JP2014154661A - 窒化物半導体ウェハおよび窒化物半導体ウェハのマーキング方法 - Google Patents

窒化物半導体ウェハおよび窒化物半導体ウェハのマーキング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014154661A
JP2014154661A JP2013022115A JP2013022115A JP2014154661A JP 2014154661 A JP2014154661 A JP 2014154661A JP 2013022115 A JP2013022115 A JP 2013022115A JP 2013022115 A JP2013022115 A JP 2013022115A JP 2014154661 A JP2014154661 A JP 2014154661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser mark
nitride semiconductor
semiconductor wafer
laser
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013022115A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidesato Nemoto
秀聖 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2013022115A priority Critical patent/JP2014154661A/ja
Publication of JP2014154661A publication Critical patent/JP2014154661A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

【課題】レーザマークの良好な視認性を確保し、かつ、レーザマークを起点とした割れやクラックの発生を効果的に防止することが可能な窒化物半導体ウェハおよび窒化物半導体ウェハのマーキング方法を提供する。
【解決手段】表面、裏面、もしくは端面部にレーザマーク2をマーキングした窒化物半導体ウェハであって、レーザマーク2が、SEMI規格に準拠したダブルドットによって形成される数字、英文字、もしくは記号を整列配置してなり、数字、英文字、もしくは記号の1文字あたりの最大高さが、0.7mm以上1.3mm以下であり、レーザマーク2を構成するドットの最大深さが、10μm以上100μm以下であり、かつ、ウェハ厚さに対して27%以下であるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザマークを有する窒化物半導体ウェハおよび窒化物半導体ウェハのマーキング方法に関するものである。
近年、高寿命青色レーザや高輝度青色LED、高特性電子デバイス向けに使用される窒化物半導体ウェハ(窒化物半導体基板)として、HVPE(Hydride Vapor Phase Epitaxy)法等により成長された低転位の自立型窒化ガリウムウェハ(窒化ガリウム基板)が製造されている。
自立型窒化ガリウムウェハでは、SiウェハやGaAsウェハ等と同様に、トレーサビリティ管理を容易に行うことができるように、ウェハ表面や裏面、内部、端面部などに、文字や記号よりなるマーク(識別符号)を、レーザ光を用いて刻印(マーキング)している。レーザ光を用いてマーキングされるマークをレーザマークという。
特許文献1では、窒化ガリウム基板へレーザマーキングするレーザ光の波長を400nm以下または5000nm以上に規定する点が記載されている。
特許文献2では、窒化ガリウム基板へレーザマーキングする基板面をラップ面とし、その面粗さやレーザ光の波長、マーキングする文字の形状をライン状にすることなどを規定する点が記載されている。
また、特許文献3では、窒化ガリウム基板へレーザマーキングするレーザ光の波長を450nmから1100nmまでに規定し、レーザ光のレーザ出力、レーザ波長、加工周波数、および加工速度の関係を規定する点が記載されている。
特開2003−209032号公報 特開2008−181972号公報 特開2009−295767号公報
しかしながら、上述の特許文献1〜3では、レーザマーキング後の窒化物半導体ウェハの取扱いが十分に考慮されておらず、レーザマークの視認性を確保するために深くマーキングすることが多く、落下や衝突、振動などの衝撃を加えることによりレーザマークを起点とした割れやクラックが発生したりするおそれがあった。
本発明は上記事情に鑑み為されたものであり、レーザマークの良好な視認性を確保し、かつ、レーザマークを起点とした割れやクラックの発生を効果的に防止することが可能な窒化物半導体ウェハおよび窒化物半導体ウェハのマーキング方法を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、表面、裏面、もしくは端面部にレーザマークをマーキングした窒化物半導体ウェハであって、前記レーザマークが、SEMI規格に準拠したダブルドットによって形成される数字、英文字、もしくは記号を整列配置してなり、前記数字、英文字、もしくは記号の1文字あたりの最大高さが、0.7mm以上1.3mm以下であり、前記レーザマークを構成するドットの最大深さが、10μm以上100μm以下であり、かつ、ウェハ厚さに対して27%以下である窒化物半導体ウェハである。
