JP2014148007A - 電動機械器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のバッテリ装着部を備える電動機械器具において、バッテリパックの交換頻度を低減できる技術を提供する。
【解決手段】電動機械器具1は、交換時期報知処理において、S110またはS130のいずれかで肯定判定されたバッテリパックに加えて、S160で肯定判定されたバッテリパックについても、交換時期を報知する。つまり、再充電が必要なバッテリパックのみならず、残容量が少ないバッテリパックについても、表示器のLEDを点滅させることで、使用者に対して交換時期を報知する。これにより、2つのバッテリパック11a,11bのうちいずれか一方について交換した後、モータM1への電力供給を再開した場合に、短時間のうちに他方のバッテリパックの交換時期が到来することを抑制できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電動機械器具に関する。
下記特許文献1に開示された電動機械器具は、2個のバッテリパックを装着するための2個のバッテリ装着部を備えて構成されている。この電動機械器具では、2個のバッテリ装着部に装着された2個のバッテリパックが直列接続されることによって、当該電動機械器具を適切に駆動するのに必要な電圧を得ている。
この電動機械器具は、2個のうちいずれか一方のバッテリパックの残容量が低下して再充電が必要なレベルに達すると、そのバッテリパックが交換時期であることを報知するための報知部を備えている。
このような報知部を備える電動機械器具は、使用者に対して各バッテリパックの交換時期を報知できる。
特開2011−161602号公報
しかし、報知部によって交換時期が報知されたバッテリパックの交換作業時における他方のバッテリパックの残容量が少ない場合には、電動機械器具の使用を再開した後、短時間のうちに他方のバッテリパックの交換時期が到来することになり、バッテリパックの交換頻度が高くなる虞がある。
つまり、複数のバッテリパックを用いる電動機械器具は、各バッテリパックの交換時期が異なるタイミングとなるため、1個のバッテリパックを用いる電動機械器具に比べて、バッテリパックの交換頻度が高くなり、連続作業が可能な時間が短くなる虞がある。
そこで、本発明は、複数のバッテリ装着部を備える電動機械器具において、バッテリパックの交換頻度を低減できる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた、本発明の第1局面における電動機械器具は、モータと、複数のバッテリ装着部と、第1残容量判定手段と、第2残容量判定手段と、報知部と、を備えている。
複数のバッテリ装着部は、各々にバッテリパックが着脱可能であるとともに、取り付けられた複数のバッテリパックがモータへ直列に接続されるように構成されている。
第1残容量判定手段は、複数のバッテリパックにおけるそれぞれの残容量が予め定められた第1規定値以下であるか否かを判定する。第1規定値は、バッテリパックの再充電の要否を判定するために予め定められた値である。つまり、第1残容量判定手段は、各バッテリパックの再充電の要否を判定する。
第2残容量判定手段は、複数のバッテリパックのうち少なくとも1つが第1残容量判定手段により再充電が必要と判定された場合において、その他のバッテリパックの残容量が予め定められた第2規定値以下であるか否かを判定する。
第2規定値は、第1規定値よりも大きい値であってバッテリパックの早期交換の要否を判定するために予め定められた値である。第2規定値は、例えば、バッテリパックの残容量のうち、再充電が必要なレベルよりは高いレベルであって、モータへの電力供給を再開した場合に短時間で再充電が必要となる残容量レベルに相当する値が設定される。
つまり、第2残容量判定手段は、再充電が必要と判定されたバッテリパック以外のバッテリパックに関して、早期交換の要否を判定する。
報知部は、第1残容量判定手段により再充電が必要と判定されたバッテリパックが交換時期であること、または第2残容量判定手段により早期交換が必要と判定されたバッテリパックが交換時期であることを報知する交換時期報知動作を行う。
つまり、この電動機械器具は、残容量が第1規定値以下となり再充電が必要と判定されたバッテリパックに加えて、残容量が第2規定値以下となり早期交換が必要と判定されたバッテリパックについても交換時期を報知することで、再充電が必要なバッテリパックのみならず、残容量が少ないバッテリパックについても交換時期を報知する。
これにより、残容量が第1規定値以下となり再充電が必要となったバッテリパックを交換した後、電動機械器具の使用を再開してから短時間のうちに他のバッテリパックの残容量が第1規定値以下となること(換言すれば、交換時期が到来すること)を抑制できる。
したがって、この電動機械器具によれば、複数のバッテリ装着部を備えつつ、バッテリパックの交換頻度を低減できる。
なお、報知部は、複数のバッテリ装着部のそれぞれに対応した複数の個別報知部を備えてもよい。このような複数の個別報知部を備える報知部を用いることで、複数のうちいずれのバッテリ装着部に関する報知であるのかを容易に識別することが可能となる。
電動機械器具は、複数のバッテリ装着部の全てに対してバッテリパックが装着されたか否かを判定する全装着判定部を備えてもよい。報知部は、全装着判定部にて全てのバッテリ装着部にバッテリパックが装着されたと判定された場合に、全バッテリ装着報知動作を実行しても良い。全バッテリ装着報知動作とは、全てのバッテリ装着部がバッテリパック装着状態であることを報知するための報知動作である。
このように全バッテリ装着報知動作を行うことで、この電動機械器具の使用者は、全てのバッテリ装着部に対してバッテリパックが確実に装着されたことを認識できる。
なお、ここでのバッテリパック装着状態とは、単にバッテリ装着部に対してバッテリパックが物理的に装着された状態ではなく、バッテリ装着部とバッテリパックとが電気的に通電された状態を意味する。
電動機械器具は、複数のバッテリ装着部のそれぞれについてバッテリパックが装着されたか否かを個別に判定する個別装着判定部を備えてもよい。報知部は、個別装着判定部にて少なくとも1つのバッテリ装着部にバッテリパックが装着されたと判定された場合には、個別装着報知動作を実行してもよい。個別装着報知動作とは、バッテリパックが装着されたと判定されたバッテリ装着部がバッテリパック装着状態であることを報知するための報知動作である。
このように個別装着報知動作を行うことで、この電動機械器具の使用者は、複数のバッテリ装着部のそれぞれに関して、個別にバッテリパックが確実に装着されたことを認識できる。確実に装着されたことを確認してから使用することで、電動機械器具の端子とバッテリパックの端子との接触不良を防ぐことができ、電動機械器具がバッテリパックを未装着と判断されたり、端子での電圧降下に伴い容量が低下したと判断され、停止することが無くなり、作業を不意に停止することなく使用できる。
報知部は、個別装着判定部にて少なくとも1つのバッテリ装着部にバッテリパックが装着されたと判定された場合には、バッテリパックが装着されたと判定されたバッテリ装着部以外のバッテリ装着部に関する報知動作として未装着報知動作を実行してもよい。未装着報知動作とは、バッテリパックが未装着状態であることを報知するための報知動作である。
このようにバッテリパックが装着されていないバッテリ装着部についての未装着報知動作を行うことで、この電動機械器具の使用者は、複数のうちどのバッテリ装着部が未装着状態であるのかを認識できる。未装着報知動作により、バッテリパックを装着したが確実に電動機械器具の端子とバッテリパックの端子が接触していないことを使用者に報知することで、電動機械器具の故障ではなく、バッテリパックの装着が不十分であることを知ることができ、使用者が再度装着確認することで、安定した電動機械器具の使用をすることができる。
