JP2014157895A - 電子機器ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子機器ユニット100Aの筐体の外面121に設けられた窓穴130Aは、一対の支軸31a、31bを中心として矢印134方向に回動する窓カバー140Aによって開放/封鎖され、小窓カバー140Aは、一対の支軸嵌入凹面44a、44bとこれを取巻く支軸嵌入凸面45a、45bとによって構成された長円形状の溝穴を有し、直交開放された窓カバー140Aは、前記支軸と溝穴に沿って筐体内部に挿入、格納される。
【選択図】図4
Description
(1)構成の詳細な説明
以下、この発明の実施の形態1による電子機器ユニットについて説明する。図1は、この発明の実施の形態1による電子機器ユニットの全体構成を示す斜視図である。図1に於いて、電子機器ユニット100Aは、樹脂製のベース110と、樹脂製の本体カバー120Aと、ベース110に収納された1枚の回路基板10aとによって構成されている。尚、回路基板は1枚に限られるものではなく、ベース110と本体カバー120Aの何れか一方又は相互に分散して収納された複数枚の回路基板を備えていてもよい。
第1及び第2の溝穴50a、50b(図3には第2の溝穴50bのみが示されている)を構成している。
ク32bの軸方向の端部との間の小窓カバーの横幅方向の間隔よりも大きく設定されている。ただし、一対のフックの端面間隔はフック端面に設けられた嵌入斜面部を考慮した寸法となっている。
以下、この発明の実施の形態1による小窓カバーを有する電子機器ユニットに於ける、小窓カバーの開閉動作について詳細に説明する。まず、前述した図1〜図4に於いて、回路基板10aを収納したベース110と本体カバー120Aとは、相互の開口端を封鎖するように図示していないネジにより一体に固定される。
G=y−L=√(L2+T12)−L=T1×√[(L/T1)2+1]−L
・・・式(1)
ここで、間隙Gと外面厚さT1との比率を間隙比率G/T1とすれば、間隙比率G/T1は下記の式(2)により示される。
∴ G/T1=√(x2+1)−x ・・・・式(2)
但し 偏在寸法比x=L/T1>1.0
請求項1に記載の発明に関連し、この発明の実施の形態1による電子機器ユニット100Aは、回路基板10aと電子回路部品11を収納した筐体210Aの外面121に開口し、保守点検に適した窓穴130Aを備え、当該窓穴130Aに対して開閉自在に装着された、小窓カバー140Aを有する電子機器ユニット100Aであって、前記筐体210Aは、前記小窓カバー140Aの開閉操作を行うときに、当該小窓カバー140Aの回動中心となる一対の第1及び第2の支軸31a、31bを有するとともに、前記小窓カバー140Aは、前記第1及び第2の支軸31a、31bにそれぞれが嵌入する一対の第1及び第2の支軸嵌入凹面44a、44bと、当該第1及び第2の支軸嵌入凹面44a、44bを取巻く一対の第1及び第2の支軸嵌入凸面45a、45bとによって構成された長円形状の一対の第1及び第2の溝穴50a、50bを備え、前記小窓カバー140Aを前記窓穴130Aの閉鎖位置から、直交開放位置に回動させた後、前記小窓カバー140Aの少なくとも一部分を、前記第1及び第2の支軸31a、31bと前記第1及び第2の溝穴50a、50bに沿って前記筐体210Aの内部に押し込んで、開放位置に於ける前記小窓カバー140Aの突出高さを抑制するように構成されている。
2の窓穴内面130jと対向する前記小窓カバー140Aの支軸側端面までの最大間隔Gは、前記小窓カバー140Aの回動中心点Pと、前記小窓カバー140Aの支軸側端面までの最大寸法yから、前記最小端面距離Lを減じた値以上となるように構成されている。
