出しに応答した医療従事者が患者への対応方法を他の医療従事者に伝達する時間をできるだけ短くすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態によるナースコールシステムは、患者の居る病室のベッド近傍に設置され、患者が呼び出しの操作を行うためのナースコール子機1と、医療従事者が携行する携帯端末により構成されるナースコール親機10とを備える。なお、本実施形態では、医療従事者が携行するナースコール親機10のみを用いるようにしているが、これに限定されない。例えば、ナースステーションに設置され、不特定多数の医療従事者によって使用されるナースコール親機10を用いるようにしても良い。
ここで、ナースコール子機1は、子機制御部2、呼出操作部3、マイク4、スピーカー5、子機インターフェース6を備えて構成されている。また、ナースコール親機10は、制御部11、インターフェース12、報知部13、応答操作部14、応援要請操作部15、終話操作部16、親機用マイク17、親機用スピーカー18、記憶部19を備えて構成されている。また、ナースコール子機1とナースコール親機10との間には図示しない廊下灯が設置されている。また、ナースコール子機1とナースコール親機10との間では通話が可能である。また、本実施形態では、ナースコール子機1とナースコール親機10とは無線により接続されている。
まず、ナースコール子機1の各構成要素について説明する。子機制御部2は、ナースコール子機1の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPU(Central Processing Unit)などにより構成されている。呼出操作部3は、患者が医療従事者を呼び出す際に操作するためのものであり、ボタンなどにより構成されている。ここで、呼出操作部3は、患者の手元で使用することができるように、可搬性の筐体に設けられている。また、筐体にはコードが取り付けられており、このコードの先端にはプラグが設けられている。このプラグは、ベッドの近傍の壁面に設置されているウォールユニットに設けたコンセントに接続される。そのため、ナースコール子機1の筐体は、ベッド近傍で移動可能である。
呼出操作部3が操作されると、子機制御部2は呼出信号を生成する。ここで、呼出信号には、このナースコール子機1を他のナースコール子機1と識別するための子機識別情報が含まれる。子機識別情報としては、例えばベッド番号などが用いられる。
マイク4は、ナースコール子機1の筐体やウォールユニットに取り付けられており、ナースコール子機1とナースコール親機10との間で通話路が形成されている場合に動作し、周囲の音声を集音して音声情報に変換する。この音声は、主に患者の声などである。スピーカー5は、ナースコール子機1の筐体やウォールユニットなどに取り付けられており、ナースコール子機1とナースコール親機10との間で通話路が形成されている場合に動作し、ナースコール親機10から入力した音声情報を音声に変換して周囲に出力する。この音声は、ナースコール親機10の近傍の医療従事者の声などである。
子機インターフェース6は、サーバやPBX、送受信機(図2参照)を介してナースコール親機10のインターフェース12に接続されており、ナースコール子機1とナースコール親機10とを電気的に接続する。
ここで、サーバは、各患者が使用するナースコール子機1を接続しており、呼出信号および音声情報を入力する。なお、サーバの記憶装置に上述した子機識別情報と、その子機識別情報によって特定されるナースコール子機1を使用する患者の患者情報(例えば、患者の名前など)とを関連付けて記憶しておくようにしても良い。これにより、呼び出しを行った患者を特定することが容易となる。
PBXは、サーバに接続されており、サーバに入力した呼出信号に基づいて、特定のナースコール親機10を呼び出し、この呼び出しに対して応答したナースコール親機10と呼び出しを行ったナースコール子機1との間で通話路を形成する。ここで、特定のナースコール親機10とは、呼び出しを行った患者を担当する医療従事者が携行する携帯端末である。
送受信機は、PBXに接続されており、ナースコール親機10と無線にて通信を行う。ここで、送受信機は、ナースコール親機10が何処にあっても通信を行うことができるように、病院内の各所に設置されている。
次に、ナースコール親機10の構成要素について説明する。制御部11は、ナースコール親機10の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPUなどにより構成されている。インターフェース12は、サーバやPBX、送受信機(図2参照)を介してナースコール子機1の子機インターフェース6に接続されており、ナースコール親機10とナースコール子機1とを電気的に接続する。
