JP2014144943A - 蒸留塔の運転停止方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】易重合性の(メタ)アクリル酸類の減圧蒸留塔における運転停止操作の際、蒸留塔での重合を防止して十分に早期に、かつ安全に運転を停止する方法を提供する。
【解決手段】(メタ)アクリル酸類の蒸留精製を行う蒸留塔であって、リボイラを有する蒸留塔において、蒸留塔への(メタ)アクリル酸類の供給を停止して、蒸留塔の運転を停止するに際し、リボイラの加熱を停止した後、塔底液を蒸留塔に設置された冷却を通して蒸留塔へ循環することにより、蒸留塔及びリボイラを冷却する。
【選択図】図6

Description

本発明は、蒸留塔の運転停止方法に関し、さらに詳しくは、易重合性の(メタ)アクリル酸や(メタ)アクリル酸エステルを蒸留精製する際の蒸留塔の運転停止に当たり、蒸留塔内での重合反応を防止して早期かつ安全に運転を停止する方法に関する。
なお、本明細書において、(メタ)アクリル酸は、アクリル酸とメタクリル酸の総称であり、そのいずれか一方でもよく双方でもよい。また、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステルを「(メタ)アクリル酸類」と総称することがある。
(メタ)アクリル酸類の製造設備では、粗(メタ)アクリル酸類から、低沸点不純物又は高沸点不純物を分離して(メタ)アクリル酸類を精製するための蒸留塔が設けられている。このような蒸留塔としては、蒸留塔の塔底液の一部を抜き出して加熱した後塔底に戻すリボイラ(加熱用熱交換器)が設けられているものがある。また、蒸留による目的物の回収率及び純度を高めるために、蒸留塔の塔頂からの留出分を凝縮してその一部を蒸留塔に戻す還流槽が設けられているものもある。
(メタ)アクリル酸類は、易重合性化合物であり、その精製工程、特に加熱・気化の行われる蒸留工程において、重合物が生成し易く、生成した重合物は、蒸留塔の閉塞等を引き起こし、蒸留塔の運転に支障を来たすことから、通常は、操作温度を低くするために、減圧下で蒸留操作が行われており、更に、ハイドロキノン、p−メトキシフェノール、フェノチアジン等の重合防止剤を添加し、また、空気等の酸素含有ガスを供給するといった重合防止策が講じられている。
従来、このような減圧蒸留塔の運転停止に当っては、リボイラの加熱を停止すると共に、蒸留塔内に窒素等の不活性ガスや冷却媒体等をフィードして塔内を常圧に戻すこと等が行われている。
例えば、特許文献1には、取り扱い流体の加熱のために加熱媒体を投入して使用している熱交換器において、該加熱媒体に替え冷却媒体投入することを特徴とする蒸留塔等機器の停止方法、及び(メタ)アクリル酸製造プロセスの蒸留塔リボイラへの適用が開示されている。特許文献2には、(メタ)アクリル酸類の蒸留精製を行う蒸留塔において、運転停止に当たってリボイラの加熱を停止した後リボイラに冷却用熱媒体を投入してリボイラを急冷する方法が開示されている。また、特許文献3には、アクリル酸製造設備から排出されるオフスペック品をタンクに移送する際、重合防止や爆鳴気形成回避のため熱交換器にて冷却する方法が開示されている。
一方、非特許文献1には、蒸留塔の運転停止に当たり、過度の凝縮や急激な温度変化による塔内構成物へのダメージを避けるため、塔の冷却操作はできるだけゆっくり行うべきであるとの記載がある。
特開2002−226427号公報 特開2003−267917号公報 特開2003−221361号公報
Henry Z. Kister著、「Distillation Operation」、McGraw-Hill(1989年)、p.324からp.325(12.6 "Cooling and Heating Consideration")
上記した従来の減圧蒸留塔の運転停止方法では、塔内の温度が十分に低下されていないうちに、即ち、重合防止剤を含まない(メタ)アクリル酸類の蒸気が大量に蒸留塔に充満している状態で、蒸留塔に窒素等の不活性ガスを供給することになり、このため、(メタ)アクリル酸類の重合反応が生起して重合物が生成する。そして、蒸留塔内で生成した重合物の除去には煩雑な作業を要するため、メンテナンスコストの増加及び、定修時の工程期間の延長といった問題があった。
