JP2014148967A - エンジン作業機 - Google Patents

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Takahiro Murakami
卓宏 村上
Junichi Kamimura
淳一 上村
Sachikazu Kono
祥和 河野
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Abstract

【課題】
手動スタータの代わりにセルスタータにて簡単にエンジンを始動させることで始動性を向上させたエンジン作業機を提供することにある。
【解決手段】
エンジン20の出力軸に接続され作業機器(7a、7b、8a、8b)を駆動させるエンジン作業機1であって、エンジン20にセルモータユニット50を装着し、セルモータユニット50へ電力を供給するバッテリ90を保持すると共にセルモータユニットの制御を行う制御回路とスイッチを搭載するスイッチユニット70を設け、スイッチユニットはセルモータと接続コード68により接続した。スイッチユニット70には、バッテリ90を充電するための充電回路を内蔵したので、商用電源とつなぐことでバッテリ90を充電することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は主に刈払機、カルチベータなどのエンジン作業機の動力源として用いられるエンジン作業機に関する。
手持ち式のエンジン作業機において特許文献1に開示されるように動力源として小型のエンジンが広く用いられている。エンジンは、コードレスの電動作業機と比較すると、低価格な構成にて、大きな出力を得ることができ、燃料を補給することにより長時間の作業が可能となるという利点を有する。一方、エンジンは混合気の燃焼によってピストンを往復運動させる構成であり、始動時においては混合気がシリンダ内に充填されるまでは手動スタータを引き続ける必要があるので、電気モータに比べると始動に手間取ることが多い。近年では作業者の負担軽減のために始動性の容易なエンジン作業機が求められている。
実開昭63−79469号公報
手持ち式刈払機等の小型のエンジン作業機にセルスタータを実装する場合、単純にDCモータを回転させるだけではエンジンの確実な始動には不十分なため、マイコン等の電子部品を用いて、ソフトスタート、過電流保護などを実施することが提案されている。しかしながら、これらの電子部品がショート等により破損、焼損した場合、円滑なエンジン始動が困難になる恐れがある。また、エンジン作業機は揮発性の高い混合ガソリンが充填された燃料タンクが搭載さることから、焼損等を回避する構成とすることが重要である。さらに、セルスタータを実装するためにはそれを駆動するためのバッテリの搭載が必要となるため、発電機能を有さない小型のエンジン作業機においてバッテリを容易に充電できるように構成することが一つの課題となる。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、手動スタータの代わりにセルスタータにて簡単にエンジンを始動させるようにできるエンジン作業機を提供することにある。
本発明の他の目的は、セルスタータの制御用の制御回路を効率的に収容し、制御回路を含んだスイッチユニットを使いやすい位置に取り付けることができ、さらに防水性を高めたエンジン作業機を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、セルスタータを稼働させるバッテリとして電動工具等で広く使われているパック形式のものを用い、商用電源を用いたバッテリの充電装置も搭載したエンジン作業機を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの特徴を説明すれば次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、ピストンが往復運動するシリンダと、前記シリンダ内に燃料と空気の混合気を供給する燃料供給手段と、前記シリンダを保持すると共にクランク室を形成するクランクケースを有するエンジンと、前記エンジンの出力軸に接続され作業機器を駆動させるエンジン作業機であって、前記エンジンにセルモータを装着し、前記セルモータへ電力を供給するバッテリと前記セルモータの制御を行う制御回路と前記セルモータを始動させるスイッチと前記バッテリの充電をする充電回路を搭載するスイッチユニットを設け、前記スイッチユニットと前記セルモータを独立して設け、これらを接続する接続コードを設け、前記スイッチユニットに商用電源を供給する電源コードを接続する接続部を設けた。セルモータとスイッチユニットは独立して設けられ、これらは接続コードで接続され、操作部となるスイッチユニットはエンジン作業機に簡単に取り付けることができ、コネクタ等を用いて接続コードを着脱可能にとした。
本発明の他の特徴によれば、スイッチユニットにラッチ接続部を設け、ラッチ接続部を用いてスイッチユニットをエンジン作業機に着脱可能とした。エンジンはフレームに搭載され、フレームにスイッチユニットを着脱可能に保持するための取付具を設け。セルモータは、クラッチとの係合部と減速ギヤをハウジング内に一緒に収容したモータユニットとして構成され、モータユニットはエンジンのクランク軸と同軸上に装着されるように構成した。バッテリはスイッチユニットに着脱可能なカセット式に形成される。