報知部13は、スピーカーなどの音声出力装置やディスプレイなどの表示装置、LEDなどの点灯装置の少なくとも一つの装置により構成されている。また、報知部13は、患者が医療従事者を呼び出していることを報知するとともに、医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを報知する。ここで、インターフェース12がナースコール子機1から呼出信号を入力した場合に、制御部11は、報知部13を動作させる(特許請求の範囲の第一の制御に該当する)。このとき、制御部11は、入力した呼出信号に含まれる子機識別情報に基づいて、呼び出しが行われたナースコール子機1を特定することができるように、スピーカーから報知音を出力させたり、ディスプレイに呼び出しが行われていること、および、子機識別情報を表示させたり、LEDを点滅させたりする。
また、インターフェース12が他のナースコール親機10から後述する応援要請信号を入力した場合に、制御部11は、報知部13を動作させる(特許請求の範囲の第六の制御に該当する)。このとき、制御部11は、入力した応援要請信号に含まれる親機識別情報(例えば、ナースコール親機10の内線番号など)に基づいて、応援の呼び出しを行ったナースコール親機10を特定することができるように、スピーカーから報知音を出力させたり、ディスプレイに呼び出しが行われていること、および、親機識別情報を表示させたり、LEDを点滅させたりする。また、応援要請の呼び出しの報知パターンと患者からの呼び出しの報知パターンとを異ならせることが好ましい。
応答操作部14は、ボタンなどにより構成されており、呼び出しに対して応答する際に操作される。ここで、応答操作部14は、報知部13が動作している状態で操作可能となる。また、インターフェース12がナースコール子機1から呼出信号を入力したことにより報知部13が動作している状態で、医療従事者は、患者からの呼び出しに対して応答するために応答操作部14を操作する。すると、制御部11は、報知部13の動作を停止させるとともにナースコール親機10とナースコール子機1との間で通話路を形成する(特許請求の範囲の第一の制御の一部に該当する)。
一方、インターフェース12が他のナースコール親機10から後述する応援要請信号を入力したことにより報知部13が動作している状態で、他の医療従事者は、医療従事者からの応援要請の呼び出しに対して応答するために応答操作部14を操作する。すると、制御部11は、報知部13の動作を停止させるとともに応援要請信号を出力したナースコール親機10との間で通話路を形成する(特許請求の範囲の第四の制御に該当する)。
応援要請操作部15は、ボタンなどにより構成されており、患者からの呼び出しに対して応答した医療従事者が他の医療従事者の応援を要請する際に操作される。ここで、応援要請操作部15は、このナースコール親機10とナースコール子機1との間で通話路が形成されている状態で操作可能となる。なお、他の医療従事者の応援を要請する場合、特定の医療従事者を呼び出すようにしても良い。例えば、特定の医療従事者の内線番号を操作した後に応援要請操作部15を操作することで特定の医療従事者を呼び出すようにしても良いし、予め定められた内線番号のナースコール親機10を呼び出すようにしても良い。
応援要請操作部15が操作されると、制御部11は、応援要請信号を生成する。そして、インターフェース12が生成された応援要請信号を出力する(特許請求の範囲の第三の制御に該当する)。このとき、応援要請信号には、このナースコール親機10を他のナースコール親機10と識別するための親機識別情報が含まれる。親機識別情報としては、例えば携帯端末の内線番号などが用いられる。
終話操作部16は、ボタンなどにより構成されており、ナースコール子機1またはナースコール親機10との間で通話路が形成されている状態で、通話を終了する際に操作される。このナースコール親機10とナースコール子機1との間で通話路が形成されている状態で終話操作部16が操作されると、制御部11は、ナースコール子機1との間で形成されている通話路を切断する。この場合、このナースコール親機10を使用している医療従事者は他の医療従事者の応援を要請しないことになる。一方、このナースコール親機10と他のナースコール親機10との間で通話路が形成されている状態で終話操作部16が操作されると、制御部11は、他のナースコール親機10との間で形成されている通話路を切断する(特許請求の範囲の第五の制御の一部に該当する)。
