JP2014147362A - 草刈機及び草刈機用絡み防止具 - Google Patents

草刈機及び草刈機用絡み防止具 Download PDF

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二郎 須永
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Abstract

【課題】耐久性があり、刈草の絡み付きを効果的に防止することができる草刈機を提供する。
【解決手段】草刈機のハンドルシャフト10への継ぎ手部材13の側面に、回転刃20の回転方向に沿って刃先線が延びる絡み防止刃42を揺動可能に取り付け、その刃先部を回転刃20の盤面に摺接させた。盤面に多量の刈草が載った状態で回転刃20が回転している場合であっても、回転方向後方からの刈草に押されて絡み防止刃42が揺動し、盤面上の刈草を払い退けることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転刃やシャフトに刈草が絡みつくのを防止することができる草刈機、及び絡み防止具に関する。
回転刃を地面と水平に回転させて草を刈り取る構造の草刈機は、刈り取られた草がシャフトや回転刃に絡み付き、回転速度が低下したり、回転伝達用の軸受やベアリングに高い摩擦熱が発生するという問題があった。
このため、回転刃に絡み付く草などを切断するための絡み防止具をハンドルシャフトに取り付けた草刈機が提案されている。
特許文献1には、ハンドルシャフト下端の回転体に刈草が巻き付くのを防止するために、回転刃の盤面に向けて刃先が延びる絡み防止用の刃を取り付けた草刈機が開示されている。この草刈機は、絡み防止刃を、回転刃の盤面垂直方向に対して斜めに刃線が向かうように取り付けることによって、回転体に巻き付こうとする刈草を刃線に沿ってせり上がらせ、絡み防止刃に対する擦り量の増大により、効率的に切断されるように設計されている。
特許文献2には、刃先が回転刃の回転方向に向き合うように、絡み防止刃を所定の角度をつけてハンドルシャフトに取り付けた草刈機が開示されている。絡み防止刃の一端部には、V字状の切欠が設けられており、その一辺に刃先を形成している。
特開2007−60958号公報 実用新案登録第2527202号公報
しかし、いずれの草刈機も、刃先線が回転刃の盤面に向かうように、絡み防止刃を配設しているので、長く伸びた草を多量に刈り取る場合などは、絡みつく全ての刈草を切断することはできず、回転刃とシャフトの隙間に刈草が入り込み、絡みついてしまうことがあった。
特に、特許文献2の草刈機は、回転刃の回転方向に向き合うように刃先線が延びているので、絡み防止刃に対する刈草の擦り量が過大となり、切断されないまま絡み付く場合が多かった。このため、草刈機としての耐久性が低く、回転刃や絡み付き防止具の破損も頻繁に生じていた。
そこで、本発明は、耐久性があり、刈草の絡み付きを効果的に防止することができる草刈機、及びそれに使用する絡み防止具の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、電動回転装置を備えたハンドルシャフトと、地面と水平に回転して草を刈る回転刃と、を含んで構成される草刈機であって、前記ハンドルシャフトの側面に、前記回転刃の回転方向に沿って刃先線が延びる絡み防止刃を揺動可能に取り付け、該絡み防止刃の刃先部を前記回転刃の盤面に摺接させたことを特徴とするものである。
この場合、前記ハンドルシャフトの柄部は、継ぎ手部材を介して前記回転刃に取り付けられており、前記絡み防止刃は、前記回転刃の軸孔との境界部への刈草の進入をガードするためのガード部材を介して前記継ぎ手部材の側面に取り付けられていてもよい。
