JP2014143305A - 半導体装置の実装構造および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の実装構造および半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014143305A
JP2014143305A JP2013011070A JP2013011070A JP2014143305A JP 2014143305 A JP2014143305 A JP 2014143305A JP 2013011070 A JP2013011070 A JP 2013011070A JP 2013011070 A JP2013011070 A JP 2013011070A JP 2014143305 A JP2014143305 A JP 2014143305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor element
bump
barrier layer
mounting substrate
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013011070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5894092B2 (ja
Inventor
Yuta Shiratori
悠太 白鳥
Norihide Kayao
典秀 柏尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2013011070A priority Critical patent/JP5894092B2/ja
Publication of JP2014143305A publication Critical patent/JP2014143305A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5894092B2 publication Critical patent/JP5894092B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

【課題】半導体素子の破損や特性の劣化を防ぐとともにより確実に取り付けることができる半導体装置の実装構造および製造方法を提供する。
【解決手段】実装基板1に形成された凹型バンプ16と半導体素子2に形成された凸型バンプ27とにより、低融点はんだを介して実装基板1と半導体素子2との電極部11,21が接合される。これにより、高温にしたり高荷重をかけたりすることなく実装基板1に半導体素子2を取り付けることができるので、結果として、半導体素子2の破損や劣化を防ぐことができる。また、低融点はんだがバリア層14とバンプポスト23の他端部の上面および側面を被覆するバリア層25とを接続することにより、低融点はんだの接触面積が大きくなるので、接合時の加熱により生じる熱応力に耐えうる接合強度が得られるため、結果として、実装基板1に半導体素子2をより確実に取り付けることができる
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置の実装構造および製造方法に関し、特に、フリップチップ方式により実装基板上に半導体素子を実装する半導体装置の実装構造および製造方法に関するものである。
近年、光通信の分野においては、通信容量の増大に対応するため、増幅器等に用いられる半導体高周波回路に高速動作が要求されている。このため、種々の信号多重化技術を組み合わせることにより通信容量の増大が図られているが、この結果として光送受信機等を構成する回路素子数も増大してしまうので、小型化も要求されている。このような要求を受けて、近年の高周波半導体素子では、パッケージレベルでの小型化が検討されている。そこで、高周波半導体素子のパッケージにおける実装基板への半導体素子の実装は、従来ではそれぞれの電極パッド間をワイヤで結線するワイヤボンディング方式により行われていたが、近年ではフリップチップ方式が採用されるようになっている(例えば、非特許文献1参照。)。
フリップチップ方式は、図5Aに示すように、実装基板510上に、バンプ530を介して半導体素子520を実装するものである。この実装は、次のように行われる。
まず、実装基板510および半導体素子520を用意する。実装基板510は、上面に形成された配線の電極部511と、この電極部511を含む実装基板510上面を覆う保護層512と、電極部511が露出する保護層512の開口に形成された電極パッド513とを備えている。半導体素子520は、上面に形成された配線の電極部521と、この電極部521を含む実装基板510上面を覆う保護層522と、電極部521が露出する保護層522の開口に形成された電極パッド523とを備えている。また、この電極パッド523上には、凸型または球形の金属の電極からなるバンプ530が形成されている。
実装基板510と半導体素子520を用意すると、これらを高温下に置いた上で、図5Bに示すように、実装基板510と半導体素子520とを互いの上面が対向する状態に配置し、半導体素子520を実装基板510に向かって押圧して、バンプ530を実装基板510上の電極パッド513に加熱圧着する。これにより、バンプ530によって電極パッド513と電極パッド523とが接合され、図5Aに示すように、実装基板510上に半導体素子520が実装された状態となる。なお、図5Aにおいては、実装基板510と半導体素子520との実装強度を高めるために、これらの間に有機アンダーフィル材540を注入して硬化させている。
ワイヤボンディング方式では、構造上、半導体素子の外周部分でしか実装基板と結線することができないが、フリップチップ方式では、半導体素子上にバンプを形成して結線するため、半導体素子を小型化することが可能となり、結果として、パッケージを小型化することができる。また、電極パッド間の配線長についても、フリップチップ方式は、ワイヤボンディング方式よりも短くできるので、寄生成分も低減することができる。例えば、半導体素子に形成される機能回路の寸法を一辺2mm以下とした場合、配線寸法とバンプを形成するレイアウトの自由度を考慮すると、少なくとも幅が50μm以下の微細なバンプを形成することにより、半導体素子のパッケージの小型化を実現することができる。
このような微細なバンプを形成する場合、バンプ530の材料には、電極パッド513,423と同等の材料であるAu、Cu等の高融点金属、または、SnAuやSnAgCu等の低融点はんだが用いられる。
高融点金属を用いる場合には、バンプ530に対して400℃程度の高温でかつ100MPa以上の高荷重を印加して、バンプの金属を拡散、塑性変形させるいわゆる拡散接合が行われている。
一方、低融点はんだを用いる場合には、バンプを200℃〜300℃程度に加熱することでバンプを溶融させるいわゆる溶融接合が行われている。
K. Onodera et al. , "Novel Flip-Chip Bonding Technology for W-Band Interconnections Using Alternate Lead-Free Solder Bumps", IEEE Microwave and Wireless Components Letters, Vol.12, No.10, 2002.