電動機械器具は、複数のバッテリ装着部のそれぞれについて、装着されたバッテリパックが当該電動機械器具に適合した種類のバッテリパックであるか否かを判定する種類判定部を備えてもよい。報知部は、種類判定部にて非適合と判定されたバッテリパックに関する報知動作であって、この電動機械器具には非適合であることを報知する非適合報知動作を実行しても良い。
このように非適合と判定されたバッテリパックについての非適合報知動作を行うことで、この電動機械器具の使用者は、複数のうちどのバッテリ装着部に装着されたバッテリパックが非適合であるのかを認識できる。電動機械器具を使用する場所と、これに用いるバッテリパックを充電する充電器を設置する場所は異なる場合が多い。使用者は充電完了したバッテリパックを充電器から抜き、電動機械器具に装着する。この時、非適合バッテリパックであることを報知することで、使用者は電動機械器具を使用する場所に行く前に電動機械器具が使用できないことを認識できる。
なお、バッテリパックの種類としては、例えば、出力電圧値や定格容量などが挙げられる。
電動機械器具は、複数のバッテリ装着部にそれぞれ装着される複数のバッテリパックを備えてもよい。
本発明に係る電動機械器具は、例えば、電動工具であってもよいし、電動作業機であってもよい。
本発明が適用された第1実施形態の電動機械器具の斜視図である。 第1実施形態の電動機械器具における電気的構成を示す回路図である。 交換時期報知処理の処理内容を表したフローチャートである。 表示器の各種表示例を示した説明図である。 全バッテリ装着状態報知処理の処理内容を表したフローチャートである。 モータ起動処理の処理内容を表したフローチャートである。 バッテリ情報報知処理の処理内容を表したフローチャートである。 第2制御回路を備える第2電動機械器具の電気的構成を示す回路図である。 本発明を適用可能な電動工具の一例を示す斜視図である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
尚、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
図1は、本発明が適用された実施形態としての電動機械器具1の斜視図である。
図1に示すように、本第1実施形態の電動機械器具1は、電動作業機として構成され、より具体的には、草や小径木を刈り払う、所謂、刈払機として構成されている。
電動機械器具1の本体10は、モータユニット2と、モータユニット2の一端に連結されたシャフトパイプ3と、を備えている。
モータユニット2は、当該モータユニット2の内部に後述のモータ制御用の制御回路30およびモータM1を収納している。さらに、モータユニット2は、当該モータユニット2の他端に、2つのバッテリパック11a,11bをそれぞれ離脱可能に装着する2つのバッテリ装着部21a,21bが設けられている。より具体的には、バッテリ装着部21a,21bは、当該バッテリ装着部21a,21b上でバッテリパック11a,11bをそれぞれ図中矢印に示す方向にスライドさせることによって、バッテリパック11a,11bをそれぞれ着脱可能に構成されている。
また、モータユニット2は、当該モータユニット2の一側面に、バッテリパック11a,11bの各々の状態を示す2つの表示器22a,22bが設けられている。表示器22a,22bは、どのような形態の表示器であってもよく、本第1実施形態における2つの表示器22a,22bはそれぞれ1つのLEDを備える表示器である。
第1表示器22aは第1バッテリパック11aおよび第1バッテリ装着部21aに対応して備えられ、第2表示器22bは第2バッテリパック11bおよび第2バッテリ装着部21bに対応して備えられる。
また、モータユニット2は、当該モータユニット2の一側面に、放電制御用FETの故障状態を表す故障表示器60が設けられている。故障表示器60は、どのような形態の表示器であってもよく、本第1実施形態における故障表示器60は、1つのLEDを備える表示器である。
シャフトパイプ3は、中空棒状に形成され、シャフトパイプ3における、モータユニット2とは反対側の端部には、カッター4を離脱可能に装着するカッター装着部5が設けられている。カッター4は、全体として略円板状に形成されている。より具体的には、カッター4の中心部は、予め規定された規定値以上の剛性を有した材料(例えば、金属材料や高硬度の合成樹脂)で形成され、円板状又は円柱状に成形されている。また、カッター4の周縁には、複数の刃41が設けられている。
また、シャフトパイプ3の軸方向における中間位置近傍には、ハンドル6が設けられている。このハンドル6には、電動機械器具1の使用者が右手で把持するための右手グリップ7と、使用者が左手で把持するための左手グリップ8とが設けられている。そして、右手グリップ7には、使用者がカッター4の回転を操作するためのトリガスイッチ9が設けられている。
シャフトパイプ3の内部には、図示しない駆動力伝達軸(以下、伝達軸ともいう)が収容されている。伝達軸の一端は、モータユニット2に収納された後述のモータM1のロータに連結されている一方、伝達軸の他端は、カッター装着部5に設けられた図示しない複数のギアを介してカッター4に連結されている。このため、モータM1の回転駆動力は、伝達軸と複数のギアとを介してカッター4に伝達される。
[1−2.電動機械器具の電気的構成]
電動機械器具1は、図2に示すような回路構成を備えている。
電動機械器具1は、2つのバッテリパック11a,11bと、制御回路30と、モータM1と、を備える。
第1バッテリパック11aおよび第2バッテリパック11bはそれぞれ、互いに直列接続された複数のセル12を備えている。第1実施形態における複数のセル12はそれぞれ、二次電池(例えばリチウムイオン二次電池セル)として構成されている。つまり、第1実施形態におけるバッテリパック11a,11bは、充電可能なバッテリパックとして構成されている。
また、バッテリパック11a,11bはそれぞれ、複数のセルの各々の電圧を監視するバッテリ監視ユニット13(BMU13)と、複数のセル12の正極に接続された正極出力端子24aと、複数のセル12の負極に接続された負極出力端子24bと、バッテリ監視ユニット13に接続されたオートストップ端子26と、を備える。
バッテリ監視ユニット13は、CPUを搭載した集積回路であり、記憶している各種のプログラムに基づいて各種処理を実行する。例えば、バッテリ監視ユニット13は、各々のセル12の充電レベルを判定し、セル12の再充電が必要であると判断した時に、放電保護信号(オートストップ信号とも称される)をオートストップ端子26へ出力する処理を実行する。
制御回路30は、主制御ユニット40(MCU40)と、2つのバッテリ装着部21a,21bと、2つのバッテリ電圧検出部42a,42bと、2つのAS制御部43a,43bと、電源回路44と、スイッチ検出部45と、放電制御用FET46と、放電制御用ドライブ回路47と、電流検出部48と、故障検知用FET49と、故障検知用ドライブ回路50と、FET間電位検出部51と、2つの表示器22a,22bと、故障表示器60と、を備える。
2つのバッテリ装着部21a,21bのうち、第1バッテリ装着部21aは、第1バッテリパック11aに接続される接続端子として、正極入力端子53aと、負極入力端子53bと、オートストップ端子55と、を備える。正極入力端子53aは、第1バッテリパック11aの正極出力端子24aと接続され、負極入力端子53bは、第1バッテリパック11aの負極出力端子24bと接続され、オートストップ端子55は、第1バッテリパック11aのオートストップ端子26と接続される。