この運転停止時の重合反応を防止する目的で、空気等の重合防止効果のあるガスを蒸留塔に供給して塔内を常圧に戻そうとすると、蒸留塔内雰囲気が爆発範囲に入るため、この方法を採用することはできない。また、蒸留塔内の温度が十分に低下してから不活性ガスを供給するためには、不活性ガスの供給までの蒸留塔の冷却に長時間を要し、効率が悪い。
なお、蒸留塔の塔底液を全て抜き出した後、還流槽の液を還流して蒸留塔内を冷却し、その後常圧に戻すことも考えられるが、還流槽の液だけでは冷却効果が十分でなく、また、高温の塔底液をタンクに抜き出すことは、タンク内での温度上昇による(メタ)アクリル酸類の重合を招き好ましくない。
さらに、特許文献2のリボイラの加熱を停止した後リボイラに冷却用熱媒体を投入してリボイラを急冷する方法は、急激な温度変化によりチューブ等のリボイラ内構造物にダメージを与え、亀裂・破損等のトラブルを引き起こす要因となるため好ましい方法とはいい難い。
本発明は上記従来の問題点を解決し、易重合性の(メタ)アクリル酸類の減圧蒸留塔における運転停止操作の際、蒸留塔での重合を防止して十分に早期に、かつ安全に運転を停止する方法を提供することを目的とする。
本発明の蒸留塔の運転停止方法は、(メタ)アクリル酸類の蒸留精製を行う蒸留塔であって、リボイラを有する蒸留塔において、蒸留塔への(メタ)アクリル酸類の供給を停止して、蒸留塔の運転を停止するに際し、リボイラの加熱を停止した後、塔底液を蒸留塔に設置された冷却器を通して塔底へ循環することにより、蒸留塔及びリボイラを冷却することを特徴とする。
このように、リボイラの加熱を停止した後塔底部およびリボイラを冷却し、蒸留塔内温度を十分に低下させた後に、蒸留塔内に不活性ガスを供給して蒸留塔内を常圧に戻すことにより、(メタ)アクリル酸類の重合を防止することができる。即ち、塔内を常圧に戻すための不活性ガスは、十分に温度が低下された蒸留塔内に供給されるようになる。このように十分に温度が低下された蒸留塔内では、重合防止剤を含まない蒸気として存在する(メタ)アクリル酸類量は低減されているため、(メタ)アクリル酸類の重合は防止される。
また、上記冷却器を含む塔底液の循環ラインには、強制循環用のポンプを有していると、冷却効率が高くなり好ましい。さらに、送出ラインには、塔底液等を回収するためのブローダウン槽が設置されている。
本発明においては、塔底液を冷却循環することにより、塔底部を冷却することが好ましく、蒸留塔の塔底温度を50℃以下にすることが好ましい。また、蒸留塔の運転停止時には、蒸留塔の還流槽の液を蒸留塔内に供給することにより蒸留塔内を冷却することが好ましい。
ただし、本発明においては、塔底液の冷却循環により十分に蒸留塔内を冷却することができるため、この還流槽の還流液による冷却は必ずしも必要とされない。即ち、蒸留塔は塔頂から塔底にかけて温度分布があり、リボイラの加熱を停止すると、塔底からの焚き上げによる熱供給がなくなるため塔頂側の温度の低い液が流下してきて、塔上部を冷却すると共に、多量にある(メタ)アクリル酸類のガスも冷却される。このため、還流液を流さなくても、塔上部をも十分に冷却することができる。また、塔底部を冷却することにより、新たに(メタ)アクリル酸類蒸気が発生するのを抑えることもできる。もちろん、あわせて、還流液を流すことがより効果的である。
このようにして蒸留塔内を冷却して蒸留塔の塔底温度が50℃以下に低下した後、蒸留塔内に不活性ガスを供給して常圧に戻すことが好ましい。
本願発明の方法によれば、易重合性の(メタ)アクリル酸類の減圧蒸留塔における運転停止操作の際、蒸留塔での重合を防止して十分に早期に、かつ安全に運転を停止することができる。
アクリル酸を製造するプロセスフローの1例を示す図である。 アクリル酸を製造するプロセスフローの1例を示す図である。 アクリル酸を製造するプロセスフローの1例を示す図である。 アクリル酸を製造するプロセスフローの1例を示す図である。 アクリル酸エステルを製造するプロセスフロー図の一例である。 本発明の蒸留塔の運転停止方法を適用する蒸留塔及びその付帯設備とフローの一例を示す図である。
以下に本発明の蒸留塔の運転停止方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
