JP2014153188A - 焦電センサ - Google Patents

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Fumihito Kato
史仁 加藤
Kaoru Tone
薫 戸根
Akimitsu Fujii
章光 藤井
Masaki Hayashi
林  正樹
Kazushi Yoshida
和司 吉田
Yuji Yasuoka
祐二 安岡
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Abstract

【課題】センサ特性をより向上させることのできる焦電センサを得る。
【解決手段】焦電センサ10は、キャビティ21を有する半導体基材20と、誘電体薄板部61を有する誘電体60と、誘電体薄板部61上に配置される焦電素子40と、焦電素子40の一側に配置される第1電極31と、焦電素子40の他側に配置される第2電極51と、を備えている。そして、薄板部撓ませ手段110によって誘電体薄板部61を焦電素子40が配置されていない側に凸となるように撓ませた。
【選択図】図2

Description

本発明は、焦電センサに関する。
従来、焦電センサとして、赤外線を検知する焦電体に赤外線を入射させることで、物体の存在や温度を検知できるようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1では、焦電材料からなる基板に複数の凹部を形成し、当該凹部の内壁に電極を設けることで複数の素子を形成している。このように、複数の素子を形成することで各素子の熱容量を小さくし、以て、焦電センサの応答性を高めることができるようにしている。
特開平08−021766号公報
上記従来の技術のように、複数の素子を形成して各素子の熱容量を小さくすることでも焦電センサの応答性を高めることができるが、焦電センサの応答性をより高められるようにした方が好ましい。
そこで、本発明は、応答性をより向上させることのできる焦電センサを得ることを目的とする。
本発明の第1の特徴は、焦電センサであって、キャビティを有する半導体基材と、前記キャビティ上に誘電体薄板部が位置するように前記半導体基材の一側に固定された誘電体と、前記誘電体薄板部上に配置される焦電素子と、前記焦電素子の一側に配置される第1電極と、前記焦電素子の他側に配置される第2電極と、前記誘電体薄板部を前記焦電素子が配置されていない側に凸となるように撓ませる薄板部撓ませ手段と、を備えることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、前記キャビティが密閉空間となっており、密閉された前記キャビティ内の圧力を外圧と異ならせることで前記薄板部撓ませ手段を構成したことを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、密閉された前記キャビティ内を減圧雰囲気としたことを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、前記誘電体の前記キャビティとは反対側に、前記誘電体薄板部を覆った状態で密閉された第2のキャビティが形成されており、密閉された前記キャビティ内の圧力と密閉された前記第2のキャビティ内の圧力とが異なっており、密閉された前記キャビティおよび密閉された前記第2のキャビティのうち内圧が高い方のキャビティ側の誘電体薄板部上に前記焦電素子が配置されていることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、前記誘電体の前記キャビティとは反対側に前記第2のキャビティが形成された蓋体を固定することで、前記第2のキャビティが前記誘電体薄板部を覆った状態で密閉されており、前記蓋体の前記誘電体とは反対側に所定の波長の光を選択的に透過させるフィルタが設けられていることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、前記キャビティの内面に反射膜が形成されていることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、前記誘電体の少なくとも一部分を応力膜とすることで前記薄板部撓ませ手段を構成したことを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、前記応力膜は、複数の膜を積層することで形成されていることを要旨とする。
