JP2014150377A - 画像処理装置と画像処理方法及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コントローラ11が、多階調画像データにディザ処理を施して生成した擬似多値の画像データを、書込制御部12のメモリ13に一旦格納する。シフト制御部14が、その画像データを主走査方向における所定の領域ごとに分割して読み出し、その各領域毎に画像データを副走査方向へシフトしてLD点灯制御部20へ出力し、形成される画像の主走査ラインの傾き及び曲がりを補正する。シフト制御部14は、コントローラ11からディザ処理に使用されたディザマトリクスの種類を特定する情報を入力し、その情報によって特定したディザマトリクスの種類に応じて、画像データを副走査方向へシフトするシフト量を変更する。
【選択図】 図1
Description
そのうち、電子写真方式は高速で高画質の画像を形成できるため、高速、高画質用途の画像形成装置に最も適している。
また、このような画像形成装置によって多階調の画像を形成する場合には、一般に、多階調画像データに対してディザ処理を施して擬似多値(多階調)の画像データを生成し、その画像データによって擬似多階調の画像を形成している。
図11の(a)は、シフトなしの1ライン分の擬似中間調の画像データを模式的に示す。
この画像データでそのまま、光書込装置を用いて感光体上に画像を形成すると、同図(b)に示す「シフトなし像面画像」のようになる。
この例では、(b)に示した「シフトなし像画面像」は領域1から領域3に向かっては右上がり、領域3から領域4に向かっては右下がりの傾きがある。そのため、画像データを領域1から領域3に向かっては下側に、領域3に対して領域4は上側にシフトさせる。このときシフトさせる量は画像データの副走査方向の最小単位、すなわちレーザビームによる露光が可能な最小単位である1ラインごとである。
通常、画像データが格納されたメモリからの画像データを読み出して書き込むのは1ライン毎に行う。しかし、曲がりや傾き補正のために画像データのシフトを行う際は、主走査方向に分割した領域毎にメモリから読み出す画像のラインを変えることによって、副走査方向に画像がシフトしたようなデータを出力する。シフトさせる画像データは、多値の多階調画像データよりも、ディザ処理によって少値化した擬似多値の画像データを用いた方が、扱うデータの大きさが小さくなるので、メモリの記憶容量を削減できる。
この画像は、その主走査ライン(主走査方向の画素の並び)が図12で右方へ行くに従って、副走査方向の位置が上方へずれて傾いている。
その拡大画像を見ると分かるように、画像データをシフトしない領域aとシフトした領域bとの境界(破線で示す)4の左側と右側では、形成される各ドットが副走査方向に1ライン分ずれている。
その結果、本来は隣り合っていなかったドット同士が隣り合うことになり、周囲の濃度と比べて隣接する領域の境界位置のみが濃度が濃くなる。それがユーザの目でも知覚される濃度の差となり、中間調画像2の中にすじ5が生じてしまう。このすじ5は、図13に示す例のように、中間調の画像が広い面積に形成される場合に目立ち易い。
すなわち、スキュー(傾き)補正された画像データにおける補正対象の注目画素が主走査方向の分割位置にある場合、その注目画素とその周囲の画素の濃度を検出する。そして、その検出した濃度とスキュー補正によるシフト方向と予め定められたパターンとに基づいて、濃度ずれの発生を検知する。その結果、濃度ずれの発生が検知された場合には、その検知された濃度ずれに基づいて、分割位置の近傍の複数の画素の出力面積の差分を補う濃度補正を行う。
そのような回路や機能を追加するとかなりコストアップになり、安価な画像形成装置には実施できないという問題があった。
上記ディザ処理に使用されたディザマトリクスの種類を特定する情報を入力する入力手段と、その入力手段が入力した上記情報によって特定されるディザマトリクスの種類に応じて、上記画像データを副走査方向へシフトするシフト量を変更するシフト量変更手段とを有することを特徴とする。
〔画像処理装置と画像処理方法の実施形態〕
まず、この発明による画像処理装置の一実施形態について説明する。
