JP2014159821A - 空気弁、副弁付き空気弁及びこれらの連結機構 - Google Patents

空気弁、副弁付き空気弁及びこれらの連結機構 Download PDF

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【課題】地震等で振動しても空気弁と管路や副弁等の他の部材とがずれたり外れたりせず、漏液を抑制できる。
【解決手段】空気弁1は、大空気孔6が形成された弁箱5と、小空気孔12を有していて弁箱5内で昇降して大空気孔6を開閉する遊動弁体13と、弁箱5内で昇降して遊動弁体13の小空気孔12を開閉するフロート弁体11とを備えた。弁箱5の下部開口8の外側にフランジ部23を形成し、その外側に90度間隔で略L字形状のアーム部24を形成した。アーム部24の屈曲部24aは挿通孔24bを有し、屈曲部24aの挿通孔に締結ボルト28を挿通させ、前後に配したナット29に螺合させた。空気弁1のフランジ部23の下側に立ち上がり管3のフランジ部26を取り付けた。締結ボルト28でフランジ部26の外周面26aを四方から押圧して固定した。
【選択図】図1

Description

本発明は、水等の液体が流れる管路等に設けられていて流体中の空気を排出したり吸入したりする空気弁と副弁付き空気弁、そしてこれらの連結機構に関する。
従来、上水道等の液体、例えば水が流れる管路に直交する立ち上がり管に空気弁が設けられている。空気弁は、管路内を流れる液体中に混入している空気等を排出したり、管路内の液体を排出する際に圧力調整のために管路内に空気を吸入したりするための空気弁や副弁付き空気弁が設けられている。
空気弁を管路の立ち上がり管に接続する構造として、例えば特許文献1に記載されたものが提案されている。この空気弁は、管路に設けた立ち上がり管のフランジ部と空気弁に設けたフランジ部とを挿通孔を通してボルトとナットで締結することで連結していた。
なお、公知の空気弁は、管路に水を満たす場合には、弁箱内の遊動弁体とフロート弁体が降下した開弁状態で管路中の大量の空気を大空気孔から排出し、空気弁内に水が満たされるとフロート弁体と遊動弁体が浮力で上昇して大小の空気孔が閉弁する。また、水の中に含まれる空気が浮上して空気弁内に溜まると水面と共にフロート弁体が降下して小空気孔が開弁し、小空気孔を通して排気される。そして、管路内の水を抜く場合には、空気弁の遊動弁体とフロート弁体が降下して大小の空気孔が開弁するため多量の空気が吸入されて管路に流入され、管路内の負圧を抑制する。
特開2012−52566号公報
しかしながら、上述した空気弁と立ち上がり管のフランジ部同士をボルトとナットで連結する構造では、フランジ部に形成したボルト穴とボルトとの間に遊びや公差を有している。そのため、地震が発生した際、振動によってボルトが振れて緩んでしまい、フランジ面同士がずれてしまうためにフランジ部から漏水することがあった。特に空気弁は管路の上側に設置するため、管路よりも地震による振動が大きくフランジ部がずれ易いため、上述したようなズレや漏水が発生し易いという欠点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、地震等で振動しても空気弁と立ち上がり管や副弁等の他の部材とがずれたり外れたりせず、漏水を抑制できるようにした空気弁と副弁付き空気弁、及びこれらの連結機構を提供することを目的とする。
本発明による空気弁は、弁箱から径方向外側に延びていて弁箱に連結される他の部材を囲うアーム部と、該アーム部に取り付けられていて他の部材を押圧する押圧部材とを備えたことを特徴とする。
本発明による空気弁によれば、弁箱の外側に設けたアーム部で他の部材を囲うと共に、押圧部材でアーム部を介して他の部材を押圧して固定するようにしたから、地震等で空気弁と他の部材とが互いに振動したとしても空気弁と他の部材とがずれたり外れたりすることを抑制できて、空気弁と他の部材との連結部から漏液することを防止できる。
