JP2014160023A - センサ取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 固定部材を用いて被取付部材にセンサを固定する構造において、耐振性に優れたセンサ取付構造を提供する。
【解決手段】 冷却排管30の取付凹部32に挿入された温度センサ1を一対の切欠部35を通してクリップ10の係合片部11で挟持することにより、取付凹部32に対する温度センサ1の軸線方向の移動を規制して温度センサ1を固定する。また、この温度センサ1を固定した状態で、クリップ10に設けた突出部13をフランジ部24と係合することで、温度センサ1を取付凹部32への挿入方向に押圧する。これにより、クリップ10を用いて冷却排管30に温度センサ1を固定する構造において耐振性に優れたセンサ取付構造を提供することができる。
【選択図】 図3
【解決手段】 冷却排管30の取付凹部32に挿入された温度センサ1を一対の切欠部35を通してクリップ10の係合片部11で挟持することにより、取付凹部32に対する温度センサ1の軸線方向の移動を規制して温度センサ1を固定する。また、この温度センサ1を固定した状態で、クリップ10に設けた突出部13をフランジ部24と係合することで、温度センサ1を取付凹部32への挿入方向に押圧する。これにより、クリップ10を用いて冷却排管30に温度センサ1を固定する構造において耐振性に優れたセンサ取付構造を提供することができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、管路内を流動する媒体の温度を検出する温度センサ等のセンサ取付構造に関する。
従来、例えば車両の排気ガスや冷却水等の温度を測定するための温度センサは、特許文献1に示すように、アルミ鋳造製の管路内を流動する媒体の温度を検出するため、管路壁に形成されたネジ山付きの取付基部内にねじ込まれた状態で取り付けられ、感温素子が設けられる先端側の部分が管路内に配置されるようになっていた。また、近年では、コスト低減や軽量化によりセンサが取り付けられる管路(被取付部材)を樹脂材料で形成するものが提案されている。樹脂材料で形成された管路では、ネジ山構造に換えて取付基部に切欠部を形成し、その切欠部を通して取り付けたクリップ(固定部材)でセンサを固定する構造を採用するようになっていた。
しかしながら、このようなセンサ取付構造では、クリップの取付部分の下方に設けられたゴム材料からなるOリングの反発力のみで、センサのスラストガタを抑える構成となっていたため、大きな振動を受けた場合には、センサが動いてしまうという問題を有していた。
しかしながら、このようなセンサ取付構造では、クリップの取付部分の下方に設けられたゴム材料からなるOリングの反発力のみで、センサのスラストガタを抑える構成となっていたため、大きな振動を受けた場合には、センサが動いてしまうという問題を有していた。
本発明の課題は、固定部材を用いて被取付部材にセンサを固定する構造において、耐振性に優れたセンサ取付構造を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のセンサ取付構造は、
フランジ部を有するセンサと、
該センサを挿入して取り付ける取付凹部が形成されるとともに、その取付凹部の軸線に対して対称的な溝形状をなす一対の切欠部が取付凹部の外面に形成された被取付部材と、
前記取付凹部に挿入されたセンサを前記一対の切欠部を通して挟持した状態で取り付けられ、取付凹部に対するセンサの軸線方向の移動を規制することでセンサを取付凹部に固定する固定部材と、を備え、
前記固定部材には、前記センサを固定した状態で前記フランジ部と係合して、センサを前記取付凹部への挿入方向に押圧する押圧係合凸部が設けられることを特徴とする。
フランジ部を有するセンサと、
該センサを挿入して取り付ける取付凹部が形成されるとともに、その取付凹部の軸線に対して対称的な溝形状をなす一対の切欠部が取付凹部の外面に形成された被取付部材と、
前記取付凹部に挿入されたセンサを前記一対の切欠部を通して挟持した状態で取り付けられ、取付凹部に対するセンサの軸線方向の移動を規制することでセンサを取付凹部に固定する固定部材と、を備え、
前記固定部材には、前記センサを固定した状態で前記フランジ部と係合して、センサを前記取付凹部への挿入方向に押圧する押圧係合凸部が設けられることを特徴とする。