しかしながら、上述した材料により微細なバンプにより実装しようとすると、次のような問題が生じていた。
高融点金属を用いた場合には、接合部が熱疲労耐性やクリープ耐性に優れた高融点金属から構成されるので、高い接合強度を得ることができるが、接合時に100MPa程度の高い加重がバンプに加わるため、半導体素子が破損してしまう恐れがある。また、300〜400℃以上の高温で接合するため、この熱の影響により半導体素子の特性が劣化する恐れもある。特に、半導体素子として化合物半導体素子を用いた場合には、シリコン基板よりも機械的強度および熱耐性が低いので、破損したり、特性が劣化したりする可能性が高い。
一方、低融点はんだを用いた場合には、バンプを溶融させて接合するので、高融点金属を用いた場合と比較して、温度および荷重を低くできるために破損や特性の劣化を防ぐことができるが、実装基板に半導体素子が取り付けられないことがあった。この理由は以下の通りである。
実装基板と半導体素子とは、材料が異なるとともに回路や配線等の様々な加工されているので、熱膨張係数が異なっており、接合する際の加熱によって接合部に熱応力が生じる。例えば、バンプの径が100μm以上と大きい場合は、接合部が十分な接触面積を有するため熱応力の影響に耐え得るが、微細なバンプを形成する場合には、接合部の接触面積が小さくなるために熱応力の影響が無視できなくなり、バンプが剥がれたり破損したりしてしまい、実装基板に半導体素子が取り付けられないことがあった。
そこで、本発明は上述したような課題を解決するためになされたものであり、半導体素子の破損や特性の劣化を防ぐとともに実装基板に半導体素子をより確実に取り付けることができる半導体装置の実装構造および製造方法を提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明に係る半導体装置の実装構造は、実装基板の上面に形成された電極部と、半導体素子の上面に形成された電極部とを電気的に接続した状態で、実装基板上に半導体素子を取り付けた半導体装置の実装構造であって、半導体素子および実装基板のうちの一方の電極部上に一端が接続された高融点金属からなる柱状のバンプポスト、および、このバンプポストの他端部の上面および側面を被覆した第1のバリア層を有する凸型バンプと、半導体素子および実装基板のうちの他方の電極部上に形成された第2のバリア層、および、この第2のバリア層と凸型バンプの第1のバリア層により被覆された上面および側面とを接続する低融点はんだからなるはんだ部材を有する凹型バンプとを備えたことを特徴とするものである。
上記半導体装置の実装構造において、実装基板上面および半導体素子上面にそれぞれ形成されて、互いを接続する接着層をさらに備え、半導体素子および実装基板のうちの一方に形成された接着層は、第1のバリア層におけるバンプポストの一端側を被覆し、半導体素子および実装基板のうちの他方に形成された接着層は、第2のバリア層のはんだ部材が接続される面と反対側の面を被覆するようにしてもよい。
また、上記半導体装置の実装構造において、接着層から露出した凸型バンプの体積とはんだ部材の体積の和は、第2のバリア層の内部空間の体積以下とし、接着層表面からの凸型バンプの高さは、第2のバリア層の内部空間の深さと内部空間に含まれる低融点はんだの厚さの差よりも大きくし、第2のバリア層の内部空間の幅と凸型バンプの幅との差は、所定の値以上とするようにしてもよい。
また、上記半導体装置の実装構造において、第1のバリア層および第2のバリア層は、タングステンまたはタングステン化合物を含むようにしてもよい。
また、本発明に係る半導体装置の製造方法は、実装基板の上面に形成された電極部と、半導体素子の上面に形成された電極部とを電気的に接続した状態で、実装基板上に半導体素子を取り付けた半導体装置の製造方法であって、半導体素子および実装基板のうちの一方の電極部上に一端が接続された高融点金属からなる柱状のバンプポスト、および、このバンプポストの他端部の上面および側面を被覆した第1のバリア層を有する凸型バンプと、半導体素子および実装基板のうちの他方の電極部上に形成された第2のバリア層、および、この第2のバリア層と凸型バンプの第1のバリア層により被覆された上面および側面とを接続する低融点はんだからなるはんだ部材を有する凹型バンプとを対向させて、実装基板と半導体素子とを低融点はんだの融点に加熱した上で圧着することを特徴とするものである。
本発明によれば、半導体素子および実装基板のうちの一方の電極部上に一端が接続された高融点金属からなる柱状のバンプポスト、および、このバンプポストの他端部の上面および側面を被覆した第1のバリア層を有する凸型バンプと、半導体素子および実装基板のうちの他方の電極部上に形成された第2のバリア層、および、この第2のバリア層と凸型バンプの第1のバリア層により被覆された上面および側面とを接続する低融点はんだからなるはんだ部材を有する凹型バンプと設け、低融点はんだを介して両者を接合する。これにより、高温にしたり高荷重をかけたりすることなく実装基板に半導体素子を取り付けることができるので、結果として、半導体素子の破損や劣化を防ぐことができる。また、低融点はんだが第2のバリア層と凸型バンプの第1のバリア層により被覆された上面および側面とを接続することにより、接触面積が大きくなるので、結果として、実装基板に半導体素子をより確実に取り付けることができる。
図1は、本実施の形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 図2Aは、実装基板の製造方法を説明するための断面図である。 図2Bは、実装基板の製造方法を説明するための断面図である。 図2Cは、実装基板の製造方法を説明するための断面図である。 図2Dは、実装基板の製造方法を説明するための断面図である。 図2Eは、実装基板の製造方法を説明するための断面図である。 図2Fは、実装基板の製造方法を説明するための断面図である。 図3Aは、半導体素子の製造方法を説明するための断面図である。 図3Bは、半導体素子の製造方法を説明するための断面図である。 図3Cは、半導体素子の製造方法を説明するための断面図である。 図3Dは、半導体素子の製造方法を説明するための断面図である。 図3Eは、半導体素子の製造方法を説明するための断面図である。 図4は、半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 図5Aは、従来のフリップチップ方式の半導体装置の構成を示す断面図である。 図5Bは、図5Aの半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<半導体装置の構成>
