JP2014155044A - 画像読取装置 - Google Patents

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【課題】シートがローラの周面と読取部の読取面との間に向けて差し込まれるときに、シートの先端が読取部に引っ掛かることを抑制できる、画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置1は、第1延部151および第2延部153を備えている。第1延部151は、読取部83の前側板118から前側に延びている。第2延部153は、ロアシュート41の第5壁面47から後側に延び、第1延部151に対して上側に位置している。ローラ82から読取面122に力が加えられたときに、第1延部151が第2延部153に下側から当接することにより、その力が第2延部153に受け止められる。これにより、ローラ82から読取面122に加えられる力による読取部83の回動を抑制することができ、シートがローラ82の周面と読取部83の読取面122との間に向けて差し込まれるときに、シートの先端が読取部83に引っ掛かることを抑制できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像読取装置に関する。
特許文献1に開示されている画像読取装置では、読取部およびローラが設けられている。ローラは、読取部の読取面の上側に配置されている。ローラの回転により、シートがローラの周面と読取面との間を搬送される。そして、シートが読取面上を通過するときに、読取部により、シートの読取面側の画像が読み取られる。
ローラの周面と読取面との接触位置は、読取部において、シートの搬送方向の下流側に偏っている。また、読取部の下側には、押圧ばねが設けられている。押圧ばねは、読取部におけるシートの搬送方向の下流側に偏った部分をローラ側に押圧している。この押圧により、読取面がローラの周面と読取面との間を搬送されるシートに密着する。そのため、読取部により、読取面上のシートの画像を良好に読み取ることができる。
特開平8−259032号公報
ところが、ローラが回転すると、ローラから読取部に、ローラの周面と読取面との接触位置を押し下げる方向の力が加えられる。この入力により、押圧ばねが押し縮められる。これに伴い、読取部は、搬送方向下流側の部分が下がり、搬送方向上流側の部分が上がるように回動する。その結果、シートがローラの周面と読取面との間に向けて差し込まれるときに、シートの先端が読取部の搬送方向上流側の部分に引っ掛かるおそれがある。
本発明の目的は、シートがローラの周面と読取部の読取面との間に向けて差し込まれるときに、シートの先端が読取部に引っ掛かることを抑制できる、画像読取装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る画像読取装置は、読取面を有し、前記読取面上に位置するシートの画像を読み取るように構成される読取部と、周面の一部が前記読取部におけるシートの搬送方向の下流側に偏った接触位置で前記読取面に接触するローラと、前記読取部に設けられ、前記搬送方向の上流側に延びる第1延部と、前記読取面に直交する直交方向において前記第1延部に対して前記ローラ側に位置し、前記搬送方向の下流側に延びる第2延部とを備える。
この構成によれば、ローラの周面の一部が読取面におけるシートの搬送方向の下流側に偏った接触位置に接触している。そのため、ローラが回転すると、ローラから読取面に、読取部における搬送方向下流側の部分がローラ側と反対側に移動する方向の力が加えられる。第1延部は、読取部から搬送方向上流側に延びている。第2延部は、第1延部に対してローラ側に位置している。ローラから読取面に力が加えられたときに、第1延部が第2延部にローラ側と反対側から当接することにより、その力が第2延部に受け止められる。これにより、ローラから読取面に加えられる力による読取部の回動を抑制することができる。その結果、シートがローラの周面と読取部の読取面との間に向けて差し込まれるときに、シートの先端が読取部に引っ掛かることを抑制できる。
第1延部は、直交方向において読取面に対しローラ側と反対側に位置し、読取部の搬送方向の上流側の端面から搬送方向の上流側に突出した突起で構成することができる。また、第2延部は、直交方向において読取面に対しローラ側と反対側に位置し、読取部を収容する筐体の読取部の上流側に位置する壁部から搬送方向の下流側に突出した突起で構成することができる。
画像読取装置は、読取部の読取面と反対側の部分に当接し、読取部をローラ側に付勢するように構成される付勢部を備えていてもよい。
この構成によれば、読取部がローラ側に付勢されることにより、読取面をローラの周面と読取面との間を搬送されるシートに密着させることができる。そのため、読取部により、読取面上のシートの画像を良好に読み取ることができる。
