JP2014157687A - コネクタ - Google Patents

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峻介 森田
Kazumi Nakazuru
和美 中水流
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Abstract

【課題】テール片への外部ノイズの流入やテール片からのノイズ漏れを効果的に抑制でき、しかも画像認識装置によってテール片の回路パターンに対するはんだ付け状態を視認可能なコネクタを提供する。
【解決手段】薄板状の接続対象物60を挿脱可能なインシュレータ15と、インシュレータに挿入した接続対象物と接触可能で、回路基板CBの回路パターンに対して実装するテール片37を有する、インシュレータに支持したコンタクト32と、インシュレータに取り付けた、回路基板の接地パターンと接地導通する金属製のシェル40と、を備え、テール片がインシュレータに対して、接続対象物のインシュレータからの脱出方向と反対側に向かって突出し、シェルが、テール片を挟んで回路基板と反対側に位置する第一遮蔽部41、46と、テール片に対して上記脱出方向の反対側に位置する第二遮蔽部43、47と、第一遮蔽部と第二遮蔽部の少なくとも一方に穿設した、テール片と対向するテール片露出孔49と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明はFPC(フレキシブルプリント基板)やFFC(フレキシブルフラットケーブル)やカード基板等の薄板状の接続対象物を挿脱可能なコネクタに関する。
回路基板(リジッド基板)と薄板状の接続対象物(FPCやFFC等)とを導通させるコネクタは一般的に、接続対象物を挿脱可能なインシュレータと、インシュレータに挿入した接続対象物と接触可能かつインシュレータに支持した複数のコンタクトと、を備えている。さらにコンタクトは、インシュレータに対して接続対象物の(インシュレータからの)脱出方向と反対側に向かって突出し、かつ回路基板の回路パターンに対してはんだ付けされるテール片を備えている。
昨今の電子機器では情報量の増加や通信速度の高速化が著しく進んでいるため、機器内のノイズ対策が重要な課題となっており、コネクタについても、ノイズに対する耐性向上と、周辺に出すノイズをどれだけ抑えられるかが課題となっている。一方、コネクタのコンタクトは、その伝送路中にばね、接点部、はんだ付け部等が存在するため形状や伝送経路が複雑である。そのため、コンタクトはノイズを受けたりコネクタの外部にノイズを出しやすい部品である。
そのため、従来からインシュレータに対して金属製のシェルを取り付けて、このシェルを回路基板の接地パターンと接地導通させることにより、各コンタクトに対して外部ノイズが入ったり、各コンタクトのノイズがコネクタの外部に漏れるのを抑制している(例えば特許文献1)。
特許第4353436号公報
コネクタにおけるノイズ漏れや外部ノイズの流入の要因は一つではない。しかし出願人による研究の結果、コンタクトのテール片が大きな要因の一つになっていることが判明した。
テール片への外部ノイズの流入や、テール片からのノイズ漏れを効果的に抑制するためには、テール片の周囲全体をシェル(さらに回路基板及びインシュレータ)によって囲めばよい。
一般的に、リフロー炉を利用した各コンタクトのテール片の回路基板の回路パターンへのはんだ付け工程では、各テール片の回路パターンに対する位置合わせや実装後のはんだ付けの合否判定を画像認識装置によって行う。
ところが、上記のようにテール片の周囲全体をシェル(さらに回路基板及びインシュレータ)によって囲んでしまうと、画像認識装置とテール片の間にシェルが位置することになるので、画像認識装置がテール片の状態を確認(視認)できなくなってしまう。
本発明の目的は、テール片への外部ノイズの流入やテール片からのノイズ漏れを効果的に抑制でき、しかも画像認識装置によってテール片の回路パターンに対するはんだ付け状態を視認可能なコネクタを提供することにある。