図1に示すように、本実施の形態に係る半導体装置は、実装基板1と、この実装基板1上に実装された半導体素子2とから構成される。なお、図1では、便宜上、半導体装置の一部を示している。
実装基板1は、基板本体11と、この基板本体11上に形成された電極部12と、この電極部12を含む基板本体11上面に形成された接着層13と、この接着層13に形成された開口部13aから露出した電極部12を含む基板本体11上面および開口部13aの内面を被覆したバリア層14と、このバリア層14内に収容されたはんだ部材15とを備えている。ここで、バリア層14とはんだ部材15は、凹型バンプ16を構成している。
基板本体11は、セラミクス、ガラス、シリコン等からなる公知の基板からなる。このような基板11には、機能回路(図示せず)や配線(図示せず)が形成されている。
電極部12は、基板本体11上に形成された平面視略矩形や円形の板状の部材からなり、基板本体11上に形成された配線に接続されている。このような電極部12は、AuやCuなどから構成される。
接着層13は、ベンゾシクロブテン(BCB)やポリイミドなどの有機樹脂から構成される。このような接着層13には、平面視略矩形や円形の開口部13aが形成されており、この開口部13a内には、電極部12が露出している。
バリア層14は、断面視略凹字状の上面が開口した筺状に形成されている。このようなバリア層14は、本実施の形態において、バリア層14は、電極部12側からW層、Ti層、Au層が順番に積層されたW/Ti/Auの三層構造となっている。
はんだ部材15は、例えば、SnAu、SnAg、SnAgCu、SnZn、SnIn等の低融点はんだから構成される。このようなはんだ部材15は、バリア層14と後述する半導体素子2のバリア層25との間に配置されて、それぞれに接合されることにより、それらを物理的かつ電気的に接続している。
半導体素子2は、素子本体21と、この素子本体21上に形成された配線の電極部22と、一端が電極部22上に接続された高融点金属からなる柱状のバンプポスト23と、電極部22を含む素子本体21上およびバンプポスト23の他端部を覆う保護層24と、この保護層24から露出したバンプポスト23の他端部の上面および側面ならびにこの側面から連続するバンプポスト23近傍の保護層24上を被覆したバリア層25と、このバリア層25上に形成されバンプポスト23の他端部を露出させた接着層26と備えている。ここで、バンプポスト23およびバリア層25は、凸型バンプ27を構成している。
素子本体21は、シリコン、または、InPやGaAsなどの化合物半導体材料からなる公知の半導体素子基板から構成される。このような素子本体21には、デジタル回路、アナログ回路、マイクロ波回路などの能動回路やキャパシタ、抵抗、インダクタからなる受動素子、ならびに平面導波路配線などの機能回路(図示せず)が形成されている。
電極部22は、素子本体21上に形成された平面視略矩形や円形の板状の部材からなり、素子本体11上に形成された配線に接続されている。このような電極部22は、AuやCuなどから構成される。
バンプポスト23は、断面略円形や矩形の柱状の部材からなり、電極部22と同様、AuやCuなどの高融点金属から構成される。
保護層24は、素子本体21の表面を保護する部材であり、例えば、SiNから構成されている。
バリア層25は、実装基板1のバリア層14と同様のW/Ti/Auの三層構造となっており、電極部22側からW層、Ti層、Au層が順番に積層されている。
接着層26は、実装基板1の接着層13と同様、ベンゾシクロブテン(BCB)やポリイミドなどの有機樹脂から構成されている。
このような半導体装置は、実装基板1の凹型バンプ16と半導体素子2の凸型バンプ27とが接合し、かつ、実装基板1の接着層13と半導体素子2の接着層26とが接合した状態で、実装基板1上に半導体素子2が取り付けられた状態となっている。
このとき、凹型バンプ16と凸型バンプ27とは、バリア層14とバリア層25との間にある低融点はんだからなる、はんだ部材15による溶融接合によって接合されている。このため、その接合時には、高温にしたり、高荷重をかけたりしなくてよいので、半導体素子2に高温や高荷重の影響が及ばないため、半導体素子2の特性の劣化を防ぐことができる。したがって、凹型バンプ16と凸型バンプ27を微細に形成することが可能となるので、小型化も実現することができる。また、低温かつ低荷重で実装できるので、シリコン基板よりも機械的強度や熱耐性が低いが高出力化や高速化に優れた化合物半導体素子を半導体素子2に用いることができ、結果として、動作の高速化も実現することができる。
また、実装基板1の凹型バンプ16と半導体素子2の凸型バンプ27とは、バリア層14内に収容されたはんだ部材15中にバンプポスト23の他端部を被覆したバリア層25が埋設された状態、すなわち、はんだ部材15がバンプポスト23の他端およびこの他端に隣接する側面のバリア層25と接触した状態で、接合されている。これにより、凹型バンプ16と凸型バンプ27との接触面積が大きくなっているので、接合時の加熱により生じる熱応力に耐えうる接合強度が得られるため、結果として、実装基板1に半導体素子2をより確実に取り付けることができる。
また、実装基板1と半導体素子2とは、凹型バンプ16と凸型バンプ27による接合部のみならず、接着層13と接着層26による接合部も有している。これにより、実装基板と半導体素子2とをより強固に取り付けることができるとともに、凹型バンプ16と凸型バンプ27にかかる熱応力の影響を緩和させることもできる。
また、本実施の形態では、凹型バンプ16と凸型バンプ27にバリア層14,25を設けることにより、電極部12およびバンプポスト23とはんだ部材15との接触を防ぐことができる。もし、低融点はんだを構成する金属と電極部12やバンプポスト23を構成する金属とが接触していると、常温であっても相互拡散が行われるので、それらの界面に金属化合物が成長してしまう。この金属化合物は、低融点はんだと比較して硬度が高く脆い性質を有しているので、電極部12やバンプポスト23との接合部の強度が劣化してしまう。例えば、電極部がAu、低融点はんだがSnAuで構成されている場合、接合後数日で5μm以上のSnAu2、SnAu4等の金属化合物が形成される。これは、直径50μmの半球形の低融点はんだでは、その体積の30%を脆い金属化合物が占めることを意味する。