また、第2バッテリ装着部21bは、第2バッテリパック11bに接続される接続端子として、正極入力端子54aと、負極入力端子54bと、オートストップ端子56と、を備える。正極入力端子54aは、第2バッテリパック11bの正極出力端子24aと接続され、負極入力端子54bは、第2バッテリパック11bの負極出力端子24bと接続され、オートストップ端子56は、第2バッテリパック11bのオートストップ端子26と接続される。
主制御ユニット40は、CPUを搭載した集積回路であり、記憶している各種のプログラムに基づいて各種処理を実行する。例えば、主制御ユニット40は、電流検出部48から出力される電流信号Scに基づいてモータM1に流れる駆動電流を判定し、モータM1の駆動電流が許容値を超えた場合には、放電制御用ドライブ回路47に停止指令を出力して放電制御用FET46をターンオフする処理を実行する。
電源回路44は、主制御ユニット40に対して駆動用電源電圧(直流定電圧)を供給するためのレギュレータであり、第1バッテリパック11aおよび第2バッテリパック11bのうち少なくとも一方から供給される直流電圧を用いて、主制御ユニット40の駆動用電源電圧(直流定電圧)を生成する。
なお、第1バッテリパック11aおよび第2バッテリパック11bが装着されている場合、電源回路44には、直列接続されたバッテリパック11a,11bからダイオード52を通じて直流電圧が印加される。また、第1バッテリパック11aのみが装着されている場合、電源回路44には、第1バッテリパック11aからダイオード52およびダイオード58を通じて直流電圧が印加される。さらに、第2バッテリパック11bのみが装着されている場合、電源回路44には、第2バッテリパック11bからダイオード57を通じて直流電圧が印加される。
つまり、電源回路44は、第1バッテリパック11aおよび第2バッテリパック11bのうち少なくとも一方が装着されていれば、主制御ユニット40に対して駆動用電源電圧(直流定電圧)を供給することが可能となる。
2つのバッテリ電圧検出部42a,42bのうち、第1バッテリ電圧検出部42aは、第1バッテリパック11aの出力電圧Va1を検出し、主制御ユニット40に対して第1バッテリパック11aの出力電圧Va1を表す電圧検出信号を出力する。第2バッテリ電圧検出部42bは、第2バッテリパック11bの出力電圧Va2を検出し、主制御ユニット40に対して第2バッテリパック11bの出力電圧Va2を表す電圧検出信号を出力する。
第1AS制御部43a,第2AS制御部43bはそれぞれ、バッテリパック11a,11bそれぞれのバッテリ監視ユニット13と主制御ユニット40とを結ぶ導電線路上に設けられて、バッテリ監視ユニット13と主制御ユニット40との間で送受信される信号(放電保護信号など)を制御する。
ここで、第1バッテリパック11aと第2バッテリパック11bとが直列接続されているため、第1バッテリパック11aにおけるバッテリ監視ユニット13の基準電位は、主制御ユニット40の基準電位よりも高電位である。このように、基準電位が互いに異なるため、第1バッテリパック11aのバッテリ監視ユニット13と主制御ユニット40との間では、一方から出力された信号をそのまま他方で受信することが困難となる。
これに対して、第1AS制御部43aは、バッテリ監視ユニット13が出力する信号電圧のレベルを主制御ユニット40が受信可能なレベルに調整するとともに、主制御ユニット40が出力する信号電圧のレベルをバッテリ監視ユニット13が受信可能なレベルに調整する。
つまり、第1AS制御部43aを備えることで、互いに基準電位が異なるものの、第1バッテリパック11aのバッテリ監視ユニット13と主制御ユニット40との間で信号の送受信が可能となる。
スイッチ検出部45は、トリガスイッチ9の状態(ON状態またはOFF状態)を検出し、検出結果を主制御ユニット40に通知する。
放電制御用FET46は、第1バッテリパック11aの正極側からモータM1を介して第2バッテリパック11bの負極側へ電流を流す放電経路のうち、モータM1の負極側となる領域に設けられる。放電制御用FET46は、直列接続された2つのバッテリパック11a,11bからモータM1へ通電される放電電流(つまり、モータM1の駆動電流)を制御する。
故障検知用FET49、故障検知用ドライブ回路50、FET間電位検出部51は、放電制御用FET46の故障判定を行うために備えられている。なお、放電制御用FET46の故障判定は、後述するモータ起動処理の中で実行される。
モータM1は、ブラシ付き直流モータであり、直列接続された2つのバッテリパック11a,11bから通電される放電電流(つまり、モータM1の駆動電流)により駆動する。
2つの表示器22a,22bは、それぞれ1つのLEDを備えており、主制御ユニット40からの指令信号に基づきLEDの状態(点灯状態、点滅状態、消灯状態など)が変化することで、報知動作を行う。
故障表示器60は、1つのLEDを備えており、主制御ユニット40からの指令信号に基づきLEDの状態(点灯状態、点滅状態、消灯状態など)が変化することで、報知動作を行う。
[1−3.交換時期報知処理]
主制御ユニット40にて実行される交換時期報知処理について説明する。
なお、交換時期報知処理は、2つのバッテリ装着部21a,21bにそれぞれ装着された2つのバッテリパック11a,11bの交換時期を報知するために実行される。
図3に、交換時期報知処理の処理内容を表したフローチャートを示す。
交換時期報知処理が起動されると、まず、S110(Sはステップを表す)では、第1バッテリパック11aの出力電圧Va1が第1閾値Th1以下であるか否かを判定し、肯定判定の場合にはS120に移行し、否定判定の場合にはS130に移行する。
第1閾値Th1には、再充電が必要な状態まで残容量が低下したバッテリパックが出力する電圧値の最大値が設定されている。つまり、第1閾値Th1には、バッテリパックの再充電の要否を判定するために予め定められた規定値が設定されている。
なお、バッテリパックの出力電圧は、バッテリパックの残容量に応じて変化する状態量であり、本実施形態では、出力電圧を用いてバッテリパックの残容量が所定の規定値以上であるか否かを判定している。
S110で肯定判定されてS120に移行すると、S120では、第1バッテリパック11aに対応して設けられた第1表示器22aのLEDを点滅させる処理を実行する。このLEDの点滅動作は、第1バッテリパック11aの交換時期を報知するための交換時期報知動作である。
S110で否定判定されてS130に移行すると、S130では、第2バッテリパック11bの出力電圧Va2が第1閾値Th1以下であるか否かを判定し、肯定判定の場合にはS140に移行し、否定判定の場合には再度S110に移行する。
なお、第1バッテリパック11aの出力電圧Va1および第2バッテリパック11bの出力電圧Va2のいずれも第1閾値Th1よりも大きい場合には、S110およびS130を繰り返し実行する。
S130で肯定判定されてS140に移行すると、S140では、第2バッテリパック11bに対応して設けられた第2表示器22bのLEDを点滅させる処理を実行する。このLEDの点滅動作は、第2バッテリパック11bの交換時期を報知するための交換時期報知動作である。
S120またはS140での処理が実行されるとS150に移行し、S150では、モータM1を停止する処理を実行する。
次のS160では、2つのバッテリパック11a,11bのうち、出力電圧が第1閾値Th1以下と判定されたバッテリパックではなく、もう一方のバッテリパックについて、その出力電圧が第2閾値Th2以下であるか否かを判定し、肯定判定の場合にはS180に移行し、否定判定の場合にはS170に移行する。
第2閾値Th2には、第1閾値Th1よりも大きい値であって、バッテリパックの早期交換の要否を判定するために予め定められた規定値が設定されている。なお、第2閾値Th2は、再充電が必要な残容量レベルよりは高いレベルであって、モータM1への電力供給を再開した場合に短時間で再充電が必要となる残容量レベルに相当する値が設定されている。本実施形態では、このような残容量レベルとなったバッテリパックの出力電圧に対応する値が、第2閾値Th2として設定されている。
