JP2014148396A - 建設作業時の安全監視装置及び監視方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】クレーンなどに吊下げられた吊荷の真下が死角にならない安全監視装置を提供する。
【解決手段】クレーンにより吊下げられた吊荷よりも高所に設けた、下方の監視区域を撮影する第1のカメラ5と、上記第1のカメラ5により撮影した第1の画像中、上記吊荷のために死角となる監視区域部分を撮影するための第2のカメラ11と、上記第1のカメラ5により撮影した第1の画像と、上記第2のカメラ11により撮影した第2の画像とを合成し、死角のない監視区域の合成画像を作成する演算記憶処理装置3と、この演算記憶処理装置3により合成した合成画像を表示する画像表示部4とよりなる。
【選択図】図2

Description

本発明は建設作業時の安全監視装置及び監視方法、特に、クレーンなどの建設機械により吊下げられた吊荷による死角のない監視区域の画像を得て、監視区域の安全性を監視できる装置及び方法に関するものである。
クレーンなどの建設機械により吊下げられた吊荷の下に作業員が立ち入ることは非常に危険である。このため、従来においては、例えば、建設作業区域などの監視区域を見渡せる建物などの高所にカメラを固定し、下方の監視区域を撮影したり、又は、クレーンのブーム先端部にカメラを固定して、下方の監視区域を撮影したりして、これらの画像をオペレータ室のモニタに表示して、監視員が安全性を監視し、作業員が吊荷の下の危険区域に入ってしまった場合などに、警報を発するようにしたものがある(引用文献1、引用文献2、引用文献3)。
しかしながら、上記カメラでは、吊荷のためにその真下が死角になって、作業員が見えない場合がある。
そのため、監視区域の周囲にカメラを固定して、死角を形成する吊荷が写らないように、斜めから吊荷の真下を撮影し、安全性を監視したものもある(引用文献4)。
また、吊荷の底面にカメラを固定して、吊荷の真下を確認できるようにしたものもある(引用文献5)。
特開2012−203677号公報 特開2012−202124号公報 特開平9−110369号公報 特開2000−344461号公報 特開2011−79648号公報
しかしながら、上記斜めから吊荷の下を撮影し、監視したものは、吊荷の位置が分からず、また、画像中、吊荷の真下の場所の判断が難しく、吊荷と真下の地面との位置関係の把握が困難で、危険性の判断が難しかった。
また、上記吊荷の底面にカメラを固定したものは、そのカメラでは、吊荷の大きさ、形状が特定できないため、上記吊荷の各側面に複数の計測装置を別途設ける必要があった。また、吊荷の形状によっては、カメラや計測装置の取り付けに時間がかかっていた。また、吊荷の真下を監視することはできるが、吊荷の真下以外の周囲を把握できないという欠点があった。
本発明は、上記の欠点を除くようにしたものである。
本発明の安全監視装置は、クレーンなどの建設機械により吊下げられた吊荷よりも高所に設けた、下方の監視区域を撮影する第1のカメラと、上記第1のカメラにより撮影した第1の画像中、上記吊荷のために死角となる監視区域部分を撮影するための第2のカメラと、上記第1のカメラにより撮影した第1の画像と、上記第2のカメラにより撮影した第2の画像とを合成し、死角のない監視区域の合成画像を作成する演算記憶処理装置と、この演算記憶処理装置により合成した合成画像を表示する画像表示部とよりなることを特徴とする。
また、上記建設機械はクレーンであり、上記第1のカメラは、上記クレーンのブーム先端部に設けたことを特徴とする。
また、上記第2のカメラは、カメラ取付手段を介して、上記吊荷の下方に位置するように、上記建設機械又は建設機械の吊り具又は上記吊荷に設けたことを特徴とする。
