JP2014154616A - チャンバ及び極端紫外光生成装置 - Google Patents

チャンバ及び極端紫外光生成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】露光装置からの要求を満たすEUV光を出力する。
【解決手段】一実施形態は、ターゲット物質にレーザ光を照射することによって極端紫外光を生成する極端紫外光生成装置、に使用されるチャンバであって、チャンバ容器と、前記チャンバ容器内において、前記ターゲット物質がプラズマ化される所定領域と前記チャンバ容器との間に配置され、前記ターゲット物質のプラズマ化によって前記所定領域で発生する熱を吸収するヒートシールドと、前記ヒートシールドを前記チャンバ容器に取り付ける支持部と、を含み、前記支持部は、前記ヒートシールドの前記熱による変形に伴い伸縮することによって前記ヒートシールドの熱変形の応力を吸収する吸収部を含んでいてもよい。
【選択図】図2

Description

本発明は、チャンバ及び極端紫外(EUV)光生成装置に関する。
近年、半導体プロセスの微細化に伴って、半導体プロセスの光リソグラフィにおける転写パターンの微細化が急速に進展している。次世代においては、70nm〜45nmの微細加工、さらには32nm以下の微細加工が要求されるようになる。このため、たとえば32nm以下の微細加工の要求に応えるべく、波長13nm程度のEUV光を生成する極端紫外光生成装置と縮小投影反射光学系(reduced projection reflective optics)とを組み合わせた露光装置の開発が期待されている。
極端紫外光生成装置としては、ターゲット物質にレーザビームを照射することによって生成されるプラズマを用いたLPP(Laser Produced Plasma:レーザ励起プラズマ)方式の装置と、放電によって生成されるプラズマを用いたDPP(Discharge Produced Plasma)方式の装置と、軌道放射光を用いたSR(Synchrotron Radiation)方式の装置との3種類の装置が提案されている。
特開2012−109218号公報 特開2003−229298号公報
概要
本発明の一態様は、ターゲット物質にレーザ光を照射することによって極端紫外光を生成する極端紫外光生成装置、に使用されるチャンバであって、チャンバ容器と、前記チャンバ容器内において、前記ターゲット物質がプラズマ化される所定領域と前記チャンバ容器との間に配置され、前記ターゲット物質のプラズマ化によって前記所定領域で発生する熱を吸収するヒートシールドと、前記ヒートシールドを前記チャンバ容器に取り付ける支持部と、を含み、前記ヒートシールド及び前記支持部の少なくとも一つは、前記ヒートシールドの前記熱による変形に伴い伸縮することによって前記ヒートシールドの熱変形の応力を吸収する吸収部を含んでいてもよい。
本発明の他の態様は、ターゲット物質にレーザ光を照射することによって極端紫外光を生成する極端紫外光生成装置、に使用されるチャンバであって、チャンバ容器と、前記チャンバ容器内において、前記ターゲット物質がプラズマ化される所定領域と前記チャンバ容器との間に配置され、前記ターゲット物質のプラズマ化によって前記所定領域で発生する熱を吸収するヒートシールドと、前記ヒートシールドを前記チャンバ容器に取り付ける支持部と、を含み、前記ヒートシールドは、筒状であって、前記レーザ光の入射側から前記極端紫外光の出力側に延び、前記ヒートシールドは、前記ヒートシールドの一方の端から他方の端まで延び、前記ヒートシールドの前記熱変形に伴い伸縮するスロットを含んでいてもよい。
本開示のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、例示的なLPP式のEUV光生成装置の概略構成を示す。 図2は、第1の実施形態にかかるEUV光生成装置における一部構成の模式的な断面図を示す。 図3Aは、第1の実施形態におけるチャンバの構成を模式的に示す。 図3Bは、図3Aの切断線IIIB−IIIBにおける断面図を示す。 図4Aは、第2の実施形態におけるチャンバの構成を模式的に示す。 図4Bは、図4Aの切断線IVB−IVBにおける断面図を示す。 図5Aは、第3の実施形態のチャンバにおけるヒートシールド及び支持部の構成を模式的に示す。 図5Bは、図5Aの円Bで囲まれた部分の拡大図を示す。 図6Aは、第4の実施形態におけるチャンバの構成を模式的に示す。 図6Bは、図6Aの切断線VIB−VIBにおける断面図を示す。 図6Cは、図6Aの切断線VIC−VICにおける断面図を示す。 図7Aは、第4の実施形態における支持部の他の構成例を模式的に示す。 図7Bは、第4の実施形態における支持部の他の構成例を模式的に示す。 図8Aは、第5の実施形態におけるチャンバの構成を模式的に示す。 図8Bは、図8Aの切断線VIIIB−VIIIBにおける断面図を示す。 図9Aは、第6の実施形態におけるチャンバの構成を模式的に示す。 図9Bは、図9Aにおいて円Bで囲まれた部分の拡大図を示す。 図10は、第7の実施形態におけるチャンバの構成を模式的に示す。 図11は、他の例示的なLPP式のEUV光生成装置の概略構成を示す。
実施形態
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。以下に説明される実施形態は、本開示のいくつかの例を示すものであって、本開示の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成及び動作の全てが本開示の構成及び動作として必須であるとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
<内容>
1.概要
チャンバの熱歪の抑制
2.用語の説明
3.極端紫外光生成装置
3.1 構成
3.2 動作
4.ヒートシールドを含むEUV光生成装置
4.1 構成
4.2 動作
4.3 作用
5.チャンバ構成のバリエーション
5.1 第1の実施形態
5.2 第2の実施形態
5.3 第3の実施形態
5.4 第4の実施形態
5.5 第5の実施形態
5.6 第6の実施形態
5.7 第7の実施形態
6.ヒートシールドを含むEUV光生成装置の他の構成例
1.概要
LPP(Laser Produced Plasma)式の極端紫外(EUV)光生成装置は、チャンバ容器内のプラズマ生成領域にターゲット物質を供給し、ターゲットにレーザ光を照射してターゲットをプラズマ化することにより、EUV光を生成してもよい。生成されたEUV光は、チャンバ容器内に配置されたEUV集光ミラーによって集光され、露光装置等に供給されてもよい。
チャンバ容器が、プラズマからの輻射光及びレーザ散乱光を吸収すると、チャンバ容器が熱変形し得る。チャンバ容器が熱変形すると、チャンバ容器に固定されているデバイス位置が変化し得る。例えば、ターゲット物質供給装置やEUV集光ミラーがチャンバ容器に固定されていることがある。チャンバ容器の熱変形によりこれらの位置や姿勢が変化すると、プラズマ発光点又は中間集光点IF(Intermediate Focus)位置が変化し得る。この場合、露光装置からの要求を満たすEUV光を出力することは難しくなり得る。
