JP2014155092A - 無線基地局、ユーザ端末、無線通信システム、及び無線通信方法 - Google Patents

無線基地局、ユーザ端末、無線通信システム、及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線リソースの利用効率を十分に高めることのできる新たな構成の無線基地局、ユーザ端末、無線通信システム、及び無線通信方法を提供すること。
【解決手段】複数のユーザ端末が、無線基地局に対してチャネル状態情報をフィードバックし、無線基地局が、任意の無線リソースに非直交多重されるユーザ端末の候補を示す複数の候補ユーザセット、及び各候補ユーザセットによって示されるユーザ端末宛ての下りリンク信号の送信パワー比を示す複数のパワーレシオセットから、フィードバックされたチャネル状態情報に基づき下りリンク信号の送信に用いる候補ユーザセット及びパワーレシオセットをそれぞれ選択し、選択された候補ユーザセットによって示される複数のユーザ端末宛ての下りリンク信号を選択されたパワーレシオセットによって示される送信パワー比で送信し、選択された候補ユーザセットが受信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線基地局、ユーザ端末、無線通信システム、及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の高速化、低遅延化などを目的としたロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)の仕様が策定された(非特許文献1)。LTEでは、下り回線(下りリンク)にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)をベースとする通信方式を用い、上り回線(上りリンク)にSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)をベースとする通信方式を用いている。
ところで、FRA(Future Radio Access)などと呼ばれる将来の無線通信システムでは、受信側での干渉除去を前提とする非直交多重アクセス(NOMA(Non-Orthogonal Multiple Access))を応用した通信方式の採用が想定される。NOMAでは、チャネルゲインの異なる複数のユーザ端末宛ての情報データ系列を、同じ無線リソース(周波数帯域、時間スロット)に重畳する。各情報データ系列は、チャネルゲインに応じて異なる送信パワー(送信電力)で送信されるので、各ユーザ端末は、SIC(Successive Interference Cancellation)などで他端末宛ての信号をキャンセルし、自端末宛ての情報を適切に取得できる。
上述のように、NOMAでは、同じ無線リソースに複数の情報データ系列を重畳する。そのため、OFDMAにNOMAを組み合わせれば、無線リソースの利用効率をさらに高めることができると考えられる。しかしながら、従来のNOMAは、処理能力の比較的低い通信環境に最適化されているので、高い処理能力が想定される将来の無線通信システムにおいて必ずしも有効ではない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、無線リソースの利用効率を十分に高めることのできる新たな構成の無線基地局、ユーザ端末、無線通信システム、及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の無線基地局は、複数のユーザ端末からフィードバックされたチャネル状態情報を受信する受信部と、任意の無線リソースに非直交多重されるユーザ端末の候補を示す複数の候補ユーザセット、及び各候補ユーザセットによって示されるユーザ端末宛ての下りリンク信号の送信パワー比を示す複数のパワーレシオセットから、フィードバックされたチャネル状態情報に基づき下りリンク信号の送信に用いる候補ユーザセット及びパワーレシオセットをそれぞれ選択するスケジューリング部と、選択された候補ユーザセットによって示される複数のユーザ端末宛ての下りリンク信号を、選択されたパワーレシオセットによって示される送信パワー比で送信する送信部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、無線リソースの利用効率を十分に高めることのできる新たな構成の無線基地局、ユーザ端末、無線通信システム、及び無線通信方法を提供できる。
NOMAが適用された無線通信システムの基本的な構成例を示す模式図である。 NOMAの通信シーケンスを説明するためのフロー図である。 本実施の形態に係る無線通信方法の通信シーケンスを説明するためのフロー図である。 無線通信システムの構成例を示す模式図である。 無線基地局の構成例を示すブロック図である。 ユーザ端末の構成例を示すブロック図である。 無線基地局及びユーザ端末が有するベースバンド信号処理部の構成例を示すブロック図である。
図1は、NOMA(Non-Orthogonal Multiple Access)が適用された無線通信システムの基本的な構成例を示す模式図である。図1では、無線基地局BSにより形成されるセルを例示している。無線基地局BSのカバレッジエリア内には、複数のユーザ端末UE(ここでは、ユーザ端末UE_1,UE_2,UE_3)が在圏している。この無線通信システムは、複数のユーザ端末UE宛ての下りリンク信号を同じ無線リソース(周波数帯域、時間スロット)に非直交多重して異なる送信パワー(送信電力)で送信できる。
図1に示す無線通信システムでは、例えば、ユーザ端末UEのチャネルゲイン(代表的には、受信SINR)、無線基地局BSとユーザ端末UEとの間のパスロス(伝搬損失、経路損失)などに応じて送信パワーが制御される。例えば、チャネルゲインが高い(受信SINRが大きい、パスロスが小さい)ユーザ端末UE_1の送信パワーを小さく割り当て、チャネルゲインが低い(受信SINRが小さい、パスロスが大きい)ユーザ端末UE_3の送信パワーを大きく割り当てるような制御が行われる。
