JP2014156183A - 移動制御装置、移動体制御方法、及び制御プログラム - Google Patents

移動制御装置、移動体制御方法、及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】傾きの引き起こしの動作を乗員はわざわざ実施しなくても済むこと。
【解決手段】移動体制御装置は、移動体を駆動する駆動手段42と、駆動手段の駆動速度を検出する駆動速度検出手段43と、移動体の姿勢情報を検出する姿勢状態検出手段44と、検出された姿勢情報と入力する姿勢情報指令とに基づき駆動手段に対する第1駆動速度指令を生成する姿勢制御手段45と、生成された第1駆動速度指令と検出された駆動速度とを加算し駆動手段42に対する第2駆動速度指令を生成する速度指令生成手段47と、生成された第2駆動速度指令と検出した駆動速度とに基づいて駆動手段42に対するトルク指令を生成することで駆動手段を制御する速度制御手段46とを備える。速度制御手段46は、検出した駆動速度が生成した第2駆動速度指令に追従するように速度制御を行う。姿勢制御手段45は、検出した姿勢情報が、入力する姿勢情報指令に追従する姿勢制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、自己の姿勢情報に基づいて駆動制御を行う移動制御装置、移動体制御方法、及び制御プログラムに関するものである。
近年、ジャイロセンサや加速度センサなどを用いて自己の姿勢情報を検出して、検出した姿勢情報に基づいて同軸二輪車に備えられた駆動モータを制御して同軸二輪車の走行、姿勢を制御するための技術開発されている。
これらの同軸二輪車では、ジャイロセンサと加速度センサ信号から自己の姿勢情報を検出して、倒立振子による姿勢を制御する原理により、或いは、二足歩行ロボット制御のZMP(ゼロモーメントポイント)制御の原理により、自己の姿勢を保つようにモータへの回転指令を演算し、モータ制御装置へ回転指令データを送信する。こうしたフィードバック制御により自己の姿勢を保ち、搭乗者の重心姿勢変化により走行することができる。
例えば、上述した同軸二輪車は、構造上前後に不安定なものであり、姿勢センサからのフィードバックに基づいて車輪の駆動制御を行い姿勢を安定化させる、という特徴を有している。また、前進後退、左右旋回などの車両操作については、乗員の重心移動による指示や、ステップの傾きによる指示や、操縦桿からの指示などにより行われている。或いは、外部からの指令入力による遠隔操作や、自己の軌道計画に基づく自律移動が行われる場合もある。
しかしながら、従来の同軸二輪車の制御系では、姿勢検出のための演算処理に時間を要する。このため、制御性能を維持しつつ高速な制御周期を実現するには、応答の速い姿勢センサや演算能力の高い制御器(CPU(Central Processing Unit))を必要とするものであった。即ち、高価なシステム(CPU、姿勢センサ)を使用することになり、コストがかかってしまう。反対に、安価なシステムを採用すると、制御周期が遅くなり、制御ゲインを上げられずに性能低下を招く。このため、安価なシステムで、制御性能を維持しながら高速な制御周期を実現可能な手法が強く求められている。
これに対して、姿勢情報に基づいた駆動速度指令と検出された車輪の駆動速度とに基づいてモータのトルク指令を生成し、モータを駆動する倒立二輪車が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−030436号公報
例えば、倒立二輪車が走行方向に一定の傾きを有して一定の速度指令に基づいて走行する場合、倒立二輪車は等速運動を行うことになり倒立二輪車の前記傾きを引き起こす慣性力が得られないため、乗員は姿勢を引き起こすための動作を行う煩わしさが伴ってしまう。