読取部における付勢部との当接位置は、接触位置と搬送方向において同じ位置であることが好ましい。
これにより、ローラの回転に伴って、ローラから読取面に力が加えられたときに、その力の一部を付勢部で受けることができる。その結果、ローラから読取面に加えられる力による読取部の回動を一層抑制することができる。
画像読取装置は、読取部に設けられる突出部を備え、突出部は、直交方向において第1延部および第2延部に対しローラ側に位置して、読取部の搬送方向の上流側の端面に対して搬送方向の上流側に突出し、突出部は、搬送方向の下流側ほど読取面に近づくように傾斜した傾斜面を有していることが好ましい。
この構成によれば、突出部の傾斜面をシートが読取面上に配置されるときのガイドとして利用することができる。これにより、シートを読取面上にスムーズに配置することができる。
また、読取面と直交する方向において、傾斜面が搬送方向上流側ほど読取面から離れるように傾斜している。そのため、読取部の搬送方向上流側に、シートをローラ側と反対側から支持するシュートが設けられる場合、読取面と直交する方向において、そのシュートを読取面に近づけることができる。これにより、読取面と直交する方向における画像読取装置の小型化を図ることができる。
読取部は、第1延部から直交方向のローラ側に延びる延出部を備えていてもよく、筐体は、延出部に対してローラの回転軸線方向の一方側および他方側にそれぞれ位置し、直交方向においてローラ側と反対側に延出する2つの壁を備えていてもよい。
これにより、読取部が回転軸線方向に移動することを抑制できる。
本発明によれば、ローラの回転に伴って、ローラから読取面に力が加えられたときに、第1延部が第2延部にローラ側と反対側から当接することにより、その力による読取部の回動を抑制することができる。その結果、シートがローラの周面と読取部の読取面との間に向けて差し込まれるときに、シートの先端が読取部に引っ掛かることを抑制できる。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置1の平面図である。 画像読取装置1の前面図である。 画像読取装置1の右側面図である。 図1に示される切断面線A−Aにおける画像読取装置1の断面図である。 図2に示される切断面線B−Bにおける画像読取装置1の断面図である。 図2に示される切断面線C−Cにおける画像読取装置1の断面図である。 図2に示される切断面線D−Dにおける画像読取装置1の断面図である。 画像読取装置1のロアシュート41の右前上側から見た斜視図である。 ロアシュート41の右後上側から見た斜視図である。 画像読取装置1のトップカバー4が取り外された状態における画像読取装置1の平面図である。 トップカバー4が取り外された状態における画像読取装置1の前面図である。 画像読取装置1の読取部83の右前上側から見た斜視図である。 読取部83の平面図である。 画像読取装置1の断面図であり、ローラ82が回転していない状態を示す。 画像読取装置1の断面図であり、ローラ82が回転している状態を示す。 第1の変形例を説明するための説明図であり、ローラ82が回転していない状態を示す。 第1の変形例を説明するための説明図であり、ローラ82が回転している状態を示す。 第2の変形例を説明するための説明図であり、ローラ82が回転していない状態を示す。 第2の変形例を説明するための説明図であり、ローラ82が回転している状態を示す。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<筐体>
画像読取装置1は、図1、図2および図3に示されるように、筐体2を備えている。筐体2は、ボトムカバー3およびトップカバー4に分割されている。
なお、以下の説明では、ボトムカバー3に対するトップカバー4側を上側とし、平面視における画像読取装置1の中央に対して後述する導入口71が形成されている側を前側として、上下、左右および前後の各方向を規定する。そして、図1以降の各図では、矢印で方向を表示する。
ボトムカバー3は、図2に示されるように、底面部5および右側面部6を備えている。
底面部5は、左右方向に延びている。
右側面部6は、底面部5の右端縁から上側に延びている。右側面部6には、図3に示されるように、差込口7が形成されている。差込口7は、右側面部6を左右方向に貫通している。差込口7は、右側面部6の左側に配置されている通信コネクタ8を露出させている。非図示の通信ケーブルの一端に設けられた端子が差込口7を介して通信コネクタ8に差し込まれる。
トップカバー4は、図2、図3および図4に示されるように、ボトムカバー3に上側から重なる。トップカバー4は、図4、図5、図6および図7に示されるように、左側面部11、右側面部12、上面部13、後面部14、前面部15および湾曲部16を備えている。
