JP2014145476A - 動力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造で潤滑油を冷却させること。
【解決手段】第1回転機MG1及び第2回転機MG2を収容するケース40と、ケース40の内部に油を供給する油供給装置(オイルポンプ50等)と、ケース40の外壁の内、空気の流動の大きい場所に配置し、このケース40の内壁面43aに向けて油を排出することで油供給装置における油路62の内圧を調整する第1リリーフ弁70と、を備えること。例えば、その第1リリーフ弁70は、車載時の車幅方向における側面部分に配置することが望ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は、ケース内に回転機を内包している動力伝達装置に関する。
従来、この種の動力伝達装置においては、回転機や動力伝達機構の潤滑や冷却を担う潤滑油がオイルポンプによってケース内に供給される。その供給された潤滑油は、冷却対象から熱を奪った後、ケース内の貯留部に戻されて、再びオイルポンプから吐出される。これが為、従来の動力伝達装置には、熱交換後の潤滑油を冷却する構造が設けられている。例えば、下記の特許文献1には、ケースの外方に区画されたオイル溜めと水冷室とを設けると共に、そのオイル溜めと水冷室との隔壁からオイル溜め内に立設した複数のフィンを設けることで潤滑油の冷却を図る動力伝達装置が開示されている。また、下記の特許文献2には、オイルポンプから圧送された潤滑油を冷却油路に分岐させ、その潤滑油を冷却部材の油路に送ることで潤滑油の冷却を図るインホイールモータが開示されている。
特開2001−251814号公報 特開2009−292184号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術は、ケースの外に別途フィンや水冷室を設けるので、部品点数の増加を招いてしまう。また、上記特許文献2の技術は、冷却部材を別途設けるので、部品点数が増加してしまう。
そこで、本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、簡易な構造で潤滑油を冷却させることが可能な動力伝達装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明は、回転機を収容するケースと、前記ケース内に油を供給する油供給装置と、前記ケースの外壁の内、空気の流動の大きい場所に配置し、該ケースの内壁面に向けて油を排出することで前記油供給装置における油路の内圧を調整するリリーフ弁と、を備えることを特徴としている。
ここで、前記リリーフ弁は、車載時の前記ケースの外壁の内、車幅方向における側面部分に配置することが望ましい。
また、前記油の排出先となる前記内壁面が位置する箇所の前記ケースの外側部分には突起を設けないことが望ましい。
また、前記油の排出先となる前記内壁面には突起を設けないことが望ましい。
また、機関の回転軸と、前記機関の回転軸と同心の第1回転機の回転軸と、前記機関の回転軸及び前記第1回転機の回転軸に対して間隔を空けて配置した第2回転機の回転軸と、前記機関と前記第1回転機との間に配置し、且つ、相互間での差動回転が可能な複数の回転要素を有し、該各回転要素が、前記機関の回転軸に連結される回転要素と前記第1回転機の回転軸に連結される回転要素と前記第2回転機及び駆動輪に連結される回転要素とを含む動力分配機構と、を備え、前記リリーフ弁は、前記第1回転機と前記ケースとの間に配置することが望ましい。
また、前記リリーフ弁の油の排出孔は、該油の排出先となる前記内壁面に連なるテーパを有することが望ましい。
また、前記リリーフ弁の油の排出孔は、該油の排出先となる前記内壁面に向けて油を案内するテーパを有することが望ましい。
また、前記リリーフ弁における油の排出孔の壁面の一部は、該油の排出先となる前記内壁面と同一の平面上に設けることが望ましい。
本発明に係る動力伝達装置は、リリーフ弁から油をケースの内壁面に向けて排出することで、その排出された油がケースの内壁面を流動することになる。これが為、その排出された油は、ケースの内壁面に熱を奪われて冷却される。また、この動力伝達装置においては、その様な熱交換を油冷却用の新たな部品を設けずとも簡易な構成及び構造で実現している。従って、この動力伝達装置は、コストの増加を抑えつつ、油の冷却性能を向上させることができる。