即ちこの発明の実施の形態1による電子機器ユニットは、前記窓カバーの前記回動中心点をP、前記回動中心点Pから前記窓穴の内面と対向する前記窓カバーの端面までの最小端面距離をL、前記窓カバーの前記回動中心点Pから前記窓カバーの外面までの外面厚さをT1、前記窓穴の内面と前記窓カバーの前記端面との間隔をG、前記窓カバーの前記回
動中心点Pから前記窓カバーの前記端面までの最大寸法をyとしたとき、前記窓カバーは、L>T1、且つ、G≧y−L≧0の関係を満たすように構成されている。従って、最小端面距離Lを外面厚さL1よりも大きくすることによって、最大間隙Gを小さな値にして、筐体内に異物が混入するのを防止するとともに、間隙内に浸入する塵埃の堆積を抑制することができる特徴がある。
この構成は、後述する実施の形態2に於いても同様である。
中心点Pを中心として、前記小窓カバー140Aの回動方向に所定半径による円弧状の肉盛りが行われて実際の支軸側端面となり、前記所定半径は、前記小窓カバー140Aの回動中心点Pから、前記第2の窓穴内面130jまでの内壁面距離R以下の値となっている。
即ちこの発明の実施の形態1による電子機器ユニットは、前記窓カバーの前記回動中心点をP、前記回動中心点Pから前記窓穴の内面と対向する前記窓カバーの仮想端面までの最小端面距離をL、前記窓カバーの前記回動中心点Pから前記窓カバーの外面までの外面厚さをT1、前記窓穴の内面と前記窓カバーの前記仮想端面との間隔をG、前記窓カバー
の前記回動中心点Pから前記窓穴の内面までの距離をRとしたとき、前記窓カバーは、L>T1の関係を満たし、且つ、前記回動中心点Pを中心とする所定の半径yの円弧の一部の形状を備えて前記仮想端面から前記窓穴の内面側に突出して前記窓穴の内面に対向する端面を備え、y≦Rの関係の関係を満たすように構成されている。従って、小窓カバーの回動中心点から小窓カバーの肉盛り前の支軸側端面までの寸法を、外面厚さL1よりも大きくすることによって、小窓カバーの肉盛り端面と窓穴内面との間隙は、各部の寸法バラツキに起因する最小限度のゼロ寸法に接近させて、筐体内に異物が混入するのを防止することができる特徴がある。又、小窓カバーの表面部における窓穴内面との陥没間隙を縮小して、間隙内に浸入する塵埃の堆積を抑制することができる特徴がある。
この構成は、後述する実施の形態2に於いても同様である。
前記回動中心点Pの偏在寸法以下の寸法となっている。従って、小窓カバーを筐体内に押し込むときに、小窓カバーの位置が安定し、軽度の圧入寸法としておくことにより格納状態が安定する特徴がある。尚、背面レールは2個に限らず1個のみでもよく、或いは3個以上でもよい。
この構成は、後述する実施の形態2に於いても同様である。
31bは前記第1及び第2の溝穴50a、50bに遊嵌するように構成されている。このように、樹脂材で成形された小窓カバーは、窓カバーを窓穴に挿入するときの無理入れ寸法は、支軸の遊嵌深さと支軸挿入斜面の落差によって決定されるようになっている。従って、板状部の厚さを薄くしても、連結梁によって補強されているので、十分な無理入れ押圧力によって一対の支軸を確実に溝穴に導入し、一旦溝穴に嵌入した支軸は脱落できないようにすることができる特徴がある。
この構成は、後述する実施の形態2に於いても同様である。
従って、小窓カバーによる窓穴の閉鎖状態は、小窓カバーに設けられた溝穴に嵌入している一対のフックによって保持され、小窓カバーを開放するときのフックの脱出寸法は、フックの嵌合深さとフック脱出斜面部の落差によって決定され、必要とされる開放脱出力の大きさは、フックの突設位置と連結梁までの距離を予め調整しておくことによって適度な値に設定することができる特徴がある。又、精細な金型寸法調整を必要とする支軸の無理入れ嵌入強度と、フックの無理入れ、無理抜き強度の調整は、小窓カバーを成形する金型に集中しているので、成形試打ち段階に於ける作業効率が向上する特徴がある。