親機用マイク17は、このナースコール親機10とナースコール子機1との間で通話路が形成されている場合、または、このナースコール親機10と他のナースコール親機10との間で通話路が形成されている場合に動作し、周囲の音声を集音して音声情報に変換する。親機用スピーカー18は、ナースコール親機10とナースコール子機1との間で通話路が形成されている場合、または、このナースコール親機10と他のナースコール親機10との間で通話路が形成されている場合に動作し、ナースコール子機1または他のナースコール親機10から入力した音声情報を音声に変換して周囲に出力する。
記憶部19は、このナースコール親機10とナースコール子機1との間で通話路が形成されている間に、このナースコール親機10の親機用マイク17が入力して変換された音声情報、および、ナースコール子機1から入力した音声情報を記憶する。このとき、記憶される音声情報には、ナースコール子機1の子機識別情報が関連付けて記憶される。
インターフェース12がナースコール子機1から呼出信号を入力し、報知部13が動作している状態で、応答操作部14が操作されると、制御部11はナースコール子機1との間で通話路を形成し、ナースコール子機1から入力した音声情報、および、親機用マイク17が入力して変換された音声情報を子機識別情報とともに記憶部19に記憶させる(特許請求の範囲の第二の制御に該当する)。
この状態で、応答操作部14を操作した医療従事者が実際に患者の対応をできなくなってしまった場合、この医療従事者は応援要請操作部15を操作する。すると、制御部11は、応援要請信号を生成してインターフェース12により出力させる(特許請求の範囲の第三の制御に該当する)。
応援要請信号を入力した他のナースコール親機10では、制御部11が報知部13を動作させる(特許請求の範囲の第六の制御に該当する)。この状態で応答操作部14が操作されると、制御部11は、応援要請信号を出力したナースコール親機10との間で通話路を形成する(特許請求の範囲の第四の制御に該当する)。
すると、ナースコール子機1からの呼び出しに応答した医療従事者と応援要請の呼び出しに応答した他の医療従事者との間で会話が可能となる。医療従事者は、自分の名前や患者に対応できない旨などを口頭にて伝えた後に終話操作部16を操作する。制御部11は、記憶部19から音声情報および子機識別情報を抽出し、他のナースコール親機10へ出力する(特許請求の範囲の第五の制御に該当する)。そして、制御部11は、他のナースコール親機10との間で形成されていた通話路を切断する。
一方、他のナースコール親機10では、入力した音声情報を親機用スピーカー18にて音声に変換し再生するとともに、入力した子機識別情報をディスプレイなどに再生する(特許請求の範囲の第七の制御に該当する)。なお、子機識別情報と患者情報とが関連付けて記憶されている場合には、患者情報を再生することが可能となる。
次に、図2を参照して、本実施形態によるナースコールシステムの動作例を説明する。まず、患者がナースコール子機1の呼出操作部3を操作すると、サーバ、PBX、送受信機を介して、呼出信号が第一の医療従事者の携行する第一のナースコール親機10aに出力される。第一のナースコール親機10aでは報知部13が呼び出しの報知を行う。これに対して第一の医療従事者が応答操作部14を操作して応答すると、ナースコール子機1と第一のナースコール親機10aとの間で通話路が形成され、患者と第一の医療従事者との間で通話が行われる(図2(A)を参照)。
この状態では、ナースコール子機1から出力された音声情報(患者)と第一のナースコール親機10aの親機用マイク17で入力され変換された音声情報(医療従事者)とが第一のナースコール親機10aの記憶部19に記憶される(図2(B)を参照)。
そして、第一の医療従事者が応援要請操作部15を操作すると、第一のナースコール親機10aとナースコール子機1との間で形成されていた通話路は切断され、第一のナースコール親機10aから出力された応援要請信号が第二の医療従事者の携行する第二のナースコール親機10bに出力される。第二のナースコール親機10bでは報知部13が応援要請の呼び出しの報知を行う。これに対して第二の医療従事者が応答操作部14を操作して応答すると、第二のナースコール親機10bと第一のナースコール親機10aとの間で通話路が形成され、第一の医療従事者と第二の医療従事者との間で通話が行われる(図2(C)を参照)。