前記レーザマークをマーキングした窒化ガリウムウェハからなってもよい。
また、本発明は、表面、裏面、もしくは端面部にレーザマークをマーキングする窒化物半導体ウェハのマーキング方法であって、SEMI規格に準拠したダブルドットによって形成される数字、英文字、もしくは記号を整列配置してなり、前記数字、英文字、もしくは記号の1文字あたりの最大高さを0.7mm以上1.3mm以下とし、前記レーザマークを構成するドットの最大深さを10μm以上100μm以下とし、かつ、ウェハ厚さに対して27%以下として前記レーザマークを形成する窒化物半導体ウェハのマーキング方法である。
本発明によれば、レーザマークの良好な視認性を確保し、かつ、レーザマークを起点とした割れやクラックの発生を効果的に防止することが可能な窒化物半導体ウェハおよび窒化物半導体ウェハのマーキング方法を提供できる。
本発明の一実施の形態に係る窒化物半導体ウェハを裏面から見た平面図およびそのレーザマークの刻印部分の拡大図である。 本発明の実施例1の窒化物半導体ウェハにおけるレーザマークの刻印部分の顕微鏡写真である。 本発明の比較例2の窒化物半導体ウェハにおけるレーザマークの刻印部分の顕微鏡写真である。 本発明の比較例6の窒化物半導体ウェハにおけるレーザマークの刻印部分の顕微鏡写真である。 本発明の比較例11の窒化物半導体ウェハにおけるレーザマークの刻印部分の顕微鏡写真である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態に係る窒化物半導体ウェハを裏面から見た平面図およびそのレーザマークの刻印部分の拡大図である。
図1に示すように、窒化物半導体ウェハ1は、表面(デバイス作製面)、裏面(デバイス作製面と反対側の面)、もしくは端面部にレーザマーク2をマーキングしたものである。図1では、一例として裏面Rにレーザマーク2をマーキングする場合を示しているが、レーザマーク2をマークする面や位置等は特に限定されるものではない。
本実施の形態では、窒化物半導体ウェハ1として、低転位の自立型窒化ガリウムウェハ(窒化ガリウム基板)を用いる。低転位の自立型窒化ガリウムウェハは、HVPE(Hydride Vapor Phase Epitaxy)法やMOVPE(Metal Organic Vapor Phase Epitaxy)法などを用いて作製することができる。
また、窒化ガリウムウェハとしては、円筒研削機や面取機などを用いて、必要に応じて外形加工、OF(オリエンテーションフラット)加工、IF(インデックスフラット)加工、面取加工を行ったものを用いるとよく、さらに、平坦な面を得るために、必要に応じて研削加工(グラインディング)、ラップ加工(ラッピング)、エッチング加工、研磨加工(ポリッシング)などの平坦化加工を行ったものを用いるとよい。なお、平坦化加工後にOF加工、IF加工、面取加工等を行うなど、加工の手順は適宜変更可能である。
なお、研削加工とは、ダイヤモンドのカップホイール砥石を用いて、窒化ガリウムウェハと砥石とを擦り合わせて削る工程であり、ラップ加工とは、錫や銅などの比較的柔らかい定盤を用い、定盤の最上部に一定の周期を持たせた溝を作製し、そこへダイヤモンド砥粒を分散させたラップ材を埋込み、その上へ窒化ガリウムウェハを擦り合わせて磨く工程である。研磨加工は、不織布や発泡ポリウレタン、または硬質ウレタンなどの研磨布を硬い定盤に貼り、そこへコロイダルシリカなどを含む強酸もしくは強アルカリ性の研磨剤を流しながら、窒化ガリウムウェハを研磨布に擦り合わせてミラー面に磨き上げる工程である。
レーザマーク2は、ドットマトリクスにより形成されている。本実施の形態に係る窒化物半導体ウェハ1では、レーザマーク2が、SEMI規格に準拠したダブルドット(ダブルドットマトリクス)によって形成される数字、英文字、もしくは記号(以下、文字等という)からなる。SEMI規格(SEMI−OCRフォント)のダブルドットは、最大縦10個、横18個のドットマトリクスにより文字等を表現するものであり、文字等を構成する線分が2列(または3列)のドット3により表されるようになっている。なお、レーザマーク2は、文字として数字や英文字等を含み、記号として各種符号やバーコード等を含む。
レーザマーク2の文字等をドットマトリクスで形成することにより、レーザマーク2の文字等をライン状に形成する場合と比較して、レーザ光を照射した際にウェハに導入される歪量を大幅に抑えることが可能になる。レーザマーク2の文字等をライン状に形成した場合、歪量が多い領域が直線状に連続してウェハに導入されることとなり、直線状の深いキズやスクラッチと同様にレーザマーク2を起点に割れやクラックが発生し易くなる。
