JP2014144653A - 車両衝突判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コスト上昇を招くことなく、車両に生じる高周波振動に含まれるノイズや外乱に影響されずに、乗員保護機能の向上を図る。
【解決手段】SRSユニット1は、車両100に生じる高周波振動を検出する音響センサ11と、低周波振動を検出する加速度センサ12と、高周波振動を複数の周波数帯域に分割するBPF13a〜13dと、複数の異なる周波数帯域の高周波振動についてそれぞれ振動エネルギーを算出するエネルギー算出部14a〜14dと、移動速度及び移動量を算出する二次積分値算出部15及び一次積分値算出部16と、移動速度及び移動量に基づいて衝突判定閾値を設定するS−Vマップ判定部17と、算出された少なくとも1つの振動エネルギーが衝突判定閾値を超えたときに、エアバッグ2の起動が必要な衝突が発生したと判定する比較回路18及びOR回路19と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両衝突判定装置に関する。
一般的に、車両衝突時に乗員を保護するためのシステムとして、SRS(Supplemental Restraint System)エアバッグシステムが知られている。このSRSエアバッグシステムとは、車両の各部に設置された加速度センサから取得した加速度データを基に、車両衝突の発生を検知してエアバッグ等の乗員保護装置を起動するものである。
具体的には、車両中央部に設置されたSRSユニット(SRSエアバッグシステムを統括制御するECU)内に設置された加速度センサ(フロアセンサ)と、車両前部に設置された複数のフロントクラッシュセンサ(サテライトセンサ)と、を備えるSRSエアバッグシステムが開示されている(特許文献1参照)。
また、近年では、音響センサを用いて衝突時の車体変形に起因して発生する衝撃音を検出し、その検出結果を基に衝突判定を行う技術が開示されている(特許文献2参照)。
特開平10−287203号公報 特表2001−519268号公報
特許文献1の技術は、加速度センサだけでなく、車両の前部に複数のフロントクラッシュセンサも備える必要があるので、システムコストが上昇してしまう問題がある。
一方、特許文献2の技術において、音響センサにより検出される高周波振動は、車両衝突時に、自車両の損壊音だけでなく、相手車両の損壊音、ノイズ・外乱なども含んでいる。また、音響センサにより検出される高周波振動は、損壊する部分の構造や材質によって変化する。
さらに、車両衝突時に生じる高周波振動は、車両の損壊部分からSRSユニット(音響センサ)に届くまでに減衰する傾向がある。そして、高周波振動が減衰する度合いは、車体構造によって異なる。
特許文献2の技術は、上述のようにノイズや外乱などを含み、安定的ではない音響データを用いるので、高精度に衝突判定を行うことができない問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、コスト上昇を招くことなく、車両に生じる高周波振動に含まれるノイズや外乱に影響されずに、乗員保護機能の向上を図ることができる車両衝突判定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用した。
本発明の第一態様に係る車両衝突判定装置は、車両に生じる音響帯域の高周波振動と、前記音響帯域より低い帯域の低周波振動と、を検出する振動検出手段と、前記振動検出手段により検出された高周波振動を複数の周波数帯域に分割する周波数帯域分割手段と、前記周波数帯域分割手段により分割された複数の異なる周波数帯域の高周波振動について、それぞれ振動エネルギーを算出する振動エネルギー算出手段と、前記振動検出手段により検出された低周波振動に基づいて移動速度及び移動量を算出する算出手段と、移動速度及び移動量を2軸とする閾値判定用2次元マップにおいて、衝突判定閾値を、前記算出手段により算出された移動速度及び移動量に基づいて設定する衝突判定閾値設定手段と、前記振動エネルギー算出手段により算出された少なくとも1つの振動エネルギーが、前記衝突判定閾値設定手段により設定された衝突判定閾値を超えたときに、乗員保護装置の起動が必要な衝突が発生したと判定する衝突判定手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の第二態様に係る車両衝突判定装置は、第一態様において、前記衝突判定閾値設定手段は、前記算出手段により算出された移動速度及び移動量の少なくとも一方が第一所定値より小さい場合に前記衝突判定閾値を高く設定し、前記算出手段により算出された移動速度及び移動量が共に第二所定値より大きい場合に前記衝突判定閾値を低く設定することを特徴とする。