また、押圧部材はナットに螺合した締結ボルトであることが好ましい。
空気弁のアーム部材から締結ボルトを通して締め込むことで締結ボルトの先端によって他の部材を押圧し、ナットでその位置に固定することができる。
本発明による副弁付き空気弁は、弁箱から径方向外側に延びていて弁箱に連結される副弁を囲う第一アーム部と、該第一アーム部に取り付けられていて副弁を押圧する第一押圧部材とを備えた空気弁と、空気弁に連通する流体の連通路を有する副弁箱と、該副弁箱内に設けられていて連通路を開閉可能な副弁体と、副弁箱から径方向外側に延びていて副弁箱に連結される他の部材を囲う第二アーム部と、該第二アーム部に取り付けられていて他の部材を押圧する第二押圧部材とを備えた副弁と、を備えたことを特徴とする。
本発明による副弁付き空気弁によれば、弁箱の外側に設けた第一アーム部で副弁を囲うと共に、第一押圧部材で第一アーム部を介して副弁を押圧することで空気弁と副弁の一体性を確保し、更に副弁の外側に設けた第二アーム部で管路の立ち上がり管等からなる他の部材を囲うと共に、第二押圧部材で第二アーム部を介して他の部材を押圧することで副弁付き空気弁と他の部材とを一体に固定保持できる。そのため、地震等で空気弁と副弁と他の部材とが互いに振動したとしても、第一及び第二アーム部と第一及び第二押圧部材とで順次押圧することで、空気弁と副弁と他の部材との連結部が相互にずれたり外れたりすることを防止できて、空気弁と副弁と他の部材との連結部から漏液することを抑制できる。
また、第一押圧部材と第二押圧部材はナットに螺合した締結ボルトであることが好ましい。
空気弁の第一アーム部材から第一押圧部材の締結ボルトを締め込むことで締結ボルトの先端によって副弁を押圧し、ナットでその位置に固定し、更に副弁の第二アーム部材から第二押圧部材の締結ボルトを締め込むことで締結ボルトの先端によって他の部材を押圧し、ナットでその位置に固定することができる。
また、本発明による空気弁の連結機構では、上述した空気弁を有しており、他の部材は、空気弁に連通する流体の連通路を有する副弁箱と該副弁箱内に設けられていて連通路を開閉可能な副弁体とを備えた副弁、または流体が流通する管路に設けた立ち上がり管であり、副弁または立ち上がり管に設けたフランジ部を、押圧部材で押圧するようにしたことを特徴とする。
副弁または立ち上がり管に設けたフランジ部を押圧部材で押圧することで、押圧部分の外径が大きくなるため、アーム部と押圧部材による空気弁と他の部材との固定強度が高くなり、地震等による振れが生じても一体に強固に固定でき、フランジ部のズレによる漏液を防止できる。
本発明による副弁付き空気弁の連結機構は、上述した副弁付き空気弁を有しており、副弁には第一フランジ部が設けられ、他の部材は流体が流通する管路に設けた立ち上がり管であって第二フランジ部が設けられ、第一押圧部材で第一フランジ部を押圧し、第二押圧部材で第二フランジ部を押圧するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、副弁の第一フランジ部を空気弁の第一押圧部材で押圧固定し、立ち上がり管の第二フランジ部を副弁の第二押圧部材で押圧固定したから、管路に設けた立ち上がり管と副弁と空気弁を一体に固定保持でき、地震等で振動しても互いにずれたり外れたりすることがなく、第一または第二フランジ部のズレによる漏液を防止できる。
本発明による空気弁及びその連結機構によれば、空気弁のアーム部に設けた押圧部材によって他の部材を押圧固定できるから、地震等で振動したとしても、空気弁と他の部材とが互いにずれたり外れたりしないように固定することができ、漏液等が発生することを確実に防止できる。
