JP2014160780A - 露光装置および物品の製造方法 - Google Patents

露光装置および物品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014160780A
JP2014160780A JP2013031429A JP2013031429A JP2014160780A JP 2014160780 A JP2014160780 A JP 2014160780A JP 2013031429 A JP2013031429 A JP 2013031429A JP 2013031429 A JP2013031429 A JP 2013031429A JP 2014160780 A JP2014160780 A JP 2014160780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mark
substrate
alignment
measurement unit
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013031429A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6185724B2 (ja
JP2014160780A5 (ja
Inventor
Kohei Nagano
浩平 長野
Noriyuki Yagi
規行 八木
Keisuke Ote
啓介 大手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013031429A priority Critical patent/JP6185724B2/ja
Publication of JP2014160780A publication Critical patent/JP2014160780A/ja
Publication of JP2014160780A5 publication Critical patent/JP2014160780A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6185724B2 publication Critical patent/JP6185724B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】基板上のショット領域と原版との位置合わせ精度の向上とスループットの向上とを両立させる上で有利な露光装置を提供する。
【解決手段】基板上に形成された複数のマークのうち第1マークを原版のマークと投影光学系とを介して検出、第1マークの基板上における位置を計測するアライメント計測部と、前記第1マークの検出と並行して、第1マークとは異なる第2マークを検出し、第2マークの基板上における位置を計測するオフアクシス計測部と、原版と各ショット領域とのアライメントを制御する制御部とを含み、オフアクシス計測部はアライメント計測部とオフアクシス計測部との距離を示す情報を用いて第2マークの基板上における位置を計測し、制御部は、第1マークの位置と第2マークの位置とを用いて各ショット領域の形状情報を取得し、原版のパターンが各ショット領域に重なるように形状情報に基づいて原版と各ショット領域とのアライメントを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、露光装置および物品の製造方法に関する。
液晶パネルや有機ELパネル等のフラットパネルや、半導体デバイスの製造には、マスクなどの原版のパターンを、レジストが塗布されたガラスプレートやウエハなどの基板に転写する露光装置が用いられる。このような露光装置では、基板上のショット領域に、原版のパターンを高精度に位置合わせすることが重要である。その一方で、露光装置には、スループット(生産性)を向上させることも求められている。
スループットを向上させる方法としては、例えば、原版と基板との位置合わせにおいて、基板上の全てのアライメントマークを計測するのではなく、一部のアライメントマークのみを計測する(計測するアライメントマークの数を減らす)方法がある。例えば、ショット領域における一部のアライメントマークのみを計測し、当該ショット領域の補正量を、全てのアライメントマークを計測した別基板のショット領域に基づいて予測する方法が提案されている(特許文献1参照)。
特許第5006761号公報
特許文献1に記載された方法では、基板間にばらつきが生じている場合、計測するアライメントマークの数を減らした分だけ、ショット領域の補正量に誤差が生じる可能性が高まってしまう。
そこで、本発明は、スループットを向上させる上で有利な露光装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての露光装置は、原版のパターンを投影光学系を介して基板の複数のショット領域に転写する露光装置であって、前記基板上に形成された複数のマークのうち第1マークを前記原版のマークと前記投影光学系とを介して検出し、前記第1マークの前記基板上における位置を計測するアライメント計測部と、前記アライメント計測部による前記第1マークの検出と並行して、前記複数のマークのうち前記第1マークとは異なる第2マークを検出し、前記第2マークの前記基板上における位置を計測するオフアクシス計測部と、前記原版と各ショット領域とのアライメントを制御する制御部と、を含み、前記オフアクシス計測部は、前記アライメント計測部とオフアクシス計測部との距離を示す情報を用いて前記第2マークの前記基板上における位置を計測し、前記制御部は、前記第1マークの位置と前記第2マークの位置とを用いて各ショット領域の形状情報を取得し、前記原版のパターンが各ショット領域に重なるように当該形状情報に基づいて前記原版と各ショット領域とのアライメントを行う、ことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、スループットを向上させる上で有利な露光装置を提供することができる。
第1実施形態の露光装置を示す図である。 ショット領域上のマークと、アライメントスコープと、オフアクシススコープとの位置関係を示す図である。 ベースラインの補正値を取得する方法を示すフローチャートである。 第2実施形態の露光装置を示す図である。 基板上のマークと、アライメントスコープと、オフアクシススコープとの位置関係を示す図である。 従来の露光装置を示す図である。 基板上のマークと、原版上のマークと、アライメントスコープとの位置関係を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態の露光装置100における装置構成とアライメント方法について、従来の露光装置300と比較しながら説明する。第1実施形態の露光装置100、および従来の露光装置300は、原版のパターンを投影光学系を介して基板上における複数のショット領域に転写する、ステップ・アンド・スキャン方式の走査露光装置である。まず、従来の露光装置300における装置構成とアライメント方法について説明する。図6は、従来の露光装置300を示す図である。従来の露光装置300は、照明光学系1と、アライメント計測部2と、マスクステージ3bと、投影光学系4と、基板ステージ5bと、定盤6と、制御部8とを含みうる。
