JP2014149717A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動ルートについて、より実態に則した移動コストを算出する技術を提供すること。
【解決手段】情報処理装置は、第1の位置から第2の位置までを結ぶルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、第1の位置を始点とする移動履歴と、第2の位置を終点とする移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する。情報処理装置は、特定した移動履歴の情報の組み合わせに基づきルートの移動時間を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、GPS(Global Positioning System: 全地球測位システム)等を利用する情報処理技術に関し、特に、携帯端末の測位情報を処理する技術に関する。
目的地への移動ルートを検索し、各移動ルートの移動コスト(時間、距離等)を提示するシステムが知られている。例えば、引用文献1には、目的地へ最短時間で行けるルートを検索するカーナビゲーションシステムが記載されている。このシステムでは、まず、車が所定の距離(例えば、10キロ)移動する毎の移動時間を移動履歴としてメモリに蓄積する。そして、ルート検索をするときに、始点(現在地)と終点(目的地)とを結ぶ複数のルートについて、各ルートを構成する各区間の移動時間を、予め蓄積された移動履歴から取得し、取得した移動時間を合計することで、各ルートの移動時間を算出し、目的地へ最短時間で行けるルートを表示する。このように各区間の移動履歴の移動時間を合計してあるルートの移動時間を算出する方法は、1つの移動履歴としてそのルートの全体を移動したことを示す移動履歴がメモリに蓄積されていないときに、ルートの移動時間を取得する方法として有効である。
特開平10−30933号公報
しかしながら、複数の区間の移動実績時間を単純に合計してあるルートの移動時間として算出した場合、算出された時間は実態にそぐわない場合がある。例えば、車や電車での移動時間は、平日/休日、時間帯などの条件に応じて変化する。そのため、移動履歴の時間的な繋がりを考慮せずに区間ごとの移動履歴における移動時間を単純に合計した場合、算出されたルートの移動時間は、異なる条件における移動履歴の移動時間を合計することになるため、実態にそぐわない場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、移動ルートについて、より実態に則した移動コストを算出する技術を提供することにある。
本発明に係る情報処理装置は、地図情報を記憶したデータベースを参照し、第1の位置から第2の位置までを結ぶルートを検索する検索手段と、測位情報を記憶したデータベースを参照し、前記検索されたルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、前記第1の位置を始点とする移動履歴と、前記第2の位置を終点とする移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する特定手段であって、前記特定接続関係は、前記移動履歴の終点の測位情報と、他の前記移動履歴の始点の測位情報との間の時間及び位置のずれが所定の範囲内であるような関係である、特定手段と、
前記特定した移動履歴の情報の組み合わせに基づき前記検索されたルートの移動時間を算出する算出手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る他の情報処理装置は、地図情報を記憶したデータベースを参照し、指定された位置から開始する所定のルートを検索する検索手段と、測位情報を記憶したデータベースを参照し、前記検索されたルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、指定された時間に前記指定された位置を始点とする移動履歴を一端として、特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する特定手段であって、前記特定接続関係は、前記移動履歴の終点の測位情報と、他の前記移動履歴の始点の測位情報との間の時間及び位置のずれが所定の範囲内であるような関係である、特定手段と、前記特定した移動履歴の情報の組み合わせに基づき前記検索されたルートにおける移動体の現在位置を算出する算出手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る他の情報処理装置は、地図情報を記憶したデータベースを参照し、第3の位置と第4の位置とを結ぶルートを検索する検索手段と、測位情報を記憶したデータベースを参照し、前記第3の位置から前記第4の位置の方向への移動について、前記検索されたルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、前記第3の位置を始点とする移動履歴と、前記第4の位置を終点とする移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定し、前記第4の位置から前記第3の位置の方向への移動について、前記検索されたルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、前記第4の位置を始点とする移動履歴と、前記第3の位置を終点とする移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する特定手段であって、前記特定