また、上記カメラ取付手段は、上記第2のカメラを吊下げる紐状部材であり、この紐状部材は、上記第2のカメラを、上記吊荷の下方に位置する長さに形成されていることを特徴とする。
また、上記第1のカメラ及び/又は上記第2のカメラに画像方位計測手段を設けると共に、上記演算記憶処理装置に、上記画像方位計測手段を有する上記カメラにより撮影された画像の方位と上記画像表示部の方位とを一致させて、上記画像表示部に上記画像を表示させる画像方位合わせ手段を更に設けたことを特徴とする。
また、上記演算記憶処理装置に、上記第1の画像と上記第2の画像とから、少なくとも共通する3点を抽出し、この少なくとも3点を基準に上記第1の画像と上記第2の画像とを合成する画像合成手段を更に設けたことを特徴とする。
また、上記カメラ取付手段に、このカメラ取付手段の長さ調整手段を設けたことを特徴とする。
また、上記カメラ取付手段に、このカメラ取付手段の長さ調整用の目盛を設けたことを特徴とする。
本発明の安全監視方法は、クレーンなどの建設機械により吊下げられた吊荷よりも高所に設けた第1のカメラにより、下方の監視区域を撮影すると共に、第2のカメラにより、上記第1のカメラにより撮影した第1の画像中、上記吊荷のために死角となる監視区域部分を撮影する工程と、演算記憶処理装置により、上記第1のカメラにより撮影した第1の画像と、上記第2のカメラにより撮影した第2の画像とを合成し、死角のない監視区域の合成画像を作成する工程と、上記演算記憶処理装置により合成した合成画像を画像表示部に表示する工程とよりなることを特徴とする。
また、上記方法は、上記第1のカメラ及び/又は上記第2のカメラに設けた画像方位計測手段により、上記画像方位計測手段を有する上記カメラにより撮影された画像の方位を計測し、上記演算記憶処理装置に設けた画像方位合わせ手段により、上記カメラにより撮影された画像の方位と上記画像表示部の方位とを一致させて、上記画像表示部に上記画像を表示させる工程を更に有することを特徴とする。
また、上記方法は、上記第1の画像と上記第2の画像の合成は、上記演算記憶処理装置に設けた画像合成手段により、上記第1の画像と上記第2の画像とから、少なくとも共通する3点を抽出し、この少なくとも3点を基準に上記第1の画像と上記第2の画像とを合成することを特徴とする。
本発明によれば、死角のない監視区域の画像を得ることができ、監視区域の安全性の監視ができるようになる。
また、吊荷と監視区域の位置関係が容易になると共に、吊荷の真下以外の周囲の画像も得ることができ、より安全性の監視ができるようになる。
また、カメラを紐状部材で吊下げるので、カメラの取り付けが容易になる。
また、方位及び縮尺が合致した正確な合成画像を得ることができる。
本発明の吊荷下の監視装置の説明図である。 本発明の吊荷下の監視装置の説明図である。 本発明の吊荷下の監視装置の紐状部材の説明図である。 本発明の吊荷下の監視装置の紐状部材の説明図である。 本発明の吊荷下の監視装置の紐状部材の説明図である。 本発明の吊荷下の監視装置の画像合成の説明図である。 本発明の吊荷下の監視装置の画像合成の説明図である。 本発明の吊荷下の監視装置の画像合成の説明図である。 本発明の吊荷下の監視装置の他の画像合成の説明図である。
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
本発明の安全監視装置は、図1〜図3に示すように、第1のカメラ装置1と、第2のカメラ装置2と、上記第1のカメラ装置1と上記第2のカメラ装置2で撮影した画像(動画像を含む)を合成する演算記憶処理装置3と、この演算記憶処理装置3により得られた合成画像を表示する、オペレータ用モニタなどの画像表示部4とよりなる。
また、上記第1のカメラ装置1は、第1のカメラ5と、この第1のカメラ5を、建設機械、例えばクレーン6のブーム7の先端部に着脱自在に取り付けできる第1のカメラ取付手段8とよりなり、上記第1のカメラ5は、上記クレーン6により吊下げた吊荷9よりも高所に設けられる。