この構成は、後述する実施の形態2に於いても同様である。
以上のとおり、第1及び第2のフックの突設位置を連結梁の位置から遠ざけるとともに、各フックの先端には嵌入斜面部と抜出斜面部とが設けられている。従って、小窓カバー
を開閉するときに、小窓カバーとフックに無理な力が作用せず、安定した開閉寿命を維持することができる特徴がある。
この構成は、後述する実施の形態2に於いても同様である。
この場合、支軸と溝穴との嵌入深さは、フックと溝穴との嵌入深さよりも大きくなっているので、小窓カバーを開放するときに一対のフックによって小窓カバーの折曲部が隔開されても、一対の支軸が溝穴から脱落することがない特徴がある。尚、第1及び第2の支軸を第1及び第2の溝穴に嵌入させるのは、製品組立作業時点の1回であり、小窓カバーを破損しない範囲で十分な無理入れを行っても、小窓カバーの開閉寿命には影響しないものとなっている。
この構成は、後述する実施の形態2に於いても同様である。
以上のとおり、窓穴内面にはガイドレールと背面レールが突設されて、小窓カバーを挟持するようになっているので、窓穴の開放状態に於いて小窓カバーを安定した状態で格納保持することができる特徴がある。
この構成は、後述する実施の形態2に於いても同様である。
以上のとおり、小窓カバーを閉鎖したときの小窓カバーの位置は、小窓カバーとガイドレールに設けられた嵌合当接部の求心作用によって決定されるようになっているので、小窓カバーを開放するときに、開放操作力の分力によって小窓カバーの支軸側端面が窓穴の内面に押圧されるのを回避・減殺し、小窓カバーとガイドレールの先端部との嵌合部に押圧力が作用して、嵌合斜面からの分力によって小窓カバーを開放する方向に作用するとともに、小窓カバーの支軸側端面が窓穴の内面に押圧されないことによって、小窓カバーの円滑回動が可能となる特徴がある。
この構成は、後述する実施の形態2に於いても同様である。
又は前記本体カバー120Aの一方に固定されている回路基板10aには、可変抵抗又はスイッチで代表される調整部品若しくは選択操作部品13、或いは、メモリカード又は電池で代表される取換部品若しくは交換部品に対するコネクタ12の少なくとも一方が搭載され、前記窓穴130Aは前記本体カバー120Aの外面121に設けられ、当該窓穴130Aの内部には前記調整部品若しくは選択操作部品13、或いは前記取換部品若しくは交換部品に対するコネクタ12が配置されている。
従って、可変抵抗やスイッチなどに対する調整・選択操作や、バッテリやメモリカードに関する取換・交換作業は、本体カバーを開けなくても、小窓カバーを開けて手軽に行うことができるとともに、操作部品やコネクタがリード線で引出されていないので、ノイズによる誤動作が発生しにくい特徴がある。
(1)構成及び作用の詳細な説明
図7は、この発明の実施の形態2による電子機器ユニットの全体構成を示す斜視図、図8は、図7のVIII−VIII線に沿う部分断面図である。以下の説明では、前述の実施の形態1による図1、図4の場合との相違点を中心にして、その構成と小窓カバーの開閉操作を詳細に説明する。尚、各図に於いて同一符号は同一又は相当部分を示している。
底面111には、図示していないDINレール用のフックが設けられており、図示していない制御盤内のDINレールに懸架して設置されるようになっている。この場合、図7に示すとおり、窓穴130A、130Bが電子機器ユニット100Bの側面位置に配置されていると、同じDINレールに隣接して懸架された他の機器が障害となって、小窓カバー140A、140Bを開放直交位置を越えて回動することができない状況となる。
