JP2014155278A - 変換ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】車両のコスト増加を抑え、かつ、簡易な構成で、接触充電と非接触充電との双方に対応可能とする。
【解決手段】変換ユニット200は、地面に設置して利用され、かつ、外部電源から車両100へ電力を供給する際の電力インターフェースを変換する。変換ユニット200は、送電部220と、インレット230とを備える。送電部220は、車両100に設けられる受電部110へ非接触で電力を供給する。インレット230は、外部電源と車両100との間で電力を伝送するための電力ケーブル300のコネクタ310を接続可能に構成され、外部電源から電力ケーブル300を介して供給される電力を受けて送電部220へ出力する。
【選択図】図1

Description

この発明は、変換ユニットに関し、特に、車両と車両外部の電源または電気負荷との間で電力をやり取りする際の電力インターフェースを変換する変換ユニットに関する。
国際公開第2010/131348号パンフレット(特許文献1)は、車両に搭載された蓄電装置を車両外部の交流電源から充電可能な車両を開示する。この車両は、受電端子と、充電器と、非接触受電部とを備える。受電端子は、交流電源に電気的に接続可能に構成される。充電器は、受電端子から入力される交流電力を所定の直流電圧に変換するように構成される。非接触受電部は、交流電源の送電部と磁気的に結合することによって交流電源から非接触で受電するように構成され、充電器の電力変換回路に接続される。
この車両によれば、車両外部の交流電源から供給される交流電力を受電端子によって受電するコンダクティブ充電(接触充電)と、上記交流電力を非接触受電部によって受電するインダクティブ充電(非接触充電)との双方に対応可能である(特許文献1参照)。
国際公開第2010/131348号パンフレット 特開2008−220130号公報 特開2003−47163号公報
上記の車両は、受電端子による接触充電と非接触受電部による非接触充電との双方に対応するための充電装置を搭載するので、車両のコストが増加し、充電装置も複雑化する。なお、充電用の電力変換部を双方向に構成することによって、車両から車両外部の電気負荷へ電力を供給することが可能であるが、この場合においても上記の充電装置と同様の問題は発生する。
それゆえに、この発明の目的は、車両のコスト増加を抑え、かつ、簡易な構成で、接触充電と非接触充電との双方に対応可能とすることである。
また、この発明の別の目的は、車両から車両外部の電気負荷へ電力を供給する際に、車両のコスト増加を抑え、かつ、簡易な構成で、接触給電と非接触給電との双方に対応可能とすることである。
この発明によれば、変換ユニットは、地面または車両外部の設備に設置して利用され、かつ、車両外部の電源(以下「外部電源」と称する。)から車両へ電力を供給する際の電力インターフェースを変換する変換ユニットであって、送電部と、接続部とを備える。送電部は、車両に設けられる受電部へ非接触で電力を供給する。接続部は、外部電源と車両との間で電力を伝送するための電力ケーブルを接続可能に構成され、外部電源から電力ケーブルを介して供給される電力を受けて送電部へ出力する。
好ましくは、変換ユニットは、送電部と受電部との相対位置関係を規定するための位置決め部をさらに備える。
さらに好ましくは、位置決め部は、車両における車輪と受電部との位置関係に基づいて送電部との位置関係が規定される輪止めを含む。
好ましくは、変換ユニットは、電力変換器と、制御部と、スイッチと、通信部とをさらに備える。電力変換器は、接続部と送電部との間に設けられる。制御部は、電力変換器を制御する。スイッチは、変換ユニットの起動を利用者が指示するためのものである。通信部は、車両と通信を行なう。制御部は、スイッチがオン操作されると起動され、電力ケーブルからの所定の制御信号の入力を検知すると、通信部による車両との通信内容に従って電力変換器を制御する。
好ましくは、制御部は、上記スイッチがオフ操作されると停止する。
また、好ましくは、変換ユニットは、電力変換器と、制御部と、検知部と、通信部とをさらに備える。電力変換器は、接続部と送電部との間に設けられる。制御部は、電力変換器を制御する。検知部は、接続部への電力ケーブルの接続を検知する。通信部は、車両と通信を行なう。制御部は、検知部により電力ケーブルの接続が検知されると起動され、電力ケーブルからの所定の制御信号の入力を検知すると、通信部による車両との通信内容に従って電力変換器を制御する。
さらに好ましくは、制御部は、検知部により電力ケーブルの非接続が検知されると停止する。
好ましくは、送電部の固有周波数と受電部の固有周波数との差は、送電部の固有周波数または受電部の固有周波数の±10%以下である。
好ましくは、送電部と受電部との結合係数は0.3以下である。
好ましくは、送電部は、送電部と受電部との間に形成される磁界と、送電部と受電部との間に形成される電界との少なくとも一方を通じて、受電部へ送電する。磁界および電界は、送電部と受電部との間に形成され、かつ、特定の周波数で振動する。
また、この発明によれば、変換ユニットは、地面または車両外部の設備に設置して利用され、かつ、車両から車両外部の電気負荷へ電力を供給する際の電力インターフェースを変換する変換ユニットであって、受電部と、接続部とを備える。受電部は、車両に設けられる送電部から非接触で受電する。接続部は、車両と電気負荷との間で電力を伝送するための電力ケーブルを接続可能に構成され、受電部によって受電された電力を受けて電力ケーブルへ出力する。
好ましくは、変換ユニットは、送電部と受電部との相対位置関係を規定するための位置決め部をさらに備える。
さらに好ましくは、位置決め部は、車両における車輪と送電部との位置関係に基づいて受電部との位置関係が規定される輪止めを含む。
好ましくは、変換ユニットは、電力変換器と、制御部と、スイッチと、通信部とをさらに備える。電力変換器は、受電部と接続部との間に設けられる。制御部は、電力変換器を制御する。スイッチは、変換ユニットの起動を利用者が指示するためのものである。通信部は、車両と通信を行なう。制御部は、スイッチがオン操作されると起動され、電力ケーブルからの所定の制御信号の入力を検知すると、通信部による車両との通信内容に従って電力変換器を制御する。
さらに好ましくは、制御部は、上記スイッチがオフ操作されると停止する。
好ましくは、変換ユニットは、電力変換器と、制御部と、検知部と、通信部とをさらに備える。電力変換器は、受電部と接続部との間に設けられる。制御部は、電力変換器を制御する。検知部は、接続部への電力ケーブルの接続を検知する。通信部は、車両と通信を行なう。制御部は、検知部により電力ケーブルの接続が検知されると起動され、電力ケーブルからの所定の制御信号の入力を検知すると、通信部による車両との通信内容に従って電力変換器を制御する。
さらに好ましくは、制御部は、検知部により電力ケーブルの非接続が検知されると停止する。