本発明の第三態様に係る車両衝突判定装置は、第一又は第二態様において、前記振動エネルギー算出手段は、前記振動検出手段により検出された高周波振動の絶対値を算出し、前記絶対値を区間積分することによって前記振動エネルギーを算出することを特徴とする。
本発明の第四態様に係る車両衝突判定装置は、第三態様において、前記振動エネルギー算出手段は、前記絶対値のうち所定周波数より低い成分を区間積分することによって前記振動エネルギーを算出することを特徴とする。
本発明によれば、コスト上昇を招くことなく、車両に生じる高周波振動に含まれるノイズや外乱に影響されずに、乗員保護機能の向上を図ることができる。
SRSエアバッグシステムの全体構成(a)及び要部構成を示すブロック図(b)である。 エネルギー算出部の構成(a)及び変形例の構成(b)を示すブロック図である。 S−V2次元マップにおいて衝突判定閾値の設定について説明する図である。 各周波数帯域のエネルギー量と設定された閾値とを比較する状態を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1(a)は、本実施形態のSRSエアバッグシステムの全体構成図である。
本実施形態におけるSRSエアバッグシステムは、車両100の中央部に設置されたSRSユニット1(車両衝突判定装置)と、車両100の運転席及び助手席にそれぞれ設置されたエアバッグ2(乗員保護装置)と、を備えている。
SRSユニット1は、内蔵する音響センサ11(高周波振動検出手段)及び加速度センサ12(低周波振動検出手段)の出力信号に基づいて、車両100に前面衝突が発生したか否かの判定(衝突判定)を行い、その衝突判定結果に応じてエアバッグ2の起動制御を行うECU(Electronic Control Unit)である。
エアバッグ2は、SRSユニット1からの点火信号に応じて展開し、車両100の前面衝突により乗員が前方に2次衝突することで負う傷害を軽減する乗員保護装置である。
車両100には、エアバッグ2の他、サイドエアバッグ等の乗員保護装置も設けられているが、図1(a)では図示を省略している。
図1(b)は、本実施形態におけるSRSユニット1の要部構成を示すブロック図である。
SRSユニット1は、音響センサ11、加速度センサ12、バンドパスフィルタ13(周波数帯域分割手段)、エネルギー算出部14(振動エネルギー算出手段)、二次積分値算出部15(算出手段)、一次積分値算出部16(算出手段)、S−Vマップ判定部17(衝突判定閾値設定手段)、比較回路18(衝突判定手段)、OR回路19(衝突判定手段)と、を備えている。
以下、バンドパスフィルタ13をBPF13という。
音響センサ11は、SRSユニット1に内蔵された振動センサであり、車両100の長さ方向(図中のX軸方向)に生じる音響帯域の高周波振動を検出し、その検出結果を音響データS(t)としてBPF13(13a,13b,13c,13d)にそれぞれ出力する。
具体的に、この音響センサ11は、周波数帯域1kHz〜20kHzの振動(構造音響)を検出する。この音響センサ11から得られる音響データS(t)は、衝突によって車両100が変形(損壊)する特徴をよく捉えたものである。
加速度センサ12は、SRSユニット1に内蔵された振動センサであり、車両100の長さ方向(図中のX軸方向)に生じる、音響センサ11によって検出される高周波振動より低い帯域の低周波振動を検出し、その検出結果を加速度データG(t)として二次積分値算出部15及び一次積分値算出部16へ出力する。
具体的に、加速度センサ12は、周波数帯域0Hz〜400Hzの振動を検出する。この加速度センサ12から得られる加速度データは、衝突によって車両100に生じるX軸方向の減速度をよく捉えたものである。