本発明において蒸留対象となる(メタ)アクリル酸類は、アクリル酸、メタアクリル酸又はそれらのエステル、即ち(メタ)アクリルモノマーであり、例えばプロパンをMo−V−Te系複合酸化物触媒或いはMo−V−Sb系複合酸化物触媒等の触媒の存在下、気相接触酸化して得られるアクリル酸、又は、プロピレン又はイソブチレンをMo−Bi系複合酸化物触媒等の触媒の存在下、気相接触酸化し、アクロレイン又はメタクロレインを生成させ、更にMo−V系複合酸化物触媒等の触媒の存在下、気相接触酸化して得られるアクリル酸又はメタクリル酸が挙げられる。
この際、プロピレン又はイソブチレンを酸化して主としてアクロレイン又はメタクロレインを生成する前段反応と、アクロレイン又はメタクロレインを酸化して主としてアクリル酸又はメタクリル酸を生成する後段反応とをそれぞれ別の反応器で行うものであっても、一つの反応器に前段反応を行う触媒と後段反応を行う触媒を同時に充填して反応を行うものであっても良い。更には、このようにして製造されたアクリル酸又はメタクリル酸を原料としてそのエステルを製造する工程で得られるアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルが挙げられる。
このアクリル酸エステル類の具体例を例示すると、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸ターシャリーブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸メトキシエチル等が挙げられる。メタクリル酸エステル類についても同様の化合物を例示することができる。
次に、図面を参照して本発明が適用される(メタ)アクリル酸類の製造工程について説明する。
図1は、アクリル酸を製造するプロセスフロー図の一例である。
図1では、プロピレン及び/又はアクロレインを分子状酸素含有ガスで接触気相酸化することにより得られたアクリル酸含有ガスを、ライン1を経てアクリル酸捕集塔Aに導入し、水と接触させてアクリル酸水溶液を得、このアクリル酸水溶液をライン3より脱水塔Bへ供給する。アクリル酸含有ガスには、N、CO、酢酸、水等も含有されており、酢酸の一部とN、COはアクリル酸捕集塔Aの塔頂からベントガスとして抜き出される(ライン2)。
脱水塔Bでは、共沸剤を供給し、塔頂から水及び共沸剤からなる共沸混合物を留出させ、塔底からは酢酸を含む粗アクリル酸を得る。脱水塔Bの塔頂から留出した水及び共沸剤からなる共沸混合物はライン4よりデカンタbに導入し、ここで主として共沸剤からなる有機相と、主として水からなる水相とに分離し、有機相はライン5より脱水塔Bに循環する。一方、水相はライン6を経てアクリル酸捕集塔Aに循環させて、アクリル酸含有ガスと接触させる捕集水として再利用する。必要に応じてライン7から水を補給する。また、ライン6のプロセス液中の共沸剤を回収するため、共沸剤回収塔(図示せず)を経て、アクリル酸捕集塔Aに循環させても良い。
脱水塔Bの塔底から、ライン8を経て抜き出した粗アクリル酸は、残存する酢酸を除去するために軽沸分離塔(酢酸分離塔)Cに導入する。ここで塔頂からライン9,10を経て酢酸を含む軽沸分を分離除去する。ライン9の軽沸分はアクリル酸を含むので、還流槽cから一部が軽沸分離塔Cへ戻され(ライン11)、残部がライン10より取り出される。ライン10からの軽沸分はなおアクリル酸を含むため、一部又は全量がプロセス(例えば脱水塔Bの入口側)へ戻される場合もある。一方、軽沸分離塔Cの塔底からライン12を経て実質的に酢酸を含まないアクリル酸を得る。このアクリル酸は相当に純度が高いので、そのままアクリル酸エステルの製造原料として使用することもでき、場合によりライン13を経て製品とすることもある。更に高純度のアクリル酸を得るためには、ライン14を経て高沸分離塔(アクリル酸精製塔)Dに導入して高沸点物をライン15より分離除去する。これにより、精製アクリル酸をライン16,17を経て得ることができる。ライン16からの精製アクリル酸は還流槽d及びライン18を経て一部が高沸分離塔Dに還流され、残部がライン17より取り出される。ライン15からの高沸物は高沸分解反応器Eに導かれ、一部はアクリル酸としてライン19より高沸分離塔Dの入口へ戻され、分離された高沸物はライン20よりプロセス外へ取り出される。