接続関係は、前記移動履歴の終点の測位情報と、他の前記移動履歴の始点の測位情報との間の時間及び位置のずれが所定の範囲内であるような関係である、特定手段と、前記特定した移動履歴の情報の組み合わせに基づき、前記検索されたルートにおいて、前記第3の位置を出発した人と、前記第4の位置を出発した人とが出会う場所を算出する算出手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理方法は、制御部を備える情報処理装置において実施される方法であって、前記制御部が、地図情報を記憶したデータベースを参照し、第1の位置から第2の位置までを結ぶルートを検索する検索ステップと、前記制御部が、測位情報を記憶したデータベースを参照し、前記検索されたルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、前記第1の位置を始点とする移動履歴と、前記第2の位置を終点とする移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する特定ステップであって、前記特定接続関係は、前記移動履歴の終点の測位情報と、他の前記移動履歴の始点の測位情報との間の時間及び位置のずれが所定の範囲内であるような関係である、特定ステップと、前記制御部が、前記特定した移動履歴の情報の組み合わせに基づき前記検索されたルートの移動時間を算出する算出ステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、地図情報を記憶したデータベースを参照し、第1の位置から第2の位置までを結ぶルートを検索する検索手段、測位情報を記憶したデータベースを参照し、前記検索されたルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、前記第1の位置を始点とする移動履歴と、前記第2の位置を終点とする移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する特定手段であって、前記特定接続関係は、前記移動履歴の終点の測位情報と、他の前記移動履歴の始点の測位情報との間の時間及び位置のずれが所定の範囲内であるような関係である、特定手段、前記特定した移動履歴の情報の組み合わせに基づき前記検索されたルートの移動時間を算出する算出手段として機能させることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、CD−ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
また、本明細書等において、「部」とは、単に物理的構成を意味するものではなく、その構成が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの構成が有する機能が2つ以上の物理的構成により実現されても、2つ以上の構成の機能が1つの物理的構成により実現されてもよい。
本発明によれば、移動ルートについて、より実態に則した移動コストを算出する技術を提供することができる。
一実施形態におけるシステムの構成を示す概念図である。 一実施形態におけるサーバ装置の機能構成を示すブロック図である。 一実施形態において、サーバ装置に記憶された情報の構成を示す図である。 一実施形態における移動ルートを示す概念図である。 一実施形態における移動履歴情報の繋ぎ方を示す概念図である。 一実施形態におけるサーバ装置で実施される処理を示すフローチャートである。 他の実施形態における処理の概念を示す図である。 他の実施形態における処理の概念を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、発明の範囲をこれらに限定するものではない。
図1を参照して、一実施形態に係るシステムの構成を説明する。情報処理システム1は、サーバ装置10及び複数の携帯端末20などの情報処理装置を主に備える。サーバ装置10と複数の携帯端末20は、ネットワークNを介して相互に通信することができる。なお、図1では、3つの携帯端末20が記載されているが、サーバ装置10と通信可能な携帯端末20の数は、任意である。
ネットワークNは、サーバ装置10と携帯端末20との間で情報を送受信するための通信回線である。例えば、インターネット、LAN、専用線、パケット通信網、電話回線、企業内ネットワーク、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
サーバ装置10は、ハードウェア構成として、制御部11、通信部14、及び記憶部15を主に備える。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)12及びメモリ13を主に備えて構成される。サーバ装置10は、専用又は汎用のサーバ・コンピュータなどの情報処理装置を用いて実現することができ、例えば、CPU12がメモリ13等に格納された所定のプログラムを実行することにより、各種の機能実現手段として機能する。なお、サーバ装置10は、単一の情報処理装置より構成されるものであっても、ネットワーク上に分散した複数の情報処理装置より構成されるものであってもよい。
制御部11では、CPU12は、記憶部15等に記憶されたプログラムをメモリ13に展開して実行することにより、サーバ装置10が備える各種構成の動作を制御し、また、各種処理の実行を制御する。制御部11において実行される処理の詳細は後述する。
通信部14は、ネットワークNを介して携帯端末20等の各種情報処理装置と通信するための通信インタフェースである。通信部14は、例えば、携帯端末20からの測位情報を受信する。