また、レーザマーク2の文字等をSEMI規格に準じたダブルドットで形成することにより、縦5個、横9個のドットマトリクスで表されるシングルドット(シングルドットマトリクス)で形成した場合と比較して、視認性を格段に向上させることが可能になる。シングルドットで形成したレーザマーク2の視認性を良好に保つためには、レーザマークの深さを100μmより大きくする必要があり、ウェハが割れ易くなってしまうと共にレーザマーキング時間も長くなる。
レーザマーク2は、複数の文字等を横方向(または縦方向)に整列配置してなる。本実施の形態では、複数の文字等の1文字あたりの最大高さ(以下、文字等の最大高さという)hを、0.7mm以上1.3mm以下とすることが好ましい。ここで、文字等の最大高さhとは、図1に示すように、1文字の最上辺を構成するダブルドットの上下ドット間の中心を通る架空線aと、最下辺を構成するダブルドットの上下ドット間の中心を通る架空線bの距離と定義する。また、文字等の1文字あたりの横幅の大きさwは、最大高さhの1/2であることが好ましい。なお、横幅の大きさwは、最大高さhと同様に、左右の辺を構成するダブルドットの左右ドット間中心を通るそれぞれの架空線間の距離と定義することができる。
これは、文字等の最大高さhが0.7mm未満であると、文字等の大きさが小さくなることにより内容識別が困難となり、結果的に視認性が悪くなってしまい、文字等の最大高さhが1.3mmより大きくなると、ドット3の間隔が広くなり文字等が存在することを認識し難くなり、視認性が悪化してしまうためである。視認性をより向上させるためには、レーザマーク2の文字等の最大高さhを0.95mm以上1.05mm以下とすることがより望ましい。
また、本実施の形態では、レーザマーク2を構成するドット3の最大深さ(マーキング最大深さ)を、10μm以上100μm以下とした。これは、レーザマーク2を構成するドット3の最大深さを10μm未満とすると、レーザマーク2の良好な視認性が得られず、100μmより大きいとウェハが割れ易くなってしまうためである。視認性をより高めウェハの割れをより効果的に抑制するためには、レーザマーク2を構成するドット3の最大深さを40μm以上60μm以下とすることがより好ましい。なお、ウェハ厚さによっては、ドット3の最大深さが100μmに近くなると割れ易くなる場合もあるため、レーザマーク2を構成するドットの最大深さは、ウェハ厚さに対して27%以下とする。
レーザマーク2をマーキングする際には、まず、平坦化加工および外径・外周加工を施した窒化ガリウムウェハを、レーザマーキングする面(ここでは裏面R)を上面にして、レーザマーキング装置のステージに搭載する。
その後、レーザマーキング装置を操作して、レーザマーク2のフォント(ここではSEMI規格に準じたダブルドット)を選択し、レーザマーク2のマーキング深さ(レーザマーク2の文字等を構成するドット3の最大深さ)を、周波数、電流値、重ね打ち回数により調整して設定する(なお、従来のようにレーザマークをライン状とする場合には、深さをマーキングスピードを調整して設定することになる)。文字等の最大高さhは、レーザマーキング装置に数値を入力することにより設定可能である。
レーザマーキングの条件を設定した後、窒化ガリウムウェハの所定の面(所望の部位)にレーザマーキングを行う。そして、レーザマーキング終了後に、ステージから窒化ガリウムウェハを取り外す。これにより、本実施の形態に係る窒化物半導体ウェハを得ることができる。
なお、レーザマーキングの条件としては、周波数20kHzのレーザ光を使用する場合、重ね打ち回数を3回とすることが好ましく、これにより、ドット3の深さを増し、ドット3の(溝の)断面形状もV字状からU字状に近づいて、視認性をより向上させることが可能になる。なお、重ね打ち回数は特に規定されるものではないが、10回を超えて重ね打ちした場合、ドット3の深さが深くなりすぎ、ウェハが割れ易くなる。
以上説明したように、本実施の形態に係る窒化物半導体ウェハ1では、レーザマーク2が、SEMI規格に準拠したダブルドットによって形成される数字、英文字、もしくは記号を整列配置してなり、数字、英文字、もしくは記号の1文字あたりの最大高さを0.7mm以上1.3mm以下とし、レーザマーク2を構成するドット3の最大深さを10μm以上100μm以下とし、かつ、ウェハ厚さに対して27%以下としている。
これにより、レーザマーク2の視認性を向上させ、かつ、取扱い時の落下や衝突、振動などの外部衝撃を加えても、レーザマーク2を起点とした割れやクラック等の発生を格段に抑制することが可能となる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
表面をミラー面、裏面Rをラップエッチ面を有する窒化ガリウムウェハの裏面にレーザマーキングを行い、実施例1〜9の窒化物半導体ウェハ1を作製した。
まず、レーザマーキング装置のステージに裏面が上面になるように窒化ガリウムウェハをセットし、OF部により位置合わせを行った。その後、レーザマーキングの条件として、レーザマーク2の文字等にSEMI規格に準じたダブルドットのフォントを選定し、ドット3の最大深さが15、50、90μm程度になるように、電流値を18.5A、周波数を20kHz、重ね打ち回数を1、3、10回に設定し、文字等の最大高さhが1.0mmになるように設定して、レーザマーキングを実施した。
