JP2016118471A - 情報処理システム、及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】好適に到着時刻又は旅行時間を予測することを可能とする情報処理システム及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】携帯端末200の位置情報の履歴を取得するプローブ情報読込部112と、特定の地点間を移動している携帯端末200の移動時間を統計的に処理することにより、当該地点間の移動に要する標準的な移動時間を算出する移動時間算出部115と、当該標準的な移動時間に基づき、旅行時間を算出する経路探索サービス提供部116とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明に係るいくつかの態様は、情報処理システム、及び情報処理方法に関する。
近年、例えばGPS(Global Positioning System)などにより、位置情報を取得する機能などを有する携帯端末が広く普及している。このような位置情報を取得する機能を利用して、現在、様々なサービスが考えられている。例えば特許文献1は、移動体の移動軌跡を特定した上で、当該移動軌跡に基づき、地図データになかった新たな道路の位置を表示し、当該新たな道路を表示するように地図データの内容を更新することのできるシステムを開示している。
特開2011−13233号公報
ここで、出発地から目的地に至る経路を提示する経路探索サービスについて考えると、経路探索結果と併せて、到着予想時刻や推定旅行時間をユーザに提示することが多い。しかしながら、ユーザが地図上に表示されない経路、例えば公園や駐車場を横切る場合には、到着予想時刻や推定旅行時間が、実際の到着時刻や旅行時間と大幅に異なる場合がある。特許文献1記載の手法では、このような到着時刻及び旅行時間の予測について何ら考慮していない。
本発明のいくつかの態様は前述の課題に鑑みてなされたものであり、好適に到着時刻又は旅行時間を予測することを可能とする情報処理システム及び情報処理方法を提供することを目的の1つとする。
本発明に係る情報処理システムは、携帯端末の位置情報の履歴を取得する取得手段と、特定の地点間を移動している携帯端末の移動時間を統計的に処理することにより、当該地点間の移動に要する標準的な移動時間を算出する第1の算出手段と、当該標準的な移動時間に基づき、旅行時間を算出する第2の算出手段とを備える。
本発明に係る情報処理方法は、携帯端末の位置情報の履歴を取得するステップと、特定の地点間を移動している携帯端末の移動時間を統計的に処理することにより、当該地点間の移動に要する標準的な移動時間を算出するステップと、当該標準的な移動時間に基づき、旅行時間を算出するステップとを情報処理システムが行う。
なお、本発明において、「部」や「手段」、「装置」、「システム」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の「部」や「手段」、「装置」、「システム」の機能が1つの物理的手段や装置により実現されても良い。
本発明によれば、好適に到着時刻又は旅行時間を予測することを可能とする情報処理システム及び情報処理方法を提供することができる。
本発明の実施形態における情報処理サーバを含む通信システムの構成を示す図である。 移動経路の具体例を示す図である。 経路画像の具体例を示す図である。 図1に示した情報処理サーバの機能構成を説明するための機能ブロック図である。 プローブ情報の具体例を説明するための図である。 図1に示した情報処理サーバの処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図1に示した情報処理サーバの処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図1に示した情報処理サーバの処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図1に示した情報処理サーバのハードウェア構成の具体例を示す機能ブロック図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下の説明及び参照する図面の記載において、同一又は類似の構成には、それぞれ同一又は類似の符号が付されている。
図1乃至図9は、実施形態を説明するための図である。以下、これらの図を参照しながら、以下の流れに沿って実施形態を説明する。まず「1」で実施形態全体の概要を説明する。その上で、「2」でシステム構成を、「3」で処理の流れを説明する。「4」では、情報処理サーバを実現可能なハードウェア構成の具体例を説明し、「5」では本実施形態に係る効果を説明する。
(1 概要)
(1.1 システム概要)
図1は、情報処理システムである情報処理サーバ100を含む通信システム1の概略構成を示す図である。図1に示すように、通信システム1は、情報処理サーバ100、携帯端末200(携帯端末200A乃至200Eを総称して携帯端末200という。)、及び基地局300を含む。情報処理サーバ100及び基地局300は、それぞれ公衆網Nに接続されている。なお、公衆網Nは、情報処理サーバ100及び携帯端末200が相互に通信できれば、どのような方式のネットワークでも良い。より具体的には、公衆網Nは、例えばインターネットの他、携帯電話網等であることが考えられる。