記憶部15は、ハードディスク等の記憶装置によって構成される。記憶部15は、制御部11における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報を記憶する。記憶部15に記憶されている情報の具体例については後述する。
携帯端末20は、例えば、携帯電話機、PDA、パーソナルコンピュータなどの現在位置を測位した測位情報を所定時間間隔でアップロードする機能を備えた情報端末を適用することができる。携帯端末20は、図示しないが、主制御部、通信部、表示部、操作部、記憶部、測位処理部などの各種機能実現手段を主に備える。
図2を参照して、一実施形態に係るサーバ装置10の機能構成を説明する。サーバ装置10は、機能構成として、移動ルート検索部111、移動履歴特定部112、移動時間算出部113、使用頻度算出部114及びデータベース151を主に備える。これらの機能は、例えば、制御部11において、CPU12が、記憶部15等に記憶されたプログラムをメモリ13に展開して実行することにより実現される。
移動ルート検索部111は、所定の位置間(例えば、携帯端末20等を介して指定された位置間)の移動ルートの検索を行う。移動ルートの検索処理は、任意の方法により行われる。検索の結果、移動ルート検索部111は、1つ又は複数の移動ルートを出力する。
図3は、移動ルート検索部111により出力された移動ルートの例を示す概念図である。この例では、指定された位置Aから位置Bまでの移動ルートとして、移動ルート1〜4が出力されている。符号1a、1b、1c、1d、1eは、移動ルート1上の分岐点をそれぞれ示している。なお、出力される移動ルートのデータ形式は任意である。
移動履歴特定部112は、携帯端末20の測位情報を記憶したデータベース151を参照して、前記検索された移動ルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、当該移動ルートの移動開始位置(第1の位置)を始点とする第1の移動履歴と、当該移動ルートの移動終了位置(第2の位置)を終点とする第2の移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する。ここで、特定接続関係とは、移動履歴の終点の測位情報と、他の移動履歴の始点の測位情報との間の時間及び位置のずれが所定の範囲内であるような関係である。移動履歴の情報は、携帯端末20の測位情報を集計することで得られる。具体的には、移動履歴情報は、移動する同じ携帯端末20についての2つの測位位置間を結ぶ区間の始点及び終点の位置及び時間の情報を含む。データベース151には、異なる複数の携帯端末20についての測位情報が記憶されている。測位情報から特定された移動履歴情報がデータベース151に記憶されていても良い。なお、移動履歴特定部112は、移動履歴情報を特定するための条件が携帯端末20等を介して設定されたときは、当該条件をさらに用いて移動履歴情報を特定する。移動履歴情報を特定するための条件として、時間帯(例えば、朝、夕方など)、曜日(例えば、平日、土日など)、季節(例えば、夏季、年末年始など)、最新(例えば、直近1時間以内)といった条件を設定することができる。移動履歴特定部112による移動履歴情報の特定方法の例は後述する。
図4は、データベース151に記憶されている測位情報及び移動履歴情報のそれぞれの構成の例を示している。図4(A)に示すように、測位情報は、測位時刻、ユーザID、緯度、及び経度の情報を含む。図4(B)に示すように、移動履歴情報は、始点位置、始点時間、終点位置、及び終点時間の情報を含む。図4の例では、位置の情報は、緯度及び経度で示されているが、これに限定されず、例えば、住所など、位置を示すものであればどのような情報で示されても良い。
移動時間算出部113は、移動履歴特定部112により特定された移動履歴情報の組み合わせに基づいて、移動ルート検索部によって出力された各移動ルートの移動時間を算出する。算出された移動時間の情報は、対応する移動ルートの情報とともに、通信部14を介して出力される。なお、この出力は、移動ルート検索部111により複数の移動ルートが検索されている場合、算出された移動時間に基づいて、少なくとも1つの移動ルート及び/又は当該移動ルートの移動時間を選定して出力する(例えば、移動時間が短い上位3つの移動ルート及び対応する移動時間のみ出力する)こととしても良い。出力された移動ルート及び/又は移動時間は、通信部14を介して携帯端末20へ送信することができる。携帯端末20は、受信した移動ルートごとの移動時間を表示部に表示することができる。
図5を参照して、移動履歴特定部112が移動履歴情報を特定し、特定された移動履歴情報に基づいて、移動時間算出部113が移動ルートの移動時間を算出する方法の例について説明する。図5は、移動履歴特定部112によってデータベース151の測位情報から特定された移動履歴情報の例を概念的に示している。この例では、図3に示した移動ルート1の一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、前述の特定接続関係をそれぞれ持つ複数の移動履歴情報の組み合わせa〜c及び組み合わせd〜fを示している。
