JP2014151862A - 空気吹出部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気吹出口のブレードを目立たなくする空気吹出部構造を提供する。
【解決手段】空気吹出部構造が適用された空調用レジスタ10は、空気吹出口18を有する筒状のリテーナ16と、リテーナの内部を仕切るように配置され、空気吹出口18からの空気の吹出方向を変更する板状の縦ブレード30とを備えている。この縦ブレード30の空気吹出口18側の端部には反射部42が設けられている。反射部42は、空気吹出口縁部18Aの上端20を基準として空気吹出口18から縦ブレード30の仕切り方向へ離れる側から空気吹出口18に入射される光L1〜L3を上端20よりも空気吹出口縁部18Aの下端22側に反射する構成とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気吹出部構造に関する。
下記特許文献1には、空調装置によって温度調整された空気を車室内に吹出す空調用レジスタが開示されている。この空調用レジスタでは、空気吹出口を有するレジスタパネルの内部に1枚の横ブレード(風向偏向板)と複数枚の縦ブレードとが設けられている。横ブレードは空気の上下の吹出方向を変更する構成とされており、縦ブレードは空気の左右の吹出方向を変更する構成とされている。このように構成された空調用レジスタでは、横ブレードが1枚に設定されていることから、上下方向の薄型化が可能とされている。
特開2006−306365号公報
しかしながら、上記空調用レジスタが例えばインストルメントパネルに組付けられた場合、車両シートに着座した乗員から、空気吹出口内の複数枚の縦ブレードが目に入る。このため、見栄えを損なう可能性があり、改善の余地があった。
本発明は上記事実を考慮し、空気吹出口のブレードを目立たなくすることができる空気吹出部構造を得ることが目的である。
請求項1に記載された発明に係る空気吹出部構造は、空気吹出口を有する筒状のリテーナと、リテーナの空気吹出口縁部の対向する一端から他端にわたってリテーナの内部を仕切るように配置されると共に、空気吹出口からの空気の吹出方向を変更する板状のブレードと、ブレードの空気吹出口側の端部に設けられ、空気吹出口縁部の一端を基準として空気吹出口からブレードの仕切り方向へ離れる側から空気吹出口に入射される光を一端よりも空気吹出口縁部の他端側に反射する反射部と、を備えている。
請求項1に係る空気吹出部構造では、リテーナは空気吹出口を有する筒状で構成されている。リテーナの内部には空気吹出口縁部の対向する一端から他端にわたって仕切るように板状のブレードが設けられており、ブレードは空気吹出口から吹出される空気の吹出方向を変更する構成とされている。ブレードの空気吹出口側の端部には反射部が設けられている。
ここで、反射部は、空気吹出口縁部の一端を基準として空気吹出口からブレードの仕切り方向へ離れる側から空気吹出口に入射される光を一端よりも空気吹出口縁部の他端側に反射する構成とされている。このため、空気吹出口への入射光は、空気吹出口縁部の他端側に反射されるので、上記離れる側には反射されない。その結果、上記離れる側に視点がある場合に、視点側への光の反射が効果的に抑制又は防止される。
請求項2に記載された発明に係る空気吹出部構造では、請求項1において、反射部は、空気吹出口縁部の一端側を他端側よりも空気吹出口側に突出した形状とされると共に、一端側から他端側にわたって凹設された湾曲形状とされている。
請求項2に係る空気吹出部構造によれば、反射部の空気吹出口縁部の一端側が他端側よりも空気吹出口側に突出された形状とされている。このため、リテーナの内部に送給された空気が反射部の突出された形状によって空気吹出口近傍までガイドされるので、空気の吹出方向の指向性が向上される。また、反射部が、空気吹出口縁部の一端側から他端側にわたって凹設された湾曲形状とされている。このため、反射部の湾曲形状の部位で反射された光は略一点に集光されるので、可視光を吸収可能な部位や再反射が生じない部位へ光の反射方向を調整することができる。
請求項3に記載された発明に係る空気吹出部構造では、請求項1又は請求項2において、リテーナの少なくとも空気吹出口縁部の他端側が、可視光を吸収する有色樹脂材料により形成されている。
請求項3に係る空気吹出部構造によれば、リテーナの少なくとも空気吹出口縁部の他端側が反射部で反射された光が照射される又は集光される部位とされており、この部位が可視光を吸収する有色樹脂材料により形成されている。このため、有色樹脂材料によって反射部で反射された可視光が吸収されるので、上記離れる側(例えば視点側)への光の反射がより一層効果的に抑制又は防止される。
