JP2014151979A - 作業車用の地図作成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業車の周囲にある物体の位置関係を把握することのできる作業車の監視システムを提供する。
【解決手段】クレーン10の周辺の物体の3次元位置情報を求める3次元位置情報取得装置90と、3次元位置情報取得装置90が取得した3次元位置情報によりクレーン10の周囲の物体の高さを求めるとともに、この物体の高さ情報を示す平面視の地図を作成する地図作成処理装置80と、この地図作成処理装置80が作成した地図を表示するモニタ51とをクレーン10に設けた。
【選択図】図3

Description

この発明は、作業車の周囲の物体の高さを求め、この物体の高さ情報を示す平面視の地図を作成して表示する作業車用の地図作成装置に関する。
従来から、作業機械のブームの前面にステレオカメラを設け、作業機械の前方にある作業対象物を立体撮影するようにしたステレオカメラ装置が知られている(特許文献1参照)。
作業機械は、下部走行体と、この下部走行体の上に設けた上部旋回体と、この上部旋回体に設けた起伏可能なブームと、このブームの先端部に設けたジブと、ジブの先端部に設けたアームと、このアームの先端部に設けた破砕機と、ブームの前面に設けた一対のステレオカメラとを備えている。
一対のステレオカメラは前方に向けられており、作業機械の前方にある破砕する作業対象物を立体撮影するもので、立体撮影によって作業対象の前後方向の奥行きを求めるようにしたものである。
特開2010−248777号公報
しかしながら、このような作業機械では、前方にある作業対象物を立体撮影するだけなので、作業機械の周辺にある各物体が作業機械に対してどのような位置関係にあるかが分からないという問題がある。
この発明の目的は、作業車の周囲にある物体の位置関係を把握することのできる作業車用の地図作成装置を提供することにある。
請求項1の発明は、作業車の周辺の物体の3次元位置情報を求める3次元位置情報取得装置と、
3次元位置情報取得装置が取得した3次元位置情報により作業車の周囲の物体の高さを求めるとともに、この物体の高さ情報を示す平面視の地図を作成する地図作成処理手段と、
この地図作成処理手段が作成した地図を表示する表示手段とを作業車に設けたことを特徴とする。
この発明によれば、作業車の周囲にある各物体と作業車とのそれぞれの位置関係を把握することができる。
この発明に係る地図作成装置を搭載した移動式クレーンを示した側面図である。 伸縮ブームの先端部に設けたステレオカメラを示した説明図である。 監視システムの構成を示したブロック図である。 図3に示す画像処理コントローラの構成を示したブロック図である。 クレーンとステレオカメラと建物の位置関係と、座標系とを示した説明図である。 クレーンの座標系とステレオカメラの座標系と建物とを示した平面図である。 クレーンとこのクレーンの周囲にある建物とを示した説明図である。 メモリに記憶される建物の輪郭線とこの輪郭線の特徴点とを示した説明図である。 建物を平面視した画像メモリに記憶される地図を示した説明図である。 モニタに表示される地図などを示した説明図である。 モニタに表示される地図を極座標で表示した場合の説明図である。
以下、この発明に係る作業車用の地図作成装置の実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
[第1実施例]
図1に地図作成装置を搭載したクレーン(作業車)としてラフテレーンクレーン10を示す。このラフテレーンクレーン10(以下クレーンとして記載する)は、走行機能を有する車両の本体部分となるキャリア11と、このキャリア11の前側に設けられた左右一対の前側アウトリガ12と、キャリア11の後側に設けられた左右一対の後側アウトリガ13と、キャリア11の上部に水平旋回可能に取り付けられた旋回台14と、旋回台14に設けたキャビン20と、旋回台14に固定されたブラケット15に取り付けられた伸縮ブーム16等とを備えている。