S160で否定判定されてS170に移行すると、S170では、そのバッテリパックに対応して設けられた表示器のLEDを点灯させる処理を実行する。このLEDの点灯動作は、バッテリパックの残容量が十分であり使用可能状態であることを報知するための残容量有り報知動作である。
S160で肯定判定されてS180に移行すると、S180では、S160で肯定判定されたバッテリパックに対応して設けられた表示器のLEDを点滅させる処理を実行する。このLEDの点滅動作は、バッテリパックの交換時期を報知するための交換時期報知動作である。
S170またはS180での処理が実行されると、交換時期報知処理が終了する。
このように、交換時期報知処理では、S110またはS130のいずれかで肯定判定されたバッテリパックに加えて、S160で肯定判定されたバッテリパックについても、交換時期を報知する。つまり、再充電が必要なバッテリパックのみならず、残容量が少ないバッテリパックについても、表示器のLEDを点滅させることで、使用者に対して交換時期を報知する。
これにより、S110またはS130のいずれかで肯定判定されたバッテリパックを交換した後、モータM1への電力供給を再開した場合に短時間のうちに他のバッテリパックの残容量が第1閾値Th1以下となること(換言すれば、バッテリパックの交換時期が到来すること)を抑制できる。
このような交換時期報知処理を実行する電動機械器具1によれば、複数のバッテリ装着部21a,21bを備えつつ、バッテリパック11a,11bの交換頻度を低減できる。
ここで、交換時期報知処理が実行された場合の2つの表示器22a,22bの表示状態について説明する。
図4は、表示器の各種表示例を示した説明図である。
図4の表示例1は、2つのバッテリ装着部21a,21bのいずれにもバッテリパック11a,11bが装着されていない状況下での表示状態である。表示例1は、第1表示器22aおよび第2表示器22bのいずれも消灯状態である。
表示例2は、第1バッテリ装着部21aに装着された第1バッテリパック11aに関しては再充電が必要な状態まで残容量が低下した状態であり、かつ第2バッテリ装着部21bに装着された第2バッテリパック11bに関しては残容量が十分に残っている状態での表示状態である。表示例2は、第1表示器22aが点滅状態であり、第2表示器22bが点灯状態である。
交換時期報知処理において、S110で肯定判定され、S160で否定判定された場合に、第1表示器22aおよび第2表示器22bの表示状態は、表示例2のとおりとなる。表示例2は、第1バッテリパック11aに関する交換時期報知動作の一例に相当する。
表示例3は、第1バッテリ装着部21aに装着された第1バッテリパック11aに関しては再充電が必要な状態まで残容量が低下した状態であり、かつ第2バッテリ装着部21bに装着された第2バッテリパック11bに関しては早期交換が必要な状態である場合での表示状態である。なお、このときの第2バッテリパック11bの残容量は、再充電が必要なレベルよりは高いレベルであって、モータM1への電力供給を再開した場合には短時間で再充電が必要となる残容量レベルである。表示例3は、第1表示器22aおよび第2表示器22bのそれぞれが点滅状態である。
交換時期報知処理において、S110で肯定判定され、S160で肯定判定された場合に、第1表示器22aおよび第2表示器22bの表示状態は、表示例3のとおりとなる。表示例3は、第1バッテリパック11aおよび第2バッテリパック11bのそれぞれに関する交換時期報知動作の一例に相当する。
[1−4.全バッテリ装着状態報知処理]
主制御ユニット40にて実行される全バッテリ装着状態報知処理について説明する。
なお、全バッテリ装着状態報知処理は、2つのバッテリ装着部21a,21bにおけるバッテリパックの装着状態を報知するために実行される。
図5に、全バッテリ装着状態報知処理の処理内容を表したフローチャートを示す。
全バッテリ装着状態報知処理が起動されると、まず、S210(Sはステップを表す)では、第1バッテリパック11aが第1バッテリ装着部21aに装着されているか否かを判定し、肯定判定の場合にはS220に移行し、否定判定の場合にはS240に移行する。
S210では、第1バッテリ電圧検出部42aで検出される第1バッテリパック11aの出力電圧Va1に基づいて、バッテリパックの装着状態を判定している。具体的には、第1バッテリパック11aの出力電圧Va1が所定の正常範囲であるか否かを判定し、出力電圧Va1が所定の正常範囲である場合に肯定判定し、出力電圧Va1が所定の正常範囲を逸脱している場合に否定判定する。
S210で肯定判定されてS220に移行すると、S220では、第2バッテリパック11bが第2バッテリ装着部21bに装着されているか否かを判定し、肯定判定の場合にはS230に移行し、否定判定の場合にはS240に移行する。
S220では、第2バッテリ電圧検出部42bで検出される第2バッテリパック11bの出力電圧Va2に基づいて、バッテリパックの装着状態を判定している。具体的には、第2バッテリパック11bの出力電圧Va2が所定の正常範囲であるか否かを判定し、出力電圧Va2が所定の正常範囲である場合に肯定判定し、出力電圧Va2が所定の正常範囲を逸脱している場合に否定判定する。
S220で肯定判定されてS230に移行すると、S230では、第1バッテリパック11aに対応して設けられた第1表示器22aおよび第2バッテリパック11bに対応して設けられた第2表示器22bのそれぞれについて、LEDを点灯状態とする処理を実行する。この2つのLEDの点灯動作は、全てのバッテリ装着部がバッテリ装着状態であることを報知するための全バッテリ装着報知動作である。
S210で否定判定されるかS220で否定判定されてS240に移行すると、S240では、第1バッテリパック11aに対応して設けられた第1表示器22aおよび第2バッテリパック11bに対応して設けられた第2表示器22bのそれぞれについて、LEDを消灯状態とする処理を実行する。この2つのLEDの消灯動作は、複数のバッテリ装着部のうち少なくとも1つがバッテリパックが装着されていない状態であることを報知するための一部未装着報知動作である。
S230またはS240での処理が実行されると、全バッテリ装着状態報知処理が終了する。
このような全バッテリ装着状態報知処理を実行する電動機械器具1によれば、複数のバッテリ装着部21a,21bの全てについてバッテリパックが装着されたことを使用者に報知できる。
ここで、全バッテリ装着状態報知処理が実行された場合の2つの表示器22a,22bの表示状態について説明する。
図4の表示例4は、第1バッテリ装着部21aには第1バッテリパック11aが装着されており、第2バッテリ装着部21bには第2バッテリパック11bが装着されていない状況下での表示状態である。表示例4は、第1表示器22aおよび第2表示器22bのいずれも消灯状態である。
全バッテリ装着状態報知処理において、S210で肯定判定され、S220で否定判定された場合に、第1表示器22aおよび第2表示器22bの表示状態は、表示例4のとおりとなる。表示例4は、一部未装着報知動作の一例に相当する。
図4の表示例5は、第1バッテリ装着部21aに第1バッテリパック11aが装着されており、かつ第2バッテリ装着部21bに第2バッテリパック11bが装着されている状況下での表示状態である。表示例5は、第1表示器22aおよび第2表示器22bのいずれも点灯状態である。
全バッテリ装着状態報知処理において、S210で肯定判定され、S220で肯定判定された場合に、第1表示器22aおよび第2表示器22bの表示状態は、表示例5のとおりとなる。表示例5は、全バッテリ装着報知動作の一例に相当する。