この送信パワー制御により、例えば、ユーザ端末UE_3の在圏位置では、ユーザ端末UE_1,UE_2宛ての信号は十分に弱くなる。よって、ユーザ端末UE_3は、ユーザ端末UE_1,UE_2宛ての信号による干渉を無視して自端末宛ての信号を受信できる。一方、ユーザ端末UE_1の在圏位置において、ユーザ端末UE_2,UE_3宛ての信号は強い。そのため、ユーザ端末UE_1は、自端末宛ての信号に加え、ユーザ端末UE_2,UE_3宛ての信号を受信する。
NOMAにおいて、各ユーザ端末UE宛ての信号は識別できる態様で多重されており、例えば、ユーザ端末UE_1は、ユーザ端末UE_2,UE_3宛ての信号を復号してキャンセルすることができる。このようなSIC(Successive Interference Cancellation)受信により、各ユーザ端末UEは、非直交多重された自端末宛ての信号を適切に分離して取得する。
ここで、NOMAの通信シーケンスを説明する。図2は、NOMAの通信シーケンスを説明するためのフロー図である。まず、無線基地局BSは、各ユーザ端末UEに対して下りリンクの参照信号を送信する。この参照信号としては、例えば、CSI−RS(Channel State Information Reference Signal)、DM−RS(DeModulation Reference Signal)などを用いることができる。各ユーザ端末UEは、受信した参照信号に基づきチャネルゲイン(例えば、受信SINR)を算出し、チャネル状態情報(CSI:Channel State Information))として無線基地局BSにフィードバックする(ステップST11)。
無線基地局BSは、非直交多重の対象となるユーザ端末UEの組み合わせを決定するために、各ユーザ端末UEからフィードバックされたCSIに基づいて後述する一連の処理を行う(ステップST12〜ST16)。具体的には、任意の周波数帯域(サブバンド)に多重されるユーザ端末UEの候補を示す複数の候補ユーザセット(candidate user set)から、1組の候補ユーザセットを選択する。
各送信ビームに対応するサブバンド毎の候補ユーザセットの総数は、非直交多重可能なユーザ端末UEの最大数をNmax、送信ビームのカバレッジエリア内に在圏するユーザ端末UEの総数をMとして、下記式(1)で表される。無線基地局BSは、式(1)で表される全ての候補ユーザセットから1組の候補ユーザセットを選択する(全探索(Exhaustive search))。
Figure 2014155092
ユーザ端末UEの組み合わせを決定するための一連の処理(ステップST12〜ST16)について詳細に説明する。無線基地局BSは、まず、フィードバックされたCSIに基づいて、各候補ユーザセットのユーザ端末UEに割り当てられる送信パワーを算出する(ステップST12)。第b番目のサブバンドにおいて第k番目のユーザ端末UEに割り当てられる送信パワーPk,bは、フラクショナル送信パワー制御(FTPC:Fractional Tx power control)に基づく下記式(2)で算出される。式(2)において、Kは、各候補ユーザセット内のユーザ端末UEの数を示し、Pは、第b番目のサブバンドの送信パワーを示し、hk,bは、対象ユーザ端末UE(第b番目のサブバンドにおける第k番目のユーザ端末UE)のチャネル係数の2乗値を示し、Nk,bは、対象ユーザ端末UEで観測されるノイズを示す。すなわち、hk,b/Nk,bは、対象ユーザ端末UEのチャネルゲインに相当する。また、式(2)のαは、各ユーザ端末UEへの送信パワーの割り当てを調整するためのパラメータであり、固定値となっている。
Figure 2014155092
次に、無線基地局BSは、算出された送信パワーPk,bを含む下記式(3)に基づき、NOMAの適用下で想定される各ユーザ端末UEのSINRk,b(スケジューリング用のSINR)を算出する(ステップST13)。
Figure 2014155092
その後、無線基地局BSは、算出された各ユーザ端末UEのSINRk,bを、各MCS(Modulation and Coding Scheme)セットのブロック誤り率(BLER:Block Error Rate)を示すテーブルに照らし合わせてBLERを求める。そして、下記式(4)に基づき、スケジューリング用の各ユーザ端末UEの瞬時スループットRk,bを算出する(ステップST14)。
Figure 2014155092
無線基地局BSは、下記式(5),(6)に、各ユーザ端末UEの瞬時スループットRk,b、及び後述する各ユーザ端末の平均スループットTを適用し、候補ユーザセットSのスケジューリングメトリックMSjを算出する(ステップST15)。ここで、式(5),(6)を用いて2種類のスケジューリングメトリックMSjを算出するのは、各候補ユーザセットSの特性を容易に比較できるようにするためである。式(5),(6)において、tは、ウィンドウサイズを示し、Wは、重み付け係数を示す。
Figure 2014155092
Figure 2014155092
次に、無線基地局BSは、下記式(7)で示すように、各サブバンドにおいてスケジューリングメトリックMSjを最大化する候補ユーザセットSを選択する(ステップST16)。また、無線基地局BSは、各サブバンドに各ユーザ端末UE宛ての下りリンク信号を非直交多重し、式(2)の送信パワーで送信する(ステップST17)。さらに、これらのスケジューリング結果に基づき、下記式(8)で示すように、各ユーザ端末UEの平均スループットTを更新する。
Figure 2014155092
Figure 2014155092
上述の処理で選択された候補ユーザセットSに含まれる各ユーザ端末UEは、他端末宛ての信号と共に同じ無線リソースに非直交多重された自端末宛ての信号を受信する(ステップST17)。そして、自端末よりチャネルゲインの低い(受信SINRが小さい、パスロスが大きい)ユーザ端末UE宛ての信号をSICで除去し、自端末宛ての信号を分離する。自端末よりチャネルゲインの高い(受信SINRが大きい、パスロスが小さい)ユーザ端末UE宛ての信号は、大きな妨げとならないので無視する。
ところで、NOMAでは、各ユーザ端末UE宛ての下りリンク信号の送信パワーは式(2)に基づいて算出される。式(2)において、各ユーザ端末UEへの送信パワーの割り当ては、固定値αによって調整されている。すなわち、NOMAでは、各ユーザ端末UEのチャネルゲインに応じてあらかじめ決められたパワーレシオ(power ratio)となるように送信パワーが決定されている。このように、各ユーザ端末UE宛ての下りリンク信号の送信パワーを固定されたパワーレシオで調整する方法は、処理能力の比較的低い通信システムに適している。