本発明によれば、薄板部撓ませ手段によって誘電体薄板部を焦電素子が配置されていない側に凸となるように撓ませている。このように、誘電体薄板部を焦電素子が配置されていない側に凸となるように撓ませることで、焦電素子に圧縮力を与えることができ、焦電素子の誘電率を減少させることができる。その結果、焦電素子の出力電圧感度が向上して焦電センサの応答性をより向上させることができるようになる。
本発明の第1実施形態にかかる焦電センサを示す平面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる誘電体を拡大して示す断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる焦電センサを示す平面図である。 図4のB−B断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる焦電センサを示す平面図である。 図6のC−C断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる応力膜を模式的に示す断面図であって、(a)は撓む前の状態を示す断面図、(b)は撓んだ後の状態を示す断面図である。 本発明の第4実施形態にかかる焦電センサを示す平面図である。 図9のD−D断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。以下では、焦電センサを赤外線センサに適用したものを例示する。
また、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
本実施形態にかかる赤外線センサ(焦電センサ)10は、図1および図2に示すように、キャビティ21が形成された半導体基板(半導体基材)20を備えている。また、赤外線センサ10は、半導体基板20のキャビティ21上に配置される誘電体薄板部61を有する誘電体60を備えており、この誘電体60は、半導体基板20の表面20a側(一側)に固定されている。そして、誘電体60の誘電体薄板部61上には、焦電体(焦電素子)40が配置されている。
さらに、本実施形態では、半導体基板(半導体基材)20の裏面20b側(他側)に接合基板(基材)80が陽極接合等により接合されており、接合基板(基材)80を接合することでキャビティ21が密閉空間となるようにしている。
半導体基板20は、単結晶シリコンを用いて形成されており、平面視で輪郭形状が矩形状となるように形成されている。なお、単結晶シリコンで形成された半導体基板20の任意の部位に、半導体基板20の電位を取り出す電位取り出し部を設けるようにしてもよい。このとき、半導体基板20の電位を取り出し易くするために、電位取り出し部が設けられている部位に高濃度不純物拡散部を形成するようにするのが好適である。
キャビティ21は、本実施形態では略直方体状をしており、半導体基板20を厚さ方向に貫通するように形成されている。
このキャビティ21は、公知の半導体プロセス、例えば、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)などにより垂直エッチング加工をすることで形成することができる。反応性イオンエッチングとしては、例えば、誘導結合型プラズマ(ICP:Inductively Coupled Plasma)を備えたエッチング装置によるICP加工を利用することができる。
本実施形態では、矩形状の半導体基板20の中央部に略直方体状のキャビティ21を厚さ方向に貫通するように形成している。このようにキャビティ21を形成することで、キャビティ21の周囲に矩形枠状のフレーム部22が形成されることとなる。本実施形態では、キャビティ21は、平面視で一辺(幅)が0.5mm〜1.5mmの矩形状となるように形成されている。
また、本実施形態では、キャビティ21の内面である接合基板(基材)80の表面(一側の面)80aに反射膜90を形成している。このような反射膜90としては、例えば、Au,Alなどの金属コーティングを施すことで接合基板80の表面80aに形成した金属薄膜や、複数層の誘電体をコーティングすることで接合基板80の表面80aに形成した誘電体多層膜を用いることができる。
誘電体60は、ガラス(SiO)や窒化珪素(Si)などの絶縁性材料によって薄板状(略矩形板状)に形成されており、この誘電体60の中央部には、略矩形板状の誘電体薄板部61が形成されている。