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、姿勢速度指令に加速度成分が加わるため、傾きの引き起こしの動作を乗員はわざわざ実施しなくても済む移動制御装置、移動体制御方法、及び制御プログラムを提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、移動体を駆動する駆動手段と、前記駆動手段の駆動速度を検出する駆動速度検出手段と、前記移動体の姿勢情報を検出する姿勢状態検出手段と、前記姿勢状態検出手段により検出された姿勢情報と、入力する姿勢情報指令と、に基づいて、前記駆動手段に対する第1駆動速度指令を生成する姿勢制御手段と、前記姿勢制御手段により生成された前記第1駆動速度指令と、前記駆動速度検出手段により検出された駆動速度と、を加算し、前記駆動手段に対する第2駆動速度指令を生成する速度指令生成手段と、前記速度指令生成手段により生成された第2駆動速度指令と、前記駆動速度検出手段で検出した駆動速度と、に基づいて前記駆動手段に対するトルク指令を生成することで前記駆動手段を制御する速度制御手段と、を備え、前記速度制御手段は、前記駆動速度検出手段で検出した駆動速度が、前記速度指令生成手段で生成した第2駆動速度指令に追従するように速度制御を行い、前記姿勢制御手段は、前記姿勢状態検出手段で検出した姿勢情報が、入力する姿勢情報指令に追従するように姿勢制御を行うことを特徴とする移動体制御装置である。
この一態様において、前記姿勢制御手段は、前記前記姿勢状態検出手段により検出された姿勢情報と、入力する姿勢情報指令と、に基づいて、前記駆動手段の姿勢速度指令を生成しており、入力する旋回情報指令に基づいて前記移動体の旋回速度指令を生成する旋回制御手段と、前記姿勢制御手段で生成した姿勢速度指令と、前記旋回制御手段で生成した旋回速度指令とを加算又は減算して前記移動体の第1車輪角速度指令を生成する加減算手段と、を更に備え、前記速度指令生成手段は、前記加減算手段により算出された第1車輪角速度指令と、前記駆動速度検出手段により検出された車輪角速度と、を加算して第2車輪角速度指令を生成し、前記速度制御手段は、前記駆動速度検出手段で検出した車輪角速度が、前記速度指令生成手段により生成された第2車輪角速度指令に追従するように速度制御を行っても良い。
この一態様において、前記駆動速度検出手段により検出された左右車輪の車輪角速度の平均値である平均車輪角速度を算出する平均速度算出手段を更に備え、前記速度指令生成手段は、前記加減算手段により算出された第1車輪角速度指令と、前記平均速度算出手段により算出された平均車輪角速度と、を加算して前記第2車輪角速度指令を生成してもよい。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、移動体を駆動する駆動手段の駆動速度を検出するステップと、前記移動体の姿勢情報を検出するステップと、前記検出された姿勢情報と、入力する姿勢情報指令と、に基づいて、前記駆動手段に対する第1駆動速度指令を生成するステップと、前記生成された前記第1駆動速度指令と、前記検出された駆動速度と、を加算し、前記駆動手段に対する第2駆動速度指令を生成するステップと、前記生成された第2駆動速度指令と、前記検出した駆動速度と、に基づいて、前記駆動手段に対するトルク指令を生成することで前記駆動手段を制御するステップと、前記検出した駆動速度が、前記生成した第2駆動速度指令に追従するように速度制御を行うステップと、前記検出した姿勢情報が、前記入力する姿勢情報指令に追従するように姿勢制御を行うステップと、を含む、ことを特徴とする移動体制御方法であってもよい。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、検出された移動体の姿勢情報と、入力する姿勢情報指令と、に基づいて、前記移動体を駆動する駆動手段に対する第1駆動速度指令を生成する処理と、前記生成された前記第1駆動速度指令と、検出された前記移動体を駆動する駆動手段の駆動速度と、を加算し、前記駆動手段に対する第2駆動速度指令を生成する処理と、前記生成された第2駆動速度指令と、前記検出した駆動速度と、に基づいて、前記駆動手段に対するトルク指令を生成することで前記駆動手段を制御する処理と、前記検出した駆動速度が、前記生成した第2駆動速度指令に追従するように速度制御を行う処理と、前記検出した姿勢情報が、前記入力する姿勢情報指令に追従するように姿勢制御を行う処理と、をコンピュータに実行させる、ことを特徴とする制御プログラムであってもよい。
本発明によれば、姿勢速度指令に加速度成分が加わるため、傾きの引き起こしの動作を乗員はわざわざ実施しなくても済む移動制御装置、移動体制御方法、及び制御プログラムを提供することができる。