左側面部11は、端縁21,22,23,24,25,26を有している。端縁21は、ボトムカバー3の底面部5の左端縁の上側に間隔を空けた位置で、前後方向に延びている。端縁21は、前後方向において、底面部5の左端縁よりも短い。端縁22は、端縁21の後端から下側に延びている。端縁23は、端縁22の下端から前側に延びている。端縁24は、端縁23の前端から上側に延びている。端縁25は、端縁24の上端から後側に延びている。端縁26は、端縁25の後端から上側に延びている。端縁26の上端は、端縁21の前端に接続されている。
右側面部12は、図3に示されるように、端縁27,28,29,30を有している。端縁27は、ボトムカバー3の底面部5の右端縁の上側に間隔を空けた位置で、前後方向に延びている。端縁27は、前後方向において、底面部5の右端縁と同じ長さである。端縁28は、端縁27の後端から下側に延びている。端縁28は、上下方向において、左側面部11の端縁22と同じ長さである。端縁29は、端縁28の下端から前側に延びている。端縁30は、端縁29の前端から上側に延びている。端縁30の上端は、端縁27の前端に接続されている。
上面部13は、前後方向において、左側面部11の端縁21の長さと同じ寸法を有している。上面部13は、左側面部11の端縁21と右側面部12の端縁27との間に架設されている。
後面部14は、左側面部11の端縁22と右側面部12の端縁28との間に架設されている。
前面部15は、上下方向において、左側面部11の端縁24の長さと同じ寸法を有している。前面部15は、左側面部11の端縁24と右側面部12の端縁30との間に架設されている。
湾曲部16は、上面部13の右端部と前面部15の右端部との間に架設されている。湾曲部16は、右側面部12の端縁27における上面部13よりも前側で延びる部分および端縁30における前面部15よりも上側で延びる部分に沿って形成されている。そのため、湾曲部16の左端縁31は、上面部13から前側に延び、途中部で湾曲して、下側に延び、下端が前面部15に接続されている。
これにより、筐体2は、左側面部11の端縁25,26、上面部13の前端縁32、前面部15の上端縁33および湾曲部16の左端縁31によって形成される開口34を有している。
トップカバー4は、図5に示されるように、ロアシュート41およびアッパシュート42を保持している。
ロアシュート41は、ボトムカバー3とトップカバー4とに挟まれる空間内に配置されている。ロアシュート41は、図8および図9に示されるように、第1壁面43、第2壁面44、第3壁面45、第4壁面46および壁部の一例としての第5壁面47を有している。
なお、図8および図9に矢印で表示されている方向は、ロアシュート41が画像読取装置1に取り付けられた状態における方向である。
第1壁面43は、図7および図8に示されるように、湾曲端縁51、後端縁52および下端縁53を有している。湾曲端縁51は、湾曲部16の左端縁31に沿っている。後端縁52は、湾曲端縁51の上端から下側に延びている。下端縁53は、湾曲端縁51の下端から後側に延びている。これにより、第1壁面43は、左右方向に直交している。また、第1壁面43は、トップカバー4の左側面部11の端縁25,26によって形成される切欠35を介して、左側に露出している。切欠35は、左方向に開口している。切欠35は、上方向にも開口している。
第2壁面44は、図8に示されるように、左右方向に延び、前後方向と直交している。第2壁面44は、第1壁面43の後端縁52と右端縁54にて連結されている。また、第2壁面44は、左側面部11の端縁26と左端縁55にて連結されている。
第3壁面45は、第2壁面44の前側において、左右方向に延び、上下方向と直交している。第3壁面45は、第1壁面43の下端縁53と右端縁56にて連結されている。また、第3壁面45は、第2壁面44の下端縁57と後端縁58にて連結されている。
第4壁面46は、図9に示されるように、第2壁面44の後側において、左右方向に延び、上下方向と直交している。第4壁面46は、第3壁面45に連続し、第3壁面45と同一平面をなしている。
第5壁面47は、左右方向に延び、前後方向と直交している。第5壁面47は、第4壁面46の後端縁59と上端縁60にて連結されている。
第4壁面46および第5壁面47の右端部には、アクチュエータ開口61が第4壁面46および第5壁面47に跨がって形成されている。
第2壁面44の下端部は、図8に示されるように、左側部分を一部残して、それ以外の部分が切り欠かれている。これにより、ロアシュート41には、第1壁面43、第2壁面44および第3壁面45に囲まれた導入口71が形成されている。導入口71は、前後方向に開口している。
アッパシュート42は、図5に示されるように、ロアシュート41の第2壁面44の後側に配置されている。アッパシュート42は、左右方向に延びるとともに、前後方向に延びている。