請求項4に記載された発明に係る空気吹出部構造では、請求項1において、反射部は、空気吹出口縁部の一端側を他端側よりも空気吹出口側に突出した形状とされると共に、一端側から他端側にわたって逆スラント形状とされている。
請求項4に係る空気吹出部構造によれば、請求項2に係る空気吹出部構造と同様に、空気の吹出方向の指向性を向上することができる。また、反射部が、空気吹出口縁部の一端側から他端側にわたって逆スラント形状とされている。このため、反射部の逆スラント形状の部位では、空気吹出口縁部の他端側へ光が反射されるので、上記離れる側(例えば視点側)への光の反射が効果的に抑制又は防止される。
請求項1に記載された発明に係る空気吹出部構造は、リテーナの空気吹出口に入射された光の反射方向を変更する構成としたので、ブレードを目立たなくすることができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載された発明に係る空気吹出部構造は、空気吹出口から吹出される空気の吹出方向の指向性を向上することができると共に、ブレードをより一層目立たなくすることができるという優れた効果を有する。
請求項3に記載された発明に係る空気吹出部構造は、反射部で反射された光の可視光が吸収される構成とされているので、ブレードをより一層目立たなくすることができるという優れた効果を有する。
請求項4に記載された発明に係る空気吹出部構造は、空気吹出口から吹出される空気の吹出方向の指向性を向上することができると共に、ブレードを目立たなくすることができるという優れた効果を有する。
(A)は自動車のインストルメントパネル内部に組付けられた第1実施の形態に係る空気吹出部構造が適用された空調用レジスタの車両側面視における概略断面図であり、(B)は(A)に示す空調用レジスタの縦ブレードの平面図である。 (A)は図1(A)に対応する第2実施の形態に係る空気吹出部構造が適用された空調用レジスタの車両側面視における概略断面図であり、(B)は図1(B)に対応する(A)に示す空調用レジスタの縦ブレードの平面図である。
以下、図面を参照し、本発明に係る空気吹出部構造の実施の形態を説明する。ここでは、自動車のインストルメントパネルの内部に組付けられた空調用レジスタに本発明に係る空気吹出部構造を適用した場合の実施の形態を説明する。なお、実施の形態の説明において、空調用レジスタ及びその構成部品の前後、左右、上下の位置関係は、図において適宜示されている車両の前後、左右、上下方向を基準として説明する。また、矢印FRは車両前方側、矢印UPは車両上方側、そして矢印Wは車両幅方向を各々示している。
[第1実施の形態]
(空調用レジスタの構成)
図1(A)に示されるように、本実施の形態に係る空気吹出部構造が適用された空調用レジスタ10は自動車の車室前部に設けられた樹脂製のインストルメントパネル12に組付けられている。インストルメントパネル12は、図示を省略した左右一対のフロントピラー間に架渡されたインパネリインフォースメントに支持されている。このインストルメントパネル12は、車両幅方向を長手方向とし、車両前後方向を短手方向として設けられると共に空調用レジスタ10の上方を覆う上壁部12Aと、上壁部12Aから車両下方側に沿って設けられると共に空調用レジスタ10の車両後方側を覆う縦壁部12Bとを備えている。この縦壁部12Bには、車両幅方向を長手方向とし、車両上下方向を短手方向として、車両前後方向に貫通された車両背面視で矩形状の空気吹出用開口14が設けられている。
また、この空調用レジスタ10は、インストルメントパネル12の車両幅方向の中間部に設けられたセンタレジスタである。空調用レジスタ10には、車両前後方向に沿って延在し、内部に通風路としての空間16Aを有する筒状のリテーナ16が設けられている。図1(A)に示されるように、車両前後方向及び車両上下方向で切断したときのリテーナ16の断面形状は矩形状とされている。奥行きの図示を省略しているが、リテーナ16は、車両上下方向の寸法(高さ)よりも車両幅方向の寸法(幅)を大きく設定した薄型横長構造とされている。リテーナ16の車両前方側の前部には図示を省略した空調装置がダクト等を介して接続されており、この空調装置によって温度調整された空気がリテーナ16の内部に送給されるようになっている。ここで、空調装置から送給される空気には、ヒータにより暖められた暖気、クーラにより冷やされた冷気、車室内を循環する内気、車室外から取入れた外気の少なくとも1つ又は複数が含まれている。