本発明に係る移動体制御装置の制御系の概要を示す制御ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る移動体の構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る移動体の構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る移動体制御装置のシステム構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る移動体制御装置のシステム構成を示す制御ブロック図である。 図4に示す動作制御系を、各駆動ユニットと車輪とについてより詳細に説明する図である。 左右車輪平均角速度器を更に備える構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る移動体制御装置による制御方法の制御処理フローを示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る移動体制御装置のシステム構成を示す制御ブロック図である。 左右車輪平均角速度器を更に備える構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。まず、本発明の具体的な実施の形態の説明に先立ち、本発明の概要について説明する。図1は、本発明に係る移動体制御装置の制御系の概要を示す制御ブロック図である。本発明に係る移動体制御装置10は、移動体41を駆動する駆動手段42と、駆動手段42の駆動速度を検出する駆動速度検出手段43と、移動体41の姿勢情報を検出する姿勢状態検出手段44と、検出した姿勢情報と入力する姿勢情報指令とに基づいて、駆動手段42の第1駆動速度指令を生成する姿勢制御手段45と、生成した第1駆動速度指令と、駆動速度検出手段43により検出された駆動速度と、を加算し、駆動手段42に対する第2駆動速度指令を生成する速度指令生成手段47と、生成した第2駆動速度指令と駆動速度検出手段43で検出した駆動速度とに基づいて、駆動手段42に対するトルク指令を生成することで駆動手段42を制御する速度制御手段46と、を備えている。
さらに、姿勢制御手段45は、姿勢状態検出手段44で検出した姿勢情報が、入力する姿勢情報指令に追従するように姿勢制御を行い、かつ、速度制御手段46は、駆動速度検出手段43で検出した駆動速度が、速度指令生成手段47で生成した第2駆動速度指令に追従するように速度制御を行う。
これにより、安価に高速化が可能な速度制御手段46による制御ループ51を、姿勢制御手段45による制御ループ52の内側に有する構成とすることで、システム全体のコストを低下させつつ、より性能の高い制御を実現することができる。さらに、生成した第1駆動速度指令と検出された駆動速度とを加算することで、駆動速度指令に加速度指令の意味合いを持たせることができる。これにより、移動体41をピッチ方向に引き起こす慣性力を自然に生じさせることができるため、移動体41をより安定化させることができる。
さらには、速度制御手段46による制御系を、姿勢制御手段45による姿勢制御を行う制御器に対して速い下位の制御器で行うことで、負荷変動(走行中の路面からの外乱や、車輪が浮いたことによる負荷変動)に対する高いロバスト性を実現することができる。従って、進行方向の安定性が向上し、走行中に片輪が浮いた場合であっても安定することができる。
実施の形態1.
図2A及びBは、本発明の実施の形態1に係る移動体の構成を示す図である。尚、図2Aは正面図を示し、図2Bは側面図を示す。図2A及びBにおいて、本実施の形態1に係る移動体41は、例えば、乗員が立つ部分である車両本体1に対して、同軸芯線上に平行に各車輪3A、3Bが配置された同軸二輪車として構成されているが、これに限らず、任意の倒立型移動体に適用可能である。
尚、以下、移動体41を同軸二輪車41として説明し、車両全体に対する各座標系を、図中に記載のように、車軸に対して垂直方向をX軸、車軸方向をY軸、鉛直方向をZ軸、車軸周り(Y軸周り)をピッチ軸、車両上面視においてX−Y平面上の回転方向をヨー軸とする。
図2A及びBに示す如く、本実施の形態1に係る同軸二輪車41は、車両本体1と、車両本体1に回転可能に設けられた左右一対の車輪3A及び3Bと、車両本体1に設けられ乗員が把持するT字型のハンドル4と、車両本体1に搭載され同軸二輪車41を制御する移動体制御装置10と、を備えている。