トップカバー4の後面部14には、図1および図5に示されるように、排出口72が形成されている。排出口72は、上下方向における導入口71とほぼ同じ位置で、左右方向に延びている。排出口72の左端72Lは、図1に仮想線で示されるように、導入口71の左端71Lと同じ位置である。排出口72の右端72Rは、導入口71の右端71Rよりも右側に位置している。
導入口71と排出口72との間において、アッパシュート42に沿って前後方向に延びる空間は、導入口71から導入されるシートSが排出口72に向けて搬送される搬送路73である。
<内部機構>
画像読取装置1は、図5に示されるように、ボトムカバー3とトップカバー4とに挟まれる空間内に、センサ81、ローラ82、読取部83および付勢部84を備えている。
センサ81は、ロアシュート41の下方に配置されている。センサ81は、センサ本体91およびアクチュエータ92を備えている。アクチュエータ92は、センサ本体91から上側に延びている。アクチュエータ92の先端部は、ロアシュート41のアクチュエータ開口61を介して、ロアシュート41の第4壁面46の上側に突出している。
シートSが導入口71に差し込まれると、シートSの先端がアクチュエータ92を搬送方向の下流側に押圧し、アクチュエータ92が傾動する。アクチュエータ92が傾動すると、センサ本体91に設けられたマイクロスイッチがオフからオンに切り替わる。これにより、シートSが導入口71に差し込まれたことが検知される。
ローラ82は、アッパシュート42の後側に配置されている。ローラ82は、回転軸101に取り付けられている。回転軸101は、図10および図11に示されるように、左右方向に延びている。回転軸101の左端部および右端部は、それぞれボトムカバー3の底面部5に立設された支持板102,103に回転可能に支持されている。ローラ82は、モータ105の駆動力によって回転駆動される。モータ105は、図4に示されるように、底面部5上において、トップカバー4の左側面部11と左側の支持板102との間に配置されている。
読取部83は、図5に示されるように、ロアシュート41の第5壁面47の後側かつローラ82の下側に配置されている。読取部83は、図12に示されるように、密着イメージセンサユニット111、ホルダ112および透明板113を備えている。
なお、図12および図13に矢印で表示されている方向は、読取部83が画像読取装置1に取り付けられた状態における方向である。
密着イメージセンサユニット111は、左右方向に延びる。密着イメージセンサユニット111は、その内部に、LED光源、レンズおよびイメージセンサなどを備えている。また、密着イメージセンサユニット111は、図12および図13に示されるように、それぞれ2つの突部114,115を備えている。
2つの突部114は、密着イメージセンサユニット111の左側面116の前後方向の中央部に、上下方向に間隔を空けて設けられている。各突部114は、左側面116から左側に延びている。
2つの突部115は、密着イメージセンサユニット111の右側面117の前後方向の中央部に、上下方向に間隔を空けて設けられている。各突部115は、右側面117から右側に延びている。
ホルダ112は、前側板118および後側板119を備えている。
前側板118は、密着イメージセンサユニット111の前面を覆い、密着イメージセンサユニット111の左側面116および右側面117の前端部に回り込んでいる。また、前側板118は、突出部120を備えている。突出部120は、図12に示されるように、前側板118の上端部から前側に突出している。突出部120の上面は、左右方向に延び、前側ほど下側に位置するように傾斜する傾斜面121に形成されている。
後側板119は、密着イメージセンサユニット111の前面を覆い、密着イメージセンサユニット111の左側面116および右側面117の前端部に回り込んでいる。
透明板113は、密着イメージセンサユニット111の上側に配置されている。透明板113の上面は、読取面122である。透明板113の上面の後側に偏った部分は、接触位置CP1においてローラ82の周面の一部に接触している。接触位置CP1は、前後方向において、透明板113の中央よりも後側に位置している。
左規制部131は、図7に示されるように、前壁133および後壁134を備えている。前壁133および後壁134は、前後方向に間隔を空けて、左右方向に同じ位置で、それぞれ上下方向に延びている。前壁133および後壁134は、密着イメージセンサユニット111の左側の2つの突部114を前後方向に挟んでいる。
右規制部132は、図6に示されるように、前壁135および後壁136を備えている。前壁135および後壁136は、前後方向に間隔を空けて、左右方向に同じ位置で、それぞれ上下方向に延びている。前壁135および後壁136は、密着イメージセンサユニット111の右側の2つの突部115を前後方向に挟んでいる。