伸縮ブーム16は、その基端部が支持軸17を介して取り付けられており、支持軸17を中心に起伏可能となっている。ブラケット15と伸縮ブーム16との間には起伏用シリンダ18が介装され、この起伏用シリンダ18の伸縮により伸縮ブーム16が起伏される。
伸縮ブーム16は、ベースブーム16Aと中間ブーム16Bと先端ブーム16Cとを有し、この順序でベースブーム16A内に外側から内側に入れ子式に組み合わされて構成されている。また、伸縮ブーム16は伸縮シリンダ(図示せず)によって伸縮するようになっている。
先端ブーム16Cの先端部にはシーブ(図示せず)が設けられており、このシーブにワイヤロープ(以下ワイヤと表記する)Wが掛けられ、このワイヤWによってフックブロック19が吊されている。フックブロック19にはフック21が取り付けられている。
ワイヤWは、図示しないウインチによって巻き取られたり、送り出されたりする。
先端ブーム16Cの先端部には、図2に示すように、TVカメラなどからなるステレオカメラ(距離測定装置)30が図示しないダンパを介して取り付けられている。ステレオカメラ30は、真下に向けられており、チルト方向とパン方向へ垂直軸線に対して任意の角度に傾斜可能となっている。また、ステレオカメラ30は、図示しないダンパにより風などにより向きが変わらないようになっている。
ステレオカメラ30の傾斜(向き)の操作はキャビン20内に設けた操作部(図示せず)によって行われる。ステレオカメラ30の傾斜角度は、チルト角検出センサS1(図3参照)とパン角検出センサS2とで検出する。
[地図作成装置]
図3は、作業車用の地図作成装置100の構成を示すブロック図である。
地図作成装置100は、3次元位置情報取得装置90と、3次元位置情報取得装置90が取得した3次元位置情報によりクレーン10の周囲の物体の高さを求めるとともに、この物体の高さ情報を示す平面視の地図を作成する地図作成処理部(地図作成処理手段)80と、地図作成処理部80が作成した地図を表示するモニタ51とを備えている。
3次元位置情報取得装置90は、伸縮ブーム16の先端部に設けられたステレオカメラ30と、伸縮ブーム16の姿勢を検出するブーム姿勢検出センサ50と、ステレオカメラ30の傾斜角度を検出するチルト角検出センサS1及びパン角検出センサS2と、ステレオカメラ30から出力される画像信号を処理する画像処理コントローラ60とを有している。
[ブーム姿勢検出センサ]
ブーム姿勢検出センサ50は、伸縮ブーム16の伸長した長さと、伸縮ブーム16の起仰角と、伸縮ブーム16の旋回角とを検出するものであり、それぞれを検出する各センサ(図示せず)を有している。
[画像処理コントローラ]
画像処理コントローラ60は、ステレオカメラ30で撮像した画像により、クレーン10の周囲の3次元位置情報として処理するものであり、この実施例では周囲物体の特徴点をクレーン10の基準点を基準として周囲の3次元位置情報を取得する事例を示す。
画像処理コントローラ60は、図4に示すように、ステレオカメラ30の左右の単眼カメラ30L,30Rが撮像した画像を取り込む第1,第2フレームメモリ部61L,61Rと、第1,第2フレームメモリ部61L,61Rに記憶された画像から左右の単眼カメラ30L,30Rで撮像した画像の同一の物体となる輪郭線を抽出するとともに特徴点を抽出する特徴点抽出部62L,62Rと、第1,第2フレームメモリ部61L,61Rに記憶された画像からクレーン10のキャリア11の上面に記した3つの基準点P1,P2,P3(図5参照)を抽出する基準点抽出部63L,63Rと、特徴点抽出部62L,62Rが抽出した特徴点からステレオカメラ30の座標系での周囲物体の特徴点の位置を算出するカメラ座標系位置算出部64と、基準点抽出部63L,63Rが抽