JP2014143874A - デジタル制御電源装置およびデジタル制御演算方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の周波数値の組み合わせからなる周波数変化パターンを繰り返し出力する周波数変化装置3と、それに従ったスイッチング周波数でスイッチング素子2のオン・オフ制御を行う制御器4とを備え、好適なスイッチングノイズのピーク値低減効果を得られるよう周波数変化パターンの繰り返し周波数fmとスイッチング周波数の最大値および最小値の差Δfとを設定し、fmまたはΔfを他の電子機器を使用する際の前記電子機器の動作周波数feに応じて変更する。
【選択図】図1
Description
以下、本発明の実施の形態1に係るデジタル制御電源装置について説明する。実施の形態1では、本発明のデジタル制御電源装置を、AC−DCコンバータに適用した実施形態を例に挙げて説明する。
図3に示すように、スイッチングノイズのスペクトルは繰り返し周波数fm毎にピークをもって分散する。そのため、繰り返し周波数fmをfm>RBWとなるように設定すれば、fm毎に分散した各成分が同一周波数成分として測定されることを避けることができる。よって、fm>RBWとすることで、スペクトルアナライザでの測定において、好適なスイッチングノイズのピーク値低減効果を得ることができる。
すなわち、n次高調波成分に対するスペクトル拡散指数βnはβn=n×βであらわすことができ、図4に示すように、次数が高い高調波成分ほどスペクトル拡散効果が大きくなる。したがって、n次高調波成分に対してノイズピークを低減させるために、βnを指標として、βnが規定値A以上となるよう、fm>RBWとして設定しつつ、Δfを設定する。つまり、βn>規定値Aとするために、n×β=n×Δf/fm=n×Δf×Tf>規定値Aとすればよく、ΔfをΔf>規定値A/(n×Tf)を満たす最低限の値に設定する。これにより、所望の周波数帯域でスイッチングノイズのピーク値低減効果が得られる最低限のΔfを設定するため、スイッチング周波数の変化による制御器4の処理負荷の増加を最低限に抑えることができる。
上記の実施の形態1では、スイッチングノイズのスペクトルを拡散させたノイズピークが、他の電子機器を使用する際の電子機器の動作周波数feに重畳する場合、fmとΔfの少なくとも1つを変更したが、本実施の形態2では、スイッチング素子2の温度Tが所定値以上の場合、Δfを変更する例について説明する。
上記の実施の形態1では、スイッチングノイズのスペクトルを拡散させたノイズピークが、他の電子機器を使用する際の電子機器の動作周波数feに重畳する場合、fmとΔfの少なくとも1つを変更したが、本実施の形態3では、スイッチング素子2のスイッチングによる電流のリップルが所定値以上の場合、Δfを変更する例について説明する。
上記の実施の形態1〜3では、制御器4は、演算周期Tcで2回スイッチング制御を実施したが、演算周期Tcで2回以上のk回(k:2以上の整数)スイッチング制御を実施してもよい。本実施の形態4では、演算周期Tcで、2回以上のk回(k:2以上の整数)スイッチング制御を実施する例について説明する。
上記の実施の形態1〜4において、「第1のパターン」および「第2のパターン」が出力される時間を制御器4の演算周期Tcと一致するよう設定したが、「第1のパターン」および「第2のパターン」が出力される時間と制御器4の演算周期Tcとが異なるよう設定してもよい。
上記の実施の形態1〜5では、周波数変化パターンは「第1のパターン」と「第2のパターン」の2種類のパターンにより構成したが、周波数変化パターンは、図6に示すように、1種のパターンから構成し、かつ、当該1種類のパターンから構成される周波数変化パターンの周期Tf内で、周波数値の変化が、単調増加から単調減少に移行する回数が1回以下、または、単調減少から単調増加に移行する回数が1回以下となるよう構成してもよい。本実施の形態6では、そのような例について説明する。
Claims (10)
- 制御対象のスイッチング素子のスイッチング制御を行うための、複数の周波数値を含む周波数変化パターンを繰り返し出力する周波数変化装置と、