ここで、通信システム1は、1以上のユーザが有する携帯端末200から位置情報を逐次取得することにより、情報処理サーバ100は各端末の緯度経度情報を測位時刻に紐付けたプローブ情報123を管理する。更に情報処理サーバ100は、当該プローブ情報を用いて、各地点間の移動に必要な、標準的な所要旅行時間を統計的に算出する。これにより、地図上に掲載されていない経路をユーザが通った場合、例えばショートカットのために公園や駐車場をユーザが通るような場合であっても、旅行時間の誤差を低く抑えることができる。すなわち、所要旅行時間を統計的に最適化することができる。
また、情報処理サーバ100は、プローブ情報123を用いて、地図上に掲載されていない経路を多数のユーザが通っている場合に、当該経路を、地図上に掲載されていないがルートが存在するものと推測する。たとえば情報処理サーバ100の管理者は、当該ルートの存在が予想される経路を実際に確認することにより、当該経路を経路探索可能なリンクとしてリンク情報121に登録することができる。また、当該ユーザが通っている施設が公園や建物、駅等であれば、それぞれの施設に紐付けられている入口及び出口を結ぶ線を潜在的リンクとしても良い。
ここで、前述の統計的に所要旅行時間を算出する処理は、地点間に潜在的なリンクがあると判別できる場合に行うようにし、その他地点間に関しては、例えば距離及び平均的な移動速度に基づいて算出するようにしても良い。
なお、図1の例では、説明のため、携帯端末200A乃至200Cが位置情報を送信し、他のユーザである携帯端末200D及び200Eが当該位置情報に基づく経路情報を表示するようにしているが、これに限られるものではなく、位置情報を送信する携帯端末200が、経路情報を表示するようにしてもよい。
情報処理サーバ100は、ユーザが保有(所持/携帯)する携帯端末200(図1の例において、携帯端末200A乃至200Cのいずれか)から、例えば1分間隔等で位置情報(緯度経度情報)を受信することにより、プローブ情報123をデータベース(DB)120上で管理する。情報処理サーバ100は、当該プローブ情報123を用いてユーザの移動経路を特定し、加えて当該移動経路を地図上の道路の位置等を示す情報であるリンク情報121と照合することにより、地図上に登録された道路上を移動しているか否かを判別する。更に、情報処理サーバ100は、各地点間の移動に要した時間を統計的に算出し、移動時間情報125を逐次更新する。情報処理サーバ100は、携帯端末200からの経路探索要求に応じて経路探索及び所要旅行時間の算出を行う際に、当該移動時間情報125を参照する。
携帯端末200は、図示しないユーザが持ち運び可能な可搬性の情報処理装置である。携帯端末200の具体例としては、例えば、携帯端末(いわゆるスマートフォンであるか、フィーチャーフォンであるかは問わない。)、ノートPC(Personal Computer)、PDA(Personal Data Assistance)等が考えられる。但し、経路探索を行う情報処理装置である携帯端末200D及び200Eは、据置型の情報処理装置、たとえばデスクトップPCであっても良い。
ユーザが保有する携帯端末200(図1の例では、携帯端末200A乃至200C)は、例えば一定時間毎に自走地の位置(すなわちユーザの位置)に係る位置情報(緯度経度情報)を、測位時刻と紐付けて情報処理サーバ100へと送信する。ここで、携帯端末200は、衛星S1乃至S4(以下、衛星S1乃至S4を総称して衛星Sという。)から発振されている時刻や起動に関する情報が重畳された電波を受信することにより、自装置の現在位置に対応する緯度経度に関する位置情報を生成することのできるGPS(Global Positioning System)に対応している。これにより、携帯端末200は自装置の位置に係る位置情報を取得すると共に、情報処理サーバ100へ当該位置情報を測位時刻と紐付けて送信することが可能となる。
なお、図1の例では携帯端末200の位置をGPSに基づいて定めているがこれに限られるものではなく、例えば基地局300から取得した情報や、周囲にある無線LANから得られる情報に基づいて位置を定めることも考えられる。
他のユーザが保有する携帯端末200は、情報処理サーバ100に対して経路探索を要求し、その結果である経路探索結果、及び探索した経路を用いた旅行時間及び/又は予想到着時間の情報を受信し、表示することができる。
(1.2 旅行時間の算出及びリンク存在の推定に関する具体例)
旅行時間の算出方法、及び地図上に表示されていないリンクの存在を推定する方法の具体例を、図2及び図3を参照しながら説明する。
図2は、地点Aから地点Bへ移動する経路の具体例を示す図である。図2の例において、地点Aと地点Cとの間を結ぶリンクa、地点Cと地点Dとの間を結ぶリンクc、地点Dと地点Bとの間を結ぶリンクbは、それぞれリンク情報121に登録されたリンク(例えば道路)であるものとする。