出した3つの基準点からステレオカメラ30の座標系での3つの基準点位置を算出するカメラ座標系基準点位置算出部65と、このカメラ座標系基準点位置算出部65が算出した3つの基準点位置からカメラ座標系とクレーンの座標系との相関関係を算出する相関関係算出部66と、カメラ座標系位置算出部64が算出した特徴点の位置を相関関係算出部66が算出した相関関係に基づいてクレーンの座標系の位置に変換して求めるクレーン座標系位置算出部67と、クレーン座標系位置算出部67が算出した特徴点の3次元位置や特徴点抽出部62Lが抽出した物体の輪郭線などを記憶していくメモリ68と、ブーム姿勢検出センサ50が検出する検出信号に基づいて単眼カメラ30L,30Rの画像を第1,第2フレームメモリ部61L,61Rに取り込ませたりする制御部70とを備えている。
制御部70は、特徴点抽出部62L,62R及び基準点抽出部63L,63Rの抽出処理の制御や、カメラ座標系位置算出部64及びカメラ座標系基準点位置算出部65の演算処理の制御を行ったり、相関関係算出部66の相関関係の算出制御やクレーン座標系位置算出部67の算出制御を行ったりする。
そして、ステレオカメラ30と、第1,第2フレームメモリ部61L,61Rと、特徴点抽出部62L,62Rと、カメラ座標系位置算出部64とで距離測定装置が構成される。また、第1,第2フレームメモリ部61L,61Rと、基準点抽出部63L,63Rと、カメラ座標系基準点位置算出部65と、相関関係算出部66と、クレーン座標系位置算出部67とで物体の3次元位置を演算する演算手段が構成される。
また、特徴点抽出部62L,62Rと、カメラ座標系位置算出部64とで画像認識して距離を測定する画像認識手段が構成される。
[地図作成処理部]
地図作成処理部80は、メモリ68に記憶された物体の輪郭線や3次元位置データに基づいて物体を平面視した形状にするとともに、その物体の高さに応じた色でその物体の位置と高さを表示する地図を作成し、この作成した地図を記憶する画像メモリ81を有している。
[動 作]
次に、上記のように構成される監視システム100の動作について説明する。
クレーン10のキャリア11の上面には、前述のように、3つの基準点P1,P2,P3が記されており、この基準点P1,P2,P3の位置は、ブーム16の旋回中心の位置を原点としたクレーン10のX,Y,Z座標系の位置として、図6に示すように、P1=(X1,Y1,Z1)、P2=(X2,Y2,Z2)、P3=(X3,Y3,Z3)が予め設定されている。
先ず、クレーン10を図1に示すように作業位置に固定する。次に、伸縮ブーム16を図5に示すように起仰させて伸長さていき、ステレオカメラ30で撮像していく。この撮像した一方の画像がモニタ51に表示されていく。
制御部70は、伸縮ブーム16が所定の長さに伸長したら、ステレオカメラ30が撮像した画像を第1,第2フレームメモリ部61L,61Rに取り込ませる。
ここでは、例えば、ステレオカメラ30の単眼カメラ30L,30Rが図5に示すように、構造物(物体)である建物1とクレーン10とを撮像しているものとして説明する。
第1,第2フレームメモリ部61L,61Rにステレオカメラ30の単眼カメラ30L,30Rが撮像した画像が取り込まれて記憶されると、特徴点抽出部62L,62Rが第1,第2フレームメモリ部61L,61Rに記憶された画像の特徴点を抽出する。
この特徴点の抽出は、例えば建物1の画像の輪郭線(エッジ)を画像処理により抽出して求めるとともに、建物1の角部となる点Pa〜Pdを建物1の特徴点として画像処理により抽出する。
なお、特徴点抽出部62L,62Rが建物1の輪郭線を抽出する際、ステレオカメラ30で撮像した高さ位置が低い場合、輪郭線を抽出するための領域を粗くして演算速度を上げるようにしてもよい。