図1は、本発明に係る動力伝達装置の全体構成を説明する図である。 図2は、実施例における第1リリーフ弁の排出孔を示す図である。 図3は、車載時のケースにおける第1リリーフ弁の配置を示す図である。 図4は、車載時のケースを図3の矢印Aの方向に観た図であって、そのケースにおける第1リリーフ弁の配置を示す図である。 図5は、変形例1における第1リリーフ弁の排出孔を示す図である。 図6は、変形例2における第1リリーフ弁の排出孔を示す図である。
以下に、本発明に係る動力伝達装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[実施例]
本発明に係る動力伝達装置の実施例を図1から図6に基づいて説明する。
本発明に係る動力伝達装置は、ケース内に回転機が収容されているものである。例えば、この種の動力伝達装置としては、ハイブリッド車両に搭載されるもの、電気自動車に搭載されるもの等が存在している。更に、所謂インホイールモータの回転機が当該回転機と車両の駆動輪との間の動力伝達機構のケース内に収容されている場合には、これも本発明に係る動力伝達装置に該当する。本実施例では、ハイブリッド車両に搭載される動力伝達装置を例に挙げて説明する。
図1の符号1は、本実施例の動力伝達装置を示す。また、図1の符号100は、その動力伝達装置1を有するハイブリッドシステムを示す。
ハイブリッドシステム100は、エンジンENGと第1回転機MG1と第2回転機MG2とを動力源として備える。
エンジンENGは、エンジン回転軸(クランクシャフト)11から機械的な動力(出力トルク)を出力する内燃機関や外燃機関等の機関である。第1回転機MG1と第2回転機MG2は、力行駆動時の電動機(モータ)としての機能と、回生駆動時の発電機(ジェネレータ)としての機能と、を有する電動発電機(モータ/ジェネレータ)である。この第1及び第2の回転機MG1,MG2は、インバータ(図示略)を介して二次電池(図示略)に接続されており、夫々の回転軸(MG1回転軸12、MG2回転軸13)に入力された機械エネルギ(回転トルク)を電気エネルギに変換して、二次電池に蓄電させることができる。また、第1及び第2の回転機MG1,MG2は、二次電池から供給された電気エネルギ又は他方の回転機(第2及び第1の回転機MG2,MG1)が生成した電気エネルギを機械エネルギ(回転トルク)に変換し、夫々の回転軸(MG1回転軸12、MG2回転軸13)から機械的な動力(出力トルク)として出力することができる。
このハイブリッドシステム100は、エンジン回転軸11とMG1回転軸12とを同心に配置し、且つ、これらの回転軸に対して平行に間隔を空けてMG2回転軸13を配置した複軸式のものである。動力伝達装置1は、その各動力源の相互間における動力伝達を可能にし、且つ、夫々の動力源と駆動輪Wとの間での動力伝達も可能になるように構成する。この為、この動力伝達装置1は、エンジン回転軸11とMG1回転軸12とMG2回転軸13とが連結された動力伝達機構としての動力分配機構20を備える。ここでは、特に言及しない限り、これらの各回転軸に沿った方向を軸線方向と云う。
動力分配機構20は、相互間で差動回転が可能な複数の回転要素を有する差動機構であり、その回転要素にエンジン回転軸11とMG1回転軸12とMG2回転軸13と駆動輪Wとが連結されている。ここで例示する動力分配機構20は、3つの回転要素を有し、その夫々にエンジン回転軸11とMG1回転軸12とMG2回転軸13及び駆動輪Wとが各々連結されるものである。具体的には、サンギヤSとピニオンギヤPとリングギヤRとキャリアCとを有するシングルピニオン型の遊星歯車機構である。この動力分配機構20は、エンジンENGと第1回転機MG1との間に配置する。そして、この動力分配機構20においては、サンギヤSにMG1回転軸12を介して第1回転機MG1が連結され、リングギヤRに後述する歯車31等を介して第2回転機MG2と駆動輪Wとが連結され、キャリアCにキャリア軸21を介してエンジンENGが連結される。