本発明のコネクタは、薄板状の接続対象物を挿脱可能なインシュレータと、該インシュレータに挿入した上記接続対象物と接触可能で、回路基板の回路パターンに対して実装するテール片を有する、上記インシュレータに支持したコンタクトと、上記インシュレータに取り付けた、上記回路基板の接地パターンと接地導通する金属製のシェルと、を備え、上記テール片が上記インシュレータに対して、上記接続対象物の上記インシュレータからの脱出方向と反対側に向かって突出し、上記シェルが、上記テール片を挟んで上記回路基板と反対側に位置する第一遮蔽部と、上記テール片に対して上記脱出方向の反対側に位置する第二遮蔽部と、上記第一遮蔽部と上記第二遮蔽部の少なくとも一方に穿設した、上記テール片と対向するテール片露出孔と、を備えることを特徴としている。
上記回路基板の厚み方向に見たときの上記テール片露出孔の開口面積より、該厚み方向に対して90°より小さい角度で傾斜する方向に見たときの上記テール片露出孔の開口面積が小さくてもよい。
上記第二遮蔽部が上記シェルに対して着脱可能であってもよい。
上記第一遮蔽部が、上記接続対象物の上記インシュレータに対する挿脱方向に対して上記テール片側に傾斜してもよい。
上記シェルが、上記接続対象物の上記インシュレータに対する挿脱方向及び上記回路基板の厚み方向に対して直交する方向に離間し、かつ両者の間に上記テール片が位置する一対の第三遮蔽部を有してもよい。
上記接続対象物の両側縁部に形成した係合凹部と、上記シェルに形成した、上記接続対象物をインシュレータに挿入したときに、一対の上記係合凹部とそれぞれ係合する抜止め手段と、を備えてもよい。
本発明のコネクタのシェルは、テール片を挟んで回路基板と反対側に位置する第一遮蔽部と、テール片に対して接続対象物のインシュレータからの脱出方向の反対側に位置する第二遮蔽部と、を備えている。そのため、テール片への外部ノイズの流入やテール片からのノイズ漏れを効果的に抑制できる。
しかも、第一遮蔽部と第二遮蔽部の少なくとも一方には、テール片と対向するテール片露出孔が穿設してある。そのため、画像認識装置によってテール片の回路パターンに対するはんだ付け状態を視認することも可能である。
本発明の一実施形態の回路基板に実装したコネクタとFPCの分離状態の後斜め上方から見た斜視図である。 コネクタとFPCの分離状態の前斜め下方から見た斜視図である。 コネクタの上方から見た分解斜視図である。 コネクタの下方から見た分解斜視図である。 コネクタの平面図である。 図5のVI−VI矢線に沿う断面図である。 図5のVII−VII矢線に沿う断面図である。 コネクタにFPCを挿入したときの図6と同様の断面図である。 コネクタにFPCを挿入したときの図7と同様の断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。なお、以下の説明中の前後、左右、及び上下の方向は、図中の矢印の方向を基準としている。
本実施形態のコネクタ10はFPC60を挿脱可能なコネクタである。コネクタ10は、大きな構成要素としてインシュレータ15、第一コンタクト25、第二コンタクト32、及びシェル40を具備している。
インシュレータ15は絶縁性かつ耐熱性の合成樹脂材料を射出成形したものである。インシュレータ15の上面の左右両端部を除く部分にはインシュレータ15の前面から後端近傍まで延びる接続対象物挿入用凹部16が凹設してある。インシュレータ15の前面には、後方に向かって直線的に延びる7本の第一コンタクト挿入溝18が所定間隔で左右方向に並べて形成してある。同様に、インシュレータ15の後面には、前方に向かって直線的に延びる6本の第二コンタクト挿入溝19が所定間隔で左右方向に並べて形成してある。図示するように各第二コンタクト挿入溝19は隣接する第一コンタクト挿入溝18の間に形成してある。またインシュレータ15の前端部の左右両側には、直後に位置する部位に比べて上方及び側方に突出した前側突部21が設けてある。さらにインシュレータ15の左右両側面には係合突起22が突設してある。
計7本の第一コンタクト25は、ばね弾性を備えた銅合金(例えばリン青銅、ベリリウム銅、チタン銅)やばね弾性を備えたコルソン系銅合金の薄板を図示の形状に順送金型(スタンピング)により成形加工したものであり、表面にニッケルメッキで下地を形成した後に、金メッキを施してある。