[1−5.モータ起動処理]
主制御ユニット40にて実行されるモータ起動処理について説明する。
なお、モータ起動処理は、トリガスイッチ9がON状態になると起動される。主制御ユニット40は、スイッチ検出部45での検出結果に基づいてトリガスイッチ9の状態(ON状態またはOFF状態)を判定する。
図6に、モータ起動処理の処理内容を表したフローチャートを示す。
モータ起動処理が起動されると、まず、S510(Sはステップを表す)では、放電制御用FET46および故障検知用FET49をオフ状態(開状態)に制御する。具体的には、放電制御用ドライブ回路47に停止指令信号を送信して放電制御用FET46をオフ状態に制御し、故障検知用ドライブ回路50に停止指令信号を送信して故障検知用FET49をオフ状態に制御する。
次のS520では、モータM1の駆動電流が流れる放電経路のうち放電制御用FET46と故障検知用FET49との間の電位(以下,FET間電位ともいう)が、予め定められた故障範囲に含まれるか否かを判定し、肯定判定の場合にはS530に移行し、否定判定の場合にはS520に移行する。
なお、放電制御用FET46が故障状態の場合、主制御ユニット40が放電制御用ドライブ回路47に停止指令信号を送信しても、放電制御用FET46がオフ状態(開状態)とならずにモータM1に駆動電流が通電される虞がある。
これに対して、S520では、FET間電位検出部51から出力される電圧検出信号に基づいてFET間電位を演算して、そのFET間電位が予め定められた故障範囲に含まれるか否かを判定する。なお、故障範囲には、放電制御用FET46が故障状態の場合に、放電制御用FET46と故障検知用FET49との間に発生する電位の数値範囲が設定されている。
S520で肯定判定されてS530に移行すると、S530では、放電制御用FET46が故障状態であると判断する。
次のS540では、放電制御用FET46が故障状態であることを報知する故障表示器60を点灯させる処理を実行する。
S520で否定判定されてS550に移行すると、S550では、故障検知用FET49をオン状態(閉状態)に制御する。具体的には、故障検知用ドライブ回路50を介して故障検知用FET49をオン状態に制御する。
次のS560では、放電制御用FET46をオン状態(閉状態)に制御する。具体的には、放電制御用ドライブ回路47を介して放電制御用FET46をオン状態に制御する。
S540またはS560での処理が実行されると、モータ起動処理が終了する。
このようなモータ起動処理を実行する電動機械器具1によれば、モータM1への通電を開始する前に放電制御用FET46が故障状態であるか否かを判定し、放電制御用FET46が故障状態である場合には、故障検知用FET49をオフ状態(開状態)に制御してモータM1への通電を禁止するため、モータM1の暴走を抑制できる。これにより不意にモータが回転することが無くなり、刃物等で怪我をすることを防ぐことができる。
また、モータ起動処理を実行する電動機械器具1は、放電制御用FET46が故障状態である場合には、故障表示器60を点灯させて放電制御用FET46が故障状態であることを報知するため、使用者は放電制御用FET46が故障状態であることを認識できる。
[1−6.効果]
以上説明したように、本実施形態の電動機械器具1においては、交換時期報知処理を実行することで、再充電が必要なバッテリパックのみならず、残容量が少ないバッテリパックについても、表示器22a,22bのLEDを点滅させることで、使用者に対して交換時期を報知する。
これにより、2つのバッテリパック11a,11bのうちいずれか一方について交換した後、モータM1への電力供給を再開した場合に、短時間のうちに他方のバッテリパックの交換時期が到来することを抑制できる。
このような交換時期報知処理を実行する電動機械器具1によれば、複数のバッテリ装着部21a,21bを備えつつ、バッテリパック11a,11bの交換頻度を低減できる。
また、本実施形態の電動機械器具1は、全バッテリ装着状態報知処理を実行することで、複数のバッテリ装着部21a,21bの全てについてバッテリパック11a,11bが装着されたか否かを、第1表示器22aおよび第2表示器22bの表示状態によって報知できる。
これにより、電動機械器具1の使用者は、全てのバッテリ装着部21a,21bに対してバッテリパック11a,11bが確実に装着されたことを認識できる。確実に装着されたことを確認してから使用することで、電動機械器具1の端子とバッテリパック11a,11bの端子との接触不良を防ぐことができ、電動機械器具1がバッテリパック11a,11bを未装着と判断されたり、端子での電圧降下に伴い容量が低下したと判断され、停止することようなことが無くなり、作業を不意に停止することなく使用できる。
また、本実施形態の電動機械器具1は、モータ起動処理を実行することで、放電制御用FET46が故障状態である場合には、放電制御用FET46の故障に起因してモータM1に過電流が通電されるのを回避できるため、過電流の通電に伴うモータM1の故障を回避できる。さらに、電動機械器具1は、放電制御用FET46が故障状態である場合には、故障表示器60を点灯させて放電制御用FET46が故障状態であることを報知する。
これにより、電動機械器具1の使用者は、放電制御用FET46が故障状態であることを認識できる。
[1−7.特許請求の範囲との対応関係]
ここで、特許請求の範囲と本実施形態とにおける文言の対応関係について説明する。
S110およびS130を実行する主制御ユニット40が第1残容量判定手段の一例に相当し、第1閾値Th1が第1規定値の一例に相当する。S160を実行する主制御ユニット40が第2残容量判定手段の一例に相当し、第2閾値Th2が第2規定値の一例に相当する。表示例2および表示例3が交換時期報知動作の一例に相当する。
第1表示器22a、第2表示器22bが報知部の一例、および個別報知部の一例に相当する。
S210およびS220を実行する主制御ユニット40が全装着判定部の一例に相当し、表示例5が全バッテリ装着報知動作の一例に相当する。
[2.第2実施形態]
第2実施形態として、上述した全バッテリ装着状態報知処理の代わりにバッテリ情報報知処理を実行する電動機械器具1について説明する。
なお、バッテリ情報報知処理は、2つのバッテリ装着部21a,21bにおけるバッテリパックの装着状態や、2つのバッテリ装着部21a,21bにそれぞれ装着されたバッテリパック11a,11bの適合状態などを報知するために実行される。
第2実施形態における電動機械器具は、主制御ユニット40の一部の構成が第1実施形態と異なるだけで、その他の構成については第1実施形態の電動機械器具と同様である。
したがって、以下では、同一の構成には第1実施形態と同一の参照符号を付して、その説明を省略し、異なる部分についてのみ新たな参照符号を付して説明する。
[2−1.バッテリ情報報知処理]
主制御ユニット40にて実行されるバッテリ情報報知処理について説明する。
なお、バッテリ情報報知処理は、2つのバッテリ装着部21a,21bにおけるバッテリパックの装着状態や、2つのバッテリ装着部21a,21bにそれぞれ装着されたバッテリパック11a,11bの適合状態などを報知するために実行される。
図7に、バッテリ情報報知処理の処理内容を表したフローチャートを示す。
バッテリ情報報知処理が起動されると、まず、S610(Sはステップを表す)では、第1バッテリパック11aが第1バッテリ装着部21aに装着されているか否かを判定し、肯定判定の場合にはS630に移行し、否定判定の場合にはS620に移行する。S610での処理内容は、上述の全バッテリ装着状態報知処理でのS210と同様である。
S610で否定判定されてS620に移行すると、S620では、第1バッテリパック11aに対応して設けられた第1表示器22aについて、LEDを消灯状態とする処理を実行する。このLEDの消灯動作は、第1バッテリ装着部21aにバッテリパックが装着されていないことを報知するための個別未装着報知動作である。