ここで、リングギヤRは、動力分配機構20の出力要素であり、円筒状の部材の内周面に歯面を有する内歯歯車である。この円筒状の部材の外周面には、外歯歯車としての歯車31の歯面が形成されている。動力伝達装置1には、その歯車31と噛み合い状態にある歯車32と、この歯車32と一体になって回転する歯車33と、この歯車33と噛み合い状態にある歯車34と、この歯車34を有するケースを備えた差動装置35と、が設けられている。駆動輪Wは、その差動装置35に連結されている。更に、この動力伝達装置1は、歯車32と噛み合い状態にある歯車36を備えている。その歯車36は、MG2回転軸13に連結されており、このMG2回転軸13と一体になって回転する。この動力伝達装置1においては、その歯車31,32,33,34,36や差動装置35も動力伝達機構を成す構成要素である。
このハイブリッドシステム100においては、エンジンENGが動力伝達装置1のケース40の外側に配置される一方で、第1回転機MG1と第2回転機MG2がケース40の内部に配置される。エンジンENGは、エンジン回転軸11を介してケース40の内部のキャリア軸21に連結される。そのケース40は、軸線方向における両端に開口を有するケース本体41と、ケース本体41におけるエンジンENG側の開口を塞ぐ第1ケースカバー42と、ケース本体41の第1回転機MG1側の開口を塞ぐ第2ケースカバー43と、を備える。このケース40においては、ケース本体41と第1ケースカバー42との間、ケース本体41と第2ケースカバー43との間が各々ボルト等の螺子部材44等で固定される。
このハイブリッドシステム100においては、動力伝達機構(動力分配機構20や歯車31,32,33,34,36)や第1及び第2の回転機MG1,MG2の潤滑や冷却を担う油(潤滑油、冷却油)がケース40の内部に供給される。以下、これらを纏めて「潤滑油」と称する。尚、その潤滑油の供給先の動力伝達機構には、差動装置35を含めてもよい。この動力伝達装置1には、ケース40の内部に潤滑油を供給する油供給装置が設けられている。その油供給装置は、キャリアCの回転(つまりエンジンENGの回転)に連動して潤滑油を吐出するオイルポンプ50を備える。そのオイルポンプ50は、駆動軸、開口を有するポンプボデー、その開口を塞ぐポンプカバー、ポンプボデーの内方で駆動軸と一体になって回転するポンプロータ等から構成された周知のものである。この例示では、図2に示す様に、キャリア軸21が駆動軸となる。但し、そのキャリア軸21に同心の変速機軸が連結されている場合には、その変速機軸を駆動軸として使用してもよい。また、この例示では、第2ケースカバー43の一部分がポンプボデーを成している。この第2ケースカバー43のポンプボデー部51は、ケース40の内方で且つキャリア軸21に向けた開口を有する。ポンプカバー52は、そのポンプボデー部51の開口をケース40の内方から塞ぐものであり、第2ケースカバー43に螺子部材45等で固定される。このポンプボデー部51とポンプカバー52とで形成された空間には、キャリア軸21に連結されたポンプロータ53が配置される。
例えば、この動力伝達装置1においては、図2に示す様に、キャリア軸21の内方に軸心油路61が形成されている。オイルポンプ50から吐出された潤滑油は、その軸心油路61に供給され、この軸心油路61とキャリア軸21の外方とを連通させる径方向油路(図示略)からケース40の内部に供給される。そして、そのケース40の内部に供給された潤滑油は、動力伝達機構や第1及び第2の回転機MG1,MG2に供給される。尚、図上の白抜きの矢印は、潤滑油の流動経路を表している。
更に、この動力伝達装置1は、その軸心油路61とは別の経路の油路62も備えている。例えば、その油路62は、第2ケースカバー43に形成する。この油路62には、配管63が少なくとも1本接続される。また、その配管63は、ケース40の別の油路64にも接続される。従って、オイルポンプ50から油路62に吐出された潤滑油は、配管63に送られ、油路64を介して動力伝達機構や第1及び第2の回転機MG1,MG2に供給される。
ここで、オイルポンプ50は、エンジン回転数が高回転になるに連れて潤滑油の吐出圧が高くなる。そして、オイルポンプ50からの過大な吐出圧は、油路61,62や配管63等の耐久性を低下させる虞がある。また、オイルポンプ50の吐出圧と油路61等を介したケース40の内部への潤滑油の排出圧の差が大きい場合には、これがエンジンENGのポンピング損失となり、燃費を低下させてしまう可能性もある。これが為、この動力伝達装置1には、油路61,62や配管63等の内圧を所定圧以下に抑える為の第1及び第2のリリーフ弁70,80を設けている。第1リリーフ弁70は、油路62の内圧を第1所定圧以下に調整する調圧弁である。一方、第2リリーフ弁80は、油路62の内圧を第2所定圧(>第1所定圧)以下に調整するフェール用の調圧弁である。