この場合、前記ガード部材にV字状の切欠を設け、該切欠の一辺で前記回転刃の軸孔周りのボス部の上面に沿った第1のガード部を形成し、他の一辺で外周面に沿った第2のガード部を形成してもよい。
また、本発明は、草刈機のハンドルシャフトの側面に取り付けられる絡み防止具であって、前記ハンドルシャフトへの取付部材と、該取付部材に揺動可能に取り付けられて前記ハンドルシャフトの下端部に設けられた回転刃の回転方向に沿って刃先線が延びる絡み防止刃と、を含んで構成されたことを特徴とするものである。
この場合、上記取付部材の下端部にV字状の切欠を設け、該切欠の一辺で前記回転刃の軸孔周りのボス部の上面に沿った第1のガード部を形成し、他の一辺で外周面に沿った第2のガード部を形成してもよい。
請求項1に係る草刈機は、ハンドルシャフトの側面に、回転刃の回転方向に沿って刃先線が延びる絡み防止刃を揺動可能に取り付けたので、盤面に多量の刈草が載った状態で回転刃が回転している場合であっても、回転方向後方からの刈草に押されて絡み防止刃が揺動し、盤面上の刈草を払い退けることができる。
盤面上から払い退けられた刈草は、回転刃の高速回転によって放出されるので、回転刃とシャフトとの間に刈草が入り込む余地をなくすことができる。これによって、刈草の絡み付きが防止され、回転速度の低下や、モーターや回転刃への負荷が低減し、草刈機の耐久性が向上する。
請求項2に係る発明は、ハンドルシャフトが継ぎ手部材を介して回転刃に取り付けられた構造の草刈機において、ガード部材を介し、絡み防止刃を継ぎ手部材に取り付けたので、回転刃と継ぎ手部材との境界部への刈草の進入をガードすることができる。
これによって、刈草の絡みつきを効果的に防止することができる。
請求項3に係る草刈機は、回転刃のボス部を介して継ぎ手部材に取り付ける構造の草刈機において、ガード部材にV字状の切欠を設け、その一辺で回転刃の軸孔周りのボス部の上面に沿った第1のガード部を形成し、他の一辺で外周面に沿った第2のガード部を形成したので、ボス部と継ぎ手部材との間に刈草が入り込むのを防止できる。
また、回転刃の盤面上の刈草を絡み防止刃によって払い除くだけでなく、ボス部と継ぎ手部材との間に入り込もうとする刈草をも払い除くことができるので、刈草の絡み付きを一層効果的に防止できる。
請求項4に係る発明は、ハンドルシャフトに取り付けるための取付部材に、回転刃の回転方向に沿って刃先線が延びる構造の絡み防止刃を、揺動可能に取り付けることによって絡み防止具を構成した。これを既存の草刈機に取り付けて使用することで、回転刃やシャフトへの刈草の絡み付きが防止され、草刈機の耐久性を高めることができる。
即ち、盤面に多量の刈草が載った状態で回転刃が回転している場合、回転方向後方からの刈草に押されて絡み防止刃が揺動することで、盤面上の刈草を徐々に取り除くことができる。このため、回転刃とシャフトとの間に刈草が入り込み難くなり、回転刃やシャフトへの絡み付きが防止される。
請求項5に係る草刈機用絡み防止具は、取付部材の下端部にV字状の切欠を設け、回転刃の軸孔周りのボス部の上面に沿って配設される第1のガード部と、外周面に沿って配設される第2のガード部を形成したので、回転刃のボスを介して継ぎ手部材に取り付ける構造の草刈機において、ボスと継ぎ手部材との間に刈草が入り込むのを効果的に防止することができる。
本実施形態に係る草刈機を示す斜視図である。 上記草刈機に取り付けられた絡み防止具を示す斜視図である。 絡み防止具が取り付けられる前の継ぎ手部材を示す斜視図である。 回転刃が継ぎ手部材に取り付けられる状態を示す断面図である。 回転刃の一例を示す斜視図である。 上記絡み防止具のガード部材を示す斜視図である。 上記草刈機に取り付けられた絡み防止具を上から見た状態を示し、(a)はガード部材で刈草を払い退ける状態を示す平面図であり、(b)は絡み防止刃で払い退ける状態を示す部分平面図である。 