また、本発明による副弁付き空気弁及びその連結機構によれば、空気弁の第一アーム部に設けた第一押圧部材によって副弁を押圧固定でき、更に副弁の第二アーム部に設けた第二押圧部材によって他の部材を押圧固定できるから、地震等で振動したとしても、空気弁と副弁と他の部材とが互いにずれたり外れたりしないように固定することができ、漏液等が発生することを確実に防止できる。
本発明の第一実施形態による空気弁と立ち上がり管との連結機構を示す要部縦断面図である。 図1に示す空気弁と立ち上がり管との連結機構を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態による副弁付き空気弁と立ち上がり管との連結機構を示す要部縦断面図である。 図3に示す副弁付き空気弁と立ち上がり管との連結機構を示す斜視図である。 立ち上がり管と空気弁または副弁との間に連結可能な縦管の縦断面図である。
以下、本発明の第一実施形態による空気弁の連結機構について図1及び図2を参照して説明する。
図1及び図2に示す空気弁1は、液体、例えば上水道等の水を流す管路2に略直交させて設けた立ち上がり管3の上端部に連結されている。空気弁1は、略カップ形状を有している弁箱5の上端の開口に大空気孔6が形成された蓋体7が設置されて覆われ、弁箱5の下部には管路2に連通する下部開口8が形成されている。弁箱5内には、上端の開口部が大空気孔6に連通し、周囲の壁面には水の通過孔が形成された略有底筒状のフロート弁体ガイド10が配設されている。フロート弁体ガイド10の上端部は蓋体7に液密に連結されている。
フロート弁体ガイド10内には例えば略球体状のフロート弁体11が浮力によって昇降可能に配設されている。フロート弁体11の上側には、中央に小空気孔12が形成されていて浮力で昇降して大空気孔6を開閉可能な遊動弁体13が配設されている。遊動弁体13は中央が隆起する略山形に形成されており、その中央頂部に上下面を連通する小空気孔12が形成されている。フロート弁体11には、自身の浮力と空気弁1内の圧力と大気圧の差によって生じる押し上げ力が作用している。フロート弁体11が昇降することで小空気孔12を開閉可能である。
なお、小空気孔12は遊動弁体13の中央下部に嵌装された小空気孔弁座20に形成され、その上部には弁座押さえ部材21が装着されている。
また、蓋体7には大空気孔6の周囲の裏面に遊動弁体13の表面が当接して液密に封止するための大空気孔弁座14がリング状に形成されている。
蓋体7の上部には、凸曲面状のカバー16が設置されており、空気弁1内に異物が入らないようになっている。また、空気弁1から水が噴出した場合には、飛散することを防止できるようになっている。ナットを挟んで配設されたカバー16と蓋体7は、周縁部の挿通孔を通してボルト17とナット18で連結されている(図1では1つのボルト17とナット18のみを示す)。
また、弁箱5の下部中央は縮径されており、縮径部に形成された下部開口8は小径の円筒面状に形成されている。そして、下部開口8の外周面には径方向外側に延びる略円盤形状のフランジ部23が形成され、更にその外側には、所定間隔で適宜数、例えば4本の略L字形状のアーム部24が径方向外側に延びており、その先端部は下方に屈曲した屈曲部24aとされ、各屈曲部24aには挿通孔24bが水平方向に形成されている。
フランジ部23には所定間隔、例えば90度間隔でボルト17を挿通させるための複数個、例えば4個の挿通孔23aが上下方向に形成されている。なお、フランジ部23の挿通孔23aとアーム部24とは交互に等間隔(例えば45°間隔)で周方向に互い違いに配設されていることが強度上好ましい。
また、管路2に一体形成されていて管路2から起立する立ち上がり管3の上端部には、空気弁1のフランジ部23の挿通孔23aに対向する位置に挿通孔を有するフランジ部26が形成されている。立ち上がり管3のフランジ部26と空気弁1のフランジ部23とは好ましくは下部開口8及び内面3aの間にガスケットを挟んで対向して配設されており、両フランジ部23,26はボルト17を各挿通孔に挿入してナット18で締結されている。