図1は、その画像処理装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。この図1に示す画像処理装置10は、コントローラ11と書込制御部12とからなる。この画像処理装置10によって、この発明による画像処理方法を実施する。
この実施形態では、このコントローラ11が、多階調画像データにディザ処理を施して擬似多値の画像データを生成するディザ処理手段の機能を有している。
コントローラ11から書込制御部12に送られてきた擬似多値の画像データ(2値データ)は、メモリ13に一旦格納される。そして、その画像データがシフト制御部14に順次読み出されて、いくつかの画像処理や速度調整が行われた後、主走査ラインの傾き及び曲がりを補正するためのシフト処理がなされて、LD点灯制御部20へ送り出される。
この書込制御部12の内部では、上述したように、画像データのシフトによって主走査ラインの傾き及び曲がりを補正する処理以外の処理も行うが、その説明は省略する。
コントローラから送られてきて、メモリ13に格納された画像データの読み出しは、書き込む1ライン毎に行うが、主走査ラインの傾き及び曲がりを補正するために、図11によって説明したように画像データのシフトを行う際は異なる。
その画像データのシフト量は、従来は常に画像データの副走査方向の最小単位、すなわちレーザビームによる露光が可能な最小単位である1ラインであった。
この例では、コントローラ11から入力するモード情報と解像度情報によって、使用するディザマトリクスの種類が決まるため、シフト制御部14はそれらのディザマトリクスの種類を特定する情報を入力する。そして、シフト制御部14は、その入力した情報によって特定されるディザマトリクスの種類に応じて、シフトするライン数をROM15から読み出す。そして、そのライン数だけシフトさせるようにシフト量を変更する。
ROM15は、予めディザマトリクスの種類とシフトするライン数とを対応させて記憶した記憶手段である。
シフト制御部14は、さらに、コントローラ11からディザ処理に使用されたディザマトリクスの種類を特定する情報を入力する入力手段も有している。さらに、そのシフト制御部14と記憶手段であるROM15によるシフト量変更手段によって、上記入力手段が入力した情報によって特定されるディザマトリクスの種類に応じて、上記画像データを副走査方向へシフトするシフト量を変更する。
あるいはさらに、コントローラ11内にディザマトリクスの種類とシフトするライン数との対応関係も記憶させておけば、コントローラ11からシフト制御部14へ直接シフト量であるライン数情報を送出することもできる。その場合は、ROM15は不要になる。
この発明の実施例によれば、擬似多値の画像データによって中間調画像を形成する場合に、主走査ラインの傾きや曲がりを補正するとともに、極めて簡単に「すじ」の発生を抑制できる。なお、画像データのディザ処理に使用されたディザマトリクスの種類に応じて、画像データを領域ごとに副走査方向へシフトするシフト量を変更するだけで「すじ」の発生を抑制している。そのため、従来の画像データのシフトによって傾きを補正するために用いた画像処理装置の構成とほぼ同じ構成で実現できる。
図2は、2ラインシフトを選択するディザマトリクスの例について説明する図である。
この図はディザマトリクスDM1を用いて4bit(16値)の多値画像データを1bit(2値)の少値画像データに変換するディザ処理(中間調処理)の例を示している。
実際は8bit(256値)の多値画像データを1bit(2値)、2bit(5値)、または4bit(16値)の少値画像データである擬似多値画像データに変換するが、説明を簡略化するためビット数を変えている。
図2の(a)は全ての画素が濃度値2の多値画像データを、ディザマトリクスDM1によって少値(2値)画像データに変換した場合の例である。変換後の画素パターンの副走査方向(図で上下方向)の繰り返し周期Tは、1列置きに4ドットと「繰り返しなしの全白」になっている。ここで、「ドット」は「画素」と同意である。
(c)は、全ての画素が濃度値8の多値画像データを、ディザマトリクスDM1によって少値(2値)画像データに変換した場合である。変換後の画素パターンの副走査方向の繰り返し周期Tは、各列とも2ドットになっている。
これらの中で、繰り返し周期Tが最も短く、全ての行で2ドットである(c)の場合に、1ラインシフトすると「すじ」が発生し易い。