本プロセスにおいて、重合防止剤を含有する液体はライン(1)〜(3)のいずれか1つ、又は複数のラインから供給される。
図2は、アクリル酸を製造するプロセスフロー図の他の例である。
図2のプロセスは、図1における脱水塔Bと軽沸分離塔(酢酸分離塔)Cを1塔の蒸留塔Fに纏めたプロセスであり、アクリル酸捕集塔Aからのアクリル酸水溶液は、共沸剤が添加され、蒸留塔Fに導入される。この蒸留塔Fの塔頂からは水、酢酸及び共沸剤が留出し、デカンタfで主として共沸剤からなる有機層と水及び酢酸を含む水相とに分離され、共沸剤を含む有機相は蒸留塔Fに戻され、水と酢酸は、アクリル酸捕集塔Aへ戻される。蒸留塔Fの塔底からは、実質的に酢酸を含まないアクリル酸が得られる。図2におけるその他の物質の流れは基本的に図1と同じであるため、同一機能を奏する部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
図3は、アクリル酸の捕集に溶剤を使用する、アクリル酸を製造するプロセスフロー図の他の例である。
プロピレン及び/又はアクロレインを分子状酸素含有ガスで接触気相酸化することにより得られたアクリル酸含有ガスを、ライン1を経てアクリル酸捕集塔Aに導入し、溶剤と接触させてアクリル酸含有溶液を得、このアクリル酸含有溶液をライン3より放散塔Gへ供給する。放散塔Gでは、ライン21よりガス(アクリル酸捕集塔Aの塔頂より排出されるライン2のガス、或いは、ライン2のガス中の有機物を酸化して除去した後のガス等)を供給し、塔頂から水及び酢酸を留出させ、塔底からは溶剤を含むアクリル酸を得る。放散塔Gの塔頂から留出した水および酢酸はライン22よりアクリル酸捕集塔Aに導入し、水と酢酸は最終的にアクリル酸捕集塔Aの塔頂より排出される。
放散塔Gの塔底からのアクリル酸はライン14を経て、高純度のアクリル酸を得るために高沸分離塔(アクリル酸精製塔)Dに導入し、図1における高沸分離塔Dと同様に高沸点物をライン15より分離除去し、精製アクリル酸をライン16,17を経て得る。ライン15からの高沸物は具体的には無水マレイン酸、ベンズアルデヒド等であり、高沸除去塔Hに導かれ、これら高沸点物はライン22より留出し、還流槽hより一部がライン23より戻され、残部がライン24より排出される。溶剤は高沸除去塔Hの塔底よりライン25を経て抜き出され、溶剤精製塔Kに導かれる。回収された溶剤は塔頂よりライン26を経てアクリル酸捕集塔Aに戻されるが、その一部又は大部分をライン25から直接アクリル酸捕集塔Aに返送してもよい。ライン26には、ライン27より必要に応じて溶剤が補給される。溶剤精製塔Kの塔底からはライン28を経て高沸物が分離除去される。
図4は、アクリル酸を捕集した水溶液からアクリル酸を溶剤抽出する工程を含む、アクリル酸を製造するプロセスフロー図の他の例である
図4では、プロピレン及び/又はアクロレインを分子状酸素含有ガスで接触気相酸化することにより得られたアクリル酸含有ガスを、ライン1を経てアクリル酸捕集塔Aに導入し、水と接触させてアクリル酸水溶液を得、このアクリル酸水溶液をライン3より抽出塔Tへ供給する。
抽出塔Tでは、ライン3からアクリル酸水溶液、ライン29から抽出溶剤を供給してアクリル酸を抽出溶剤へ抽出し、塔頂のライン30からアクリル酸含有溶液、塔底のライン31から酢酸等の水溶性化合物を含む抽残水を取り出す。抽残水の一部または全部はライン32を経て捕集塔Aへ送られて捕集水として再利用され、残りはライン33を経て活性汚泥や燃焼設備等の処理設備により処理される。
一方、抽出塔Tの塔頂から回収したアクリル酸含有溶液は、ライン30を通って溶剤分離塔Uに導入され、ここで抽出溶剤及び残存する軽沸分が除去される。溶剤分離塔Uの塔頂から留出した溶剤はライン29により抽出塔Tに送られ、抽出溶剤として再利用される。溶剤分離塔Uの塔底液(アクリル酸)はライン12を経て高沸分離塔Dに送られるが、以降の物質の流れは基本的に図1と同じであるため、同一機能を奏する部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
図5は、アクリル酸エステルを製造するプロセスフロー図の一例である。