図3は、本実施の形態1に係る移動体制御装置のシステム構成を示すブロック図である。本実施の形態1に係る移動体制御装置10は、車両本体1の姿勢情報を検出する姿勢検出装置4と、各車輪3A、3Bを駆動する一対の駆動ユニット2A、2Bと、各駆動ユニット2A、2Bを制御する制御装置11と、各車輪3A、3Bの車輪角速度を検出する一対の車輪角速度検出器17A、17Bと、を備えている。
姿勢検出装置5は、姿勢状態検出手段の一具体例であり、車両本体1に設けられ、車両本体1の前後(Y軸周り)の傾きなどの車両本体1の姿勢情報を検出する。姿勢検出装置5は、例えば、車両本体1の車両ピッチ角度(姿勢角度)及び車両ピッチ角速度(姿勢角速度)を検出する。姿勢検出装置5は、例えば、ジャイロセンサや加速度センサを用いて車両ピッチ角度及び車両ピッチ角速度を検出する。姿勢検出装置5は、検出した姿勢情報を制御装置11に対して出力する。
各駆動ユニット2A、2Bは、駆動手段42の一具体例であり、同軸上に配置された複数の車輪3A、3Bを独立に駆動する。各駆動ユニット2A、2Bは、各車輪3A、3Bを駆動するためのモータやアンプなどを含む。各駆動ユニット2A、2Bは、制御装置11から出力されるトルク指令に基づいて各駆動ユニット2A、2Bに対するトルク制御を夫々行う。各駆動ユニット2A、2Bのモータの回転に伴い各車輪3A、3Bにはトルクが加えられる。また、各モータの回転に伴い車両本体1に対してトルクの反力が加わると共に、各車輪3A、3Bの回転に伴い車両本体1に対して地面からの反力としての力が加えられる。
制御装置11は、車両本体1に搭載されており、姿勢検出装置5から出力される車両ピッチ角度及び角速度、入力される車両速度指令、車両ピッチ角度指令(=0)、車両ピッチ角速度指令(=0)、各車輪角速度検出器17A、17Bから出力される車輪角速度と、に基づいて、トルク指令を生成し各駆動ユニット2A、2Bに出力することで、各駆動ユニット2A、2Bを制御する。
制御装置11は、例えば、車両のピッチ方向の目標値である車両ピッチ角度指令及び車両ピッチ角速度指令に実際の車両ピッチ角度及び車両ピッチ角速度を安定的に追従させるように制御を行う。即ち、制御装置11は、これら目標値と姿勢検出装置5から入力される情報とに基づいて、全体系を倒れないように安定化させるのに必要な駆動トルクを計算し、各駆動ユニット2A、2Bのモータを駆動する。一方、各車輪角速度検出器17A、17Bは、各駆動ユニット2A、2Bのモータの回転に伴う各車輪3A、3Bの車輪角速度を検出し制御装置11に対してフィードバックする。このような車両制御の構成により、同軸二輪車41は、乗員が重心を前後にずらすことで前進後退を行い、乗員が旋回操作装置などを操作することで左右旋回を行う。
各車輪角速度検出器17A、17Bは、駆動速度検出手段43の一具体例であり、車両本体1と各車輪3A、3Bとの相対角速度としての車輪角速度を検出する。各車輪角速度検出器17A、17Bは、例えば、各駆動ユニット2A、2Bのモータの回転軸に設けられたエンコーダ情報から、車輪角速度を検出し、制御装置11に出力する。なお、各車輪角速度検出器17A、17Bは、車両本体1と各車輪3A、3Bとの相対角度としての車輪角度を検出し、制御装置11に出力してもよい。
以下、図4及び図5を参照して、車両の動作制御について詳細に説明する。図4は、本実施の形態1に係る移動体制御装置のシステム構成を示す制御ブロック図であり、制御装置のシステム構成を示す図である。図5は、図4に示す動作制御系を、各駆動ユニット2A、2Bと車輪3A、3Bとについてより詳細に説明する図である。
まず、以下の説明に用いる変数について説明する。βは車両ピッチ角度を示し、β′は車両ピッチ角速度を示す。xは車両位置を示し、x′は車両速度を示す。これら車両ピッチ角度β、車両ピッチ角速度β′、車両位置x、車両速度x′は検出値を示す。また、βは車両ピッチ角度指令を示し、β′は車両ピッチ角速度指令を示す。xは車両位置指令を示し、x′は車両速度指令を示す。γ′は車両のヨー角速度指令を示す。これら車両ピッチ角度指令β、車両ピッチ角速度指令β′、車両位置指令x、車両速度指令x′、ヨー角速度指令γ′は目標値である指令値を示す。即ち、下添え文字にrが付いている変数は指令値を示し、rが付いていない変数は検出値を示す。また、2Lはトレッド幅を示し、Rは車輪半径を示す。尚、本実施の形態1において、図4における車両の動作制御は通常走行時における動作制御を説明するものであり、姿勢制御器12に対して少なくとも車両ピッチ角度指令と車両ピッチ角速度指令が入力される。
