JP2017098717A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】原稿を搬送する搬送手段を有する装置本体と、前記装置本体の搬送路に沿って装着されるセンサケースと、前記センサケース内で前記原稿の搬送方向に移動可能に設けられ、前記原稿の一方面を読み取る読取センサと、前記搬送路を挟んで前記読取センサに対向して設けられ、原稿搬送方向に並んで配置される第1背景部及び第2背景部を有する背景部材と、前記読取センサを前記原稿の搬送方向に移動させるセンサ移動部材とを備え、前記センサ移動部材は、前記搬送路の反対側から前記センサケースに取り付けられることで前記読取センサに係合し、前記センサ移動部材に対し、前記読取センサとは反対側から駆動力を伝達する駆動源を有することを特徴とする。
【選択図】図21
Description
原稿を搬送する搬送手段を有する装置本体と、
前記装置本体の搬送路に沿って装着されるセンサケースと、
前記センサケース内で前記原稿の搬送方向に移動可能に設けられ、前記原稿の一方面を読み取る読取センサと、
前記搬送路を挟んで前記読取センサに対向して設けられ、原稿搬送方向に並んで配置される第1背景部及び第2背景部を有する背景部材と、
前記読取センサを前記原稿の搬送方向に移動させるセンサ移動部材と
を備え、
前記センサ移動部材は、前記搬送路の反対側から前記センサケースに取り付けられることで前記読取センサに係合し、
前記センサ移動部材に対し、前記読取センサとは反対側から駆動力を伝達する駆動源を有することを特徴とする。
画像読取装置Aは、載置台1に積載された一又は複数の搬送媒体Sを1つずつ装置内に経路RTにて搬送してその画像を読み取り、排出トレイ2に排出する装置である。読み取る搬送媒体Sは、例えば、OA紙、チェック、小切手、名刺、カード類等の原稿であり、厚手の原稿であっても、薄手の原稿であってもよい。カード類は、例えば、保険証、免許証、クレジットカード等を挙げることができる。搬送媒体Sには、また、パスポートなどの冊子も含まれる。冊子を対象とする場合、ホルダを用いることができる。ホルダに見開き状態の冊子を収容して載置台1に載置することで、冊子がホルダと共に搬送され、その画像を読み取ることができる。
経路RTに沿って搬送媒体Sを給送する給送機構としての第1搬送部10が設けられている。第1搬送部10は本実施形態の場合、送りローラ11と、送りローラ11に対向配置される分離ローラ12を備え、載置台1上の搬送媒体Sを搬送方向D1に一つずつ順次搬送する。送りローラ11には、モータ等の駆動部3から伝達部5を介して駆動力が伝達され、図中矢印方向(経路RTに沿って搬送媒体Sを搬送させる正方向)に回転駆動される。伝達部5は例えば電磁クラッチであり、駆動部3からの送りローラ11への駆動力を断続する。
駆動部3と送りローラ11とを接続する伝達部5は、例えば、本実施形態では、通常時において駆動力が伝達される状態とし、搬送媒体Sの逆送の場合に駆動力を遮断する。送りローラ11は伝達部5により駆動力の伝達が遮断されると、自由回転可能な状態となる。なお、このような伝達部5は、送りローラ11を一方向のみに駆動させる場合には設けなくてもよい。
送りローラ11に対向配置される分離ローラ12は、搬送媒体Sを1枚ずつ分離するためのローラであり、送りローラ11に対して一定圧で圧接している。この圧接状態を確保するため、分離ローラ12は揺動可能に設けると共に送りローラ11へ付勢されるように構成される。分離ローラ12は、トルクリミッタ12aを介して駆動部3から駆動力が伝達され、実線矢印方向(送りローラ11の正方向とは逆方向))に回転駆動される。
第1搬送部10の搬送方向下流側にある搬送機構としての第2搬送部20は、駆動ローラ21と、駆動ローラ21に従動する従動ローラ22とを備え、第1搬送部10から搬送されてきた搬送媒体Sをその下流側へ搬送する。駆動ローラ21にはモータ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。従動ローラ22は駆動ローラ21に対して一定圧で圧接し、駆動ローラ21に連れ回る。この従動ローラ22は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ローラ21に対して付勢された構成としてもよい。
ここで、本実施形態の画像読取装置Aでは、画像読取ユニット70として、第2搬送部20と第3搬送部30との間に配置される画像読取上ユニット701と画像読取下ユニット702とによって画像の読み取りを行うため、第2搬送部20及び第3搬送部30は搬送媒体Sを定速搬送する。搬送速度は常に第1搬送部10の搬送速度以上とすることで、先行搬送媒体Sに後続搬送媒体Sが追いついてしまう事態を確実に回避できる。例えば、本実施形態では、第2搬送部20及び第3搬送部30による搬送媒体Sの搬送速度を、第1搬送部10による搬送媒体Sの搬送速度よりも速くなるように速度制御するようにした。
第1搬送部10と第2搬送部20との間に配置される重送検出センサ40は、静電気等で紙などの搬送媒体S同士が密着し、第1搬送部10を通過してきた場合(つまり重なって搬送される重送状態の場合)に、これを検出するための検出センサ(原稿の挙動や状態を検出するセンサ)の一例である。重送検出センサ40としては、種々のものが利用可能であるが本実施形態の場合には超音波センサであり、超音波の発信部41とその受信部42とを備え、紙等の搬送媒体Sが重送されている場合と1つずつ搬送されている場合とで、搬送媒体Sを通過する超音波の減衰量が異なることを原理として重送を検出する。