S610で肯定判定されてS630に移行すると、S630では、第1バッテリ装着部21aに装着されている第1バッテリパック11aが適合品であるか否かを判定し、肯定判定の場合にはS650に移行し、否定判定の場合にはS640に移行する。
S630では、第1バッテリ電圧検出部42aで検出される第1バッテリパック11aの出力電圧Va1と、第1バッテリパック11aのオートストップ端子26を介して主制御ユニット40に入力されるAS放電保護信号とに基づいて、第1バッテリパック11aが電動機械器具1に適した適合品であるか否かを判定している。
つまり、第1バッテリパック11aの出力電圧Va1に関しては、出力電圧Va1が所定の正常範囲であるか否かを判定し、AS放電保護信号に関しては、AS放電保護信号の電圧レベルが所定の正常範囲であるか否かを判定している。出力電圧Va1が所定の正常範囲であり、かつ、AS放電保護信号の電圧レベルが所定の正常範囲である場合には、肯定判定する。出力電圧Va1が所定の正常範囲を逸脱しているか、あるいは、AS放電保護信号の電圧レベルが所定の正常範囲を逸脱している場合には、否定判定する。
S630で否定判定されてS640に移行すると、S640では、第1バッテリパック11aに対応して設けられた第1表示器22aのLEDを点滅させる処理を実行する。このLEDの点滅動作は、第1バッテリ装着部21aがバッテリパック装着状態であることを報知すると共に、装着されたバッテリパックが適合品ではないことを報知するための非適合報知動作である。
S630で肯定判定されてS650に移行すると、S650では、第1バッテリパック11aに対応して設けられた第1表示器22aのLEDを点灯させる処理を実行する。このLEDの点灯動作は、第1バッテリ装着部21aがバッテリパック装着状態であることを報知すると共に、装着されたバッテリパックが適合品であることを報知するための適合報知動作である。
S620,S640,S650のいずれかの処理が実行されるとS660に移行し、S660では、第2バッテリパック11bが第2バッテリ装着部21bに装着されているか否かを判定し、肯定判定の場合にはS680に移行し、否定判定の場合にはS670に移行する。S660での処理内容は、上述のS220と同様である。
S660で否定判定されてS670に移行すると、S670では、第2バッテリパック11bに対応して設けられた第2表示器22bについて、LEDを消灯状態とする処理を実行する。このLEDの消灯動作は、第2バッテリ装着部21bにバッテリパックが装着されていないことを報知するための個別未装着報知動作である。
S660で肯定判定されてS680に移行すると、S680では、第2バッテリ装着部21bに装着されている第2バッテリパック11bが適合品であるか否かを判定し、肯定判定の場合にはS700に移行し、否定判定の場合にはS690に移行する。
S680では、第2バッテリ電圧検出部42bで検出される第2バッテリパック11bの出力電圧Va2と、第2バッテリパック11bのオートストップ端子26を介して主制御ユニット40に入力されるAS放電保護信号とに基づいて、第2バッテリパック11bが適合品であるか否かを判定している。
具体的には、第2バッテリパック11bの出力電圧Va2に関しては、出力電圧Va2が所定の正常範囲であるか否かを判定し、AS放電保護信号に関しては、AS放電保護信号の電圧レベルが所定の正常範囲であるか否かを判定している。出力電圧Va2が所定の正常範囲であり、かつ、AS放電保護信号の電圧レベルが所定の正常範囲である場合には、肯定判定する。出力電圧Va2が所定の正常範囲を逸脱しているか、あるいは、AS放電保護信号の電圧レベルが所定の正常範囲を逸脱している場合には、否定判定する。
S680で否定判定されてS690に移行すると、S690では、第2バッテリパック11bに対応して設けられた第2表示器22bのLEDを点滅させる処理を実行する。このLEDの点滅動作は、第2バッテリ装着部21bがバッテリパック装着状態であることを報知すると共に、装着されたバッテリパックが適合品ではないことを報知するための非適合報知動作である。
S680で肯定判定されてS700に移行すると、S700では、第2バッテリパック11bに対応して設けられた第2表示器22bのLEDを点灯させる処理を実行する。このLEDの点灯動作は、第2バッテリ装着部21bがバッテリパック装着状態であることを報知すると共に、装着されたバッテリパックが適合品であることを報知するための適合報知動作である。
S670,S690,S700のいずれかの処理が実行されると、バッテリ情報報知処理が終了する。
このようなバッテリ情報報知処理を実行する電動機械器具1によれば、2つのバッテリ装着部21a,21bのそれぞれについてバッテリパックが装着されたことを使用者に報知できる。また、この電動機械器具1によれば、2つのバッテリ装着部21a,21bのそれぞれに装着されたバッテリパックが適合品であるか否かを使用者に報知できる。
電動機械器具1を使用する場所と、これに用いるバッテリパックを充電する充電器を設置する場所は異なる場合が多い。使用者は充電完了したバッテリパックを充電器から抜き、電動機械器具1に装着する。この時、非適合バッテリパックであることを報知することで、使用者は電動機械器具1を使用する場所に行く前に電動機械器具1が使用できないことを認識できる。
ここで、バッテリ情報報知処理が実行された場合の2つの表示器22a,22bの表示状態について説明する。
図4の表示例6は、第1バッテリ装着部21aには第1バッテリパック11aが装着されており、第1バッテリパック11aが適合品であり、第2バッテリ装着部21bには第2バッテリパック11bが装着されていない状況下での表示状態である。表示例6は、第1表示器22aは点灯状態であり、第2表示器22bは消灯状態である。
バッテリ情報報知処理において、S610で肯定判定され、S630で肯定判定され、S660で否定判定された場合に、第1表示器22aおよび第2表示器22bの表示状態は、表示例6のとおりとなる。表示例6は、第1バッテリ装着部21aにおける適合報知動作の一例に相当し、第2バッテリ装着部21bにおける個別未装着報知動作の一例に相当する。
図4の表示例7は、第1バッテリ装着部21aに第1バッテリパック11aが装着されており、第1バッテリパック11aが適合品であり、第2バッテリ装着部21bに第2バッテリパック11bが装着されており、第2バッテリパック11bが適合品である状況下での表示状態である。表示例7は、第1表示器22aおよび第2表示器22bのいずれも点灯状態である。
バッテリ情報報知処理において、S610で肯定判定され、S630で肯定判定され、S660で肯定判定され、S680で肯定判定された場合に、第1表示器22aおよび第2表示器22bの表示状態は、表示例7のとおりとなる。表示例7は、第1バッテリ装着部21aにおける適合報知動作の一例に相当し、第2バッテリ装着部21bにおける適合報知動作の一例に相当する。
図4の表示例8は、第1バッテリ装着部21aに第1バッテリパック11aが装着されており、第1バッテリパック11aが適合品であり、第2バッテリ装着部21bに第2バッテリパック11bが装着されており、第2バッテリパック11bが非適合品である状況下での表示状態である。表示例8は、第1表示器22aは点灯状態であり、第2表示器22bは点滅状態である。
バッテリ情報報知処理において、S610で肯定判定され、S630で肯定判定され、S660で肯定判定され、S680で否定判定された場合に、第1表示器22aおよび第2表示器22bの表示状態は、表示例8のとおりとなる。表示例8は、第1バッテリ装着部21aにおける適合報知動作の一例に相当し、第2バッテリ装着部21bにおける非適合報知動作の一例に相当する。