本発明のさらに他の特徴によれば、モータユニットをエンジンに装着した際に、モータユニット内に水が入らないようにセルモータと減速ギヤを配した領域を全閉構造とした。制御回路を搭載する回路基板を、スイッチユニットの内側であって一面を除いて囲まれた収容室に搭載した後にその収容室内をウレタン等の樹脂にて充填させて電子部品が空気に触れないように密閉した。収容室は回路基板を囲うようにハウジングの内部に突出するリブを配置することにより構成される。リブ高さは、スイッチユニットのハウジングのPL面よりも高くし、基板をリブの内側に配置した状態で、リブ内側にウレタン材を充填させる構成とした。モータユニット内にはセルモータの温度を検知する温度検知手段を設け、制御回路はセルモータの温度が所定温度以上に上昇した時にセルモータの回転を阻止するように構成した。また、スイッチユニット及び/又はセルモータユニットに接続コードを着脱するための端子部を設け、商用電源アダプタの端子部にキャップまたはゴムパッキン等の閉鎖部材を配置する。なお、スイッチユニットにはラッチ機構を配置し、エンジンの本体側に配置されるラッチ接続部を有する取付部材に着脱が可能な構成としている。
請求項1の発明によれば、セルモータと、バッテリ、制御回路を搭載するスイッチユニットを接続コードにより接続させて一体化したセルスタータを有するエンジン作業機としたので、従来のエンジン作業機の基本構成を変えることがなくセルモータを搭載して、セルモータと独立したスイッチユニットをエンジン作業機の任意の位置に取り付けることにより、セルスタータ機構付きのエンジン作業機を実現できる。また、スイッチユニットにバッテリを充電できる充電回路を内蔵したので、スイッチユニット単体でバッテリを充電させることが可能である。
請求項2の発明によれば、セルモータとスイッチユニットとを繋ぐ接続コードを着脱可能としたので、スイッチユニットがエンジン作業機の本体側から容易に着脱でき、製品の水洗い時の際にスイッチユニットを取り外しておくことが可能となった。また、エンジンの始動時以外においてはスイッチユニットを取り外しておくことが可能となった。さらに、スイッチユニットをエンジン作業機とは別に移動させることができるので、商用電源にてバッテリを充電する際にコンセントのある所にスイッチユニットだけを移動させて充電することができる。
請求項3の発明によれば、ラッチ機構を用いてスイッチユニットをエンジン作業機に着脱可能としたので、ドライバー等の工具を用いることなくスイッチユニットをエンジン作業機本体側に取り付け及び取り外しをすることができる。
請求項4の発明によれば、フレームにスイッチユニットを着脱可能に保持するための取付具を設けたので、ハンドル操作に影響を及ぼさない上に使いやすい位置にスイッチユニットを取り付けることができる。また、フレームに取付具を設けたので安定してスイッチユニットを保持することができる。
請求項5の発明によれば、モータユニットはエンジンのクランク軸と同軸上に装着されるので、従来装着されていたリコイルスタータに換えてモータユニットを容易に取り付けることができる。
請求項6の発明によれば、バッテリはスイッチユニットに着脱可能なカセット式に形成されるので、電動工具で広く用いられるリチウムイオン電池パック等を流用することができエンジン作業機用に専用のバッテリを準備する必要が無い。
請求項7の発明によれば、モータユニット内に水が入らないようにセルモータと減速ギヤを配した領域を全閉としたので、作業の終了時にエンジン作業機を水洗いしてもモータユニットが浸水する恐れがない。
請求項8の発明によれば、制御回路の全体を収容室内で樹脂にてすべて覆うと共にスイッチユニットの内外を貫通させる水抜き穴を設けたので、回路部品が雨水などにより濡れることを防止でき、ショート、焼損等の問題を回避できる。
請求項9の発明によれば、モータユニット内にセルモータの温度を検知する温度検知手段を設け、制御回路はセルモータの温度が所定温度以上に上昇した時にセルモータの回転を阻止するので、熱によるモータの破損や焼損を効果的に防止することができる。
請求項10の発明によれば、着脱可能な商用電源アダプタの端子部にゴムキャップを配置する構成とすることで、回路部品が雨水などにより濡れることが防止でき、ショート、焼損等の問題を回避できる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係るセルスタータ付きのカルチベータ1の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施例に係るセルスタータ付きのカルチベータ1の側面図である。 本発明の実施例に係るセルスタータ付きのカルチベータ1の上面図である。 本発明の実施例に係るセルスタータ付きのカルチベータ1の上面図であって、スイッチユニット70を取り外した状態を示す図である。 本発明の実施例に係るカルチベータ1のハンドルを折り曲げて収納形態とした際の側面図である。 図1のエンジン20の内部構造を示す横断面図である。 図6のA−A部におけるエンジン20の断面図である。 本発明のセルスタータ機構の内部構成を示す断面図である。 本発明の実施例に係るスイッチユニット70の上面図である。 本発明の実施例に係るスイッチユニット70の装着方法を示すための正面図である(装着前)。 本発明の実施例に係るスイッチユニット70の装着時の正面図である。 本発明のセルスタータ機構の回路図である。 