光源(不図示)から射出された光は、照明光学系1に入射し、例えばX方向に長い帯状または円弧状の露光領域を原版3a(マスク)上に形成する。原版3aおよび基板5a(例えば、ガラスプレート)は、原版ステージ3bおよび基板ステージ5bによってそれぞれ保持されており、投影光学系4を介して光学的にほぼ共役な位置(投影光学系4の物体面および像面)に配置される。投影光学系4は、例えば、複数のミラーによって構成されたミラープロジェクション方式の投影光学系であり、所定の投影倍率(例えば1倍や1/2倍)を有し、原版3aに形成されたパターンを基板5aに投影する。原版ステージ3bおよび基板ステージ5bは、投影光学系4の光軸方向(Z方向)に直交する方向(第1実施形態ではY方向)に、互いに同期しながら、投影光学系4の投影倍率に応じた速度比で走査する。これにより、原版3aに形成されたパターンを基板上におけるショット領域に転写することができる。そして、このような走査露光を、基板ステージ5bをステップ移動させながら、基板上における複数のショット領域の各々について順次繰り返すことにより、1枚の基板における露光処理を完了することができる。
このように基板上の各ショット領域に原版3aのパターンを転写する際には、当該ショット領域と原版3aとのアライメント(位置合わせ)が行われる。従来の露光装置300は、照明光学系1と原版3aとの間にアライメント計測部2を有しており、アライメント計測部2は、少なくとも1つのアライメントスコープを含む。そして、アライメント計測部2は、基板上のショット領域に形成された複数のマーク(アライメントマーク)の各々と原版に形成された複数のマークの各々とを投影光学系4を介して同時に観察する。そして、アライメント計測部2は、基板上のショット領域に形成された各マークの位置(基板上における位置)を計測することができる。このように、アライメント計測部2は、基板上に形成されたマークを検出する。そのため、アライメント計測部2において当該マークを検出する際に、基板5aを露光する際に用いられる光の波長と同じ波長を有する光を用いてしまうと、基板5aが露光されてしまう(基板上のレジストが感光されてしまう)。そこで、アライメント計測部2には、基板を露光する際に用いられる光の波長とは異なる波長を有する光、即ち、非露光光が用いられる。
制御部8は、アライメント計測部2により計測されたショット領域上の各マークの位置に基づいて当該ショット領域の形状情報を取得する。そして、制御部8は、原版上のマークとショット領域上のマークとが重なり合うように、取得した形状情報に基づいて原版ステージ3bや基板ステージ5bの移動速度、投影光学系4の投影倍率を制御しながら、基板5aの走査露光を行う。ここで、従来の露光装置300におけるアライメント方法について、図7を参照しながら説明する。
図7(a)は基板上におけるマークの位置を示し、図7(b)は原版上におけるマークの位置を示し、図7(c)はアライメント計測部2におけるアライメントスコープの位置を示す。基板5aは、図7(a)に示すように、複数のショット領域51を含み、各ショット領域51の周辺には、例えば6つのマーク511〜516が形成されている。原版3aは、図7(b)に示すように、基板上の各ショット領域51に転写されるパターンが形成された領域31を含む。そして、領域31の周辺には、例えば、各ショット領域51の周辺に形成された6つのマーク511〜516に対応するように6つのマーク311〜316が形成されている。また、アライメント計測部2は、図7(c)に示すように、例えば2つのアライメントスコープ2aおよび2bを含みうる。
まず、制御部8は、基板ステージ5bと原版ステージ3bとを移動させ、アライメントスコープ2aに基板上のマーク511と原版上のマーク311とを、アライメントスコープ2bに基板上のマーク514と原版上のマーク314とを検出させる。このとき、アライメント計測部2は、マーク511の基板上における位置と、マーク514の基板上における位置とをそれぞれ計測する。次に、制御部8は、基板ステージ5bと原版ステージ3bとを移動させ、アライメントスコープ2aに基板上のマーク512と原版上のマーク312とを、アライメントスコープ2bに基板上のマーク515と原版上のマーク315とを検出させる。このとき、アライメント計測部2は、マーク512の基板上における位置と、マーク515の基板上における位置とをそれぞれ計測する。同様に、制御部8は、基板ステージ5bと原版ステージ3bとを移動させ、アライメントスコープ2aに基板上のマーク513と原版上のマーク313とを、アライメントスコープ2bに基板上のマーク516と原版上のマーク316とを検出させる。このとき、アライメント計測部2は、マーク513の基板上における位置と、マーク516の基板上における位置とをそれぞれ計測する。このように、基板ステージ5bと原版ステージ3bとをステップ移動させて、ショット領域51の周辺に配置された全てのマークの基板上における位置を計測した後、制御部8は、ショット領域51の形状情報を取得することができる。そして、原版上のマークと基板上のマークとがそれぞれ重なり合うように、取得した形状情報に基づいて原版ステージ3bや基板ステージ5bの移動速度、投影光学系4の投影倍率を制御部8により制御しながら、ショット領域51の走査露光が行われる。従来の露光装置300では、基板上に形成された複数のショット領域の各々において、全てのマークで基板上における位置がアライメント計測部2により計測され、各ショット領域の形状情報が制御部8によりそれぞれ取得される。ここで、ショット領域51の形状情報とは、例えば、ショット領域51における回転成分や、シフト成分、倍率成分、直交度成分などが含まれる。また、シフト成分、倍率成分および直交度成分は、X方向の成分とY方向の成分とをそれぞれ含みうる。