本実施形態では、誘電体60は、SiO膜およびSi膜を用いて多層構造となるように形成されている。具体的には、誘電体60は、SiO膜60aの上方にSi膜60cを積層するとともにSi膜60cの上方にSiO膜60bを積層することで3層構造となるように形成されている。このとき、例えば、図3に示すように、圧縮応力が生じるように上下のSiO膜60a,60bを成膜するとともに、引っ張り応力が生じるようにSi膜60cを成膜することで、誘電体60の上下で応力差が生じてしまうのを抑制し、誘電体60自体の内部応力によって誘電体60が歪んでしまうのを抑制している。なお、誘電体60は、本実施形態では、全体の厚さが1μm〜1.5μmとなるように形成されている。
そして、この誘電体60の周辺部をフレーム部22の表面22a側(一側)に固定することで、誘電体60の中央部に、キャビティ21上に位置する誘電体薄板部61が形成されることとなる。すなわち、半導体基板20の表面20a側(一側)に固定した誘電体61のうちキャビティ21上に位置する部分が誘電体薄板部61となっている。したがって、本実施形態では、誘電体薄板部61は、平面視で一辺(幅)が0.5mm〜1.5mmの矩形状となるように形成されることとなる。このように、本実施形態では、誘電体薄板部61が絶縁性薄膜で形成されている。
焦電体40は、外力を受けない場合においても結晶部内部において自発分極を有する材料であり、結晶の温度が変化した場合に、自発分極の温度依存性に起因した電荷が結晶表面にあらわれる材料である。この焦電体40の材料としては、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの高誘電率材料が一般的に利用されるが、これ以外にも、例えば、AIN、ZnOおよびF−BARなどの材料を用いることができる。なお、本実施形態では、焦電体40は、厚さが1μm〜2.5μmとなるように形成されている。
そして、第1電極部30の第1電極31が焦電体40の裏面40a側(一側:誘電体薄板部61側)に配置されている。また、第2電極部50の第2電極51が焦電体40の表面40b側(他側:誘電体薄板部61とは反対側)に配置されている。すなわち、第1電極部30の第1電極31および第2電極部50の第2電極51が焦電体40の表裏面40b,40aを挟むように設けられている。
本実施形態では、第1電極部30は、誘電体薄板部61上に配置されるとともに上方に焦電体40が配置される第1電極31と、第1電極31に電気的に接続される金属配線33と、当該金属配線33に電気的に接続される電位取り出し部32とを備えている。
具体的には、第1電極31は、例えば、Cr,Auなどの導電性を有する金属材料を用いて厚さが100nm〜500nmとなる矩形板状に形成されている。そして、図1に示すように、第1電極31の1つの頂点部分(図1の左下の頂点部分)に線状の金属配線33が連結されており、この金属配線33が、誘電体60を介してフレーム部22の表面22a(図1の左下部分)に配置された電位取り出し部32に連結されている。
このように、本実施形態では、電位取り出し部32が金属配線33を介して第1電極31に電気的に接続されるようにしている。なお、金属配線33は、誘電体60上(誘電体薄板部61上およびフレーム部22の表面22aに固定された誘電体60上)に設けられている。
そして、この電位取り出し部32は、Cr,Auなどの導電性を有する金属材料で形成されており、図示せぬワイヤボンディングを介して、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのICチップ(図示せず)に電気的に接続されている。こうして、第1電極31の電位がICチップ(図示せず)に出力されるようにしている。
一方、第2電極部50も、焦電体40上に配置される第2電極51と、第2電極51に電気的に接続される金属配線53と、当該金属配線53に電気的に接続される電位取り出し部52とを備えている。
具体的には、第2電極51は、Cr,Auなどの導電性を有する金属材料を用いて厚さが100nm〜500nmとなる矩形板状に形成されている。そして、図1に示すように、第2電極51の1つの頂点部分(図1の右上の頂点部分)に線状の金属配線53が連結されており、この金属配線53が、誘電体60を介してフレーム部22の表面22a(図1の右上部分)に配置された電位取り出し部52に連結されている。