移動履歴情報の組み合わせa〜cは、各移動履歴情報の始点と終点の測位情報(測位位置及び測位時間の情報)が一致する(またはずれが所定の範囲内にある)ものとして特定された移動履歴情報である。すなわち、移動履歴情報aの終点の位置(測位位置)と移動履歴情報bの始点の位置(測位位置)は、分岐点1aで一致している。また、移動履歴情報aの終点時間(測位時間)と移動履歴情報bの始点時間(測位時間)も一致している(もしくはずれが所定の範囲内にある)ものとする。同様に、移動履歴情報bの終点及び移動履歴情報cの始点についても、分岐点1dで一致しており、また、終点時間及び始点時間が一致している(もしくはずれが所定の範囲内にある)ものとする。つまり、移動履歴情報の組み合わせa〜cは、1つの移動履歴の終点の測位情報と、他の移動履歴の始点の測位情報との間の時間及び位置のずれが所定の範囲内であるという関係(特定接続関係)を持つ。このように移動履歴特定部112が移動履歴情報a〜cを特定し、移動時間算出部113が移動履歴情報aの始点時間と移動履歴情報cの終点時間と間の差分を算出することで、移動ルート1の移動時間を求めることができる。
このように、移動ルート1の一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、位置Aを始点とする第1の移動履歴と、位置Bを終点とする第2の移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定することにより、移動ルート1を移動したときの実際の移動時間を算出することができる。このように算出された移動時間は、複数の区間の移動実績時間を単純に合計した場合と比較して、時間的な繋がりを考慮している分、より実態に則した算出結果となる。
図5の移動履歴情報d〜fは、移動履歴情報が示す位置のうち終点を含む一定の幅を持つ部分と、他の移動履歴情報が示す位置のうち始点を含む一定の幅を持つ部分とが、位置的及び時間的に一致する(もしくはずれが所定の範囲内にある)ものとして移動履歴特定部112によって特定された移動履歴情報である。詳細には、移動履歴情報dの終点を含む部分の位置と移動履歴情報eの始点を含む部分の位置は、移動ルート1における分岐点1bから1cまでの区間において一致している。また、移動履歴情報dと移動履歴情報eは、分岐点1bから1cまでの区間において時間的に一致している(もしくはずれが所定の範囲内にある)ものとする。同様に、移動履歴情報eの終点を含む部分及び移動履歴情報fの始点を含む部分についても分岐点1dから1eまでの区間において位置的に一致しており、また、時間的に一致している(もしくはずれが所定の範囲内にある)ものとする。つまり、特定された移動履歴情報の組み合わせd〜fは、1つの移動履歴の終点の測位情報と、他の移動履歴の始点の測位情報との間の時間及び位置のずれが所定の範囲内であるという関係(特定接続関係)を持つ。
このように移動履歴特定部112は、移動履歴情報が示す位置のうち終点を含む一定の幅を持つ部分と、他の移動履歴情報が示す位置のうち始点を含む一定の幅を持つ部分とが、位置的及び時間的に一致する(もしくはずれが所定の範囲内にある)移動履歴情報d〜fを特定し、移動時間算出部113が移動履歴情報dの始点時間と移動履歴情報fの終点時間と間の差分を算出することで、移動ルート1の移動時間を求めることができる。
ここで、移動履歴情報が示す位置のうち終点を含む一定の幅を持つ部分と、他の移動履歴情報が示す位置のうち始点を含む一定の幅を持つ部分とが、位置的及び時間的に一致する(もしくはずれが所定の範囲内にある)移動履歴情報d〜fを特定して移動ルート1の移動時間を算出することで、移動履歴情報a〜cの場合と比較して、さらに実態に則した算出を行うことができる。すなわち、例えば、移動履歴情報a及びbは、それぞれの端部を分岐点1bで繋いでいる。そのため、移動中に分岐点1bを超えるために特殊な時間がかかる場合、単純に移動履歴情報a及びbの端部をつないで算出した移動時間は、このような特殊な時間は考慮されていない。より具体的な例として、移動履歴情報aはHさんの移動履歴情報であり、移動履歴情報bはIさんの移動履歴情報であり、分岐点1bは電車の乗換駅であるとする。Hさんは、分岐点1bで電車を降り、Iさんは、乗り換え後に分岐点1b(駅のホーム)で5分間待った後に、電車に乗った場合、単純に移動履歴情報a及びbの移動時間を合計した時間は、分岐点1bで乗り換えのためにIさんが待った5分間が考慮されていない。従って、この例で単純に移動履歴情報a及びbの移動時間を合計した時間は、実態に則して算出された移動時間とは言えない。同様に、移動ルート1を徒歩や車で移動する場合で、分岐点1bが交差点である場合も、交差点で信号を待つ時間を考慮せずに単純に移動履歴情報a及びbの移動時間を合計した時間は、実態に則して算出された移動時間とは言えない。これに対し、移動履歴情報d及びeは、分岐点1bから1cまでの区間において位置及び時間が一致するように繋がれているため、分岐点1bで乗り換えのために電車を待つ時間や、信号が変わるのを待つ時間が必要であるとしても、そのような待ち時間を考慮して移動ルートの移動時間を算出することができる。
なお、移動履歴情報a〜cを用いても、算出された時間を移動時間算出部113により補正することで、さらに実態に則した算出を行うことができる。例えば、まず、前述の特定接続関係により移動履歴情報を接続する(繋ぐ)位置がどのような場所であるか(例えば、乗換駅であるか、交差点であるか、公園であるか、どの程度の広さであるかなど、場所の属性)に応じて加算する時間を設定した加算テーブルを設ける。そして、移動ルートの移動時間を算出するときに、移動履歴情報を繋いだ位置に応じて、加算テーブルに設定されている時間を加算することによって、移動履歴情報a〜cを用いて算出された時間を補正することができる。
また、上記のとおり、移動履歴特定部112は、移動履歴情報を特定するための条件(例えば、時間帯、曜日、季節の条件)が携帯端末20等を介して設定されたときは、当該条件に従って移動履歴情報を特定する。一般に、移動ルートの混雑度は、時間帯、曜日、季節などによって変化し、移動ルートの移動時間は、混雑度によって変化するため、設定された条件に従って特定された移動履歴情報を用いて算出された移動時間は、時間帯、曜日、季節などに起因して変化する混雑度に応じた(すなわち、より実態に即した)移動時間となる。