上記絡み防止刃によって盤面上の刈草が払い退けられる状態を示す側面図であり、(a)は盤面に多量の刈草が載った状態で回転刃が回転している状態を示し、(b)は回転方向後方からの刈草に押されて絡み防止刃が揺動する状態を示す。 上記絡み防止具の第1変形例を示す斜視図である。 上記絡み防止具の第2変形例を示す側面図であり、(a)は絡み防止刃の刃先部が盤面に摺接する状態を示し、(b)は絡み防止刃が揺動する状態を示す。 上記絡み防止具の第3変形例を示す側面図であり、(a)は絡み防止刃の刃先部が盤面に摺接する状態を示し、(b)は絡み防止刃が揺動する状態を示す。 上記絡み防止具の第4変形例を示す正面図である。 上記絡み防止具の第5変形例を示す側面図であり、(a)は絡み防止刃の刃先部が盤面に摺接する状態を示し、(b)は絡み防止刃が揺動する状態を示す。 上記絡み防止具の第6変形例を示す側面図である。 上記絡み防止具の第7変形例を示す側面図である。
本発明の好適な実施形態について、添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る草刈機1を示す。
本実施形態に係る草刈機1は、ハンドルシャフト10と、回転刃20と、動力装置30と、からなる汎用型の草刈機に、図2に示す絡み防止具40を取り付けて構成されたものである。
ハンドルシャフト10は、操作ハンドル11と、柄部12と、継ぎ手部材13と、によって構成される。
操作ハンドル11は、柄部12の中間部に設けられたアームに把手を設けて構成される。把手の近傍には、回転刃20の駆動スイッチ31が設けられている。
柄部12は長尺状のパイプ部材であり、上端部において動力装置30を取り付けるとともに、下端部に継ぎ手部材13を介して回転刃20を回転可能に取り付ける。
継ぎ手部材13は、柄部12を回転刃20の盤面に対して傾斜状に取り付けることができるように、回転刃20の軸孔に垂直に挿入されるシャフト部14と、シャフト部14から傾斜状にのびる取付部15と、によって構成される(図3を参照)。
即ち、継ぎ手部材13の傾斜状の取付部15を介してシャフト部14が地面に対して垂直になるように支持され、下端において回転刃20の軸孔に挿入される。
この場合、図4に示すように、軸孔に挿入されたシャフト部14を、回転刃20を下側から固定する蓋21によって受けることで、回転刃20がシャフト部14に対して回転可能に取り付けられる。
蓋部21には、回転刃20を回転させるための駆動モータ32が内蔵されている。
即ち、回転刃20の軸孔周りの立ち上げ部に、円筒形状のボス22が形成され、その内周面に、継ぎ手部材13のシャフト部14の外周面が摺接された状態で、回転刃20が、駆動モータ32によって高速回転される構造となる。
回転刃20は、地面に対して盤面を水平にした状態で、図中A方向に回転される。
図5に示すように、回転刃20の盤面には軽量化を図るための透孔が多数設けられており、盤面周りに、刈刃を凸凹状に形成している。この刈刃の凸状の部分(即ち、単位刃)の刃先23は、回転方向Aに向けて突出している。
ハンドルシャフト10の上端には、動力装置30が設けられている(図1を参照)。
この動力装置30は、操作ハンドル11に設けられたスイッチ31と、ハンドルシャフト10の下端に設けられた駆動モータ32と、に電気的に接続されており、スイッチ31からの入力信号を受けて、駆動モータ32を駆動させ、回転刃20を回転させるように構成されている。
ハンドルシャフト下端の継ぎ手部材13は、取付部15の側面に設けられたボルト孔16を介して柄部12にネジ固定されている(図2を参照)。
このボルト孔16を利用することによって、本発明に係る草刈機用の絡み防止具40が、上記の汎用型の草刈機1に、着脱可能に取り付けられる。
この絡み防止具40は、草刈機1の回転刃20やシャフト10に刈草が絡みつくのを防止するためのものであり、取付部材としてのガード部材41と、絡み防止刃42と、によって構成される。