フック抜出斜面部37aを有する第2のフック32aが遊嵌している。小窓カバー140Bの左側面位置に於ける第2のフック32bと第2の溝穴50bの関係も、図8には図示されていないが第1のフック32aと第1の溝穴50aの関係と同様である。
壁112〜115、122〜125を有するものとしたが、例えばベース110は四方の周壁を持たないで底面111のみを形成し、1枚の回路基板が四方の周壁を有する本体カバー120A、120B内に組み込まれるようにしてもよい。同様に、例えば本体カバー120A、120Bは四方の周壁を持たないで外面121のみを形成し、1枚の回路基板を四方の周壁を有するベース110内に組み込むようにして、窓穴は本体カバーの外面に設け、この窓穴を開閉する小窓カバーはベース側に設けるようにすることも可能である。
請求項1に記載の発明に関連し、この発明の実施の形態2による電子機器ユニット100Bは、回路基板10aと電子回路部品11を収納した筐体210Bの外面121に、保守点検に適した窓穴130A、130Bを設け、当該窓穴130A、130Bに対して開閉自在に装着された小窓カバー140A、140Bを有する電子機器ユニット100Bであって、前記筐体210Bは、前記小窓カバー140A、140Bの開閉操作を行うときに、当該小窓カバー140A、140Bの回動中心となる第1及び第2の支軸31a、31bを有するとともに、前記小窓カバー140A、140Bは、前記第1及び第2の支軸31a、31bにそれぞれが嵌入する第1及び第2の支軸嵌入凹面44a、44bと、当
該第1及び第2の支軸嵌入凹面44a、44bを取巻く第1及び第2の支軸嵌入凸面45a、45bとによって構成された長円形状の第1及び第2の溝穴を備え、前記小窓カバー140A、140Bを前記窓穴130A、130Bの閉鎖位置から、直交開放位置に回動させた後、前記小窓カバー140A、140Bの少なくとも一部分を、前記第1及び第2の支軸31a、31bと前記第1及び第2の溝穴50a、50bに沿って前記筐体210Bの内部に押し込んで、開放位置に於ける前記小窓カバー140A、140Bの突出高さを抑制するようになっている。
が設けられて、1枚又は複数枚の回路基板10a〜10cが収納固定されており、前記ベース110又は前記本体カバー120Bの一方に固定されている回路基板10aには、可変抵抗又はスイッチで代表される調整部品若しくは選択操作部品13、或いは、メモリカード又は電池で代表される取換部品若しくは交換部品に対するコネクタ12の少なくとも一方が搭載され、前記窓穴130Aは前記本体カバー120Bの外面121に設けられ、当該窓穴130Aの内部には前記調整部品若しくは選択操作部品13、或いは前記取換部品若しくは交換部品に対するコネクタ12が配置されている。
従って、可変抵抗やスイッチなどに対する調整・選択操作や、バッテリやメモリカードに関する取換・交換作業は、本体カバーを開けなくても、小窓カバーを開けて手軽に行うことができるとともに、操作部品やコネクタがリード線で引出されていないので、ノイズ誤動作が発生しにくい特徴がある。
従って、必要に応じて適時に使用される外部機器は、本体カバーを開けなくても、小窓カバーを開けて手軽に接続することができるとともに、外部機器を接続しないときには小窓カバーによって通信用コネクタを封鎖しておくことができる特徴がある。
又、この発明による電子機器ユニットは、保守点検用の窓穴を備え、内部に電子機器部材を収納する筐体と、前記筐体に設けられ、所定間隔を介して対峙する第1及び第2の支軸と、前記第1の支軸に嵌合し得る第1の溝穴と、前記第2の支軸に嵌合し得る第2の溝穴を備え、前記嵌合した第1及び第2の支軸の中心を回動中心点として回転可能に構成された窓カバーとを備え、前記窓カバーは、前記窓穴を閉鎖している状態から、前記第1及び第2の支軸を支点として所定方向へ回動することにより前記窓穴を開放し、且つ前記窓穴を開放した状態で少なくとも一部