これにより、読取部83は、上下方向に移動可能な状態で、前後方向に移動が規制されている。
付勢部84は、図4に示されるように、左右方向において左規制部131および右規制部132の間に位置する。付勢部84は、左コイルばね141および右コイルばね142を備えている。左コイルばね141および右コイルばね142は、左右方向に間隔を空けて、前後方向に同じ位置に配置されている。左コイルばね141および右コイルばね142の前後方向の位置は、ローラ82の前後方向の位置とほぼ同じである。
左コイルばね141の一端部は、密着イメージセンサユニット111の下面における後側に偏った位置に接続されている。左コイルばね141の上端と密着イメージセンサユニット111の下面との当接位置CP2は、ローラ82の周面の一部と透明板113との接触位置CP1と前後方向において同じ位置である。左コイルばね141の他端部は、ボトムカバー3の底面部5に形成された左ばね支持部143に外嵌されている。左コイルばね141の下端は、底面部5の上面に当接している。
右コイルばね142の一端部は、密着イメージセンサユニット111の下面における後側に偏った位置に接続されている。右コイルばね142の上端と密着イメージセンサユニット111の下面との当接位置CP3は、ローラ82の周面の一部と透明板113との接触位置CP1と前後方向において同じ位置である。右コイルばね142の他端部は、ボトムカバー3の底面部5に形成された右ばね支持部144に外嵌されている。右コイルばね142の下端は、底面部5の上面に当接している。
読取部83は、左コイルばね141および右コイルばね142の弾性力により、上側に付勢されている。この付勢により、透明板113における左コイルばね141および右コイルばね142の上側に位置する部分がローラ82の周面に下側から押圧されている。
右コイルばね142は、左コイルばね141よりも径が小さく、左コイルばね141よりもばね定数が大きい。また、右コイルばね142の自然長は、左コイルばね141の自然長と同じである。そして、左コイルばね141の下端および右コイルばね142の下端は、ともに、ボトムカバー3の底面部5の上面に当接している。これにより、右コイルばね142の下端は、左コイルばね141の下端と上下方向に同じ位置に位置している。そのため、右コイルばね142の弾性力は、左コイルばね141の弾性力よりも大きい。その結果、透明板113は、その右側が左側よりもローラ82の周面に強く押圧されている。
<回動規制構造>
画像読取装置1は、左右方向に延びる軸線まわりの読取部83の回動を規制するために、ロアシュート41において、図12に示される第1延部151,152を備えている。画像読取装置1は、左右方向に延びる軸線まわりの読取部83の回動を規制するために、ロアシュート41において、図9に示される第2延部153,154を備える。
第1延部151は、図12に示されるように、読取部83のホルダ112の前側板118の左端部において、突出部120の下側に設けられている。第1延部151は、前側板118から前側に延びるとともに、左右方向に延びている。
第1延部152は、読取部83のホルダ112の前側板118の右端部において、突出部120の下側に設けられている。第1延部152は、前側板118から前側に延びるとともに、左右方向に延びている。第1延部152の上面は、第1延部151の上面と上下方向に同じ位置に配置されている。第1延部152の右端は、前側板118に設けられた延出部155に接続されている。延出部155は、第1延部152の右端から上側に延びている。
第2延部153は、図4に示されるように、左右方向において、第1延部151と同じ位置に設けられている。第2延部153は、図9に示されるように、ロアシュート41の第5壁面47から後側に延びている。第2延部153の下端部は、第1延部151の上側に、第1延部151との間に間隔を空けて位置している。突出部120は、第1延部151および第2延部153の上側に位置している。
第2延部154は、ロアシュート41の第5壁面47から後側に延びている。第2延部154は、2つの壁156,157を備える。壁156,157は、ロアシュート41の右端部に設けられている。壁156,157は、左右方向に間隔を空けて、それぞれ上下方向に延びている。左側の壁156の下端は、上下方向において、第2延部153の下端と同じ位置に配置されている。右側の壁157の下端は、左側の壁156の下端よりも下側に位置している。そして、壁156,157は、延出部155を左右両側から挟んでいる。
<シートの画像の読み取り>
画像読取装置1の使用時には、非図示の通信ケーブルの一端に設けられた端子が差込口7を介して通信コネクタ8に差し込まれる。通信ケーブルの他端は、たとえば、非図示のパーソナルコンピュータに接続されている。