そこで、本実施の形態では、バリア層14,25を設けることにより電極部12およびバンプポスト23とはんだ部材15との接触を防いでいるので、低融点はんだからなるはんだ部材15と高融点金属からなる電極部12およびバンプポスト23との間で相互拡散が生じることを防ぐことができ、結果として、凹型バンプ16と凸型バンプ27の接合強度の劣化を防ぐことができる。
<半導体装置の製造方法>
次に、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。
≪実装基板の製造方法≫
まず、図2A〜図2Fを参照して、半導体装置を構成する実装基板1の製造方法について説明する。なお、図2A〜図2Fは、便宜上、実装基板1の一部を示している。
まず、図2Aに示すように、基板本体11を用意し、この基板本体11の上面に電極部12を形成する。この電極部12は、公知のフォトリソグラフィー技術と、真空蒸着法、スパッタ法、メッキ法、印刷法などの公知の金属堆積技術とにより形成することができる。
次に、図2Bに示すように、基板本体11上に開口部13aが形成された接着層13を形成する。この接着層13は、基板本体11上に有機樹脂を塗布し、フォトリソグラフィー法により開口部13aに対応する形状を有するレジストパターンを有機樹脂上に形成し、このレジストパターンをマスクとしたドライエッチング法により有機樹脂を選択的にエッチングした後、レジストパターンを除去することにより形成することができる。接着層13としてベンゾシクロブテン(BCB)を用いる場合には、例えば、スピンコート法により基板本体11上にBCBを塗布した後、焼成してBCBを熱硬化させる。このとき、BCBは完全に硬化させないようにする。
次に、図2Cに示すように、スパッタリング法により、接着層13が形成された基板本体11上にバリア層14となる金属層201を形成する。この金属層201は、W/Ti/Auの三層構造となっており、W層、Ti層、Au層を順次堆積することにより形成することができる。
ここで、W層は、50nm以下にするとはんだ部材15とバンプポスト23との間の拡散反応を十分に抑制できず、200nm以上では応力によるバリア層14の剥がれが生じる恐れがあるため、50〜200nm程度の厚さに形成することが望ましい。また、W層としては、Wの代わりに、タングステンシリサイド等のタングステン化合物を用いてもよい。
Ti層は、W層とAu層との密着性を良くするために、少なくとも100nm程度の厚さに形成することが望ましい。
Au層は、はんだ部材15との濡れ性を向上させるために用いられるが、10〜30nm程度であるとはんだ部材15との十分な接合強度が得られず、200nm以上であるとはんだ部材15中のSnと反応して金属化合物を生成することにより接合強度の低下を引き起こす恐れがあるので、50〜200nm程度の厚さに形成することが望ましい。
次に、図2Dに示すように、金属層201上に低融点はんだからなるはんだ層202を形成する。このはんだ層202は、真空蒸着法、スパッタ法、メッキ法、印刷法などの公知の金属堆積技術により形成することができる。はんだ層202の材料としては、SnAu、SnAg、SnAgCu、SnZn、SnIn等を用いることができ、例えばSnAu(Sn95mol%、Au5mol%)を用いる場合には、真空蒸着法により、Sn:Au=30:1の膜厚比となるようにSnとAuを交互に多層蒸着することにより形成することができる。一例として、Snを2.4μm、Auを0.08μmとして交互に多層蒸着するようにしてもよい。このSnAuは、濡れ性が良く、Sn組成が高いために熱疲労耐性があるとともに、Auを含有するためにAuを含む部材との相性がよいので、使い勝手がよい。
このようなはんだ層202の厚さは、2μm以下では熱応力を緩和させることが難しく、また実装時に対向する凸型バンプ27と接合することが困難になる。一方、10μm以上にすると熱応力緩和させることが容易くなるが接着層13の膜厚も10μm以上と厚膜化しなければならないために反りの増加によって接合時の荷重が増加する。このため、はんだ層202は、2〜10μm程度の厚さに形成することが望ましい。
次に、図2Eに示すように、開口部13aを除く領域の金属層201とはんだ層202を除去する。これにより、内部にはんだ部材15となるはんだ層202を収容したバリア層14が形成される。
金属層201とはんだ層202の除去は、例えば、サーフェースプレーナを用いて金属層201とはんだ層202を研削することにより行うことができる。このサーフェースプレーナは、ダイヤモンド製の刃を高速回転させて接触させることにより、有機樹脂やAu,Cuのような金属材料を一括して切削することができる。また、化学機械研磨(CMP)やリソグラフィとドライエッチングを用いたエッチングにより、金属層201とはんだ層202を除去するようにしてもよい。
次に、図2Fに示すように、バリア層14内部のはんだ層202を還元溶融させる。
SnAu等の低融点はんだは、一般にSn組成が高く、表面酸化膜が形成されている。また、はんだ層202を蒸着法で形成した場合には、表面粗さが200〜300nm程度となる。このため、リフローさせずに実装基板1と半導体素子2と実装すると、低融点はんだの溶融が酸化膜により阻害されて接合界面にボイドが発生し、接合強度が低下する恐れがある。そこで、はんだ層202を還元溶融することにより、接合強度の低下を防ぐことができる。
なお、還元溶融としては、例えば水素プラズマリフローを用いるようにすればよい。水素プラズマリフローは、平面波プラズマにより高い還元作用をもつ水素ラジカルを生成して低融点はんだが形成された基板に照射することにより、はんだを加熱して溶融させる方法である。一般的な還元性フラックスを塗布した後リフローすることで酸化膜除去する方法と比較して、塗布およびリフロー後の洗浄工程が不要となるので、製造工程を簡素化することができる。
以上の工程により、実装基板1が製造されることとなる。