分が前記窓穴の内部に収納され得るように構成され、前記窓カバーの前記回動中心点をP、前記回動中心点Pから前記窓穴の内面と対向する前記窓カバーの仮想端面までの最小端面距離をL、前記窓カバーの前記回動中心点Pから前記窓カバーの外面までの外面厚さをT1、前記窓穴の内面と前記窓カバーの前記仮想端面との間隔をG、前記窓カバーの前記回動中心点Pから前記窓穴の内面までの距離をRとしたとき、前記窓カバーは、L>T1の関係を満たし、且つ、前記回動中心点Pを中心とする所定の半径yの円弧の一部の形状を備えて前記仮想端面から前記窓穴の内面側に突出して前記窓穴の内面に対向する端面を備え、y≦Rの関係を満たすように構成されていることを特徴とするものである。
Claims (12)
- 保守点検用の窓穴を備え、内部に電子機器部材を収納する筐体と、
前記筐体に設けられ、所定間隔を介して対峙する第1及び第2の支軸と、
前記第1の支軸に嵌合し得る第1の溝穴と、前記第2の支軸に嵌合し得る第2の溝穴を備え、前記嵌合した第1及び第2の支軸の中心を回動中心点として回転可能に構成された窓カバーと、
を備え、
前記窓カバーは、前記窓穴を閉鎖している状態から、前記第1及び第2の支軸を支点として所定方向へ回動することにより前記窓穴を開放し、且つ前記窓穴を開放した状態で少なくとも一部分が前記窓穴の内部に収納され得るように構成されている、
ことを特徴とする電子機器ユニット。 - 前記窓カバーの前記回動中心点をP、前記回動中心点Pから前記窓穴の内面と対向する前記窓カバーの端面までの最小端面距離をL、前記窓カバーの前記回動中心点Pから前記窓カバーの外面までの外面厚さをT1、前記窓穴の内面と前記窓カバーの前記端面との間隔をG、前記窓カバーの前記回動中心点Pから前記窓カバーの前記端面までの最大寸法をyとしたとき、
前記窓カバーは、L>T1、且つ、G≧y−L≧0の関係を満たすように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器ユニット。 - 前記窓カバーの前記回動中心点をP、前記回動中心点Pから前記窓穴の内面と対向する前記窓カバーの仮想端面までの最小端面距離をL、前記窓カバーの前記回動中心点Pから前記窓カバーの外面までの外面厚さをT1、前記窓穴の内面と前記窓カバーの前記仮想端面との間隔をG、前記窓カバーの前記回動中心点Pから前記窓穴の内面までの距離をRとしたとき、
前記窓カバーは、L>T1の関係を満たし、且つ、前記回動中心点Pを中心とする所定の半径yの円弧の一部の形状を備えて前記仮想端面から前記窓穴の内面側に突出して前記窓穴の内面に対向する端面を備え、y≦Rの関係を満たすように構成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器ユニット。 - 前記窓穴の内面に設けられた背面レールを備え、
前記窓穴の内面からの前記背面レールの高さ寸法hは、前記窓カバーの前記回動中心点Pと前記窓穴の内面までの距離Rから、前記外面厚さT1を減じた値以下の寸法に形成されている、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の電子機器ユニット。 - 前記窓カバーは、板状部と、前記板状部の一方の端部に形成された第1の折曲部と、前記一方の端部に対向する前記板状部の他方の端部に形成された第2の折曲部とを備え、
前記第1の折曲部は、第1の支軸嵌入凸部と、前記第1支軸嵌入凸部により囲まれた第1の支軸嵌入凹面とを備え、
前記第2の折曲部は、第2の支軸嵌入凸部と、前記第2支軸嵌入凸部により囲まれた第2の支軸嵌入凹面とを備え、
前記第1の溝穴は、前記第1の支軸嵌入凸部と前記第1の支軸嵌入凹面とにより形成され、
前記第2の溝穴は、前記第2の支軸嵌入凸部と前記第2の支軸嵌入凹面とにより形成され、