また、上記第1のカメラ取付手段8は、例えば、上記第1のカメラ5の上端に設けた磁石であり、この磁石により、金属製のブーム7の先端部に着脱自在に取り付けできる。
なお、上記第1のカメラ取付手段8を、上記磁石と、上記第1のカメラ5と上記磁石とを連結するロープなどの紐状部材とにより構成し、上記第1のカメラ5を上記クレーン6のブーム7に吊下げるようにしてもよい。
そして、上記第1のカメラ5により、上記吊荷9を含んだ下方の建設作業区域などの監視区域全体を撮影できるようになる。
なお、上記カメラ5をクレーン6のブーム7の先端部に設ける代わりに、上記クレーン6のブーム7の中間部、或いは、上記吊荷9よりも高所の建物に設けて、上記吊荷9を含んだ下方の監視区域全体を撮影するようにしてもよい。
また、上記第1のカメラ装置1の第1のカメラ5には、画像方位計測手段としての方位計及び送信装置が設けられ、また、外部電源配線及び送信配線が不要のワイヤレスカメラにより構成されている。
また、上記第2のカメラ装置2は、第2のカメラ11と、この第2のカメラ11を、例えば、上記クレーン6又は上記クレーン6の吊り具又は吊荷9に着脱自在に取り付けできる第2のカメラ取付手段10とよりなり、上記第2のカメラ11は、上記第2のカメラ取付手段10を介して、上記吊荷9の下方に位置するように設けられる。
また、上記第2のカメラ取付手段10は、例えば、上記第2のカメラ11を、上記クレーン6のフック12などの吊り具に着脱自在に吊下げるロープなどの紐状部材13よりなり、この紐状部材13は、上記第2のカメラ11を、上記フック12により吊下げた吊荷9よりも下方に位置する長さに形成され、これにより、上記第2のカメラ11は、上記吊荷9の下方に設けられるようになる。
そして、上記第2のカメラ11により、上記第1のカメラ5により撮影した第1の画像中、上記吊荷9のために死角となる、上記吊荷9の真下の監視区域部分を撮影できるようになる。
また、上記紐状部材13は、上記第2のカメラ11の撮影レンズ部11aの反対側の紐固定部11bに固定され、そのため、上記第2のカメラ11を上記紐状部材13で吊下げれば、上記撮影レンズ部11aが真下を向くようになる。
また、上記紐状部材13には、図3に示すように、上記第2のカメラ11の紐固定部11bからフック12側に向かって、第2のカメラ11の紐固定部11bからの長さを示す目盛14が設けられている。
また、上記紐状部材13の途中には、上記紐状部材13の長さを調整する手段として、クリップなどの長さ調整具15を設ける。
また、上記第2のカメラ11には、画像方位計測手段としての方位計及び送信装置が設けられ、また、外部電源配線及び送信配線が不要のワイヤレスカメラにより構成されている。
なお、上記紐状部材13の上端に輪部やフック部を形成して、その輪部等をクレーン6のフック12に係合して、上記フック12に着脱自在に取り付けるようにする。また、上記紐状部材13の上端に磁石を設け、金属製のフック12に着脱自在に取り付けるようにしてもよい。
また、上記第2のカメラ装置2の紐状部材13を、上記クレーン6のフック12に取り付ける代わりに、吊荷9を吊下げる玉掛用ワイヤーロープ16の下端部16aなどの吊り具に着脱自在に取り付けるようにしてもよい。また、吊荷9の真下に着脱自在に取り付けるようにしてもよい。この場合には、上記紐状部材13の長さを短くすることができる。
また、上記演算記憶処理装置3は、上記第1のカメラ装置1及び上記第2のカメラ装置2で撮影した画像情報等を受信するための受信装置を有する。
また、上記演算記憶処理装置3には、得られた画像から人物を検出する、人物検出手段としてのプログラムや、吊荷を検出する、吊荷検出手段としてのプログラムや、画像表示部4の方位と得られた画像の方位を一致させる画像方位合わせ手段としてのプログラムや、得られた2枚の画像から共通する特徴点を検出する特徴点検出手段としてのプログラムや、2枚の画像を合成する画像合成手段としてのプログラムなどの各種のプログラムが記憶されている。