しかし、領域bの画像データを領域aの画像データに対して、副走査方向へ画素パターンの繰り返し周期Tと同じ2ラインシフトすると、同図の(b)に示すように、領域aと領域bの境界4の左右の画素の配置がシフト前と後で同じ状態になる。したがって、「すじ」は発生しない。
したがって、このディザマトリクスDM1を使用してディザ処理を行った場合には、シフト量を2ラインにすればよい。
このように、少値画像データの黒画素の並びによって、1ラインシフトでは「すじ」が発生することがある。「すじ」が発生し易いのは濃度が中程度のときである。その理由は、濃度が中程度のときは異常を引き起こす黒画素の配置が頻繁に現れるためである。
したがって、予め、ディザマトリクスの種類ごとに、上述したディザ処理後の画像データに発生し得る画素パターンの副走査方向の周期のうち、最小値のドット数に相当するライン数を、シフトするライン数として対応させてROM15に記憶させておけばよい。
この画素パターンの周期(シフト量)はディザマトリクスが決まれば一意に決まるので、ディザマトリクス毎にシフト量の情報を図1に示したROM15などに保持しておけばよい。それによって、実際の画像データの画素パターンの周期を検出しなくても、最適なシフト量で主走査ラインの傾き及び曲がりを補正することができる。
この図はディザマトリクスDM2を用いて、図2に示した例と同じ4bit(17値)の多値画像データを1bit(2値)の少値画像データに変換するディザ処理(中間調処理)の例を示している。
この場合は、(a)に示す低濃度の画像データのときは画素パターンの繰返し周期が6ドットであり、(b),(c)に示す中濃度、(d)に示す高濃度の各画像データのときは、画素パターンの繰返し周期が3ドットである。そのため、小さい方の周期の3ドットに相当する3ラインをシフト量とする。
この図はディザマトリクスDM3を用いて、図2に示した例と同じ4bit(17値)の多値画像データを1bit(2値)の少値画像データに変換するディザ処理(中間調処理)の例を示している。
したがって、この場合には、従来と同様に画像データの副走査方向の最小単位に相当する1ラインをシフト量とすればよい。
そのため、ディザ処理に使用されたディザマトリクスの種類に応じて、画像データを副走査方向へシフトするシフト量を1ライン分から3ライン分の間で変更すればよいと考えられる。
ディザマトリクスの種類とシフト量との対応関係は、例えば、実施する画像形成装置で使用するディザマトリクスの種類ごとに、特に中濃度の画像をシフト量を変えて形成して評価することを繰り返すことによって、最適なシフト量を決定することができる。
前述した擬似多値の画像データが、複数色の多階調画像データにそれぞれディザ処理を施して生成された擬似多値の複数色の画像データである場合に、形成される画像の主走査ラインの傾き及び曲がりを補正すると、次のような問題が生じることがある。
それは、複数色の画像データのうちの一部の色の画像データだけを、主走査方向における所定の領域ごとに分割し、その各領域毎に副走査方向へシフトした場合、その隣接した領域間で色味が変化してしまうこと(以下「色むら」と称す)が発生することである。
中間調画像を2値のドットで再現するためにディザマトリクスを用いたディザ処理(中間調処理)を施すことによって、拡大画像に図示しているようなシアンとマゼンタのトナー像が形成されたとする。ディザ処理によっては、各色とも同じ形状のディザマトリクスを用いて、それぞれの色のドットが重なるように画素パターンを形成する場合があり、図6はその処理を想定した例となっている。
なお、シアンとマゼンタの場合の例で説明したが、トナーの色はこれに限定されるものではなく、いずれの色の組み合わせにおいても同様のことが言える。
図6及び図7に示した例で色むらが発生したのは、シアンの少値画像の画素パターンの副走査方向の繰り返し周期が2ドットであるのに、右側の領域のシアン画像データを1ラインシフトさせたことが原因である。
したがって、境界4の左側でも右側でもシアンとマゼンタのドットが重なるため、色むらが発生しない。
この最適なシフト量を決める画素パターンの副走査方向の繰り返し周期の最小値は、シフトする色の画像データのディザ処理に使用したディザマトリクスの種類によって、一義的に決まる。
複数色の画像データの全ての色の画像データを分割領域ごとにシフトする場合は、ディザ処理に使用されたディザマトリクスの種類に応じて各画像データのシフト量を変更することによって、単色の場合と同様に「すじ」の発生を防ぐことができる。