この変換ユニットによれば、車両のコスト増加を抑え、かつ、簡易な構成で、接触充電と非接触充電との双方に対応することができる。また、この変換ユニットによれば、車両のコスト増加を抑え、かつ、簡易な構成で、接触給電と非接触給電との双方に対応することができる。
この発明の実施の形態1による変換ユニットを用いた充電システムの全体構成図である。 変換ユニットの外観図である。 変換ユニットおよび電力ケーブルの詳細な構成を示した図である。 CPLT制御回路と変換ユニットのI/F部とによって形成されるコントロールパイロット回路の等価回路図である。 パイロット信号の波形図である。 送電部および受電部の構成を示した図である。 送電部および受電部の他の構成例を示した図である。 変換ユニットから車両への電力伝送時の等価回路図である。 電力伝送システムのシミュレーションモデルを示す図である。 送電部および受電部の固有周波数のズレと電力伝送効率との関係を示す図である。 固有周波数を固定した状態で、エアギャップを変化させたときの電力伝送効率と、送電部に供給される電流の周波数との関係を示すグラフである。 電流源または磁流源からの距離と電磁界の強度との関係を示した図である。 変換ユニットの動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2による変換ユニットの構成を示した図である。 実施の形態2におけるコントロールパイロット回路の等価回路図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
(充電システムの構成)
図1は、この発明の実施の形態1による変換ユニットを用いた充電システムの全体構成図である。図1を参照して、充電システムは、車両100と、変換ユニット200と、電力ケーブル300とを備える。
車両100は、受電部110と、変換部120と、蓄電装置130と、車輪140とを含む。受電部110は、車両外部の送電装置から送出される電力を非接触で受電可能に構成され、受電した電力を変換部120へ出力する。具体的には、受電部110は、変換ユニット200の送電部220(後述)や、車両100へ非接触で電力を供給するための給電設備(図示せず)の送電部から非接触で受電可能である。
なお、図1では、車両外部の送電装置の送電部が地面に配置されるものとし、それに応じて受電部110が車両後方の車体下部に配置される構成が代表的に示されているが、受電部110の配置はこれに限定されるものではない。たとえば、車両外部の送電装置の送電部が車体後面に対向するように配置されるものとして、受電部110を車体後面に配置してもよい。なお、受電部110の具体的な構成については、変換ユニット200の送電部220の構成とともに後ほど詳しく説明する。
変換部120は、受電部110によって受電される交流電力を直流電力に変換して蓄電装置130へ出力する。変換部120としては、たとえば、ダイオードブリッジから成る整流器を用いてもよいし、スイッチング素子をスイッチング制御して整流を行なうスイッチングレギュレータを用いてもよい。
蓄電装置130は、再充電可能に構成された電力貯蔵要素である。蓄電装置130は、たとえば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池あるいは鉛蓄電池などの二次電池や、電気二重層キャパシタなどの蓄電素子を含んで構成される。蓄電装置130は、受電部110により受電された電力を変換部120から受けて蓄電する。蓄電装置130は、走行用の電力を蓄えており、図示されない走行用モータへ電力を供給する。また、車両100の制動時には、走行用モータが発電する電力を蓄えることも可能である。
なお、車両100がエンジンを搭載したハイブリッド車両の場合には、蓄電装置130は、エンジンの動力を用いて発電用モータ(図示せず)により発電された電力を蓄える。また、発電用モータがエンジンの始動モータとして用いられる場合には、蓄電装置130は、エンジンを始動するための電力を発電用モータへ供給する。なお、特に図示しないが、変換部120と蓄電装置130との間には、電路を電気的に接続/遮断可能なリレーが設けられる。
変換ユニット200は、筐体210と、送電部220と、インレット230と、位置決め部240とを含む。この変換ユニット200は、可搬式のユニットであり、地面に設置して利用される。変換ユニット200は、電力ケーブル300に接続される外部電源(図示せず)から車両100へ電力を供給する際の電力インターフェースを変換する。具体的には、変換ユニット200は、電力ケーブル300を用いた接触給電方式を、受電部110および送電部220(後述)を用いた非接触給電方式に変換する。
インレット230は、電力ケーブル300のコネクタ310を嵌合可能に構成され、外部電源から電力ケーブル300を介して供給される電力を受けて送電部220へ出力する。送電部220は、インレット230から入力される電力を車両100の受電部110へ非接触で送電可能に構成される。筐体210内には、インレット230と送電部220との間の電力変換回路や、電力変換回路を制御するための制御装置等が格納される。送電部220の具体的な構成、および筐体210内の回路構成については、後ほど詳しく説明する。
位置決め部240は、車両100の車輪140に対する輪止めとして機能するとともに、車両100の受電部110と変換ユニット200の送電部220との相対位置関係を規定する。具体的には、図2に示すように、車両100における車輪140と受電部110との位置関係に基づいて、位置決め部240と送電部220との位置関係(距離L)が規定される。
なお、筐体210から位置決め部240を取外可能とし、車両側の車輪と受電部との位置関係に応じて距離Lを設定可能な位置決め部240を複数作成しておくことで、種々の車両に対して変換ユニット200の本体を流用することができる。あるいは、筐体210に対して位置決め部240を種々の位置に移動可能な構成としてもよい。
また、位置決め部240の形状は、車輪140が位置決め部240(輪止め)に乗り上げるような形状にするのが好ましい。これにより、車重を用いて変換ユニット200を固定することができ、ユーザが車両100を移動させない限り変換ユニット200を容易に動かすことができないようにすることができる。
再び図1を参照して、電力ケーブル300は、コネクタ310と、EVSE(Electric Vehicle Supply Equipment)320とを含む。コネクタ310は、インレットを備える車両へ電力ケーブル300を接続するための接続端子である。この実施の形態1では、車両100はインレットを備えておらず、コネクタ310は、コネクタ310を嵌合可能に構成された変換ユニット200のインレット230に接続される。そして、コネクタ310は、図示されない外部電源から電力ケーブル300を介して供給される電力を変換ユニット200へ供給する。