以上、移動履歴特定部112による移動履歴情報の特定方法を説明したが、特定方法は、上記の方法に限定されない。移動開始位置と移動終了位置とを結ぶ移動ルートの少なくとも一部分が位置的に重なり、かつ、時間的な連続性を持つように(すなわち、特定接続関係を持つように)複数の移動履歴情報を特定する方法であれば、どのような方法であっても良い。
また、上記の移動履歴情報の特定方法では、分岐点間を結ぶ移動履歴情報を特定することとしたが、この方法に限定されない。施設(例えば、建物、バス停、サービスエリア)や、所定の距離ごとに設定された位置など、任意の位置の間を結ぶ移動履歴情報を特定することとしても良い。
なお、移動ルートの一部の部分について、位置的に重なる移動履歴情報がデータベース151に存在しない場合、又は時間的に繋がりを持つ移動履歴情報がデータベース151に存在しない場合、その部分については任意の値(例えば、その部分の距離と、直前の移動履歴情報における移動速度とに基づいて算出された移動時間の値)を設定することができる。
また、移動履歴情報の特定方法に応じて、算出された移動時間の信頼性の評価を行うこととしてもよい。すなわち、上記のように特定接続関係を持つ移動履歴情報を特定するためには、移動履歴情報間における位置的及び時間的なずれが所定の範囲内にあるか否かを判定する必要がある。この判定の方法に応じて、移動時間算出部113は、算出された移動時間の信頼度の評価(算出)を行うことができる。なお、信頼度の評価の算出処理は、移動時間算出部113とは別の図示しない評価手段により行っても良い。評価結果は、算出された移動時間とともに、通信部14を介して携帯端末20へ送信し、携帯端末20の表示部に表示させることができる。
例えば、位置的なずれが所定の範囲内にあるか否かの判定の閾値として、ずれが同一位置である(すなわち、ずれがない)(位置ずれ範囲A)、同一施設内(例えば、同一駅構内)である(位置ずれ範囲B)、又は同一エリア内(例えば、半径200m以内)である(位置ずれ範囲C)という値を用いることができる。このとき、どの閾値を用いたかによって、算出された移動時間の信頼度は異なる。つまり、位置ずれ範囲A、位置ずれ範囲B、位置ずれ範囲Cの順で、算出された移動時間の信頼度は高い。
さらに、時間的なずれが所定の範囲内にあるか否かの判定の閾値として、例えば、ずれが、同日の同一時間である(すなわち、ずれがない)(時間ずれ範囲A)、同日で時間のずれが数分である(時間ずれ範囲B)、又は別の日の同一季節(又は曜日)の同一時間である(時間ずれ範囲C)という値を用いることができる。このとき、時間ずれ範囲A、時間ずれ範囲B、時間ずれ範囲Cの順で、算出された移動時間の信頼度は高い。
上記の位置ずれ範囲A及び時間ずれ範囲Aを閾値(すなわち、より厳しい閾値)にして特定された複数の移動履歴情報を用いて算出した移動時間が最も高い信頼度(すなわち、より実態に即した移動時間)となる。なぜなら、同一位置で同一日の同一時間であるという条件を用いて上記の方法により移動履歴情報を特定して繋ぎ合わせた場合、その繋ぎ合わせた移動履歴情報は、1つの移動履歴としてそのルートの全体を移動したことを示す移動履歴により近い移動履歴を示すことになるためである。しかしながら、十分な量の移動履歴情報がデータベース151に存在しないときに厳しい閾値を用いた場合、移動時間を算出することができない場合がある。そのため、位置的及び時間的なずれが所定の範囲内にあるか否かの判定の閾値に任意の値を用いることができるようにし、かつ、判定に用いた閾値(すなわち、移動履歴情報の特定方法)に応じた移動時間の信頼度を出力することは有効である。
図2の説明に戻る。使用頻度算出部114は、1つの移動ルートについて移動時間算出部113により異なる複数の移動時間が算出された場合(例えば、電車による移動において、乗継駅で乗り継いだ電車の発車時刻の違いにより異なる複数の移動時間が算出された場合)、複数の移動時間に対応するそれぞれの移動方法について、使用頻度を算出して出力する。例えば、使用頻度算出部114は、乗継駅で乗り継げる発車時刻の異なる複数の電車のそれぞれについて、実際に乗り継ぎに用いられた電車の割合を移動履歴情報に基づいて使用頻度として算出する。また、使用頻度算出部114は、移動ルート検索部111により出力されたそれぞれの移動ルートの使用頻度を算出して出力する。例えば、使用頻度算出部114は、図3の移動ルート1の使用頻度を算出するために、データベース151に記憶されている移動履歴情報のうち、移動ルート1の少なくとも一部分が位置的に重なる移動履歴情報の総移動距離数に応じて、移動ルート1の使用頻度を算出しても良い。算出された各移動方法(各移動ルート)の使用頻度は、通信部14を介して携帯端末20へ送信することができる。携帯端末20は、受信した移動方法(移動ルート)ごとの使用頻度を表示部に表示することができる。
データベース151は、サーバ装置10において実行される上記の処理に必要な情報、及び当該処理により生成された情報など、各種情報を記憶する。データベース151は、例えば、測位情報、移動履歴情報、地図情報、路線情報及び移動時間情報を主に記憶する。
次に、図6を参照して、サーバ装置10において実行される移動ルートの検索及び移動時間の算出の処理のフローを説明する。なお、以下に説明する処理のフローに含まれる各処理ステップは、処理内容に矛盾を生じない範囲で、任意に順番を変更して又は並列に実行することができるとともに、各処理ステップ間に他のステップを追加してもよい。また、便宜上1ステップとして記載されているステップは、複数ステップに分けて実行することができる一方、便宜上複数ステップに分けて記載されているものは、1ステップとして把握することができる。
