JP7359665B2 - 部品取付構造 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施形態1に係る部品取付構造Aを示すものである。部品取付構造Aは、部品Bを螺合させるためのねじ孔10aが形成された金属製ブッシュ10を樹脂製パイプ1に挿入して取り付けることが可能に構成されている。部品Bは、例えば各種センサ等である。センサとしては、樹脂製パイプ1内を流通する液体の圧力を測定する液圧センサ、液体の温度を測定する温度センサ、樹脂製パイプ1内を流通する気体の圧力を測定する気圧センサ、気体の温度を測定する温度センサ等を挙げることができる。また、部品Bは、配管を接続するための接続部材であってもよいし、配管を閉塞するための閉塞部材であってもよい。
金属製ブッシュ10は、全体として円筒に近い形状とされており、部品Bを螺合させるためのねじ孔10aが当該金属製ブッシュ10の軸芯を貫通するように形成されている。金属製ブッシュ10を構成する材料は、例えば鋼材等を挙げることができるが、これに限られるものではなく、部品Bの締め付けトルクを十分に高めた場合であってもねじ溝が破損しない程度の強度を有する金属材料または樹脂材料で構成されていればよい。
分岐管部3の基端部は図3における下側であり、分岐管部3の先端部は図3における上側である。分岐管部3の基端部の内面には、金属製ブッシュ10の嵌合部12が入って嵌合する被嵌合部としての凹部3bが形成されている。図5に示すように、凹部3bの底面に連通孔2fが開口している。凹部3bの深さ方向は、分岐管部3の管軸方向(図3の上下方向)である。凹部3bの深さ方向に直交する方向の断面は、金属製ブッシュ10の嵌合部12と同様な六角形とされている。この凹部3bの断面は、金属製ブッシュ10の嵌合部12の断面と合うように設定すればよく、六角形に限られるものではなく、嵌合部12の断面形状に応じて設定することができる。凹部3bの断面を金属製ブッシュ10の嵌合部の断面と合うように設定することで、凹部3bの内面が、金属製ブッシュ10の嵌合部の外形状に沿うように形成されることになる。
図1に示すように、部品取付構造Aは、樹脂製パイプ1の分岐管部3に挿入された金属製ブッシュ10の当該分岐管部3からの抜けを阻止するための抜け止め部材4を備えている。図7に示すように、抜け止め部材4は、例えば弾性を有する金属製の線材を屈曲させることによって形成することができる。抜け止め部材4は、基部4aと、基部4aの両端部からそれぞれ延びる中間係止部4b、4bと、各中間係止部4bの先端部から屈曲して延びる先端係止部4c、4cとを備えている。
樹脂製パイプ1は、ガスインジェクション工法によって成形されている。すなわち、成形型内に必要量の溶融樹脂を射出した後、パイプ本体2の一端部に対応する部分から他端部に対応する部分へ向けて高圧ガスを噴射することで、溶融樹脂を中空状に成形して固化させることにより、一端部から他端部まで連通したパイプ本体2を得ることができる。この成形時には、分岐管部3をパイプ本体2に一体成形する。分岐管部3の外面の基端部近傍に肉盗み部3aを形成するように成形面の形状を設定しておくことで、高圧ガスが成形型内の分岐管部3に対応する部分に流入しにくくなる。分岐管部3の内面は、成形型に設けられたスライドピンによって成形することができる。このスライドピンの形状により、凹部3bも同時に成形できる。
次に、部品Bの取付方法について説明する。まず、図6に示すようにシール材11が取り付けられた金属製ブッシュ10を用意する。この金属製ブッシュ10を図8に示すように分岐管部3に挿入し、金属製ブッシュ10の嵌合部12を分岐管部3の凹部3bに入れて嵌合させる。この状態で、金属製ブッシュ10の係合溝部10eが挿入孔3e、3eの内方に見えるようになる。
以上説明したように、この実施形態によれば、樹脂製パイプ1の分岐管部3に挿入した金属製ブッシュ10の軸芯周りの回転を阻止することができるとともに、分岐管部3からの抜けを阻止することができるので、部品Bの金属製ブッシュ10に対する締め付けトルクを高めて当該部品Bを樹脂製パイプ1に強固に取り付けることができる。
図9は、本発明の実施形態2に係る部品取付構造Aの分解斜視図である。実施形態2は、金属製ブッシュ10の樹脂製パイプ1に対する回り止め構造が実施形態1のものと異なっており、他の部分は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、実施形態1と異なる部分について詳細に説明する。