そこで、本開示の1つの観点によれば、LPP式のEUV光生成装置に使用されるチャンバ容器内に、プラズマからの輻射光及びレーザ散乱光を吸収するヒートシールドが配置されてもよい。ヒートシールドは、プラズマからの輻射光及びレーザ散乱光によるチャンバ容器の熱変形を低減し得る。
さらに、ヒートシールドは、支持部によって、チャンバ容器に支持されてもよい。ヒートシールド及び支持部の少なくとも一つは、ヒートシールドの熱変形に伴って生じる応力を吸収する吸収部を含んでもよい。これによって、ヒートシールドの熱変形による大きな応力がチャンバ容器に伝わることを防ぎ、チャンバ容器の形状及びそれに固定されているデバイス位置の安定性を改善し得る。
2.用語の説明
本明細書において使用される幾つかの用語を以下に説明する。「チャンバ容器」は、LPP式のEUV光生成装置において、プラズマの生成が行われる空間を外部から隔絶するための容器である。「チャンバ」は、チャンバ容器及びそれに付随する部品から構成され、チャンバ容器、チャンバ容器内のヒートシールド及びそれらを接続してヒートシールドを支持する支持部を少なくとも含む、EUV光生成装置の部品である。
「ターゲット供給装置」は、EUV光を生成するために用いられるスズ等のターゲット物質をチャンバ容器内に供給する装置である。ターゲット供給装置が出力するターゲット物質はドロップレット、連続流、粉体流等で出力されてもよい。「EUV集光ミラー」は、プラズマから放射されるEUV光を反射してチャンバ容器外に出力するためのミラーである。
3.極端紫外光生成システムの全体説明
3.1 構成
図1は、例示的なLPP式のEUV光生成装置(極端紫外光生成装置)1の概略構成を示す。EUV光生成装置1は、少なくとも1つのレーザシステム3と共に用いてもよい。以下においては、EUV光生成装置1及びレーザシステム3を含むシステムを、EUV光生成システム(極端紫外光生成システム)11と称する。図1に示し、かつ、以下に詳細に説明するように、EUV光生成装置1は、チャンバ容器2を含んでもよい。チャンバ容器2は、密閉可能であってもよい。
また、EUV光生成装置1は、ターゲット供給装置(例えば、ドロップレット生成器26)をさらに含んでもよい。ターゲット供給装置は、例えば、チャンバ容器2の壁を貫通するように取り付けられていてもよい。ターゲット供給装置から供給されるターゲット物質の材料は、スズ、テルビウム、ガドリニウム、リチウム、キセノン、又は、それらの内のいずれか2つ以上の組合せを含んでもよいが、これらに限定されない。
チャンバ容器2の壁には、少なくとも1つの貫通孔が設けられていてもよい。その貫通孔には、ウインドウ21が設けられていてもよく、ウインドウ21をレーザシステム3から出力されるパルスレーザ光32が透過してもよい。
チャンバ容器2の内部には、例えば、回転楕円面形状の反射面を有するEUV集光ミラー23が配置されてもよい。EUV集光ミラー23は、第1の焦点及び第2の焦点を有する。EUV集光ミラー23の表面には、例えば、モリブデンとシリコンとが交互に積層された多層反射膜が形成されていてもよい。
EUV集光ミラー23は、例えば、その第1の焦点が、プラズマ発生位置又はその近傍(プラズマ生成領域25)に位置し、その第2の焦点が、外部装置(例えば、露光装置6)の仕様によって規定される所定の集光位置(中間集光点(IF)292)に位置するように配置されるのが好ましい。EUV集光ミラー23の中央部には、パルスレーザ光33が通過することができる貫通孔24が設けられていてもよい。
チャンバ容器2の内部には、ヒートシールド201が配置されてもよい。ヒートシールド201は、プラズマからの輻射光やレーザ散乱光による熱を吸収してもよい。これによって、プラズマからの輻射光やレーザ散乱光の吸収によるチャンバ容器2の熱変形を低減し得る。
EUV光生成装置1は、EUV光生成制御システム5を含んでもよい。また、EUV光生成装置1は、ターゲットセンサ4を含んでもよい。ターゲットセンサ4は、ターゲットの存在、軌道、位置の内の少なくとも1つを検出してもよい。ターゲットセンサ4は、撮像機能を有していてもよい。
さらに、EUV光生成装置1は、チャンバ容器2の内部と露光装置6の内部とを連通する接続部29を含んでもよい。接続部29内部には、アパーチャ(aperture)が形成された壁291を設けてもよい。壁291は、そのアパーチャがEUV集光ミラー23の第2の焦点位置に位置するように配置されてもよい。
さらに、EUV光生成装置1は、レーザ光進行方向制御装置34、レーザ光集光ミラー22、ドロップレットターゲット27を回収するターゲット回収器28等を含んでもよい。レーザ光進行方向制御装置34は、レーザ光の進行方向を制御するために、レーザ光の進行方向を規定する光学素子と、この光学素子の位置又は姿勢を調整するための駆動装置とを備えてもよい。
3.2 動作
図1を参照すると、レーザシステム3から出力されたパルスレーザ光31は、レーザ光進行方向制御装置34を経て、パルスレーザ光32としてウインドウ21を透過してチャンバ容器2内に入射してもよい。パルスレーザ光32は、少なくとも1つのレーザ光経路に沿ってチャンバ容器2内に進み、レーザ光集光ミラー22で反射されて、パルスレーザ光33として少なくとも1つのドロップレットターゲット27に照射されてもよい。
ドロップレット生成器26は、ドロップレットターゲット27をチャンバ容器2内部のプラズマ生成領域25に向けて出力してもよい。ドロップレットターゲット27には、パルスレーザ光33に含まれる少なくとも1つのパルスが照射される。パルスレーザ光が照射されたドロップレットターゲット27はプラズマ化し、そのプラズマからEUV光251が生成される。
EUV光251は、EUV集光ミラー23によって反射され集光されてもよい。EUV集光ミラー23によって反射されたEUV光252は、中間集光点292を通って露光装置6に出力されてもよい。なお、1つのドロップレットターゲット27に、パルスレーザ光33に含まれる複数のパルスが照射されてもよい。
EUV光生成制御システム5は、EUV光生成システム11全体の制御を統括してもよい。EUV光生成制御システム5は、ターゲットセンサ4によって撮像されたドロップレットターゲット27のイメージデータ等を処理してもよい。また、EUV光生成制御システム5は、例えば、ドロップレットターゲット27を出力するタイミングの制御及びドロップレットターゲット27の出力方向の制御の内の少なくとも1つを行ってもよい。
さらに、EUV光生成制御システム5は、例えば、レーザシステム3のレーザ発振タイミングの制御、パルスレーザ光32の進行方向の制御、及び、パルスレーザ光33の集光位置の制御の内の少なくとも1つを行ってもよい。上述の様々な制御は単なる例示に過ぎず、必要に応じて他の制御を追加してもよい。
4.EUV光生成装置
4.1 構成
図2は、第1の実施形態にかかるEUV光生成装置1における一部構成を模式的に示す断面図を示す。図2は、チャンバ容器2及びそれに支持されている構成要素を模式的に示している。図2において、A方向、B方向及びC方向は、それぞれ、筒の径方向、(筒)中心軸方向及び周方向を示している。