ライン34からアクリル酸、ライン35からアルコール、ライン38から循環アクリル酸、ライン47から循環アルコールを、それぞれエステル化反応器Lに供給する。エステル化反応器Lには強酸性イオン交換樹脂等の触媒が充填されている。ライン36を経て、生成エステル、未反応アクリル酸、未反応アルコール、及び生成水からなるエステル化反応混合物を抜き出し、アクリル酸分離塔Mに供給する。
アクリル酸分離塔Mからライン37を経て未反応アクリル酸の実質的全量を含む塔底液を抜き出し、ライン38を経て一部を循環液としてエステル化反応器Lへ供給する。該塔底液の残部はライン39を経て高沸分解反応器Nに供給し、分解により得られた有価物はライン40を経てプロセスに循環される。循環されるプロセス内の場所は、プロセス条件によって異なる。一方、重合物等の高沸点不純物はライン41を経て系外へ排出する。また、アクリル酸分離塔Mの塔頂からは、ライン42を経て生成エステル、未反応アルコール、及び生成水が留出する。流出物の一部は還流槽m及びライン43より還流液としてアクリル酸分離塔Mに循環し、残りはライン44を経てアルコール抽出塔Qに供給する。
アルコール抽出塔Qには、ライン45よりアルコール抽出のための水が供給され、ライン46を経て回収されたアルコールを含む水はアルコール回収塔Pに供給される。回収されたアルコールはライン47を経てエステル化反応器Lに循環され、分離された水はライン48より抜き出され、その一部又は全部がアルコール抽出用の水としてライン45を経て循環される。
アルコール抽出塔Qからの粗アクリル酸エステルはライン49より軽沸分離塔Rへ供給される。軽沸分離塔Rから留出したアクリル酸エステルを含む軽沸物は、ライン50より還流槽rを経て一部がライン51より軽沸分離塔Rに還流され、残部はライン52よりプロセス内へ循環される。循環されるプロセス内の場所は、プロセス条件によって異なる。
軽沸物を除去された粗アクリル酸エステルはライン53を経てエステル精製塔Sへ供給される。エステル精製塔Sの塔頂からはライン54を経て、アクリル酸エステルが留出し、還流槽sを経て一部がライン55よりエステル精製塔Sに還流され、残部がライン56より精製アクリル酸エステルとして取り出される。エステル精製塔Sの塔底からの若干の高沸物を含む液は、通常アクリル酸を多く含むのでライン57を経て抜き出され、プロセス内へ循環される。循環されるプロセス内の場所は、プロセス条件によって異なる。
本プロセスにおいても、重合防止剤を含有する液体はライン(1)〜(3)のいずれか1つ、又は複数のラインから供給される。
なお、図1〜5の(1)〜(3)のライン等から供給される重合防止剤は以下の通りである。
本発明でいう重合防止剤とは、安定なラジカル物質、又はラジカルと付加して安定なラジカルを生成する物質、もしくは生成しやすい物質を総称するものである。場合によっては、目的に応じて、重合抑制剤、重合禁止剤、重合停止剤、重合速度低下剤等と呼称されることもあるが、本発明では、これらを重合防止剤と呼称する。
かかる重合防止剤を例示すると、ハイドロキノン、p−メトキシフェノール、ピロガロール、カテコール、レゾルシン等のフェノール化合物、第3ブチルニトロオキシド、2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン−1−オキシル、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル、4,4’,4”−トリス−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジノオキシル)フォスファイトのようなN−オキシル化合物、フェノチアジン、ビス−(α−メチルベンジル)フェノチアジン、3,7−ジオクチルフェノチアジン、ビス−(α,α’−ジメチルベンジル)フェノチアジン等のフェノチアジン類、塩化第2銅、酢酸銅、炭酸銅、アクリル酸銅、ジメチルジチオカルバミン酸銅、ジエチルジチオカルバミン酸銅、ジブチルジチオカルバミン酸銅、サリチル酸銅等の銅系化合物、酢酸マンガン等のマンガン塩化合物、p−フェニレンジアミン等のフェニレンジアミン類、N−ニトロソジフェニルアミン等のニトロソ化合物、尿素等の尿素類、チオ尿素等のチオ尿素類が挙げられる。これらの化合物は単独でも、或いは2種以上を組み合わせても使用することができる。特に好ましい重合防止剤は、重合防止効果、蒸留装置の腐食性及び蒸留装置からの廃液の処理のし易さの観点から、ハイドロキノン、フェノチアジン、N−オキシル化合物である。