さらに、比較のために、実施例1〜9と同様の窒化ガリウムウェハに対して下記のようにレーザマーキングを実施し、比較例1〜14の窒化物半導体ウェハを作製した。
比較例1〜3では、電流値18.5A、周波数5kHz、マーキングスピード1、2、10mm/sとしてライン状のレーザマークを形成した。
比較例4〜6では、電流値18.5A、周波数20kHz、重ね打ち回数10回として、SEMI規格に準拠したシングルドットとなるようにフォントを選定してレーザマークを形成した。
比較例7〜14では、SEMI規格に準拠したダブルドットとなるようにフォントを選定してレーザマークを形成した。
比較例7では、電流値18.5A、周波数5kHz、重ね打ち回数1回として、レーザマークのドットの最大深さが10μm未満の8μmとなるように調整した。比較例14では、電流値18.5A、周波数20kHz、重ね打ち回数12回として、ドットの最大深さが100μmより大きく105μmとなるように調整した。
比較例8〜11では、電流値18.5A、周波数20kHz、重ね打ち回数3回または10回とし、文字等の最大高さhを0.7mm未満の0.4mm、あるいは1.3mmより大きい1.8mmとして、レーザマーキングを実施した。
比較例12、13では、電流値18.5A、周波数20kHz、重ね打ち回数10回とし、ドットの最大深さがウェハ厚さに対して27%より大きい29%、28%となるように調整して、レーザマーキングを実施した。
作製した実施例1〜9および比較例1〜14の窒化物半導体ウェハのレーザマークのドットの最大深さを測定すると共に、レーザマークの視認性、および外部衝撃を加えた際の割れやクラックの発生状況を評価した。
視認性の評価は、照度1000〜2000ルクスの蛍光灯下で、窒化物半導体ウェハから10〜30cm離れた位置で目視にて確認し、レーザマークを識別できるかどうかで評価した。レーザマークが問題なく識別できれば「○」、識別にやや難がある場合は「△」、識別できなければ「×」とした。
外部衝撃後の状況の評価は、評価対象となる窒化物半導体ウェハを3枚用意し、各窒化物半導体ウェハをウェハトレイに収納した状態で、高さ30cmの位置から床と水平に自然落下させ、3枚中何枚割れが発生したかを評価した。割れが発生しない場合を「○」、1枚でも割れが発生した場合を「×」とした。
また、総合判定として、視認性と外部衝撃の評価結果がどちらも「○」である場合を「○」、どちらか一方が「○」で他方が「△」である場合を「△」、どちらか一方の評価が「×」である場合を「×」とした。
表1に、実施例1〜9および比較例1〜14それぞれのレーザマーキングの条件、および視認性、外部衝撃後の状況の評価結果をまとめて示す。また、実施例1、比較例2、比較例6、比較例11のレーザマーク周辺の顕微鏡写真を図2〜5にそれぞれ示す。
表1および図2に示すように、マーキングタイプをダブルドットとし、ドット3の最大深さを10μmより大きく100μm以下とし、かつ、文字等の最大高さhを0.7mm以上1.3mm以下とした実施例1〜9では、視認性が良好で外部衝撃後も割れ等が発生せず、総合判定で良好な結果が得られた。
これに対して、表1および図3に示すように、マーキングタイプをライン状とした比較例1〜3では、視認性は良好であるものの、外部衝撃によりレーザマークを起点とした割れが発生した。
また、表1および図4に示すように、マーキングタイプをシングルドットとした比較例4〜6では、良好な視認性が得られなかった。
さらに、マーキングタイプをダブルドットとした場合であっても、ドットの最大深さを10μm未満とした比較例7では良好な視認性が得られず、ドットの最大深さを100μmより大きくした比較例14では外部衝撃によりレーザマークを起点とした割れが発生した。
さらにまた、マーキングタイプをダブルドットとし、ドットの最大深さを10μm以上100μm以下とした場合であっても、文字等の最大高さhを0.7mm未満とした比較例8、10では文字が小さすぎて良好な視認性が得られず、文字等の最大高さを1.3mmより大きくした比較例9、11では、図5に示されるとおり、ドットの最大深さは十分であっても、ドットの間隔が広くなり良好な視認性は得られなかった。
また、マーキングタイプをダブルドットとし、ドットの最大深さを10μm以上100μm以下とし、かつ、文字等の最大高さhを0.7mm以上1.3mm以下とした場合であっても、ドットの最大深さをウェハ厚さに対して27%より大きくした比較例12、13では、外部衝撃によりレーザマークを起点とした割れが発生した。
1 窒化物半導体ウェハ
2 レーザマーク
3 ドット

Claims (3)

  1. 表面、裏面、もしくは端面部にレーザマークをマーキングした窒化物半導体ウェハであって、
    前記レーザマークが、SEMI規格に準拠したダブルドットによって形成される数字、英文字、もしくは記号を整列配置してなり、
    前記数字、英文字、もしくは記号の1文字あたりの最大高さが、0.7mm以上1.3mm以下であり、