チャンバ容器2は、EUV光の生成が行われる内部空間を密閉可能なよう構成されてもよい。チャンバ容器2内が低圧に維持されるように、チャンバ容器2の内部空間と大気とを隔絶する部品は気密に取り付けられてもよい。チャンバ容器2の内部は所定の圧力(大気よりも低圧)に保持されてもよい。
チャンバ容器2は、支持台115に対して、鉛直方向(図2における上下方向)から所定角度傾いて固定されていてもよい。チャンバ容器2は、筒状でもよく、例えば、円筒状又は角筒状でもよい。チャンバ容器2が円筒状である場合の内径は、筒中心軸方向において一定でなくてもよい。
筒状のチャンバ容器2は、筒中心軸に垂直な壁271、272及び筒中心軸に沿って延びる側壁273を含んでもよい。筒状チャンバ容器2の壁271は孔を有していない閉じた壁であってよいし、レーザ光が通過するための孔を有する壁でもよい。壁272はEUV光が通過するための孔を有する壁でもよい。他の例において、壁271は孔を有していてもよいし、壁271はチャンバ容器2以外の構成物で代用してもよい。また、272は存在しなくてもよい。
図2に示すように、レーザ光集光ミラー22は、ホルダ221を介して、チャンバ容器2内に取り付けられてもよい。ホルダ221は、レーザ光集光ミラー22と壁271の内面とを相互接続し、レーザ光集光ミラー22をチャンバ容器2内に固定してもよい。
EUV集光ミラー23は、ホルダ231を介して、チャンバ容器2内に取り付けられてもよい。ホルダ231は、EUV集光ミラー23と側壁273内面とを相互接続し、レーザ光集光ミラー22をチャンバ容器内2に固定してもよい。
ターゲット物質生成装置であるドロップレット生成器26は、ホルダ261を介して、チャンバ容器2に取り付けられてもよい。ホルダ261は、ドロップレット生成器26と側壁273とを相互接続し、ドロップレット生成器26を側壁273に固定してもよい。ターゲット回収器28は、ホルダ281を介して、チャンバ容器2に取り付けられてもよい。ホルダ281は、ターゲット回収器28と側壁273内面とを相互接続し、ターゲット回収器28を、ドロップレット生成器26の反対側において、チャンバ容器2に固定してもよい。
ターゲットセンサ4は、ホルダ41を介して、チャンバ容器2に取り付けられてもよい。ホルダ41は、ターゲットセンサ4と側壁273とを相互接続し、ターゲットセンサ4を側壁273に固定してもよい。ターゲットセンサ4が撮像装置である場合は、ドロップレット27が視野に入る位置に取り付けられてもよい。ターゲットセンサ4は、側壁273に固定されたウインドウ42を透過した光により、ターゲット物質の存在、軌道、位置の内の少なくとも1つを検出してもよい。
チャンバ容器2に取り付けられる上記デバイスの位置は、上記例に限定されない。EUV光生成装置1の設計に応じて、上記デバイスは他の位置に取り付けられてもよい。
図2に示すように、ヒートシールド201は、支持部211、212、213、214を介して、チャンバ容器2内に取り付けられてもよい。一つ又は複数の支持部が、ヒートシールド201とチャンバ容器2内壁を相互接続してもよい。
ヒートシールド201は、筒状でもよい。ヒートシールド201は、貫通孔(上端孔)202及び貫通孔(下端孔)203を含み、側壁からなる筒状体でもよい。ヒートシールド201は、EUV集光ミラー23からチャンバ壁272に向かう方向(EUV光進行方向)に延びていてもよい。例えば、筒状ヒートシールド201の筒中心軸は、プラズマ生成領域25とIF292とを結ぶ線に一致してもよい。ヒートシールド201は、露光に利用されるEUV光を遮ることがなければ、貫通孔202、203のそれぞれの一部を塞ぐ壁を有していてもよい。
ヒートシールド201は、プラズマ生成領域25とチャンバ容器2との間に配置されていてもよい。ヒートシールド201で囲まれた空間(内部空間)は、プラズマ生成領域25を含み、EUV集光ミラー23からチャンバ壁272の間の空間の少なくとも一部を含んでいてもよい。
ヒートシールド201の一部は、径方向(図2におけるA方向)において見た場合に、EUV集光ミラー23と重なり、EUV集光ミラー23の一部又は全部がヒートシールド201の内部空間内に収容されていてもよい。ヒートシールド201のEUV集光ミラー23側端(下端)が、EUV集光ミラー23よりもチャンバ壁272に近い空間に配置されており、EUV集光ミラー23の全部がヒートシールド201の内部空間外にあってもよい。
図2に示すように、ヒートシールド201は円錐台状筒体であってもよい。円形孔202の径は、円形孔203よりも小さくてもよい。EUV集光ミラー23により反射されたEUV光を遮らない範囲で、ヒートシールド201の径はEUV光の進む方向に向かって線形減少してもよい。他の例において、ヒートシールド201の径は一定でもよい。ヒートシールド201は、例えば、円筒状、楕円筒状又は角筒状でもよい。
ヒートシールド201は、側面に形成された貫通孔を含んでもよい。貫通孔は、例えば二つの貫通孔204、205でもよい。貫通孔204は、ドロップレット生成器26からプラズマ生成領域25向けて放出されたドロップレットターゲット27が通過する孔であってもよい。ターゲットセンサ4は、通孔204を通過する光により、ドロップレットターゲット27の位置等を検出してもよい。
貫通孔205は、通孔204の反対側に形成されていてもよい。貫通孔205は、ターゲット回収器28に回収されるドロップレットターゲット27が通過する孔であってもよい。
ヒートシールド201は、冷却媒体流路206を含んでいてもよい。冷却媒体流路206は螺旋状で、ヒートシールド201の側壁内に形成されていてもよい。ヒートシールド201は、チャンバ容器と同じ材料又は異なる材料で形成されていてもよい。ヒートシールド201は、金属で形成されていてもよく、例えば、アルミニウムで形成されていてもよい。
冷却媒体導入管207は、チャンバ容器2外面と冷却媒体流路206の入り口との間を接続してもよい。冷却媒体により、ヒートシールド201の熱変形が抑制される。冷却媒体排出管208は、チャンバ容器2外面と冷却媒体流路206の出口との間を接続してもよい。冷却媒体導入管207、冷却媒体排出管208は、例えば、蛇腹を有するフレキシブル管であってもよい。
冷却媒体導入管207、冷却媒体排出管208は、外部のポンプ及び熱交換部(不図示)に接続していてもよい。冷却媒体排出管208から排出された冷却媒体、例えば水は、熱交換部おいて冷却され、ポンプによって冷却媒体導入管207を介して冷却媒体流路206に送られてもよい。
支持部211、212は、IF292側(EUV光出力側)において、ヒートシールド201の外側及びチャンバ容器2の内側に取り付けられていてもよい。支持部213、214は、EUV集光ミラー23側(レーザ光入射側)において、ヒートシールド201の外側及びチャンバ容器2の内側に固定されていてもよい。支持部211〜214は、ヒートシールド201の熱変形に応じて伸縮することができ、ヒートシールド201の熱変形による応力を吸収してもよい。支持部211〜214は、例えば、ヒートシールド201の熱変形に応じて弾性変形する弾性体を含んでいてもよい。