第一コンタクト25は、固定部26と、固定部26の左右両側面から側方に突出する一対の係止突起27と、固定部26から後斜め上方に向かって延びる弾性変形片28と、固定部26から前斜め下方に延びた後に前方に向かって延びる前側テール片30と、を具備している。弾性変形片28の後端近傍部には接触突部29が突設してある。
各第一コンタクト25はインシュレータ15の前方から各第一コンタクト挿入溝18に挿入してある。第一コンタクト25を第一コンタクト挿入溝18に挿入すると、各第一コンタクト25の左右の係止突起27が対応する第一コンタクト挿入溝18の左右両側面にそれぞれ食い込むので、固定部26が対応する第一コンタクト挿入溝18に対して固定される。このようにして固定部26を第一コンタクト挿入溝18に対して固定すると、弾性変形片28の大部分は対応する第一コンタクト挿入溝18内に位置する(図6参照)。また、前側テール片30はインシュレータ15の前端面から前方に突出し、かつ前側テール片30の下面はインシュレータ15の下面より僅かに下方に位置する(図6、図8参照)。
計6本の第二コンタクト32は、第一コンタクト25と同材質かつ同じ要領で製造したものであり、固定部33と、固定部33の左右両側面から側方に突出する一対の係止突起34と、固定部33から前斜め上方に向かって延びる弾性変形片35と、固定部33から後斜め下方に延びた後に後方に向かって延びる後側テール片37と、を具備している。弾性変形片35の前端近傍部には接触突部36が突設してある。
各第二コンタクト32はインシュレータ15の後方から各第二コンタクト挿入溝19に挿入してある。第二コンタクト32を第二コンタクト挿入溝19に挿入すると、各第二コンタクト32の左右の係止突起34が対応する第二コンタクト挿入溝19の左右両側面にそれぞれ食い込むので、固定部33が対応する第二コンタクト挿入溝19に対して固定される。このようにして固定部33を第二コンタクト挿入溝19に対して固定すると、弾性変形片35の大部分は対応する第二コンタクト挿入溝19内に位置する(図6参照)。また、後側テール片37はインシュレータ15の後端面から後方に突出し、かつ後側テール片37の下面は前側テール片30の下面と同じ高さに位置する(図6、図8参照)。さらに接触突部36の上端位置が接触突部29の上端位置と同じ高さに位置する。
金属製のシェル40は金属板をプレス成形した一体成形品である。
シェル40は大きな構成要素として、略平板状で平面視略矩形の天井板41(第一遮蔽部)と、天井板41の左右両側部から垂下する左右一対の側板42(第三遮蔽部)と、天井板41の後縁部から垂下する背面板43(第二遮蔽部)と、を具備している。天井板41及び側板42の前後長はインシュレータ15の前後長より長い。
左右の側板42の前端近傍部には係止孔44が穿設してあり、天井板41の前端近傍部には左右一対の抜止め片45(抜止め手段)が切り起こしにより形成してある。図示するように左右の抜止め片45の後部の下面は天井板41の下面より一段下方に位置している。
さらに天井板41の左右両側部を除く部分の後端近傍には、後ろ斜め下方に向かって延びる(天井板41に対して後側テール片37側に傾斜している)前側傾斜片46(第一遮蔽部)が形成してある。また天井板41の後端部と背面板43の上部に跨る部分の左右両側部を除く部位には、前斜め上方に向かって延びる後側傾斜片47(第二遮蔽部)が形成してある。
また天井板41の前縁部と左右の側板42の前縁部とに跨る部位には、左右一対の抜止め凹部48が凹設してある。
シェル40は、左右の抜止め凹部48を左右の前側突部21の後面に当接させながら、天井板41の下面の左右両側部をインシュレータ15の左右両側部(前側突部21の後方に位置する部位)の上面に被せ(当接させ)、さらに左右の側板42の内面をインシュレータ15の左右両側面(前側突部21の後方に位置する部位)に被せる(当接させる)ことによりインシュレータ15に装着してある。このようにしてシェル40をインシュレータ15に装着すると、インシュレータ15の左右の係合突起22がシェル40の左右の係止孔44に係合する。そのため意図的にシェル40をインシュレータ15から取り外さない限り、シェル40がインシュレータ15から脱落するおそれは小さい。