しかも、好ましくは、空気弁1の下部開口8の内径と立ち上がり管3の内面3aの内径とは同一寸法とされている。
また、アーム部24の屈曲部24aには、押圧部材として、例えば締結ボルト28が挿通孔24bを通してフランジ部26の外周面26aを押圧固定しており、締結ボルト28には屈曲部24aの前後にナット29が螺着されている。少なくとも一方のナット29はダブルナットにすることが好ましい。そして、締結ボルト28を締め込むことで、空気弁1のアーム部24と立ち上がり管3のフランジ部26とを固定できる。
図1及び図2に示す締結ボルト28は無頭ボルトであるが、有頭ボルトを用いてもよい。
本実施形態による空気弁1とその連結機構は上述の構成を備えているため、空気弁1と立ち上がり管3はアーム部24及び締結ボルト28によってフランジ部23とフランジ部26を強固に固定できるから、地震等で振動が発生したとしても、空気弁1の振れが抑制される。そのため、空気弁1のフランジ部23と立ち上がり管3のフランジ部26とはフランジ面がずれたり外れたりせず、立ち上がり管3からの漏水事故を抑制できる。
しかも、空気弁1はフランジ部23の外側に突出する複数本、例えば4本のアーム部24を挿通する締結ボルト28によって、立ち上がり管3のフランジ部26の外周面26aを押圧して固定するようにしたから、力の作用点が空気弁1の中心から離れているため固定強度が高い。
更に、空気弁1の下部開口8や立ち上がり管3の内面3aには水の流通を阻害する部材が存在しないから、スムーズな水の流通を得られる。
また、立ち上がり管3のフランジ部26を、空気弁1のフランジ部23に設けたアーム部24の締結ボルト28で外側から押圧固定する構成であるから、既存または既設の管路2の立ち上がり管3に空気弁1を容易に取り付けできる。
なお、本発明は上述の第一実施形態による空気弁1に限定されることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜の変更や置換等が可能であり、これらはいずれも本発明に含まれる。以下に、本発明の他の実施形態や変形例について説明するが、上述の実施形態と同一または同様な部分、部材には同一の符号を用いて説明を省略する。
例えば、図3及び図4は本発明の第二実施形態による副弁付き空気弁32を示すものである。本第二実施形態による副弁付き空気弁32は、空気弁1と管路2の立ち上がり管3との間に副弁33を取り付けた構成を備えており、副弁33は例えば空気弁1内のフロート弁体11や遊動弁体13等の点検等を行うために設けている。
副弁33は、副弁箱34内に副弁体35として略球形のボール弁体を設けており、副弁体35の略球形のボール弁体の上下方向に対向する面部分には水を流通させるための開口35a、35bが形成されている。そして、副弁箱34において水の挿通路を構成する内面の上部には略リング状の上部弁座37が設置され、内面の下部には略リング状の下部弁座38が設置されている。そして、副弁箱34の側部には挿通孔部40が水平方向に形成され、この挿通孔部40内には副弁体35の側部に固定された弁軸41が水平方向の軸線回りに回転可能に嵌挿されている。
副弁箱34の挿通孔部40と弁軸41との間にはパッキンが嵌挿され、挿通孔部40は弁軸41を液密に回転可能に支持している。弁軸41の他端は副弁箱34の外部に突出してレバー42が取り付けられている。そのため、レバー42を回転させることで弁軸41を介して副弁体35を水平軸線回りに回転させ、上下部弁座37,38に対して副弁体35の開弁と閉弁を切り替えることができる。
そして、副弁33の副弁箱34において、上部弁座37の上側には空気弁1の下部開口8に対向する上部開口43が形成されている。同様に、下部弁座38の下側には立ち上がり管3の内面3aに対向する下部開口44が形成されている。