この状態で、第一のナースコール親機10aの終話操作部16が操作されると、第一のナースコール親機10aから記憶部19に記憶されている音声情報および子機識別情報が第二のナースコール親機10bへ出力される。音声情報および子機識別情報を入力した第二のナースコール親機10bでは、これらの情報が再生される(図2(D)を参照)。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、ナースコール子機1により呼出操作部3が操作されるとナースコール親機10の報知部13にて報知が行われる。そして、この呼び出しに対して応答操作部14が操作されると、制御部11は報知部13の動作を停止させ、ナースコール子機1と応答操作部14が操作されたナースコール親機との間で通話路を形成して、通話内容を示す音声情報を子機識別情報とともに記憶部19に記憶させておく。この状態で、ナースコール子機1からの呼び出しに応答したナースコール親機10で応援要請操作部15が操作されると、制御部11は通話路を切断し、他のナースコール親機に応援要請信号を出力する。他のナースコール親機10では報知部13が報知を行う。この応援要請の呼び出しに対して応答操作部14が操作されると、ナースコール子機1からの呼び出しに対して応答を行ったナースコール親機10と応援要請の呼び出しに対して応答を行った他のナースコール親機10との間で通話路を形成し、応援要請操作部15が操作されたナースコール親機10にて終話操作部16が操作されると、記憶部19に記憶されている音声情報および子機識別情報を応援要請の呼び出しに対して応答を行ったナースコール親機10に出力するようにしている。一方、音声情報および子機識別情報を入力したナースコール親機10では、それらの情報を再生するようにしている。
これにより、呼び出しを行った患者と応答した医療従事者との会話の内容が、呼び出しを行ったナースコール子機1の子機識別情報とともに患者への対応を依頼された他の医療従事者に対して再生されるので、患者への対応を依頼する医療従事者は伝言情報をわざわざ入力することなく、患者への対応方法を特定することができる音声情報を他の医療従事者に伝達することができる。従って、患者からの呼び出しに応答した医療従事者が患者への対応方法を他の医療従事者に伝達する時間をできるだけ短くすることができる。
なお、上述した実施形態では、音声情報および子機識別情報は、各ナースコール親機10の記憶部19に記憶されているが、これに限定されない。例えば、サーバやナースステーションに設置されているナースコール親機10の記憶部19に記憶させるようにしても良い。
また、前述した実施形態では、応答操作部14と終話操作部16とが別体となっているが、これに限定されない。例えば、応答操作部14と終話操作部16とを一体としても良い。すなわち、報知部13が動作している状態で操作すると応答操作部として動作し、通話路が形成されている状態で操作すると終話操作部として動作する操作部を一つだけ設けるようにしても良い。
また、前述した実施形態では、報知部13を構成するスピーカーと親機用スピーカー18とを別々に設けるようにしているが、これに限定されない。例えば、報知部13を構成するスピーカーと親機用スピーカー18とを兼ねるようにしても良い。
また、前述した実施形態では、ナースコール子機1からの呼び出しに応答したナースコール親機10にて応援要請操作部15を操作し、他のナースコール親機10にて応答操作部14が操作され、応援要請操作部15を操作したナースコール親機10にて終話操作部16が操作されたタイミングで音声情報および子機識別情報が他のナースコール親機10へ出力されるようにしているが、これに限定されない。例えば、ナースコール子機1からの呼び出しに応答したナースコール親機10にて応援要請操作部15を操作し、他のナースコール親機10にて応答操作部14が操作されたタイミングで、ナースコール子機1からの呼び出しに応答したナースコール親機10から音声情報および子機識別情報が他のナースコール親機10へ出力されるようにしても良い。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 ナースコール子機
2 子機制御部
3 呼出操作部
4 マイク
5 スピーカー
6 子機インターフェース
10 ナースコール親機
11 親機制御部
12 インターフェース
13 報知部
14 応答操作部
15 応援要請操作部
16 終話操作部
17 親機用マイク
18 親機用スピーカー
19 記憶部
2 子機制御部
3 呼出操作部
4 マイク
5 スピーカー
6 子機インターフェース
10 ナースコール親機
11 親機制御部