このように、本実施形態では、電位取り出し部52が金属配線53を介して第2電極51に電気的に接続されるようにしている。なお、金属配線53も、誘電体60上(誘電体薄板部61上およびフレーム部22の表面22aに固定された誘電体60上)に設けられている。
また、本実施形態では、図1および図2に示すように、誘電体60側から第1電極31、焦電体40、第2電極51の順に積層されており、この順に1辺の長さが短くなるように形成されている。そのため、第2電極51から誘電体60にかけて絶縁層70を形成し、この絶縁層70上に金属配線53を配置することで、第2電極51と第1電極31との短絡を防止している。
そして、電位取り出し部52も、Cr,Auなどの導電性を有する金属材料で形成されており、図示せぬワイヤボンディングを介して、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのICチップ(図示せず)に電気的に接続されている。こうして、第2電極51の電位がICチップ(図示せず)に出力されるようにしている。
上述したように、本実施形態では、半導体基板20が当接していない誘電体薄板部61上に第1電極31と第2電極51とで挟持された焦電体40を配置している。こうすることで、入射する赤外線等によって焦電体40が加熱される際に、誘電体材料に比べて熱コンダクタンスが高い半導体基板20による影響を低減することができるようになる。すなわち、焦電体40が受ける熱が半導体基板20を介して逃げてしまうのを抑制することができるようになる。そのため、より効率良く焦電体40を加熱することができるようになって赤外線センサ10の応答速度と感度を高めることができるようになる。
かかる構成の赤外線センサ10を用いることで、図示せぬ被検知物体(例えば、人の手など)が赤外線センサ10の近傍に存在しているか否かを検知することができる。
例えば、赤外線センサ10の上側(半導体基板20の表面20a側)に被検知物体が存在する場合、当該被検知物体から赤外線が照射され、被検知物体から照射された赤外線は、焦電体40に直接入射したり、焦電体40の周囲を通過し、反射膜90によって反射して間接的に焦電体40に入射したりする。
そして、図示せぬ被検知物体(例えば、人の手など)からの赤外線が焦電体40に入射、吸収されると、焦電体40内の結晶の温度が変化する。このように、焦電体40内の結晶の温度が変化すると、自発分極の温度依存性に起因した電荷が結晶表面にあらわれる。そして、結晶表面に電荷があらわれることで、第2電極51と第1電極31との電位差が変化し、この電位差の変化がICチップ(図示せず)に出力されることで、図示せぬ被検知物体(例えば、人の手など)が赤外線センサ10の近傍に存在していることが、赤外線センサ10によって検知される。なお、赤外線センサ10は、通常、ICチップとともに図示せぬ回路基板に実装された状態で使用される。
ここで、本実施形態では、誘電体薄板部61を薄板部撓ませ手段110によって焦電体40が配置されていない側に凸となるように撓ませている。
具体的には、密閉されたキャビティ21内の圧力を外圧と異ならせることで薄板部撓ませ手段110を構成した。
本実施形態では、密閉されたキャビティ21内を減圧雰囲気とすることで、密閉されたキャビティ21内の圧力を外圧と異ならせるようにしている。
このように、密閉されたキャビティ21内を減圧雰囲気とすることで、誘電体薄板部61が、内外の圧力差によってキャビティ21側に押圧される。このとき、絶縁性薄膜で形成されている誘電体薄板部61は、他の部分よりも撓みやすくなっているため、図2に示すように、内外の圧力差によってキャビティ21側(焦電体40が配置されていない側)に凸となるように撓むこととなる。
以上、説明したように、本実施形態では、薄板部撓ませ手段110によって誘電体薄板部61を焦電体(焦電素子)40が配置されていない側に凸となるように撓ませている。このように、誘電体薄板部61を焦電体(焦電素子)40が配置されていない側に凸となるように積極的に撓ませることで、焦電体(焦電素子)40に圧縮力を与えることができ、焦電体(焦電素子)40の誘電率を減少させることができる。その結果、焦電体(焦電素子)40の出力電圧感度が向上して焦電センサの応答性をより向上させることができるようになる。また、焦電体(焦電素子)40の誘電率を減少させることで、センサ特性における信号雑音比(S/N比)の改善がなされる。このように、センサ特性における信号雑音比(S/N比)の改善がなされることで、赤外線センサ(焦電センサ)10のセンサ特性をより向上させることができるようになる。