前記周波数変化装置の出力する前記周波数変化パターンに基づくスイッチング周波数で前記スイッチング素子をオン・オフする制御器と
を備えたデジタル制御電源装置であって、
前記周波数変化パターンの繰り返し周波数fmと、
前記スイッチング周波数の最大周波数と最小周波数の差Δfの
少なくとも一つは、
他の電子機器を使用する際の前記電子機器の動作周波数feに応じて変更する
デジタル制御電源装置。 - 前記複数の周波数値を含む周波数変化パターンにおける周波数の時間平均をキャリア周波数fcとしたとき、
前記fmと前記Δfの少なくとも一つは、
前記fcのi次高調波成分によって規定される周波数i×fcおよび
前記fmのj次高調波成分によって規定される周波数j×fmから
算出されるi×fc±j×fmと、
前記feとの差分が
所定値以上となるように変更する
請求項1に記載のデジタル制御電源装置。 - 制御対象のスイッチング素子のスイッチング制御を行うための、複数の周波数値を含む周波数変化パターンを繰り返し出力する周波数変化装置と、
前記周波数変化装置の出力する前記周波数変化パターンに基づくスイッチング周波数で前記スイッチング素子をオン・オフする制御器と
を備えたデジタル制御電源装置であって、
前記スイッチング周波数の最大周波数と最小周波数の差Δfは、
前記スイッチング素子の温度Tに応じて変更する
デジタル制御電源装置。 - 制御対象のスイッチング素子のスイッチング制御を行うための、複数の周波数値を含む周波数変化パターンを繰り返し出力する周波数変化装置と、
前記周波数変化装置の出力する前記周波数変化パターンに基づくスイッチング周波数で前記スイッチング素子をオン・オフする制御器と
を備えたデジタル制御電源装置であって、
前記スイッチング周波数の最大周波数と最小周波数の差Δfは、
前記スイッチング素子のスイッチングによる電流のリップルに応じて変更する
デジタル制御電源装置。 - 前記周波数変化パターンは、
前記複数の周波数値が単調増加及び/または単調減少するものであって、
前記複数の周波数値が単調増加から単調減少へ移行する回数または単調減少から単調増加へ移行する回数が1回以下となるように設定されている
請求項1から4までのいずれか1項に記載のデジタル制御電源装置。 - 前記周波数変化パターンは、
前記複数の周波数値の出力する順序を、所定順に設定した第1のパターンと、
前記複数の周波数値の出力する順序を、前記所定順と逆順に設定した第2のパターンとを、
それぞれ1回ずつ含む
請求項1から5までのいずれか1項に記載のデジタル制御電源装置。 - 前記第1のパターンおよび前記第2のパターンは、それぞれ、k種類の周波数値(k≧2)を1回ずつ含む
請求項6に記載のデジタル制御電源装置。 - 前記制御器は、前記スイッチング素子のオン・オフ比の演算を行い、前記制御器のオン・オフ比の演算周期の整数倍と、前記周波数変化パターンの周期とが一致する
請求項1から7までのいずれか1項に記載のデジタル制御電源装置。 - 前記周波数変化パターンの周期を、前記周波数変化パターンの繰り返し周波数が前記スイッチング素子のオン・オフにより発生するノイズを測定する受信機の分解能帯域幅以上となるように設定する
請求項1から8までのいずれか1項に記載のデジタル制御電源装置。 - 制御対象のスイッチング素子のスイッチング制御を行うための、複数の周波数値を含む周波数変化パターンを繰り返し出力する周波数パターン出力ステップと、
前記周波数変化パターンに基づくスイッチング周波数で前記スイッチング素子をオン・オフするスイッチング制御ステップと
を備え、
前記スイッチング素子のスイッチングノイズのスペクトルを拡散させたノイズピークが他の電子機器の動作周波数に重畳する場合、または、前記スイッチング素子の温度が所定温度以上の場合、または、前記スイッチング素子のスイッチングによる電流のリップルが所定値以上の場合、前記周波数変化パターンの繰り返し周波数fmと前記スイッチング周波数の最大周波数と最小周波数の差Δfの少なくとも一つを変更する
デジタル制御演算方法。
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