4.2 動作
ドロップレット生成器26は、ドロップレットターゲット27をチャンバ容器2内部のプラズマ生成領域25に向けて放出し、ドロップレットターゲット27はヒートシールド201の貫通孔204を通過してもよい。ウインドウ21を介してチャンバ容器2内部に導入され、レーザ光集光ミラー22で反射されたパルスレーザ光32は、プラズマ生成領域25においてドロップレットターゲット27に照射されてもよい。
パルスレーザ光32が照射されたドロップレットターゲット27はプラズマ生成領域25においてプラズマ化し、それから生成されたEUV光251は、EUV集光ミラー23によって反射され集光されてもよい。EUV集光ミラー23によって反射されたEUV光252は、IF292を通って出力されてもよい。
プラズマ生成領域25におけるプラズマから輻射光が生成され、ドロップレットターゲット27を励起するのに使われなかったパルスレーザ光32が散乱される。ヒートシールド201は、プラズマ生成領域25からの輻射光及びパルスレーザ光32の散乱光を吸収し、チャンバ容器2に到達する光量を低減してもよい。これによりチャンバ容器2によって吸収される輻射光やレーザ散乱光が低減するので、光の吸収によるチャンバ容器2の加熱が抑制され得る。
輻射光やレーザ散乱光を吸収したヒートシールド201は加熱され、熱膨張し得る。ヒートシールド201の冷却媒体流路206内を、冷却媒体が流れていてもよい。冷却媒体は、ヒートシールド201の熱を吸収し、その温度を低下させ得る。これによって、ヒートシールド201の熱変形量及びヒートシールド201からチャンバ容器2への輻射による放熱を低減し得る。
支持部211〜214は、ヒートシールド201の変形に応じて、伸縮してもよい。ヒートシールド201が熱膨張すると、支持部211〜214は収縮してもよい。ヒートシールド201が収縮すると、支持部211〜214は伸張してもよい。
支持部211〜214の動きにより、支持部211〜214は、ヒートシールド201の膨張・収縮による応力を吸収してもよい。こにより、ヒートシールド201の熱変形による応力のチャンバ容器2への伝達が抑制され得る。
4.3 作用
プラズマからの輻射光、ターゲット物質を励起するのに使われなかったレーザ光の散乱光等によってチャンバ容器2が加熱されて膨張し、変形すると、それに取り付けられているデバイスの位置が変化し得る。
例えば、ドロップレット生成器26がチャンバ容器2によって支持されている場合には、チャンバ容器2の変形によってドロップレット生成器26の位置及び姿勢が変化してしまい、プラズマ生成領域25にターゲットを正確に供給できなくなり得る。
若しくは、ターゲットセンサ4がチャンバ容器2によって支持されている場合には、チャンバ容器2の変形によってターゲットセンサ4の位置及び姿勢が変化してしまい、プラズマ生成領域25とターゲット27の軌道との位置関係を正確に検出することができなくなり得る。
若しくは、EUV集光ミラー23がチャンバ容器2によって支持されている場合には、チャンバ容器2の変形によってEUV集光ミラー23位置及び姿勢が変化してしまい、IF292にEUV光を集光できなくなり得る。
ヒートシールド201が、プラズマからの輻射光やレーザ光の散乱光を吸収することで、チャンバ容器2はプラズマからの輻射光やレーザ光の散乱光に直接曝されにくくなってもよい。従って、チャンバ容器2の熱変形が抑制され得る。
プラズマからの輻射光やレーザ光の散乱光を吸収したヒートシールド201は、熱変形し得る。しかし、ヒートシールド201が熱変形したとしても、ヒートシールド201は、ヒートシールド201の膨張・収縮に応じて収縮・伸張する支持部211〜214で支持されていてもよい。そのため、ヒートシールド201の熱変形によるチャンバ容器2の変形を抑制し得る。その結果、レーザ光集光ミラー22、EUV集光ミラー23、ドロップレット生成器26、ターゲットセンサ4等の位置及び姿勢が安定し、EUV光の生成位置25、IF292の位置、EUV光の出力方向が安定し得る。
なお、レーザ光集光ミラー22、EUV集光ミラー23、ドロップレット生成器26、ターゲットセンサ4の少なくとも一部は、チャンバ容器2に固定されておらず、チャンバ容器2がそれらの位置基準部品でなくてもよい。例えば、それらが、チャンバ容器2の外側に固定配置された部材に取り付けられていてもよい。ヒートシールド201は、冷却媒体によって冷却されなくてもよい。これらの点は、以下に説明する他の実施形態において同様である。
5.チャンバ構成のバリエーション
5.1 第1の実施形態
図3A及び図3Bは、チャンバ容器2、ヒートシールド201及びそれらに固定されヒートシールド201を支持する支持部を含むチャンバの構成を模式的に示す。図3Aは構成をIF292側から見た図を示し、図3Bは、図3Aの切断線IIIB−IIIBにおけるチャンバの断面図を示す。
図3A及び図3Bに示すように、ヒートシールド201は、一つの筒状連続体であってもよい。ヒートシールド201は、六つの伸縮する支持部211〜216で支持されていてもよい。六つの支持部211〜216は、ヒートシールド201の外面及びチャンバ容器2の側壁273の内面に取り付けられていてもよい。ヒートシールド2は、支持部211〜216のみによって側壁273に支持されてもよい。
三つの支持部211、212、215と、他の三つの支持部213、214、216とは、ヒートシールド201の外面において、ヒートシールド201の筒中心軸方向において異なる位置に固定されていてもよい。三つの支持部211、212、215が、ヒートシールド201の貫通孔202側(IF292側)の部分を支持し、他の三つの支持部213、214、216が貫通孔203側(EUV集光ミラー23側)の部分を支持してもよい。これによって、ヒートシールド201を安定支持することができてもよい。
三つの支持部211、212、215と、他の三つの支持部213、214、216とは、チャンバ容器2の側壁273の内面において、チャンバ容器2の筒中心軸方向において異なる位置に固定されていてもよい。三つの支持部211、212、215が、チャンバ容器2内面におけるIF292側の部分に固定され、他の三つの支持部213、214、216がEUV集光ミラー23側の部分に固定されてもよい。
図3Bに示すように、支持部211、212、215のヒートシールド201外面への固定位置は、筒中心軸方向において同一であってもよい。支持部211、212、215のチャンバ容器2への固定位置は、ヒートシールド201の筒中心軸方向において同一でも異なっていてもよい。これらの点は、支持部213、214、216について同様であってもよい。
図3Aに示すように、三つの支持部211、212、215のヒートシールド201の外面の周方向における固定位置は、等間隔(120°)に配置されていてもよい。これによって、ヒートシールド201を安定支持することができてもよい。また、支持部211、212、215のチャンバ容器2の側壁273の内面の周方向における固定位置は、等間隔に配置されていてもよい。これらの点は、支持部213、214、216について同様であってもよい。