しかしながら、各ユーザ端末UEの最適なパワーレシオは、各ユーザ端末UE間のSNR差に応じて変動する。各ユーザ端末UE間のSNR差は、各ユーザ端末UEの在圏位置(パスロスやフェージングなど)に依存するので、高い処理能力が予想される将来の無線通信システムにおいて、上述のような固定されたパワーレシオを用いる方法は、無線リソースの利用効率を高めるために必ずしも有効でない。
この課題に対し、本発明者らは、各ユーザ端末UEの通信環境に応じてパワーレシオを選択できるように無線通信システムを構成すれば、将来の無線通信システムにおいて無線リソースの利用効率を十分に高めることができるのではないかと考えた。そして、この考えに基づき本発明を完成させた。すなわち、本発明の骨子は、各ユーザ端末UE宛ての下りリンク信号の送信パワー比を示す複数のパワーレシオセット(power ratio set)をあらかじめ用意しておき、各ユーザ端末UEの通信環境に応じて適したパワーレシオセットを選択して下りリンク信号の送信パワー比を調整することである。以下、本実施の形態に係る無線通信方法について詳細に説明する。
(無線通信方法)
図3は、本実施の形態に係る無線通信方法の通信シーケンスを説明するためのフロー図である。まず、無線基地局BSは、各ユーザ端末UEに対して下りリンクの参照信号(CSI−RS、DM−RSなど)を送信する。各ユーザ端末UEは、受信した参照信号に基づきチャネルゲイン(例えば、受信SINR)を算出し、チャネル状態情報(CSI)として無線基地局BSにフィードバックする(ステップST21)。
無線基地局BSは、非直交多重の対象となるユーザ端末UEの組み合わせを決定するために、各ユーザ端末UEからフィードバックされたCSIに基づいて後述する一連の処理を行う(ステップST22〜ST26)。具体的には、任意の周波数帯域(サブバンド)に多重されるユーザ端末UEの候補を示す複数の候補ユーザセット(candidate user set)、及び各候補ユーザセットによって示されるユーザ端末UE宛ての下りリンク信号の送信パワー比を示す複数のパワーレシオセット(power ratio set)を用意し(ステップST22)、複数の候補ユーザセット及び複数のパワーレシオセットから、候補ユーザセット及びパワーレシオセットをそれぞれ選択する(ステップST23〜ST26)。
各送信ビームに対応するサブバンド毎の候補ユーザセット及びパワーレシオセットの組み合わせ総数は、非直交多重可能なユーザ端末UEの最大数をNmax、送信ビームのカバレッジエリア内に在圏するユーザ端末UEの総数をM、非直交多重されるユーザ端末UEの数が2〜Nmaxの場合にそれぞれとり得るパワーレシオセットの組数をN〜NNmaxとして、下記式(9)で表される。無線基地局BSは、式(9)で表される複数の候補ユーザセット及びパワーレシオセットの組み合わせから、1組の候補ユーザセット及びパワーレシオセットの組み合わせを選択する(全探索(Exhaustive search))。
Figure 2014155092
例えば、図1に示すように、送信ビームのカバレッジエリア内にユーザ端末UE_1,UE_2,UE_3が在圏する状況を想定する。非直交多重可能なユーザ端末UEの最大数を3とする。ユーザ端末UEの非直交多重数が1の場合、すなわち、ユーザ端末UEが非直交多重されない場合には、ユーザ端末UE_1のみでなる候補ユーザセット(以下、[UE_1])、ユーザ端末UE_2のみでなる候補ユーザセット(以下、[UE_2])、及びユーザ端末UE_3のみでなる候補ユーザセット(以下、[UE_3])が考えられる。
ユーザ端末UEの非直交多重数が2の場合、ユーザ端末UE_1,UE_2でなる候補ユーザセット(以下、[UE_1,UE_2])、ユーザ端末UE_2,UE_3でなる候補ユーザセット(以下、[UE_2,UE_3])、及びユーザ端末UE_3,UE_1でなる候補ユーザセット(以下、[UE_3,UE_1])が考えられる。また、ユーザ端末UEの非直交多重数が3の場合、ユーザ端末UE_1,UE_2,UE_3でなる候補ユーザセット(以下、[UE_1,UE_2,UE_3])が考えられる。すなわち、候補ユーザセットの総数は7通りである。
ユーザ端末UEの非直交多重数が1の場合、複数のユーザ端末UE間における送信パワーの割り当てを考慮する必要はない。つまり、[UE_1],[UE_2],[UE_3]の3通りの候補ユーザセットに対して想定されるパワーレシオセットは、各1通りとなる。
ユーザ端末UEの非直交多重数が2の場合、2個のユーザ端末UE間における送信パワーの割り当てを考慮する必要がある。以下、2個のユーザ端末UE間における送信パワーの割り当てを示すパワーレシオセットを、[P1,P2]で表す。ここで、P1+P2=P(送信パワーの合計値)である。例えば、1:9の送信パワー比を示すパワーレシオセット(以下、[0.1P,0.9P])、2:8の送信パワー比を示すパワーレシオセット(以下、[0.2P,0.8P])、及び3:7の送信パワー比を示すパワーレシオセット(以下、[0.3P,0.7P])が用意されているとする。
図1の場合、候補ユーザセット[UE_1,UE_2]を構成するユーザ端末UE_1,UE_2を、チャネルゲインの低い(受信SINRが小さい、パスロスが大きい)順にソートすると、ユーザ端末UE_2,UE_1の順序となる。チャネルゲインの低い(受信SINRが小さい、パスロスが大きい)ユーザ端末UEには、高い送信パワーを割り当てるので、候補ユーザセット[UE_1,UE_2]とパワーレシオセット[0.1P,0.9P]との組み合わせにおいて、ユーザ端末UE_1に割り当てられる送信パワーP1は0.1Pとなり、ユーザ端末UE_2に割り当てられる送信パワーP2は0.9Pとなる。また、候補ユーザセット[UE_1,UE_2]とパワーレシオセット[0.2P,0.8P]との組み合わせにおいて、ユーザ端末UE_1に割り当てられる送信パワーP1は0.2Pとなり、ユーザ端末UE_2に割り当てられる送信パワーP2は0.8Pとなる。そして、候補ユーザセット[UE_1,UE_2]とパワーレシオセット[0.3P,0.7P]との組み合わせにおいて、ユーザ端末UE_1に割り当てられる送信パワーP1は0.3Pとなり、ユーザ端末UE_2に割り当てられる送信パワーP2は0.7Pとなる。