図4に示す如く、本実施の形態1に係る制御装置11は、姿勢速度指令を生成する姿勢制御器12と、車輪角速度指令を生成する速度指令生成器15と、トルク指令を生成する速度制御器13と、を有している。
姿勢制御器12は、姿勢制御手段45の一具体例であり、姿勢検出装置5で検出した車両ピッチ角度及び車両ピッチ角速度が、入力する車両ピッチ角度指令及び車両ピッチ角速度指令に追従するように姿勢制御を行う。即ち、姿勢制御器12は、姿勢検出装置5で検出した車両ピッチ角度及び車両ピッチ角速度と、入力する車両ピッチ角度指令及び車両ピッチ角速度指令とに基づいて、駆動ユニット2の姿勢速度指令を生成し、速度指令生成器15に出力する。このように、姿勢制御器12は姿勢速度指令についての制御を行う。
より具体的には、姿勢制御器12は、入力される車両ピッチ角度指令β及び車両ピッチ角速度指令β′と、姿勢検出装置5で検出した車両ピッチ角度β及び車両ピッチ角速度β′との差分を算出する。そして、姿勢制御器12は、この算出した差分を0に収束させるようにPI(比例・微分)制御などを行う。
通常、姿勢制御器12には、車両ピッチ角度指令β及び車両ピッチ角速度指令β′の値が、共に0として入力される。これに対し、姿勢制御器12は、乗員の重心移動によって生じる車両ピッチ角度β及び車両ピッチ角速度β′を0に保つように姿勢制御を行う。姿勢制御器12は、PI制御により、以下の(1)式を用いて姿勢速度指令(第1駆動速度指令の一例)を計算する。下記(1)式において、Kppは比例ゲインを示し、Kdpは微分ゲインを示す。
姿勢速度指令=Kpp(β−β)+Kdp(β′−β′) (1)式
ここで、上記制御ゲインKpp、Kdpを調整することで、モータが車両ピッチ角度指令β及び車両ピッチ角速度指令β′に対して応答する追従性を変更できる。例えば、モータロータは、比例ゲインKppを小さく調整すると、ゆっくりとした追従遅れをもって動作するようになり、比例ゲインKppを大きく調整すると、高速に追従するようになる。このように、制御ゲインを変化させることにより、車両ピッチ角度指令β及び車両ピッチ角速度指令β′と、実際に検出した車両ピッチ角度β及び車両ピッチ角速度β′との誤差の大きさや応答時間を調整することが可能となり、より最適な制御が可能となる。尚、姿勢制御器12では、PI制御に限定されず、H∞制御や、ファジィ制御などを用いて制御を行うようにしてもよい。
速度指令生成器15は、速度姿勢生成手段47の一具体例であり、下記(2)式を用いて、姿勢制御器12により算出された姿勢速度指令に、車輪角速度検出器17により検出された車輪角速度θ′を加算し、車輪角速度指令(第2駆動速度指令)θ′comを計算する。
車輪角速度指令θ′com=姿勢速度指令+車輪角速度θ′ (2)式
このように、姿勢制御器12により算出された姿勢速度指令に実際に検出された車輪角速度を加算することにより、姿勢速度指令に加速度指令の意味合いを持たせることができ、同軸二輪車41の安定化を向上させることができる。
なお、図5に示すように左右の車輪3A、3Bに対して車輪角速度指令を生成する場合には、各速度指令生成器15A、15Bは、上記(1)式で計算した姿勢速度指令と、各車輪角速度検出器17A、17Bで検出された左右車輪の車輪角速度と、に基づいて、以下の(3)式及び(4)式を用いて左右の車輪角速度指令(左車輪角速度指令及び右車輪角速度指令)を夫々計算する。
左車輪角速度指令=姿勢速度指令+左車輪角速度 (3)式
右車輪角速度指令=姿勢速度指令+右車輪角速度 (4)式
さらに、図6に示すように、移動体制御装置10は、左右車輪平均角速度器16を更に備える構成であってもよい。左右車輪平均角速度器16は、平均速度算出手段の一具体例であり、車輪角速度検出器17A、17Bにより夫々検出された左車輪3Bの左車輪角速度と右車輪3Aの右車輪角速度とに基づいて下記(5)式を用いて左右車輪3A、3Bの車輪角速度の平均値(以下、平均車輪角速度と称す)を算出する。
平均車輪角速度=(左車輪角速度+右車輪角速度)/2 (5)式