第1リリーフ弁70には、後述する様に、熱交換後の潤滑油の冷却機能を持たせる。これが為、この第1リリーフ弁70は、このケース40の外壁の内、外壁に沿った空気の流動の大きい場所又は当該空気流動の大きい場所の近くの裏側部分(ケース40の内壁部分)に配置する。ケース40の外壁に沿った空気の流動が大きい場所とは、例えば、この動力伝達装置1が車両に搭載された状態で走行風の当たるケース40の外壁部分、フロントグリルやバンパ開口部等から導入された走行風が流動するケース40の外壁部分などである。図3及び図4には、FF(Front engine Front drive)車に搭載された状態の動力伝達装置1の外観図の一例を示している。この場合、第1リリーフ弁70は、車載時のケース40の外壁の内、空気の流動の大きい車幅方向における側面部分に配置する。
第1リリーフ弁70の調圧対象となる油路62は、この第1リリーフ弁70の配置に合わせて、ケース40の外壁に沿った空気の流動が大きい場所又は当該空気流動の大きい場所の近くに設けることが望ましい。また、第2リリーフ弁80は、第1リリーフ弁70の近くに配置する。
第2ケースカバー43には、油路62とケース40の内部側とを連通させる第1及び第2の分岐油路65,66が形成されている。一方、ポンプカバー52には、第1分岐油路65におけるケース40の内部側の開口に対向させた第1貫通孔52aと、第2分岐油路66におけるケース40の内部側の開口に対向させた第2貫通孔52bと、が形成されている。第1貫通孔52aは、その第1分岐油路65の開口に対して直交する方向に延在させる。そして、この第1貫通孔52aは、自らの開口の面積が第1分岐油路65におけるケース40の内部側の開口の面積よりも大きく、且つ、自らの開口で第1分岐油路65の開口を全て覆う位置に設ける。また、第2貫通孔52bは、その第2分岐油路66の開口に対して直交する方向に延在させる。そして、この第2貫通孔52bは、自らの開口の面積が第2分岐油路66におけるケース40の内部側の開口の面積よりも大きく、且つ、自らの開口で第2分岐油路66の開口を全て覆う位置に設ける。ポンプカバー52には、その第1及び第2の貫通孔52a,52bの他方の開口を塞ぐ閉塞部材54が固定される。尚、図2に記載の閉塞部材54には、閉弁時の後述する弁体71,81の動作を阻害しないように空気抜き用の孔が設けられている。第1及び第2のリリーフ弁70,80の組付けが完了した後は、その孔が第1及び第2の分岐油路65,66に連通していない。
第1リリーフ弁70は、第1貫通孔52aの中に、この第1貫通孔52aの軸線方向に沿って摺動可能な弁体71と、この弁体71に対して弾発力を加えている弾性部材72と、を配設することで構成される。その弾性部材72は、第1分岐油路65の内圧が第1所定圧以下のときに第1リリーフ弁70の閉弁状態を作り出し、第1分岐油路65の内圧が第1所定圧を超えたときに第1リリーフ弁70の開弁状態を作り出す為のものである。この弾性部材72は、弁体71と閉塞部材54との間に配置する。第1分岐油路65の内圧が第1所定圧以下のときには、弁体71で第1分岐油路65の開口を塞ぐ為の弾発力を当該弁体71に対して弾性部材72が印加する。一方、第1分岐油路65の内圧が第1所定圧を超えたときには、その内圧で弾性部材72を縮めながら弁体71が閉塞部材54に向けて押動される。
第2リリーフ弁80は、第2貫通孔52bの中に、この第2貫通孔52bの軸線方向に沿って摺動可能な弁体81と、この弁体81に対して弾発力を加えている弾性部材82と、を配設することで構成される。その弾性部材82は、第2分岐油路66の内圧が第2所定圧以下のときに第2リリーフ弁80の閉弁状態を作り出し、第2分岐油路66の内圧が第2所定圧を超えたときに第2リリーフ弁80の開弁状態を作り出す為のものである。この弾性部材82は、弁体81と閉塞部材54との間に配置する。第2分岐油路66の内圧が第2所定圧以下のときには、弁体81で第2分岐油路66の開口を塞ぐ為の弾発力を当該弁体81に対して弾性部材82が印加する。一方、第2分岐油路66の内圧が第2所定圧を超えたときには、その内圧で弾性部材82を縮めながら弁体81が閉塞部材54に向けて押動される。