本発明の運転停止方法が適用される蒸留塔は、(メタ)アクリル酸又は(メタ)アクリル酸エステルが気液平衡に関与する蒸留塔の全てであり、分離、濃縮、回収、精製等の操作を行うための蒸留塔を指す。
例えば、図1に示される脱水塔B、軽沸分離塔(酢酸分離塔)C、高沸分離塔(アクリル酸精製塔)D、図2に含まれる蒸留塔F、高沸分離塔(アクリル酸精製塔)D、図3に示される高沸分離塔(アクリル酸精製塔)D、高沸除去塔H、溶剤精製塔K、図4に示される溶剤分離塔U、高沸分離塔D、図5に示されるアクリル酸分離塔M、アルコール回収塔P、軽沸分離塔R、エステル精製塔S等がこれらに該当する。
蒸留塔としては、棚段塔、充填塔、或いはこれらの組合せ型(例えば、棚段塔と充填塔との組合せ。)等があり、溢流堰やダウンカマーの有無は区別されず、いずれも本発明で使用できる。
具体的なトレイとして、泡鐘トレイ、デュアルフロートレイ、シーブトレイ、バルブトレイ、スーパーフラッシュトレイ、マックスフラクストレイ等が挙げられる。充填物としては、円柱状、円筒状、サドル型、球状、立方体状、角錐体状等の従来から使用されているものの他、近年、高性能充填物として市販されている特殊形状を有する規則的又は不規則的な充填物も好ましく用いられる。
かかる市販品を例示すると、規則充填物として、例えば、スルーザーパッキング(スルザー・ブラザーズ社製)、住友スルーザーパッキング(住友重機械工業社製)、テクノパック(三井物産社)等のガーゼ型規則充填物、メラパック(住友重機械工業社製)、テクノパック(三井物産社)、エムシーパック(三菱化学エンジニアリング社製)等のシート型規則充填物、フレキシグリッド(コーク社製)等のグリッド型規則充填物等が挙げられる。その他、ジェムパック(グリッチ社製)、モンツパック(モンツ社製)、グッドロールパッキング(東京特殊金網社製)、ハニカムパック(日本ガイシ社製)、インパルスパッキング(ナガオカ社製)等が挙げられる。
また、不規則充填物としては、ラシヒリング、ポーリング(BASF社製)、カスケードミニリング(マストランスファー社製)、IMTP、インタロックスサドル(コーク・グリッチ社製)、テラレット(月島環境エンジニアリング社製)、フレキシリング(日揮社製)等が挙げられる。
本発明においては、このような蒸留塔において、被蒸留物である(メタ)アクリル酸類の供給を停止して蒸留塔の運転を停止する際に、蒸留塔のリボイラの加熱を停止した後、塔底液を、冷却器を通じて循環して塔底部およびリボイラを冷却することにより、蒸留塔の塔底温度を低下させた後、不活性ガスを導入して蒸留塔内を常圧に戻す。
以下において、本発明の蒸留塔の運転停止方法を適用する蒸留塔及びその付帯設備の一例を示す図6を参照して、本発明の蒸留塔の運転停止方法をより具体的に説明する。
図6の蒸留塔70は、リボイラ71と還流槽72とを備え、被蒸留物である粗アクリルモノマー(アクリル酸又はアクリル酸メチル)はライン73より蒸留塔70に導入される。蒸留塔70の塔底液はポンプ74を備えるライン75より抜き出され、リボイラ71で加熱された後ライン76より蒸留塔70の塔底に戻される。このリボイラ71には加熱用熱媒体の供給ライン77と、その送出ライン78が設けられている。
蒸留塔70の塔底液をリボイラ71に送給するライン75には、重合防止のための酸素又は空気等の酸素含有ガスを供給するためのインヒビターエア供給ライン81が接続されている。82は蒸留塔70の塔底液の抜き出しラインであり、次工程へ接続している。
さらに、蒸留塔70の塔底には運転停止後に蒸留塔内のプロセス液を抜き出すためのライン95および塔底抜出液を冷却するための冷却器(熱交換器)99が設けられている。ライン95、冷却器99、ライン97、塔底循環ポンプ94、ライン98により、塔底液の循環ラインが構成されており、冷却器99の送出ラインにブローダウン槽93が接続されている。
冷却器(熱交換器)99にて冷却された抜出液の一部または全部をライン97、循環ポンプ94、ライン98を介して蒸留塔へ戻すことで、蒸留塔底部およびリボイラを急速に冷却する。循環されない残りの抜出液はライン96を通じてブローダウン槽93に送られ、冷却終了後の塔底液も最終的にライン96を通じてブローダウン槽93に送られる。