候補ユーザセット[UE_2,UE_3],[UE_3,UE_1]も同様である。すなわち、候補ユーザセット[UE_2,UE_3]とパワーレシオセット[0.1P,0.9P]との組み合わせにおいて、ユーザ端末UE_2に割り当てられる送信パワーP2は0.1Pとなり、ユーザ端末UE_3に割り当てられる送信パワーP3は0.9Pとなる。また、候補ユーザセット[UE_2,UE_3]とパワーレシオセット[0.2P,0.8P]との組み合わせにおいて、ユーザ端末UE_2に割り当てられる送信パワーP2は0.2Pとなり、ユーザ端末UE_3に割り当てられる送信パワーP3は0.8Pとなる。また、候補ユーザセット[UE_2,UE_3]とパワーレシオセット[0.3P,0.7P]との組み合わせにおいて、ユーザ端末UE_2に割り当てられる送信パワーP2は0.3Pとなり、ユーザ端末UE_3に割り当てられる送信パワーP3は0.7Pとなる。
また、候補ユーザセット[UE_3,UE_1]とパワーレシオセット[0.1P,0.9P]との組み合わせにおいて、ユーザ端末UE_1に割り当てられる送信パワーP1は0.1Pとなり、ユーザ端末UE_3に割り当てられる送信パワーP3は0.9Pとなる。また、候補ユーザセット[UE_3,UE_1]とパワーレシオセット[0.2P,0.8P]との組み合わせにおいて、ユーザ端末UE_1に割り当てられる送信パワーP1は0.2Pとなり、ユーザ端末UE_3に割り当てられる送信パワーP3は0.8Pとなる。また、候補ユーザセット[UE_3,UE_1]とパワーレシオセット[0.3P,0.7P]との組み合わせにおいて、ユーザ端末UE_1に割り当てられる送信パワーP1は0.3Pとなり、ユーザ端末UE_3に割り当てられる送信パワーP3は0.7Pとなる。
ユーザ端末UEの非直交多重数が3の場合、3個のユーザ端末UE間における送信パワーの割り当てを考慮する必要がある。以下、3個のユーザ端末UE間における送信パワーの割り当てを示すパワーレシオセットを、[P1,P2,P3]で表す。ここで、P1+P2+P3=P(送信パワーの合計値)である。例えば、1:2:7の送信パワー比を示すパワーレシオセット(以下、[0.1P,0.2P,0.7P])、1:3:6の送信パワー比を示すパワーレシオセット(以下、[0.1P,0.3P,0.6P])、及び1:4:5の送信パワー比を示すパワーレシオセット(以下、[0.1P,0.4P,0.5P])が用意されているとする。
図1の場合、候補ユーザセット[UE_1,UE_2,UE_3]を構成するユーザ端末UE_1,UE_2,UE_3を、チャネルゲインの低い(受信SINRが小さい、パスロスが大きい)順にソートすると、ユーザ端末UE_3,UE_2,UE_1の順序となる。よって、候補ユーザセット[UE_1,UE_2,UE_3]とパワーレシオセット[0.1P,0.2P,0.7P]との組み合わせにおいて、ユーザ端末UE_1に割り当てられる送信パワーP1は0.1Pとなり、ユーザ端末UE_2に割り当てられる送信パワーP2は0.2Pとなり、ユーザ端末UE_3に割り当てられる送信パワーP3は0.7Pとなる。また、候補ユーザセット[UE_1,UE_2,UE_3]とパワーレシオセット[0.1P,0.3P,0.6P]との組み合わせにおいて、ユーザ端末UE_1に割り当てられる送信パワーP1は0.1Pとなり、ユーザ端末UE_2に割り当てられる送信パワーP2は0.3Pとなり、ユーザ端末UE_3に割り当てられる送信パワーP3は0.6Pとなる。そして、候補ユーザセット[UE_1,UE_2,UE_3]とパワーレシオセット[0.1P,0.4P,0.5P]との組み合わせにおいて、ユーザ端末UE_1に割り当てられる送信パワーP1は0.1Pとなり、ユーザ端末UE_2に割り当てられる送信パワーP2は0.4Pとなり、ユーザ端末UE_3に割り当てられる送信パワーP3は0.5Pとなる。
このように、候補ユーザセットとパワーレシオセットとの組み合わせに応じて各ユーザ端末UE宛ての下りリンク信号の送信パワーは決定される。すなわち、第b番目のサブバンドにおいて第k番目のユーザ端末UEに割り当てられる送信パワーPk,bは、下記式(10)のように表される。式(10)において、Pは、第b番目のサブバンドの送信パワーを示す。αは、各ユーザ端末UEへの送信パワーの割り当てを調整するためのパラメータであり、パワーレシオセットに対応している。
Figure 2014155092
無線基地局BSは、候補ユーザセットとパワーレシオセットとの組み合わせに応じて決まる上述の送信パワーPk,bを用い、式(3)に基づき、NOMAの適用下で想定される各ユーザ端末UEのSINRk,b(スケジューリング用のSINR)を算出する(ステップST23)。
Figure 2014155092
その後、無線基地局BSは、算出された各ユーザ端末UEのSINRk,bを、各MCSセットのブロック誤り率(BLER)を示すテーブルに照らし合わせてBLERを求める。そして、式(4)に基づき、スケジューリング用の各ユーザ端末UEの瞬時スループットRk,bを算出する(ステップST24)。
Figure 2014155092
無線基地局BSは、式(5),(6)に、各ユーザ端末UEの瞬時スループットRk,b、及び各ユーザ端末の平均スループットTを適用し、スケジューリングメトリックMSjを算出する(ステップST25)。
Figure 2014155092
Figure 2014155092
次に、無線基地局BSは、式(7)で示すように、各サブバンドにおいてスケジューリングメトリックMSjを最大化する候補ユーザセット及びパワーレシオセットを選択する(ステップST26)。また、無線基地局BSは、式(10)の送信パワーで各ユーザ端末UEに下りリンク信号を送信する(ステップST27)。さらに、これらのスケジューリング結果に基づき、式(8)で示す各ユーザ端末UEの平均スループットTを更新する。
Figure 2014155092
Figure 2014155092
上述の処理で選択された候補ユーザセットに含まれるユーザ端末UEは、他端末宛ての信号と共に同じ無線リソースに非直交多重された自端末宛ての信号を受信する(ステップST27)。そして、自端末よりチャネルゲインの低い(受信SINRが小さい、パスロスが大きい)ユーザ端末UE宛ての信号をSICで除去し、自端末宛ての信号を分離する。自端末よりチャネルゲインの高い(受信SINRが大きい、パスロスが小さい)ユーザ端末UE宛ての信号は、大きな妨げとならないので無視する。