    前記レーザマークを構成するドットの最大深さが、10μm以上100μm以下であり、かつ、ウェハ厚さに対して27%以下である
    ことを特徴とする窒化物半導体ウェハ。
  2. 前記レーザマークをマーキングした窒化ガリウムウェハからなる
    請求項1記載の窒化物半導体ウェハ。
  3. 表面、裏面、もしくは端面部にレーザマークをマーキングする窒化物半導体ウェハのマーキング方法であって、
    SEMI規格に準拠したダブルドットによって形成される数字、英文字、もしくは記号を整列配置してなり、
    前記数字、英文字、もしくは記号の1文字あたりの最大高さを0.7mm以上1.3mm以下とし、
    前記レーザマークを構成するドットの最大深さを10μm以上100μm以下とし、かつ、ウェハ厚さに対して27%以下として前記レーザマークを形成する
    ことを特徴とする窒化物半導体ウェハのマーキング方法。
JP2013022115A 2013-02-07 2013-02-07 窒化物半導体ウェハおよび窒化物半導体ウェハのマーキング方法 Pending JP2014154661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013022115A JP2014154661A (ja) 2013-02-07 2013-02-07 窒化物半導体ウェハおよび窒化物半導体ウェハのマーキング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013022115A JP2014154661A (ja) 2013-02-07 2013-02-07 窒化物半導体ウェハおよび窒化物半導体ウェハのマーキング方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014154661A true JP2014154661A (ja) 2014-08-25

Family

ID=51576240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013022115A Pending JP2014154661A (ja) 2013-02-07 2013-02-07 窒化物半導体ウェハおよび窒化物半導体ウェハのマーキング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014154661A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109195739A (zh) * 2016-06-03 2019-01-11 多佛欧洲有限公司 用于在金属化基材上产生激光标记的系统和方法
WO2024004994A1 (ja) * 2022-06-28 2024-01-04 株式会社ノベルクリスタルテクノロジー 半導体基板

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5984515A (ja) * 1982-11-08 1984-05-16 Toshiba Corp レ−ザ光による半導体基板へのマ−キング方法
JPS60206130A (ja) * 1984-03-30 1985-10-17 Fujitsu Ltd 半導体基板のマ−キング方法
JPH10156560A (ja) * 1996-11-27 1998-06-16 Nec Corp レーザマーキング装置および方法
JP2003209032A (ja) * 2002-01-17 2003-07-25 Sumitomo Electric Ind Ltd 窒化ガリウムウエハおよび窒化ガリウムウエハのマーキング方法
JP2007180200A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Yamaha Corp 識別マークの読取方法及び識別マークの読取装置
JP2011187706A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Sumco Corp シリコンウェーハの製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5984515A (ja) * 1982-11-08 1984-05-16 Toshiba Corp レ−ザ光による半導体基板へのマ−キング方法
JPS60206130A (ja) * 1984-03-30 1985-10-17 Fujitsu Ltd 半導体基板のマ−キング方法
JPH10156560A (ja) * 1996-11-27 1998-06-16 Nec Corp レーザマーキング装置および方法
JP2003209032A (ja) * 2002-01-17 2003-07-25 Sumitomo Electric Ind Ltd 窒化ガリウムウエハおよび窒化ガリウムウエハのマーキング方法
JP2007180200A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Yamaha Corp 識別マークの読取方法及び識別マークの読取装置