プラズマからの輻射光やレーザ光の散乱光によりヒートシールド201が膨張すると、支持部211〜216は、それぞれ収縮することで、ヒートシールド201の熱膨張による応力を吸収し、チャンバ容器2に伝わる力を低減し得る。また、ヒートシールド201が収縮すると、支持部211〜216は、それぞれ伸張することで、ヒートシールド201の収縮による応力を吸収し、チャンバ容器2に伝わる力を低減し得る。支持部211〜216の伸縮の方向は、ヒートシールド201の径方向に平行な成分と垂直な成分を含んでもよい。
5.2 第2の実施形態
図4A及び図4Bは、第2の実施形態のチャンバ構成を模式的に示す。図4Aは構成をIF292側から見た図を示し、図4Bは、図4Aの切断線IVB−IVBにおけるチャンバの断面図を示す。以下においては、図3A、図3Bを参照して説明した構成と異なる点について主に説明する。
図4Aに示すように、ヒートシールド201は、三つの支持部401〜403により支持されていてもよい。支持部401〜403のヒートシールド201外面における固定位置は、ヒートシールド201の筒中心軸方向において同一であってもよい。図4Bに示すように、支持部401〜403のチャンバ容器2への固定位置は、ヒートシールド201の筒中心軸方向において同一でもよい。
支持部401は、板バネ411及び固定ネジ412、413を含んでいてもよい。固定ネジ412は、板バネ411の端部をヒートシールド201に固定してもよい。固定ネジ413は、板バネ411の他方の端部をチャンバ容器2に固定してもよい。
支持部402は、板バネ421及び固定ネジ422、423を含んでいてもよい。固定ネジ422は、板バネ421の端部をヒートシールド201に固定してもよい。固定ネジ423は、板バネ421の他方の端部をチャンバ容器2に固定してもよい。
支持部403は、板バネ431及び固定ネジ432、433を含んでいてもよい。固定ネジ432は、板バネ431の端部をヒートシールド201に固定してもよい。固定ネジ433は、板バネ431の他方の端部をチャンバ容器2に固定してもよい。
図4Aに示すように、三つの支持部401〜403(固定ネジ412、422、432)のそれぞれの固定位置は、ヒートシールド201の外面の周方向において、それぞれ等間隔(120°)に配置されていてもよい。これによって、ヒートシールド201を安定支持し得る。また、支持部401〜403(固定ネジ413、423、433)のチャンバ容器2におけるそれぞれの固定位置は、チャンバ容器2の側壁273の内面の周方向において、それぞれ等間隔に配置されていてもよい。支持部401〜403のヒートシールド201及び/またはチャンバ容器2における固定位置は、それぞれの周方向において不等間隔に配置されていてもよい。
図4Aに示すように、板バネ411は、ヒートシールド201の径方向においてバネとして伸縮する、屈曲された一枚の金属板(例えばステンレス板)で構成されていてもよい。板バネ411は屈曲された複数の板で構成されていてもよい。板バネ421、431についても同様であってよい。
プラズマからの輻射光やレーザ光の散乱光によるヒートシールド201の熱変形に伴い、板バネ411、421、431は、それぞれヒートシールド201の径方向に伸縮することで、ヒートシールド201の熱変形による応力を吸収し、チャンバ容器2に伝わる力を低減し得る。このように、ヒートシールド201の熱変形による応力を吸収する吸収部は、板バネを含んでいてもよい。
なお、板バネ411、421、431は、ヒートシールド201の径方向においてバネ伸縮し、ヒートシールド201の筒中心軸方向においてはバネ伸縮しなくともよい。第2の実施形態においては、ヒートシールド201は、その筒中心軸方向においてチャンバ容器2に拘束されなくともよい。このため、当該方向におけるヒートシールド201の熱変形がチャンバ容器2に問題となる変形を及ぼさなくてもよい。
板バネ411、421、431は、ヒートシールド201の内面において固定されていてもよい。板バネ411、421、413は、屈曲しながら、ヒートシールド201内からチャンバ容器2の内面に延びてもよい。
板バネ411、421、413は、ネジと異なる手段によりヒートシールド201及びチャンバ容器2に固定されてもよい。例えば、これらは、リベットや溶着により固定されていてもよい。ヒートシールド201は、支持部401〜403を含む、固定位置が同一円上の4以上の支持部により支持されていてもよい。板バネと異なる種類のバネが使用されてもよい。
5.3 第3の実施形態
図5A及び図5Bは、第3の実施形態のチャンバにおけるヒートシールド及び支持部の構成を模式的に示す。図5Aは構成をEUV集光ミラー23側から見た斜視図を示し、図5Bは、図5Aの円Bで囲まれた部分の拡大図を示す。以下においては、図4A、図4Bを参照して説明した構成と異なる点について主に説明する。
図5Aに示すように、ヒートシールド201は、三つの支持部501〜503により支持されていてもよい。支持部501〜503のヒートシールド201における固定位置は、ヒートシールド201のEUV集光ミラー23側端面(下側端面)において、筒中心軸方向において同一であってもよい。当該端面は、ヒートシールド201の外面であってよい。支持部501〜503のヒートシールド201及びチャンバ容器2への固定位置は、ヒートシールド201の筒中心軸方向において同一でもよい。
図5Bを参照して、支持部502の構成を説明する。支持部501、503は、支持部502と同様の構成を有していてもよい。図5Bに示すように、支持部502は、ボディ部521、フランジ部522、固定ネジ523、524、固定ネジ用貫通孔525、526、溝527、528及び貫通孔529を含んでもよい。支持部502は、アルミニウム又はステンレス等の金属で形成されていてもよい。
固定ネジ523、524は、フランジ部522に形成されている貫通孔に挿入されて、支持部502をチャンバ容器2の側壁内面に固定してもよい。
固定ネジ用貫通孔525、526は、六面体状のボディ部521に形成されており、支持部502をヒートシールド201に固定する固定ネジ(不図示)を収容する孔でもよい。固定ネジ用貫通孔525、526は、ボディ部の下面551からその反対面まで貫通していてもよい。固定ネジ用座ぐり貫通孔525、526は、座ぐり孔であってよく、ボディ部の下面551から一定深さまでは一定の直径αで形成され、一定以上の深さから反対面まではαより小さな直径β(β<α)で形成されてもよい。例えば、固定ネジ用貫通孔525、526は、ヒートシールド201の側壁273に沿った方向であって、ヒートシールド201の周方向に垂直な方向においてボディ部521を貫通していてもよい。
ボディ部521には、溝527、528及び貫通孔529が形成されていてもよい。ボディ部521には、ヒートシールド201の径方向に配列された溝527、528及び貫通孔529により、板バネとして作用する。溝527、528及び貫通孔529は、それぞれ、EUV集光ミラー23側からIF292側に向かう方向において、ボディ部521を貫通していてもよい。