この無線通信方法において、各ユーザ端末UEは、他端末宛ての信号をSICで除去するか、又はSICで除去せずノイズとみなして無視するかを選択する必要がある。各ユーザ端末UEは、非直交多重に使用されたパワーレシオセットと、自端末に割り当てられた送信パワーとを知ることができれば、この選択を実行できる。そこで、無線基地局BSは、これらの情報を各ユーザ端末UEに対して通知する。
具体的には、無線基地局BSは、選択された候補ユーザセットによって示される各ユーザ端末UEに対し、選択されたパワーレシオセットに対応する情報(共通通知情報)を通知する。すなわち、無線基地局BSは、各サブバンドに非直交多重される全てのユーザ端末UEに対し、選択されたパワーレシオセットに対応する情報を通知する。また、無線基地局BSは、選択された候補ユーザセットによって示される各ユーザ端末UEに対し、各ユーザ端末UEに固有の下りリンク信号の送信パワーに関する情報(個別通知情報)を通知する。すなわち、無線基地局BSは、あるユーザ端末UEに対し、当該ユーザ端末UE宛てに送信される下りリンク信号の送信パワーに関する情報を通知する。
これらの通知は、例えば、ハイヤレイヤシグナリング(RRCシグナリングなど)、PDCCHの制御情報によるシグナリングなどを用いて行うことができる。特に、PDCCHの制御情報によるシグナリングは、サブバンド毎、ユーザ端末UE毎の通知が容易であり、この通知に適している。なお、上述の共通通知情報及び個別通知情報は、ジョイントエンコーディング(joint encoding)されても良い。例えば、通知対象となるユーザ端末UEに対応するパワーレシオが先頭ビットにくるようパワーレシオセットのビット列の配列を変更すれば、各ユーザ端末UEは、自端末宛ての信号の送信パワーに関する情報と、選択されたパワーレシオセットとをまとめて取得できる。このようなジョイントエンコーディングにより、通知に係るオーバヘッドを低減できる。なお、ジョイントエンコーディングの態様は、これに限られない。
また、例えば、最大2個のユーザ端末UEを多重する場合、所望のユーザ端末UEへの割り当て電力PdesiredのみをPDCCHや上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)などで通知し、総送信パワーPを上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)で通知するようにしても良い。この場合、各ユーザ端末UEでPとPdesiredが既知となるため、干渉となるユーザ端末UEへの割り当て電力をP−Pdesiredで推定できる。
これらの情報を通知された各ユーザ端末UEは、通知された情報に基づき、例えば、自端末より大きい送信パワーが割り当てられたユーザ端末UE宛ての信号を、送信パワーの大きい順にSICで除去する。また、自端末より小さい送信パワーが割り当てられたユーザ端末UE宛ての信号をSICで除去せずノイズとして無視する。
このように、本実施の形態に係る無線通信方法では、各ユーザ端末UE宛ての下りリンク信号の送信パワー比を示す複数のパワーレシオセットが用意されており、無線基地局BSが、各ユーザ端末UEの通信環境に応じて適したパワーレシオセットを選択するので、非直交多重の適用される無線通信システムにおいて無線リソースの利用効率を十分に高めることができる。また、本実施の形態に係る無線通信方法では、無線基地局BSは、各ユーザ端末UEに対し、パワーレシオセットに対応する情報(共通通知情報)と、各ユーザ端末UEに固有の下りリンク信号の送信パワーに関する情報(個別通知情報)とを通知するので、各ユーザ端末UEは、他端末宛ての下りリンク信号をキャンセルして自端末宛ての下りリンク信号を適切に受信できる。
(無線通信システムの構成例)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムの詳細を説明する。図4は、本実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す模式図である。なお、図4に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム、又はLTE−A(LTEアドバンスト(LTE-Advanced))システムが包含されるシステムである。この無線通信システムは、IMT−Advancedと呼ばれても良いし、4Gと呼ばれても良い。
図4に示すように、無線通信システム1は、無線基地局10(10A,10B)と、この無線基地局10と通信する複数のユーザ端末20(20A,20B)とを含んでいる。無線基地局10は、上位局装置30と接続され、この上位局装置30は、コアネットワーク40と接続される。各ユーザ端末20は、セルC1、C2において無線基地局10と通信を行うことができる。この無線通信システム1において、ユーザ端末20は、移動端末でも良いし固定端末でもよい。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これらに限定されない。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクにOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が適用され、上りリンクにSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。なお、この無線通信システム1の下りリンクには、必要に応じてNOMAが適用される。