そして、図14Aに示されるように、1枚のシートSが第3壁面45上から導入口71に差し込まれる。このとき、シートSは、第1壁面43を基準として、その右端縁が第1壁面43に押し当てられる。
シートSが導入口71に差し込まれると、センサ81により、シートSが検知される。センサ81によるシートSの検知に応答して、モータ105が駆動される。モータ105の駆動力により、ローラ82が右側から見て反時計回りに回転する。
ローラ82が右側から見て反時計回りに回転すると、ローラ82から透明板113に、読取部83の後端部が下側に移動する方向の力が加えられる。この力により、読取部83には、右側から見て時計回りに回動される力が加わる。2つの突部114が左規制部131に左右両側から挟まれ、2つの突部115が右規制部132に左右両側から挟まれることにより、読取部83の回動が規制されている。また、公差により、突部114と左規制部131の前壁133および後壁134との間ならびに突部115と右規制部132の前壁135および後壁136との間に隙間が生じているために、読取部83が右側から見て時計回りに回動すると、図14Bに示されるように、第1延部151,152が第2延部153,154にそれぞれ下側から当接する。これにより、読取部83の後端部が下側に移動する方向の力が第2延部153,154に受け止められて、読取部83のそれ以上の回動が抑制される。
使用者がシートSを後側に移動させることにより、導入口71から導入されたシートSの先端部がローラ82の周面と読取面122との間に差し込まれる。シートSの上面がローラ82の周面に接触すると、ローラ82からシートSに搬送力が付与される。この搬送力により、シートSは、後側に搬送されて、ローラ82の周面と読取面122との間を通過する。このとき、読取面122上のシートSに、密着イメージセンサユニット111のLED光源から光が照射される。そして、シートSでの反射光が密着イメージセンサユニット111のイメージセンサに受けられることにより、シートSの下面に描かれている画像が読み取られる。読み取られたシートSの画像のデータは、通信コネクタ8に接続された通信ケーブルを介して、パーソナルコンピュータに送られる。
その後、シートSの後端部がローラ82の周面から離れ、シートSが排出口72から排出される。
<作用効果>
以上のように、ローラ82の周面の一部が読取面122の読取部83における後側に偏った接触位置CP1に接触している。そのため、ローラ82が回転すると、ローラ82から読取面122に、読取部83における後側の部分が下側に移動する方向の力が加えられる。第1延部151,152は、読取部83から前側に延びている。第2延部153,154は、第1延部151,152に対して上側に位置している。ローラ82から読取面122に力が加えられたときに、第1延部151,152が第2延部153,154に下側から当接することにより、その力が第2延部153,154に受け止められる。これにより、ローラ82から読取面122に加えられる力による読取部83の回動を抑制することができる。その結果、シートSがローラ82の周面と読取部83の読取面122との間に向けて差し込まれるときに、シートSの先端が読取部83に引っ掛かることを抑制できる。
また、画像読取装置1は、読取部83に下側から当接し、読取部83を上側に付勢するように構成される付勢部84を備えている。
この構成によれば、読取部83が上側に付勢されることにより、読取面122をローラ82の周面と読取面122との間を搬送されるシートSに密着させることができる。そのため、読取部83により、読取面122上のシートSの画像を良好に読み取ることができる。
密着イメージセンサユニット111の下面と付勢部84との当接位置CP2および当接位置CP3は、ローラ82の周面の一部と読取面122との接触位置CP1と前後方向において同じ位置である。
これにより、ローラ82の回転に伴って、ローラ82から読取面122に力が加えられたときに、その力の一部を付勢部84で受けることができる。その結果、ローラ82から読取面122に加えられる力による読取部83の回動を一層抑制することができる。
画像読取装置1は、読取部83に設けられる突出部120を備え、突出部120は、上下方向において第1延部151,152および第2延部153,154に対し上側に位置して、読取部83の前側板118から前側に突出し、突出部120は、後側ほど上側に傾斜した傾斜面121を有している。
この構成によれば、突出部120の傾斜面121をシートSが読取面122上に配置されるときのガイドとして利用することができる。これにより、シートSを読取面122上にスムーズに配置することができる。
また、上下方向において、傾斜面121が前側ほど下側に位置するように傾斜している。そのため、突出部120の上面が読取面122と平行に延びる平面に形成される構成と比較して、ロアシュート41の下側に位置させて、上下方向において、ロアシュート41の第4壁面46の位置を読取面122に近づけることができる。これにより、上下方向における画像読取装置1の小型化を図ることができる。