左右車輪平均角速度器16は、算出した平均車輪角速度を左右の速度指令生成器15A、15Bに夫々出力する。このように、平均車輪角速度を用いて、左右車輪3A、3Bに対する車輪角速度指令を生成することで、左右車輪3A、3Bに対して均等に、同軸二輪車41をピッチ方向に引き起こすための慣性力を生じさせることができ、車両をより安定化させることができる。
速度制御器13は、速度制御手段46の一具体例であり、速度指令生成器15から入力される車輪角速度指令と、車輪角速度検出器17で検出した車輪角速度との差分を算出する。そして、速度制御器13は、算出したその差分を0に収束させるようにPI(比例・微分)制御を行い、検出値が指令値に一致するように速度制御を行う。即ち、速度制御器13は、入力される車輪角速度指令と、車輪角速度検出器17で検出した車輪角速度とに基づいて、複数の車輪3のトルク指令を生成し、駆動ユニット2へと出力する。速度制御器13は、モータのエンコーダ情報に基づいた単純なPI制御やPD制御を行なうので、安価なCPUにより十分高速な制御周期を実現することができる。
次に、本実施の形態1に係る移動体制御装置の制御方法について詳細に説明する。図7は、本実施の形態1に係る移動体制御装置による制御方法の制御処理フローを示すブロック図である。なお、図7に示す制御処理は所定時間毎に繰り返し実行される。
姿勢制御器12は、姿勢検出装置5で検出した車両ピッチ角度及び車両ピッチ角速度と、入力する車両ピッチ角度指令及び車両ピッチ角速度指令とに基づいて、各駆動ユニット2A、2Bの姿勢速度指令を生成し、生成した姿勢速度指令を各速度指令生成器15A、15Bに出力する(ステップS101)。
各車輪角速度検出器17A、17Bは、左車輪角速度及び右車輪角速度を検出し、各速度制御器13A、13B及び各速度指令生成器15A、15Bに対して出力する(ステップS102)。
各速度指令生成器15A、15Bは、姿勢制御器12により算出された姿勢速度指令に、各車輪角速度検出器17A、17Bにより検出された左右車輪角速度を夫々加算し、左車輪角速度指令及び右車輪角速度指令を夫々算出し、各速度制御器13A、13Bに出力する(ステップS103)。
各速度制御器13A、13Bは、各速度指令生成器15A、15Bからの左右車輪角速度指令と、車輪角速度検出器17A、17Bで検出された左右車輪角速度と、の偏差を0に収束させるように右車輪トルク指令及び左車輪トルク指令を夫々生成する(ステップS104)。各速度制御器13A、13Bは、生成した右車輪トルク指令及び左車輪トルク指令を各駆動ユニット2A、2Bに夫々出力する。各駆動ユニット2A、2Bは、各速度制御器13A、13Bから出力される右車輪トルク指令及び左車輪トルク指令に応じて、各車輪3A、3Bを回転駆動し(ステップS105)、同軸二輪車41をピッチ方向に引き起こす慣性力を生じさせる。
以上、本実施の形態1に係る移動体制御装置10において、安価に高速化が可能な速度制御器13による制御周期がより高速な制御ループ31を、姿勢制御器12による制御ループ32の内側に有する構成とする。これにより、システム全体のコストを低下させつつ、より性能の高い制御を実現することができる。さらに、生成した姿勢速度指令と検出された車輪角速度とを加算することで、姿勢速度指令に加速度指令の意味合いを持たせることができる。これにより、同軸二輪車41をピッチ方向に引き起こす慣性力を生じさせることができる。したがって、例えば、同軸二輪車41が一定の傾きで傾斜して移動している場合でも、この慣性力を用いて同軸二輪車を自然に引き起こすことができるため、車両をより安定化させることができる。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2に係る移動体制御装置のシステム構成を示す制御ブロック図である。本実施の形態2に係る移動体制御装置20は、上記実施の形態1に係る移動体制御装置10の構成に加えて、ヨー制御器14、及び加算器18を更に備える点を特徴とする。
ヨー制御器14は、旋回制御手段の一具体例であり、旋回操作装置6から入力されるヨー角速度指令に基づいて旋回角速度指令を生成する。旋回操作装置6は、例えば、車両本体1に設けられ、旋回情報指令としての車両の旋回角度指令、旋回角速度指令などを生成し、ヨー制御器14に出力する。旋回操作装置6は、例えば、乗員によるハンドル4の操作や、乗員による旋回ハンドル(不図示)の操作などを受け、これら操作量に応じた旋回角度指令や旋回角速度指令を生成する。また、旋回操作装置6としては、本出願人が既に提案している、乗員の重心移動により傾斜した車両のロール角度に応じて旋回指令を入力する技術(特開2006−315666号公報)を適用するようにしてもよい。尚、以下では、旋回角速度指令をヨー角速度指令として説明する。