情報処理サーバ100が経路探索や旅行時間の算出を行う際には、リンク情報121を参照するため、リンク情報121に登録されたリンクから構成された経路、すなわち地点Aから地点C、地点Dを経由して地点Bへと至る経路に基づいて経路探索等を行う。しかしながら、図2の例では、地点A及び地点Cの中間にある地点Eと、地点D及び地点Bとの中間にある地点Fとを結ぶ、ショートカットした経路を携帯端末200は通過している。つまり、地点Eと地点Fとの間には、リンク情報121には含まれない潜在的なリンクが存在するものと推測される。
このような地点Eと地点Fとを結ぶ潜在的なリンクをユーザが経由する場合、地点Aから地点Bへ至る旅行時間は、地点C及び地点Dを経由する場合と比べて大幅に短くなる。よって、本実施形態においては、このように、地点Aから地点Bへと至る携帯端末200のプローブ情報123を統計的に解析することにより、地点Aから地点Bへと至る平均的な旅行時間を算出する。これにより、地点Eと地点Fとを結ぶ潜在的なリンクを利用してユーザが移動した場合であっても、旅行時間のズレを比較的低く抑えることが可能となる。
また、地点Eと地点Fとを結ぶ潜在的なリンクを多数のユーザが通っていることが推測される場合には、例えば情報処理サーバ100の管理者は現地を確認し、リンクとして登録しても問題ないと判断できれば、当該潜在的なリンクと、リンク情報121に明示的に登録することも可能である。リンク情報121に登録されれば、地点Eと地点Fとを結ぶリンクを用いた経路探索が可能となる。
また、特に、ユーザが通過している地点Eと地点Fとの間にある施設が公園や駅、建物などであれば、建物情報に地点E及びFを入口及び出口の位置に補正した上で、両者を結ぶ経路を潜在的リンクあるいはリンクとして登録することもできる。
ここで、ユーザが、地点Eから地点Fへと直接移動する場合であっても、必ずしも近道(ショートカット)しているとは限らない。例えば公園を散歩しているだけというケースもありうる。そこで本実施形態に係る情報処理サーバ100は、リンクa及びリンクbにそれぞれオンリンクしている地点E及び地点Fの間にあるユーザのプローブ点列を解析することにより、ユーザが近道しているか否かを判別する。
より具体的には、例えば図3に示すように、リンクをプローブ点が離れると、プローブ点間の角度及び移動距離から、リンクaから移動点列が離れ、再びオンリンクするリンクbへの近づき具合(距離及び時間)を加算していく。リンクbから遠ざかったり移動していなかったりするプローブ点がある場合には、近づき具合を減算する。これにより、ユーザが遠回り等している場合であっても、好適に移動時間及び移動距離を取得することが可能となる。
(2 システム概要)
(2.1 装置構成)
以下、図4を参照しながら、本実施形態に係る情報処理サーバ100の機能構成を説明する。図4は、本実施形態に係る情報処理サーバ100の機能構成を示すブロック図である。なお、図4の例において、基地局300は記載を省略している。
情報処理サーバ100は前述のとおり、携帯端末200から測位時刻と紐付けられた位置情報を受信すると共に、当該情報をユーザごとに管理するためのプローブ情報123をデータベース120上に管理する。当該プローブ情報123に含まれる情報は、各ユーザに係る移動経路の特定、移動時間の推定、潜在的なリンクの存在の推定等に利用される。
このような機能を実現するために、情報処理サーバ100は、大きく分けて、制御部110及びDB120を有する。なお、情報処理サーバ100の機能は、1台の情報処理装置として実装することも可能であるし、2台以上の情報処理装置(例えばサーバ等のコンピュータ)を組み合わせた情報処理システムとして実現することも可能である。
制御部110は、位置情報受信部111、プローブ情報読込部112、リンク情報読込部113、経路特定部114、移動時間算出部115、経路探索サービス提供部116を含む。なお、位置情報受信部111、プローブ情報読込部112、リンク情報読込部113、経路特定部114、移動時間算出部115、経路探索サービス提供部116は、それぞれソフトウェアとして実現することができる。
位置情報受信部111は、ユーザが保有する携帯端末200から送信される位置情報を受信すると共に、当該情報をDB120のプローブ情報123として管理する。
プローブ情報読込部112は、DB120からプローブ情報123を読込み、リンク情報読込部113はDB120からリンク情報121を読み込む。
経路特定部114は、プローブ情報読込部112及びリンク情報読込部113がそれぞれ読み込んだプローブ情報123及びリンク情報121に基づき、ユーザの移動経路、特にリンク情報121にリンクとして登録されていない潜在的なリンクを特定する。より具体的には、経路特定部114は、移動経路を特定する対象ユーザに係るプローブ情報123から、各時刻における位置座標を結ぶことにより移動経路を作成する。その上で経路特定部114は、リンク情報121に含まれるリンク(たとえば道路に対応する、ユーザが移動可能な経路)と当該移動経路とを照らしあわせ、その経路とリンクとの位置の差異(誤差)が一定範囲以上ある場合には、リンクとして登録されていない潜在的なリンクであると判別する。この時、図3を参照しながら説明したように、ユーザの移動経路が、潜在的リンクの端点に向かっているか否か等を考慮してもよい。当該潜在的なリンクに関する位置等の情報は、DB120に潜在的リンク情報127として記録される。