まず、ステップS11において、制御部11は、携帯端末20を介して設定された移動ルートの検索及び移動時間の算出の条件を、通信部14を介して受信する。制御部11は、受信した移動ルートの検索及び移動時間の算出の条件に応じて、後述する処理において移動履歴情報を特定するための条件を設定する。移動履歴情報を特定するための条件として、例えば、時間帯(例えば、具体的な時間指定、朝、夕方など)、曜日(例えば、平日、土日など)、季節(例えば、夏季、年末年始など)、最新(例えば、直近1時間以内)などがある。
ステップS12において、制御部11は、ステップS11で受信した移動ルートの検索の条件に応じて、指定された位置間の移動ルートを検索する。移動ルートの検索処理の説明は、移動ルート検索部111の説明において記載したとおりである。
ステップS13において、制御部11は、データベース151を参照して、ステップS12で検索された移動ルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、当該移動ルートの移動開始位置(第1の位置)を始点とする第1の移動履歴と、当該移動ルートの移動終了位置(第2の位置)を終点とする第2の移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する。特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する処理の詳細は、移動履歴特定部112の説明において記載したとおりである。
ステップS14において、制御部11は、ステップS13において特定された移動履歴情報の組み合わせに基づいて、移動ルート検索部によって出力された各移動ルートの移動時間を算出する。算出された移動時間の情報は、対応する移動ルートの情報とともに、通信部14を介して出力される。移動時間を算出する処理の詳細は、移動時間算出部113の説明において記載したとおりである。なお、必要に応じて、前述した移動時間の信頼度及び移動方法の使用頻度も算出され、算出結果は通信部14を介して出力される。
以上のように、本実施形態によれば、移動履歴特定部112は、測位情報を記憶したデータベースを参照して、位置A(第1の位置)と位置B(第2の位置)とを結ぶルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、位置Aを始点とする第1の移動履歴と、位置Bを終点とする第2の移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する。そして、移動時間算出部113は、特定された移動履歴情報における測位時間(始点時間及び終点時間)を用いて、移動ルートの移動時間を算出する。その結果、サーバ装置10は、移動ルートについて、より実態に則した(すなわち、実際に移動ルートの始点から終点まで移動可能と考えられる)移動コストを算出することができる。加えて、このように移動コストを算出することにより、移動ルートの始点から終点までを実際に連続して移動した同じ携帯端末20による移動履歴(測位情報)のサンプル数が少ない場合であっても、移動ルートの移動時間の一定量のサンプル数を確保することができる。また、このように移動コストを算出することにより、移動ルートの始点から終点までを実際に連続して移動した同じ携帯端末20による移動履歴のうち、寄り道をしているような移動履歴を排除して移動コストを算出することができる。
また、一般に、移動ルートの混雑度は、時間帯、曜日、季節などによって変化し、移動ルートの移動時間は、混雑度によって変化する。そして、移動履歴特定部112は、移動履歴情報を特定するための条件(例えば、時間帯、曜日、季節など)が携帯端末20等を介して設定されているときは、当該条件に従って移動履歴情報を特定することができる。その結果、本実施形態によれば、サーバ装置10は、時間帯、曜日、季節などに起因して変化する混雑度に応じて、移動時間を算出することができる。
また、直近(例えば、直近1時間以内)の移動履歴情報といった条件を設定することによって、サーバ装置10は、事故などにより電車のダイヤが乱れている場合であっても、ダイヤが乱れた後の移動履歴情報に基づいて移動時間を算出することができるため、より実態に則した移動コストを算出することができる。
なお、図6に示した処理では、移動ルートを検索し(S12)、移動履歴情報を特定し(S13)、移動時間を算出する(S14)という処理を毎回行うこととしているが、この方法に限定されない。例えば、各移動ルートについて予め特定した複数の移動履歴情報に基づいて算出した移動時間の情報をデータベース151に記憶しておき、S12の検索で出力された移動ルートのそれぞれについて、データベース151から移動時間を取得して出力しても良い(すなわち、一度算出した移動時間の情報をキャッシュとしてデータベース151に記憶し、いつでも取得できるようにしておいても良い)。
[その他の実施形態]
他の実施形態として、サーバ装置10は、ユーザが電車(移動体)を下車した後、その後移動した電車の現在位置の情報を算出することができる。電車の現在位置の情報を算出することにより、電車に忘れ物をした場合に、忘れ物を乗せている電車の現在位置を把握することができる。図7を参照して、サーバ装置10がそのような算出を行う方法を説明する。