ライン95は、運転中は図示していないバルブによって閉止されており、運転停止その他の理由により蒸留塔内のプロセス液を抜き出す必要を生じた場合のみバルブを開け、冷却および抜出操作を実施する。
一方、蒸留塔70の塔頂からの留分は、ライン83を経て冷却用熱交換器84で冷却された後還流槽72に送給され、一部が還流ライン85より蒸留塔70に戻され、残部がライン86より抜き出される。
この還流槽72には、蒸留塔内を常圧に戻すための不活性ガス供給ライン87が設けられている。また、88はベントガス冷却用熱交換器であり、ライン89からのベントガスは、冷却用熱交換器88で冷却された後、エジェクター90で減圧されライン91より排出される。92はエジェクター90へのスチーム供給ラインである。
このような蒸留設備において、リボイラの加熱用熱媒体としては、スチーム、有機熱媒体等のいずれを用いてもよい。急冷操作の際、水系の冷却用熱媒体を使用する場合は、加熱用熱媒体としてスチームを用いることが、不純物の混入の心配なく加熱用熱媒体を再利用できる点で好ましい。通常、この加熱用熱媒体の温度は100〜200℃である。
また、冷却用熱媒体としては、上水、工業用水、再冷水、ボイラー水、スチームコンデンセート水等に代表される水、海水、有機熱媒体のいかなる種類でもよく、これらの1種以上を用いることができる。この冷却用熱媒体の温度は、0〜40℃が好ましい。0℃未満或いは、40℃より高い場合でも使用できるが、0℃未満の場合は、新たにこの熱媒体を製造する必要があるので経済的に好ましくなく、40℃より高い温度の場合は、急冷のためのリボイラの伝熱面積を大きくする必要があり、経済的に好ましくない。
蒸留塔内を常圧に戻すための不活性ガスとしては、窒素ガス、炭酸ガス等を使用することができるが、窒素ガスが汎用的であり好ましい。
本発明に従って、蒸留塔の運転を停止する際の蒸留塔内の圧力は16kPa以下であることが好ましい。この圧力が16kPaより高いと、停止操作中にアクリル酸等の可燃ガスが爆発範囲となり、安全上好ましくない。好ましくは、この圧力は13kPa以下、更に好ましくは10kPa以下である。
また、塔底部の冷却操作を行う際の蒸留塔の塔底温度は、冷却器の冷却用熱媒体の沸点以下であることが好ましい。通常、再冷水等の水を冷却器の冷却用熱媒体として使用するため、冷却操作を行う際の蒸留塔の塔底温度は100℃以下であることが好ましい。
また、塔底部の冷却操作で冷却した後の蒸留塔の塔底温度は、50℃以下であることが好ましい。この温度が50℃よりも高いと、アクリル酸等の蒸気を不活性ガス雰囲気下にした際重合しやすく、また、常圧条件にした後の入槽作業のため、空気雰囲気下とした際、爆発範囲に入るため好ましくない。より好ましい急冷温度は50℃以下、特に30〜40℃である。
なお、本発明における冷却操作とは、短時間で蒸留塔内の塔底温度を低下させる操作であり、例えば、360分で蒸留塔の塔底温度を50℃以上低下させる操作、即ち、冷却速度0.15℃/分以上の操作、より具体的には、蒸留塔の運転停止操作開始、即ち、リボイラへの加熱用熱媒体の送給停止後360分以内、好ましくは150〜300分で蒸留塔の塔底温度を50℃以下、好ましくは30〜40℃に低下させる操作である。
以下に本発明の蒸留塔の運転停止方法の具体的な操作ステップを、図6の蒸留塔70の運転を停止する場合を例示して示す。
ステップ1:リボイラ71へライン77からの加熱用熱媒体の供給を停止する。リボイラへのプロセス液循環は継続する。
ステップ2:ライン73からの粗アクリルモノマーの供給を停止する。ライン85からの還流は継続する。ライン86からの塔頂液の抜き出しは停止する。
ステップ3:ライン79より冷却用熱媒体を供給し、冷却器99の冷却を開始する。次いで、(図示していない)バルブ開により塔底液を冷却しながらライン97へ送る。循環ポンプ94を起動して抜出液を蒸留塔へ循環し、塔底部およびリボイラの冷却を行う(リボイラポンプ74は起動したまま)。塔底部の液量見合いで、抜出液の一部をライン96からブローダウン槽93へ回収してもよい。この操作により、蒸留塔70の塔底液を40〜50℃まで急冷する。
ステップ4:スチームトレースを停止する。即ち、通常、アクリル酸類の蒸留の際は、蒸留塔の塔本体内側表面において、外気の影響でアクリル酸類の蒸気が凝縮するのを防止するためにスチームトレースが施されているので、これを停止する。