このように、被取付部材の取付凹部に挿入されたセンサを固定する際には、取付凹部の外面に形成された一対の切欠部を通して固定部材でセンサを挟持し、取付凹部に対するセンサの軸線方向の移動を規制する。このとき、固定部材に設けられた押圧係合凸部がセンサのフランジ部と係合してセンサを取付凹部への挿入方向に押圧することで、センサの固定状態を強固なものにする。これにより、大きな振動を受けた場合でも、センサが動いてしまうという不具合を回避でき、固定部材を用いて被取付部材にセンサを固定する構造において耐振性に優れたセンサ取付構造を提供することができる。
以下、本発明のセンサ取付構造の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、本発明に係るセンサを、車両エンジンを冷却する冷却水の水温を測定するための温度センサに適用した場合を例示する。図1ないし図3に示すように、温度センサ1は、各種構成部材を収容するセンサハウジング2と、サーミスタからなる感温素子3と、感温素子3に接続される一対の信号線4と、信号線4の外周部分を密封状態で包囲する絶縁チューブ5とを備えている。
センサハウジング2は、先端(下端)が閉じた長細い筒形状に形成された温度検出部21と、温度検出部21の上側部分に設けられる嵌入取付部22と、嵌入取付部22の上側部分に設けられるコネクタ接続部23とから構成される。
温度検出部21の内部には、その先端側に感温素子3が配置される。感温素子3に接続される一対の信号線4は、絶縁チューブ5に包囲された状態で温度検出部21の内部空間内で垂直に配置される。そして、温度センサ1を冷却排管30(本発明の被取付部材)に取り付けた状態で、温度検出部21は冷却排管30の管路内に挿入される。温度検出部21内に配置された感温素子3及び絶縁チューブ5と、温度検出部21を形成するセンサハウジング2の外壁面との間の内部空間には、熱伝導性の高いシリコングリースが緩衝材6として充填される。
嵌入取付部22は、円筒形状に形成され、冷却排管30側の取付凹部32内に嵌入されることで温度センサ1を冷却排管30に取り付ける。温度検出部21との境界面となる嵌入取付部22の下端面22aは、温度センサ1を冷却排管30に挿入して取り付けた状態で取付凹部32の底面32aと当接して温度センサ1の軸線方向(上下方向)での位置決めを行う。
嵌入取付部22の軸線方向のほぼ中央位置には、径方向外側へ突出するフランジ部24が形成されている。そして、フランジ部24下方の嵌入取付部22の外壁面と取付凹部32側の段差部34との間でゴム材料からなるOリング7(本発明の弾性部材)を挟持した状態で、温度センサ1が冷却排管30に取り付けられる。これにより、Oリング7が温度センサ1と冷却排管30との間の密封性を高めるとともに、Oリング7の反発力が温度センサ1のスラストガタを抑える。
フランジ部24上方の嵌入取付部22の外壁面には、嵌入取付部22の軸線に対して対称的な一対の係合突起25が形成されている。係合突起25は、温度センサ1を冷却排管30に固定するためのクリップ10(本発明の固定部材)と係合する。嵌入取付部22の内部には、温度検出部21内に配置された一対の信号線4と個々に接続される一対のターミナル8が配置される。ターミナル8の上端部分は、コネクタ接続部23まで延びて配置される。
コネクタ接続部23は、温度センサ1を図示しない接続ケーブルのコネクタ(温度センサ1で検出した検出信号を外部に出力するためのコネクタ)に接続するための上面が開口したコネクタ形状に形成されている。コネクタ接続部23の内部には、嵌入取付部22から延びるターミナル8の上端部分が外部に露出して配置される。ターミナル8の露出部分には、接触抵抗を下げて良好な電気接続を可能にするために金メッキが施されている。
次に、温度センサ1が取り付けられる車両側の冷却排管30、及び冷却排管30に温度センサ1を固定するクリップ10について説明する。冷却排管30は、アルミ鋳造製のものに比べて重量を軽減することができる樹脂材料で形成されている。冷却排管30の外周壁には、温度センサ1を取り付けるための取付基部31が突出して設けられている。取付基部31には、温度センサ1の嵌入取付部22を嵌入する取付凹部32が形成されている。
取付凹部32の底面32aには、温度センサ1を取付基部31に取り付けた状態で、長細筒形状の温度検出部21を挿通して冷却排管30の管路内に配置する挿通孔33が形成されている。取付凹部32の内周壁には、温度センサ1の嵌入取付部22の外壁面との間でOリング7を挟持する段差部34が形成されている。
取付凹部32の外面には、取付凹部32の軸線に対して対称的な溝形状をなす一対の切欠部35が形成されている。切欠部35は、フランジ部24上方の嵌入取付部22の外壁面、すなわちセンサ固定用のクリップ10と係合する一対の係合突起25が形成された部分と対応する位置に形成されている。