ガード部材41は、絡み防止刃42を継ぎ手部材13に固定すると共に、回転刃20と継ぎ手部材13との間の隙間に刈草が進入するのをガードするためのものであり、長尺状の部材を回転刃20の盤面に向けて傾斜状に配設したものである。
即ち、このガード部材41は、継ぎ手部材13の取付部15と同様、回転方向Aに向けて下に向かう傾斜状態で、回転刃20の盤面に対して所定の角度をなして取り付けられる。
ガード部材41は、継ぎ手部材13のボルト孔16に取り付けられるが、継ぎ手部材13に取り付けられない側の端部には、V字状の切欠が設けられている(図6を参照)。
このV字状の切欠は、シャフト部14からボス22の外周面にかけての領域を覆うためのものであり、切欠の一辺で回転刃20の軸孔周りのボス22の上面に沿った第1のガード部44が形成され、他の一辺でボス22の外周面に沿った第2のガード部45が形成される。
第1のガード部44は、ボス22の上面からシャフト部14に至るように刃先を延ばすことで、ボス22とシャフト部14との境界部に刈草が進入するのをガードする。
即ち、図7に示すように、第1のガード部44の刃先線は、回転刃20の回転方向Aと同じ方向に向けて延びており、回転刃20の回転に伴い、偏心位置において回転刃20と相対移動することで、ボス22の上面の刈草を払い退けるよう設計されている。
第2のガード部45は、第1のガード部44の基部からボス22の外周面に沿って、回転刃20の盤面に向けて下向きに刃先線を延ばすことで、回転刃20の回転方向A後方から入り込もうとする刈草をガードすることができる。
これらのガード部44、45の近傍に、絡み防止刃42を取り付けるための孔(取付部46)が設けられる(図6を参照)。
ガード部材41の取付部46を介して、絡み防止刃42が揺動可能に取り付けられる(図2を参照)。
この絡み防止刃42は、回転刃20の盤面上の刈草を周辺部に向けて払い退けるためのものであり、回転刃20の盤面に向けて傾斜状に配設され、下端の刃先部を盤面に摺接させている。その下端部の刃先線は、回転刃20の回転方向Aに向けて延びており、その先端部を鋭角に突出させている。
このような形状の絡み防止刃42をガード部材42に揺動可能に取り付けたことで、回転刃20の回転に伴って、盤面上をスムーズに摺動させることが可能となる。また、回転の接線方向に刃先線を延ばしたことで、盤面上の刈草を周辺部へとスムーズに追いやることが可能となる。
特に、絡み防止刃42が回転方向Aに向けて揺動するので、盤面上に多量の刈草が載っている場合は、刈草を盤面上に残した状態とすることができる(図8を参照)。
即ち、盤面上に多量の刈草が載っている場合において、刈草を無理に払い退けたり切断したりするのではなく、刈草を残した状態で絡み防止刃42を通過させる。
このように、盤面との刃先との間に刈草を通過させるための隙間を生じさせ、回転刃20の回転ごとに刈草を徐々に払い退けることが可能となる。回転のたびに少しずつ刈草を取り除き、高速周回によって完全に放出させるので、回転刃20の盤面上に刈草が停滞するのを防止することができ、シャフトへ絡み付きを未然に防ぐことができる(図8を参照)。
上記構成の草刈機1の使用状態を説明する。
まず、草刈機1の回転刃20を地面に対して水平に回転させて草を刈り取る。この際、刈り取られた草が遠心力によって四方八方に飛び散る。
飛び散った刈草は、回転刃20の回転方向後方から中心部に向け、盤面上に進入しようとする場合があるが、ハンドルシャフト10の側面に、回転刃20の回転方向Aに沿って刃先線が延びる絡み防止刃41を設けたので、回転刃20の盤面上の刈草を払い退けることができる。
盤面に多量の刈草が載っている状態のときは、回転方向後方からの刈草によって絡み防止刃42が押され、回転方向Aに向けて揺動する。これによって、絡み防止刃42と盤面との間に刈草を残した状態で絡み防止刃42を摺動させることができる。刈草は少しずつ払い退けられ、高速周回によって完全に放出される。