本発明の実施例に係るエンジン20に手動スタータを取付けた時の内部構造を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後左右、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1は、本実施例に係るカルチベータ1にセルスタータユニットを設置した状態を示す斜視図である。カルチベータ1はループ状に形成したパイプによって構成されるフレーム2の上にエンジン20を搭載し、エンジン20から延びる出力軸の下側にはギヤケース16を介して内側耕刃7a、7bと外側耕刃8a、8bが設けられる。内側耕刃7a、7b及び外側耕刃8a、8bとフレーム2の間には飛散防護カバー10が設けられる。フレーム2の後方側折り曲げ部分付近からは、尾輪14を保持すると共に尾輪14の上下移動をさせるための抵抗棒12が揺動可能に接続される。また、抵抗棒12は進行方向に対する抵抗を与えて耕耘刃を土に潜り混ませるためにも用いられ、高さを変えることで耕耘する深さを調整できる。抵抗棒12には車輪軸13が固定され、車輪軸13の下端には尾輪14が回転可能に設けられる。フレーム2の後方側にはパイプ状のハンドル3a、3bが延びるように配置され、それらの先端にはグリップ5a、5bが設けられる。左右のハンドル3a、3bは連結バー4にて連結される。グリップ5aの近傍には安全レバー6aが設けられる。
本実施例では、容易にエンジン20を始動でき、かつ、操作方法が簡単なセルスタータ機構が設けられる。セルスタータ機構(セルスタータユニット)は、モータユニット50とスイッチユニット70と、両端に端子部となる着脱可能なソケット69a、69bを有する接続コード68(図2参照)により形成される。モータユニット50は、エンジン20の鉛直方向に配置されるクランク軸(図示せず)の上端側に取り付けられるものであって、モータユニット50の回転軸(後述)がクランク軸と同軸となるように配置され、図示しない4本のボルトにてクランクケースに固定される。一方、スイッチユニット70は、ループ状に形成したフレーム2の後方上端部付近に取り付けられる。図1に示すようにスイッチユニット70は、着脱可能なバッテリ90を保持すると共に内部に制御回路と充電回路が収容されるユニットである。着脱可能なバッテリ90は、例えばインパクトドライバ等の電動工具で広く用いられる14.4V等のリチウムイオン電池パックを用いることができ、バッテリ90をスイッチユニット70に着脱可能に取り付けられる。スイッチユニット70のハウジングの上面には、制御回路の電源スイッチ75と、セルモータのスタートスイッチ76の2つのスイッチ手段が設けられる。
図2は本実施例に係るカルチベータ1の側面図である。フレーム2の後端の上側には取付具を構成する取付プレート11が固定され、取付プレート11に対してスイッチユニット70が着脱可能に取り付けられる。本実施例では右又は左の側面から見た際に取付プレート11が前方側に傾くようにフレーム2にネジ止めされる。従って、スイッチユニット70も前方側に傾くように取り付けられる。この傾きを設けるのは主に、付着した雨水や水を排水しやすくするためと、収納時の収まりをよくするためであるが、これらに問題が無いならば取付プレート11を水平に取り付けるようにしても良い。スイッチユニット70とモータユニット50は取り外し可能な接続コード68により接続される。接続コード68の両端部にはソケット69a、69bが設けられ、接続コード68をスイッチユニット70とモータユニット50から取り外すことができるように構成される。モータユニット50のソケット69aが接続されるコンセント(後述)はモータユニット50の後方側に配置し、スイッチユニット70のソケット69bが接続されるコンセント(後述)はスイッチユニット70の前方側に配置すると接続コード68が短くてすむ上に、着脱操作がし易い。
スイッチユニット70に取り付けられるバッテリ90の上側両端部にはリリースボタン91が設けられ、バッテリ90をスイッチユニット70から取り外す際には、人差し指と親指で左右のリリースボタン91を挟むように押しながらバッテリ90を上側にスライドさせる。本実施例では市場での入手容易性、汎用性から電動工具用の電池パックを用いるようにしたが、それだけに限られずにその他の任意の二次電池を用いるように構成しても良いし、一次電池がセットできるようにした専用の電池ボックスを準備しても良い。
図3は本発明の実施例に係るセルスタータ付きのカルチベータ1の上面図でありスイッチユニット70を装着した状態を示す図である。スイッチユニット70は、従来のリコイルスタータに換えてセルモータを用いるようにしたために設けられた新たな機器である。スイッチユニット70を設ける場所は比較的任意であるが、ハンドルやフレームから外側に大きく出っ張らずに作業の邪魔にならない場所、水や泥がかかり難い場所、操作がし易い場所等の要件を満たすことが好ましく、本実施例では前後方向にみてエンジン20の後方であってグリップ5a、5bよりも前であると好ましい。本実施例ではエンジン20と連結バー4の間に配置される。また、左右方向にはほぼ中央付近に配置するのが好ましく、本実施例では左右のハンドル3a、3bの間に配置される。さらに、上下方向に見て飛散防護カバー10とグリップ5a、5b(又は連結バー4)の間(図2参照)に配置した。このようにスイッチユニット70を配置することにより、接続コード68を短くすることが可能となる。スイッチユニット70のバッテリ90よりも前方側には、2つのスイッチ(電源スイッチ75とスタートスイッチ76)が設けられるが、これらのスイッチはカルチベータ1による耕耘等の作業時において操作する必要が無いので、誤動作を防ぐためにバッテリ90よりも前方側に設けるようにした。しかしながら、2つのスイッチを設ける位置はスイッチユニット70の上面だけでなく側方や後方面に設けるように構成しても良い。