次に、この発明による画像形成装置の一実施形態を図9及び図10によって説明する。
図9は、その画像形成装置の機構部の概略構成を示す図である。図10は、図9における光学装置102の一部を矢示A方向から見た図を、感光体ドラム及び図1によって前述した画像処理装置10及びLD点灯制御部20と共に示す図である。
図9に示す画像形成装置100は、前述したこの発明による画像処理装置10を備え、その画像処理装置10によって処理された画像データによって、電子写真方式で画像を形成する画像形成装置である。
カラー作像部112は、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色用の作像プロセス部(画像形成部)104,106,108,110を備えている。転写部122は無端状の中間転写ベルト114などを含む。
そのため、レーザダイオード206は4個設けられ、ポリゴンミラー102cは同軸に2段に設けられ、fθレンズ102bはポリゴンミラー102cの両側に2段ずつ設けられている。
なお、「主走査方向」をレーザビームの走査方向と定義し、「副走査方向」を主走査方向に対して直交する方向、この画像形成装置100では感光体ドラム104a,106a,108a,110aが回転する方向、つまりその表面の移動方向と定義する。
その各光導電層は、コロトロン、スコロトロン、または帯電ローラなどによって構成される帯電器104b,106b,108b,110bにより、それぞれ表面電荷が付与されて帯電される。
図で左回転する各感光体ドラム104a,106a,108a,110aの帯電された光導電層の表面は、光学装置102からの画像データの各画素の値に応じて発光制御されたレーザビームLによって露光走査される。それによって、2次元の静電潜像が形成される(画像書き込みが行われる)。
各現像器104c,106c,108c,110cは、それぞれ現像スリーブ、現像剤供給ローラ、規制ブレードなどを含む。
2次転写部は、搬送ローラ118a,118bにより矢示C方向に回動される2次転写ベルト118を含んで構成されている。中間転写ベルト114の搬送ローラ114bは2次転写対向ローラの機能も果す。
定着装置120は、定着ローラ121と加圧ローラ123によるニップ部に記録媒体124を挟んで、転写されたトナー像と共に加熱及び加圧しながら搬送することによって、トナー像を記録媒体124に定着させる。その定着装置120を通過した記録媒体124は、印刷物132として画像形成装置100の外部へ排出される。
トナー像を記録媒体に転写した後の中間転写ベルト114は、クリーニングブレードを含むクリーニング部116により転写残留トナーが除去されて、次の像形成プロセスに備える。
そのレーザビームLを主走査の書き始め位置より手前側(画像領域外)の所定位置で検知するために、反射ミラー208とフォトダイオード等の光センサによる同期検知センサ210とを備えている。この同期検知センサ210による同期検知信号によって、各主走査の書き始め位置を制御する。
感光体ドラム104も図9に示したように、各色用の作像プロセス部104,106,108,110ごとに、感光体ドラム104a,106a,108a,110aが設けられている。
白黒画像を形成する場合は、書込制御部12から黒用の画像データのみをLD点灯制御部20へ送出し、LD点灯制御部20はその画像データの各画素値に応じて、黒用のレーザダイオード206の点灯だけを制御すればよい。このときは、他の色用のレーザダイオード206は消灯したままにし、黒用の作像プロセス部110以外の作像プロセス部104,106,108は動作させない。
画像処理装置10の構成及び動作は、図1によって前述したので、ここでは説明を省略する。
また、以上説明してきた各実施形態の構成は、適宜追加、変更、一部の省略等を行うことができ、また、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
10:画像処理装置 11:コントローラ 12:書込制御部 13:メモリ
14:シフト制御部 15:ROM 20:LD点灯制御部
100:画像形成装置 102:光学装置 102a,12e:反射ミラー
102b:fθレンズ 102c:ポリゴンミラー 102d:WTLレンズ