このように、従来の露光装置300では、各ショット領域51における全てのマークにおいて基板上における位置がアライメント計測部2により計測されるため、各ショット領域51と原版上の領域31とを高精度にアライメント(位置合わせ)することができる。しかしながら、従来の露光装置300では、アライメント計測部2のみにより、各ショット領域における全てのマークの位置が検出されるため、スループットが低下してしまいうる。位置合わせ精度を保ちながらスループットを向上させる方法としては、例えば、特許文献1に開示されている方法がある。特許文献1には、一部のアライメントマークのみを計測したショット領域の補正量を、全てのアライメントマークを計測した別基板のショット領域に基づいて予測する方法が開示されている。しかしながら、近年、フラットパネルの省スペース化に伴い、基板の薄膜化が進んでいる。基板を薄くした場合、フラットパネルの作製プロセスにおいて、基板にランダムな変形が生じることがある。この場合、基板間にばらつきが生じてしまい、特許文献1に開示された方法では、計測するアライメントマークの数を減らした分だけ、ショット領域の補正量に誤差が生じる可能性が高まってしまう。即ち、基板間にばらつきが生じている場合では、一部のアライメントマークのみを計測したショット領域の補正量を、別基板のショット領域に基づいて予測することが困難となり、位置合わせ精度が低下してしまいうる。そこで、第1実施形態の露光装置100は、アライメント計測部2に加えてオフアクシス計測部91および92を含む。これにより、第1実施形態の露光装置100は、ショット領域51と原版上の領域31とを高精度にアライメントすることができると共に、従来の露光装置300と比較してスループットを向上させることができる。
以下に、第1実施形態の露光装置100における装置構成とアライメント方法について、図1を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態の露光装置100を示す図である。第1実施形態の露光装置100は、照明光学系1と、アライメント計測部2と、マスクステージ3bと、投影光学系4と、基板ステージ5bと、定盤6と、制御部8とを含みうる。また、第1実施形態の露光装置100は、投影光学系4と基板5a(基板ステージ5b)との間に配置されたオフアクシス計測部91および92を含む。ここで、第1実施形態の露光装置100において、オフアクシス計測部91および92以外の構成は、上述した従来の露光装置300と同様であるため、ここでは説明を省略する。また、第1実施形態の露光装置100においても、従来の露光装置と同様に、アライメント計測部2には、基板5aを露光する際に用いられる光の波長とは異なる波長を有する光(非露光光)が用いられる。第1実施形態のオフアクシス計測部91および92においても、基板5aを露光する際に用いられる光の波長とは異なる波長を有する光(非露光光)が用いられる。
オフアクシス計測部91および92は、投影光学系4と基板5a(基板ステージ5b)との間に配置されており、少なくとも1つのオフアクシススコープをそれぞれ含む。オフアクシス計測部91および92は、基板上のショット領域に設けられた複数のマーク(アライメントマーク)の各々を投影光学系4を介さずに検出する。そして、オフアクシス計測部91および92は、アライメント計測部2とオフアクシス計測部91および92との距離を示す情報(ベースライン)を用いて、各マークの基板上における位置を計測することができる。制御部8は、アライメント計測部2により計測されたショット領域上のマークの位置と、オフアクシス計測部91および92により検出されたショット領域上のマークの位置とに基づいて当該ショット領域の形状情報を取得する。そして、制御部8は、原版上のマークとショット領域上のマークとが重なり合うように、取得した形状情報に基づいて原版ステージ3aや基板ステージ5bの移動速度、投影光学系4の投影倍率を制御しながら、基板5aの走査露光が行われる。ここで、オフアクシス計測部91および92は、基板上のショット領域に設けられた複数のマークのうち、アライメント計測部2により計測されたマークとは異なるマークを検出する。第1実施形態では、ショット領域に設けられた複数のマークのうちアライメント計測部2により計測されるマークを第1マーク、オフアクシス計測部91および92により観察されるマークを第2マークと称する。
第1実施形態の露光装置100におけるアライメント方法について、図2を参照しながら説明する。図2(a)は、基板上における1つのショット領域51に設けられたマークの位置を示し、図2(b)は、アライメント計測部2におけるアライメントスコープと、オフアクシス計測部91おおよび92におけるオフアクシススコープとの位置関係を示す図である。ショット領域51の周辺には、図2(a)に示すように、例えば6つのマーク511〜516が形成されている。原版3aは、図7(b)に示すように、基板上の各ショット領域51に転写されるパターンが形成された領域31を含む。そして、領域31の周辺には、例えば、各ショット領域51の周辺に形成された6つのマーク511〜516に対応するように6つのマーク311〜316が形成されている。また、オフアクシス計測部91は、例えば2つのオフアクシススコープ91aおよび91bを含み、オフアクシス計測部92は、例えば2つのオフアクシススコープ92aおよび92bを含みうる。そして、各アライメントスコープおよび各オフアクシススコープは、基板上における1つのショット領域51に設けられた複数のマークのうち互いに異なるマークをそれぞれ並行して検出するように配置されている。
例えば、アライメントスコープ2aは、原版上のマーク312と基板上のマーク512とを投影光学系4を介して検出し、アライメントスコープ2bは、原版上のマーク315と基板上のマーク515とを投影光学系4を介して検出する。そして、アライメント計測部2は、マーク312の基板上における位置と、マーク315の基板上における位置とをそれぞれ計測する。ここで、各アライメントスコープ2aおよび2bにより検出される基板上のマーク(512および515)は、上述したように、第1マークと称される。
一方で、各オフアクシススコープ(91a、91b、92aおよび92b)は、原版上のマークと投影光学系4とを介さずに基板上のマークを検出する。例えば、オフアクシススコープ91aは基板上のマーク513を、オフアクシススコープ91bは基板上のマーク516を、オフアクシススコープ92aは基板上のマーク511を、オフアクシススコープ92bは基板上のマーク514をそれぞれ観察する。そして、オフアクシス計測部91および92は、ベースラインを用いて、各オフアクシススコープにより観察された基板上のマーク(511、513、514および516)において、基板上における位置を検出する。ここで、各オフアクシススコープにより観察される基板上のマーク(511、513、514および516)は、上述したように、第2マークと称される。