≪半導体素子の製造方法≫
まず、図3A〜図3Eを参照して、半導体装置を構成する半導体素子2の製造方法について説明する。なお、図3A〜図3Eは、便宜上、半導体素子2の一部を示している。
まず、図3Aに示すように、機能回路(図示せず)が形成された素子本体21を用意し、この素子本体21の上面に電極部22を形成した後、この電極部22のバンプポスト23との接続部を除く素子本体21上面に保護層24を形成する。本実施の形態において、保護層24はSiNから構成されている。このSiNは耐湿性に優れているので、素子本体21に形成された機能回路の構成要素を水分等から保護することができる。このような保護膜24は、例えばCVD法により形成することができる。
次に、図3Bに示すように、保護層24から露出した電極部22に一端が接続された柱状のバンプポスト23を形成する。このバンプポスト23は、例えば、予めシード層を用意しておき、フォトリソグラフィー法により保護層24が形成された素子本体21上にバンプポスト23を形成する領域だけ開口したレジストパターン形成し、電解めっき法によりバンプポスト23を成長させた後、レジストパターンを有機溶剤により剥離させ、パスメタルをエッチング除去することにより、形成することができる。
ここで、また、バンプポスト23の高さは、接着層26の高さよりも高くする必要がある。これは、例えばバンプポスト23を2μm以下とすると、接着層26を形成するとその高さが目減りするので、実装時に未接合の恐れが高くなるからである。ところが、バンプポスト23を高くすると、接合強度が向上するがコストが高くなってしまう。そこで、バンプポスト23は、例えば2〜10um程度の高さに形成することが望ましい。
次に、図3Cに示すように、バンプポスト23の他端部およびこの他端部近傍の保護層24上に、バリア層25を形成する。このバリア層25は、上述した金属層201と同等の方法によりバンプポスト23および保護層24の表面に三層構造の金属層を形成した後、フォトリソグラフィー法とドライエッチング法によりバンプポスト23間の金属層を除去することにより形成することができる。
バリア層25を構成するW層、Ti層、Au層の厚さについては、上述した金属層201と同等とすればよい。
次に、図3Dに示すように、保護層24およびバリア層25上に接着層26となる接着膜301を形成する。この接着膜301は、上述した接着層13と同等の方法により形成することができる。
次に、図3Eに示すように、ドライエッチング法により接着膜301をエッチバックすることにより、バンプポスト23の他端部を被覆している接着膜301を除去する。これにより、バンプポスト23およびバリア層25から構成される凸型バンプ27が露出することとなる。また、接着層26も形成される。
以上の工程により、半導体素子2が製造されることとなる。
≪実装方法≫
次に、図4を参照して、半導体装置の実装方法について説明する。
上述した工程により製造された実装基板1および半導体素子2は、ダイシングにより個片化される。そして、図4に示すように、実装基板1と半導体素子2にそれぞれ形成されたアライメントマーカを用いて位置合わせを行い、対応する実装基板1の凹型バンプ16と半導体素子2の凸型バンプ27とを対向配置させた後、実装基板1と半導体素子2とを互いに重ね合わせて、加熱および加圧する。これにより、実装基板1と半導体素子2とが固定され、実装基板1上に半導体素子2が実装されることとなる。
このとき、実装基板1と半導体素子2とを近接させていくと、はじめに溶融したはんだ層202と凸型バンプ27の他端とが接触する。さらに荷重を加えると、凸型バンプ27が凹型バンプ16に押し込まれていき、凸型バンプ27の他端だけでなく側面にはんだ層202が回り込み、多面的に接触する。最終的にはんだ層202が潰されていくと、最終的に実装基板1の接着層13と半導体素子2の接着層26とが接触する。これにより、はんだ層202の変形が停止する。この状態で、接着層13と接着層26とが結合するように、例えばこれらがBCBから構成される場合には、250℃で40分加熱加圧を保持することにより、熱硬化させる。この後、冷却することにより、図1に示すように、実装基板1に半導体素子2が実装された半導体装置が製造されることとなる。
本実施の形態では、凸型バンプ27の高さと幅、はんだ層202の厚さ、凹型バンプ16を構成するバリア層14の内部空間の深さおよび幅を適切に設定する必要がある。
ここで、凸型バンプ27の高さは、接着層26の上面からバンプポスト23の他端を被覆するバリア層25の表面までの距離を意味する。凸型バンプ27の幅は、バンプポスト23の側面を被覆するバリア層27と、バンプポスト23の軸線に直交する直線との2つの交点の距離を意味する。凸型バンプ27の体積は、上述した凸型バンプ27の高さ部分の体積を意味する。はんだ層202の厚さは、バリア層14内部に収容されたはんだ層202の厚さを意味する。凹型バンプ16の深さは、バリア層14の内部空間の深さを意味する。凹型バンプ16の幅は、バリア層14の内部空間の対向する側面の距離を意味する。
凸型バンプ27の高さが凹型バンプ16の深さよりも大きい場合、または、はんだ層202の厚さが凹型バンプ16の深さよりも大きい場合には、接着層13と接着層26とが接触しないだけでなく、はんだ層202を構成する低融点はんだが凹型バンプ16から溢れだして隣り合う凹型バンプ16および凸型バンプ27の接合部と短絡する恐れがある。一方、凸型バンプ27の高さが凹型バンプ16の深さよりも低い場合、または、はんだ層202の厚さが薄すぎる場合、凹型バンプ16と凸型バンプ27とが接合しない恐れがある。
そこで、凹型バンプ16と凸型バンプ27とが接合するためには、凸型バンプ27の高さは、凹型バンプ16の深さとはんだ層202の厚さの差より大きくする必要があり、例えば、少なくとも1μm以上が望ましい。また、低融点はんだが凹型バンプ16から溢れることを防止するためには、凸型バンプ27の体積とはんだ層202の体積の合計が、バリア層14の内部空間の体積以下になるように凸型バンプ27の直径とはんだ層202の厚さを設定すればよい。また、凹型バンプ16の幅と凸型バンプ27の幅と差は、実装時のアライメント精度の2倍以上とすることが望ましい。このように設定することにより、少ないバンプ数で過剰な荷重がかかっても接合時にバンプ間が短絡せず、また未接合も抑制することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、凹型バンプ16と凸型バンプ27とを設けることにより、高温にしたり高荷重をかけたりすることなく実装基板1に半導体素子2を取り付けることができるので、結果として、半導体素子の破損や劣化を防ぐことができる。