104,106,108,110:作像プロセス部(画像形成部)
104a,106a,108a,110a:感光体ドラム
104b,106b,108b,110b:帯電器
104c,106c,108c,110c:現像器
104d,106d,108d,110d:1次転写ローラ
112:カラー作像部 114:中間転写ベルト 116:クリーニング部
118:2次転写ベルト 120:定着装置 122:転写部
124:記録媒体(用紙) 128:記録媒体収容部 126:搬送ローラ
132:印刷物 206:レーザダイオード L:レーザビーム
Claims (8)
- 多階調画像データにディザ処理を施して生成された擬似多値の画像データを、主走査方向における所定の領域ごとに分割し、その領域毎に該画像データを前記主走査方向に直交する副走査方向へシフトして出力し、形成される画像の主走査ラインの傾き及び曲がりを補正する画像処理装置において、
前記ディザ処理に使用されたディザマトリクスの種類を特定する情報を入力する入力手段と、該入力手段が入力した前記情報によって特定されるディザマトリクスの種類に応じて、前記画像データを前記副走査方向へシフトするシフト量を変更するシフト量変更手段とを有することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
多階調画像データにディザ処理を施して擬似多値の画像データを生成するディザ処理手段を備え、該ディザ処理手段は、生成した擬似多値の画像データと共に、そのディザ処理に使用したディザマトリクスの種類を特定する情報を前記入力手段へ送出することを特徴とする画像処理装置。 - 前記シフト量変更手段は、前記入力手段が入力した前記情報によって特定されるディザマトリクスの種類に応じて、前記画像データを前記副走査方向へシフトするシフト量を1ライン分から3ライン分の間で変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 前記シフト量変更手段は、ディザマトリクスの種類とシフトするライン数とを対応させて記憶した記憶手段を有し、前記特定されるディザマトリクスの種類に応じてシフトするライン数を、前記記憶手段から読み出して前記シフト量を変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記記憶手段は、ディザマトリクスの種類ごとに、それを使用してディザ処理を施したときに生成される擬似多値の画像データに発生し得る画素パターンの副走査方向の周期のうち、最小値のドット数に相当するライン数を、前記シフトするライン数として対応させて記憶していることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
- 前記シフト量変更手段は、前記擬似多値の画像データが、複数色の多階調画像データにそれぞれディザ処理を施して生成された擬似多値の複数色の画像データである場合に、該複数色の画像データのうちの一部の色の画像データだけを、前記主走査方向における所定の領域ごとに分割し、その各領域毎に前記主走査方向に直交する副走査方向へシフトする手段と、該色の画像データのディザ処理に使用したディザマトリクスの種類に応じて、該色の画像データをシフトするシフト量を変更する手段とを有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 多階調画像データにディザ処理を施して生成された擬似多値の画像データを、主走査方向における所定の領域ごとに分割し、その各領域毎に該画像データを前記主走査方向に直交する副走査方向へシフトして出力し、形成される画像の主走査ラインの傾き及び曲がりを補正する画像処理方法であって、
前記ディザ処理に使用されたディザマトリクスの種類に応じて、前記画像データを前記副走査方向へシフトするシフト量を変更することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の画像処理装置を備え、該画像処理装置によって処理された画像データによって、電子写真方式で画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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