制御部8は、アライメント計測部2により計測された第1マークの位置(基板上における位置)と、オフアクシス計測部91および92により検出された第2マークの位置(基板上における位置)とに基づいてショット領域51の形状情報を取得する。そして、原版上のマークとショット領域上のマークとがそれぞれ重なり合うように、取得した形状情報に基づいて原版ステージ3bや基板ステージ5bの移動速度、投影光学系4の投影倍率を制御部8により制御しながら、ショット領域51の走査露光が行われる。ここで、ショット領域51の形状情報とは、上述したように、例えば、ショット領域51における回転成分や、シフト成分、倍率成分、直交度成分などが含まれる。また、シフト成分、倍率成分および直交度成分は、X方向の成分とY方向の成分とをそれぞれ含みうる。
このように、第1実施形態の露光装置100は、アライメント計測部2とオフアクシス計測部91および92とを含んでおり、アライメント計測部2による第1マークの検出と、オフアクシス計測部91および92による第2マークの検出とが並行して行われる。これにより、第1実施形態の露光装置100は、アライメント計測部2のみで基板上の全てのマークを検出する従来の露光装置300と比較して、基板ステージ5bや原版ステージ3bの移動ステップ数を低減させることができる。そのため、第1実施形態の露光装置100は、ショット領域51と原版上の領域31とを高精度にアライメントすることができると共に、従来の露光装置300と比較してスループットを向上させることができる。
ここで、第1実施形態の露光装置100において、第2マークの位置を検出する際に用いられるベースラインは、熱などの影響によって経時的に変動してしまうことがある。このようなベースラインの変動が生じてしまうと、オフアクシス計測部91および92により検出された第2マークの位置に誤差が含まれることとなり、位置合わせ精度(アライメント精度)が低下してしまいうる。そこで、第1実施形態の露光装置100は、定期的にベースラインを補正する補正値を設定し、当該補正値によってベースラインを補正することにより、第2マークの位置における誤差を低減することができる。以下に、ベースラインの補正値を取得する方法について、図3を参照しながら説明する。図3は、ベースラインの補正値を取得する方法を示すフローチャートである。
S11では、制御部8は、アライメント計測部2が第1マークを、オフアクシス計測部91および92が第2マークをそれぞれ検出できるように、基板ステージ5bと原版ステージ3bとを移動させる。S12では、制御部8は、アライメント計測部2およびオフアクシス計測部91および92に第1マークおよび第2マークをそれぞれ検出させ、第1マークの位置(基板上における位置)と、第2マークの位置(基板上における位置)とを計測させる。S11およびS12は、上述した工程と同様であり、例えば、制御部8は、図2において、アライメントスコープ2aにより原版上のマーク312と第1マーク512とを、アライメントスコープ2bにより原版上のマーク315と第1マーク515とを検出させる。そして、アライメント計測部2は、第1マーク512の位置と、第1マーク515の位置をそれぞれ計測する。ここで、第1マーク512および515におけるX方向の相対位置をそれぞれPas2xおよびPas5xとし、Y方向の相対位置をそれぞれPas2yおよびPas5yとする。
また、オフアクシススコープ91aは第2マーク513を、オフアクシススコープ91bは第2マーク516を、オフアクシススコープ92aは第2マーク511を、オフアクシススコープ92bは第2マーク514をそれぞれ検出する。そして、オフアクシス計測部91および92は、ベースラインを用いて、第2マーク(511、513、514および516)の位置(基板上における位置)をそれぞれ検出する。ここで、オフアクシス計測部91により検出された第2マーク513および516におけるX方向の相対位置をそれぞれPoas3xおよびPoas6xとし、Y方向の相対位置をそれぞれPoas3yおよびPoas6yとする。同様に、オフアクシス計測部92により検出された第2マーク511および514におけるX方向の位置をそれぞれPoas1xおよびPoas4xとし、Y方向の相対位置をそれぞれPoas1yおよびPoas4yとする。
S13では、制御部8は、アライメント計測部2が第2マークを検出できるように、基板ステージ5bと原版ステージ3bとを移動させる。S14では、制御部8は、アライメント計測部2に第2マークを観察させ、第2マークの位置を検出させる。例えば、図2において、制御部8は、基板ステージ5bと原版ステージ3bとを移動させて、アライメントスコープ2aにより原版上のマーク313と第2マーク513とを、アライメントスコープ2bにより原版上のマーク316と第2マーク516とを検出させる。そして、アライメント計測部2は、第2マーク513の位置と、第2マーク516の位置とをそれぞれ計測する。ここで、第2マーク513および516におけるX方向の位置をそれぞれPas3xおよびPas6xとし、Y方向の相対位置をそれぞれPas3yおよびPas6yとする。
S15では、制御部8は、オフアクシス計測部により計測された第2マークの位置と、アライメント計測部2により計測された第2マークの位置との差を算出し、当該差をベースラインを補正する補正値として設定する。例えば、オフアクシス計測部91のオフアクシススコープ91aおよび91bにおけるベースラインの補正値は、式(1)および式(2)によってそれぞれ求めることができる。ここで、オフアクシススコープ91aにおけるベースラインのX方向の補正値をPbl1axとし、Y方向の補正値をPbl1ayとする。また、オフアクシススコープ91bにおけるベースラインのX方向の補正値をPbl1bxとし、Y方向の補正値をPbl1byとする。
Figure 2014160780
Figure 2014160780
S16では、制御部8は、全てのオフアクシス計測部においてベースラインの補正値を設定したか否かを判定する。全てのオフアクシス計測部においてベースラインの補正値を設定した場合は、S17に進む。一方で、全てのオフアクシス計測部においてベースラインの補正値を設定していない場合は、S13に戻る。上述した例(図2参照)では、オフアクシス計測部92におけるベースラインの補正値が設定されていない。そのため、S13に戻り、S13〜S15を繰り返す。制御部8は、基板ステージ5bと原版ステージ3bとを移動させて、アライメントスコープ2aにより原版上のマーク311と第2マーク511とを、アライメントスコープ2bにより原版上のマーク314と第2マーク514とを検出させる。そして、アライメント計測部2は、第2マーク511の位置(基板上における位置)と、第2マーク514の位置(基板上における位置)をそれぞれ計測する。ここで、アライメント計測部2により計測された第2マーク511および514におけるX方向の位置をそれぞれPas1xおよびPas4xとし、Y方向の位置をそれぞれPas1yおよびPas4yとする。そして、オフアクシス計測部92のオフアクシススコープ92aおよび92bにおけるベースラインの補正値は、式(3)および式(4)によってそれぞれ求めることができる。ここで、オフアクシススコープ92aにおけるベースラインのX方向の補正値をPbl2axとし、Y方向の補正値をPbl2ayとする。また、オフアクシススコープ92bにおけるベースラインのX方向の補正値をPbl2bxとし、Y方向の補正値をPbl2byとする。S17では、制御部8は、S15で求めた補正値を用いてベースラインを補正する。これにより、第2マークの位置における誤差を低減することができる。ここで、上述した説明では、アライメント計測部2とオフアクシス計測部91および92とに同一の第2マークを計測させたが、第2マークに限らずに、同一の第1マークを計測させるなど、基板上における同一のマークを計測させればよい。