図7において、符号Cは、ユーザが電車から下車した位置を示している。符号Dは、電車の現在位置を示している。符号g〜kは、移動履歴情報を示している。まず、電車に乗っていたユーザは、携帯端末20を介して、電車から下車した駅(位置C)、路線及び時間を指定し、サーバ装置10が通信部14を介して当該指定された情報を受信する。そして、サーバ装置10において、移動ルート検索部111は、携帯端末20から受信した情報に基づいて、データベース151の路線情報を参照して、位置Cから開始する電車の移動ルートを検索する。なお、ユーザが電車から下車した駅(位置C)、路線及び時間の指定は、ユーザが手動によって行うことも、携帯端末20が、測位処理に基づいてユーザが電車から下車した駅(位置C)、路線及び時間を算出することによっても行うことができる。
移動履歴特定部112は、データベース151の測位情報(または、移動履歴情報)を参照して、移動ルート検索部111によって検索された移動ルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、指定された時間に指定された位置(位置C)を始点とする移動履歴を一端として、電車の移動方向に特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する。特定接続関係とは、前述したとおりである。図7に示す例において、移動履歴情報g〜kは、移動履歴特定部112によって特定接続関係にあるとして特定された複数の移動履歴の情報の組み合わせの例である。
移動時間算出部113は、移動履歴特定部112により特定した移動履歴情報の組み合わせに基づき、移動ルートにおける電車の現在位置Dの位置情報を算出する。詳細には、移動時間算出部113は、移動履歴特定部112により特定された特定接続関係にある移動履歴情報の終端の移動履歴情報kの測位情報に基づき、現在位置Dの位置情報を算出する。
また、さらに他の実施形態において、サーバ装置10は、異なる位置から出発した人が、お互いに出会う位置の情報を算出することができる。図8を参照して、サーバ装置10がそのような算出を行う方法を説明する。
図8において、移動履歴情報l〜nは、図3に示した移動ルート1の位置Aから位置Bの方向へ移動する移動履歴情報を示している。移動履歴情報o〜qは、位置Bから位置Aの方向へ移動する移動履歴情報を示している。
まず、ユーザは、携帯端末20を介して、ある人が位置Bへ向かって位置Aを出発する時間と、他の人が位置Aへ向かって位置Bを出発する時間とを指定し、サーバ装置10が通信部14を介して当該指定された情報を受信する。そして、サーバ装置10において、移動ルート検索部111は、携帯端末20から受信した情報に基づいて、データベース151の路線情報を参照して、位置Aと位置Bとを結ぶルートを検索する。
移動履歴特定部112は、データベース151の測位情報(または、移動履歴情報)を参照して、位置Aから位置Bの方向への移動について、移動ルート検索部111により検索されたルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、位置Aを始点とする移動履歴と、位置Bを終点とする移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する。特定接続関係とは、前述したとおりである。また、移動履歴特定部112は、データベース151の測位情報(または、移動履歴情報)を参照して、位置Bから位置Aの方向への移動について、移動ルート検索部111により検索されたルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、位置Bを始点とする移動履歴と、位置Aを終点とする移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する。
移動時間算出部113は、移動履歴特定部112により特定した移動履歴情報の組み合わせに基づき、移動ルート検索部111により検索されたルートにおいて、位置Aを出発した人と、位置Bを出発した人とが出会う場所を算出する。詳細には、移動時間算出部113は、位置Aから位置Bの方向への移動について特定された移動履歴の情報の組み合わせと、位置Bから位置Aの方向への移動について特定された移動履歴の情報の組み合わせとを比較し、測位位置及び測位時刻が一致する位置を特定し、当該特定された位置を、位置Aを出発した人と位置Bを出発した人とが出会う場所として出力する。
本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
1 情報処理システム、10 サーバ装置、11 制御部、12 CPU、13 メモリ、14 通信部、15 記憶部、20 携帯端末、111 測位関連情報設定部、112 条件設定部、113 情報出力部、151 データベース

Claims (9)

  1. 地図情報を記憶したデータベースを参照し、第1の位置から第2の位置までを結ぶルートを検索する検索手段と、
    測位情報を記憶したデータベースを参照し、前記検索されたルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、前記第1の位置を始点とする移動履歴と、前記第2の位置を終点とする移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する特定手段であって、前記特定接続関係は、前記移動履歴の終点の測位情報と、他の前記移動履歴の始点の測位情報との間の時間及び位置のずれが所定の範囲内であるような関係である、特定手段と、