ステップ5:ステップ3の冷却操作開始後ただちに、還流槽72の液を全量蒸留塔70に還流する。具体的には、運転中行われている還流槽72から蒸留塔70への還流を停止することなく、この流量を増加させるか、還流槽72からの系外への抜き出しを停止することにより、蒸留塔70から蒸発し、冷却用熱交換器84で凝縮して還流槽72に流入する液を全量蒸留塔70内に返送する。
ステップ6:重合防止剤の供給を停止する。なお、重合防止剤は、蒸留塔の種類に応じて、ライン83又はライン85に供給される。
ステップ7:ライン81からのインヒビターエアの供給を停止する。
ステップ8:エジェクター90を停止し、真空ラインのバルブを閉める。
ステップ9:ライン87より還流槽72へ窒素等の不活性ガスを供給して減圧を解除し、蒸留塔70内を常圧に戻す。
ステップ10:リボイラポンプ74、循環ポンプ94を停止し、塔底部、リボイラ内、および抜出配管内に残存する液をブローダウン槽93へ回収する。
1 アクリル酸含有ガス供給ライン
2 ベントガス抜き出しライン
7 水供給ライン
10 軽沸分抜き出しライン
13 製品(アクリル酸)抜き出しライン
17 精製アクリル酸抜き出しライン
20 高沸物抜き出しライン
A アクリル酸捕集塔
B 脱水塔
C 軽沸分離塔(酢酸分離塔)
D 高沸分離塔(アクリル酸精製塔)
E 高沸分解反応器
b デカンタ
c、d 還流槽
(1)、(2)、(3) 重合防止剤供給ライン
F 蒸留塔
f デカンタ
21 ガス供給ライン
24 高沸点物抜き出しライン
27 溶剤供給ライン
28 高沸物抜き出しライン
H 高沸除去塔
K 溶剤精製塔
h 還流槽
T 抽出塔
U 溶剤分離塔
L エステル化反応器
M アクリル酸分離塔
N 高沸分解反応器
P アルコール回収塔
Q アルコール抽出塔
R 軽沸分離塔
S エステル精製塔
m、r、s 還流槽
34 アクリル酸供給ライン
35 アルコール供給ライン
40 有価物抜出ライン
41 高沸点不純物抜き出しライン
45 水供給ライン
48 水抜出ライン
56 精製アクリル酸エステル抜き出しライン
57 アクリル酸を含む高沸物抜き出しライン
70 蒸留塔
71 リボイラ
72 還流槽
73 粗アクリルモノマー導入ライン
74 リボイラポンプ
77 加熱用熱媒体供給ライン
78 加熱用熱媒体送出ライン
79 冷却用媒体供給ライン
80 冷却用媒体送出ライン
81 インヒビターエア供給ライン
82 塔底液抜き出しライン
84、88 冷却用熱交換器
86 塔頂液抜き出しライン
90 エジェクター
91 ベントガス排出ライン
92 スチーム供給ライン
93 ブローダウン槽
94 循環ポンプ
99 冷却器(熱交換器)

Claims (6)

  1. (メタ)アクリル酸類の蒸留精製を行う蒸留塔であって、リボイラを有する蒸留塔において、蒸留塔への(メタ)アクリル酸類の供給を停止して、蒸留塔の運転を停止するに際し、リボイラの加熱を停止した後、塔底液を蒸留塔に設置された冷却器を通して蒸留塔へ循環することにより、蒸留塔及びリボイラを冷却することを特徴とする蒸留塔の運転停止方法。
  2. 請求項1において、冷却器を通して塔底液を循環するラインは循環ポンプを有しており、冷却器の送出ラインにブローダウン槽が設置されていることを特徴とする蒸留塔の運転停止方法。
  3. 請求項1又は2において、蒸留塔の冷却操作により、蒸留塔の塔底温度を50℃以下とすることを特徴とする蒸留塔の運転停止方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、蒸留塔は環流槽を備えるものであって、蒸留塔の運転停止に際し、還流槽の液を蒸留塔内に供給することを特徴とする蒸留塔の運転停止方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、蒸留塔の塔底温度が50℃又はそれ以下に低下したときに、蒸留塔内に不活性ガスを供給することを特徴とする蒸留塔の運転停止方法。
  6. 請求項5において、不活性ガスが、還流槽を介して蒸留塔内に供給されることを特徴とする蒸留塔の運転停止方法。
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