前記第1の支軸嵌入凸部は、前記第1の支軸嵌入凹面からの高さ寸法が、前記第1の支軸嵌入凹面側の外側に向かって漸次小さくなるように形成された第1の支軸挿入斜面部を備え、
前記第2の支軸嵌入凸部は、前記第2の支軸嵌入凹面からの高さ寸法が、前記第2の支軸嵌入凹面側の外側に向かって漸次小さくなるように形成された第2の支軸挿入斜面部を備え、
前記窓穴へ前記窓カバーを装着するときは、前記第1及び第2の支軸の端部が前記する第1及び第2の支軸挿入斜面部をそれぞれ押圧して前記板状部を湾曲させることにより、前記第1及び第2の支軸の端部を前記第1及び第2の支軸嵌入斜面部を超えさせてそれぞれ前記第1及び第2の溝穴に嵌合させる、
ことを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の電子機器ユニット。 - 前記筐体に設けられ、第2の所定の間隔を介して対峙する第1及び第2のクックと、
前記第1の支軸嵌入凸部に設けられ、前記第1の支軸嵌入凹面からの高さ寸法が、前記第1の支軸嵌入凹面側の外側に向かって漸次小さくなるように形成された第1のフック挿入斜面部と、
前記第2の支軸嵌入凸部に設けられ、前記第2の支軸嵌入凹面からの高さ寸法が、前記第2の支軸嵌入凹面側の外側に向かって漸次小さくなるように形成された第2のフック挿入斜面部と、
前記第1の支軸嵌入凸部に設けられ、前記第1の支軸嵌入凹面からの高さ寸法が、前記第1の支軸嵌入凹面側の内側に向かって漸次小さくなるように形成された第1のフック脱出斜面部と、
前記第2の支軸嵌入凸部に設けられ、前記第2の支軸嵌入凹面からの高さ寸法が、前記第2の支軸嵌入凹面側の内側に向かって漸次小さくなるように形成された第2のフック脱出斜面部と、
前記窓穴へ前記窓カバーを装着するときは、前記第1及び第2のフックの端部が前記第1及び第2のフック挿入斜面部をそれぞれ押圧して前記板状部を湾曲させることにより、前記第1及び第2のフックの端部を前記第1及び第2の支軸嵌入斜面部を超えさせてそれぞれ前記第1及び第2の溝穴に嵌合させ、
前記窓カバーを前記第1及び第2の支軸を結ぶ仮想線を回動中心軸として回動させて前記窓穴を開放するときは、前記第1及び第2のフックの端部が前記第1及び第2のフック脱出斜面部を押圧して前記板状部を湾曲させることにより、前記第1及び第2のフックの端部を前記第1及び第2の溝穴から脱出させ、
前記窓カバーを前記回動中心軸として回動させて前記窓穴を閉鎖するときは、前記第1及び第2のフックの端部が前記第1及び第2のフック挿入斜面部をそれぞれ押圧して前記板状部を湾曲させることにより、前記第1及び第2のフックの端部を前記第1及び第2の支軸嵌入斜面部を超えさせてそれぞれ前記第1及び第2の溝穴に嵌合させる、
ことを特徴とする請求項5に記載の電子機器ユニット。 - 前記板状部は、前記一方の端部と他方の端部に対して直交する方向に延びて前記第1の折曲部と前記第2の折曲部とを連結する連結梁を備え、
前記第1の支軸は、前記窓カバーが前記窓穴を閉鎖しているときは、前記連結梁と前記第1の折曲部との連結部から所定の距離を介した位置で前記窓カバーの前記第1の溝穴に嵌合し、
前記第2の支軸は、前記窓カバーが前記窓穴を閉鎖しているときは、前記連結梁と前記第2の折曲部との連結部から前記所定の距離を介した位置で前記窓カバーの前記第2の溝穴に嵌合し、
前記第1のフック軸は、前記窓カバーが前記窓穴を閉鎖しているときは、前記連結梁と前記第1の折曲部との連結部から前記所定の距離の1/2以上の距離を介した位置で前記窓カバーの前記第1の溝穴に嵌合し、
前記第2のフックは、前記窓カバーが前記窓穴を閉鎖しているときは、前記連結梁と前記第2の折曲部との連結部から前記所定の距離の1/2以上の距離を介した位置で前記窓カバーの前記第2の溝穴に嵌合し、