図4は本発明の実施例に係るセルスタータ付きのカルチベータ1の上面図でありスイッチユニット70を取り外した状態を示す図である。取付プレート11は平面の板状部材で有り、左右の両側にはラッチ接続部18が設けられ、取付プレート11とラッチ接続部18がスイッチユニット70を取り付けるための取付具として機能する。ラッチ接続部18はスイッチユニット70に設けられたフック手段により掛止されるための保持部材となるものであり、取付プレート11に固定されるか又は取付プレート11と一体的に構成される。取付プレート11は強度や耐振動の関係から金属製の部材又はプラスチック等の合成樹脂の一体成形にて製造すると良い。取付プレート11が固定されるフレーム2は、アルミ合金のパイプを曲げて溶接することにより製造できるが、その他の公知の方法によってフレーム2を製造しても良い。図4のようにスイッチユニット70を取り外す際には、後述する接続コード38(図8参照)をモータユニット50から離脱させて、スイッチユニット70と接続コード38を取り外すようにする。
図5は、カルチベータ1の収納形態とした場合における側面図である。ハンドル3a、3bを折り曲げる際には、後述するラッチ機構を操作して取付プレート11からスイッチユニット70を取り外した後に、接続コード68をモータユニット50から取り外し、回転ノブ9を回転させて取付ネジ9aを緩め、ハンドル3a、3bを折り曲げてカルチベータを収納形態にする。ここで側面から見た際に、内側耕刃7a、7bと外側耕刃8a、8bの最外位置が床200に当たらないような位置関係となる。なお、この際に、接続コード68とモータユニット50のコンセント63を分離させて、後述するゴムキャップをコンセントに取付ければ、カルチベータ1を水洗いする際にモータユニット50の内部への浸水を完全に防止できる。また、取付プレート11は図2の用に側方から見た場合には、前方側に斜めになるように取り付けられるので、図5のように収納形態とした際に取付プレート11の上端が内側に曲がるようになり、邪魔になりにくく収まり具合が良い。
図6は、本実施例に係るエンジン20の内部構造を示す横断面図である。エンジン20は、2サイクルの小型エンジンであって、クランク軸22がギヤケース16(図1参照)に接続される連結パイプ15(ともに図2参照)と同軸上に配置される。シリンダ23はクランクケース24から前方向に伸びるように横置きに配置され、図示しないピストンが前後方向に往復運動する。シリンダ23の一方の側方(左側)にはマフラー25が2本のボルト26(図では1本しか見えない)によってシリンダ23に取り付けられ、シリンダ23の他方の側方(左側)にはシリンダ内へ燃料を含んだ混合気を供給するための燃料供給手段が設けられる。マフラー25はシリンダ23から排出される燃焼ガスが外部へ排出される際の排気音を低減するものであって、金属製で略箱状に形成される。マフラー25の内部には複数の膨張室が設けられ、排気ガスの浄化のために図示しない触媒装置を設けても良い。上部カバー29及びマフラーカバー30は、例えばプラスチック等の合成樹脂の一体成形によって製造される。エンジン20のクランクケース24の後方側には、燃料タンク31が設けられる。燃料タンク31には、2サイクル用のオイルとガソリンの混合燃料が入れられ、エンジン20の気化器33から伸びる燃料パイプ27aによって燃料タンク31から混合燃料が吸引される。燃料パイプ27aの先端にはゴミの吸引を防ぐためにフィルタ28が設けられ、燃料を入れるための開口部(図示せず)には燃料キャップ32が設けられる。
気化器33には、手動で動作させるチョークレバー34が設けられる。チョークレバー34の構造や動作は公知であるので、ここでの詳細な説明は省略する。気化器33とシリンダ23の間には吸入通路を形成すると共に気化器33を固定するためのインシュレータ35が、2本のネジ36(図6では1本しか見えない)にてシリンダ23に取り付けられる。気化器33は2本のネジ37(図6では1本しか見えない)によってインシュレータ35に取り付けられる。気化器33には、混合燃料を燃料タンク31から気化器33に吸い上げるためのプライミングポンプ38が設けられる。プライミングポンプ38は半球状の透明バルブであり、作業者はエンジン20の始動直前に、リターンパイプ27bに燃料が流れるまでプライミングポンプ38を繰り返し押すことにより気化器33に燃料を吸い上げる。気化器33にはエアフィルタ44を収容する空間を形成するエアクリーナボックス46が接続される。
図7は図6のA−A部におけるエンジン20の断面図であって、モータユニット50の内部構造を示す縦断面図である。イグニッションコイル39で発生された高圧電流は、イグニッションコード41とプラグキャップ42を介して点火プラグ43に伝達される。ピストン21は、クランク軸22に対して前後方向に往復移動をし、クランク軸22の一端側(ここでは左側)に冷却用のフィンと一体に構成されるマグネトロータ40が設けられ、クランク軸22の他端側(ここでは左側)にモータユニット50が取り付けられる。モータユニット50は、ハウジング51の円形の開口部51aの周囲のフランジ(図示せず)がエンジン20のクランクケース24の平面状に形成された取付部45に固定される。取付部45への固定の仕方は複数本のボルト(図示しない4本のボルト)を用いる方法、ラッチ機構を用いてワンタッチで装着する方法等、任意の固定方法を用いることができる。本実施例は、円筒状のハウジング51に通気口等の開口や貫通穴を設けずに、クランクケース24に固定した後にセルモータ52や減速機構53の収容空間が密閉構造となるようにした。この密閉性を保つために開口部51a付近には、図示しないOリング等のシール部材を介して取付部45との間を密着させて防水性を向上させると良い。