EVSE320は、電力ケーブル300の電路を電気的に遮断可能に構成される。EVSE320は、コネクタ310がインレット230に接続されているときにパイロット信号を生成して変換ユニット200へ出力する。そうすると、変換ユニット200においてパイロット信号の電位が操作され、パイロット信号の電位に基づいてEVSE320が制御される。EVSE320は、電力ケーブル300が接続される電源スタンド(図示せず)内に設けてもよい。EVSE320の構成については、後ほど詳しく説明する。
図3は、変換ユニット200および電力ケーブル300の詳細な構成を示した図である。図3を参照して、変換ユニット200は、インレット230と、電力線252,258と、コンバータ254,256と、送電部220とを含む。また、変換ユニット200は、DC/DCコンバータ260と、補機電池262と、電源スイッチ264と、リレー266とをさらに含む。さらに、変換ユニット200は、I/F部268と、制御部270と、通信部272とをさらに含む。
電力線252は、インレット230とコンバータ254との間に配線される。コンバータ254は、インレット230から入力される外部電源400からの交流電力を直流電力に変換して電力線258へ出力する。電力線258は、コンバータ254とコンバータ256との間に配線される。コンバータ256は、電力線258から受ける直流電力を、所定の送電周波数を有する交流電力に変換して送電部220へ出力する。
DC/DCコンバータ260は、電力線258と補機電池262との間に設けられ、電力線258から受ける直流電力を電圧変換(降圧)して補機電池262へ出力する。補機電池262は、再充電可能な直流電源であり、たとえば、鉛やニッケル水素、リチウムイオン等の二次電池によって構成される。補機電池262に代えてキャパシタを用いてもよい。補機電池262は、DC/DCコンバータ260から供給される電力を蓄え、I/F部268、制御部270および通信部272へ動作電力を供給する。
電源スイッチ264は、変換ユニット200を起動するためのスイッチであり、ユーザによって操作可能である。ユーザによって電源スイッチ264がオン操作されると、補機電池262から電源スイッチ264を介してI/F部268へ動作電力が供給される。
I/F部268は、ユーザによって電源スイッチ264がオン操作されると、補機電池262から電力の供給を受けて起動する。そして、I/F部268は、インレット230にコネクタ310が接続されているとき、インレット230から入力されるパイロット信号CPLTの電位を操作することによってEVSE320のCCIDリレー322(後述)を遠隔制御する。また、I/F部268は、インレット230からの入力電圧(電力線252の電圧)が正常であると判断すると、リレー266を導通状態にする。
制御部270および通信部272は、ユーザによって電源スイッチ264がオン操作され、かつ、I/F部268によってリレー266が導通状態にされると、補機電池262から電力の供給を受けて起動する。そして、通信部272は、車両100との無線通信を確立し、車両100への送電開始や停止、送電電力等の各種情報を車両100と無線によりやり取りする。
制御部270は、通信部272による車両100との通信内容に従ってコンバータ254,256を制御する。具体的には、制御部270は、電力線258の電圧が所定の目標となるようにコンバータ254を制御する。また、制御部270は、所定の送電周波数を有する送電電力が送電部220から車両100へ出力されるようにコンバータ256を制御する。また、制御部270は、コンバータ254の駆動時、DC/DCコンバータ260によって補機電池262を充電するようにDC/DCコンバータ260を制御する。
電力ケーブル300のEVSE320は、CCID(Charging Circuit Interrupt Device)リレー322と、CPLT制御回路324とを含む。CCIDリレー322は、外部電源400とコネクタ310との間の電路に設けられ、CPLT制御回路324によって制御される。
CPLT制御回路324は、電力ケーブル300から電力を受ける装置(ここでは変換ユニット200)とともにコントロールパイロット回路を形成する。CPLT制御回路324は、パイロット信号CPLTを生成してコネクタ310へ出力する。コネクタ310がインレット230に接続されると、変換ユニット200のI/F部268にパイロット信号CPLTが入力される。そして、I/F部268においてパイロット信号CPLTの電位を操作することによって、変換ユニット200からCCIDリレー322が遠隔操作される。なお、パイロット信号CPLTは、たとえば、アメリカ合衆国の「SAE J1772(SAE Electric Vehicle Conductive Charge Coupler)」に準拠するものである。
(コントロールパイロット回路の構成)
図4は、CPLT制御回路324と変換ユニット200のI/F部268とによって形成されるコントロールパイロット回路の等価回路図である。図4を参照して、CPLT制御回路324は、発振器332と、抵抗素子334と、電圧センサ336とを含む。発振器332は、抵抗素子334の出力電位が規定の電位V1(たとえば12V)近傍のときは非発振のパイロット信号CPLTを出力し、抵抗素子334の出力電位がV1から低下すると、規定の周波数(たとえば1kHz)およびデューティー比で発振するパイロット信号CPLTを出力する。なお、デューティー比は、電力ケーブル300から供給可能な定格電流に基づいて設定される。
変換ユニット200のI/F部268は、抵抗素子342,344と、リレー346と、CPU(Central Processing Unit)348とを含む。抵抗素子342は、パイロット信号CPLTが伝送されるコントロールパイロット線と接地ノードとの間に接続される。抵抗素子344およびリレー346は、コントロールパイロット線と接地ノードとの間に直列に接続される。
CPU348は、リレー346を制御する。具体的には、パイロット信号CPLTがI/F部268に入力されると、抵抗素子342によってパイロット信号CPLTの電位はV1からV2に低下し、パイロット信号CPLTが発振する。変換ユニット200において車両100への送電の準備が完了すると、CPU348は、リレー346をオンさせる。これによりパイロット信号CPLTの電位がV2からV3へさらに低下し、パイロット信号CPLTの電位がV3となったことを検知したCPLT制御回路324によってCCIDリレー322(図3)が導通状態に制御される。
図5は、パイロット信号CPLTの波形図である。図5とともに図4を参照して、時刻t1以前においては、変換ユニット200のインレット230(図3)にコネクタ310が接続されていないものとする。このとき、パイロット信号CPLTの電位はV1であり、パイロット信号CPLTは非発振状態である。
時刻t1において、インレット230にコネクタ310が接続されると、パイロット信号CPLTがI/F部268に入力される。そうすると、パイロット信号CPLTの電位はV1からV2に低下し、パイロット信号CPLTは発振する。