この他、公園や駅、建物等の施設に関しては、それぞれの入口及び出口を結ぶ経路を、経路特定部114は潜在的リンクと判別し、これを潜在的リンク情報127に記録することもできる。
移動時間算出部115は、地点間の移動に要する時間を統計的に処理することにより、標準的な移動時間を算出し、算出した時間をDB120の移動時間情報125に登録する。なお、移動時間算出部115は、潜在的リンク情報127を参照し、潜在的リンクが存在することが推測される地点間に対して、このような標準的な移動時間の算出を行えば良い。
経路探索サービス提供部116は、リンク情報121や、移動時間情報125を参照して、携帯端末200に対して経路探索サービスを提供する。経路探索サービスにおいては、推奨する経路の情報をユーザに通知すると共に、その経路による予想移動時間若しくは目的地への予想到達時刻の情報も併せて通知することができる。
データベース120は、リンク情報121、プローブ情報123、移動時間情報125、潜在的リンク情報127を記憶する。
リンク情報121は、道路等のユーザが移動可能な経路であるリンクに関する情報である。リンク情報は、例えば開始点や終点、探索コスト等の情報を含むことができる。
プローブ情報123について、図5を参照しながら説明する。図5は、プローブ情報123の具体例を示す図である。携帯端末200が送信する位置情報に基づいて、位置情報受信部111がDB120に格納するプローブ情報123は、図5に示すとおり、端末ID、座標情報(緯度経度情報)、及び測位時刻の情報を含む。このプローブ情報123のうち、同一端末IDに係る位置情報を抽出し、それぞれの座標を結ぶことで、経路特定部114は当該端末に関する移動経路を作成することが可能である。なお、図5には示していないが、測位精度に関する情報をプローブ情報123に含めることも考えられる。
移動時間情報125は、地点間の移動に実際に要した時間に関する情報であり、移動時間算出部115により生成される。移動時間の初期値は、例えば地点間の道のり及び平均的な移動速度等に応じて機械的に定めることも可能であるが、実際の地点間の移動に要する移動時間を統計的に考慮することにより、移動時間を実際の値に近づけることが可能となる。より具体的には、例えばリンクとして登録されていない公園等をユーザが近道として通過した場合に、その近道を利用した時間を考慮した移動時間が算出される。
潜在的リンク情報127は、リンク情報121には登録されていないが、ユーザが移動した実績のある潜在的なリンクに関する情報であり、経路特定部114により生成される。閾値以上の通過実績のある潜在的なリンクに関しては、例えば現地を実際に確認等した上で、リンク情報121にリンクとして登録することができる。
(3 処理の流れ)
以下、図6乃至図8を参照しながら、情報処理サーバ100による処理の流れを説明する。なお、後述の各処理ステップは、処理内容に矛盾を生じない範囲で、任意に順番を変更して若しくは並列に実行することができ、また、各処理ステップ間に他のステップを追加しても良い。更に、便宜上1つのステップとして記載されているステップは複数のステップに分けて実行することもでき、便宜上複数に分けて記載されているステップを1ステップとして実行することもできる。
(3.1 潜在的リンク情報の生成)
まず、図6及び図7を参照しながら、情報処理サーバ100による潜在的リンク情報生成にかかる処理の流れを説明する。図6は、情報処理サーバ100による潜在的リンク情報生成に係る処理の流れを示すフローチャートである。なお、図6の処理の開始時点において、DB120上にプローブ情報123は生成されているものとする。
プローブ情報読込部112及びリンク情報読込部113は、データベース120からプローブ情報123及びリンク情報121を読み込む(S601、S603)。その上で経路特定部114は、当該プローブ情報123及びリンク情報121を用いて、移動経路を生成する(S605)。先述の通り、移動経路は、まず処理対象の端末に関するプローブ情報123に係る座標を結ぶことで生成できる。更に、経路特定部114は、生成した移動経路上の各経由地点を、リンク情報121に含まれるリンクの座標と照らし合わせる。この結果、各リンクとの誤差が一定範囲内にあれば、その経由地点(プローブ点)を道路上に合わせ込む。このようにすることで、経路特定部114は、移動経路を生成することができる(S607)。
その上で経路特定部114は、生成した移動経路の内、リンク上の部分と、リンクとして登録されていない経路部分(潜在的なリンク)とを特定する(S607)。経路特定部114は、このような潜在的なリンクに関する潜在的リンク情報127を、DB120に格納する(S609)。