セルモータ52は、公知のブラシ付き直流モータであって、電源線67aによって外部から供給される直流電力により駆動される。本実施例では、モータユニット50のハウジング51にスリット等の通風口を設けずに密閉構造とする。一方、セルモータ52を収容する空間を密閉とすると、セルモータ52を長時間駆動させ続けると内部が発熱する恐れがある。そこで、本実施例ではセルモータ52の一部に温度検知用のサーミスタ64を設けて、その出力を信号線67bにより電源線67aと共に後述する制御回路に伝達するようにした。セルモータ52の出力は減速機構53によって所定の減速比で減速され、クラッチ係合具58に伝達される。クラッチ係合具58はクランク軸22の後端に固定されたクラッチドラム48の内側に設けられたクラッチ爪49と係合するので、セルモータ52の回転がクランク軸22に伝達され、ピストン21がシリンダ23内で上下に往復移動する。
図8は、本実施例に係るセルスタータユニットの全体構成を示すであり、説明の都合上スイッチユニット70側は横断面図で示し、モータユニット50側は縦断面図で示している。本実施例のセルスタータユニットは、作業終了後に水洗いされることが多いカルチベータでの使用でも支障が無いように防水又は防滴構造としたことに特徴がある。モータユニット50は従来から用いられるリコイルスタータに代えてボルトオンで装着できるように構成したので、エンジン20側の構成を変えることなくセルスタータ付きのカルチベータが実現できる。スイッチユニット70は、モータユニット50との間で防水効果のある接続コード68で接続され、電動工具で広く用いられているバッテリ90がバッテリ装着部92に着脱可能に構成され、バッテリ90を装着した際にバッテリ90側の図示しないコネクタがターミナル77に嵌合する。カルチベータ1に用いることを考えると、スイッチユニット70側においても全体を防水又は防滴構造とすることも考えられるが、本実施例ではできるだけ内部に水が入らないような構成とすると共に、もし水が入っても電子回路に水が付着しないようにすると共に水が外部に容易に排出されるような構成とした。
スイッチユニット70内には電子素子を搭載する回路基板82、86が設けられるが、これらは底面から箱状の側壁を構成するように上側に突出するリブ81、85の内部に縦方向に鉛直に又は横方向に水平に配置され、リブ81、85で側壁が画定される内側部にウレタン材83、87を注入して満たしている。これより、回路基板82、86に対する浸水を防止することが可能となる。回路基板86は、セルモータ52を駆動制御する制御回路(後述)を搭載するためのメイン基板となるものであって、回路基板86上には後述するマイコンやレギュレータ、FET(Field effect transistor)等の半導体スイッチング素子が搭載される。回路基板82は商用電源を用いてバッテリ90を充電するための充電回路を搭載する充電回路用基板であって、レギュレータやコンデンサ等の電子素子が搭載される。スイッチユニット70のハウジング71の側面にはラッチ73が設けられ、ラッチ73にはそれを押圧して支持軸を中心に所定回転だけ回動させるためのタブ74が設けられる。スイッチユニット70の側面の角部の2箇所にはスイッチユニット70を吊り下げるためのフック78a、78bが設けられる。またスイッチユニット70の側面の一部には商用電源を供給するために図示しない電源コードのソケットを接続する為のコンセント88bが設けられる。
スイッチユニット70のハウジング71は、水平面にて上下に2分割可能なように構成され、2つの分割されるハウジングは複数のネジ(図示せず)によって固定される。そのためハウジング71の一部には複数の取付ボス72が形成される。ハウジング71の内部は2つの分割されるハウジングによりインロー型に構成とするのが好ましく、完全密閉状態とするか、又は、本実施例のように内外を連通させる複数の水抜き穴89a、89b、89cを形成するように構成しても良い。スイッチユニット70にはバッテリ90が装着されるが、その装着方向は上から下方向であり、脱着方向は下から上方向であるので、作業時の振動等によりバッテリ90のラッチ機構に強い力が掛かかりにくく、安定して保持すること可能でありバッテリ90の脱落を効果的に防止できる。また、バッテリ90の底面側が作業者側に向くように配置され、リリースボタン91が作業者からみて左右両側に位置するように配置されるので装着及び脱着の操作性が大変良い。