図6及び図8等に示すように、各後側テール片37の後方(FPC60のインシュレータ15からの脱出方向と反対側)に背面板43及び後側傾斜片47が位置し、各後側テール片37の上方(各後側テール片37を挟んで回路基板CBの反対側)に天井板41及び前側傾斜片46が位置する。さらに左右方向(FPC60のインシュレータ15に対する挿脱方向及び回路基板CBの厚み方向に対して直交する方向)に離間する一対の側板42の間に各後側テール片37が位置する。
前側傾斜片46の後端面と後側傾斜片47の前端面は互いに平行であり、この後端面及び前端面は側面視において上下方向に対して後方にα°だけ傾斜している(図6参照。αは90以下の任意の大きさに設定可能である)。前側傾斜片46の後端面と後側傾斜片47の前端面の間に形成された左右方向に延びるテール片露出孔49の開口面積は、テール片露出孔49の真上から見たときの方が、テール片露出孔49の後ろ斜め上方(上下方向に対して後方にα°傾斜した方向)から見たときより大きい。別言すると、テール片露出孔49の真上から見たときのテール片露出孔49の前後寸法L1は、テール片露出孔49の後ろ斜め上方から見たときの前後寸法L2より長い。またテール片露出孔49と各後側テール片37の(少なくとも)後端部は上下方向に対向している。
コネクタ10は、回路基板CB(図1の実線及び図6〜図9の仮想線参照)の上面(回路形成面)に実装する。具体的には、コネクタ10の上方に位置する吸引手段(図示略)によってシェル40の天井板41の上面を吸着し、吸引手段を上方へ移動させることによりコネクタ10を一旦上方へ移動させる。そして該吸引手段によりコネクタ10を回路基板CBの上方に移動させた後に、各前側テール片30及び各後側テール片37を回路基板CB上の回路パターン(図示略)に塗布したはんだペースト上に載置し、さらにシェル40の数カ所を回路基板CB上の接地パターン(図示略)に塗布したはんだペースト上に載置する(図1参照)。そしてリフロー炉において各はんだペーストを加熱溶融(リフロー)し、各前側テール片30、後側テール片37、及びシェル40の数カ所を上記各パターンにはんだ付けする。
さらに画像認識装置50(図6の仮想線参照)が各前側テール片30及びシェル40の回路基板CBに対するはんだ付け状態を視認(判定)すると共に、直上から天井板41のテール片露出孔49を通して各後側テール片37の後端部のはんだ付け状態を視認(判定)する。上記したように本実施形態では前側傾斜片46の後縁部と後側傾斜片47の前縁部の間に形成されたテール片露出孔49の開口面積は、テール片露出孔49の真上から見たとき(回路基板CBの厚み方向に見たとき)の方がテール片露出孔49の後ろ斜め上方(上下方向に対して後方にα°傾斜した方向)から見たときより大きい(L1>L2)ので、画像認識装置50はテール片露出孔49を通して各後側テール片37の後端部のはんだ付け状態を確実に視認(判定)できる。
このようにして回路基板CBに対して実装したコネクタ10に対しては、図1、図2、図8、図9に示すFPC60(接続対象物)を挿脱可能である。
接続対象物であるFPC60(フレキシブルプリント基板)は弾性変形可能な薄板状の長尺物であり、その厚みは自由状態にある第一コンタクト25の接触突部29の上端及び第二コンタクト32の接触突部36の上端と天井板41の下面との間隔より大きい。FPC60は複数の薄膜材を互いに接着して構成した積層構造であり、FPC60の下面に形成したFPC60の延長方向に沿って直線的に延びる計13本の回路パターン61と、FPC60の下面に設けた、各回路パターン61の両端部を除く部分を覆う絶縁カバー層62と、一方の面(図では下面)が回路パターン61の両端部と一体化するように長手方向の両端部に設けた、FPC60のその他の部分に比べて硬い端部補強部材63と、を具備している。さらに端部補強部材63の両側縁部にはそれぞれ係合凹部64が凹設してある。
FPC60の後端部をコネクタ10の前面から接続対象物挿入用凹部16に挿入すると、FPC60の後端部が接続対象物挿入用凹部16内において各第一コンタクト25の弾性変形片28及び各第二コンタクト32の弾性変形片35を下方に弾性変形させながら各接触突部29及び各接触突部36と天井板41の下面の間に進入する。すると、各第一コンタクト25の接触突部29が対応する回路パターン61に接触し、各第二コンタクト32の接触突部36が対応する回路パターン61に接触する(図8参照)。従って、各第一コンタクト25及び各第二コンタクト32を介して、回路基板CBの上記回路パターンとFPC60が電気的に導通する。