さらに、焦電体(焦電素子)40に圧縮力を与えて誘電率を減少させるようにすれば、同一の熱容量で圧縮力が与えられていない焦電体(焦電素子)よりも応答性を向上させることができるようになる。
また、誘電体薄板部61を絶縁性薄膜で形成して撓みやすくすることで、焦電体(焦電素子)40に圧縮力を与えた際に誘電体薄板部61が破損等してしまうのを抑制することができるため、比較的強い圧縮力を焦電体(焦電素子)40に与えることができ、焦電センサの応答性をより一層向上させることができる。
また、密閉されたキャビティ21内の圧力を外圧と異ならせることで薄板部撓ませ手段110を構成することで、より簡素な構成で、応答性をより向上させることのできる赤外線センサ(焦電センサ)10を得ることができるようになる。
また、本実施形態によれば、密閉されたキャビティ21内を減圧雰囲気とすることで、密閉されたキャビティ21内の圧力を外圧と異ならせるようにしている。このように、密閉されたキャビティ21内を減圧雰囲気とすることで、焦電体(焦電素子)40が受けた熱が大気へと逃げてしまうのを抑制することができるようになり、赤外線センサ(焦電センサ)10の検出精度を向上させることができるようになる。
また、本実施形態によれば、キャビティ21の内面である接合基板(基材)80の表面(一側の面)80aに反射膜90を形成している。したがって、半導体基板20の表面20a側から入射する光(赤外線)で、焦電体40に当たらずに通り過ぎた光(赤外線)を、反射膜90によって反射させることができるようになる。その結果、反射膜90によって反射した反射光を焦電体40に入射させることが可能となり、焦電体40による光(赤外線)の受光効率を向上させることができる。
(第2実施形態)
本実施形態にかかる赤外線センサ(焦電センサ)10Aは、基本的に上記第1実施形態の赤外線センサ(焦電センサ)10と同様の構成をしている。
すなわち、赤外線センサ(焦電センサ)10Aは、図4および図5に示すように、単結晶シリコンで形成され、キャビティ21が形成された半導体基板(半導体基材)20を備えている。また、赤外線センサ10Aは、半導体基板20のキャビティ21上に配置される誘電体薄板部61を有する誘電体60を備えており、この誘電体60は、半導体基板20の表面20a側(一側)に固定されている。
また、本実施形態においても、キャビティ21、誘電体薄板部61が平面視で略矩形状をしている。
そして、半導体基板(半導体基材)20の裏面20b側(他側)に接合基板(基材)80が陽極接合等により接合されており、接合基板(基材)80を接合することでキャビティ21が密閉空間となるようにしている。
また、キャビティ21の内面である接合基板(基材)80の表面(一側の面)80aに反射膜90を形成している。
ここで、本実施形態にかかる赤外線センサ(焦電センサ)10Aが上記第1実施形態の赤外線センサ(焦電センサ)10と主に異なる点は、密閉されたキャビティ21内を加圧雰囲気とすることで、密閉されたキャビティ21内の圧力を外圧と異ならせるようにした点にある。
具体的には、図4および図5に示すように、誘電体60の誘電体薄板部61の下側(裏面側)に焦電体40を配置している。そして、第1電極部30の第1電極31を焦電体40の表面40b側(一側:誘電体薄板部61側)に配置するとともに、第2電極部50の第2電極51を焦電体40の裏面40a側(他側:誘電体薄板部61とは反対側)に配置している。
本実施形態においても、第1電極31、焦電体40および第2電極51は平面視で略矩形状をしている。
なお、図4に示すように、誘電体60の電位取り出し部32,52と対応する部位には貫通穴60dが形成されており、この貫通穴60dから電位取り出し部32,52が露出している。こうすることで、第1電極31および第2電極51の電位をICチップ(図示せず)に出力できるようにしている。
このように、密閉されたキャビティ21内を加圧雰囲気とすることで、誘電体薄板部61は、図5に示すように、上に凸となるように撓むこととなる。すなわち、誘電体薄板部61は、薄板部撓ませ手段110によって焦電体40が配置されていない側に凸となるように撓むこととなる。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