また、副弁33の副弁箱34において、上部開口43の外周には、空気弁32のフランジ部23に対向する上部フランジ部45が形成され、下部開口44の外周には立ち上がり管3のフランジ部26に対向する下部フランジ部46が形成されている。これら上部フランジ部45と空気弁1のフランジ部23、下部フランジ部46と立ち上がり管3のフランジ部26とはそれぞれガスケット48を介して図示しないボルト17とナット18によって連結されている。
また、空気弁1におけるフランジ部23から径方向外側に延びるアーム部24が適宜数、例えば90度間隔で4本形成されている。各アーム部24の屈曲部24aには、押圧部材として、例えば締結ボルト28が挿通孔24bを通して副弁33の上部フランジ部45の外周面45aを押圧固定しており、締結ボルト28には屈曲部24aの前後にナット29が螺着されている。少なくとも一方のナット29はダブルナットにすることが好ましい。そして、締結ボルト28を締め込むことで、空気弁1のアーム部24と副弁33の上部フランジ部45とを押圧固定できる。
また、副弁33における下部フランジ部46から径方向外側に延びるアーム部24と同様のアーム部50が適宜数、例えば90度間隔で4本形成されている。各アーム部50の屈曲部50aには、押圧部材として、例えば締結ボルト28が挿通孔50bを通して立ち上がり管3のフランジ部26の外周面26aを押圧固定しており、締結ボルト28には屈曲部50aの前後にナット29が螺着されている。少なくとも一方のナット29はダブルナットにすることが好ましい。そして、締結ボルト28を締め込むことで、副弁33のアーム部50と立ち上がり管3のフランジ部26とを押圧固定できる。
本第二実施形態による副弁付き空気弁32は上述の構成を備えているため、空気弁1と副弁33と立ち上がり管3とは各一対のフランジ部23、45とフランジ部46、26とがボルト17とナット18によって厚み方向にそれぞれ固定されている。しかも、空気弁1におけるフランジ部23のアーム部24から径方向内側に延びる締結ボルト28によって副弁33の上部フランジ部45を押圧固定し、副弁33における下部フランジ部46のアーム部50から立ち上がり管3のフランジ部26を押圧固定している。
そのため、地震等で、副弁付き空気弁32に管路2より大きな振動が生じたとしても、副弁33の上部フランジ部45は空気弁1のフランジ部23のアーム部24から延びる締結ボルト28によって押圧固定され、立ち上がり管3のフランジ部26は副弁33の下部フランジ部46から延びるアーム部50によって押圧固定されているため、各フランジ部23、45、50,26はいずれもボルト17やフランジ面がずれたりせず、漏水事故を抑制できる。
しかも、互いに連結される空気弁1の下部開口8や副弁33の上部開口43と下部開口44、立ち上がり管3の内面3aには水の流通を阻害する部材が存在しないから、スムーズな水の流通を得られる。
また、副弁33の上部フランジ部45や立ち上がり管3のフランジ部26の外周面45a、26aを外側から締結ボルト28で押圧固定する構成であるから、固定強度が高い上に、既存または既設の管路2の立ち上がり管3に副弁付き空気弁32を容易に取り付けできる。
なお、上述した各実施形態では、空気弁1や副弁33のアーム部24、50に挿通する締結ボルト28をナット29に螺合させて副弁33や立ち上がり弁3の上部フランジ部45やフランジ部26を押圧するようにしたが、被押圧部としての副弁33や立ち上がり弁3等では、必ずしも上部フランジ部45やフランジ部26等のフランジ部を設ける必要はない。例えば、副弁33の副弁箱34の胴体や立ち上がり管3の管体等を締結ボルト28で直接押圧して固定するようにしてもよい。