JP2011187706A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Sumco Corp シリコンウェーハの製造方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
SEMI AUX015-1106, JPN6016045876, July 2006 (2006-07-01), pages 1 - 7, ISSN: 0003450297 *

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109195739A (zh) * 2016-06-03 2019-01-11 多佛欧洲有限公司 用于在金属化基材上产生激光标记的系统和方法
US10946477B2 (en) 2016-06-03 2021-03-16 Dover Europe Sarl System and methods for generating laser markings on metallised substrates
WO2024004994A1 (ja) * 2022-06-28 2024-01-04 株式会社ノベルクリスタルテクノロジー 半導体基板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9508655B2 (en) Method for forming identification marks on refractory material single crystal substrate, and refractory material single crystal substrate
JP2015154075A (ja) ウェハーの製造方法及びそれによって製造されたウェハー
JP3580311B1 (ja) 表裏識別した矩形窒化物半導体基板
US20140205803A1 (en) Method for forming identification marks on silicon carbide single crystal substrate, and silicon carbide single crystal substrate
CN113169034B (zh) 带激光标记的硅晶圆的制造方法
TW201437163A (zh) 刻劃輪、刻劃裝置及刻劃輪之製造方法
JP2011084453A (ja) ガラス基板およびその製造方法
JP2011187706A (ja) シリコンウェーハの製造方法
JP4878738B2 (ja) 半導体デバイスの加工方法
JP2014154661A (ja) 窒化物半導体ウェハおよび窒化物半導体ウェハのマーキング方法
JP2011084452A (ja) ガラス基板およびその製造方法
CN103430281A (zh) 用于半导体元件的基板的处理方法
JP4967681B2 (ja) 窒化ガリウム基板のマーキング方法
JP2010092975A (ja) 窒化物半導体基板
CN109148260B (zh) 激光标记的刻印方法、带激光标记的硅晶片及其制造方法
JP6747376B2 (ja) シリコンウエーハの研磨方法
JP2015157733A (ja) 化学強化ガラス板の製造方法
JP2007234945A (ja) レーザーマーキングウェーハおよびその製造方法
JP2006007677A (ja) ダイヤモンド多結晶体スクライバー
US20200270174A1 (en) Method for manufacturing disk-shaped glass substrate, method for manufacturing thin glass substrate, method for manufacturing light-guiding plate, and disk-shaped glass substrate
US12083624B2 (en) Method of printing laser mark and method of producing laser-marked silicon wafer
JP2009295767A (ja) 窒化物半導体基板のマーキング方法及び窒化物半導体基板
WO2024111178A1 (ja) レーザーマーク付きシリコンウェーハ及びその製造方法
JP5846223B2 (ja) 基板および発光素子
KR20100074826A (ko) 웨이퍼의 레이저 마크 형성 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20150519

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20151130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161216

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170124