また、FPC60の左右の係合凹部64に対してシェル40の左右の抜止め片45が係合するので(図9参照)、意図的にFPC60を前方に移動させない限り、FPC60が接続対象物挿入用凹部16から前方に抜け出すことはない(意図的に引き抜くことも出来ないように係合凹部64に対して抜止め片45を係合させてもよい)。
さらにシェル40が回路基板CBの上記接地パターンと接地導通するので、第一コンタクト25及び第二コンタクト32に外部ノイズが入ったり、第一コンタクト25及び第二コンタクト32のノイズがコネクタ10の外部に漏れるのを効果的に抑制できる。
特に本実施形態のシェル40は、各後側テール片37の後方に位置する背面板43及び後側傾斜片47と、各後側テール片37の上方に位置する天井板41及び前側傾斜片46と、各後側テール片37の左右両側に位置する一対の側板42と、を具備している。しかも前側傾斜片46を水平面(天井板41)に対して傾斜させると共に後側傾斜片47を垂直面(背面板43)に対して傾斜させることにより、前側傾斜片46及び後側傾斜片47を(傾斜させない場合に比べて)各後側テール片37に対して接近させている。そのため各後側テール片37への外部ノイズの流入や各後側テール片37からのノイズ漏れを、従来のシェルに比べてより効果的に抑制できる。
さらに第一コンタクト25及び第二コンタクト32の上方にシェル40が位置する本実施形態のコネクタ10では、各後側テール片37から漏れるノイズは各後側テール片37から上斜め後方に向かうものの方が強くなる傾向にある。しかし、上記したように前側傾斜片46の後端面と後側傾斜片47の前端面の間に形成された左右方向に延びるテール片露出孔49の開口面積は、テール片露出孔49の真上から見たときよりテール片露出孔49の後ろ斜め上方(上下方向に対して後方にα°傾斜した方向)から見たときの方が小さい(L1>L2)ので、この上斜め後方に向かうノイズがテール片露出孔49を通して大量に漏れることはない。
以上の説明から明らかなように本実施形態のコネクタ10は、各第二コンタクト32の後側テール片37への外部ノイズの流入や後側テール片37からのノイズ漏れを効果的に抑制でき、しかも画像認識装置50によって各後側テール片37の回路基板CB上の回路パターンに対するはんだ付け状態を確実に視認することが可能である。
以上、本発明を上記実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形を施しながら実施可能である。
例えば背面板43及び後側傾斜片47をシェル40に対して着脱可能としてシェル40を構成してもよい。このようにすれば、仮に画像認識装置50がいずれかの後側テール片37に対するはんだ付け状態を不良と判断したときに、シェル40から背面板43及び後側傾斜片47を一旦取り外して、背面板43及び後側傾斜片47が位置していた空間を利用して作業者がはんだ鏝(図示略)によって当該後側テール片37を再はんだ付けする(修理する)ことが可能になる。再はんだ付け作業が完了した後に背面板43及び後側傾斜片47をシェル40に対して再装着すれば、上記で説明した通りのノイズ抑制効果を発揮可能となる。
シェル40の側板42の内面に、係止孔44に相当する凹部を形成してもよい。
また、シェル40側に係合突起22を突設して、インシュレータ15側に係止孔44に対応する貫通孔又は凹部を形成してもよい。
またシェル40から左右の側板42を省略してもよい。但し、この場合は例えば天井板41とインシュレータ15の一方に係合突起22を突設し、他方に係止孔44に対応する貫通孔又は凹部を形成するのが好ましい。
前側傾斜片46と後側傾斜片47の傾斜角度はコネクタ10のノイズ特性に応じて適宜変更可能である。また前側傾斜片46の後端面と後側傾斜片47の前端面は互いに非平行であってもよい。
テール片露出孔49を背面板43に形成したり、天井板41と背面板43に跨る部分にテール片露出孔49を形成してもよい。