センサ固定用のクリップ10は、図4ないし図6に示すように一本の針金を折曲することで形成される。そして、クリップ10は、温度センサ1の固定状態で相互に嵌入取付部22を挟持する一対の係合片部11と、一対の係合片部11をつなぐ連結片部12とを備える。一対の係合片部11は、個々に開く方向への弾性変形と弾性変形後に先端が接近する向きへの復帰変形とを可能にしている。
係合片部11のほぼ中央部分には、図5に示すクリップ10の平面視で、外方に向かって突出する湾曲部11aが形成されている。この湾曲部11aは、フランジ部24上方の嵌入取付部22の外面形状に沿った円弧状をなすものであり、一対の係合片部11による嵌入取付部22の挟持領域を増やすことで、クリップ10による温度センサ1の固定をより強固に行わせる。
係合片部11の湾曲部11aには、図6に示すクリップ10の側面視で、下方に向かって突出する突出部13が形成されている。図3に示すように、突出部13の下端部分13aは、クリップ10で温度センサ1を固定した状態で嵌入取付部22のフランジ部24の上面24aと係合して、温度センサ1を取付凹部32への挿入方向に押圧する押圧係合凸部として作用する。突出部13の上端部分13bは、嵌入取付部22の外壁面に形成された係合突起25と係合する。これにより、係合突起25は、押圧係合凸部(突出部13の下端部分13a)による温度センサ1の押圧を付勢する付勢係合部として作用する。
連結片部12は、図4に示すようにクリップ10により温度センサ1を固定した状態で冷却排管30の取付基部31(取付凹部32)の外面から所定間隔Lをあけて外部に突出して配置される。そして、その所定間隔Lとなる空間Sがクリップ10を取り外す際の取外操作部として作用する。具体的には、このような空間Sが設けられた連結片部12を摘んで引っ張ることにより、クリップ10の係合片部11による温度センサ1の挟持状態を解除して、クリップ10を取り外すことができる。また、空間S内にマイナスドライバー等の棒状部材の先端部分を挿入し、この状態から棒状部材をテコの原理で倒し込んでクリップ10を引き抜くことも可能である。この場合には、少ない力でクリップ10を簡単に取り外すことができる。
しかして、温度センサ1は、冷却排管30に設けられた取付基部31の取付凹部32内にOリング7を介して挿入され、温度検出部21が挿通孔33を通して冷却排管30の管路内に配置される。この状態から、一対の係合片部11が取付凹部32外面の一対の切欠部35に個々に挿入されて温度センサ1の左右の外面(フランジ部24上方の嵌入取付部22の外壁面)を相互間で挟持するようにクリップ10が取り付けられる。
そして、クリップ10の係合片部11は、その先端部分及び後端部分(連結片部12側の部分)が切欠部35と係合することで、取付凹部32に対する温度センサ1の軸線方向(上下方向)の移動を規制して温度センサ1を取付凹部32に固定する。このとき、係合片部11に設けられた突出部13の下端部分13a(本発明の押圧係合凸部)は、温度センサ1の嵌入取付部22のフランジ部24の上面24aと係合して温度センサ1を取付凹部32への挿入方向(下方向)に押圧する。また、この状態で、突出部13の上端部分13bが嵌入取付部22の外壁面に形成された係合突起25と係合することにより、係合突起25が突出部13による温度センサ1の押圧を付勢する。
以上のように、本実施形態の構成によれば、フランジ部24を有する温度センサ1と、該温度センサ1を挿入して取り付ける取付凹部32が形成されるとともに、その取付凹部32の軸線に対して対称的な溝形状をなす一対の切欠部35が取付凹部32の外面に形成された冷却排管30と、取付凹部32に挿入された温度センサ1を一対の切欠部35を通して挟持した状態で取り付けられ、取付凹部32に対する温度センサ1の軸線方向の移動を規制することで温度センサ1を取付凹部32に固定するクリップ10と、を備え、クリップ10には、温度センサ1を固定した状態でフランジ部24と係合して、温度センサ1を取付凹部32への挿入方向に押圧する突出部13が設けられる。
このように、冷却排管30の取付凹部32に挿入された温度センサ1を固定する際には、取付凹部32の外面に形成された一対の切欠部35を通してクリップ10の係合片部11で温度センサ1を挟持し、取付凹部32に対する温度センサ1の軸線方向の移動を規制する。このとき、クリップ10に設けられた突出部13が温度センサ1のフランジ部24と係合して温度センサ1を取付凹部32への挿入方向に押圧することで、温度センサ1の固定状態を強固なものにする。これにより、大きな振動を受けた場合でも、温度センサ1が動いてしまうという不具合を回避でき、クリップ10を用いて冷却排管30に温度センサ1を固定する構造において耐振性に優れたセンサ取付構造を提供することができる。