ここで、S609の潜在的リンクの生成の際に、リンク間をショートカットするための経路であるか否かを判別することも考えられる。図7を参照しながら、この手法について説明する。なお、図7は、登録されているリンクから外れ、その後、リンクに再びオンする移動経路(プローブ点列)に対する処理である。
まず、経路特定部114は、プローブ点列がリンクから外れる前と後でリンクが同一であるか否かを判別する(S701)。もし両者が同一のリンクであれば(S701のYes)、ユーザの移動経路はショートカット(潜在的リンク)ではないと判別する(S703)。この時には、例えば地点間の移動などに係る移動時間の算出の際に、当該プローブ点列に係る移動時間を考慮しないようにすれば良い。
ユーザが、異なるリンク間を移動したと判断できる場合には(S701のYes)、ユーザは潜在的リンクを経由した可能性がある。そこで経路特定部114は、各プローブ点間の角度を求めることにより、それぞれの点列がリンクへ向かっているか否かを判別する(S705)。この結果に応じて、経路特定部114は、ショートカット(近道)されたか否かを判別する(S707)。ショートカットされたと判定できる場合には、当該移動経路を潜在的リンクとして判定し、さらに、移動時間算出の際に、当該点列に係る移動時間を考慮することができる。
なおここで、ショートカットされたと判定された場合であっても、必ずしも移動時間や距離が短くなっているとは限らない。
(3.2 移動時間情報の生成)
続いて、図8を参照しながら、地点間の移動に要する移動時間を算出する際の処理の流れを説明する。図8は、情報処理サーバ100による、複数のユーザの移動時間を算出する際の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、移動時間算出部115は、潜在的リンク情報127を参照し、処理対象の地点間で潜在的リンクが検出されているか否かを判別する(S801)。その結果、潜在的リンクが検出されている場合には、当該処理地点間を移動しているユーザの移動時間を移動時間情報125から読み込む(S803)。更に移動時間算出部115は、これらの移動時間の平均等を取ることにより、当該地点間の移動に要する標準的な移動時間を算出する(S805)。この際、例えばユーザがショートカットしていないことが図7の処理により判別された場合には、当該移動にかかる移動時間は標準的移動時間の算出に用いないようにしても良い。
(4 ハードウェア構成)
以下、図9を参照しながら、上述してきた情報処理サーバ100をコンピュータにより実現する場合のハードウェア構成の一例を説明する。なお、情報処理サーバ100の機能は、ネットワークを介して複数の装置に分けて実現することも可能である。
図9に示すように、情報処理サーバ100は、プロセッサ901、メモリ903、記憶装置905、入力インタフェース(I/F)部907、データI/F部909、通信I/F部911、及び表示装置913を含む。
プロセッサ901は、メモリ903に記憶されているプログラムを実行することにより情報処理サーバ100における様々な処理を制御する。例えば、図4で説明した位置情報受信部111、プローブ情報読込部112、リンク情報読込部113、経路特定部114、移動時間算出部115、及び経路探索サービス提供部116は、メモリ903に一時記憶された上で、主にプロセッサ901上で動作するプログラムとして実現可能である。
メモリ903は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体である。メモリ903は、プロセッサ901によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。例えば、メモリ903の記憶領域には、プログラム実行時に必要となるスタック領域が確保される。
記憶装置905は、例えばハードディスクやフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶装置905は、オペレーティングシステムや、位置情報受信部111、プローブ情報読込部112、リンク情報読込部113、経路特定部114、移動時間算出部115、及び経路探索サービス提供部116を実現するための各種プログラムや、DB120等の各種データを記憶する。記憶装置905に記憶されているプログラムやデータは、必要に応じてメモリ903にロードされることにより、プロセッサ901から参照される。
入力I/F部907は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F部907の具体例としては、キーボードやマウス、タッチパネル、各種センサ等が挙げられる。入力I/F部907は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースを介して情報処理サーバ100に接続されても良い。
データI/F部909は、情報処理サーバ100の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F部909の具体例としては、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置等がある。データI/F部909は、情報処理サーバ100の外部に設けられることも考えられる。その場合、データI/F部909は、例えばUSB等のインタフェースを介して情報処理サーバ100へと接続される。