第1リリーフ弁70は、開弁した際に第1貫通孔52aの潤滑油をケース40の内部に排出する排出孔73を備える。また、第2リリーフ弁80は、開弁した際に第2貫通孔52bの潤滑油をケース40の内部に排出する排出孔(図示略)を備える。
ここで、第1リリーフ弁70は、排出孔73から排出した潤滑油が冷却されるように構成する。具体的には、排出孔73から排出された潤滑油がケース40(第2ケースカバー43の内壁面(第2ケースカバー43の内壁面43a)に沿って流れるように構成して、その内壁面43aに潤滑油の熱を奪わせる。これが為、その排出孔73は、第2ケースカバー43の内壁面43aに連なる位置に形成する。この排出孔73は、第1貫通孔52aとケース40の内部とを連通させる貫通孔によって構成する。ここでは、ポンプカバー52における第2ケースカバー43の内壁面43aと対向する部分の一部に第1貫通孔52aとケース40の内部とを連通させる切欠きを設け、この切欠きと第2ケースカバー43の内壁面43aとによって排出孔73を形成する。この第2ケースカバー43で排出孔73の一部分を成す内壁面部分(以下、「ケース側の排出孔壁面」とも云う。)43bは、第1貫通孔52aの開口に連なる又は当該開口の近くに存在する。
そのケース側の排出孔壁面43bは、排出された潤滑油を第2ケースカバー43の内壁面43aへと案内する案内部として利用する。これが為、このケース側の排出孔壁面43bは、潤滑油の吐出方向に進むにつれて内壁面43aに近づく傾斜面、換言するならば潤滑油の吐出方向に進むにつれて排出孔73が広がる傾斜面に形成する。つまり、排出孔73には、第1貫通孔52aから第2ケースカバー43の内壁面43aに向けて滑らかに潤滑油を案内するテーパ(換言するならば潤滑油排出先となる内壁面43aに連なるテーパ)がケース側に設けられている。従って、この排出孔73から排出される潤滑油は、そのテーパ部分(ケース側の排出孔壁面43b)に沿って案内されて第2ケースカバー43の内壁面43aに到達し、この内壁面43aに沿って流動することになる。故に、この動力伝達装置1においては、その潤滑油が第2ケースカバー43の内壁面43aで熱交換されて冷やされる。また、この動力伝達装置1においては、その様な熱交換を潤滑油冷却用の新たな部品を設けずとも簡易な構成及び構造で実現している。従って、この動力伝達装置1は、コストの増加を抑えつつ、潤滑油の冷却性能を向上させることができる。更に、この動力伝達装置1においては、第1リリーフ弁70における潤滑油の排出経路や排出先を従来の構成に対して変えるだけであり、オイルポンプ50の駆動損失の悪化を伴わないので、燃費の悪化を招かずともすむ。
ここで、その潤滑油排出先である第2ケースカバー43の内壁面43aは、潤滑油の流動を滑らか且つ容易にするべく、突起の無い形状(例えば平面状又は曲面状)に形成することが望ましい。これにより、この動力伝達装置1においては、排出された潤滑油を第2ケースカバー43の広範囲の内壁面43aに流動させることができるので、潤滑油の冷却性能を更に向上させることができる。
また、その内壁面43aは、潤滑油から熱を奪った第2ケースカバー43の冷却性能を高めるべく、空気の流動が大きい場所又は当該空気流動の大きい場所の近くにおけるケース40(第2ケースカバー43)の外壁の裏側に存在していること望ましい。これにより、この動力伝達装置1においては、その潤滑油排出先となる第2ケースカバー43の内壁面43aの冷却性能が向上し、この内壁面43aを潤滑油よりも低温に保ち易いので、第1リリーフ弁70から排出された潤滑油の冷却性能を更に向上させることができる。従って、排出孔73は、その様な冷却性能の高い第2ケースカバー43の内壁面43aに向けた潤滑油の排出が可能な位置に設けることが望ましい。また、この場合、その第2ケースカバー43の外壁における空気の流動が大きい場所又は当該空気流動の大きい場所の近くは、空気の流動性を高めるべく、フィン等の突起の無い形状(例えば平面状又は曲面状)に形成することが望ましい。つまり、潤滑油排出先となる内壁面43aが位置する箇所の第2ケースカバー43の外側部分には、突起を設けないことが望ましい。これにより、この動力伝達装置1においては、潤滑油排出先である第2ケースカバー43の内壁面43aの冷却性能を更に高めることができるので、潤滑油の冷却性能の更なる向上が可能になる。