リテーナ16の車両後方側の後部には、内径が若干縮径されると共に、インストルメントパネル12の空気吹出用開口14に連通された空気吹出口18が設けられている。車両背面視における空気吹出口18の形状は、空気吹出用開口14の形状と略同一とされている。上記空調装置からリテーナ16の内部に送給された空気は、空気吹出口18から空気吹出用開口14を介して車室内に吹出される。
軽量化、加工容易性、低コスト化等の観点から、リテーナ16は射出成形加工に適した樹脂材料により製作されている。例えば、ABS樹脂、PP樹脂等の樹脂材料が実用的に使用可能とされている。本実施の形態に係る空調用レジスタ10では、リテーナ16が、可視光を吸収する有色樹脂材料、好ましくは黒色樹脂材料により製作されている。ここでは、加工容易性や低コスト化を目的として、リテーナ16の全体が黒色樹脂材料により製作されている。なお、後述する縦ブレード30に設けられた反射部42により反射光が照射される部位又は集光される部位のみに、黒色樹脂材料が設けられてもよい。また、反射光が照射される部位又は集光される部位において、リテーナ16の表面上に黒色樹脂材料からなるシートが設けられてもよい。この場合、リテーナ16、シートのそれぞれは別々の部材として構成される。
リテーナ16の内部には、車両幅方向に沿って延在されると共にこの方向を回動軸方向とする回動軸52が設けられている。この回動軸52には、車両幅方向を長手方向とし、車両前後方向を短手方向とする板状の横ブレード(横フィン)50が、車両側面視で、時計回りと反時計回りの双方向に回動自在に設けられている。横ブレード50は、空気吹出口18から車室内に吹出される空気の上下の吹出方向を変更する構成とされている。なお、図示を省略したが、インストルメントパネル12の空調用レジスタ10の近傍の部位には、回動軸52に連結して横ブレード50を回動する操作レバーや操作ダイヤル等の操作部が設けられている。
また、図1(A)及び図1(B)に示されるように、横ブレード50と空気吹出口18との間の内部には、本発明におけるブレードとしての板状の縦ブレード(縦フィン)30が設けられている。縦ブレード30は、空気吹出口縁部18Aの車両上下方向に対向する上端(本発明に係る一端)20から下端(変発明に係る他端)22にわたって、車両前後方向及び車両上下方向に仕切るように配置されており、車両幅方向に沿って互いに離間して略平行に複数枚配置されている。縦ブレード30には、この仕切り方向(車両上下方向)を回動軸方向とする上部回動軸32及び下部回動軸34が設けられている。上部回動軸32は、縦ブレード30上部の車両前後方向の中間部からその上方に突出して設けられており、リテーナ16の上壁16Bを車両上下方向に貫通する回動穴24に回動自在に挿入されている。下部回動軸34は、縦ブレード30下部の車両前後方向の後部からその下方に突出して設けられており、リテーナ16の底壁16Cを車両上下方向に貫通する回動穴26に回動自在に挿入されている。
上部回動軸32の上端には車両前方側に延設された揺動アーム36の一端が固定されており、揺動アーム36の他端上には連結ピン38が設けられている。揺動アーム36は複数枚の縦ブレード30毎に設けられており、複数本の揺動アーム36の連結ピン38は連結ロッド40により相互に連結されている。このような構成により、縦ブレード30は、上部回動軸32及び下部回動軸34を回動中心として、車両平面視で時計回りと反時計回りの双方向に回動自在な構成とされている。更に、複数枚の縦ブレード30は、揺動アーム36、連結ピン38及び連結ロッド40により、同一方向に回動する構成とされている。
縦ブレード30の空気吹出口18側の端部には、空気吹出口縁部18Aの上端20を基準として空気吹出口18から縦ブレード30の仕切り方向へ離れる側から空気吹出口18に入射される光L1〜L3を上端20よりも空気吹出口縁部18Aの下端22側に反射する反射部42が設けられている。この反射部42は、上端20側から下端22側にわたる全域で、光L1〜L3を下端22側へ反射する構成とされている。ここで、図1(A)中、車室内における上端20の位置が符号P1で示されており、上端20を基準として空気吹出口18から縦ブレード30の仕切り方向に離れる側とは、車室内の符号P1の位置よりも上側である。車室内において、車両シートに着座した乗員の視点Eの位置は、符号P1の位置よりも上側である。車室内における下端22の位置は符号P2で示されている。