(第3実施形態)
本実施形態にかかる赤外線センサ(焦電センサ)10Bは、基本的に上記第1実施形態の赤外線センサ(焦電センサ)10と同様の構成をしている。
すなわち、赤外線センサ(焦電センサ)10Bは、図6および図7に示すように、単結晶シリコンで形成され、キャビティ21が形成された半導体基板(半導体基材)20を備えている。また、赤外線センサ10Bは、半導体基板20のキャビティ21上に配置される誘電体薄板部61を有する誘電体60を備えており、この誘電体60は、半導体基板20の表面20a側(一側)に固定されている。そして、誘電体60の誘電体薄板部61上には、焦電体40が配置されている。
そして、第1電極部30の第1電極31を焦電体40の裏面40a側(一側:誘電体薄板部61側)に配置するとともに、第2電極部50の第2電極51を焦電体40の表面40b側(他側:誘電体薄板部61とは反対側)に配置している。
また、本実施形態においても、キャビティ21、誘電体薄板部61、下部電極31、焦電体40および上部電極51が平面視で略矩形状をしている。
そして、半導体基板(半導体基材)20の裏面20b側(他側)に接合基板(基材)80が陽極接合等により接合されており、接合基板(基材)80を接合することでキャビティ21が密閉空間となるようにしている。
また、キャビティ21の内面である接合基板(基材)80の表面(一側の面)80aに反射膜90を形成している。
ここで、本実施形態にかかる赤外線センサ(焦電センサ)10Bが上記第1実施形態の赤外線センサ(焦電センサ)10と主に異なる点は、誘電体60の少なくとも一部分を応力膜とすることで薄板部撓ませ手段110を構成した点にある。
本実施形態では、複数(3つ)の膜を積層することで応力膜としての誘電体60を形成している。
具体的には、図8に示すように、SiO膜60aの上方にSiO膜60bを積層するとともにSiO膜60bの上方にSi膜60cを積層することで3層構造となるように誘電体60を形成している。そして、圧縮応力が生じるようにSiO膜60a,60bを成膜するとともに、引っ張り応力が生じるようにSi膜60cを成膜する。こうすることで、誘電体60の上下に応力差を生じさせ(誘電体60の表側に生じる応力と裏側に生じる応力との間に差を生じさせ)、誘電体60自体の内部応力によって誘電体60(誘電体薄板部61)を下に凸となるように撓ませている。本実施形態では、応力の大きさが異なる場合だけでなく、同じ大きさでも応力の方向が相違する場合には、応力差が生じているものとしている。
このように、応力膜を用いて誘電体薄板部61を焦電体(焦電素子)40が配置されていない側に凸となるように撓ませることによっても、焦電体(焦電素子)40に圧縮力を与えることができ、焦電体(焦電素子)40の誘電率を減少させることができるようになる。
なお、本実施形態では、複数(3つ)の膜を積層することで応力膜を形成しているが、1つの膜で応力膜を形成することも可能である。また、異なる材料で成膜された膜を積層することで応力膜を形成しているが、同一の材料を用い、成膜条件を異ならせた状態で成膜した複数の膜を積層することで応力膜を形成することも可能である。
また、本実施形態では、誘電体60の全体を応力膜としたものを例示したが、誘電体60の一部(誘電体薄板部61のみや誘電体60の周縁部等)を応力膜とすることも可能である。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、誘電体60の少なくとも一部分を応力膜とすることで薄板部撓ませ手段110を構成している。したがって、キャビティ21を密閉空間としなくても、誘電体薄板部61を焦電体(焦電素子)40が配置されていない側に凸となるように撓ませることができるようになるため、より容易に赤外線センサ(焦電センサ)10Bを製造することができる。
(第4実施形態)
本実施形態にかかる赤外線センサ(焦電センサ)10Cは、基本的に上記第1実施形態の赤外線センサ(焦電センサ)10と同様の構成をしている。
すなわち、赤外線センサ(焦電センサ)10Cは、図9および図10に示すように、単結晶シリコンで形成され、キャビティ21が形成された半導体基板(半導体基材)20を備えている。また、赤外線センサ10Cは、半導体基板20のキャビティ21上に配置される誘電体薄板部61を有する誘電体60を備えており、この誘電体60は、半導体基板20の表面20a側(一側)に固定されている。そして、誘電体60の誘電体薄板部61上には、焦電体40が配置されている。