このようにして、回転刃20やシャフト10に刈草が絡まるのが防止できる。
特に、本実施形態の絡み防止具40においては、ハンドルシャフト10が継ぎ手部材13を介して回転刃20に取り付けられた構造の草刈機1において、ガード部材41を介して絡み防止刃42を継ぎ手部材13に取り付け、ガード部材41の下端部において、回転刃20の手部材13との境界部への刈草の進入をガードするようにしたので、回転刃20の高速回転によって飛散した刈草を、まずは、ガード部材41によってガードすることが可能となる。
即ち、本実施形態のごとく、回転刃20のボス22を介して継ぎ手部材13に取り付けられる構造の草刈機1にあっては、ガード部材41のV字状に切り欠かれた内側の一辺(即ち、回転の接線方向に略水平に刃先が延びる第1のガード部44)をボス22の上面に略摺接させると共に、他の一辺(即ち、略垂直方向下向きに刃先が延びる第2のガード部45)をボス22の外周面に略摺接させたので、後方から回り込んでくる刈草を効率的にガードできる。
つまり、後方から回り込んでくる刈草を、まず第2のガード部45によってガードし、切欠の隙間からボス22の上面に進入しようとする刈草を、第1のガード部44によってガードすることで、刈草は、盤面の周辺部へと追いやられ、ボス22とシャフト部14との境界部に挟まるのを防止できる(図7(a)を参照)。
盤面の周辺部へと追いやられた刈草は、絡み防止刃41によって更に払い退けられる。
この際、回転刃20の回転方向Aと同一の方向(即ち、刈草の進行方向と同一方向)に、絡み防止刃41の刃先が延びるので、後方から迫りくる刈草は、前方へと引き込まれながら、周辺部に追いやられる(図8を参照)。
即ち、刈草の押圧力によって絡み防止刃が前方へと揺動し、この揺動によって、刈草を切断したり、絡み防止刃の下を通過させたりすることが可能となるので、盤面上の刈草が、刃先に向けて多量に引き込まれる場合であっても、回転刃20の回転ごとに、刈草を少しずつ周辺部へと追いやることができる。このような状態で回転刃20が高速回転されるので、刈草が盤面上から完全に除去され、シャフト部14への絡み付きの余地を無くすことができる。
本発明に係る草刈機用絡み防止具は、草刈機のハンドルシャフト10に取り付けられる器具として、単独で販売されるものであるが、ハンドルシャフト10に取り付ける方法は如何なる態様であってもよい。
例えば、図9に示す草刈機用絡み防止具40’のように、ハンドルシャフト10への取付部材を、板バネからなるクリップ47とし、柄部12に直接固定できるようにしてもよい。クリップ47にガード部材41を固定し、そのガード部材41に絡み防止刃42を揺動可能に取り付けるようにしている。
また、図10に示す絡み防止具140のように、ガード部材を設けず、直接、傾斜状の取付部46に、絡み防止刃142を揺動可能に取り付けてもよい。この場合、絡み防止刃142の側縁部にV字状の切欠を設けることで、ボス22の上面をガードするための第1のガード部144と、外周面をガードするための第2のガード部145とを形成することができる。
この絡み防止具140も、回転刃20の盤面上の刈草の後方からの押圧力によって絡み防止刃142が前方へと揺動され、この揺動によって、刈草を絡み防止刃142の下を通過させることができる。
また、図11に示す絡み防止具240のように、軸心部にボスを有しない回転刃220に適用されるものであってもよい。この場合、絡み防止刃242の形状は、継ぎ手部材213の形状に合わせて適宜設計するものとする。
ボスを有しない構造の回転刃220に使用される場合において、図12に示す絡み防止具340のように、ガード部材341を盤面近くまで延ばすことで、回転刃220の軸孔とシャフト部との間に刈草が入るのを、絡み防止刃342と共に防止してもよい。