時刻t2において、所定の送電準備が完了すると、CPU348は、リレー346をオンにする。そうすると、パイロット信号CPLTの電位はV2からV3へさらに低下する。パイロット信号CPLTの電位がV3になると、EVSE320において、CPLT制御回路324によってCCIDリレー322が導通状態に制御される。
(非接触電力伝送の原理)
次に、変換ユニット200の送電部220から車両100の受電部110への電力伝送の原理について説明する。
図6は、送電部220および受電部110の構成を示した図である。図6を参照して、送電部220は、コイル221(以下「共振コイル」とも称し、「共鳴コイル」等と適宜称してもよい。)と、キャパシタ222と、コイル223(以下「電磁誘導コイル」とも称する。)とを含む。
電磁誘導コイル223は、電磁誘導により共振コイル221と磁気的に結合可能である。電磁誘導コイル223は、コンバータ256(図3)から供給される交流電力を、電磁誘導によって共振コイル221に伝達する。共振コイル221は、電磁誘導コイル223から伝達された電力を、車両100の受電部110へ非接触で転送する。
受電部110は、コイル111(以下「共振コイル」とも称し、「共鳴コイル」等と適宜称してもよい。)と、キャパシタ112と、コイル113(以下「電磁誘導コイル」とも称する。)とを含む。
共振コイル111は、送電部220の共振コイル221から非接触で電力を受電する。電磁誘導コイル113は、電磁誘導により共振コイル111と磁気的に結合可能である。電磁誘導コイル113は、共振コイル111により受電された電力を電磁誘導により取出して変換部120(図3)へ出力する。
なお、図6においては、受電部110および送電部220がそれぞれ電磁誘導コイル113,223を有する構成を示したが、図7に示される構成のように、受電部110および送電部220が電磁誘導コイルを備えない構成とすることも可能である。この場合には、送電部220においては、共振コイル221がコンバータ256(図3)に接続され、受電部110においては、共振コイル111が変換部120(図3)に接続される。
なお、送電部220において、キャパシタ222(224)は、共振コイル221に直列に接続されて共振コイル221とLC共振回路を形成するが、キャパシタ222(224)は、共振コイル221に並列に接続してもよい。また、受電部110においても、キャパシタ112(114)は、共振コイル111に直列に接続されて共振コイル111とLC共振回路を形成するが、キャパシタ112(114)は、共振コイル111に並列に接続してもよい。
図8は、変換ユニット200から車両100への電力伝送時の等価回路図である。図8を参照して、変換ユニット200において、送電部220の電磁誘導コイル223は、共振コイル221と所定の間隔をおいて配置される。電磁誘導コイル223は、電磁誘導により共振コイル221と磁気的に結合し、コンバータ256から供給される交流電力を電磁誘導により共振コイル221へ供給する。
共振コイル221は、キャパシタ222とともにLC共振回路を形成する。なお、後述するように、車両100の受電部110においてもLC共振回路が形成される。共振コイル221およびキャパシタ222によって形成されるLC共振回路の固有周波数と、受電部110のLC共振回路の固有周波数との差は、前者の固有周波数または後者の固有周波数の±10%以下である。そして、共振コイル221は、電磁誘導コイル223から電磁誘導により電力を受け、車両100の受電部110へ非接触で送電する。
なお、電磁誘導コイル223は、コンバータ256から共振コイル221への給電を容易にするために設けられるものであり、図7に示したように、電磁誘導コイル223を設けずに共振コイル221にコンバータ256を直接接続してもよい。また、キャパシタ222は、共振回路の固有周波数を調整するために設けられるものであり、共振コイル221の浮遊容量を利用して所望の固有周波数が得られる場合には、キャパシタ222を設けない構成としてもよい。
一方、車両100において、受電部110の共振コイル111は、キャパシタ112とともにLC共振回路を形成する。上述のように、共振コイル111およびキャパシタ112によって形成されるLC共振回路の固有周波数と、変換ユニット200の送電部220における、共振コイル221およびキャパシタ222によって形成されるLC共振回路の固有周波数との差は、前者の固有周波数または後者の固有周波数の±10%である。そして、共振コイル111は、変換ユニット200の送電部220から非接触で受電する。
電磁誘導コイル113は、共振コイル111と所定の間隔をおいて配置される。電磁誘導コイル113は、電磁誘導により共振コイル111と磁気的に結合し、共振コイル111によって受電された電力を電磁誘導により取出して電気負荷118へ出力する。電気負荷118は、受電部110によって受電された電力を受ける電気機器であり、具体的には、変換部120(図3)以降の電気機器を包括的に表わしたものである。
なお、電磁誘導コイル113は、共振コイル111からの電力の取出しを容易にするために設けられるものであり、図7に示したように、電磁誘導コイル113を設けずに共振コイル111を電気負荷118に直接接続してもよい。また、キャパシタ112は、共振回路の固有周波数を調整するために設けられるものであり、共振コイル111の浮遊容量を利用して所望の固有周波数が得られる場合には、キャパシタ112を設けない構成としてもよい。
変換ユニット200において、コンバータ256から電磁誘導コイル223へ交流電力が供給され、電磁誘導コイル223を用いて共振コイル221へ電力が供給される。そうすると、共振コイル221と車両100の共振コイル111との間に形成される磁界を通じて共振コイル221から共振コイル111へエネルギ(電力)が移動する。共振コイル111へ移動したエネルギ(電力)は、電磁誘導コイル113を用いて取出され、車両100の電気負荷118へ伝送される。
上述のように、この電力伝送システムにおいては、変換ユニット200の送電部220の固有周波数と、車両100の受電部110の固有周波数との差は、送電部220の固有周波数または受電部110の固有周波数の±10%以下である。このような範囲に送電部220および受電部110の固有周波数を設定することで電力伝送効率を高めることができる。一方、上記の固有周波数の差が±10%よりも大きくなると、電力伝送効率が10%よりも小さくなり、電力伝送時間が長くなるなどの弊害が生じる可能性がある。
なお、送電部220(受電部110)の固有周波数とは、送電部220(受電部110)を構成する電気回路(共振回路)が自由振動する場合の振動周波数を意味する。なお、送電部220(受電部110)を構成する電気回路(共振回路)において、制動力または電気抵抗を実質的に零としたときの固有周波数は、送電部220(受電部110)の共振周波数とも呼ばれる。