読取部83は、第1延部152から上側に延びる延出部155を備えている。ロアシュート41の第5壁面47は、延出部155に対して左側に位置する壁156および延出部155に対して右側に位置する壁157を備えている。
これにより、読取部83が左右方向に移動することを抑制できる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、図15Aに示されるように、前側板118には、第1延部151に代えて、凹部201が形成されていてもよい。この場合、ロアシュート41の第5壁面47から後側に延びる第2延部202の先端部が凹部201内に配置される。
シートSの搬送の際に、読取部83が右側から見て時計回りに回動すると、図15Bに示されるように、第1延部の一例としての凹部201の下面203が第2延部202に下側から当接する。これにより、ローラ82から読取面122に加えられる力を第2延部202で受け止めることができる。よって、読取部83の回動を抑制することができる。
また、図16Aに示されるように、ロアシュート41の第5壁面47には、第2延部153に代えて、凹部204が形成されていてもよい。この場合、前側板118から前側に延びる第1延部205の先端部が凹部204内に配置される。
シートSの搬送の際に、読取部83が右側から見て時計回りに回動すると、図16Bに示されるように、第1延部205が第2延部の一例としての凹部204の上面206に下側から当接する。これにより、ローラ82から読取面122に加えられる力を凹部204の上面で受け止めることができる。よって、読取部83の回動を抑制することができる。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 画像読取装置
2 筐体
47 第5壁面
82 ローラ
83 読取部
84 付勢部
120 突出部
121 傾斜面
122 読取面
151 第1延部
152 第1延部
153 第2延部
154 第2延部
155 延出部
156 壁
157 壁
202 第2延部
203 下面
205 第1延部
206 上面
CP1 接触位置
CP2 当接位置
CP3 当接位置
S シート

Claims (5)

  1. 読取面を有し、前記読取面上に位置するシートの画像を読み取るように構成される読取部と、
    周面の一部が前記読取部におけるシートの搬送方向の下流側に偏った接触位置に接触するローラと、
    前記読取部に設けられ、前記搬送方向の上流側に延びる第1延部と、
    前記読取面に直交する直交方向において前記第1延部に対して前記ローラ側に位置し、前記搬送方向の下流側に延びる第2延部とを備える、画像読取装置。
  2. 前記第1延部は、前記直交方向において前記読取面に対し前記ローラ側と反対側に位置し、
    前記第1延部は、前記読取部の前記搬送方向の上流側の端面から前記搬送方向の上流側に突出した突起であり、
    前記第2延部は、前記直交方向において前記読取面に対し前記ローラ側と反対側に位置し、
    前記第2延部は、前記読取部を収容する筐体の前記読取部の上流側に位置する壁部から前記搬送方向の下流側に突出した突起である、請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記読取部の前記読取面と反対側の部分に当接し、前記読取部を前記ローラ側に付勢するように構成される付勢部を備え、
    前記読取部における前記付勢部との当接位置は、前記接触位置と前記搬送方向において同じ位置である、請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記読取部に設けられる突出部を備え、
    前記突出部は、前記直交方向において前記第1延部および前記第2延部に対し前記ローラ側に位置し、
    前記突出部は、前記読取部の前記搬送方向の上流側の端面に対して前記搬送方向の上流側に突出し、
    前記突出部は、前記搬送方向の下流側ほど前記読取面に近づくように傾斜した傾斜面を有する、請求項2または3に記載の画像読取装置。
  5. 前記読取部は、前記第1延部から前記直交方向の前記ローラ側に延びる延出部を備え、
    前記筐体は、前記延出部に対して前記ローラの回転軸線方向の一方側および他方側にそれぞれ位置し、前記直交方向において前記ローラ側と反対側に延出する2つの壁を備える、請求項2〜4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
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