溝527、528及び貫通孔529は、それぞれ、ボディ部521の下面551からその反対面まで貫通していてもよい。図5Bに示すように、溝527は、ボディ部側面553に形成された溝であってもよい。溝528は側面553の反対面において形成された溝でもよい。貫通孔529は、ボディ部521の下面551及びその反対面において露出するが、他の面には露出しない貫通孔でもよい。溝527、528及び貫通孔529は、例えば、ボディ部521を切削加工して形成してもよい。
プラズマからの輻射光やレーザ光の散乱光によるヒートシールド201の熱変形に伴い、支持部501〜503の各ボディ部(吸収部)は、ヒートシールド201の径方向において伸縮し得る。これによって、ヒートシールド201の熱変形による応力を吸収し、チャンバ容器2に伝わる力を低減し得る。
なお、支持部501〜503の固定方法は、第2の実施形態と同様に、固定ネジと異なる方法でもよい。ヒートシールド201は、支持部501〜503を含む、固定位置が同一円上の4以上の支持部により支持されていてもよい。ボディ部521には、溝527、528及び貫通孔529の一部のみが形成されていてもよい。例えば、溝527及び溝528のみが形成されていてもよい。
5.4 第4の実施形態
図6A〜図6Cは、第4の実施形態のチャンバ構成を模式的に示す。図6Aは構成をIF292側から見た図を示し、図6Bは、図6Aの切断線IVB−IVBにおけるチャンバの断面図を示す。図6Cは、図6Aの切断線IVC−IVCにおける支持部の断面図を示す。以下においては、図4A、図4Bを参照して説明した構成と異なる点について主に説明する。
図6Aに示すように、ヒートシールド201は、三つの支持部601〜603により支持されていてもよい。支持部601〜603のヒートシールド201における固定位置は、ヒートシールド201のEUV集光ミラー23側端面(下側端面)において、筒中心軸方向において同一であってもよい。他の例において、支持部601〜603のヒートシールド201の外周面上における固定位置は、チャンバ容器側壁273に対向する位置であってもよい。
図6Aに示すように、三つの支持部601〜603のヒートシールド201におけるそれぞれの固定位置は、ヒートシールド201の周方向において、それぞれ等間隔(120°)に配置されていてもよい。これによって、ヒートシールド201を安定支持し得る。また、支持部601〜603のチャンバ容器2におけるそれぞれの固定位置は、チャンバ容器2の側壁273の内面の周方向において、それぞれ等間隔に配置されていてもよい。支持部601〜603のヒートシールド201及び/またはチャンバ容器2における固定位置は、それぞれの周方向において不等間隔に配置されていてもよい。
図6Bに示すように、支持部601は、レール611、ボール保持部613及びボール614を含んでいてもよい。レール611の一端はチャンバ容器2の内面に固定されており、チャンバ容器2の内面からヒートシールド201に向かって延びていてもよい。レール611は、ヒートシールド201の径方向において延びていてもよい。
ボール保持部613は、ボール614を保持し、ボール614はボール保持部613に固定されていてもよい。ボール保持部613の一端はヒートシールド201に固定されており、チャンバ容器2に向かって延びていてもよい。ボール保持部613の先端は、チャンバ容器2に届いておらず、その手前に位置してもよい。
後述するように、レール611には溝が形成されており、その溝はレール611と同一方向に延びていてもよい。つまり、溝はヒートシールド201の径方向において延びていてもよい。ボール614は、レール611内において、ボール保持部613とレール611とに挟まれていてもよい。ボール614は、溝の内面に接触する接触部であってもよい。
ボール保持部613とボール614とは、レール611上に載置されているのみで、IF292に向かう方向(上方向)には拘束されていなくともよい。ボール614は、溝内面に支持されてはいるが、レール611には保持されてはおらず、溝内面に接触した状態で、溝に沿って(ヒートシールド径方向において)自由に移動することができてもよい。
支持部602及び603は、支持部601と同様の構成を有していてもよい。図6Bに示すように、支持部602は、レール621、ボール保持部623及びボール624を含んでいてもよく、これらはそれぞれ、レール611、ボール保持部613及びボール614に対応していてもよい。
図6Cは、支持部603の構成を模式的に示す断面図を示す。上述のように、支持部601、602は、支持部603と同様の構成を有していてもよい。支持部603は、レール631、ボール保持部633及びボール634を含んでいてもよい。ボール保持部633とボール634は同一材料で一体的に形成されていてもよいし、ボール保持部633とボール634と個別形成された後に固定されてもよい。
レール631には、V溝632が形成されていてもよい。ボール634は、V溝632の内面において2点で点接触していてもよい。V溝632は、ヒートシールド201の径方向において延びていてもよい。ボール634は、V溝632内において、V溝632内面に点接触した状態でV溝632に沿って移動することができてもよい。
プラズマからの輻射光やレーザ光の散乱光によるヒートシールド201の熱膨張に伴い、ボール614、624、634が、それぞれ、レール611、621、631のV溝内をチャンバ容器2に向かって移動してもよい。また、ヒートシールド201の収縮に伴い、ボール614、624、634が、それぞれ、レール611、621、631のV溝内をヒートシールド201に向かって移動してもよい。
このように、支持部601〜603は、それぞれ、ヒートシールド201の変形に応じて伸縮してもよい。これによって、支持部601〜603は、これによって、ヒートシールド201の熱変形による応力を吸収し、チャンバ容器2に伝わる力を低減し得る。溝内面と接触する接触部は、ボール614、624、634のように球面において溝内面と点接触することで、スムーズな相対移動が可能である。球面の曲率半径は一定でなくてよい。
図7A及び図7Bは、図6A〜図6Cに示す支持部603の変形例を示す。以下において、図6A〜図6Cに示す構成と異なる点について主に説明する。図7Aに示すように、支持部603は、V溝が形成されたレール631に代えて、U溝702を有しチャンバ容器2に固定されたレール701を含んでいてもよい。U溝702において、ボール634はU溝内面に、一点において接触してもよい。
図7Bに示すように、支持部603は、ボール保持部633に代えて、V溝704が形成された第2レール703を含んでいてもよい。第2レール703はヒートシールド201に固定されており、V溝704の延びる方向はレール631のV溝632の延びる方向と同様であってもよい。ボール634は第2レール703に固定されておらず、V溝704に沿って移動することができてもよい。ボール634は、V溝704の内面に2点において点接触してもよい。