12 インターフェース
13 報知部
14 応答操作部
15 応援要請操作部
16 終話操作部
17 親機用マイク
18 親機用スピーカー
19 記憶部
Claims (1)
- 患者が医療従事者を呼び出すために操作する呼出操作部と、前記患者の周囲の音声を集音して音声情報に変換するマイクと、前記医療従事者の周囲の音声を示す音声情報を音声に変換して出力するスピーカーと、前記呼出操作部の操作によりこの機器を他の機器と識別するための子機識別情報を含む呼出信号を生成する子機制御部と、前記子機制御部にて生成された呼出信号および前記音声情報を入出力する子機インターフェースとを有するナースコール子機と、
前記ナースコール子機から前記呼出信号を入力し、他のナースコール親機から出力された応援要請信号を入力して、前記音声情報を入出力するインターフェースと、前記患者が前記医療従事者を呼び出していることを報知するとともに医療従事者が他の医療従事者の応援を要請していることを報知する報知部と、前記報知部による報知に応答するために操作される応答操作部と、他の医療従事者の応援を要請する際に操作される応援要請操作部と、通話を終了する際に操作される終話操作部と、前記医療従事者の周囲の音声を集音して前記音声情報に変換する親機用マイクと、前記インターフェースが前記ナースコール子機から入力した前記音声情報を音声に変換して出力する親機用スピーカーと、前記ナースコール子機と通話路が形成された際の音声情報を記憶する記憶部と、前記インターフェースが前記呼出信号を入力した場合に前記報知部を動作させる第一の制御、前記第一の制御による前記報知部の動作に対して前記応答操作部が操作された場合に前記呼出信号を出力した前記ナースコール子機との間で通話路を形成して、前記ナースコール子機から入力した前記音声情報および前記親機用マイクに入力した前記音声情報を前記子機識別情報とともに前記記憶部に記憶させる第二の制御、前記ナースコール子機との間で通話路が形成されている状態で前記応援要請操作部が操作された場合に、他の医療従事者を呼び出すための前記応援要請信号を生成して前記インターフェースにより出力させる第三の制御、前記応援要請信号を入力した前記他のナースコール親機にて応答操作部が操作された場合に、この機器と前記他のナースコール親機との間で通話路を形成する第四の制御、この状態で前記終話操作部が操作された場合に、前記記憶部に記憶されている通話情報および前記子機識別情報を前記インターフェースにより前記他のナースコール親機に出力する第五の制御、前記インターフェースが前記応援要請信号を入力した場合に、前記報知部を動作させる第六の制御、前記インターフェースが前記音声情報および前記子機識別情報を入力した場合に再生する第七の制御を行う制御部とを有する複数のナースコール親機と、
を備えたことを特徴とするナースコールシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013034166A JP2014161468A (ja) | 2013-02-25 | 2013-02-25 | ナースコールシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013034166A JP2014161468A (ja) | 2013-02-25 | 2013-02-25 | ナースコールシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014161468A true JP2014161468A (ja) | 2014-09-08 |
Family
ID=51612696
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014161468A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106604156A (zh) * | 2017-01-26 | 2017-04-26 | 湖南百铃医疗科技有限公司 | 病房呼叫系统 |
-
2013
- 2013-02-25 JP JP2013034166A patent/JP2014161468A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106604156A (zh) * | 2017-01-26 | 2017-04-26 | 湖南百铃医疗科技有限公司 | 病房呼叫系统 |
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