Figure 2014160780
Figure 2014160780
上述したように、第1実施形態の露光装置100は、アライメント計測部2とオフアクシス計測部91および92とを含んでおり、アライメント計測部2による第1マークの検出と、オフアクシス計測部91および92による第2マークの検出とを並行して行う。これにより、第1実施形態の露光装置100は、ショット領域51と原版上の領域31とを高精度にアライメントすることができると共に、従来の露光装置300と比較してスループットを向上させることができる。また、第1実施形態の露光装置100は、ベースラインの補正値を求める際、アライメント計測部2とオフアクシス計測部91および92とに基板上に形成された同一のマークを検出させる。そして露光装置100は、アライメント計測部2とオフアクシス計測部91および92との計測結果の差をベースラインの補正値として設定する。これにより、熱などの影響によりベースラインの変動が生じてしまっても、第2マークの位置に誤差が含まれることを低減することができる。
第1実施形態では、上述したように、アライメント計測部2とオフアクシス計測部91および92とに同一のマークを検出させ、両者の計測結果の差をベースラインの補正値として設定したが、それに限られるものではない。例えば、アライメント計測部2とオフアクシス計測部91および92とに同一のマークを検出させた際における、基板ステージ5bの移動量をベースラインとして設定してもよい。そして、この方法を用いてベースラインを定期的に設定することにより、ベースラインの補正値を設定する方法と同様に、第2マークの位置に誤差が含まれることを低減することができる。
また、一般に、基板上(例えば、ガラスプレート)に形成されるショット領域は、生産効率を向上させるために、生産するフラットパネルの大きさに最適化される。そのため、オフアクシス計測部91および92は、ショット領域に合わせるために、基板の被露光面と平行な方向(XY方向)に移動可能に構成されている。同様に、アライメント計測部も、基板の被露光面と平行な方向(XY方向)に移動可能に構成されていてもよい。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態の露光装置200における装置構成とアライメント方法について、図4を参照しながら説明する。図4は、第2実施形態の露光装置200を示す図である。第2実施形態の露光装置200は、第1実施形態の露光装置100と同様に、照明光学系1と、アライメント計測部2と、マスクステージ3bと、投影光学系4と、基板ステージ5bと、定盤6と、制御部8とを含みうる。また、第2実施形態の露光装置200では、第1実施形態の露光装置100と比較してオフアクシス計測部の構成が異なっており、露光装置200のオフアクシス計測部10は、複数のオフアクシススコープ10a〜10fを含む。ここで、第2実施形態の露光装置200において、オフアクシス計測部10以外の構成は、第1実施形態の露光装置100および従来の露光装置300と同様であるため、ここでは説明を省略する。また、第2実施形態の露光装置200においても、第1実施形態の露光装置100および従来の露光装置300と同様に、アライメント計測部2には、基板5aを露光する際に用いられる光の波長とは異なる波長を有する光(非露光光)が用いられる。第2実施形態のオフアクシス計測部10においても、基板5aを露光する際に用いられる光の波長とは異なる波長を有する光(非露光光)が用いられる。
オフアクシス計測部10は、複数(第2実施形態では6つ)のオフアクシススコープ10a〜10fを含み、基板上のショット領域に設けられた複数のマークの各々を投影光学系4を介さずに検出する。そして、オフアクシス計測部10は、アライメント計測部2とオフアクシス計測部10との距離を示す情報(ベースライン)を用いて各マークの位置(基板上における位置)を計測することができる。ここで、第2実施形態の露光装置200におけるアライメント方法について、図5を参照しながら説明する。図5(a)は、オフアクシス計測部10におけるオフアクシススコープ10a〜10fの位置を示し、図5(b)は、アライメント計測部2におけるアライメントスコープ2aおよび2bの位置を示し、図5(c)は、基板上におけるマークの位置を示す。オフアクシス計測部10は、例えば、走査方向(Y方向)に直交する方向(X方向)に沿って配列された6つのオフアクシススコープ10a〜10fを含みうる。そして、各アライメントスコープ(2aおよび2b)と、各オフアクシススコープ(10a、10b、10eおよび10f)は、基板上における複数のマークのうち互いに異なるマークをそれぞれ並行して検出するように配置されている。
例えば、アライメントスコープ2aは、ショット領域55および58の−X方向側に配置された列Lのマークを、アライメントスコープ2bは、ショット領域55および58のX方向側に配置された列Lのマークをそれぞれ検出する。そして、アライメント計測部2は、列Lのマーク(例えば、マーク551)の基板上における位置と、列Lのマーク(例えば、マーク554)の基板上における位置とをそれぞれ計測する。ここで、各アライメントスコープ2aおよび2bにより検出される基板上のマーク(列Lおよび列Lのマーク)は、第1マークと称される。