また、空気弁1のアーム部24、副弁33のアーム部50はそれぞれフランジ部23、下部フランジ部46から延びて設けられているが、必ずしもフランジ部23、46を設ける必要はなく弁箱5、副弁箱34の外周面から直接アーム部24、50が延びて設けられていてもよい。この場合、各アーム部24、50にボルト17の挿通孔をそれぞれ設け、副弁33の上部フランジ部45、立ち上がり管3のフランジ部26の挿通孔を通してボルト17とナット18とで連結してそれぞれ上下方向に固着してもよい。
なお、空気弁1と立ち上がり管3との間、副弁33と立ち上がり管3との間に、図5に示すような縦管55を設けてもよい。この場合、縦管55は中空の内面56aを有する管体56と上フランジ部57と下フランジ部58を備えており、下フランジ部58にはアーム部59と締結ボルト28及びナット29を備えることが好ましい。
縦管55を設置する場合、上フランジ部57は空気弁1または副弁33のアーム部24、50及び締結ボルト28及びナット29によって外周面を押圧固定され、下フランジ部58はそのアーム部59及び締結ボルト28及びナット29によって立ち上がり管3のフランジ部26を押圧固定することができる。
なお、締結ボルト28には必ずしもダブルナット29等のナット29を設ける必要はなく、例えば屈曲部24a,50aの挿通孔に雌ネジが切られていてもよい。
また、上述の各実施形態ではアーム部24,50,59を4本設けたが、4本に限定されるものではなく適宜本数配設でき、例えば120度間隔で3本、6本或いは8本等配設しても良い。
さらに、上述した実施形態による空気弁1は遊動弁体13を備えているが、遊動弁体13を設けずにフロート弁体11によって大空気孔6を開閉する空気弁に構成してもよい。
1 空気弁
2 管路
3 立ち上がり管
5 弁箱
6 大空気孔
8 下部開口
11 フロート弁体
12 小空気孔
13 遊動弁体
14 大空気孔弁座
23、26 フランジ部
24,50、59 アーム部
24a,50a 屈曲部
28 締結ボルト
29 ナット
32 副弁付き空気弁
33 副弁
34 副弁箱
35 副弁体
45、57 上フランジ部
46、58 下フランジ部
55 縦管
56 管体

Claims (6)

  1. 弁箱から径方向外側に延びていて前記弁箱に連結される他の部材を囲うアーム部と、該アーム部に取り付けられていて前記他の部材を押圧する押圧部材とを備えたことを特徴とする空気弁。
  2. 前記押圧部材はナットに螺合した締結ボルトである請求項1に記載された空気弁。
  3. 弁箱から径方向外側に延びていて前記弁箱に連結される副弁を囲う第一アーム部と、該第一アーム部に取り付けられていて前記副弁を押圧する第一押圧部材とを備えた空気弁と、前記空気弁に連通する流体の連通路を有する副弁箱と、該副弁箱内に設けられていて前記連通路を開閉可能な副弁体と、前記副弁箱から径方向外側に延びていて前記副弁箱に連結される他の部材を囲う第二アーム部と、該第二アーム部に取り付けられていて前記他の部材を押圧する第二押圧部材とを備えた前記副弁と、
    を備えたことを特徴とする副弁付き空気弁。
  4. 前記第一押圧部材と第二押圧部材はナットに螺合した締結ボルトである請求項3に記載された副弁付き空気弁。
  5. 請求項1または2に記載された空気弁を有しており、前記他の部材は、前記空気弁に連通する流体の連通路を有する副弁箱と該副弁箱内に設けられていて前記連通路を開閉可能な副弁体とを備えた副弁、または流体が流通する管路に設けた立ち上がり管であり、前記副弁または立ち上がり管に設けたフランジ部を、前記押圧部材で押圧するようにしたことを特徴とする空気弁の連結機構。
  6. 請求項3または4に記載された副弁付き空気弁を有しており、前記副弁には第一フランジ部が設けられ、前記他の部材は流体が流通する管路に設けた立ち上がり管であって第二フランジ部が設けられ、前記第一押圧部材で第一フランジ部を押圧し、前記第二押圧部材で第二フランジ部を押圧するようにしたことを特徴とする副弁付き空気弁の連結機構。
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