図10は、本発明の実施形態3に係る部品取付構造Aの斜視図である。実施形態3は、金属製ブッシュ10の樹脂製パイプ1からの抜け止め構造が実施形態1のものと異なっており、他の部分は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、実施形態1と異なる部分について詳細に説明する。
図11は、本発明の実施形態4に係る部品取付構造Aの断面図である。実施形態4は、金属製ブッシュ10の樹脂製パイプ1からの抜け止め構造が実施形態1のものと異なっており、他の部分は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、実施形態1と異なる部分について詳細に説明する。
2 パイプ本体(主パイプ部)
3 分岐管部
3b 被嵌合部(凹部)
3e 挿入孔
4 抜け止め部材
10 金属製ブッシュ
10a ねじ孔
10e 係合溝部(係合部)
11 シール材
12 嵌合部
B 部品
Claims (6)
- 部品(B)を螺合させるねじ孔(10a)が形成された金属製ブッシュ(10)を樹脂製パイプ(1)に挿入して取り付ける部品取付構造において、
前記樹脂製パイプ(1)は、主パイプ部(2)と、該主パイプ部(2)から分岐する分岐管部(3)を有し、前記分岐管部(3)に前記金属製ブッシュ(10)が挿入され、
前記金属製ブッシュ(10)には、嵌合部(12)が形成され、
前記嵌合部(12)は、前記金属製ブッシュ(10)の挿入方向先端部から突出するように形成され、
前記分岐管部(3)には、前記嵌合部(12)が嵌合して前記金属製ブッシュ(10)の軸芯周りの回転を阻止する被嵌合部(3b)が形成され、
前記被嵌合部(3b)は、前記分岐管部(3)の基端部の内面に形成され、前記嵌合部(12)が入る凹部(3b)で構成され、
前記樹脂製パイプ(1)に挿入された前記金属製ブッシュ(10)の抜けを阻止する抜け止め部材(4)を備えていることを特徴とする部品取付構造。 - 請求項1に記載の部品取付構造において、
前記嵌合部(15、16)は、前記金属製ブッシュ(10)の外周部分に形成され、
前記被嵌合部(3g)は、前記分岐管部(3)の内面における前記嵌合部(15、16)に対応する部分に形成されていることを特徴とする部品取付構造。 - 請求項1または2に記載の部品取付構造において、
前記金属製ブッシュ(10)の外周部分には環状のシール材(11)が配設され、
前記金属製ブッシュ(10)の外周部分における前記シール材(11)よりも挿入方向基端部寄りの部位には、前記抜け止め部材(4)が係合する係合部(10e)が形成され、
前記分岐管部(3)の周壁部には、前記係合部(10e)に対応する部分に前記抜け止め部材(4)を挿入する挿入孔(3e)が形成されていることを特徴とする部品取付構造。 - 請求項1から3のいずれか1つに記載の部品取付構造において、
前記嵌合部(12)は、前記金属製ブッシュ(10)の軸芯に直交する方向の断面が多角形状であり、
前記被嵌合部(3b)は、前記嵌合部(12)の外形状に沿うように形成されていることを特徴とする部品取付構造。 - 請求項1に記載の部品取付構造において、
前記抜け止め部材(5)は、前記金属製ブッシュ(10)の先端部が挿通した状態で係合する挿通孔(5c)を有する円形板部(5a)と、該円形板部(5a)の周縁部から突出して前記分岐管部(3)の外周面に沿って周方向に延びる側板部(5b)とを有し、該円形板部(5a)と該側板部(5b)とは、樹脂材で一体成形され、
前記側板部(5b)には、前記分岐管部(3)が有する係合爪(3h)の形成部分に対応するように、当該係合爪(3h)が係合する孔部(5d)が形成されていることを特徴とする部品取付構造。 - 請求項1に記載の部品取付構造において、
前記抜け止め部材(6)は、リング状に形成されており、当該抜け止め部材(6)の内周面から突出する複数の内側突起部(6a)と、当該抜け止め部材(6)の外周面から突出する複数の外側突起部(6b)とを有し、
前記抜け止め部材(6)の前記内側突起部(6a)が前記金属製ブッシュ(10)に設けられた係合部(10e)に係合し、前記外側突起部(6b)が前記分岐管部(3)に係合することを特徴とする部品取付構造。
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