図6C及び図7Aの構成において、レール631、701がヒートシールド201に固定され、ボール保持部633がチャンバ容器2に固定されていてもよい。ヒートシールド201の熱変形に伴い、位置固定されたボール634上をレール631、701が移動してもよい。このように、レール631または701と、ボール634とのいずれかの位置が固定されても、ボール634は、レール631、701に対して相対的に移動し得る。溝内を相対移動する接触部(上記例においてボール634)の接触面は、球面状と異なる形状を有していてもよく、接触部と溝内面との接触は、線接触又は面接触でもよい。
5.5 第5の実施形態
上記第1の実施形態から第4の実施形態のように、チャンバにおいて、ヒートシールド201の支持部が、伸縮することによってヒートシールド201の熱変形の応力を吸収する吸収部を含んでいてもよい。これと異なり、以下に説明する実施形態のように、ヒートシールド201は、伸縮することによってヒートシールド201の熱変形の応力を吸収するスロットを含んでいてもよい。スロットは、ヒートシールド201の内外面を貫通するスリット(第5の実施形態参照)及び内面又は外面に形成されている溝(第6及び第7の実施形態)を包含する。
図8A及び図8Bは、第5の実施形態のチャンバ構成を模式的に示す。図8Aは構成をIF292側から見た図を示し、図8Bは、図8Aの切断線VIIIB−VIIIBにおける断面図を示す。
図8Aに示すように、筒状のヒートシールド201は、スリット821〜823によって周方向において分離された複数の部分801〜803で構成されていてもよい。複数の部分(材料部分)801〜803は、同一形状を有していてもよい。複数の部分801〜803は、それぞれ、支持部811〜813によってチャンバ容器側壁273の内面に固定されていてもよい。支持部811〜813のヒートシールド201における固定位置は、その周方向において等間隔(120°)に配置されてもよい。支持部811〜813のチャンバ容器2における固定位置は、その周方向において等間隔(120°)に配置されてもよい。
支持部811〜813は、ヒートシールド201及びチャンバ容器側壁273に固定されてもよい。支持部811〜813は、例えば、金属柱であって、ヒートシールド201の熱変形を吸収するように伸縮しなくてもよい。支持部811〜813は、他の実施形態の伸縮構成を含んでもよい。
ヒートシールド201は、部分801と部分802との間のスリット821、部分802と部分803との間のスリット822、部分802と部分803との間のスリット823を含んでいてもよい。
スリット821〜823は、同一形状を有していてもよい。スリット821〜823は、ヒートシールド201の外周面から内周面まで延びており、さらに、IF292側端(上端孔202)からEUV集光ミラー23側端(下端孔203)まで延びていてもよい。
図8Aに示すように、ヒートシールド201の外周面と内周面との間におけるスリット821〜823の貫通方向は、ヒートシールド201の中心軸からの径方向に対して傾いてもよいし、屈曲していてもよい。これによって、スリット821〜823を通ってチャンバ容器2に達するプラズマ生成領域25からの光を低減し得る。
ヒートシールド201の膨張に伴い、スリット821〜823の幅は、それぞれ、周方向において収縮してもよい。また、ヒートシールド201の収縮に伴い、スリット821〜823の幅は、それぞれ、周方向において伸張してもよい。これによって、スリット821〜823は、ヒートシールド201の熱変形による応力を吸収し得、支持部811〜813を介してチャンバ容器2に伝わる力を低減し得る。
本実施形態のように、ヒートシールド201は、ヒートシールド201の熱変形に応じて伸縮する1又は複数のスロットを含んでいてもよい。他の例のヒートシールド201は、1、2又は4以上のスリットを含んでいてもよい。
5.6 第6の実施形態
図9A及び図9Bは、第6の実施形態のチャンバ構成を模式的に示す。図9Aは、構成をIF292側から見た図を示し、図9Bは、図9Aにおいて円Bで囲まれた部分の拡大図を示す。以下においては、図8A及び図8Bを参照して説明した第5の実施形態との差異を主に説明する。
図9A及び図9Bに示すように、ヒートシールド201は、第5の実施形態のスリット821〜823に代えて、溝(溝穴)911〜913を含んでいてもよい。溝及びスリットは共にスロットである。溝911〜913のヒートシールド201における形成位置は、ヒートシールド201の周方向において等間隔(120°)に位置されていてもよい。支持部811〜813は、それぞれ、溝913と溝911の間の部分901、溝911と溝912の間の部分902、溝912と溝913の間の部分903に固定されていてもよい。
溝911〜913は、ヒートシールド201の外周面上に形成されていてもよい。溝911〜913は、同一形状を有していてもよい。溝911〜913は、ヒートシールド201の上端(IF292側端)から下端(EUV集光ミラー23側端)まで、直線状に延びていてもよい。
図9Bに示すように、溝912は、ヒートシールド201の外周面から内周面における方向に非貫通であって、溝912の底に薄肉部922が存在していてもよい。薄肉部922は、溝912の外側において他の溝が形成されていない部分901〜903よりも、その厚みが薄くてもよい。厚みは、ヒートシールド201の径方向の長さであってよい。溝911、913も、図9Bに示した溝912と同様の形状を有していてもよい。
ヒートシールド201の膨張に伴い、溝911〜913及びそれらの底の薄肉部は、周方向において収縮してもよい。また、ヒートシールド201の収縮に伴い、溝911〜913及びそれらの底の薄肉部は、周方向において伸張してもよい。これによって、溝911〜913及びそれらの底の薄肉部は、ヒートシールド201の熱変形による応力を吸収し得、支持部811〜813を介してチャンバ容器2に伝わる力を低減し得る。
ヒートシールド201は、1、2又は4以上の溝を含んでいてもよい。溝の形状は、図9A及び9Bに示す例に限定されない。例えば、溝は、ヒートシールド201の上端から下端まで、曲線状に又は屈曲しつつ延びてもよい。溝の底面は、上記例のように平面ではなく、曲面でもよい。例えば、溝はU溝でもよい。複数の溝が異なる形状を有していてもよい。また、溝911〜913は、ヒートシールド201の内周面上に形成されていてもよい。
5.7 第7の実施形態
図10は、第7の実施形態のチャンバ構成を模式的に示す。図10は構成をIF292側から見た図を示す。以下においては、図9A及び図9Bを参照して説明した第6の実施形態との相違点を主に説明する。
図10に示すように、ヒートシールド201の外周面及び内周面に溝が形成されていてもよい。例えば、図10に示すように、溝951〜956がヒートシールド201の外周面に形成され、溝971〜973がヒートシールド201の内周面に形成されていてもよい。
溝971は、ヒートシールド201の周方向において溝951、952の間に形成されていてもよい。溝972は、ヒートシールド201の周方向において溝953、954の間に形成されていてもよい。溝973は、ヒートシールド201の周方向において溝955、956の間に形成されていてもよい。溝971〜973は、ヒートシールド201の周方向において等間隔に形成されていてもよい。溝952、954、956は、ヒートシールド201の周方向において等間隔に形成されていてもよい。溝951、953、955は、ヒートシールド201の周方向において等間隔に形成されていてもよい。