ここで、図4に示す無線通信システム1で用いられる通信チャネルについて説明する。下りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有されるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)と、下りL1/L2制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH、拡張PDCCH)とを有する。PDSCHにより、ユーザデータ及び上位制御情報が伝送される。PDCCH(Physical Downlink Control Channel)により、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報などが伝送される。PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)により、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)により、PUSCHに対するHARQのACK/NACKが伝送される。
上りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有される上りデータチャネルとしてのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、上りリンクの制御チャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とを有する。このPUSCHにより、ユーザデータや上位制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクのチャネル品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、ACK/NACKなどが伝送される。
図5は、本実施の形態に係る無線基地局の構成例を示すブロック図である。無線基地局10は、ビームフォーミングのための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。
下りリンクにおいて無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104は、入力されたユーザデータに対して、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理などを行い、各送受信部103に転送する。また、下りリンクの制御情報に対してチャネル符号化やIFFT処理などの送信処理を行い、各送受信部103に転送する。
また、ベースバンド信号処理部104は、報知チャネルにより、ユーザ端末20に対して、在圏セルにおける通信のための制御情報を通知する。在圏セルにおける通信のための情報には、例えば、上りリンク又は下りリンクにおけるシステム帯域幅などが含まれる。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101より送信する。
一方、上りリンクによりユーザ端末20から無線基地局10に送信されるデータは、各送受信アンテナ101で受信されてアンプ部102に入力される。アンプ部102は、各送受信アンテナ101から入力される無線周波数信号を増幅して各送受信部103に送る。増幅された無線周波数信号は、各送受信部103でベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104は、入力されたベースバンド信号に含まれるユーザデータに対して、高速フーリエ変換(FFT: Fast Fourier Transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理などを行い、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送する。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放などの呼処理、無線基地局10の状態管理、無線リソースの管理などを行う。
図6は、本実施の形態に係るユーザ端末の構成例を示すブロック図である。ユーザ端末20は、複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205とを備えている。
下りリンクのデータは、複数の送受信アンテナ201で受信されてアンプ部202に入力される。アンプ部202は、各送受信アンテナ201から入力される無線周波数信号を増幅して各送受信部203に送る。増幅された無線周波数信号は、各送受信部203でベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、入力されたベースバンド信号に対してFFT処理、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などが行われる。下りリンクのデータに含まれるユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータに含まれる報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204は、入力されたユーザデータに対して、再送制御(H−ARQ(Hybrid ARQ))の送信処理、チャネル符号化、プリコーディング、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)処理、IFFT処理などを行い、各送受信部203に転送する。各送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201より送信する。
図7は、本実施の形態に係る無線基地局及びユーザ端末が有するベースバンド信号処理部の構成例を示すブロック図である。なお、図7では、構成の一部のみを示しているが、無線基地局10及びユーザ端末20は、必要な構成を不足なく備えているものとする。
図7に示すように、無線基地局10は、ビーム生成部301、下り制御情報生成部302、下り制御情報符号化・変調部303、下り送信データ生成部304、下り送信データ符号化・変調部305、下り参照信号生成部306、下りチャネル多重部307、スケジューリング部308を備えている。
ビーム生成部301は、任意の無線リソース(周波数帯域、時間スロット)を用いる複数の送信ビームを生成する。ビーム生成部301で生成される各送信ビームには、後述のスケジューリング部308で選択されたユーザ端末20宛ての下りリンク信号が非直交多重される。