このように、音響センサ11及び加速度センサ12は、共に振動を検出する振動センサに属するものであるが、検出対象振動の周波数帯域が異なる。一般的に、加速度センサ12は、周波数帯域0Hz〜400Hzの低周波振動を検出し、音響センサ11は、周波数帯域1kHz〜20kHz(音響帯域)の高周波振動を検出する。
なお、音響センサ11及び加速度センサ12は、図1(a)に示すように、SRSユニット1内にそれぞれ別個に設けられてもよいし、SRSユニット1内の1つのセンサセルに内蔵されてもよい。
BPF13(13a,13b,13c,13d)は、音響センサ11から入力された音響データS(t)をエネルギー算出部14(14a,14b,14c,14d)へ出力する。
具体的には、BPF13aは、音響センサ11から入力された音響データS(t)のうち、周波数帯域が1〜5kHzの音響データS(t)をエネルギー算出部14aへ出力する。BPF13bは、音響センサ11から入力された音響データS(t)のうち、周波数帯域が6〜10kHzの音響データS(t)をエネルギー算出部14bへ出力する。BPF13cは、音響センサ11から入力された音響データS(t)のうち、周波数帯域が11〜15kHzの音響データS(t)をエネルギー算出部14cへ出力する。BPF13dは、音響センサ11から入力された音響データS(t)のうち、周波数帯域が16〜20kHzの音響データS(t)をエネルギー算出部14dへ出力する。
車両衝突時には、音響帯域上の複数の(狭い)周波数帯域において、周波数変動が生じる。また、この周波数変動は、損壊部分の構造・材質によって異なり、一意的に決まるものでない。一方、音響センサ11が検出できる周波数帯域は1〜20kHzと広範囲である。このため、音響センサ11は、車両衝突時には、様々な周波数変動が重畳され、さらにノイズや外乱が含まれた高周波振動を検出して、音響データS(t)を出力する。
そこで、BPF13a,13b,13c,13dは、音響センサ11から出力された音響データS(t)を複数の周波数帯域に分割する。これにより、ある周波数帯域には外乱等が含まれても、他の周波数帯域にはその外乱等が含まれず、車両衝突時の特徴である周波数変動が現れる。つまり、1〜20kHzの中の複数の周波数帯域のいずれかには、外乱や他の周波数成分が含まれない、車両衝突時に特徴的な周波数変動が現れる。そこで、この周波数変動を検出すれば、高精度の車両衝突判定が可能になる。
エネルギー算出部14(14a,14b,14c,14d)は、BPF13(13a,13b,13c,13d)から入力される音響データS(t)のエネルギー量Eをそれぞれ算出し、算出したエネルギー量Eをそれぞれ比較回路18(18a,18b,18c,18d)へ出力する。
例えば、エネルギー算出部14は、図2(a)に示すように、絶対値算出部14x及び区間積分部14yを備えている。絶対値算出部14xは、BPF13から入力される音響データS(t)の絶対値|S(t)|を算出し、その算出した絶対値|S(t)|を区間積分部14yへ出力する。区間積分部14yは、絶対値算出部14xから入力される絶対値|S(t)|を区間積分することでエネルギー量Eを算出し、その算出したエネルギー量Eを比較回路18へ出力する。
なお、図2(b)に示すように、絶対値算出部14x及び区間積分部14yに加えてエンベロープ出力部14zを設けても良い。このエンベロープ出力部14zは、絶対値算出部14xから入力される音響データの絶対値|S(t)|のエンベロープ|Se(t)|を出力する。このようなエンベロープ出力部14zとしては、例えばカットオフ周波数が400Hzに設定されたローパスフィルタを用いることができる。この場合、区間積分部14yは、エンベロープ出力部14zから入力されるエンベロープ|Se(t)|を区間積分することでエネルギー量Eを算出する。
二次積分値算出部15は、加速度センサ12から入力される加速度データG(t)を二次積分(区間積分)することで移動量Sを算出し、その算出結果をS−Vマップ判定部17に出力する。一次積分値算出部16は、加速度センサ12から入力される加速度データG(t)を一次積分(区間積分)することで速度Vを算出し、その算出結果をS−Vマップ判定部17に出力する。