モータユニット50には、主にハウジング51内に収容された直流式のセルモータ52と、セルモータ52の回転数を減速する減速機構53によって構成される。ハウジング51はセルモータ52の回転軸52aの軸方向を通る面により2分割可能に構成され、複数のネジ(図示せず)によりネジ止めされるため、複数のネジボス51bが設けられる。またモータユニット50の防水対策のため、ハウジング51の全周にインローを設けて、かつ、風窓を設置しない構成とした。尚、モータユニット50をエンジン20の装着した際に、ハウジング51の内部空間が密閉されて防水効果が得られるように、2分割可能なハウジング51の接合面は密着して水を通さないように構成することが重要である。この際、図示しないシール部材を構成又は介在させるようにしても良い。一方、ハウジング51を密閉してしまうとモータユニット50の内部への浸水を防止できるが、密閉したためにセルモータ52の連続駆動時には温度上昇が懸念される。そのため、セルモータ52に直接、温度検知用のサーミスタ64を配置して、後述する制御回路によってセルモータ52の温度を監視する構成とした。制御回路はサーミスタ64により検出された温度が、コイルの被覆が劣化する120℃程度になった場合、セルモータ52への電源供給を停止させるようにした。
減速機構53は任意の減速機構を用いることができるが、本実施例では遊星歯車機構を用いたものであって、セルモータ52の回転軸52aに取り付けられるピニオン54と、複数のアイドルギヤ55と、リングギヤ56により構成される。減速機構53には複数のアイドルギヤ55のキャリアとして作用するスピンドル57が接続される。スピンドル57の端部にはクラッチ係合具58がネジ59によって取り付けられる。クラッチ係合具58は図7に示したクラッチ爪49と係合することによりセルモータ52による駆動力をクランク軸22側に伝達し、ピストン21を往復動させるものである。ここではクラッチ係合具58は樹脂性の一体成形で製造され、その強度を向上させるために内部に金属製の補強具58aが鋳込まれている。スピンドル57は2つのボールベアリング60a、60bによってハウジング51に対して回転可能に保持される。ハウジング51の一端には接続コード68のソケット69aが接続されるコンセント63が設けられる。コンセント63は、外部からハウジング51の内部に水が入らないように防水性を保持できるように構成すると良い。接続コード68は、接続コード68には断線を防止する目的から、外周部にゴム材が塗布されており、両端に雌端子であるソケット69a、69bを有する。一方、モータユニット50とスイッチユニット70側には共に雄形状のコンセント63、88aが形成され、接続コード68が容易に着脱可能とされる。
図9は実施例に係るスイッチユニット70の上面図であって、バッテリ装着部92に装着されるバッテリ90を取り外した状態を示す図である。ハウジング71の上面71aの一部には、セルモータ機構の電源スイッチ75とセルモータ52を回転させるためのスタートスイッチ76、商品名、型番、注意書き等が表示されるシール状のラベル80が設けられる。電源スイッチ75とスタートスイッチ76には防水のためにそれぞれ弾力性のある合成樹脂製のスイッチカバーにて覆われる。ここで電源スイッチ75と、スタートスイッチ76は、2本のハンドル3a、3bの間であって、エンジン20と連結バー4の間に設置されることになるので、木の枝などが接触することによる誤動作を回避することができる。ラベル80の領域の一部には、電源スイッチ75がONになっている際に点灯するLED79が設けられる。ハウジング71の側面に設けられるコンセント88aには、接続コード68を接続しないときに装着するゴムキャップ96aが準備され、ゴムキャップ96aは紛失しないようにチェーン95aによってコンセント88aに連結される。
ハウジング71の他方の側面(対面する側面)に設けられるコンセント88bは電源コードを接続する接続部となるものであって、ここには図示しない電源コードを接続しないときに装着するゴムキャップ96bが準備される。ゴムキャップ96bは紛失しないようにチェーン95bによってコンセント88bに連結される。このように、コンセント88a、88bにはチェーン95a、95bによりゴムキャップ96a、96bが連結されてあり、接続コード68を分離している際にはゴムキャップ96a、96bを、コンセント88a、88bに差し込むことにより防水を図っている。なお、スイッチユニット70のコンセント88bに図示しない電源コードを接続して100V電源等の商用電源に接続すればスイッチユニット70を用いてバッテリ90の充電を行うことができる。但し、コンセント88bに図示しない電源コードを接続している際には、安全機構としてスタートスイッチ76を押してもセルモータ52が回転しないようにすると良い。
セルモータ52による始動方法としては、スイッチユニット70にバッテリ90を取付けた後、電源スイッチ75を押すとLED79が点灯することになり、この状態からスタートスイッチ76を押している間のみセルモータ52が駆動する。これより、ピニオン54、アイドルギヤ55、リングギヤ56、スピンドル57、クラッチ係合具58の順に伝達トルクが加わり、最終的に、エンジンのクランクシャフトを回転させてエンジンを始動させる構成となっている。本実施例の構成ではスイッチユニット70及びモータユニット50の防水性を向上させてエンジン作業機の水洗い時、或いは、水たまりがある作業場で誤って制御回路の収容部を濡らしてしまった場合においても、電子部品のショートを効果的に防止できる。
図10は、本実施例に係るセルスタータのスイッチユニット70の取付け前を示す正面図である。スイッチユニット70のハウジング71の側面部には、ラッチ73が設置されている。ラッチ73は揺動軸73aを中心に所定角度だけ揺動可能に軸支され、ラッチ73に取り付けられたタブ74を押すことによってラッチ73が所定角度だけ揺動し、ラッチ73の先端の爪部73bがラッチ接続部18に係合する。このラッチ73の揺動軸73aには同軸上にねじりバネが設けられ、ラッチ73が係合(又は掛止)する方向、即ちタブ74が外側に移動する方向に付勢するので、ラッチ接続部18に爪部73bの位置を合わせて、その状態でスイッチユニット70を上から下方向に押し付けるだけでスイッチユニット70を取付プレート11にワンタッチで取り付けることができる。尚、コンセント88aの内部には、一般的な電源コードで接続できないように凸形状88c(図10参照)が形成される。図10には図示していないが、コンセント88b側も88aと同様の形式にしても良い。