下り制御情報生成部302は、PDCCHで伝送されるユーザ端末固有(UE-specific)の下り制御情報(DCI)を生成する。ユーザ端末固有の下り制御情報には、PDSCHの割り当て情報であるDLアサイメント(DL assignment)や、PUSCHの割り当て情報であるULグラント(UL grant)などが含まれる。また、この下り制御情報には、各ユーザ端末20に対してCSIのフィードバックを要求する制御情報や、非直交多重された信号の受信処理に必要な情報などが含まれる。すなわち、無線基地局10は、非直交多重のために選択されたパワーレシオセットに対応する情報(共通通知情報)や、ユーザ端末20に固有の下りリンク信号の送信パワーに関する情報(個別通知情報)などを、各ユーザ端末20に対してPDCCHで通知する。ただし、これらの情報は、ハイヤレイヤシグナリング(RRCシグナリングなど)で通知される上位制御情報に含まれても良い。
下り制御情報生成部302で生成された下り制御情報は、ユーザ端末20に共通の共通制御情報と共に、PDCCHで伝送される下り制御情報として下り制御情報符号化・変調部303に入力される。下り制御情報符号化・変調部303は、入力された下り制御情報をチャネル符号化して変調する。変調された下り制御情報は、下りチャネル多重部307へと出力される。
下り送信データ生成部304は、ユーザ端末20毎に下りユーザデータを生成する。下り送信データ生成部304で生成された下りユーザデータは、上位制御情報と共に、PDSCHで伝送される下り送信データとして下り送信データ符号化・変調部305に入力される。下り送信データ符号化・変調部305は、各ユーザ端末20に対する下り送信データをチャネル符号化して変調する。変調された下り送信データは、下りチャネル多重部307へと出力される。
下り参照信号生成部306は、下り参照信号(CRS(Cell-specific Reference Signal)、CSI−RS、DM−RSなど)を生成する。生成された下り参照信号は、下りチャネル多重部307へと出力される。
下りチャネル多重部307は、下り制御情報、下り参照信号、下り送信データ(上位制御情報を含む)を合成して下りリンク信号を生成する。具体的には、下りチャネル多重部307は、スケジューリング部308から通知されるスケジューリング情報に従い、スケジューリング部308で選択された複数のユーザ端末20宛ての下りリンク信号が、選択された送信パワーで送信されるように各送信ビームに非直交多重する。下りチャネル多重部307で生成された下りリンク信号は、逆高速フーリエ変換処理、プリコーディング処理などを経て、送受信部103へと転送される。
スケジューリング部308は、上位局装置30からの指示情報や各ユーザ端末20からのCSI(CQI(Channel Quality Indicator)、RI(Rank Indicator)など)に基づいて、無線リソースの割り当てを指示するスケジューリング情報を生成する。具体的には、スケジューリング部308は、ユーザ端末20からフィードバックされたCSIに基づいて、任意の周波数帯域に非直交多重されるユーザ端末20の候補を示す複数の候補ユーザセット、及び各候補ユーザセットによって示されるユーザ端末20宛ての下りリンク信号の送信パワー比を示す複数のパワーレシオセットから、非直交多重に用いる候補ユーザセット及びパワーレシオセットを選択する(図3のステップST22〜ST26)。
図7に示すように、ユーザ端末20は、下り制御情報受信部401、チャネル推定部402、フィードバック部403、干渉除去部404、下り送信データ受信部405を備えている。
無線基地局10から送出された下りリンク信号は、送受信アンテナ201で受信され、サイクリックプリフィクスの除去、高速フーリエ変換処理などを経て、ベースバンド信号処理部204へと転送される。下りリンク信号は、ベースバンド信号処理部204で下り制御情報、下り送信データ(上位制御情報を含む)、下り参照信号に分離される。下り制御情報は下り制御情報受信部401に入力され、下り送信データは下り送信データ受信部405に入力され、下り参照信号はチャネル推定部402に入力される。
下り制御情報受信部401は、下り制御情報を復調し、チャネル推定部402、フィードバック部403、干渉除去部404などに出力する。チャネル推定部402は、下り制御情報によるCSIのフィードバック要求を受けると、受信した下り参照信号に基づいてチャネル推定を行い、チャネルゲインを算出する。チャネル推定で得られたチャネルゲインなどの情報を含むCSIは、フィードバック部403を通じて無線基地局10にフィードバックされる。
干渉除去部404は、例えば、線形フィルタを用いて送信ビーム間の干渉を除去する。また、干渉除去部404は、非直交多重のために選択されたパワーレシオセットに対応する情報(共通通知情報)や、ユーザ端末20に固有の下りリンク信号の送信パワーに関する情報(個別通知情報)などに基づいて、他のユーザ端末20宛ての信号による干渉を除去する。具体的には、例えば、自端末より大きい送信パワーが割り当てられたユーザ端末20宛ての信号を、送信パワーの大きい順にSICで除去する。一方、自端末より小さい送信パワーが割り当てられたユーザ端末20宛ての信号は、ノイズとして扱いキャンセルせずに無視する。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信システム1では、無線基地局10は、各ユーザ端末20宛ての下りリンク信号の送信パワー比を示す複数のパワーレシオセットから、各ユーザ端末20の通信環境に応じて適したパワーレシオセットを選択するので、無線リソースの利用効率を十分に高めることができる。また、本実施の形態に係る無線通信システム1では、無線基地局10は、各ユーザ端末20に対し、パワーレシオセットに対応する情報(共通通知情報)と、各ユーザ端末20に固有の下りリンク信号の送信パワーに関する情報(個別通知情報)とを通知するので、各ユーザ端末20は、他端末宛ての下りリンク信号をキャンセルして自端末宛ての下りリンク信号を適切に受信できる。
本発明は、その趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施できる。つまり、本明細書の記載は、例示を目的とするものに過ぎず、本発明に対して制限を加えるものではない。
1 無線通信システム
10 無線基地局
20 ユーザ端末
30 上位局装置
40 コアネットワーク
101 送受信アンテナ