溝951〜956、971〜973の形状は、第6の実施形態で説明した溝形状と同様でよい。ヒートシールド201の熱変形における溝951〜956、971〜973の動き及び作用は、第6の実施形態における溝と同様でもよい。
6.極端紫外光生成装置の他の構成
図11は、本発明を適用可能なEUV光生成装置の他の構成例の模式的な断面図を示す。以下において、図2に示す構成との相違点を主に説明する。図11に示すように、ターゲットセンサ4は、チャンバ容器2において、ドロップレット生成器26の反対側に取り付けられていてもよい。図11に示すように、チャンバ容器2は、チャンバ壁271を有していなくともよい。
EUV集光ミラー23は、チャンバ容器2と異なる部品、例えば、支持台115に支持されていてもよい。EUV集光ミラー23を保持するホルダ231は、支持台115に固定されていてもよい。
レーザ光集光ミラー22を含むレーザ光集光光学系20は、チャンバ容器2の外部に配置され、チャンバ容器2と異なる部品に支持されていてもよい。例えば、レーザ光集光光学系20は、支持台115内に配置されていてもよい。
上記の説明は、制限ではなく単なる例示を意図したものである。従って、添付の特許請求の範囲を逸脱することなく本開示の実施形態に変更を加えてもよいことは、当業者には明らかであろう。例えば、本開示のチャンバ及びEUV光生成装置は、上記異なる実施形態の構成を含んでもよい。
本明細書及び添付の特許請求の範囲全体で使用される用語は、「限定的でない」用語と解釈されるべきである。例えば、「含む」又は「含まれる」という用語は、「含まれるものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「有する」という用語は、「有するものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。また、本明細書、及び添付の特許請求の範囲に記載される不定冠詞「1つの」は、「少なくとも1つ」又は「1又はそれ以上」を意味すると解釈されるべきである。
1 EUV光生成装置、2 チャンバ容器、11 EUV光生成システム、23 EUV集光ミラー、25 プラズマ生成領域、26 ドロップレット生成器、201 ヒートシールド、211−216 支持部、292 中間集光点(IF)、401−403 支持部、411、421、431、 板バネ、501−503 支持部、601−603 支持部、611、621、631 レール、613、623、633 ボール保持部、614、624、634 ボール、632 溝、701、703 レール、702、704 溝、801−803 ヒートシールドの部分、811−813 支持部、821−823 スリット、901−903 ヒートシールドの部分、911−913 溝、922 薄肉部、951−956 溝、971−973 溝

Claims (11)

  1. ターゲット物質にレーザ光を照射することによって極端紫外光を生成する極端紫外光生成装置、に使用されるチャンバであって、
    チャンバ容器と、
    前記チャンバ容器内において、前記ターゲット物質がプラズマ化される所定領域と前記チャンバ容器との間に配置され、前記ターゲット物質のプラズマ化によって前記所定領域で発生する熱を吸収するヒートシールドと、
    前記ヒートシールドを前記チャンバ容器に取り付ける支持部と、を含み、
    前記支持部は、前記ヒートシールドの前記熱による変形に伴い伸縮することによって前記ヒートシールドの熱変形の応力を吸収する吸収部を含む、チャンバ。
  2. 請求項1に記載のチャンバであって、
    前記吸収部は、前記ヒートシールドの前記熱変形に伴う前記応力を弾性変形によって吸収する弾性体を含む、チャンバ。
  3. 請求項2に記載のチャンバであって、
    前記弾性体は板バネである、チャンバ。
  4. 請求項1に記載のチャンバであって、
    前記吸収部は、
    溝が形成されているレールと、
    前記溝の内面に接触し、前記ヒートシールドの前記熱変形に伴い前記溝に沿って前記レールに対して相対的に移動する接触部と、を含む、チャンバ。
  5. 請求項4に記載のチャンバであって、
    前記接触部は、前記溝の内面に点接触している球面を含む、チャンバ。
  6. ターゲット物質にレーザ光を照射することによって極端紫外光を生成する極端紫外光生成装置、に使用されるチャンバであって、
    チャンバ容器と、
    前記チャンバ容器内において、前記ターゲット物質がプラズマ化される所定領域と前記チャンバ容器との間に配置され、前記ターゲット物質のプラズマ化によって前記所定領域で発生する熱を吸収するヒートシールドと、
    前記ヒートシールドを前記チャンバ容器に取り付ける支持部と、を含み、
    前記ヒートシールドは、筒状であって、前記レーザ光の入射側から前記極端紫外光の出力側に延び、
    前記ヒートシールドは、前記ヒートシールドの一方の端から他方の端まで延び、前記ヒートシールドの前記熱変形に伴い伸縮するスロットを含む、チャンバ。
  7. 請求項6に記載のチャンバであって、
    前記スロットは、前記ヒートシールドの内面から外面まで貫通するスリットである、チャンバ。
  8. 請求項7に記載のチャンバであって、
    前記ヒートシールドは、前記ヒートシールドの前記一端から前記他端まで延び、前記ヒートシールドの前記熱変形に伴い伸縮する複数のスリット、を含み、
    前記ヒートシールドは、前記複数のスリットによって複数の部分に分離され、
    前記分離された複数の部分のそれぞれが、異なる支持部により前記チャンバ容器に取り付けられている、チャンバ。
  9. 請求項6に記載のチャンバであって、
    前記スロットは溝穴であり、
    前記溝穴底の薄肉部は、前記ヒートシールドの前記熱変形による前記応力により伸縮する、チャンバ。
  10. 請求項1に記載のチャンバと、
    前記チャンバ内の所定の領域に前記ターゲット物質を供給するターゲット供給装置と、
    前記ターゲット供給装置によって所定の領域に供給されるターゲット物質にレーザ光を集光してターゲット物質をプラズマ化するレーザ光集光光学系と、
    前記プラズマから放射される極端紫外光を反射して集光する集光ミラーと、を含む極端紫外光生成装置。
  11. 請求項6に記載のチャンバと、
    前記チャンバ内の所定の領域に前記ターゲット物質を供給するターゲット供給装置と、
    前記ターゲット供給装置によって所定の領域に供給されるターゲット物質にレーザ光を集光してターゲット物質をプラズマ化するレーザ光集光光学系と、
    前記プラズマから放射される極端紫外光を反射して集光する集光ミラーと、を含む極端紫外光生成装置。
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