図3は、S−Vマップ判定部17において用いられるS−V2次元マップを示す図である。S−V2次元マップは、速度Vを縦軸、移動量Sを横軸とし、高閾値H−th領域、中閾値M−th領域、低閾値L−th領域に分けられる。なお、図3におけるS−V2次元マップの3つの領域の分け方は一例に過ぎず、これに限定されない。
ここで、高閾値H−th領域は、速度及び移動量の少なくとも一方が所定値より小さい領域にある。その理由は、速度及び移動量の少なくとも一方が所定値より小さい場合は、エアバッグ2を起動させる必要があるほどの衝突が発生したとは考えられず、エアバッグ2を簡単に起動させないために、衝突判定閾値を高閾値H−thに設定する必要があるからである。
一方、低閾値L−th領域は、速度及び移動量が共に所定値より大きい領域にある。その理由は、速度及び移動量が共に所定値より大きい場合は、エアバッグ2を起動させる必要があるほどの衝突が発生したと考えられ、エアバッグ2を早く起動させるために、衝突判定閾値を低閾値L−thに設定する必要があるからである。なお、中閾値M−th領域は、高閾値H−th領域と低閾値L−th領域の間の領域にある。
そこで、S−Vマップ判定部17は、上述したS−V2次元マップを用いて、二次積分値算出部15及び一次積分値算出部16からそれぞれ出力された速度及び移動量がどの領域にあるかを判定し、その領域に基づいて、衝突判定閾値を高閾値H−th、中閾値M−th、低閾値L−thのいずれかに設定する。
S−Vマップ判定部17は、時間変化と共に速度及び移動量が変化したときは、変化後の速度及び移動量に基づいて衝突判定閾値を再度設定し、設定した衝突判定閾値を比較回路18(18a,18b,18c,18d)へそれぞれ出力する。
比較回路18(18a,18b,18c,18d)は、エネルギー算出部14(14a,14b,14c,14d)から入力されるエネルギー量Eと、S−Vマップ判定部17から出力された閾値th(H−th,M−th,L−thのいずれか1つ)とを比較する。比較回路18は、エネルギー量Eが閾値thを超えたときは論理値「1」(真値)をOR回路19へ出力し、エネルギー量Eが閾値thを超えていないときは論理値「0」(偽値)をOR回路19へ出力する。
OR回路19は、比較回路18(18a,18b,18c,18d)から入力される論理値を用いて論理和を演算し、演算結果である論理値(真値又は偽値)を衝突判定結果として出力する。OR回路19から出力される論理値「1」はエアバッグ2の起動を必要とする衝突が発生したことを示す衝突判定結果であり、論理値「0」はエアバッグ2の起動を必要とする衝突は発生していないことを示す衝突判定結果である。
図4は、各エネルギー算出部14から出力される周波数帯域毎のエネルギー量Eと衝突判定閾値とを比較する状態を説明する図である。衝突判定閾値は、時間経過と共に、高閾値H-th、中閾値M-th、低閾値L-th、高閾値H-thに順次設定されている。
飛び石などによる単なる局所打撃音があった場合、速度及び移動量の少なくとも一方の値は小さいので、S−Vマップ判定部17は、衝突判定閾値を高閾値H-thに設定する。このため、エネルギー量は衝突判定閾値を簡単に超えなくなり、エアバッグ2を起動させる必要がある衝突が発生したとは判定されない。
一方、車両が大きく変形するほどの激しい車両衝突があった場合、速度及び移動量の値は共に大きくなるので、S−Vマップ判定部17は、衝突判定閾値を低閾値L-thに設定する。このため、エネルギー量は衝突判定閾値を超えるようになり、エアバッグ2を起動させる必要がある衝突が発生したと判定される。
以上のように、本実施形態のSRSユニット1は、音響センサ11により検出された高周波振動を複数の周波数帯域に分割して、各周波数帯域のエネルギー量の少なくとも1つが衝突判定閾値を超えたときに、エアバッグ2の起動に必要な車両衝突が発生したと判定する。
これにより、SRSユニット1は、車両衝突によって所定の(狭い)周波数帯域に現れる周波数変動を検出することができるので、外乱や他の周波数成分の影響を受けることなく、高精度な車両衝突判定を行うことができる。
さらに、SRSユニット1は、車両100の速度及び移動量に応じて衝突判定閾値を高閾値、中閾値、低閾値にそれぞれ設定できる。この結果、SRSユニット1は、単なる局部打撃音が発生した(車両の減速変化が少ない)場合は、エアバッグ2の起動が不要であると判定でき、車両が大きく変形する程の大きな音が発生した(車両の減速変化が大きい)場合は、エアバッグ2の起動が必要であると判定することができる。