図9および図10を用いて、固有周波数の差と電力伝送効率との関係とを解析したシミュレーション結果について説明する。図9は、電力伝送システムのシミュレーションモデルを示す図である。また、図10は、送電部および受電部の固有周波数のズレと電力伝送効率との関係を示す図である。
図9を参照して、電力伝送システム89は、送電部90と、受電部91とを備える。送電部90は、第1コイル92と、第2コイル93とを含む。第2コイル93は、共振コイル94と、共振コイル94に設けられたキャパシタ95とを含む。受電部91は、第3コイル96と、第4コイル97とを備える。第3コイル96は、共振コイル99とこの共振コイル99に接続されたキャパシタ98とを含む。
共振コイル94のインダクタンスをインダクタンスLtとし、キャパシタ95のキャパシタンスをキャパシタンスC1とする。また、共振コイル99のインダクタンスをインダクタンスLrとし、キャパシタ98のキャパシタンスをキャパシタンスC2とする。このように各パラメータを設定すると、第2コイル93の固有周波数f1は、下記の式(1)によって示され、第3コイル96の固有周波数f2は下記の式(2)によって示される。
f1=1/{2π(Lt×C1)1/2} … (1)
f2=1/{2π(Lr×C2)1/2} … (2)
ここで、インダクタンスLrおよびキャパシタンスC1,C2を固定して、インダクタンスLtのみを変化させた場合において、第2コイル93および第3コイル96の固有周波数のズレと電力伝送効率との関係を図5に示す。なお、このシミュレーションにおいては、共振コイル94および共振コイル99の相対的な位置関係は固定とし、さらに、第2コイル93に供給される電流の周波数は一定である。
図10に示すグラフのうち、横軸は固有周波数のズレ(%)を示し、縦軸は一定周波数の電流における電力伝送効率(%)を示す。固有周波数のズレ(%)は、下記の式(3)によって示される。
(固有周波数のズレ)={(f1−f2)/f2}×100(%) … (3)
図10から明らかなように、固有周波数のズレ(%)が0%の場合には、電力伝送効率は100%近くとなる。固有周波数のズレ(%)が±5%の場合には、電力伝送効率は40%程度となる。固有周波数のズレ(%)が±10%の場合には、電力伝送効率は10%程度となる。固有周波数のズレ(%)が±15%の場合には、電力伝送効率は5%程度となる。すなわち、固有周波数のズレ(%)の絶対値(固有周波数の差)が、第3コイル96の固有周波数の10%以下の範囲となるように第2コイル93および第3コイル96の固有周波数を設定することで、電力伝送効率を実用的なレベルに高めることができることがわかる。さらに、固有周波数のズレ(%)の絶対値が第3コイル96の固有周波数の5%以下となるように第2コイル93および第3コイル96の固有周波数を設定すると、電力伝送効率をさらに高めることができるのでより好ましい。なお、シミュレーションソフトしては、電磁界解析ソフトウェア(JMAG(登録商標):株式会社JSOL製)を採用している。
再び図8を参照して、送電部220および受電部110は、送電部220と受電部110との間に形成される磁界および電界の少なくとも一方を通じて、非接触で電力を授受する。送電部220と受電部110との間に形成される磁界および/または電界は、特定の周波数で振動する。そして、送電部220と受電部110とを電磁界によって共振(共鳴)させることで、送電部220から受電部110へ電力が伝送される。
ここで、送電部220の周囲に形成される特定の周波数の磁界について説明する。「特定の周波数の磁界」は、典型的には、電力伝送効率と送電部220に供給される電流の周波数と関連性を有する。そこで、まず、電力伝送効率と、送電部220に供給される電流の周波数との関係について説明する。送電部220から受電部110に電力を伝送するときの電力伝送効率は、送電部220および受電部110間の距離などの様々な要因よって変化する。たとえば、送電部220および受電部110の固有周波数(共振周波数)をf0とし、送電部220に供給される電流の周波数をf3とし、送電部220および受電部110の間のエアギャップをエアギャップAGとする。
図11は、固有周波数f0を固定した状態で、エアギャップAGを変化させたときの電力伝送効率と、送電部220に供給される電流の周波数f3との関係を示すグラフである。図11を参照して、横軸は、送電部220に供給される電流の周波数f3を示し、縦軸は、電力伝送効率(%)を示す。効率曲線L1は、エアギャップAGが小さいときの電力伝送効率と、送電部220に供給される電流の周波数f3との関係を模式的に示す。この効率曲線L1に示すように、エアギャップAGが小さい場合には、電力伝送効率のピークは周波数f4,f5(f4<f5)において生じる。エアギャップAGを大きくすると、電力伝送効率が高くなるときの2つのピークは、互いに近づくように変化する。そして、効率曲線L2に示すように、エアギャップAGを所定距離よりも大きくすると、電力伝送効率のピークは1つとなり、送電部220に供給される電流の周波数が周波数f6のときに電力伝送効率がピークとなる。エアギャップAGを効率曲線L2の状態よりもさらに大きくすると、効率曲線L3に示すように電力伝送効率のピークが小さくなる。
たとえば、電力伝送効率の向上を図るため手法として次のような手法が考えられる。第1の手法としては、エアギャップAGにあわせて、送電部220に供給される電流の周波数を一定として、キャパシタ222やキャパシタ112のキャパシタンスを変化させることで、送電部220と受電部110との間での電力伝送効率の特性を変化させる手法が考えられる。具体的には、送電部220に供給される電流の周波数を一定とした状態で、電力伝送効率がピークとなるように、キャパシタ222およびキャパシタ112のキャパシタンスを調整する。この手法では、エアギャップAGの大きさに関係なく、送電部220および受電部110に流れる電流の周波数は一定である。
また、第2の手法としては、エアギャップAGの大きさに基づいて、送電部220に供給される電流の周波数を調整する手法である。たとえば、電力伝送特性が効率曲線L1となる場合には、周波数f4またはf5の電流を送電部220に供給する。周波数特性が効率曲線L2,L3となる場合には、周波数f6の電流を送電部220に供給する。この場合においては、エアギャップAGの大きさに合わせて送電部220および受電部110に流れる電流の周波数を変化させることになる。
第1の手法では、送電部220を流れる電流の周波数は、固定された一定の周波数となり、第2の手法では、送電部220を流れる周波数は、エアギャップAGによって適宜変化する周波数となる。第1の手法や第2の手法などによって、電力伝送効率が高くなるように設定された特定の周波数の電流が送電部220に供給される。送電部220に特定の周波数の電流が流れることで、送電部220の周囲には、特定の周波数で振動する磁界(電磁界)が形成される。受電部110は、受電部110と送電部220との間に形成され、かつ特定の周波数で振動する磁界を通じて送電部220から電力を受電している。したがって、「特定の周波数で振動する磁界」とは、必ずしも固定された周波数の磁界とは限らない。なお、上記の例では、エアギャップAGに着目して、送電部220に供給される電流の周波数を設定するようにしているが、電力伝送効率は、送電部220および受電部110の水平方向のズレ等のように他の要因によっても変化するものであり、当該他の要因に基づいて、送電部220に供給される電流の周波数を調整する場合がある。