ヨー制御器14は、車両のトレッド幅2Lと車輪Rとを用いて、旋回操作装置6から入力されるヨー角速度指令γ′を各車輪3A、3Bへの旋回角速度指令に分解する。ヨー制御器14は、以下の(6)式を用いて旋回角速度指令を計算する。
旋回角速度指令=(Lγ′)/R (6)式
各加減算器18A、18Bは、加減算手段の一具体例であり、姿勢制御器12で生成した姿勢速度指令と、ヨー制御器14で生成した旋回速度指令とを加算又は減算する。各加減算器18は、その演算値を第1車輪角速度指令として各速度指令生成器15A、15Bに夫々出力する。
例えば、右側の加減算器18Aは、姿勢制御器12で生成した姿勢速度指令と、ヨー制御器14で生成した旋回速度指令とを加算して第1右車輪角速度指令を生成し、速度指令生成器15Aに出力する。一方、左側の加減算器18Bは、姿勢制御器12で生成した姿勢速度指令から、ヨー制御器14で生成した旋回速度指令を減算して第1左車輪角速度指令を生成し、速度指令生成器15Bに出力する。
各速度指令生成器15A、15Bは、各加減算器18A、18Bからの第1車輪角速度指令(第1左車輪角速度指令、及び第1右車輪角速度指令)と、各車輪角速度検出器17A、17Bで検出された左右車輪3A、3Bの車輪角速度とを夫々加算して、第2車輪角速度指令(第2左車輪角速度指令及び第2右車輪角速度指令)を生成し、各速度制御器13A、13Bに出力する。
各速度制御器13A、13Bは、各速度指令生成器15A、15Bからの第2左車輪角速度指令、及び第2右車輪角速度指令と、各車輪角速度検出器17A、17Bで検出された左車輪角速度及び右車輪角速度と、の夫々の偏差を0に収束させるように右車輪トルク指令及び左車輪トルク指令を生成する。
本実施の形態2に係る制御系において、上記実施の形態1と同様に、図9に示す如く、検出された左車輪3Bの左車輪角速度と右車輪3Aの右車輪角速度とに基づいて平均車輪角速度を算出する左右車輪平均角速度器16を更に備える構成であってもよい。
各速度指令生成器15A、15Bは、各加減算器18A、18Bからの第1右車輪角速度指令及び第1左車輪角速度指令と、左右車輪平均角速度算出器16からの平均車輪角速度と、を夫々加算して、第2右車輪角速度及び第2左車輪角速度を算出し、各速度制御器13A、13Bに出力する。
なお、本実施の形態2において、他の構成は上記実施の形態1と略同一であるため、同一部分に同一符号を付して詳細な説明は省略する。
以上、本実施の形態2によれば、同軸二輪車が旋回している場合でもピッチ方向に引き起こす慣性力を生じさせることができる。これにより、同軸二輪車41が一定の傾きで傾斜して旋回移動している場合でも、この慣性力を用いて同軸二輪車を自然に引き起こすことができるため、車両をより安定化させることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記実施形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、例えば、図7に示す処理を、CPUにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
1 車両本体、2A、B 駆動ユニット、3A、B 車輪、4 ハンドル、
5 姿勢検出装置、6 旋回操作装置、
10 移動体制御装置、11 制御装置、12 姿勢制御器、13A、B 速度制御器、14 旋回制御器、15A、B 速度指令生成器、16 左右車輪平均角速度算出器、17A、B 車輪角速度検出器、18A、B 加減算器
41 移動体、42 駆動手段、43 駆動速度検出手段、
44 姿勢状態検出手段、45 姿勢制御手段、46 速度制御手段、47 速度指令生成手段

Claims (5)

  1. 移動体を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段の駆動速度を検出する駆動速度検出手段と、
    前記移動体の姿勢情報を検出する姿勢状態検出手段と、