[変形例1]
図5に動力伝達装置1の変形例を示す。本変形例は、前述した実施例の動力伝達装置1において以下の点を変更したものである。
前述した実施例では、第1貫通孔52aから第2ケースカバー43の内壁面43aに向けて滑らか潤滑油を案内する部位として、弁体71の摺動方向に対して傾斜させたケース側の排出孔壁面43bを第2ケースカバー43に形成している。本変形例の動力伝達装置1においては、その様な傾斜させたケース側の排出孔壁面43bが形成された第2ケースカバー43を適用してもよく、そのケース側の排出孔壁面43bの無い第2ケースカバー143を適用してもよい。図5で代表する例示においては、後者の第2ケースカバー143を適用する。
その第2ケースカバー143は、第2ケースカバー43の内壁面43aと同等の形状及び配置からなる内壁面143aを有する。また、この第2ケースカバー143は、第2ケースカバー43においてケース側の排出孔壁面43bが弁体71の摺動方向に対して傾斜していないものである。例えば、この第2ケースカバー143におけるケース側の排出孔壁面143bは、第1貫通孔52aの開口に対して平行で、且つ、弁体71の摺動方向に対して直交する平面を有している。図5の例示では、このケース側の排出孔壁面143bと内壁面143aとの間に段差を設けているが、必ずしもその間に段差を設ける必要はない。例えば、後述する変形例2の内壁面243aの様に、その一部分をケース側の排出孔壁面に使ってもよい。
この様に、ケース側の排出孔壁面143bの形状を実施例の排出孔壁面43bに対して変更しているので、本変形例の第1リリーフ弁170においては、その排出孔173の形状も実施例の排出孔73に対して変わる。この第1リリーフ弁170は、実施例の第1リリーフ弁70において排出孔73の形状を変更したものである。本変形例の排出孔173は、実施例の排出孔73に対して、ケース側を上記の排出孔壁面143bに変更すると共に、ポンプカバー側の排出孔壁面152cを潤滑油の内壁面143aへの案内部として形成したものである。
本変形例のポンプカバー152は、実施例のポンプカバー52に対して、その排出孔壁面152cの形状を変えたものである。そのポンプカバー側の排出孔壁面152cは、潤滑油の吐出方向に進むにつれて内壁面143aに近づく傾斜面、換言するならば潤滑油の吐出方向に進むにつれて排出孔173が狭くなる傾斜面に形成する。つまり、この排出孔173には、実施例の排出孔73とは逆に、第1貫通孔52aから第2ケースカバー143の内壁面143aに向けて滑らかに潤滑油を案内するテーパがポンプカバー側に設けられている。従って、この排出孔173から排出される潤滑油は、その傾斜面からなるテーパ部分(ポンプカバー側の排出孔壁面152c)に沿って案内されて第2ケースカバー143の内壁面143aに到達し、この内壁面143aに沿って流動することになる。故に、この動力伝達装置1においては、実施例と同じ様に、コストの増加を抑えつつ潤滑油の冷却性能を向上させることができる。更に、この動力伝達装置1は、実施例と同じ様に、第1リリーフ弁170における潤滑油の排出経路や排出先を従来の構成に対して変えるだけであり、オイルポンプ50の駆動損失の悪化を伴わないので、燃費の悪化を招かずともすむ。
[変形例2]
図6に動力伝達装置1の変形例を示す。本変形例は、前述した実施例の動力伝達装置1において以下の点を変更したものである。
前述した実施例では、第1貫通孔52aから第2ケースカバー43の内壁面43aに向けて滑らか潤滑油を案内する部位として、弁体71の摺動方向に対して傾斜させたケース側の排出孔壁面43bを第2ケースカバー43に形成している。本変形例の動力伝達装置1においては、その様な傾斜させたケース側の排出孔壁面43bを有する第2ケースカバー43に替えて、潤滑油排出先となる内壁面243aとケース側の排出孔壁面243bとが同一平面上に存在する第2ケースカバー243を適用する。換言するならば、そのケース側の排出孔壁面243bは、潤滑油排出先となる内壁面243aの一部分を利用したものである。