そして、第1電極部30の第1電極31を焦電体40の裏面40a側(一側:誘電体薄板部61側)に配置するとともに、第2電極部50の第2電極51を焦電体40の表面40b側(他側:誘電体薄板部61とは反対側)に配置している。
また、本実施形態においても、キャビティ21、誘電体薄板部61、下部電極31、焦電体40および上部電極51が平面視で略矩形状をしている。
そして、半導体基板(半導体基材)20の裏面20b側(他側)に接合基板(基材)80が陽極接合等により接合されており、接合基板(基材)80を接合することでキャビティ21が密閉空間となるようにしている。
また、キャビティ21の内面である接合基板(基材)80の表面(一側の面)80aに反射膜90を形成している。
ここで、本実施形態にかかる赤外線センサ(焦電センサ)10Cが上記第1実施形態の赤外線センサ(焦電センサ)10と主に異なる点は、誘電体60のキャビティ21とは反対側に、誘電体薄板部61を覆った状態で密閉された第2のキャビティ21Cを形成した点にある。
具体的には、図10に示すように、誘電体60のキャビティ21とは反対側に第2のキャビティ21Cが形成された蓋体120を固定することで、第2のキャビティ21Cが誘電体薄板部61を覆った状態で密閉されるようにしている。
そして、密閉されたキャビティ21内の圧力と密閉された第2のキャビティ21C内の圧力とを異ならせている。本実施形態では、第2のキャビティ21C内を減圧雰囲気Aとし、キャビティ21内を減圧雰囲気Bとし、第2のキャビティ21Cの内圧をキャビティ21の内圧よりも高くしている。このように、第2のキャビティ21Cの内圧をキャビティ21の内圧よりも高くすることで、誘電体薄板部61が下に凸となるように撓むこととなる。
そして、密閉されたキャビティ21および密閉された第2のキャビティ21Cのうち内圧が高い方の第2のキャビティ21側の誘電体薄板部61上に焦電体40を配置している。
したがって、誘電体薄板部61は、焦電体(焦電素子)40が配置されていない側に凸となるように撓むこととなり、焦電体40には圧縮力が与えられる。
このように、本実施形態では、密閉されたキャビティ21内の圧力と密閉された第2のキャビティ21C内の圧力とを異ならせ、密閉されたキャビティ21および密閉された第2のキャビティ21Cのうち内圧が高い方の第2のキャビティ21側の誘電体薄板部61上に焦電体40を配置することで薄板部撓ませ手段110を構成している。
また、蓋体120には、光(赤外線等)を第2のキャビティ21C内に透過させる光透過部が形成されており、図示せぬ被検知物体(例えば、人の手など)が赤外線センサ10Cの近傍に存在しているか否かを検知できるようになっている。
具体的には、蓋体120は、第2のキャビティ21Cが形成された半導体基板(半導体基材)20Cと、半導体基板(半導体基材)20Cのフレーム部22Cに接合されて第2のキャビティ21Cの上部を塞ぐフィルタ100と、を備えている。
半導体基板(半導体基材)20Cは、単結晶シリコンを用いて平面視で輪郭形状が矩形状となるように形成されている。なお、本実施形態では、半導体基板(半導体基材)20Cは半導体基板(半導体基材)20よりも一回り小さくなっている。そして、半導体基板(半導体基材)20Cの中央部に上下に貫通する第2のキャビティ21Cを形成することで矩形枠状のフレーム部22Cが形成されている。
また、フィルタ100は、光(赤外線等)を第2のキャビティ21C内に透過させる光透過部に相当するものであり、蓋体120の誘電体60とは反対側に設けられている。
さらに、本実施形態では、検知に必要な波長領域(赤外線)のみ透過させ、それ以外の波長領域の光を透過させないようにしている。
すなわち、フィルタ100は、所定の波長の光を選択的に透過させる機能を有している。
このようなフィルタとしては、例えば、Au,Alなどの金属コーティングを施すことで半導体基板(半導体基材)20Cの表面20aCに形成した金属薄膜や、複数層の誘電体をコーティングすることで半導体基板(半導体基材)20Cの表面20aCに形成した誘電体多層膜を用いることができる。