なお、上記では、送電部220および受電部110にコイル(たとえばヘリカルコイル)を採用したが、コイルに代えて、メアンダラインなどのアンテナなどを採用してもよい。メアンダラインなどのアンテナなどを採用した場合には、送電部220に特定の周波数の電流が流れることで、特定の周波数の電界が送電部220の周囲に形成される。そして、この電界を通して、送電部220と受電部110との間で電力伝送が行なわれる。
この電力伝送システムにおいては、電磁界の「静電磁界」が支配的な近接場(エバネッセント場)を利用することで、送電および受電効率の向上が図られている。
図12は、電流源または磁流源からの距離と電磁界の強度との関係を示した図である。図12を参照して、電磁界は3つの成分から成る。曲線k1は、波源からの距離に反比例した成分であり、「輻射電磁界」と称される。曲線k2は、波源からの距離の2乗に反比例した成分であり、「誘導電磁界」と称される。また、曲線k3は、波源からの距離の3乗に反比例した成分であり、「静電磁界」と称される。なお、電磁界の波長を「λ」とすると、「輻射電磁界」と「誘導電磁界」と「静電磁界」との強さが略等しくなる距離は、λ/2πと表わすことができる。
「静電磁界」は、波源からの距離とともに急激に電磁波の強度が減少する領域であり、この実施の形態に係る電力伝送システムでは、この「静電磁界」が支配的な近接場(エバネッセント場)を利用してエネルギ(電力)の伝送が行なわれる。すなわち、「静電磁界」が支配的な近接場において、近接する固有周波数を有する送電部220および受電部110(たとえば一対のLC共振コイル)を共鳴させることにより、送電部220から他方の受電部110へエネルギ(電力)を伝送する。この「静電磁界」は遠方にエネルギを伝播しないので、遠方までエネルギを伝播する「輻射電磁界」によってエネルギ(電力)を伝送する電磁波に比べて、共鳴法は、より少ないエネルギ損失で送電することができる。
このように、この電力伝送システムにおいては、送電部220と受電部110とを電磁界によって共振(共鳴)させることで、送電部220と受電部110との間で非接触によって電力が伝送される。送電部220と受電部110との間に形成されるこのような電磁場は、たとえば、近接場共振(共鳴)結合場という場合がある。送電部220と受電部110との間の結合係数(κ)は、たとえば、0.3以下程度であり、好ましくは、0.1以下である。当然のことながら、結合係数(κ)を0.1〜0.3程度の範囲も採用することができる。結合係数(κ)は、このような値に限定されるものでなく、電力伝送が良好となる種々の値をとり得る。
なお、電力伝送における、上記のような送電部220と受電部110との結合を、たとえば、「磁気共鳴結合」、「磁界(磁場)共鳴結合」、「磁場共振(共鳴)結合」、「近接場共振(共鳴)結合」、「電磁界(電磁場)共振結合」、「電界(電場)共振結合」等という。「電磁界(電磁場)共振結合」は、「磁気共鳴結合」、「磁界(磁場)共鳴結合」、「電界(電場)共振結合」のいずれも含む結合を意味する。
送電部220と受電部110とが上記のようにコイルによって形成される場合には、送電部220と受電部110とは、主に磁界(磁場)によって結合し、「磁気共鳴結合」または「磁界(磁場)共鳴結合」が形成される。なお、送電部220と受電部110とに、たとえば、メアンダライン等のアンテナを採用することも可能であり、この場合には、送電部220と受電部110とは、主に電界(電場)によって結合し、「電界(電場)共鳴結合」が形成される。
(変換ユニット200の動作説明)
図13は、変換ユニット200の動作を説明するためのフローチャートである。このフローチャートについては、電源スイッチ264(図3)がオンされると、予め格納されたプログラムがメインルーチンから呼び出されて実行されることにより実現される。あるいは、全部または一部のステップについて、専用のハードウェア(電子回路)を構築して処理を実現することも可能である。
図13とともに図3を参照して、電源スイッチ264がオンされると、補機電池262からI/F部268へ動作電力が供給され、I/F部268において所定の起動処理が実行される(ステップS10)。I/F部268が起動すると、I/F部268は、電力ケーブル300のEVSE320において生成されるパイロット信号CPLTの発振を検知したか否かを判定する(ステップS20)。
インレット230に電力ケーブル300のコネクタ310が接続され、インレット230から入力されるパイロット信号CPLTの電位がV1からV2に低下すると、パイロット信号CPLTが発振する。パイロット信号CPLTの発振が検知されると(ステップS20においてYES)、I/F部268は、リレー346(図4)をオンにする。これにより、パイロット信号CPLTの電位がV3に低下し、EVSE320においてCCIDリレー322がオンされる(ステップS30)。
パイロット信号CPLTの発振が検知されないときは(ステップS20においてNO)、利用者に対して警報が出力され(ステップS130)、I/F部268を含む変換ユニット200の停止処理が実行される(ステップS140)。
ステップS30においてCCIDリレー322がオンされると、I/F部268は、インレット230から入力される電圧が正常であるか否かを判定する(ステップS40)。入力電圧が異常であると判定されると(ステップS40においてNO)、ステップS130へ処理が移行される。
ステップS40において入力電圧は正常であると判定されると(ステップS40においてYES)、I/F部268は、低圧リレー(リレー266)をオンにする(ステップS50)。これにより、補機電池262から制御部270および通信部272へ動作電力が供給され、制御部270および通信部272が起動する。
次いで、通信部272は、変換ユニット200から電力を受ける車両100との間で通信(無線通信)の確立を試みる。通信部272と車両100との間で通信が確立できないときは(ステップS60においてNO)、ステップS130へ処理が移行される。通信部272と車両100との間で通信が確立すると(ステップS60においてYES)、制御部270は、通信部272により車両100から受信される電力指令に基づいてコンバータ254,256を駆動する(ステップS70)。これにより、インレット230から入力される外部電源400からの電力が所定の送電周波数を有する交流電力に変換されて送電部220に供給され、送電部220から車両100の受電部110へ非接触で電力が伝送される。