このような重送検出センサ40よりも搬送方向下流側に配置される媒体検出センサ50は第2搬送部20よりも上流側で、第1搬送部10よりも下流側に配置された上流側の検出センサ(原稿の挙動や状態を検出するセンサ)としての一例であり、第1搬送部10により搬送される搬送媒体Sの位置、詳細には、媒体検出センサ50の検出位置に搬送媒体Sの端部が到達又は通過したか否かを検出する。媒体検出センサ50としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合には光学センサであり、発光部51とその受光部52とを備え、搬送媒体Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化すること
を原理として搬送媒体Sを検出する。
図2を参照して制御部80について説明する。図2は画像読取装置Aの制御部8のブロック図である。
画像読取装置Aの基本的な動作について説明する。制御部80は、例えば画像読取装置Aが接続された外部パソコンから画像読み取りの開始指示を受信すると、第1搬送部10〜第3搬送部30の駆動を開始する。載置台1に積載された搬送媒体Sはその最も下に位置する搬送媒体Sから1つずつ搬送される。
搬送の途中で搬送媒体Sは重送検出センサ40により重送の有無が判定され、重送が無いと判定されると搬送が継続される。なお、重送があると判定された場合には、搬送を停止するか、第1搬送部10による後続搬送媒体Sの取り込みを停止して、重送状態にある搬送媒体Sをそのまま排出するようにしてもよい。
制御部80は、媒体検出センサ60の検出結果に基づくタイミングで、第2搬送部20により搬送されてきた搬送媒体Sの、画像読取上ユニット701と画像読取下ユニット702による画像の読み取りを開始し、読み取った画像を一次記憶して順次外部パソコンへ送信する。画像が読み取られた搬送媒体Sは第3搬送部30により排出トレイ2に排出されてその搬送媒体Sの画像読取処理が終了する。
図3は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの排出トレイ2を展開した状態の正面図である。
第2排出トレイ2bの収納状態において、第2排出トレイ2bと重なる位置に設けられた表示パネル90には、表示画面93が配置されている。
図6は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの排出トレイ2を収納した状態における上面図である。
図7は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの概略断面図である。
また、突出部130の上面には、排出トレイ2を展開したときにその下面に当接するようにしたトレイ支持部131が回動可能に設けられている。
図11は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの上部ユニット103を展開した状態の斜視図である。
図12は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの画像読取下ユニット702の取付時の斜視図である。図12(a)は画像読取下ユニット702の取付前の状態を示し、(b)は取付後の状態を示す。
これより本発明の画像読取ユニットに関する実施形態について詳しく開示する。
S 搬送媒体
1 載置台
2 排出トレイ
2a 第1排出トレイ
2b 第2排出トレイ
3、4 駆動部
5 伝達部
10 第1搬送部
11 送りローラ
12 分離ローラ
20 第2搬送部
21 駆動ローラ
22 従動ローラ
30 第3搬送部
31 駆動ローラ
32 従動ローラ
40 重送検出センサ
50、60 媒体検出センサ
73 CIS摺動モータ
74 直進カム
75 下部弾性部材
76 金属製部材
77 ピニオンギア
78 カム戻しバネ
79 ギア
80 制御部
84 通信部
90 表示パネル
91 下部パネル
93 表示画面
100 本体
101 第1ヒンジ
102 第2ヒンジ
103 上部ユニット
104 下部ユニット
105 本体ヒンジ
111 規制部材
120 排出位置調整部材
121 透光部
122 操作キー
130 突出部
131 トレイ支持部
140 上部弾性部材
141 接点部
701 画像読取上ユニット
702 画像読取下ユニット
711、712 コンタクトイメージセンサ(CIS)
721、722 色基準板
721a、722a 白基準部
721b、722b 黒部
731、732 蓋
741、742 コンタクトガラス
751、752 センサケース
760 摺動部材
770 位置検知センサ
800 透明プラテンローラ
801 円筒状背景板
802 軸
803 軸受
804 蓋
805 ギア
806 モータ
Claims (3)
- 原稿を搬送する搬送手段を有する装置本体と、
前記装置本体の搬送路に沿って装着されるセンサケースと、
前記センサケース内で前記原稿の搬送方向に移動可能に設けられ、前記原稿の一方面を読み取る読取センサと、
前記搬送路を挟んで前記読取センサに対向して設けられ、原稿搬送方向に並んで配置される第1背景部及び第2背景部を有する背景部材と、
前記読取センサを前記原稿の搬送方向に移動させるセンサ移動部材と
を備え、
前記センサ移動部材は、前記搬送路の反対側から前記センサケースに取り付けられることで前記読取センサに係合し、
前記センサ移動部材に対し、前記読取センサ側とは反対側から駆動力を伝達する駆動源を有することを特徴とする画像読取装置。 - 前記センサ移動部材は、
前記原稿の搬送方向における幅方向に移動することで前記読取センサを前記原稿の搬送方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記センサケースは、前記装置本体に設けられたセンサ収容部に載置され、
前記駆動源は、前記センサ収容部に設けられた貫通孔を介して前記センサ移動部材へ駆動力を伝達し、
前記貫通孔の周囲に、前記センサケースに向かって延びる突出部が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
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