この様に、ケース側の排出孔壁面243bの形状を実施例の排出孔壁面43bに対して変更しているので、本変形例の第1リリーフ弁270においては、その排出孔273の形状も実施例の排出孔73に対して変わる。この第1リリーフ弁270は、実施例の第1リリーフ弁70において排出孔73の形状を変更したものである。本変形例の排出孔273は、実施例の排出孔73に対して、ケース側を上記の排出孔壁面243bに変更したものである。尚、本変形例のポンプカバー52は、前述した変形例1で示す傾斜させた排出孔壁面152cを有するポンプカバー152に置き換えてもよい。
この図6に示す排出孔273の壁面の一部は、潤滑油排出先となる内壁面243aと同一の平面上に設けている、故に、この排出孔273は、第1貫通孔52aから押し出されてきた潤滑油をケース側の排出孔壁面243bから内壁面243aへと滑らかに案内することができる。従って、この排出孔273から排出された潤滑油は、第2ケースカバー243の内壁面243aに到達し、この内壁面243aに沿って流動することになる。故に、この動力伝達装置1においては、実施例と同じ様に、コストの増加を抑えつつ潤滑油の冷却性能を向上させることができる。更に、この動力伝達装置1は、実施例と同じ様に、第1リリーフ弁270における潤滑油の排出経路や排出先を従来の構成に対して変えるだけであり、オイルポンプ50の駆動損失の悪化を伴わないので、燃費の悪化を招かずともすむ。
1 動力伝達装置
11 エンジン回転軸
12 MG1回転軸
13 MG2回転軸
20 動力分配機構
31,32,33,34,36 歯車
35 差動装置
40 ケース
41 ケース本体
43,143,243 第2ケースカバー
43a,143a,243a 内壁面
43b,143b,243b ケース側の排出孔壁面
50 オイルポンプ
52,152 ポンプカバー
52a 第1貫通孔
52b 第2貫通孔
62 油路
65 第1分岐油路
66 第2分岐油路
70,170,270 第1リリーフ弁
71 弁体
73,173,273 排出孔
152c ポンプカバー側の排出孔壁面
ENG エンジン
MG1 第1回転機
MG2 第2回転機
W 駆動輪

Claims (8)

  1. 回転機を収容するケースと、
    前記ケース内に油を供給する油供給装置と、
    前記ケースの外壁の内、空気の流動の大きい場所に配置し、該ケースの内壁面に向けて油を排出することで前記油供給装置における油路の内圧を調整するリリーフ弁と、
    を備えることを特徴とした動力伝達装置。
  2. 前記リリーフ弁は、車載時の前記ケースの外壁の内、車幅方向における側面部分に配置することを特徴とした請求項1記載の動力伝達装置。
  3. 前記油の排出先となる前記内壁面が位置する箇所の前記ケースの外側部分には突起を設けないことを特徴とした請求項1又は2に記載の動力伝達装置。
  4. 前記油の排出先となる前記内壁面には突起を設けないことを特徴とした請求項1,2又は3に記載の動力伝達装置。
  5. 機関の回転軸と、
    前記機関の回転軸と同心の第1回転機の回転軸と、
    前記機関の回転軸及び前記第1回転機の回転軸に対して間隔を空けて配置した第2回転機の回転軸と、
    前記機関と前記第1回転機との間に配置し、且つ、相互間での差動回転が可能な複数の回転要素を有し、該各回転要素が、前記機関の回転軸に連結される回転要素と前記第1回転機の回転軸に連結される回転要素と前記第2回転機及び駆動輪に連結される回転要素とを含む動力分配機構と、
    を備え、
    前記リリーフ弁は、前記第1回転機と前記ケースとの間に配置することを特徴とした請求項1から4の内の何れか1つに記載の動力伝達装置。
  6. 前記リリーフ弁の油の排出孔は、該油の排出先となる前記内壁面に連なるテーパを有することを特徴とした請求項1から5の内の何れか1つに記載の動力伝達装置。
  7. 前記リリーフ弁の油の排出孔は、該油の排出先となる前記内壁面に向けて油を案内するテーパを有することを特徴とした請求項1から5の内の何れか1つに記載の動力伝達装置。
  8. 前記リリーフ弁における油の排出孔の壁面の一部は、該油の排出先となる前記内壁面と同一の平面上に設けることを特徴とした請求項1から5の内の何れか1つに記載の動力伝達装置。
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