次いで、制御部270(またはI/F部268)は、異常が発生したか否かを判定する(ステップS80)。この異常には、たとえば、停止処理が実行されていない状態でのコネクタ310の取外しや、インレット230から入力される電圧の低下(外部電源400の停電含む。)、内部モニターにより検知される所定の異常等が含まれる。そして、異常が発生したものと判定されると(ステップS80)、ステップS130へ処理が移行される。
異常が検知されていないときは(ステップS80においてNO)、I/F部268は、通信部272により車両100から終了要求を受信したか否かを判定する(ステップS90)。車両100から終了要求を受信していないときは(ステップS90においてNO)、ステップS70へ処理が戻され、制御部270によるコンバータ254,256の駆動が継続される。
ステップS90において通信部272により車両100から終了要求を受信したと判定されると(ステップS90においてYES)、制御部270は、コンバータ254,256を停止する(ステップS100)。次いで、I/F部268により低圧リレー(リレー266)がオフにされ(ステップS110)、その後、I/F部268において所定の停止処理が実行される(ステップS120)。
以上のように、この実施の形態1においては、変換ユニット200を用いることによって、外部電源400から車両100へ電力を供給する際の電力インターフェースを変換可能である。したがって、この実施の形態1によれば、車両100のコスト増加を抑え、かつ、簡易な構成で、接触充電と非接触充電との双方に対応することができる。
また、この実施の形態1においては、ユーザにより電源スイッチ264がオン操作されると変換ユニット200が起動され、変換ユニット200において電力ケーブル300からのパイロット信号CPLTの入力が検知されると、通信部272により車両100から受信される電力指令に基づいてコンバータ254,256が駆動される。したがって、この実施の形態1によれば、車両100側の変更なしに電力インターフェースを変換することができ、車両100のコスト増加を抑えることができる。
また、この実施の形態1においては、変換ユニット200は、送電部220と車両側の受電部110との相対位置関係を規定するための位置決め部240を備えるので、送電部220と受電部110との相対位置関係をユーザが特に意識することなく、送電部220と受電部110との位置合わせを行なうことができる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、変換ユニット200は補機電池262を備えているが、この実施の形態2では、変換ユニットが補機電池262を備えない構成が示される。
図14は、実施の形態2による変換ユニットの構成を示した図である。図14を参照して、この変換ユニット200Aは、図3に示した実施の形態1による変換ユニット200の構成において、補機電池262を備えておらず、サーキットブレーカ276をさらに備え、I/F部268およびDC/DCコンバータ260に代えてそれぞれI/F部268AおよびAC/DCコンバータ274を備える。
サーキットブレーカ276は、電力線252に設けられ、電力線252に過電流が流れると電力線252を電気的に遮断する。AC/DCコンバータ274は、サーキットブレーカ276とコンバータ254との間において電力線252に電気的に接続され、インレット230からの電圧入力をトリガーとして起動する。そして、AC/DCコンバータ274は、外部電源400から供給されインレット230から入力される交流電力を、I/F部268A、制御部270および通信部272の動作電圧(直流)のレベルに電圧変換する。
I/F部268Aは、電力ケーブル300のコネクタ310がインレット230に接続されると、EVSE320のCPLT制御回路324からパイロット信号CPLTを受ける。そして、I/F部268Aは、それが未起動状態であっても、パイロット信号CPLTを受けるとパイロット信号CPLTの電位をV3に低下させる。これにより、EVSE320においてCCIDリレー322が導通状態となる。
図15は、実施の形態2におけるコントロールパイロット回路の等価回路図である。図15を参照して、I/F部268Aは、図4に示したI/F部268と比べてリレー346を備えない点が異なる。すなわち、抵抗素子344は、コントロールパイロット線と接地ノードとの間に接続される。リレー346を除くI/F部268Aのその他の構成は、I/F部268と同じである。
コネクタ310がインレット230に接続されてパイロット信号CPLTがI/F部268Aに入力されると、抵抗素子342,344によってパイロット信号CPLTの電位は直ちにV3に低下する。そうすると、パイロット信号CPLTの電位がV3となったことを検知したCPLT制御回路324によって、CCIDリレー322(図14)が導通状態に制御される。すなわち、この実施の形態2では、コネクタ310がインレット230に接続されると、変換ユニット200Aが未起動状態であってもCCIDリレー322が導通状態となり、外部電源400からの電力がインレット230に供給される。
再び図14を参照して、コネクタ310がインレット230に接続されている場合にユーザによって電源スイッチ264がオン操作されると、I/F部268Aは、AC/DCコンバータ274から電力の供給を受けて起動する。そして、I/F部268Aによりリレー266が導通状態にされると、制御部270および通信部272もAC/DCコンバータ274から電力の供給を受けて起動する。
なお、変換ユニット200Aのその他の構成および機能は、図3に示した実施の形態1における変換ユニット200と同じである。
以上のように、この実施の形態2によれば、変換ユニット200Aは蓄電部(補機電池)を備える必要がないので、変換ユニット200Aの利便性がさらに向上する。
なお、上記の各実施の形態においては、電源スイッチ264がオン操作されると、変換ユニット200(200A)が起動されるものとしたが、I/F部268(268A)によってインレット230へのコネクタ310の接続が検知されると、変換ユニット200(200A)を起動するようにしてもよい。そしてさらに、I/F部268(268A)によってインレット230とコネクタ310との非接続が検知されると、変換ユニット200(200A)を停止するようにしてもよい。
また、上記の各実施の形態においては、変換ユニット200(200A)は、地面に設置して利用されるものとしたが、地面以外の設備等に設定して利用されるものであってもよい。なお、地面以外の設備に変換ユニットを設置して利用する場合、変換ユニットの設置位置に合わせて車両の受電部110も配置されている必要がある。