カメラ座標系位置算出部64は、特徴点抽出部62L,62Rが建物1の特徴点Pa〜Pdをそれぞれ抽出すると、これら特徴点Pa〜Pdの単眼カメラ30L,30Rの画像上の位置に基づいて、例えば単眼カメラ30Lの焦点の位置を原点にしたカメラ座標系における特徴点Pa〜Pdの位置(x0,y0,z0)〜(xd,yd,zd)を求める。
一方、基準点抽出部63L,63Rは、第1,第2フレームメモリ部61L,61Rに記憶された画像からクレーン10のキャリア11上の3つの基準点P1,P2,P3をそれぞれ抽出する。
カメラ座標系基準点位置算出部65は、基準点抽出部63L,63Rが基準点P1,P2,P3を抽出すると、基準点P1,P2,P3の単眼カメラ30L,30Rの画像上の位置に基づいて、単眼カメラ30Lの焦点の位置(図示せず)を原点にしたカメラ座標系の位置(x1,y1,z1)、(x2,y2,z2)、(x3,y3,z3)を求める。
相関関係算出部66は、カメラ座標系基準点位置算出部65が求めた基準点P1,P2,P3のカメラ座標系の位置(x1,y1,z1)、(x2,y2,z2)、(x3,y3,z3)と、図6に示すように予め設定されている基準点P1,P2,P3のクレーンのX,Y,Z座標系の位置(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、(X3,Y3,Z3)とから、カメラの座標系の位置とクレーン10の座標系の位置との相関関係を求める。
クレーン座標系位置算出部67は、相関関係算出部66が求めた相関関係から、カメラ座標系の特徴点Paの位置(x0,y0,z0)をクレーン10の座標系の位置(X0,Y0,Z0)として求める。同様にして、特徴点Pb〜Pdの位置をクレーン10の座標系の位置(Xb,Yb,Zb)〜(Xd,Yd,Zd)として求める。
クレーン座標系位置算出部67が求めた特徴点Pa〜Pdのクレーン10の座標系の位置(X0,Y0,Z0)〜(Xd,Yd,Zd)がメモリ68に記憶される。
次に、伸縮ブーム16を旋回させていき、伸縮ブーム16が例えば所定角度回転していく毎に、ステレオカメラ30が撮像した画像を第1,第2フレームメモリ部61L,61Rに取り込ませていき、第1,第2フレームメモリ部61L,61Rに画像が取り込まれる毎に上記動作を繰り返し行い、建物の輪郭線と特徴点を抽出していくとともに、その特徴点の3次元位置を求めていくことにより、クレーン10を中心にした周辺にある全ての物体の3次元位置情報を取得する。クレーン10の周辺に、例えば図7に示すように2つの建物1,2がある場合、この建物1,2の特徴点Pa〜Pd,Qa〜Qdを抽出し、その特徴点Pa〜Pd,Qa〜Qdの位置をカメラ座標系の位置(x0,y0,z0)〜(xd,yd,zd)、(xqa,yqa,zqa)〜(xqd,yqd,zqd)として求め、この後、クレーン10の座標系の3次元の位置(X0,Y0,Z0)〜(Xd,Yd,Zd),(Xqa,Yqa,Zqa)〜(Xqd,Yqd,Zqd)を求めることになる(図8参照)。
メモリ68には、例えば図8に示すように、建物1,2の輪郭線R1,R2と、建物1,2の各特徴点Pa〜Pd,Qa〜Qdの位置とが記憶される。
地図作成処理部80は、メモリ68に記憶されている建物1,2の輪郭線R1,R2と、建物1,2の各特徴点Pa〜Pd,Qa〜Qdの位置(X0,Y0,Z0)〜(Xd,Yd,Zd),(Xqa,Yqa,Zqa)〜(Xqd,Yqd,Zqd)とに基づいて、建物1,2を平面視した地図を作成する。すなわち、輪郭線R1,R2を、Z座標値をゼロにしたX−Y座標系で示す輪郭線に変換する。
具体的には、地図作成処理部80は、建物1の輪郭線R1の特徴点Pa〜Pdの3次元位置のうちX−Y座標系の位置(X0,Y0)〜(Xd,Yd)のみを、図9に示すように、画像メモリ81のn,m番地に対応させて画像メモリ81に記憶させる。さらに、その特徴点Pa〜Pdを結んだ線を建物1の平面視とした輪郭線F1として画像メモリ81に記憶させる。また、輪郭線F1内をZ座標の値に応じた色にして画像メモリ81に記憶させる。