図11は実施例に係るスイッチユニット70の装着時の正面図である。この取り付けられた状態からスイッチユニット70を取り外す際には左右の両側面に配置されるラッチ73のタブ74を指で押しながら、スイッチユニット70を上側に持ち上げることで取付プレート11からスイッチユニット70を離脱させることができる。このようにスイッチユニット70はタブ74を押すことにより取付プレート11から容易に脱着できるように構成したので、装着及び脱着が容易で使いやすいスイッチユニット70を実現できた。
以上説明したように、モータユニット50はエンジン20のクランクケース24にボルト固定されており、一方、スイッチユニット70は、フレーム2に設置された取付プレート11にラッチ73により取付けられているため、仮にバッテリ90の電池残量不足によりエンジン始動が困難な場合に、モータユニット50とスイッチユニット70からなるセルスタータユニットをカルチベータ1から容易に分離することが可能となり、後述した手動式のスタータへの交換も容易にできるようになった。
図12は本実施例に係るセルスタータユニットの回路図である。セルスタータユニットは、エンジン20の始動のためにセルモータ52が設けられ、セルモータ52を駆動するためのバッテリ90が接続される。セルモータ52は始動制御手段となる制御回路102によって制御される。制御回路102は、3つのFET107、117、121と、抵抗器108、109、111、112、124、125と、電源スイッチ75と、スタートスイッチ76と、コンデンサ113、114、115と、レギュレータ116と、マイコン118を含んで構成される。セルモータ52には温度を検出するためのサーミスタ64が設けられる。
マイコン118はレギュレータ116によって供給される定電圧にて駆動され、複数設けられたA/D変換ポートには、セルモータ52の温度を示すサーミスタ64の出力信号、スタートスイッチ76の開閉状態を検出するための抵抗器124の端子電圧、抵抗器111及び112によるバッテリ90の電圧を示す信号が入力される。マイコン118はFET117、121のゲート信号の送出を行うことにより、FET117、121のソース−ドレイン間の導通又は遮断を制御する。
FET121はセルモータ52を回転させる開閉手段となるもので、マイコン118の指令(ゲート信号の供給)によってFET121のソース−ドレイン間が導通状態となり、バッテリ90からの直流電流がセルモータ52に供給される。マイコン118は、作業者がスタートスイッチ76を離したら、FET121のソース−ドレイン間を遮断してセルモータ52の回転を停止させる。本回路図では図示していないが、マイコン118にエンジンの回転を示す出力信号を入力するようにしてマイコン118がエンジン回転数に応じて始動制御を行うように構成しても良い。また本実施例ではマイコン118は始動制御用にだけ用いているが、始動後のエンジン回転数制御に用いるように構成しても良い。
エンジン20の始動方法としては、スイッチユニット70にバッテリ90を取付けた後、電源スイッチ75を押すとLED79が点灯し、作業者に対して始動準備が完了したことを表示する。この状態からスタートスイッチ76を押している間のみセルモータ52が駆動される。セルモータ52が始動すると、ピニオン54、アイドルギヤ55、リングギヤ56、スピンドル57、クラッチ係合具58の順に伝達トルクが加わり、最終的にクランク軸22を回転させてエンジン20を始動させることができる。作業者はエンジンが始動したらスタートスイッチ76の押下を解除する。
図13は本実施例に係るエンジン20に手動スタータを取付けた時の内部構造を示す縦断面図である。本実施例では、従来の手動スタータを用いたカルチベータにセルスタータユニットを設けたので、例えば、バッテリの電池残量が不足してセルスタータを起動できない場合の救済装置としてセルスタータユニットを取り外してリコイルスタータ等の手動スタータ140を装着できる。手動スタータ140は、リール141、ロープ142、スプリング143、ハウジング149、及び、クラッチ係合具158を含んで構成される。この手動スタータ140の取付面の形状は、モータユニット50の取付部45と同形状であり、手動スタータ140を図示しない4本のボルトにてクランクケース24に容易に取付けることができる。
以上、本発明を複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例ではカルチベータに用いられるエンジン作業機に適用される例で説明したが、作業機の種類はカルチベータだけに限られずに、チェンソー、カッター、刈払機等の、その他のエンジン作業機においても同様に適用できる。また、上述の実施例ではガソリンを燃料とする2サイクルエンジンを用いたエンジン作業機で説明したが、ガソリンを燃料とする4サイクルエンジン、又はカセット式のガスボンベによる液化ガスを燃料とする2サイクル又は4サイクルのエンジン作業機にも同様に適用できる。
1 カルチベータ 2 フレーム
3a ハンドル 4 連結バー