また、温度センサ1の外面には、温度センサ1がクリップ10により固定された状態で突出部13と係合して、その突出部13による温度センサ1の押圧を付勢する係合突起25が設けられる。これにより、冷却排管30の取付凹部32に温度センサ1を固定した状態での突出部13による温度センサ1の押圧をより一層強めることができ、センサ取付構造の耐振性を高めることができる。
また、温度センサ1は、Oリング7を介して取付凹部32内に挿入される。これにより、温度センサ1と冷却排管30との間の密封性を高めることができ、さらにはOリング7の反発力により温度センサ1のスラストガタを抑えることができる。
また、クリップ10は、一対の切欠部35に個々に挿入されて温度センサ1の左右の外面と個々に係合する一対の係合片部11と、該一対の係合片部11をつなぐ連結片部12と、を備え、一対の係合片部11が開くように弾性変形した後、各係合片部11の先端が接近する向きに復帰変形して温度センサ1を挟持固定する。そして、このようなクリップ10は、一本の針金を折曲形成して構成され、温度センサ1を押圧する突出部13は、その針金を湾曲して形成される。これにより、簡単かつ安価にクリップ10を形成することができる。
また、温度センサ1は、クリップ10により挟持される部分(嵌入取付部22)の外面形状が円形をなし、係合片部11には、その円形となる温度センサ1の外面形状に沿った円弧状の湾曲部11aが形成される。これにより、一対の係合片部11による嵌入取付部22の挟持領域を増やすことができるので、クリップ10による温度センサ1の固定をより強固に行わせることができる。なお、クリップにより挟持されるセンサ部分の外面形状は、必ずしも円形(正円形及び楕円形を含む)に限定するものではない。
また、連結片部12は、温度センサ1を固定した状態で取付凹部32の外面から所定間隔Lをあけて外部に突出し、その所定間隔Lとなる空間Sがクリップ10を取り外す際の取外操作部となる。これにより、クリップ10の取り外しが容易になり、ひいては冷却排管30からの温度センサ1の取り外し作業を容易することができる。
次に、本発明に係る固定部材であるクリップの変形例について図7及び図8を参照して説明する。まず、図7に示す変形例1のクリップ40は、連結片部12の形状を除いて前述したクリップ10と同一の形状である。クリップ10の連結片部12は平面視で湾曲形状に形成されているのに対して、クリップ40の連結片部41は平面視で矩形形状に形成されている。そして、クリップ40により温度センサ1を冷却排管30の取付凹部32に固定した状態で、クリップ10と同様に、冷却排管30の取付基部31外面から所定間隔L’をあけて連結片部41が外部に突出して配置され、その所定間隔L’となる空間S’がクリップ40を取り外す際の取外操作部として作用する。
ただし、この場合、空間S’を形成する所定間隔L’と横幅方向の広さ間隔Wとは、それぞれマイナスドライバーMDの先端部の矩形形状(刃幅及び刃厚)の規格値と対応した値に設定されている。例えば刃幅が4.5mm規格のマイナスドライバーMDと対応させた場合には、刃厚が0.6mmとなる。このため、所定間隔L’は0.6mmとほぼ同一の値(厳密には若干大きめの値)に設定され、広さ間隔Wは4.5mmとほぼ同一の値(厳密には若干大きめの値)に設定される。すなわち、取外操作部を形成する空間S’は、マイナスドライバーMDの刃幅及び刃厚の設定寸法からなる矩形形状とほぼ同一の矩形状の空間である。これにより、刃幅4.5mm規格のマイナスドライバーMDを空間S’内にほぼ隙間なく挿入させることができるので、マイナスドライバーMDを倒し込んでクリップ40を引き抜く際には、ガタ付きなくスムーズにクリップ40を引き抜くことができる。