また、オフアクシススコープ10aは、ショット領域56および59の−X方向側に配置された列Lのマークを、オフアクシススコープ10bは、ショット領域56および59のX方向側に配置された列Lのマークを検出する。同様に、オフアクシススコープ10eは、ショット領域54および57の−X方向側に配置された列Lのマークを、オフアクシススコープ10fは、ショット領域54および57のX方向側に配置された列Lのマークを検出する。そして、オフアクシス計測部10は、列Lのマーク(例えば、マーク563)の基板上における位置と、列Lのマーク(例えば、マーク566)の基板上における位置とをそれぞれ計測する。同様に、オフアクシス計測部10は、列Lのマーク(例えば、マーク543)の基板上における位置と、列Lのマーク(例えば、マーク546)の基板上における位置とをそれぞれ計測する。ここで、各オフアクシススコープ(10a、10b、10eおよび10f)により検出される基板上のマーク(列L、列L、列Lおよび列Lのマーク)は、第2マークと称される。また、第2実施形態では、オフアクシススコープ10cおよび10dは、基板上におけるマークの位置を計測する際には使用されない。これは、列Lおよび列Lのマークは、アライメント計測部2により計測されるからである。オフアクシススコープ10cおよび10dは、後述するベースラインの補正値を求める際に使用される。
制御部8は、アライメント計測部2により計測された第1マークの位置(基板上における位置)と、オフアクシス計測部10により検出された第2マークの位置(基板上における位置)とに基づいてショット領域54〜59の形状情報を取得する。そして、原版上のマークと各ショット領域上のマークとがそれぞれ重なり合うように、取得した形状情報に基づいて原版ステージ3bや基板ステージ5bの移動速度、投影光学系4の投影倍率を制御部8により制御しながら、各ショット領域の走査露光が行われる。ここで、ショット領域の形状情報とは、第1実施形態において説明したように、例えば、ショット領域における回転成分や、シフト成分、倍率成分、直交度成分などが含まれる。また、シフト成分、倍率成分および直交度成分は、X方向の成分とY方向の成分とをそれぞれ含みうる。
このように、第2実施形態の露光装置200は、アライメント計測部2とオフアクシス計測部10とを含んでおり、アライメント計測部2による第1マークの検出と、オフアクシス計測部10による第2マークの検出とが並行して行われる。また、オフアクシス計測部10は、走査方向と直交する方向(X方向)に沿って複数のオフアクシススコープが配置されている。これにより、第2実施形態の露光装置200は、基板上における複数のショット領域の配置に応じて、第1実施形態の露光装置100よりスループットを向上させることができる。
ここで、第2実施形態の露光装置200において、ベースラインの補正値を取得する方法について説明する。まず、制御部8は、基板ステージ5bと原版ステージ3bとを移動させ、アライメント計測部2のアライメントスコープ2aに第1マーク553を、アライメントスコープ2bに第1マーク556をそれぞれ検出させる。そして、制御部8は、アライメント計測部2に第1マーク553および556の基板上における位置を計測させる。次に、制御部8は、基板ステージ5bを移動させ、オフアクシス計測部10のオフアクシススコープ10cに第1マーク553を、オフアクシススコープ10dに第1マーク556をそれぞれ検出させる。そして、制御部8は、オフアクシス計測部10に第1マーク553および556の基板上における位置を計測させる。これにより、制御部8は、アライメント計測部により計測された第1マークの基板上における位置と、オフアクシス計測部により計測された第1マークの基板上における位置との差を算出することができる。この算出された差はベースラインを補正する補正値として設定され、制御部8は、この補正値を用いてベースラインを補正することができる。その結果、オフアクシススコープ(10a、10b、10eおよび10f)で検出され、オフアクシス計測部10により計測された第2マーク(563、566、543および546)の位置における誤差を低減することができる。
第2実施形態では、ベースラインの補正値を設定する際に、オフアクシス計測部10のオフアクシススコープ10cおよび10dのみを用いたが、それに限られるものではない。例えば、アライメントスコープ2aとオフアクシススコープ10aとに第2マーク563を、アライメントスコープ2bとオフアクシススコープ10bとに第2マーク566をそれぞれ検出させる。そして、アライメント計測部2とオフアクシス計測部10との各々で計測された位置の差をベースラインの補正値として設定してもよい。同様に、アライメントスコープ2aとオフアクシススコープ10eとに第2マーク543を、アライメントスコープ2bとオフアクシススコープ10fとに第2マーク546をそれぞれ検出させる。そして、アライメント計測部2とオフアクシス計測部10との各々で計測された位置の差をベースラインの補正値として設定してもよい。
また、第2実施形態では、オフアクシススコープ10cおよび10dは、基板上におけるマークの位置を計測する際に使用されていないが、それに限られるものではない。例えば、オフアクシス計測部10において、全てのオフアクシススコープ10a〜10fを用いて基板上におけるマークの位置を計測してもよい。このように全てのオフアクシススコープ10a〜10fを用いてマークの位置を計測すると、ベースラインを補正することと、基板上のマークの位置を計測することとを並行して行うことができる。例えば、全てのオフアクシススコープ10a〜10fを用いてマークの位置を検出する際に、それと並行して、アライメント計測部2においても、アライメントスコープ2aおよび2bによって列Lおよび列Lのマークをそれぞれ検出させる。そして、アライメント計測部2(アライメントスコープ2aおよび2b)とオフアクシス計測部10(オフアクシススコープ10cおよび10d)とのそれぞれにおいて計測された列Lおよび列Lのマークの位置の差が制御部8により算出される。この算出された差はベースラインを補正する補正値として設定され、制御部8は、この補正値を用いてベースラインを補正することができる。これにより、ベースラインを補正することと、オフアクシス計測部10で基板上のマークの位置を計測することとを並行して行うことができる。
さらに、第2実施形態では、アライメント計測部2とオフアクシス計測部10とに同一のマークを検出させ、両者の計測結果の差をベースラインの補正値として設定したが、それに限られるものではない。例えば、アライメント計測部2とオフアクシス計測部10とに同一のマークを検出させた際における、基板ステージ5bの移動量をベースラインとして設定してもよい。
<物品の製造方法の実施形態>
本発明の実施形態にかける物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板に塗布された感光剤に上記の走査露光装置を用いて潜像パターンを形成する工程(基板を露光する工程)と、かかる工程で潜像パターンが形成された基板を現像する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。

Claims (9)

  1. 原版のパターンを投影光学系を介して基板の複数のショット領域に転写する露光装置であって、