    前記特定した移動履歴の情報の組み合わせに基づき前記検索されたルートの移動時間を算出する算出手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記検索手段により複数の前記ルートが検索された場合、前記算出された移動時間に基づいて、少なくとも1つの前記ルート又は当該ルートの移動時間を出力する出力手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記特定手段による前記移動履歴の情報の特定方法に応じて、前記算出手段により算出された移動時間の信頼度を算出する評価手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記算出手段は、前記特定接続関係により移動履歴を接続する場所の属性に応じて、前記算出された移動時間を補正することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  5. 前記特定手段は、指定された条件をさらに用いて、前記移動履歴の情報の組み合わせを特定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 地図情報を記憶したデータベースを参照し、指定された位置から開始する所定のルートを検索する検索手段と、
    測位情報を記憶したデータベースを参照し、前記検索されたルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、指定された時間に前記指定された位置を始点とする移動履歴を一端として、特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する特定手段であって、前記特定接続関係は、前記移動履歴の終点の測位情報と、他の前記移動履歴の始点の測位情報との間の時間及び位置のずれが所定の範囲内であるような関係である、特定手段と、
    前記特定した移動履歴の情報の組み合わせに基づき前記検索されたルートにおける移動体の現在位置を算出する算出手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  7. 地図情報を記憶したデータベースを参照し、第3の位置と第4の位置とを結ぶルートを検索する検索手段と、
    測位情報を記憶したデータベースを参照し、前記第3の位置から前記第4の位置の方向への移動について、前記検索されたルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、前記第3の位置を始点とする移動履歴と、前記第4の位置を終点とする移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定し、前記第4の位置から前記第3の位置の方向への移動について、前記検索されたルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、前記第4の位置を始点とする移動履歴と、前記第3の位置を終点とする移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する特定手段であって、前記特定接続関係は、前記移動履歴の終点の測位情報と、他の前記移動履歴の始点の測位情報との間の時間及び位置のずれが所定の範囲内であるような関係である、特定手段と、
    前記特定した移動履歴の情報の組み合わせに基づき、前記検索されたルートにおいて、前記第3の位置を出発した人と、前記第4の位置を出発した人とが出会う場所を算出する算出手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  8. 制御部を備える情報処理装置において実施される方法であって、
    前記制御部が、地図情報を記憶したデータベースを参照し、第1の位置から第2の位置までを結ぶルートを検索する検索ステップと、
    前記制御部が、測位情報を記憶したデータベースを参照し、前記検索されたルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、前記第1の位置を始点とする移動履歴と、前記第2の位置を終点とする移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する特定ステップであって、前記特定接続関係は、前記移動履歴の終点の測位情報と、他の前記移動履歴の始点の測位情報との間の時間及び位置のずれが所定の範囲内であるような関係である、特定ステップと、
    前記制御部が、前記特定した移動履歴の情報の組み合わせに基づき前記検索されたルートの移動時間を算出する算出ステップと
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  9. コンピュータを、
    地図情報を記憶したデータベースを参照し、第1の位置から第2の位置までを結ぶルートを検索する検索手段、
    測位情報を記憶したデータベースを参照し、前記検索されたルートの一部分と位置が重なる複数の移動履歴のうち、前記第1の位置を始点とする移動履歴と、前記第2の位置を終点とする移動履歴とを両端とする特定接続関係にある複数の移動履歴の情報の組み合わせを特定する特定手段であって、前記特定接続関係は、前記移動履歴の終点の測位情報と、他の前記移動履歴の始点の測位情報との間の時間及び位置のずれが所定の範囲内であるような関係である、特定手段、
    前記特定した移動履歴の情報の組み合わせに基づき前記検索されたルートの移動時間を算出する算出手段
    として機能させるためのプログラム。
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