同様に、建物2の輪郭線R2の特徴点Qa〜Qdの3次元位置のうちX−Y座標系の位置(Xqa,Yqa)〜(Xqd,Yqd)のみを、画像メモリ81のn,m番地に対応させて画像メモリ81に記憶させる、その特徴点Qa〜Qdを結んだ線を建物2の平面視とした輪郭線F2として画像メモリ81に記憶させる。また、輪郭線F2内をZ座標値に応じた色にして画像メモリ81に記憶させる。
このようにして、画像メモリ81には、図9に示す地図MPが作成されて記憶されることになる。
ところで、高さを示す色は、例えば、高さが10mより低い場合には薄い青色、高さが10m以上で20mより以下の場合には青色、高さが20m以上で30mより以下の場合には紫色、高さが30m以上の場合には赤色にする。
例えば、建物1の高さが21mの場合には輪郭線F1内が紫色となり、建物2の高さが18mの場合には輪郭線F2内が青色となる。
画像メモリ81に記憶された地図MPは、図10に示すようにモニタ51に表示される。このモニタ51には、X−Y座標系の原点位置Oにクレーン10を示すグラフィック画像10Gを表示させるとともに、色と高さとの関係を示す棒グラフ像52を表示させ、オペレータが色で建物1,2の高さが分かるようにする。グラフィック画像10G及び棒グラフ像52は画像メモリ81に予め記憶させておいてもよい。
画像メモリ81に地図MPが記憶された後、制御部70は、ステレオカメラ30が撮像したフックブロック19の画像から特徴点抽出部62L,62Rによってフックブロック19の画像の輪郭線を抽出させる。
そして、上記と同様にして、フックブロック19の輪郭線のクレーン10の座標系での3次元位置を求め、この3次元位置からフック21の3次元位置を求め、メモリ68にフック21の3次元位置を記憶させる。
地図作成処理部80は、メモリ68に記憶されたフック21の3次元位置に対応させて、画像メモリ81に記憶された地図MP上にフック21を示すグラフィック像Gfを合成させ、図10に示すようにモニタ51に表示させる。このグラフィック像Gfの色は、フック21の高さ位置、すなわちZ座標値に基づいて決定する。例えば、フック21の高さが30m以上であればグラフィック像Gfを赤色で表示する。
フックブロック19の輪郭線の抽出の際には、ステレオカメラ30が撮像した画像の第1,第2フレームメモリ部61L,61Rへの取り込みは、一定時間毎(例えば0.1秒毎)に行うことにより、フック21の移動に対応させてグラフィック像Gfをリアルタイムで表示することができる。
このように、モニタ51には、図10に示すように地図MP上に、フック21のグラフィック像Gfと、クレーン10のグラフィック画像10Gとをそれぞれの位置に対応させて表示するので、周辺の建物1,2とクレーン10との位置関係や、フック21と建物1,2との位置関係が一目で把握することができる。しかも、建物1,2の高さやフック21の高さも分かるので、作業時の安全性の確保が容易なものとなり、作業効率を向上させることができる。
この実施例では、ステレオカメラ30で撮像したクレーン10のキャリア11上の基準点P1,P2,P3の画像に基づいて、建物1の3次元位置情報を求めているので、伸縮ブーム16の先端部の位置をブームの姿勢を検出するセンサ等によって求めなくてもよく、このため、伸縮ブーム16の撓みなどの影響を受けることなく、クレーン10を中心にした周囲の建物1,2の3次元位置情報を正確に取得することができ、正確な地図を作成することができる。また、高さを色表示しているので、建物1,2やフック21の高さを視覚的に把握することができる。
上記実施例では、地図MPをX−Y座標系で表示しているが、図11示すように、極座標Vでモニタ51に表示するようにしてもよい。このように極座標Vで表示すれば、伸縮ブーム16を旋回させる場合、この旋回によってフック21が移動する位置が明確に分かることになり、安全性の確保がより容易なものとなる。