    前記姿勢状態検出手段により検出された姿勢情報と、入力する姿勢情報指令と、に基づいて、前記駆動手段に対する第1駆動速度指令を生成する姿勢制御手段と、
    前記姿勢制御手段により生成された前記第1駆動速度指令と、前記駆動速度検出手段により検出された駆動速度と、を加算し、前記駆動手段に対する第2駆動速度指令を生成する速度指令生成手段と、
    前記速度指令生成手段により生成された第2駆動速度指令と、前記駆動速度検出手段で検出した駆動速度と、に基づいて前記駆動手段に対するトルク指令を生成することで前記駆動手段を制御する速度制御手段と、を備え、
    前記速度制御手段は、前記駆動速度検出手段で検出した駆動速度が、前記速度指令生成手段で生成した第2駆動速度指令に追従するように速度制御を行い、
    前記姿勢制御手段は、前記姿勢状態検出手段で検出した姿勢情報が、前記入力する姿勢情報指令に追従するように姿勢制御を行う
    ことを特徴とする移動体制御装置。
  2. 請求項1記載の移動体制御装置であって、
    前記姿勢制御手段は、前記前記姿勢状態検出手段により検出された姿勢情報と、入力する姿勢情報指令と、に基づいて、前記駆動手段の姿勢速度指令を生成しており、
    入力する旋回情報指令に基づいて前記移動体の旋回速度指令を生成する旋回制御手段と、
    前記姿勢制御手段で生成した姿勢速度指令と、前記旋回制御手段で生成した旋回速度指令とを加算又は減算して前記移動体の第1車輪角速度指令を生成する加減算手段と、
    を更に備え、
    前記速度指令生成手段は、前記加減算手段により算出された第1車輪角速度指令と、前記駆動速度検出手段により検出された車輪角速度と、を加算して第2車輪角速度指令を生成し、
    前記速度制御手段は、前記駆動速度検出手段で検出した車輪角速度が、前記速度指令生成手段により生成された第2車輪角速度指令に追従するように速度制御を行う
    ことを特徴とする移動体制御装置。
  3. 請求項2記載の移動体制御装置であって、
    前記駆動速度検出手段により検出された左右車輪の車輪角速度の平均値である平均車輪角速度を算出する平均速度算出手段を更に備え、
    前記速度指令生成手段は、前記加減算手段により算出された第1車輪角速度指令と、前記平均速度算出手段により算出された平均車輪角速度と、を加算して前記第2車輪角速度指令を生成する、ことを特徴とする移動体制御装置。
  4. 移動体を駆動する駆動手段の駆動速度を検出するステップと、
    前記移動体の姿勢情報を検出するステップと、
    前記検出された姿勢情報と、入力する姿勢情報指令と、に基づいて、前記駆動手段に対する第1駆動速度指令を生成するステップと、
    前記生成された前記第1駆動速度指令と、前記検出された駆動速度と、を加算し、前記駆動手段に対する第2駆動速度指令を生成するステップと、
    前記生成された第2駆動速度指令と、前記検出した駆動速度と、に基づいて、前記駆動手段に対するトルク指令を生成することで前記駆動手段を制御するステップと、
    前記検出した駆動速度が、前記生成した第2駆動速度指令に追従するように速度制御を行うステップと、
    前記検出した姿勢情報が、前記入力する姿勢情報指令に追従するように姿勢制御を行うステップと、
    を含む、ことを特徴とする移動体制御方法。
  5. 検出された移動体の姿勢情報と、入力する姿勢情報指令と、に基づいて、前記移動体を駆動する駆動手段に対する第1駆動速度指令を生成する処理と、
    前記生成された前記第1駆動速度指令と、検出された前記移動体を駆動する駆動手段の駆動速度と、を加算し、前記駆動手段に対する第2駆動速度指令を生成する処理と、
    前記生成された第2駆動速度指令と、前記検出した駆動速度と、に基づいて、前記駆動手段に対するトルク指令を生成することで前記駆動手段を制御する処理と、
    前記検出した駆動速度が、前記生成した第2駆動速度指令に追従するように速度制御を行う処理と、
    前記検出した姿勢情報が、前記入力する姿勢情報指令に追従するように姿勢制御を行う処理と、
    をコンピュータに実行させる、ことを特徴とする制御プログラム。
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