また、上記画像表示部4は、クレーンなどのオペレータ室17に設けられ、この上記オペレータ室17には、警報ブザー18が設けられている。
次に、上記第2のカメラ装置2をクレーン6のフック12に取り付ける方法を説明する。
図3に示すように、地上19で、玉掛け者等が地上に置かれた吊荷9のワイヤーロープ16をクレーン6のフック12に玉掛けすると共に、第2のカメラ装置2の紐状部材13を上記フック12に玉掛けする。
そして、上記紐状部材13の目盛14及び上記長さ調整具15を用いて、上記紐状部材13の紐固定部11bから、上記紐状部材13が上記吊荷9の上端部9aに接触する点までの距離が、予め測定した吊荷9の高さLよりも若干長くなるようにする。
そして、クレーン6により上記吊荷9と上記第2のカメラ11を吊下げて、上記吊荷9を地切すれば、図4に示すように、上記第2のカメラ11は、吊荷9よりも下方の位置で、吊荷9に接触することなく吊下げられる。そして、上記第2のカメラ11の撮影レンズ部11aが真下を向くようになる。
なお、上記紐状部材13の紐固定部11bから上記吊荷9の上端部9aに接触する点までの距離が、吊荷9の高さLよりも短い場合には、図5に示すように、上記第2のカメラ11が、吊荷9の側面で吊下げられるため、上記第2のカメラ11の撮影レンズ部11aが真下を向かない場合があり、好ましくない。
次に、図2により、上記第1のカメラ5により撮影された第1の画像と、上記第2のカメラ11により撮影された第2の画像とを合成し、上記オペレータ室17の上記画像表示部4に表示する方法を説明する。
まず、上記第1のカメラ5により、吊荷9を含む広域の監視区域全体を撮影して、図6に示すような広域画像20を得ると共に、上記方位計により方位を計測し、この広域画像20及び方位を上記演算記憶処理装置3に無線により送信する。
また、上記第2のカメラ11により、吊荷9の真下の監視区域部分を撮影し、図7に示すような吊荷下画像21を得ると共に、上記方位計により方位を計測し、この吊荷下画像21及び方位を上記演算記憶処理装置3に無線により送信する。
なお、図6及び図7において、22は撮影された吊荷9の吊荷画像であり、23は作業員画像である。
次に、上記演算記憶処理装置3は、人物検出手段としてのプログラム3aにより、受信した上記広域画像20及び上記吊荷下画像21の立ち入り危険区域内において、それぞれ人物の有無を検知し、人物を検出した場合には、上記オペレータ室17の画像表示部4に警報を表示するようにすると共に、オペレータ室17の警報ブザー18を鳴らすようにする。
なお、上記人物検出手段としてのプログラム3aは、Haar−LikeやSURFやHOGなどの特徴量を用いた人物認識が好ましく、検出したい対象の特徴を予め演算記憶処理装置3に記憶させ、静止画像や動画像から検出する。この特徴量を用いた検出方法を利用した場合には、カメラが動いていても物体の検知ができるようになる。
また、上記演算記憶処理装置3は、上記オペレータ室17の画像表示部4の方位と、表示される各画像の方位とが一致するように方位設定するために、画像方位合わせ手段としてのプログラム3bにより、上記画像表示部4から得られた画像表示部の方位と、上記広域画像20及び吊荷下画像21の方位との方位合わせを行う。そして、上記紐状部材で吊下げられた上記第1のカメラ5や第2のカメラ11が回転しても、上記画像表示部4に表示される画像は常に一定の方位を向くようにする。
次に、上記演算記憶処理装置3の特徴点検出手段としてのプログラム3cにより、上記広域画像20と上記吊荷下画像21の画像上の共通する少なくとも3つの特徴点をそれぞれ抽出する。