[2−2.効果]
以上説明したように、第2実施形態の電動機械器具1は、バッテリ情報報知処理を実行することで、第1バッテリ装着部21aおよび第2バッテリ装着部21bのそれぞれについて個別にバッテリパックが装着されたことを報知する。
これにより、電動機械器具1の使用者は、第1バッテリ装着部21aおよび第2バッテリ装着部21bの全てにバッテリパックが装着されたか否かを認識できると共に、いずれか一方がバッテリ未装着の場合には第1バッテリ装着部21a,第2バッテリ装着部21bのいずれがバッテリ未装着であるのかを認識できる。
バッテリ情報報知処理でのS620およびS670の処理(個別未装着報知動作)により、バッテリパックを装着したが確実に電動機械器具1の端子とバッテリパックの端子が接触していないことを使用者に報知することで、電動機械器具1の故障ではなく、バッテリパックの装着が不十分であることを知ることができ、使用者が再度装着確認することで、安定した電動機械器具1の使用をすることができる。
また、第2実施形態の電動機械器具1は、2つのバッテリ装着部21a,21bのそれぞれに装着されたバッテリパックが適合品であるか否かを報知する。
これにより、電動機械器具1の使用者は、第1バッテリパック11aおよび第2バッテリパック11bのそれぞれについて適合品であるか否かを認識できるとともに、もし非適合品が装着された場合には、どのバッテリパックが非適合品であるのかを認識できる。
電動機械器具1を使用する場所と、これに用いるバッテリパックを充電する充電器を設置する場所は異なる場合が多い。使用者は充電完了したバッテリパックを充電器から抜き、電動機械器具1に装着する。この時、非適合バッテリパックであることを報知することで、使用者は電動機械器具を使用する場所に行く前に電動機械器具が使用できないことを認識できる。
なお、第2実施形態は、第1実施形態と比べて、各バッテリ装着部におけるバッテリパックの装着状態が同一状態であっても、表示器における報知動作(表示状態)が異なる場合がある。例えば、第1バッテリ装着部21aには第1バッテリパック11aが装着されており、第2バッテリ装着部21bには第2バッテリパック11bが装着されていない状況下では、第2実施形態での表示器22a,22bの表示状態は、図4の表示例6となるが、第1実施形態での表示器22a,22bの表示状態は、図4の表示例4となる。
このように、各バッテリ装着部におけるバッテリパックの装着状態に対する表示器における報知動作(表示状態)の内容は、電動機械器具の用途や特性などに応じて適宜変更しても良い。
[2−7.特許請求の範囲との対応関係]
ここで、特許請求の範囲と本実施形態とにおける文言の対応関係について説明する。
S610およびS660を実行する主制御ユニット40が個別装着判定部の一例に相当し、表示例6のうち第1表示器22aの点灯動作が個別装着報知動作の一例および適合報知動作の一例に相当し、表示例6のうち第2表示器22bの消灯動作が未装着報知動作の一例に相当する。
S630およびS680を実行する主制御ユニット40が種類判定部の一例に相当し、表示例8のうち第2表示器22bの点滅動作が非適合報知動作の一例に相当する。
[3.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記の各実施形態では、制御回路30は、電源回路44がバッテリパック11a,11bのうち少なくとも一方から供給される直流電圧を用いて主制御ユニット40の駆動用電源電圧(直流定電圧)を生成する構成であるが、他の構成であっても良い。例えば、制御回路の構成をシンプルにするために、電源回路44が直列接続されたバッテリパック11a,11bから供給される直流電圧のみを用いて駆動用電源電圧を生成する構成であっても良い。
このような構成の第2制御回路130を備える第2電動機械器具101の電気的構成を示す回路図を、図8に示す。
図8に示すように、第2制御回路130では、バッテリパック11a,11bのうちいずれか一方のみが装着されている場合、電源回路44には、バッテリパック11a,11bからの直流電圧が印加されないため、主制御ユニット40の駆動用電源電圧(直流定電圧)が生成されない。なお、第1バッテリパック11aおよび第2バッテリパック11bが装着される場合、電源回路44には、直列接続されたバッテリパック11a,11bからダイオード52を通じて直流電圧が印加されるため、主制御ユニット40に対して駆動用電源電圧(直流定電圧)を供給できる。
つまり、複数のバッテリ装着部の全てにバッテリパックが装着された後で主制御ユニット40が動作すればよい用途においては、第2制御回路130を備える第2電動機械器具101を用いても良い。このような第2電動機械器具101は、制御回路がシンプルな構成となるため、製造コストを抑制できる。
次に、表示例3では、#1残量なしと#2残量わずかを同じ点滅状態としたが、点滅周期を変えたり、表示色を変えたりすることで、使用者に「残量なし」と「残量わずか」を区別可能に報知しても良い。具体的には、「残量なし」の場合は2Hzの点滅周期で、「残量わずか」の場合は1Hzの点滅周期にすることで、バッテリパックの詳細情報を報知してもよい。または、「残量なし」の場合は赤で点滅し、「残量わずか」の場合は橙で点滅することで、バッテリパックの詳細情報を報知してもよい。
次に、上記の第2実施形態では、S620およびS670における個別未装着報知動作を「LEDの消灯状態」としているが、「LEDの点滅状態」としてもよい。この場合、例えば、第1バッテリ装着部21aには第1バッテリパック11aが装着されており、第1バッテリパック11aが適合品であり、第2バッテリ装着部21bには第2バッテリパック11bが装着されていない状況下においては、表示器22a,22bの表示状態は、図4における表示例6に代わり、表示例9のとおりとなる。
表示例9は、第1表示器22aは点灯状態であり、第2表示器22bは点滅状態である。表示例9は、第1バッテリ装着部21aにおける適合報知動作の一例に相当し、第2バッテリ装着部21bにおける個別未装着報知動作の一例に相当する。
次に、上記の各実施形態では、報知部として、LEDを備える表示器22a,22bを有する構成について説明したが、2個のLEDに代えて2個の7セグ表示器を報知部として用いても良い。上述した表示例1〜9に対応する7セグ表示器を用いた場合の表示例は、図4に示すとおりである。
なお、報知部として7セグ表示器を用いる場合、バッテリパックの残容量を「数字」で表示しても良い。例えば、図4のうち、表示例2は、第2バッテリパック11bの残容量が「4」と表示された表示例である。また、表示例5は、第1バッテリパック11aの残容量が「9」、第2バッテリパック11bの残容量が「9」と表示された表示例であり、表示例7は、第1バッテリパック11aの残容量が「9」、第2バッテリパック11bの残容量が「7」と表示された表示例である。
報知部として7セグ表示器を用いる場合の、バッテリパックの交換時期を報知する報知動作は、文字「0」の点滅表示としてもよい。具体的には、図4のうち、表示例2における第1表示器の表示状態(報知動作)や、表示例3における第1表示器および第2表示器の表示状態(報知動作)である。
報知部として7セグ表示器を用いる場合の、バッテリパックが未装着であることを報知する報知動作は、消灯状態としてもよい。具体的には、図4のうち、表示例1における第1表示器および第2表示器の表示状態(報知動作)や、表示例4における第1表示器および第2表示器の表示状態(報知動作)や、表示例6における第2表示器の表示状態(報知動作)である。
あるいは、報知部として7セグ表示器を用いる場合の、バッテリパックが未装着であることを報知する報知動作は、文字「0」の点滅表示としてもよい。具体的には、図4の表示例9における第2表示器の表示状態(報知動作)である。