また、ガード部材341を、継ぎ手部材313のボルト孔316に揺動可能に取り付けてもよい。
この場合のガード部材341も、絡み防止刃342の刃先線と同様、回転方向Aに沿って刃先線が延びるように設計し、ガード部材341の下端部を回転刃220の盤面に摺接させるのが好ましい。
また、図13に示す絡み防止具440のガード部材441のように、下端部の後端にアールをつけ、回転方向A前端部から後端部にかけての領域を、湾曲したナイフ状にしてもよい。
このように、回転刃220の盤面に摺接される刃先線の後端部をアール状にすることによって、後方からの刈草を引き込みながら切断することができ、丈の長い刈草を細かしく切断しながら、円盤の外へと追いやることが可能となる。
更に、図14に示す絡み防止具540のように、ボス22の上面のみに略摺接されるガード部材541としてもよいし、図15に示す絡み防止具640のように、ボス22やシャフト部14の形状に沿って刃先線が形成されたガード部材641としてもよい。
本発明は、農作業、家庭や公園での清掃作業などに使用される草刈機に適用することができる。
1…草刈機
10…ハンドルシャフト
11…操作ハンドル
12…柄部
13、213、313…継ぎ手部材
14、314…シャフト部
15…取付部
16、316…ボルト孔
20、220…回転刃
21…蓋
22…ボス
23…刃先
30…動力装置
31…スイッチ
32…駆動モータ
40、140、240、340、440、540、640…絡み防止具
41、341、441、541、641…ガード部材
42、142、242、342…絡み防止刃
44、144、145…第1のガード部
45…第2のガード部
46…取付部
47…クリップ

Claims (5)

  1. 電動回転装置(30)を備えたハンドルシャフト(10)と、地面と水平に回転して草を刈る回転刃(20)と、を含んで構成される草刈機(1)であって、
    前記ハンドルシャフト(10)の側面に、前記回転刃(20)の回転方向(A)に沿って刃先線が延びる絡み防止刃(42)を揺動可能に取り付け、該絡み防止刃(42)の刃先部を前記回転刃(20)の盤面に摺接させたことを特徴とする草刈機。
  2. 前記ハンドルシャフト(10)の柄部(12)は、継ぎ手部材(13)を介して前記回転刃(20)に取り付けられており、
    前記絡み防止刃(42)は、前記回転刃(20)の軸孔との境界部への刈草の進入をガードするためのガード部材(41)を介し、前記継ぎ手部材(13)の側面に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の草刈機。
  3. 前記ガード部材(41)にV字状の切欠を設け、該切欠の一辺で前記回転刃(20)の軸孔周りのボス部(22)の上面に沿った第1のガード部(44)を形成し、他の一辺で外周面に沿った第2のガード部(45)を形成したことを特徴とする請求項2に記載の草刈機。
  4. 草刈機(1)のハンドルシャフト(10)の側面に取り付けられる絡み防止具(40)であって、
    前記ハンドルシャフト(10)への取付部材(41)と、
    該取付部材(41)に揺動可能に取り付けられ、前記ハンドルシャフト(10)の下端部に設けられた回転刃(20)の回転方向(A)に沿って刃先線が延びる絡み防止刃(42)と、
    を含んで構成されたことを特徴とする草刈機用絡み防止具。
  5. 上記取付部材(41)の下端部にV字状の切欠を設け、該切欠の一辺で前記回転刃(20)の軸孔周りのボス部(22)の上面に沿った第1のガード部(44)を形成し、他の一辺で外周面に沿った第2のガード部(45)を形成したことを特徴とする請求項4に記載の草刈機用絡み防止具。
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