さらに第一コンタクト挿入溝18をグランドコンタクトとして、回路基板CB上の接地パターンに導通させてもよい。
また、第一コンタクト25の接触突部29の上端及び第二コンタクト32の接触突部36の上端と天井板41の下面との間隔よりFPC60の厚みを小さくした上で、接触突部29及び接触突部36とFPC60の回路パターン61との接触圧力を高めるための回転式アクチュエータやスライダをインシュレータ15に取り付けても良い。
さらにFPC60に形成する係合凹部64の位置、数、及び形状、並びにシェル40に形成する抜止め片45(抜止め手段)の位置、数、及び形状は上記のものには限定されない。
薄板状の接続対象物としてFPC以外のもの、例えばFFC(フレキシブルフラットケーブル)やカード基板等を利用することも可能である。
10 コネクタ
15 インシュレータ
16 接続対象物挿入用凹部
18 第一コンタクト挿入溝
19 第二コンタクト挿入溝
21 前側突部
22 係合突起
25 第一コンタクト
26 固定部
27 係止突起
28 弾性変形片
29 接触突部
30 前側テール片
32 第二コンタクト(コンタクト)
33 固定部
34 係止突起
35 弾性変形片
36 接触突部
37 後側テール片(テール片)
40 シェル
41 天井板(第一遮蔽部)
42 側板(第三遮蔽部)
43 背面板(第二遮蔽部)
44 係止孔
45 抜止め片(抜止め手段)
46 前側傾斜片(第一遮蔽部)
47 後側傾斜片(第二遮蔽部)
48 抜止め凹部
49 テール片露出孔
50 画像認識装置
60 FPC(接続対象物)
61 回路パターン
62 絶縁カバー層
63 端部補強部材
64 係合凹部
CB 回路基板

Claims (6)

  1. 薄板状の接続対象物を挿脱可能なインシュレータと、
    該インシュレータに挿入した上記接続対象物と接触可能で、回路基板の回路パターンに対して実装するテール片を有する、上記インシュレータに支持したコンタクトと、
    上記インシュレータに取り付けた、上記回路基板の接地パターンと接地導通する金属製のシェルと、
    を備え、
    上記テール片が上記インシュレータに対して、上記接続対象物の上記インシュレータからの脱出方向と反対側に向かって突出し、
    上記シェルが、
    上記テール片を挟んで上記回路基板と反対側に位置する第一遮蔽部と、
    上記テール片に対して上記脱出方向の反対側に位置する第二遮蔽部と、
    上記第一遮蔽部と上記第二遮蔽部の少なくとも一方に穿設した、上記テール片と対向するテール片露出孔と、
    を備えることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタにおいて、
    上記回路基板の厚み方向に見たときの上記テール片露出孔の開口面積より、該厚み方向に対して90°より小さい角度で傾斜する方向に見たときの上記テール片露出孔の開口面積が小さいコネクタ。
  3. 請求項1または2記載のコネクタにおいて、
    上記第二遮蔽部が上記シェルに対して着脱可能であるコネクタ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載のコネクタにおいて、
    上記第一遮蔽部が、上記接続対象物の上記インシュレータに対する挿脱方向に対して上記テール片側に傾斜しているコネクタ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載のコネクタにおいて、
    上記シェルが、
    上記接続対象物の上記インシュレータに対する挿脱方向及び上記回路基板の厚み方向に対して直交する方向に離間し、かつ両者の間に上記テール片が位置する一対の第三遮蔽部を有するコネクタ。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載のコネクタにおいて、
    上記接続対象物の両側縁部に形成した係合凹部と、
    上記シェルに形成した、上記接続対象物をインシュレータに挿入したときに、一対の上記係合凹部とそれぞれ係合する抜止め手段と、
    を備えるコネクタ。
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