報知部として7セグ表示器を用いる場合の、バッテリパックが非適合品であることを報知する報知動作は、文字「E」の点灯表示としてもよい。具体的には、図4の表示例8における第2表示器の表示状態(報知動作)である。
次に、上記の各実施形態では、報知部として2つの表示器22a,22bを備えた構成について説明したが、1つの7セグ表示器を報知部として備えて、2つのバッテリ装着部における各種状態を報知しても良い。つまり、7セグ表示器は、数字「0〜9」や一部の英文字(A,C,E,Fなど)などを表示できるため、2つのバッテリ装着部における各種状態に対応した表示内容を予め定めておくことができる。これにより、1つの7セグ表示器によって、2つのバッテリ装着部における各種状態を報知することが可能となる。
このように、1つの表示器で複数のバッテリ装着部の状態を報知する構成を採ることで、表示器(報知部)の設置スペースが十分には確保しづらい電動機械器具においても、2つのバッテリ装着部における各種状態を報知できる。
次に、上記の各実施形態では、2つの表示器22a,22bとは別に、故障表示器60を備えた構成について説明したが、放電制御用FETの故障状態を2つの表示器22a,22bで報知しても良い。例えば、第1表示器22aおよび第2表示器22bを交互に点滅させる報知動作を、放電制御用FETの故障状態を報知するための報知動作としても良い。あるいは、7セグ表示器を用いて、放電制御用FETの故障状態を報知してもよい。
次に、上記の各実施形態では、2個のバッテリ装着部を備える電動機械器具について説明したが、バッテリ装着部の個数は2個に限られることはなく、3個以上であってもよい。バッテリ装着部を3個以上備える場合には、「いずれか1個のバッテリパックについて再充電が必要な状態になると、その他のバッテリパックの全てについて残容量が第2規定値Th2以下であるか否かを判定する」、という構成を採ることができる。このような構成であれば、複数のバッテリパックのうち、再充電が必要なバッテリパックのみならず、早期交換が必要なバッテリパックについても、交換時期を報知できる。
バッテリパックの適合・非適合をAS放電保護信号ではなく、別の専用通信端子を用いても良い。
次に、上記実施形態では、本発明が適用された電動機械器具は電動作業機として構成されていたが、例えば、図9に示すようなインパクトドライバのような電動工具として構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、MCUは、マイクロコンピュータであったが、個別の各種電子部品を組み合わせて構成されていてもよいし、ASIC(Application Specified Integrated Circuit)であってもよいし、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)などのプログラマブル・ロジック・デバイスであってもよいし、あるいはこれらの組み合わせであってもよい。
また、上記実施形態では、モータM1はブラシ付き直流モータであったが、本発明は、ブラシレス直流モータ、交流モータ、ステッピングモータ、あるいはリニアモータなどのあらゆるモータに対して適用可能である。
また、上記実施形態におけるバッテリパックは、充電可能な二次電池として構成されていたが、充電不能な一次電池として構成されていてもよい。
1…電動機械器具、2…モータユニット、9…トリガスイッチ、11a…第1バッテリパック、11b…第2バッテリパック、21a…第1バッテリ装着部、21b…第2バッテリ装着部、22a…第1表示器、22b…第2表示器、30…制御回路、40…主制御ユニット、42a…第1バッテリ電圧検出部、42b…第2バッテリ電圧検出部、43a…第1AS制御部、43b…第2AS制御部、44…電源回路、45…スイッチ検出部、46…放電制御用FET、49…故障検知用FET、51…FET間電位検出部、60…故障表示器、101…第2電動機械器具、130…第2制御回路、M1…モータ。

Claims (7)

  1. モータと、
    各々にバッテリパックが着脱可能であるとともに、取り付けられた複数のバッテリパックが前記モータへ直列に接続される複数のバッテリ装着部と、
    前記複数のバッテリパックにおけるそれぞれの残容量と、前記バッテリパックの再充電の要否を判定するために予め定められた第1規定値と、を比較し、前記残容量が前記第1規定値以下であるか否かを判定する第1残容量判定手段と、
    前記複数のバッテリパックのうち少なくとも1つが前記第1残容量判定手段により再充電が必要と判定された場合において、その他の前記バッテリパックの残容量と、前記第1規定値よりも大きい値であって前記バッテリパックの早期交換の要否を判定するために予め定められた第2規定値と、を比較し、前記残容量が前記第2規定値以下であるか否かを判定する第2残容量判定手段と、
    前記第1残容量判定手段により再充電が必要と判定されたバッテリパックが交換時期であること、または前記第2残容量判定手段により早期交換が必要と判定されたバッテリパックが交換時期であることを報知する交換時期報知動作を行う報知部と、
    を備えることを特徴とする電動機械器具。
  2. 前記報知部は、前記複数のバッテリ装着部のそれぞれに対応した複数の個別報知部を備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の電動機械器具。
  3. 前記複数のバッテリ装着部の全てに対して前記バッテリパックが装着されたか否かを判定する全装着判定部を備え、
    前記報知部は、前記全装着判定部にて全ての前記バッテリ装着部に前記バッテリパックが装着されたと判定された場合に、全ての前記バッテリ装着部がバッテリパック装着状態であることを報知する全バッテリ装着報知動作を行うこと、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動機械器具。
  4. 前記複数のバッテリ装着部のそれぞれについて前記バッテリパックが装着されたか否かを個別に判定する個別装着判定部を備え、
    前記報知部は、前記個別装着判定部にて少なくとも1つの前記バッテリ装着部に前記バッテリパックが装着されたと判定された場合には、前記バッテリパックが装着されたと判定された前記バッテリ装着部がバッテリパック装着状態であることを報知する個別装着報知動作を行うこと、
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電動機械器具。
  5. 前記報知部は、前記個別装着判定部にて少なくとも1つの前記バッテリ装着部に前記バッテリパックが装着されたと判定された場合には、前記バッテリパックが装着されたと判定された前記バッテリ装着部以外の前記バッテリ装着部に関する報知動作であって、前記バッテリパックが未装着状態であることを報知する未装着報知動作を行うこと、
    を特徴とする請求項4に記載の電動機械器具。
  6. 前記複数のバッテリ装着部のそれぞれについて、装着された前記バッテリパックが当該電動機械器具に適合した種類のバッテリパックであるか否かを判定する種類判定部を備え、
    前記報知部は、前記種類判定部にて非適合と判定された前記バッテリパックに関する報知動作であって、当該電動機械器具には非適合であることを報知する非適合報知動作を行うこと、
    を特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電動機械器具。
  7. 前記複数のバッテリ装着部にそれぞれ装着される複数のバッテリパックを備えること、
    を特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電動機械器具。
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