高融点金属により固相金属同士の拡散接合する場合には、半導体素子と実装基板の配線を接合するためには、400℃程度の高温でかつバンプ当たり100MPa程度の荷重が必要であった。これに対して、本実施の形態では、接合部を250℃、10MPa程度と低荷重および低温の条件で接合が実現できる。これにより、特に、半導体素子2として化合物半導体素子を用いた場合には、電気特性を損なわずかつ機械的に破損させることなく実装が可能となる。
また、本実施の形態では、低融点はんだがバリア層14とバンプポスト23の他端部の上面および側面を被覆するバリア層25とを接続することにより、低融点はんだの接触面積が大きくなるので、接合時の加熱により生じる熱応力に耐えうる接合強度が得られるため、結果として、実装基板1に半導体素子2をより確実に取り付けることができる。
低融点はんだを用いた接合では、接合時にかける荷重により、バンプが過剰に押しつぶされてバンプ間が短絡する恐れがあった。特に、化合物半導体素子を用いた場合には、電極パッド数は数十端子程度と少ないため、バンプを微細化すると、バンプにかかる圧力が増大するので、変形しやすくなってしまう。例えば、化合物半導体素子に直径40μmのバンプを80個形成して50gfで実装した場合には、1つのバンプに加わる荷重が0.5gf以下であるが、接合後には押圧方向に垂直な方向に少なくとも10〜20μm程度に広がってしまう。実装時の荷重を低減すればバンプの変形を抑制できるが、バンプの高さのばらつきや基板の反りを考慮すると、荷重を低減することは好ましくない。このため、短絡を抑制するためには、バンプの直径と同程度かそれ以上にバンプ間隔を広げる必要があるので、バンプの高集積化、ひいては小型化が困難となっていた。
これに対して、本実施の形態では、接着層13,26を設けることにより、実装基板1と半導体素子2との配線間の接合とともに、凹型バンプ16および凸型バンプ27以外の領域も接着層13,26同士で一括して接合でき、さらに接合強度を向上させるとともにはんだバンプにかかる熱応力を緩和させ微細なはんだバンプの信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、電極部12とバンプポスト23との表面を50〜200nm厚のタングステンを含むバリア層14,25で被覆する構造とすることで、低融点はんだの主成分であるSn中へのバンプポストや配線金属の拡散を抑制し、接合強度の劣化を防ぐことができる。さらに、低融点はんだと接触するバリア層14,25最表面のAu層の膜厚を50〜200nmとすることで、低融点はんだとバリア層14,25界面に生成される金属間化合物の生成量を制御でき最適な接合強度を得ることができる。
また、本実施の形態では、実装基板1と半導体素子2との実装面を対向させて加熱加圧して固定する際、凸型バンプ27がはんだ層202構成する低融点はんだを押しつぶし、低融点はんだが凸型はんだバンプ27の側面にも回りこんで接合されるので、実効的に接合部の面積が増大し接合強度が向上する。また、低融点はんだが押しつぶされると、実装基板1の接着層13と半導体素子2の接着層26とが接触するため、低融点はんだが過剰に変形しないので、隣り合うバンプ間の短絡を防止できる。
また、本実施の形態によれば、接着層13,26と、凹型バンプ16および凸型バンプ27という2箇所に接合部を有するので、端子数が少ない微細はんだバンプであってもバンプ間の短絡を防止できるとともに、実装基板1と半導体素子2とをより確実に固定することができる。
なお、本実施の形態は、単一の素子基板と実装基板同士を実装するチップオンチップ実装だけにとどまらず、例えばウェハレベルの実装基板に対して、個別の半導体素子を搭載するチップオンウェハ実装や、半導体素子と実装基板をウェハレベルで一括接合し、その後ダイシングすることでチップ化するウェハオンウェハ実装にも適応できる。
また、本実施の形態では、実装基板1に凹型バンプ16、半導体素子2に凸型バンプ27を形成する場合を例に説明したが、これとは逆に、実装基板1に凸型バンプ27、半導体素子2に凹型バンプ16を形成するようにしてもよい。
本発明は、フリップチップ方式により実装を行う各種装置に適用することができる。
1…実装基板、2…半導体素子、11…基板本体、12…電極部、13…接着層、13a…開口、14…バリア層、15…はんだ部材、16…凹型バンプ、21…素子本体、22…電極部、23…バンプポスト、24…保護層、25…バリア層、26…接着層、27…凸型バンプ、201…金属層、202,202’…はんだ層、301…接着膜。

Claims (5)

  1. 実装基板の上面に形成された電極部と、半導体素子の上面に形成された電極部とを電気的に接続した状態で、前記実装基板上に前記半導体素子を取り付ける半導体装置の実装構造であって、
    前記半導体素子および前記実装基板のうちの一方の電極部上に一端が接続された高融点金属からなる柱状のバンプポスト、および、このバンプポストの他端部の上面および側面を被覆した第1のバリア層を有する凸型バンプと、
    前記半導体素子および前記実装基板のうちの他方の電極部上に形成された第2のバリア層、および、この第2のバリア層と前記凸型バンプの前記第1のバリア層により被覆された上面および側面とを接続する低融点はんだからなるはんだ部材を有する凹型バンプと
    を備えたことを特徴とする半導体装置の実装構造。
  2. 前記実装基板上面および前記半導体素子上面にそれぞれ形成されて、互いを接続する接着層をさらに備え、
    前記半導体素子および前記実装基板のうちの一方に形成された接着層は、前記第1のバリア層における前記バンプポストの一端側を被覆し、
    前記半導体素子および前記実装基板のうちの他方に形成された接着層は、前記第2のバリア層の前記はんだ部材が接続される面と反対側の面を被覆する
    ことを特徴とする請求項1記載の実装構造。