また、切換スイッチを設けて、X−Y座標系の表示と極座標系の表示とに切り換えられるようにしてもよい。
上記実施例では、伸縮ブーム16の先端部にステレオカメラ30を設けているが、必ずしもステレオカメラ30を設ける必要はない。例えば、単眼カメラを伸縮ブーム16の先端部に設け、伸縮ブーム16の移動によって得られる単眼カメラの画像からステレオカメラの原理で建物1,2の3次元位置情報を取得するようにしてもよい。
また、ステレオカメラ30の替わりに、伸縮ブーム16の先端部に単眼カメラとレーザ測距装置とを設け、レーザ測距装置の測定に基づいて物体の高さを求め、単眼カメラの画像から物体の輪郭線を抽出し、この輪郭線を物体の高さに基づいて平面視した輪郭線に変換するようにしてもよい。
上記実施例では、高さ表示を異なる色で表示しているが、これに限らず例えば同じ色の濃淡で表示したり、ハッチや点線などを用いて表示したりしてもよい。また、数値で表示してもよい。
また、上記実施例では、クレーン10のキャリア11上に3つの基準点P1,P2,P3を設定して、建物1,2の3次元位置情報を取得するようにしているが、伸縮ブーム16の先端部の位置を、伸縮ブーム16の起伏角度や長さや旋回角度やたわみ量から求めれば、3つの基準点P1,P2,P3を設定しなくてもよい。
また、ステレオカメラ30を真下(鉛直方向)に向けて撮像する場合、Z軸とz軸が同じ方向となれば2つの基準点でもよい。
この発明は、上記実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
1 建物(物体)
10 クレーン
16 伸縮ブーム
30 ステレオカメラ
51 モニタ(表示手段)
60 画像処理コントローラ
80 地図作成処理部(地図作成処理手段)
90 3次元位置情報取得装置

Claims (5)

  1. 作業車の周辺の物体の3次元位置情報を求める3次元位置情報取得装置と、
    3次元位置情報取得装置が取得した3次元位置情報により作業車の周囲の物体の高さを求めるとともに、この物体の高さ情報を示す平面視の地図を作成する地図作成処理手段と、
    この地図作成処理手段が作成した地図を表示する表示手段とを作業車に設けたことを特徴とする作業車の監視システム。
  2. 前記3次元位置情報取得装置は、作業車のブームの先端部に設けられ物体とブーム先端との位置関係を測定する位置測定装置と、この位置測定装置が測定した物体とブーム先端との位置の測定データから作業車の周辺の物体の3次元位置情報を演算する演算手段とを有し、
    前記地図作成処理手段は、演算手段が演算した3次元位置情報に基づいて、作業車を基準にした作業車の周囲の物体の高さ情報を示す平面視の地図を作成し、
    前記表示手段がその地図を表示することを特徴とする請求項1に記載の作業車の監視システム。
  3. 前記ブームは、作業車に対して旋回、伸縮、起伏可能であり、
    作業車を作業位置に固定した後に、ブームを移動させて3次元位置情報取得装置によって3次元位置情報を取得させ、
    前記地図作成処理手段は、3次元位置情報取得装置が取得した3次元位置情報に基づいて作業車の旋回中心位置を基準にした作業車の周囲の物体の高さ情報を示す平面視の地図を作成し、
    前記表示手段がその地図を表示することを特徴とする請求項2に記載の作業車の監視システム。
  4. 前記距離測定装置は、撮像手段と、この撮像手段で撮像した画像を画像認識して3次元位置情報を取得する画像認識手段とを有していることを特徴とする請求項1に記載の作業車の監視システム。
  5. 高さ情報は、色表示であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の作業車の監視システム。
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