5a グリップ 6a 安全レバー
6b スロットルレバー 7a、7b 内側耕刃
8a、8b 外側耕刃 9 回転ノブ
9a 取付ネジ 10 飛散防護カバー
11 取付プレート 12 抵抗棒
13 車輪軸 14 尾輪
15 連結パイプ 16 ギヤケース
18 ラッチ接続部 20 エンジン
21 ピストン 22 クランク軸
23 シリンダ 24 クランクケース
25 マフラー 26 ボルト
27a 燃料パイプ 27b リターンパイプ
28 フィルタ 29 上部カバー
30 マフラーカバー 31 燃料タンク
32 燃料キャップ 33 気化器
34 チョークレバー 35 インシュレータ
36、37 ネジ 38 プライミングポンプ
39 イグニッションコイル 40 マグネトロータ
41 イグニッションコード 42 プラグキャップ
43 点火プラグ 44 エアフィルタ
45 取付部 46 エアクリーナボックス
48 クラッチドラム 49 クラッチ爪
50 モータユニット 51 ハウジング
51a 開口部 51b ネジボス
52 セルモータ 52a 回転軸
53 減速機構 54 ピニオン
55 アイドルギヤ 56 リングギヤ
57 スピンドル 58 クラッチ係合具
58a 補強具 59 ネジ
60a、60b ボールベアリング 63 コンセント
64 サーミスタ 67a 電源線
67b 信号線 68 接続コード
69a、69b ソケット 70 スイッチユニット
71 ハウジング 71a (ハウジングの)上面
71b (ハウジングの)下面 72 取付ボス
73 ラッチ 73a 揺動軸
73b 爪部 74 タブ
75 電源スイッチ 76 スタートスイッチ
77 ターミナル 78a、78b フック
79 LED 80 ラベル
81 リブ 82 回路基板
83 ウレタン材 86 回路基板
87 ウレタン材 88a、88b コンセント
88c 凸形状 89a、89b、89c 水抜き穴
90 バッテリ 91 リリースボタン
92 バッテリ装着部 95a、95b チェーン
96a、96b ゴムキャップ 102 制御回路
107、117、121 FET
108、109、111、112、124、125 抵抗器
113、114、115 コンデンサ
116 レギュレータ 118 マイコン
140 手動スタータ(リコイルスタータ) 141 リール
142 ロープ 143 スプリング
149 ハウジング 158 クラッチ係合具
200 床

Claims (10)

  1. ピストンが往復運動するシリンダと、前記シリンダ内に燃料と空気の混合気を供給する燃料供給手段と、前記シリンダを保持すると共にクランク室を形成するクランクケースを有するエンジンと、前記エンジンの出力軸に接続される作業機器を駆動させるエンジン作業機であって、
    前記エンジンにセルモータを装着し、
    前記セルモータへ電力を供給するバッテリと前記セルモータの制御を行う制御回路と前記セルモータを始動させるスイッチと前記バッテリの充電をする充電回路を搭載するスイッチユニットを設け、
    前記スイッチユニットと前記セルモータを独立して設け、これらを接続する接続コードを設け、
    前記スイッチユニットに商用電源を供給する電源コードを接続する接続部を設けたことを特徴とするエンジン作業機。
  2. 前記接続コードを前記セルモータと前記スイッチユニットから着脱可能としたことを特徴とする請求項1に記載のエンジン作業機。
  3. 前記スイッチユニットにラッチ機構を設け、前記ラッチ機構を用いて前記スイッチユニットを前記エンジン作業機に着脱可能としたことを特徴とする請求項1に記載のエンジン作業機。
  4. 前記エンジンはフレームに搭載され、
    前記フレームに前記スイッチユニットを着脱可能に保持するための取付具を設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載のエンジン作業機。
  5. 前記セルモータは、クラッチとの係合部と減速ギヤをハウジング内に収容したモータユニットとして構成され、前記モータユニットは前記エンジンのクランク軸と同軸上に装着されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のエンジン作業機。
  6. 前記バッテリは前記スイッチユニットに着脱可能なカセット式に形成されることを特徴とする請求項5に記載のエンジン作業機。
  7. 前記モータユニットを前記エンジンに装着した際に、前記モータユニット内に水が入らないように前記セルモータと前記減速ギヤを配した領域を全閉としたことを特徴とする請求項6に記載のエンジン作業機。
  8. 前記制御回路を搭載する回路基板を前記スイッチユニットの内側であって一面を除いて囲まれた収容室内に搭載した後に前記収容室内を樹脂にて充填させることを特徴とする請求項7に記載のエンジン作業機。
  9. 前記モータユニット内に前記セルモータの温度を検知する温度検知手段を設け、
    前記制御回路は前記セルモータの温度が所定温度以上に上昇した時に前記セルモータの回転を阻止することを特徴とする請求項7又は8に記載のエンジン作業機。
  10. スイッチユニット及び/又はセルモータユニットに前記接続コード又は前記接続コードを着脱するための端子部を設け、前記端子部にキャップを設けたことを特徴とする請求項9に記載のエンジン作業機。
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