また、図8に示す変形例2のクリップ50は、クリップ10のように針金を折曲形成したものではなく、金属板をプレス加工で打ち抜いて形成されている。クリップ50は、クリップ10と同様に弾性変形により温度センサ1の嵌入取付部22を挟持する一対の係合片部51と、一対の係合片部51をつなぐ連結片部52とを備えている。係合片部51のほぼ中央部分には、嵌入取付部22の外面形状に沿った円弧状の湾曲部51aが形成され、湾曲部51aの下端には、温度センサ1を取付凹部32への挿入方向に押圧する押圧係合凸部53が形成されている。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これはあくまで例示に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、実施形態中の構成では、車両エンジンの冷却水の温度を測定する温度センサを冷却排管に取り付けるためのセンサ取付構造として例示しているが、この構成に限定するものではない。すなわち、被取付部材の取付凹部にセンサを挿入して取り付ける構造のものであれば、センサ及び被取付部材の種類は限定しない。さらに、被取付部材及び固定部材の材質についても特に限定しない。例えば実施形態中では、被取付部材として樹脂材料で形成したものを例示しているが金属材料等からなる被取付部材としてもよい。また、固定部材として金属材料で形成したものを例示しているが樹脂材料等からなる固定部材としてもよい。
1 温度センサ(センサ)
2 センサハウジング
3 感温素子
4 信号線
5 絶縁チューブ
7 Oリング(弾性部材)
10 クリップ(固定部材)
11 係合片部
11a 湾曲部
12 連結片部
13 突出部(押圧係合凸部)
22 嵌入取付部
24 フランジ部
25 係合突起(付勢係合部)
30 冷却排管(被取付部材、管路)
32 取付凹部
35 切欠部
S,S’ 空間(取外操作部)
MD マイナスドライバー
2 センサハウジング
3 感温素子
4 信号線
5 絶縁チューブ
7 Oリング(弾性部材)
10 クリップ(固定部材)
11 係合片部
11a 湾曲部
12 連結片部
13 突出部(押圧係合凸部)
22 嵌入取付部
24 フランジ部
25 係合突起(付勢係合部)
30 冷却排管(被取付部材、管路)
32 取付凹部
35 切欠部
S,S’ 空間(取外操作部)
MD マイナスドライバー
Claims (9)
- フランジ部を有するセンサと、
該センサを挿入して取り付ける取付凹部が形成されるとともに、その取付凹部の軸線に対して対称的な溝形状をなす一対の切欠部が取付凹部の外面に形成された被取付部材と、
前記取付凹部に挿入されたセンサを前記一対の切欠部を通して挟持した状態で取り付けられ、取付凹部に対するセンサの軸線方向の移動を規制することでセンサを取付凹部に固定する固定部材と、を備え、
前記固定部材には、前記センサを固定した状態で前記フランジ部と係合して、センサを前記取付凹部への挿入方向に押圧する押圧係合凸部が設けられることを特徴とするセンサ取付構造。 - 前記センサの外面には、センサが前記固定部材により固定された状態で前記押圧係合凸部と係合して、その押圧係合凸部によるセンサの押圧を付勢する付勢係合部が設けられる請求項1に記載のセンサ取付構造。
- 前記センサは、弾性部材を介して前記取付凹部内に挿入される請求項1又は請求項2に記載のセンサ取付構造。
- 前記固定部材は、前記一対の切欠部に個々に挿入されて前記センサの左右の外面と個々に係合する一対の係合片部と、該一対の係合片部をつなぐ連結片部と、を備えたクリップから構成され、一対の係合片部が開くように弾性変形した後、各係合片部の先端が接近する向きに復帰変形してセンサを固定する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のセンサ取付構造。
- 前記センサは、前記クリップにより挟持される部分の外面形状が円形をなし、
前記係合片部には、その円形となるセンサの外面形状に沿った円弧状の湾曲部が形成される請求項4に記載のセンサ取付構造。 - 前記クリップは、一本の針金を折曲形成して構成され、
前記押圧係合凸部は、前記センサの押圧方向に突出形成された突出部からなる請求項4又は請求項5に記載のセンサ取付構造。 - 前記連結片部は、前記センサを固定した状態で前記取付凹部の外面から所定間隔をあけて外部に突出し、その所定間隔となる空間が前記クリップを取り外す際の取外操作部となる請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載のセンサ取付構造。
- 前記取外操作部を形成する空間は、マイナスドライバーの刃幅及び刃厚の設定寸法からなる矩形形状とほぼ同一の矩形状の空間から構成される請求項7に記載のセンサ取付構造。
- 前記センサは、感温素子を有する温度センサであり、
前記被取付部材は、樹脂材料から形成されるとともに、媒体が流動する内部に前記感温素子が挿入して取り付けられる管路である請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のセンサ取付構造。
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