    前記基板上に形成された複数のマークのうち第1マークを前記原版のマークと前記投影光学系とを介して検出し、前記第1マークの前記基板上における位置を計測するアライメント計測部と、
    前記アライメント計測部による前記第1マークの検出と並行して、前記複数のマークのうち前記第1マークとは異なる第2マークを検出し、前記第2マークの前記基板上における位置を計測するオフアクシス計測部と、
    前記原版と各ショット領域とのアライメントを制御する制御部と、
    を含み、
    前記オフアクシス計測部は、前記アライメント計測部とオフアクシス計測部との距離を示す情報を用いて前記第2マークの前記基板上における位置を計測し、
    前記制御部は、前記第1マークの位置と前記第2マークの位置とを用いて各ショット領域の形状情報を取得し、前記原版のパターンが各ショット領域に重なるように当該形状情報に基づいて前記原版と各ショット領域とのアライメントを行う、ことを特徴とする露光装置。
  2. 前記アライメント計測部と前記オフアクシス計測部は、1つのショット領域における前記第1マークと前記第2マークとを並行してそれぞれ検出する、ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記オフアクシス計測部は、前記投影光学系と前記基板との間に配置されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の露光装置。
  4. 前記制御部は、前記アライメント計測部と前記オフアクシス計測部とに前記複数のマークのうち同一のマークを検出させて、当該同一のマークの前記基板上における位置をそれぞれ計測させ、前記アライメント計測部と前記オフアクシス計測部とによる計測結果に基づいて前記距離を示す情報を得る、ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の露光装置。
  5. 前記制御部は、前記基板を保持する基板ステージを制御して、前記アライメント計測部と前記オフアクシス計測部とに前記複数のマークのうち同一のマークを検出させ、その際における前記基板ステージの移動量を前記距離を示す情報として設定する、ことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の露光装置。
  6. 前記オフアクシス計測部は、前記基板の被露光面と平行な方向に移動可能に構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の露光装置。
  7. 前記投影光学系は、ミラープロジェクション方式の投影光学系である、ことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の露光装置。
  8. 前記アライメント計測部は、前記基板を露光する際に用いられる光の波長とは異なる波長を有する光を用いて前記第1マークを観察する、ことを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の露光装置。
  9. 請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、
    前記工程で露光された前記基板を現像する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
JP2013031429A 2013-02-20 2013-02-20 露光装置および物品の製造方法 Active JP6185724B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013031429A JP6185724B2 (ja) 2013-02-20 2013-02-20 露光装置および物品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013031429A JP6185724B2 (ja) 2013-02-20 2013-02-20 露光装置および物品の製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014160780A true JP2014160780A (ja) 2014-09-04
JP2014160780A5 JP2014160780A5 (ja) 2016-04-07
JP6185724B2 JP6185724B2 (ja) 2017-08-23

Family

ID=51612267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013031429A Active JP6185724B2 (ja) 2013-02-20 2013-02-20 露光装置および物品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6185724B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018151577A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 キヤノン株式会社 露光装置、露光方法、プログラム、決定方法及び物品の製造方法
CN113703288A (zh) * 2017-09-04 2021-11-26 佳能株式会社 图案化方法、光刻装置和物品制造方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05217848A (ja) * 1992-02-03 1993-08-27 Nikon Corp 位置合わせ方法
EP0807854A1 (en) * 1996-05-15 1997-11-19 Nikon Corporation Exposure method and apparatus
JPH11195605A (ja) * 1991-04-25 1999-07-21 Nikon Corp 露光装置及び方法
JP2004303830A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Canon Inc マーク計測装置及び方法及び露光装置
US20070176128A1 (en) * 2002-09-20 2007-08-02 Asml Netherlands B.V. Alignment systems and methods for lithographic systems
US20080130017A1 (en) * 2006-12-05 2008-06-05 Canon Kabushiki Kaisha Exposure apparatus and device manufacturing method