つまり、本実施形態のSRSユニット1は、エアバッグ2の起動を必要とする衝突(車体が大きく変形・損壊等するような高速オフセット衝突)と、エアバッグ2の起動が不要な衝突(単なる局所打撃などの低速オフセット衝突)とを、正確に判定することができる。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において変更可能であることは勿論である。
例えば、音響センサ11により検出された高周波振動の周波数帯域毎の分割の仕方は、上記実施形態に限定されない。つまり、各周波数帯域は、上記実施形態より広い範囲でもよいし、狭い範囲でもよい。
また、周波数帯域の分割数は、上記実施形態の4つに比べて少なくてもよいが、ECUであるSRSユニット1の処理能力の許す限り多くするのが好ましい。これにより、車両衝突時の特徴が現れる周波数帯域を絞り込むことが可能になり、より高精度な車両衝突判定が可能になる。なお、BPF13は、周波数帯域の範囲、分割数に応じて用意すればよい。
また、音響センサ11及び加速度センサ12の検出対象振動の周波数帯域は上述した実施形態に限定されず、車両100の構造や要求される乗員保護性能に応じて適宜設定すれば良い。つまり、高周波振動の周波数帯域は、前面衝突によって車両100が変形(損壊)する特徴(構造音響)を捕捉可能であれば良く、低周波振動の周波数帯域は、前面衝突によって車両100に生じる減速度を捕捉可能であれば良い。
1…SRSユニット(車両衝突判定装置)、 2…エアバッグ(乗員保護装置)、 11…音響センサ(振動検出手段)、 12…加速度センサ(振動検出手段)、 13(13a,13b,13c,13d)…BPF(周波数帯域分割手段)、 14(14a,14b,14c,14d)…エネルギー算出部(振動エネルギー算出手段)、 15…二次積分値算出部(算出手段)、 16…一次積分値算出部(算出手段)、 17…S−Vマップ判定部(衝突判定閾値設定手段)、 18(18a,18b,18c,18d)…比較回路(衝突判定手段)、 19…OR回路(衝突判定手段)、 100…車両

Claims (4)

  1. 車両に生じる音響帯域の高周波振動と、前記音響帯域より低い帯域の低周波振動と、を検出する振動検出手段と、
    前記振動検出手段により検出された高周波振動を複数の周波数帯域に分割する周波数帯域分割手段と、
    前記周波数帯域分割手段により分割された複数の異なる周波数帯域の高周波振動について、それぞれ振動エネルギーを算出する振動エネルギー算出手段と、
    前記振動検出手段により検出された低周波振動に基づいて移動速度及び移動量を算出する算出手段と、
    移動速度及び移動量を2軸とする閾値判定用2次元マップにおいて、前記算出手段により算出された移動速度及び移動量に基づいて衝突判定閾値を設定する衝突判定閾値設定手段と、
    前記振動エネルギー算出手段により算出された少なくとも1つの振動エネルギーが、前記衝突判定閾値設定手段により設定された衝突判定閾値を超えたときに、乗員保護装置の起動が必要な衝突が発生したと判定する衝突判定手段と、
    を備えたことを特徴とする車両衝突判定装置。
  2. 前記衝突判定閾値設定手段は、前記算出手段により算出された移動速度及び移動量の少なくとも一方が第一所定値より小さい場合に前記衝突判定閾値を高く設定し、前記算出手段により算出された移動速度及び移動量が共に第二所定値より大きい場合に前記衝突判定閾値を低く設定することを特徴とする請求項1に記載の車両衝突判定装置。
  3. 前記振動エネルギー算出手段は、前記振動検出手段により検出された高周波振動の絶対値を算出し、前記絶対値を区間積分することによって前記振動エネルギーを算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両衝突判定装置。
  4. 前記振動エネルギー算出手段は、前記絶対値のうち所定周波数より低い成分を区間積分することによって前記振動エネルギーを算出することを特徴とする請求項3に記載の車両衝突判定装置。
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