102 アンプ部
103 送受信部
104 ベースバンド信号処理部
105 呼処理部
106 伝送路インターフェース
201 送受信アンテナ
202 アンプ部
203 送受信部
204 ベースバンド信号処理部
205 アプリケーション部
301 ビーム生成部
302 下り制御情報生成部
303 下り制御情報符号化・変調部
304 下り送信データ生成部
305 下り送信データ符号化・変調部
306 下り参照信号生成部
307 下りチャネル多重部
308 スケジューリング部
401 下り制御情報受信部
402 チャネル推定部
403 フィードバック部
404 干渉除去部
405 下り送信データ受信部

Claims (9)

  1. 複数のユーザ端末からフィードバックされたチャネル状態情報を受信する受信部と、
    任意の無線リソースに非直交多重されるユーザ端末の候補を示す複数の候補ユーザセット、及び各候補ユーザセットによって示されるユーザ端末宛ての下りリンク信号の送信パワー比を示す複数のパワーレシオセットから、フィードバックされたチャネル状態情報に基づき下りリンク信号の送信に用いる候補ユーザセット及びパワーレシオセットをそれぞれ選択するスケジューリング部と、
    選択された候補ユーザセットによって示される複数のユーザ端末宛ての下りリンク信号を選択されたパワーレシオセットによって示される送信パワー比で送信する送信部と、を備えたことを特徴とする無線基地局。
  2. 前記スケジューリング部は、ユーザ端末からフィードバックされたチャネル状態情報に基づいて、
    候補ユーザセットによって示される複数のユーザ端末宛ての下りリンク信号をパワーレシオセットによって示される送信パワー比で送信する場合に各ユーザ端末において想定されるSINRを、全ての候補ユーザセット及びパワーレシオセットの組に関して算出し、
    算出されたSINRに基づき下りリンク信号の送信に用いる候補ユーザセット及びパワーレシオセットを選択することを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 選択された候補ユーザセットによって示される各ユーザ端末に対し、選択されたパワーレシオセットに関する情報を通知することを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
  4. 選択された候補ユーザセットによって示される各ユーザ端末に対し、各ユーザ端末に固有の下りリンク信号の送信パワーに関する情報を通知することを特徴とする請求項3に記載の無線基地局。
  5. 無線基地局に対してチャネル状態情報をフィードバックするフィードバック部と、
    フィードバックしたチャネル状態情報に基づき無線基地局で選択された候補ユーザセットによって示される複数のユーザ端末宛てに選択されたパワーレシオセットによって示される送信パワー比で送信された下りリンク信号を受信する受信部と、を備えたことを特徴とするユーザ端末。
  6. 複数のユーザ端末が、無線基地局に対してチャネル状態情報をフィードバックし、
    無線基地局が、任意の無線リソースに非直交多重されるユーザ端末の候補を示す複数の候補ユーザセット、及び各候補ユーザセットによって示されるユーザ端末宛ての下りリンク信号の送信パワー比を示す複数のパワーレシオセットから、フィードバックされたチャネル状態情報に基づき下りリンク信号の送信に用いる候補ユーザセット及びパワーレシオセットをそれぞれ選択し、選択された候補ユーザセットによって示される複数のユーザ端末宛ての下りリンク信号を選択されたパワーレシオセットによって示される送信パワー比で送信し、
    選択された候補ユーザセットによって示される複数のユーザ端末が、無線基地局で選択された候補ユーザセットが示す複数のユーザ端末宛てに選択されたパワーレシオセットが示す送信パワー比で送信された下りリンク信号を受信することを特徴とする無線通信システム。
  7. 前記無線基地局は、下りリンク信号の送信に用いる候補ユーザセット及びパワーレシオセットをそれぞれ選択した後、選択された候補ユーザセットによって示される複数のユーザ端末に対して選択されたパワーレシオセットに関する情報を通知し、
    前記選択された候補ユーザセットによって示される複数のユーザ端末は、パワーレシオセットに関する情報に基づいて、自端末より大きなパワーで送信された他端末宛ての下りリンク信号をSICで除去し、自端末より小さなパワーで送信された他端末宛ての下りリンク信号をSICで除去せずにノイズとみなすことを特徴とする請求項6に記載の無線通信システム。
  8. 複数のユーザ端末が、無線基地局に対してチャネル状態情報をフィードバックし、
    無線基地局が、任意の無線リソースに非直交多重されるユーザ端末の候補を示す複数の候補ユーザセット、及び各候補ユーザセットによって示されるユーザ端末宛ての下りリンク信号の送信パワー比を示す複数のパワーレシオセットから、フィードバックされたチャネル状態情報に基づき下りリンク信号の送信に用いる候補ユーザセット及びパワーレシオセットをそれぞれ選択し、選択された候補ユーザセットによって示される複数のユーザ端末宛ての下りリンク信号を選択されたパワーレシオセットによって示される送信パワー比で送信し、
    選択された候補ユーザセットによって示される複数のユーザ端末が、無線基地局で選択された候補ユーザセットが示す複数のユーザ端末宛てに選択されたパワーレシオセットが示す送信パワー比で送信された下りリンク信号を受信することを特徴とする無線通信方法。
  9. 前記無線基地局は、下りリンク信号の送信に用いる候補ユーザセット及びパワーレシオセットをそれぞれ選択した後、選択された候補ユーザセットによって示される複数のユーザ端末に対して選択されたパワーレシオセットに関する情報を通知し、
    前記選択された候補ユーザセットによって示される複数のユーザ端末は、パワーレシオセットに関する情報に基づいて、自端末より大きなパワーで送信された他端末宛ての下りリンク信号をSICで除去し、自端末より小さなパワーで送信された他端末宛ての下りリンク信号をSICで除去せずにノイズとみなすことを特徴とする請求項8に記載の無線通信方法。
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