JP2008209949A (ja) * 2006-05-10 2008-09-11 Mejiro Precision:Kk 投影露光装置及び投影露光方法
JP2009031561A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Adtec Engineeng Co Ltd 投影露光装置及び分割露光方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11195605A (ja) * 1991-04-25 1999-07-21 Nikon Corp 露光装置及び方法
JPH05217848A (ja) * 1992-02-03 1993-08-27 Nikon Corp 位置合わせ方法
EP0807854A1 (en) * 1996-05-15 1997-11-19 Nikon Corporation Exposure method and apparatus
JPH09306811A (ja) * 1996-05-15 1997-11-28 Nikon Corp 露光方法
US20070176128A1 (en) * 2002-09-20 2007-08-02 Asml Netherlands B.V. Alignment systems and methods for lithographic systems
JP2009069163A (ja) * 2002-09-20 2009-04-02 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置の位置決めシステムおよび方法
JP2004303830A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Canon Inc マーク計測装置及び方法及び露光装置
JP2008209949A (ja) * 2006-05-10 2008-09-11 Mejiro Precision:Kk 投影露光装置及び投影露光方法
US20080130017A1 (en) * 2006-12-05 2008-06-05 Canon Kabushiki Kaisha Exposure apparatus and device manufacturing method
JP2008147206A (ja) * 2006-12-05 2008-06-26 Canon Inc 露光装置及びデバイス製造方法
JP2009031561A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Adtec Engineeng Co Ltd 投影露光装置及び分割露光方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018151577A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 キヤノン株式会社 露光装置、露光方法、プログラム、決定方法及び物品の製造方法
CN113703288A (zh) * 2017-09-04 2021-11-26 佳能株式会社 图案化方法、光刻装置和物品制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6185724B2 (ja) 2017-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9639008B2 (en) Lithography apparatus, and article manufacturing method
JP5264406B2 (ja) 露光装置、露光方法およびデバイスの製造方法
JP2018072541A (ja) パターン形成方法、基板の位置決め方法、位置決め装置、パターン形成装置、及び、物品の製造方法
US9285691B2 (en) Exposure apparatus and method for manufacturing article
KR102137986B1 (ko) 계측 장치, 노광 장치 및 물품의 제조 방법
CN111338186B (zh) 决定方法、曝光方法、曝光装置以及物品制造方法
JP6185724B2 (ja) 露光装置および物品の製造方法
JP6371602B2 (ja) 露光装置、露光方法、および物品の製造方法
JP6061507B2 (ja) 露光方法及び物品の製造方法
JP6727554B2 (ja) 露光装置、フラットパネルディスプレイの製造方法、デバイス製造方法、及び露光方法
US9400434B2 (en) Exposure apparatus, exposure method, and device manufacturing method
JP2020177149A (ja) 露光装置および物品の製造方法
US8928882B2 (en) Measurement apparatus, exposure apparatus, and device fabrication method
JP2006228890A (ja) 位置合わせ方法及び露光装置
US11586116B2 (en) Measurement apparatus, exposure apparatus, and article manufacturing method
JP6853700B2 (ja) 露光装置、露光方法、プログラム、決定方法及び物品の製造方法
JP2023039136A (ja) 露光装置、露光方法、及び物品の製造方法
JP6532302B2 (ja) アライメント方法、露光装置、および物品の製造方法
TW202331423A (zh) 曝光方法、曝光裝置及物品之製造方法
JPH0855780A (ja) 露光装置
JP2006135015A (ja) 露光装置
JP2022027019A (ja) 計測方法、露光装置、および物品の製造方法
JP2010062263A (ja) 露光装置およびデバイス製造方法
JP2016062921A (ja) 露光装置およびデバイス製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160219

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170728

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6185724

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151