なお、上記特徴点検出手段としてのプログラム3cは、人物検出プログラム3aと同様に、Haar−LikeやSURFやHOGなどの特徴量を用いた物認識が好ましく、検出したい対象の特徴を予め演算記憶処理装置3に記憶させ、静止画像や動画像から検出する。この特徴量を用いた検出方法を利用した場合には、カメラが動いていても物体の検知ができるようになる。
そして、上記演算記憶処理装置3の画像合成手段としてのプログラム3dにより、各画像の共通する3点の特徴点を重ね合わせて、両画像の歪を補正すると共に、広域画像20に吊荷下画像21を重ね合わせて、図8に示すように、広域画像中の吊荷で見えない死角の部分を補間した合成画像24をリアルタイムで上記オペレータ室17の上記画像表示部4に動画像として表示するようにする。
なお、図8において、上記合成画像24中の破線25は、吊荷9の輪郭を示したもので、オペレータが監視区域と吊荷9の位置関係を分かりやすくしたものである。
なお、図9は、実際に撮影した広域画像26と吊荷下画像27と、これらの画像を合成した合成画像28を示し、広域画像26と吊荷下画像27から共通する3つの特徴点(1)、(2)、(3)を抽出し、この3つの共通点を重ね合わせることにより、吊荷によって見えない部分を補完した合成画像28を得ることができる。
そして、上記演算記憶処理装置3は、得られた合成画像28を上記オペレータ室17の画像表示部4に表示するようにする。
本発明の安全監視装置及び監視方法によれば、上記第1のカメラ5により、吊荷9を含む下方の監視区域全体を撮影し、広域画像を得て、また、上記第2のカメラ11により、吊荷9の真下の監視区域部分を撮影し、吊荷下画像を得て、これらの画像を合成するので、死角のない監視区域全体の画像を得ることができる。
また、吊荷と、この吊荷の真下の地面との位置関係が明確で、安全性の判断が容易になる。
また、吊荷9の真下の画像のみならず、この吊荷の真下以外の周囲の画像も得ることができ、安全性の判断が容易になる。
また、第2のカメラ11は紐状部材13により吊下げられるので、簡単に取り付けることができる。また、吊下げられた状態では、レンズ部が真下を向くため、第2のカメラ11の取り付けの調整が容易となる。
また、第2のカメラ11を紐状部材13を用いて取り付けるので、吊荷9のような形の定まらないものであっても、上記第2のカメラ11を吊荷9の下方に容易に位置させることができる。
また、カメラ5、11を、溶接やボルト無しに、簡単にクレーン6に取り付けることができる。
また、ワイヤレスカメラを利用するので、伸縮するブームなど、配線が困難なクレーンにも、簡単に取り付けることができる。
また、紐状部材13に長さ調整具15を設けると共に、長さ調整用に役立つ目盛14を設けたため、第2のカメラ11を吊荷9の下方に位置する長さに容易に調整できる。
また、各カメラ5、11に方位計を設けたので、上記カメラ5、11が回転しても、画像表示部4上に表示した各画像の方位を一定にすることができる。
また、2つの画像の共通する3点を抽出し、この3点を基準に画像を合成するので、方位及び縮尺が合致した合成ができ、正確な合成画像を得ることができる。
1 第1のカメラ装置
2 第2のカメラ装置
3 演算記憶処理装置
4 画像表示部
5 第1のカメラ
6 クレーン
7 ブーム
8 第1のカメラ取付手段
9 吊荷
10 第2のカメラ取付手段
11 第2のカメラ
11a レンズ部
11b 紐固定部
12 フック
13 紐状部材
14 目盛
15 長さ調整具
16 ワイヤーロープ
16a 下端部
17 オペレータ室
18 警報ブザー
19 地上
20 広域画像
21 吊荷下画像
22 吊荷画像
23 作業員画像
24 合成画像
25 破線
26 広域画像
27 吊下画像
28 合成画像

Claims (11)