反射部42は、空気吹出口縁部18Aの上端20側を下端22側よりも空気吹出口18側に突出した形状とされている。更に、反射部42は、空気吹出口18の上端20側から下端22側にわたって凹設された湾曲形状とされている。この反射部42の湾曲形状は、符号P1の位置よりも上側から空気吹出口18に入射される光を空気吹出口18の下端22部分に集光可能な凹面鏡又はそれに近い形状であることが好ましい。また、図1(B)に示されるように、縦ブレード30の車両平面視における反射部42の形状は、空気吹出口18側に突設された曲面形状とされている。
なお、縦ブレード30の横ブレード50側の端部44は、この横ブレード50との干渉を避けるために、車両側面視で凹設された湾曲形状により形成されている。反射部42と同様に、車両平面視における端部44の形状は横ブレード50側に突設された曲面形状とされている。
(本実施の形態の作用及び効果)
本実施の形態の作用及び効果は以下の通りである。本実施の形態に係る空調用レジスタ10では、リテーナ16は空気吹出口18を有する筒状で構成されており、空調装置によって温度調整されかつ送給された空気が空気吹出口18から吹出可能とされている。リテーナ16の内部には空気吹出口縁部18Aの対向する上端20から下端22にわたって仕切るように配置された板状の縦ブレード30が設けられている。縦ブレード30は空気吹出口18からの空気の吹出方向を変更する構成とされている。この縦ブレード30の空気吹出口18側の端部には反射部42が設けられている。
ここで、反射部42は、空気吹出口縁部18Aの上端20を基準として空気吹出口18から縦ブレード30の仕切り方向へ離れる側(符号P1の位置よりも上側)から空気吹出口18に入射される光L1〜L3を上端20よりも空気吹出口縁部18Aの下端22側に反射する構成とされている。光L1は視点Eと略同等の高さから空気吹出口18に入射される光である。光L2は光L1よりも高い位置から、光L3は光L1よりも低い位置からそれぞれ空気吹出口18に入射される光である。空気吹出口18へ入射される光L1〜L3は、空気吹出口縁部18Aの下端22側に反射されるので、上記離れる側(符号P1の位置よりも上側)には反射されない。車両シートに着座した乗員の視点Eは符号P1の位置よりも上方となるので、視点E側への光L1〜L3の反射を効果的に抑制又は防止することができる。
従って、本実施の形態に係る空調用レジスタ10によれば、リテーナ16の空気吹出口18に入射された光L1〜L3の反射方向を変更する構成としたので、縦ブレード30を目立たなくすることができる。更に、この空調用レジスタ10では、縦ブレード30が目立たなくなるので、空気吹出口18の形状の意匠性を高めることが可能となり、空気吹出口18の見栄えを改善することができる。
更に、本実施の形態に係る空調用レジスタ10では、反射部42の空気吹出口縁部18Aの上端20側が下端22側よりも空気吹出口18側に突出された形状とされている。このため、リテーナ16の内部に送給された空気が反射部42の突出された形状によって空気吹出口18近傍までガイドされるので、空気の吹出方向の指向性を向上することができる。また、反射部42が、空気吹出口縁部18Aの上端20側から下端22側にわたって凹設された湾曲形状とされている。このため、反射部42の湾曲形状の部位で反射された光L1〜L3は略一点に集光されるので、可視光を吸収可能な部位や再反射が生じない部位に光L1〜L3の反射方向を調整することができる。
従って、本実施の形態に係る空調用レジスタ10によれば、空気吹出口18から吹出される空気の吹出方向の指向性を向上することができると共に、縦ブレード30をより一層目立たなくすることができる。
また、本実施の形態に係る空調用レジスタ10では、リテーナ16の少なくとも空気吹出口縁部18Aの下端22側が反射部42で反射された光L1〜L3が照射される部位又は集光される部位とされており、この部位が可視光を吸収する有色樹脂材料により形成されている。有色樹脂材料では、反射部42で反射された光L1〜L3の可視光が吸収される。特に、黒色樹脂材料の可視光の吸収効率は高い。このため、視点E側への光L1〜L3の反射をより一層効果的に抑制又は防止することができる。
従って、本実施の形態に係る空調用レジスタ10によれば、縦ブレード30の反射部42で反射された光L1〜L3の可視光が吸収される構成とされているので、縦ブレード30をより一層目立たなくすることができる。
[第2実施の形態]