また、上記の各実施の形態においては、変換ユニット200(200A)を用いて、外部電源400により車両100の蓄電装置130を充電するものとしたが、蓄電装置130に蓄えられた電力を受電部110から変換ユニット200(200A)の送電部220へ出力し、インレット230から電気負荷へ電力を供給するようにしてもよい。なお、この場合、変換部120は、蓄電装置130から供給される直流電力を所定の送電周波数を有する交流電力に変換して受電部110へ供給可能に構成される。また、変換ユニット200(200A)のコンバータ256は、送電部220によって受電された交流電力を直流に変換可能に構成され、コンバータ254は、コンバータ256から出力される直流電力を電気負荷用の電力(たとえば商用交流電力)に変換可能に構成される。
なお、上記において、インレット230は、この発明における「接続部」の一実施例に対応し、コンバータ254,256は、この発明における「電力変換器」の一実施例を形成する。また、電源スイッチ264は、この発明における「スイッチ」の一実施例に対応する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 車両、110 受電部、111,113,221,223 コイル、112,114,222,224 キャパシタ、118 電気負荷、120 変換部、130 蓄電装置、140 車輪、200,200A 変換ユニット、210 筐体、220 送電部、230 インレット、240 位置決め部、252,258 電力線、254,256 コンバータ、260 DC/DCコンバータ、262 補機電池、264 電源スイッチ、266,346 リレー、268,268A I/F部、270 制御部、272 通信部、300 電力ケーブル、310 コネクタ、320 EVSE、322 CCIDリレー、324 CPLT制御回路、332 発振器、334,342,344 抵抗素子、336 電圧センサ、348 CPU、400 外部電源。

Claims (17)

  1. 地面または車両外部の設備に設置して利用され、車両外部の電源から車両へ電力を供給する際の電力インターフェースを変換する変換ユニットであって、
    車両に設けられる受電部へ非接触で電力を供給するための送電部と、
    前記電源と前記車両との間で電力を伝送するための電力ケーブルを接続可能に構成され、前記電源から前記電力ケーブルを介して供給される電力を受けて前記送電部へ出力するための接続部とを備える変換ユニット。
  2. 前記送電部と前記受電部との相対位置関係を規定するための位置決め部をさらに備える、請求項1に記載の変換ユニット。
  3. 前記位置決め部は、車両における車輪と前記受電部との位置関係に基づいて前記送電部との位置関係が規定される輪止めを含む、請求項2に記載の変換ユニット。
  4. 前記接続部と前記送電部との間に設けられる電力変換器と、
    前記電力変換器を制御する制御部と、
    前記変換ユニットの起動を利用者が指示するためのスイッチと、
    車両と通信を行なう通信部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記スイッチがオン操作されると起動され、前記電力ケーブルからの所定の制御信号の入力を検知すると、前記通信部による車両との通信内容に従って前記電力変換器を制御する、請求項1から3のいずれか1項に記載の変換ユニット。
  5. 前記制御部は、前記スイッチがオフ操作されると停止する、請求項4に記載の変換ユニット。
  6. 前記接続部と前記送電部との間に設けられる電力変換器と、
    前記電力変換器を制御する制御部と、
    前記接続部への前記電力ケーブルの接続を検知する検知部と、
    前記車両と通信を行なう通信部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記検知部により前記電力ケーブルの接続が検知されると起動され、前記電力ケーブルからの所定の制御信号の入力を検知すると、前記通信部による車両との通信内容に従って前記電力変換器を制御する、請求項1から3のいずれか1項に記載の変換ユニット。
  7. 前記制御部は、前記検知部により前記電力ケーブルの非接続が検知されると停止する、請求項6に記載の変換ユニット。
  8. 前記送電部の固有周波数と前記受電部の固有周波数との差は、前記送電部の固有周波数または前記受電部の固有周波数の±10%以下である、請求項1に記載の変換ユニット。
  9. 前記送電部と前記受電部との結合係数は0.3以下である、請求項1に記載の変換ユニット。
  10. 前記送電部は、前記送電部と前記受電部との間に形成される磁界と、前記送電部と前記受電部との間に形成される電界との少なくとも一方を通じて、前記受電部へ送電し、
    前記磁界および前記電界は、前記送電部と前記受電部との間に形成され、かつ、特定の周波数で振動する、請求項1に記載の変換ユニット。
  11. 地面または車両外部の設備に設置して利用され、車両から車両外部の電気負荷へ電力を供給する際の電力インターフェースを変換する変換ユニットであって、
    車両に設けられる送電部から非接触で受電するための受電部と、
    前記車両と前記電気負荷との間で電力を伝送するための電力ケーブルを接続可能に構成され、前記受電部によって受電された電力を受けて前記電力ケーブルへ出力するための接続部とを備える変換ユニット。
  12. 前記送電部と前記受電部との相対位置関係を規定するための位置決め部をさらに備える、請求項11に記載の変換ユニット。
  13. 前記位置決め部は、車両における車輪と前記送電部との位置関係に基づいて前記受電部との位置関係が規定される輪止めを含む、請求項12に記載の変換ユニット。
  14. 前記受電部と前記接続部との間に設けられる電力変換器と、
    前記電力変換器を制御する制御部と、
    前記変換ユニットの起動を利用者が指示するためのスイッチと、
    車両と通信を行なう通信部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記スイッチがオン操作されると起動され、前記電力ケーブルからの所定の制御信号の入力を検知すると、前記通信部による車両との通信内容に従って前記電力変換器を制御する、請求項11から13のいずれか1項に記載の変換ユニット。
  15. 前記制御部は、前記スイッチがオフ操作されると停止する、請求項14に記載の変換ユニット。
  16. 前記受電部と前記接続部との間に設けられる電力変換器と、
    前記電力変換器を制御する制御部と、
    前記接続部への前記電力ケーブルの接続を検知する検知部と、
    前記車両と通信を行なう通信部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記検知部により前記電力ケーブルの接続が検知されると起動され、前記電力ケーブルからの所定の制御信号の入力を検知すると、前記通信部による車両との通信内容に従って前記電力変換器を制御する、請求項11から13のいずれか1項に記載の変換ユニット。
  17. 前記制御部は、前記検知部により前記電力ケーブルの非接続が検知されると停止する、請求項16に記載の変換ユニット。
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