本実施形態では、2層(複数層)の誘電体101,102をコーティングすることで半導体基板(半導体基材)20Cの表面20aCに形成した誘電体多層膜をフィルタ100としたものを例示している。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、キャビティ21内および第2のキャビティ21C内を減圧雰囲気としている。その結果、焦電体40が受けた熱が大気へと逃げてしまうのをより一層抑制することができるようになり、赤外線センサ(焦電センサ)10Cの検出精度を向上させることができるようになる。
また、蓋体120の誘電体60とは反対側に所定の波長の光を選択的に透過させるフィルタ100を設けている。そのため、検知に必要な波長域のみを焦電体40に入射させることができ、他の波長域による雑音の影響を低減することができる。その結果、赤外線センサ(焦電センサ)10Cの検出精度を向上させることができるようになる。
また、第2のキャビティを密閉するための蓋体120にフィルタ機能を設けるようにしたため、赤外線センサ(焦電センサ)10Cの小型化を図ることも可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記各実施形態では、略直方体状のキャビティが形成されたものを例示したが、キャビティの形状を略円錐台状とすることもできる。この場合、半導体基材の一面側から異方性エッチングを施すことでキャビティを形成するのが好ましい。
また、キャビティや誘電体薄板部その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
10,10A,10B,10C 赤外線センサ(焦電センサ)
20 半導体基板(半導体基材)
20a 表面
21 キャビティ
21C 第2のキャビティ
31 下部電極(第1電極)
40 焦電体(受光素子)
51 上部電極(第2電極)
60 誘電体
61 誘電体薄板部
90 反射膜
110 薄板部撓ませ手段
120 蓋体

Claims (8)

  1. キャビティを有する半導体基材と、
    前記キャビティ上に誘電体薄板部が位置するように前記半導体基材の一側に固定された誘電体と、
    前記誘電体薄板部上に配置される焦電素子と、
    前記焦電素子の一側に配置される第1電極と、
    前記焦電素子の他側に配置される第2電極と、
    前記誘電体薄板部を前記焦電素子が配置されていない側に凸となるように撓ませる薄板部撓ませ手段と、
    を備えることを特徴とする焦電センサ。
  2. 前記キャビティが密閉空間となっており、
    密閉された前記キャビティ内の圧力を外圧と異ならせることで前記薄板部撓ませ手段を構成したことを特徴とする請求項1に記載の焦電センサ。
  3. 密閉された前記キャビティ内を減圧雰囲気としたことを特徴とする請求項2に記載の焦電センサ。
  4. 前記誘電体の前記キャビティとは反対側に、前記誘電体薄板部を覆った状態で密閉された第2のキャビティが形成されており、
    密閉された前記キャビティ内の圧力と密閉された前記第2のキャビティ内の圧力とが異なっており、
    密閉された前記キャビティおよび密閉された前記第2のキャビティのうち内圧が高い方のキャビティ側の誘電体薄板部上に前記焦電素子が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の焦電センサ。
  5. 前記誘電体の前記キャビティとは反対側に前記第2のキャビティが形成された蓋体を固定することで、前記第2のキャビティが前記誘電体薄板部を覆った状態で密閉されており、
    前記蓋体の前記誘電体とは反対側に所定の波長の光を選択的に透過させるフィルタが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の焦電センサ。
  6. 前記キャビティの内面に反射膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の焦電センサ。
  7. 前記誘電体の少なくとも一部分を応力膜とすることで前記薄板部撓ませ手段を構成したことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の焦電センサ。
  8. 前記応力膜は、複数の膜を積層することで形成されていることを特徴とする請求項7に記載の焦電センサ。
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