  1. クレーンなどの建設機械により吊下げられた吊荷よりも高所に設けた、下方の監視区域を撮影する第1のカメラと、
    上記第1のカメラにより撮影した第1の画像中、上記吊荷のために死角となる監視区域部分を撮影するための第2のカメラと、
    上記第1のカメラにより撮影した第1の画像と、上記第2のカメラにより撮影した第2の画像とを合成し、死角のない監視区域の合成画像を作成する演算記憶処理装置と、
    この演算記憶処理装置により合成した合成画像を表示する画像表示部とよりなることを特徴とする安全監視装置。
  2. 上記建設機械はクレーンであり、上記第1のカメラは、上記クレーンのブーム先端部に設けたことを特徴とする請求項1記載の安全監視装置。
  3. 上記第2のカメラは、カメラ取付手段を介して、上記吊荷の下方に位置するように、上記建設機械又は建設機械の吊り具又は上記吊荷に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の安全監視装置。
  4. 上記カメラ取付手段は、上記第2のカメラを吊下げる紐状部材であり、
    この紐状部材は、上記第2のカメラを、上記吊荷の下方に位置する長さに形成されていることを特徴とする請求項3記載の安全監視装置。
  5. 上記第1のカメラ及び/又は上記第2のカメラに画像方位計測手段を設けると共に、上記演算記憶処理装置に、上記画像方位計測手段を有する上記カメラにより撮影された画像の方位と上記画像表示部の方位とを一致させて、上記画像表示部に上記画像を表示させる画像方位合わせ手段を更に設けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の安全監視装置。
  6. 上記演算記憶処理装置に、上記第1の画像と上記第2の画像とから、少なくとも共通する3点を抽出し、この少なくとも3点を基準に上記第1の画像と上記第2の画像とを合成する画像合成手段を更に設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の安全監視装置。
  7. 上記カメラ取付手段に、このカメラ取付手段の長さ調整手段を設けたことを特徴とする請求項3又は4記載の安全監視装置。
  8. 上記カメラ取付手段に、このカメラ取付手段の長さ調整用の目盛を設けたことを特徴とする請求項3、4又は7記載の安全監視装置。
  9. クレーンなどの建設機械により吊下げられた吊荷よりも高所に設けた第1のカメラにより、下方の監視区域を撮影すると共に、第2のカメラにより、上記第1のカメラにより撮影した第1の画像中、上記吊荷のために死角となる監視区域部分を撮影する工程と、
    演算記憶処理装置により、上記第1のカメラにより撮影した第1の画像と、上記第2のカメラにより撮影した第2の画像とを合成し、死角のない監視区域の合成画像を作成する工程と、
    上記演算記憶処理装置により合成した合成画像を画像表示部に表示する工程とよりなることを特徴とする安全監視方法。
  10. 上記第1のカメラ及び/又は上記第2のカメラに設けた画像方位計測手段により、上記画像方位計測手段を有する上記カメラにより撮影された画像の方位を計測し、上記演算記憶処理装置に設けた画像方位合わせ手段により、上記カメラにより撮影された画像の方位と上記画像表示部の方位とを一致させて、上記画像表示部に上記画像を表示させる工程を更に有することを特徴とする請求項9記載の安全監視方法。
  11. 上記第1の画像と上記第2の画像の合成は、上記演算記憶処理装置に設けた画像合成手段により、上記第1の画像と上記第2の画像とから、少なくとも共通する3点を抽出し、この少なくとも3点を基準に上記第1の画像と上記第2の画像とを合成することを特徴とする請求項9又は10記載の安全監視方法。
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