前記第1の支軸の端部は、前記第1の支軸挿入斜面部に当接し得る第1の支軸嵌入斜面部を備え、
前記第2の支軸の端部は、前記第2の支軸挿入斜面部に当接し得る第2の支軸嵌入斜面部を備え、
前記第1のフックの端部は、前記第1のフック挿入斜面部に当接し得る第1のフック嵌入斜面部と、前記第1のフック脱出斜面部に当接し得る第1のフック抜出斜面部を備え、
前記第2のフックの端部は、前記第2のフック挿入斜面部に当接し得る第2のフック嵌入斜面部と、前記第2のフック脱出斜面部に当接し得る第2のフック抜出斜面部を備えている、
ことを特徴とする請求項6に記載の電子機器ユニット。 - 前記第2の所定間隔は、前記第1の所定間隔より大きく設定されている、
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の電子機器ユニット。 - 前記第1及び第2の支軸挿入斜面部と前記第1及び第2の支軸嵌入凹面との最大落差は、前記第1及び第2のフック挿入斜面部と前記第1及び第2の支軸嵌入凹面との最大落差よりも大きく設定されている、
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の電子機器ユニット。 - 前記窓カバーの前記回動中心軸に対して直交する前記窓穴の内面に突設され、前記第1の支軸と前記第1のフックとの間の位置で前記回動中心軸と直交する方向に延びる第1のガイドレールと、
前記窓カバーの前記回動中心軸に対して直交する前記窓穴の他方の内面に突設され、前記第2の支軸と前記第2のフックとの間の位置で前記回動中心軸と直交する方向に延びる第2のガイドレールと、
前記窓カバーの前記回動中心軸に対して平行する前記窓穴の内面に突設され、前記回動中心軸と直交する方向に延びる背面レールと、
を備え、
前記窓カバーは、前記第1及び第2のガイドレールと前記背面レールにより挟持されて、前記窓穴内に収納され得るように構成されている、
ことを特徴とする請求項6乃至9のうちの何れか一項に記載の電子機器ユニット。 - 前記窓カバーの前記第1の折曲部は、前記窓カバーが前記第1のガイドレールの先端部分に当接し得る第1のガイドレール当接凹部を備え、
前記窓カバーの前記第2の折曲部は、前記第2のガイドレールの先端部分に当接し得る第2のガイドレール当接凹部を備え、
前記第1及び第2のガイドレール当接凹部は、台形若しくは円弧形状に形成され、
前記第1及び第2のガイドレールの先端部は、台形若しくは円弧形状に形成されており、
前記窓カバーが前記窓穴を閉鎖しているとき、前記第1及び第2のガイドレール当接凹部と前記第1及び第2のガイドレールの先端部とが当接していることにより、前記窓カバーの端面と前記窓穴の内面との間隙が所定の寸法に維持されるように求心移動する、
ことを特徴とする請求項10に記載の小窓カバーを有する電子機器ユニット。 - 前記筐体は、分離可能に相互に固定されるベースと本体カバーとにより構成され、
前記ベース又は前記本体カバーのうちの少なくとも一方には、前記電子機器部材としての回路基板が収納されており、
前記回路基板は、可変抵抗又はスイッチ等を調整若しくは選択するための操作部品と、メモリカード若しくは電池等の取換部品若しくは交換部品に対するコネクタと、外部機器をシリアル信号回線で接続するための通信用コネクタと、のうちの少なくとも何れか一つ
の部品を備え、
前記本体カバーの外面は、1個又は複数個の前記窓穴によって開口し、内部には前記少なくとも前記何れか一つの部品が配置されていて、前記窓穴は1個又は複数個の前記窓カバーによって閉鎖されている、
ことを特徴とする請求項1乃至11のうちの何れか一項に記載の電子機器ユニット。
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