通信I/F部911は、情報処理サーバ100の外部の装置、例えば携帯端末200と有線又は無線によりデータ通信するためのデバイスである。通信I/F部911は情報処理サーバ100の外部に設けられることも考えられる。その場合、通信I/F部911は、例えばUSB等のインタフェースを介して情報処理サーバ100に接続される。
表示装置913は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示装置913の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等があげられる。表示装置913は、情報処理サーバ100の外部に設けられても良い。その場合、表示装置913は、例えばディスプレイケーブル等を介して情報処理サーバ100に接続される。
(5 本実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態に係る通信システム1は、携帯端末200を保有するユーザの移動経路に基づいて、リンクとして登録されていない経路(潜在的リンク)により移動したユーザの移動時間をも考慮して移動時間を算出する。これにより、登録されたリンク上を辿って移動した場合であっても、リンクとして登録されていない経路を辿って移動した場合であっても、予測旅行時間や予測到着時刻のずれを低めに抑えることが可能である。
また、本実施形態にかかる通信システム1は、携帯端末200を保有するユーザの移動経路に基づいて、リンクとして登録され得る潜在的リンクを特定し、DB120に潜在的リンク情報127として登録する。これにより、例えば一定人数以上のユーザが通過した潜在的リンクをリンクとして登録することが可能となる。
(6 付記事項)
なお、前述の各実施形態の構成は、組み合わせたり或いは一部の構成部分を入れ替えたりしてもよい。また、本発明の構成は前述の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。
1 :通信システム
100 :情報処理サーバ
110 :制御部
111 :位置情報受信部
112 :プローブ情報読込部
113 :リンク情報読込部
114 :経路特定部
115 :移動時間算出部
116 :経路探索サービス提供部
120 :データベース
121 :リンク情報
123 :プローブ情報
125 :移動時間情報
127 :潜在的リンク情報
200 :携帯端末
300 :基地局
901 :プロセッサ
903 :メモリ
905 :記憶装置
907 :入力インタフェース部
909 :データインタフェース部
911 :通信インタフェース部
913 :表示装置
N :公衆網
S :衛星

Claims (7)

  1. 携帯端末の位置情報の履歴を取得する取得手段と、
    特定の地点間を移動している携帯端末の移動時間を統計的に処理することにより、当該地点間の移動に要する標準的な移動時間を算出する第1の算出手段と、
    当該標準的な移動時間に基づき、旅行時間を算出する第2の算出手段と
    を備える情報処理システム。
  2. 前記第1の算出手段は、登録されたリンク上を携帯端末が移動しているか、リンクとして登録されていない経路上を携帯端末が移動しているか否かに応じて、前記標準的な移動時間を算出するか否かを判別する、
    請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記判別手段は、リンクとして登録されていない経路上を携帯端末が移動している場合に、施設の入口位置等に基づいて経路を特定する、
    請求項2記載の情報処理システム。
  4. 閾値以上の数の携帯端末が、リンクとして登録されていない経路上を移動しているか否かを判別する、
    請求項2又は請求項3記載の情報処理システム。
  5. 前記第1の算出手段は、携帯端末の移動経路が、リンクから外れ、同一のリンクに戻っている場合に、当該携帯端末に係る移動時間を前記標準的な移動時間の算出に考慮しない、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の情報処理システム。
  6. 前記第1の算出手段は、携帯端末の移動経路の角度に応じて処理を変える、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の情報処理システム。
  7. 携帯端末の位置情報の履歴を取得するステップと、
    特定の地点間を移動している携帯端末の移動時間を統計的に処理することにより、当該地点間の移動に要する標準的な移動時間を算出するステップと、
    当該標準的な移動時間に基づき、旅行時間を算出するステップと
    を情報処理システムが行う情報処理方法。
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