次に、図2(A)及び図2(B)を用いて、本発明の第2実施の形態に係る空気吹出部構造が適用された空調用レジスタ10について説明する。なお、第2実施の形態において、第1実施の形態で説明した構成要素と同一機能を有する構成要素には同一符号を付し、この同一符号が付された構成要素の説明は重複するので省略する。
図2(A)及び図2(B)に示されるように、本実施の形態に係る空気吹出部構造が適用された空調用レジスタ10では、縦ブレード30の空気吹出口18側の端部に反射部46が設けられている。この反射部46は、空気吹出口縁部18Aの上端20側を下端22側よりも空気吹出口18側に突出した形状とされると共に、上端20側から下端22側にわたって逆スラント形状(逆傾斜形状)とされている。すなわち、反射部46は、光L1〜L3の反射面を車両後方の下方側に向ける形状とされている。
本実施の形態に係る空調用レジスタ10によれば、第1実施の形態に係る空調用レジスタ10と同様に、空気の吹出方向の指向性を向上することができる。また、反射部46が空気吹出口縁部18Aの上端20側から下端22側にわたって逆スラント形状とされている。このため、反射部46の逆スラント形状の部位では、空気吹出口縁部18Aの下端22側へ光L1〜L3が反射されるので、視点E側への光L1〜L3の反射を効果的に抑制又は防止することができる。従って、空調用レジスタ10によれば、空気吹出口18から吹出される空気の吹出方向の指向性を向上することができると共に、縦ブレード30を目立たなくすることができる。
[上記実施の形態の補足説明]
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本発明には以下の変形例が含まれる。本発明では、空調用レジスタの横ブレードを車両上下方向に複数枚配置することができる。また、本発明では、空調用レジスタの車両背面視における空気吹出口の形状が横長矩形状に限定されない。例えば、空気吹出口の形状は、縦長矩形状、正方形状、台形状、三角形状、五角形以上の多角形状、円形状、楕円形状等のいずれか1つの形状、又はいずれか2以上を組合わせた形状としてもよい。
また、本発明は、インストルメントパネルの車両幅方向の端部に組付けられるサイドレジスタに適用可能である。更に、本発明は、自動車の室内の側面、天井、リア等に組付けられる空調用レジスタに適用可能である。これらの空調用レジスタでは、座席シートに着座した乗員の視点側に反射光が反射されないように縦ブレード若しくは横ブレードに反射部が設けられている。更に、本発明に係る空気吹出部構造は、ブレードを有すると共に、霜取り用の空気を吹出すデフロスタ(例えば、フロントデフロスタ、サイドデフロスタ等)に適用可能である。
更に、本発明は、自動車に組付けられる空気吹出部構造に限定されるものではなく、電車、船舶、航空機、一般家庭、オフィス等に組付けられる空気吹出部構造に適用可能である。
10 空調用レジスタ
12 インストルメントパネル
14 空気吹出用開口
16 リテーナ
18 空気吹出口
18A 空気吹出口縁部
20 上端(一端)
22 下端(他端)
30 縦ブレード(ブレード)
32、34、52 回動軸
42、46 反射部
50 横ブレード

Claims (4)

  1. 空気吹出口を有する筒状のリテーナと、
    当該リテーナの空気吹出口縁部の対向する一端から他端にわたって当該リテーナの内部を仕切るように配置されると共に、前記空気吹出口からの空気の吹出方向を変更する板状のブレードと、
    当該ブレードの前記空気吹出口側の端部に設けられ、前記空気吹出口縁部の一端を基準として前記空気吹出口から前記ブレードの仕切り方向へ離れる側から当該空気吹出口に入射される光を当該一端よりも前記空気吹出口縁部の他端側に反射する反射部と、
    を備えた空気吹出部構造。
  2. 前記反射部は、前記空気吹出口縁部の一端側を他端側よりも前記空気吹出口側に突出した形状とされると共に、当該一端側から他端側にわたって凹設された湾曲形状とされている請求項1に記載の空気吹出部構造。
  3. 前記リテーナの少なくとも前記空気吹出口縁部の他端側が、可視光を吸収する有色樹脂材料により形成されている請求項1又は請求項2に記載の空気吹出部構造。
  4. 前記反射部は、前記空気吹出口縁部の一端側を他端側よりも前記空気吹出口側に突出した形状とされると共に、当該一端側から他端側にわたって逆スラント形状とされている請求項1に記載の空気吹出部構造。
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