  3. 前記接着層から露出した前記凸型バンプの体積と前記はんだ部材の体積の和は、前記第2のバリア層の内部空間の体積以下とし、
    前記接着層表面からの前記凸型バンプの高さは、前記第2のバリア層の内部空間の深さと前記内部空間に含まれる前記低融点はんだの厚さの差よりも大きくし、
    第2のバリア層の内部空間の幅と前記凸型バンプの幅との差は、所定の値以上とする
    ことを特徴とする請求項2記載の実装構造。
  4. 前記第1のバリア層および前記第2のバリア層は、タングステンまたはタングステン化合物を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の実装構造。
  5. 実装基板の上面に形成された電極部と、半導体素子の上面に形成された電極部とを電気的に接続した状態で、前記実装基板上に前記半導体素子を取り付けた半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体素子および前記実装基板のうちの一方の電極部上に一端が接続された高融点金属からなる柱状のバンプポスト、および、このバンプポストの他端部の上面および側面を被覆した第1のバリア層を有する凸型バンプと、前記半導体素子および前記実装基板のうちの他方の電極部上に形成された第2のバリア層、および、この第2のバリア層と前記凸型バンプの前記第1のバリア層により被覆された上面および側面とを接続する低融点はんだからなるはんだ部材を有する凹型バンプとを対向させて、前記実装基板と前記半導体素子とを前記低融点はんだの融点に加熱した上で圧着する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP2013011070A 2013-01-24 2013-01-24 半導体装置の実装構造および半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP5894092B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013011070A JP5894092B2 (ja) 2013-01-24 2013-01-24 半導体装置の実装構造および半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013011070A JP5894092B2 (ja) 2013-01-24 2013-01-24 半導体装置の実装構造および半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014143305A true JP2014143305A (ja) 2014-08-07
JP5894092B2 JP5894092B2 (ja) 2016-03-23

Family

ID=51424381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013011070A Expired - Fee Related JP5894092B2 (ja) 2013-01-24 2013-01-24 半導体装置の実装構造および半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5894092B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017079281A (ja) * 2015-10-21 2017-04-27 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 半導体装置、および製造方法
KR20180119645A (ko) 2016-03-30 2018-11-02 미쓰이 가가쿠 토세로 가부시키가이샤 반도체 장치의 제조 방법
JP2019083234A (ja) * 2017-10-27 2019-05-30 新光電気工業株式会社 半導体装置及びその製造方法
JPWO2021079659A1 (ja) * 2019-10-25 2021-04-29
JPWO2021145129A1 (ja) * 2020-01-17 2021-07-22
WO2023133976A1 (zh) * 2022-01-12 2023-07-20 长鑫存储技术有限公司 一种半导体结构及其制作方法
JP7479404B2 (ja) 2019-06-19 2024-05-08 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 低温デバイスの熱化のための極低温包装

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04266037A (ja) * 1991-02-20 1992-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体素子の実装構造体
JP2002093934A (ja) * 2000-09-14 2002-03-29 Kyocera Corp セラミック多層配線基板および半導体装置
JP2009239278A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Ibiden Co Ltd 電子部品搭載用基板、及び、その製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04266037A (ja) * 1991-02-20 1992-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体素子の実装構造体
JP2002093934A (ja) * 2000-09-14 2002-03-29 Kyocera Corp セラミック多層配線基板および半導体装置
JP2009239278A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Ibiden Co Ltd 電子部品搭載用基板、及び、その製造方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11848346B2 (en) 2015-10-21 2023-12-19 Sony Semiconductor Solutions Corporation Semiconductor device and method of manufacturing the same
US10930695B2 (en) 2015-10-21 2021-02-23 Sony Semiconductor Solutions Corporation Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2017079281A (ja) * 2015-10-21 2017-04-27 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 半導体装置、および製造方法
US11107789B2 (en) 2016-03-30 2021-08-31 Mitsui Chemicals Tohcello, Inc. Method for manufacturing semiconductor device
KR20180119645A (ko) 2016-03-30 2018-11-02 미쓰이 가가쿠 토세로 가부시키가이샤 반도체 장치의 제조 방법
JP7111457B2 (ja) 2017-10-27 2022-08-02 新光電気工業株式会社 半導体装置及びその製造方法
JP2019083234A (ja) * 2017-10-27 2019-05-30 新光電気工業株式会社 半導体装置及びその製造方法
JP7479404B2 (ja) 2019-06-19 2024-05-08 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 低温デバイスの熱化のための極低温包装
JPWO2021079659A1 (ja) * 2019-10-25 2021-04-29
JP7147995B2 (ja) 2019-10-25 2022-10-05 Dic株式会社 導電性ピラー、接合構造、電子機器および導電性ピラーの製造方法
WO2021145129A1 (ja) * 2020-01-17 2021-07-22 Dic株式会社 導電性ピラー及びその製造方法並びに接合構造の製造方法
JPWO2021145129A1 (ja) * 2020-01-17 2021-07-22
JP7107448B2 (ja) 2020-01-17 2022-07-27 Dic株式会社 導電性ピラー及びその製造方法並びに接合構造の製造方法
WO2023133976A1 (zh) * 2022-01-12 2023-07-20 长鑫存储技术有限公司 一种半导体结构及其制作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5894092B2 (ja) 2016-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5894092B2 (ja) 半導体装置の実装構造および半導体装置の製造方法
US10867957B2 (en) Mechanisms for forming hybrid bonding structures with elongated bumps
KR100621438B1 (ko) 감광성 폴리머를 이용한 적층 칩 패키지 및 그의 제조 방법
US9812429B2 (en) Interconnect structures for assembly of multi-layer semiconductor devices
TWI581391B (zh) 半導體封裝以及製造其之方法
JP5808586B2 (ja) インターポーザの製造方法
US7816794B2 (en) Electronic device and method of fabricating the same
US7420814B2 (en) Package stack and manufacturing method thereof
JP5585447B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2009500820A (ja) アセンブリを製造する方法及びアセンブリ
KR101672640B1 (ko) 반도체 디바이스
US6635962B2 (en) Chip on chip semiconductor device
CN114999944A (zh) 半导体装置和其制造方法
WO2005119776A1 (ja) 三次元積層構造を持つ半導体装置及びその製造方法
KR20060044637A (ko) 반도체 장치의 제조 방법, 반도체 장치 및 반도체 칩
JP5813552B2 (ja) 半導体パッケージおよびその製造方法
US6830999B2 (en) Method of fabricating flip chip semiconductor device utilizing polymer layer for reducing thermal expansion coefficient differential
JP2009516369A (ja) チップアセンブリ及びそのチップアセンブリの製造方法
US20120306074A1 (en) Semiconductor chip having bump electrode, semiconductor device having the semiconductor chip, and method for manufacturing the semiconductor device
KR20230010170A (ko) 반도체 장비 및 제조방법
CN106252279B (zh) 半导体结构及其制造方法
TWI524487B (zh) 結合基板通孔與金屬凸塊之半導體晶片之製程方法
JP6100503B2 (ja) 実装方法
JP2012190939A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4779924B2 (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5894092

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees