JP2014141158A - 乗員保護制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の衝突事故時以外でエアバッグ等が暴発することを防ぐ。
【解決手段】本発明の乗員保護制御装置は、エアバッグECU4である。その筐体40は、衝突事故による電源喪失時にも蓄電手段52から給電されてエアバッグ等の保護手段3を作動させる制御手段6と、衝突事故によらない電源喪失を判定しその場合には衝撃がかかっても制御手段6への給電を停止させる安全装置7とを内蔵している。安全装置7は、外部電源1の電源電圧の低下時点と内蔵Gセンサによる衝撃検知時点とのタイミングに基づき、衝撃が衝突事故によるものであるか否かを判定する。それゆえ、ECU4を車両から取り外す際などに衝撃がかかっても、保護手段3は暴発しないで済む。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗員保護制御装置に関する。本発明は、例えばエアバッグなど人員の保護手段を備えた車両に搭載されるエアバッグECUにも適用することができる。
特許文献1には、エアバッグの不要な展開を防止する目的で発明された「車両用エアバッグ装置の作動制御装置」つまりエアバッグECUが開示されている。
このECUでは、車両の外板のへこみにより衝突事故を検知するタッチセンサを装備して事故時にエアバッグを展開させるにあたり、もしも駐車時等に衝突されてタッチセンサがオンになってしまった場合に生じるエアバッグの無用な展開を防ぐようになっている。すなわち、イグニッションスイッチが切れている間にタッチセンサがオンになってしまうと、その旨を検知して禁止回路を起動し、その禁止状態を維持する手段がECUに内蔵されている。それゆえ、そのまま不用意にイグニッションスイッチを入れてしまっても、禁止回路の作用によりエアバッグのスクイブへの給電がなされないようになっており、エアバッグの無用かつ危険な展開が防止されるようになっている。
特開平6−239169号公報
前述のような乗員保護装置ばかりではなく、近年の傾向として、例えば万一の事故時に歩行者も保護するなど多様な人員保護装備が自動車に付加されるようになってきている。すると、その装備の種類によっては従来のように事故の直後にだけ(例えば0.1秒間程度だけ)、バッテリからの給電が途絶えてもエアバッグECUの機能が保たれる蓄電器を内蔵しているだけでは容量不足になる場合もあり得よう。その結果、蓄電器などの容量を増やさざるを得なくなり、車載バッテリのような外部電源からの給電が途絶えても従来よりも長い時間にわたってエアバッグECUが機能し続け、衝撃を感知するとエアバッグ等の保護手段を作動させるようになる可能性が生じる。
すなわち、例えばバッテリからの給電が途絶えたうえでエアバッグECUを車体から外す際やたまたま工具が同ECUに当たってしまった場合などには、衝突事故時に相当する程度の衝撃加速度が同ECUにかかることがあり得よう。そのような場合に同ECU内のバックアップ電源によって同ECUが誤動作をしてしまう可能性があると、エアバッグなどの保護手段を無用に作動させてしまうことになりかねない。すると、いくつものエアバッグユニット等を交換しなくてはならなくなって無用な費用が発生したり、たまたまエアバッグやシートベルトなどの近くにいる人員を驚かせてしまったりするなどの不都合が生じてしまう可能性が残る。
そこで、衝突事故時以外にエアバッグECUなどの乗員保護制御装置に衝突事故に相当する程度の加速度がかかった上に外部電源からの給電が途絶えた場合にも、保護手段が無用に起動されることがないようにする必要性が新たに生じる。すなわち本発明は、事故時以外に衝撃加速度がかかっても保護手段を無用に作動させることがない乗員保護制御装置を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するための本願発明の構成とその構成がもたらす作用効果とについて、本項では簡潔に説明する。
[構成]
本発明の乗員保護制御装置(4)は、蓄電手段(52)および制御手段(6)と、これらの手段を内蔵する筐体(40)とを有する。この蓄電手段は、車両に搭載された外部電源(1)から電力が供給されると所定容量の蓄電をする機能をもつ。一方、この制御手段は、この蓄電手段から給電されることができ、この車両に装備された複数の各種センサ(2)から各種のセンサ信号を受け取ると、これらセンサ信号に基づく衝突判定をして前記車両の衝突事故時に乗員を含む人員の保護手段(3)を適正に作動させる機能をもつ。
前記乗員保護制御装置は、前記筐体内に、前記蓄電手段から給電されこの蓄電手段と前記制御手段とを接続する安全装置(7)をさらに有することを特徴とする。この安全装置は、電源監視手段(71)、内蔵Gセンサ(73)、減速度監視手段(72)、論理回路(74)およびスイッチ手段(76)をもつ。
ここで、この電源監視手段は、前記外部電源から供給される電圧を観測して電源喪失を判定する機能をもつ。一方、この内蔵Gセンサは、前記乗員保護制御装置にかかる加速度を検出する機能をもち、この減速度監視手段は、この内蔵Gセンサからの加速度信号に基づき特定減速度を検出する機能をもつ。
そして、この論理回路は、この特定減速度の検出時点である衝撃時点と前記電源喪失の検出時点である停電時点との時間関係に基づいて、この電源喪失が前記衝突事故以外に起因しているという衝突事故の否定判定を行う機能をもつ。さらに、このスイッチ手段は、この論理回路がこの否定判定を下した場合には、前記蓄電手段から前記制御手段への給電を遮断する機能をもつ。
[作用効果]
以上の構成をもつ乗員保護制御装置を装備した車両に、万が一にも衝突事故が起きてしまい、大きな衝撃加速度がかかった場合を想定してみよう。すると、本発明の乗員保護制御装置が有する安全装置も特定減速度を検出するが、この安全装置が判定に時間をかけている間に、複数の各種センサからの信号に基づいて瞬時に制御手段が衝突判定を行い、乗員を含む人員の保護手段を適正に起動させる。
逆に、衝突事故ではない場合には、車両に装備された各種センサからの信号に基づいて制御手段が保護手段を起動させてしまうことはない。この状態で、車両に搭載された乗員保護制御装置を取り外したり同装置に工具などが当たったりして大きな衝撃が乗員保護制御装置にかかったとしても、安全装置が作動してスイッチ手段が蓄電手段から制御手段への給電を遮断する。それゆえ、蓄電手段がまだ有効な電圧を保っていても制御手段が作動することはなくなり、制御手段によって保護手段が無用に作動してしまうこともなくなる。
したがって、本発明の乗員保護制御装置によれば、車両の衝突事故時以外に乗員保護制御装置に衝撃がかかったうえ外部電源も喪失した場合には、制御手段への電力供給が遮断される。その結果、制御手段が保護手段を無用に起動してしまうことは防止されるという効果がある。
実施例1としての乗員保護制御装置を含むシステム概念図 実施例1での判定ロジックの概要を示すフローチャート 実施例1での安全装置の作用を例示するタイムチャート
本発明の「乗員保護制御装置」がもつ実施形態については、当業者に本発明を実施できるだけの理解が得られるよう以下の記載で明確かつ十分に説明する。
(構成)
本発明の実施例1としての乗員保護制御装置は、図1に示すように、自動車用のエアバッグECU4(ECU4と呼ぶ)であり、衝突事故時に乗員を適正に保護する乗員保護手段の起動機能と歩行者を保護するなど他の保護手段の起動機能とを担う。
本実施例のECU4は、蓄電手段としてのバックアップコンデンサ52(BUC52と呼ぶ)と、マイコンおよびインターフェースを含む制御手段6と、これらを内蔵して車体に固定されるケーシングたる筐体40とを有する。さらに筐体40には、直流電源の電圧安定化素子51と、BUC52から給電されBUC52と制御手段6とを接続する安全装置7とが内蔵されている。
そして、図略のイグニッションスイッチを入れると、ECU4には外部電源としてのバッテリ1(定格直流電圧12V)の正極端子から配線11を通じて給電されるようになっている。この給電は、ECU4から図略の車体アースを経て配線12でバッテリ1の負極端子に回帰する回路に沿って行われる。BUC52は所定容量の蓄電をする機能をもち、安全装置7にはBUC52から直接給電される。
制御手段6は、安全装置7のスイッチ手段76を介してBUC52から給電され、当該車両(図略)に装備された複数の各種センサ2から各種のセンサ信号を受け取る。各種センサ2は、当該車両の衝突事故を検知するための車両衝突センサ類21と歩行者や自転車に衝突したことなどを検知するためのその他のセンサ類22との二系列からなる。各種センサ2は、ECU4の制御手段6に含まれる図略のインターフェースを介して制御手段6の各種判定機能を担うマイコン(図略)に接続されている。
このマイコンは、ソフトウェアとして故障判定部61、衝突判定部62および点火判定部63をもつ。同マイコンの点火判定部63でなされた判定に基づき、制御手段6がもつ図略の保護手段インターフェースを通じて保護手段3が適正に作動するようになっている。保護手段3には、エアバッグやシートベルト・プリテンショナなどの乗員保護手段の他に、歩行者保護手段なども含まれている。すなわち制御手段6は、内蔵Gセンサ73および各種のセンサ類2からのセンサ信号に基づく衝突判定をして当該車両の衝突事故時に乗員保護手段および歩行者保護手段を含む各種の保護手段3を適正に作動させる機能をもつ。
安全装置7は、電源監視手段71、内蔵Gセンサ73、減速度監視手段72、論理回路74およびスイッチ手段76をもつ。これらのうち電源監視手段71、減速度監視手段72および論理回路74はマイコン(図略)を中心とした回路装置であり、図略の同一ボード上に配置されて筐体40内に緩衝支持されている。
ここで、電源監視手段71は、ECU4のバッテリ端子(図略)に筐体40の内部で接続されており、バッテリ1からECU4に供給される直流電圧を観測して電源喪失を判定する機能をもつ。一方、内蔵Gセンサ73は、ECU4の筐体40に固定されており、ECU4にかかる加速度を検出する機能をもち、減速度監視手段72は、内蔵Gセンサ73からの加速度信号に基づき特定減速度を検出する機能をもつ。
そして、論理回路74は、この特定減速度の検出時点(衝撃時点と呼ぶ)と前述した電源喪失の検出時点(停電時点と呼ぶ)との時間関係に基づいて、この電源喪失が衝突事故以外に起因しているという衝突事故否定判定(否定判定と呼ぶ)を行う機能をもつ。さらに、スイッチ手段76は、論理回路74がこの否定判定を下した場合にはBUC52から制御手段6への給電を遮断する機能をもつ半導体スイッチング素子である。
安全装置7のより詳細な構成については、以下の作用効果の項で安全装置7を中心とするECU4の作用と併せて説明する。
(作用)
本実施例の乗員保護制御装置たるECU4は、以上のように構成されているので、次のように作用する。
万が一にも衝突事故が起きてしまい、ECU4を装備した車両に大きな衝撃加速度がかかった場合を想定してみよう。すると、ECU4が有する安全装置7も特定減速度を検出するが、安全装置7が判定に時間をかけている間に、内蔵Gセンサ73および複数の各種センサ2からの信号に基づいて瞬時に制御手段6が衝突判定をしてしまう。その結果、ECU4の制御手段6からの起動信号により、乗員保護手段や歩行者保護手段など各種の保護手段3のうち適切なものが瞬時に作動して人員を事故の衝撃から保護する。
逆に、衝突事故ではない場合には、当該車両に装備された内蔵Gセンサ73および各種のセンサ類2からの信号に基づいて制御手段6が乗員保護手段を含む保護手段3を起動させてしまうことはない。この状態で、当該車両に搭載されたECU4を取り外したりECU4に工具などが当たったりして大きな衝撃がECU4にかかったとしても、安全装置7が作動して保護手段3の暴発を防ぐことができる。
すなわち、安全装置7の論理回路74のインターフェース(図略)からスイッチ手段76に遮断信号75が送られ、瞬時にスイッチ手段76がBUC52から制御手段6への給電を遮断してしまう。それゆえ、もはや制御手段6が作動することはなくなり、制御手段6によって乗員保護手段を含む保護手段3が無用に作動してしまうこともなくなる。
この際に作動する安全装置7の手順は、図2のフローチャートに示すように、比較的単純な論理に則って行われる。
すなわち、図略のイグニッションスイッチが入ってバッテリ1からECU4への電源供給が始まると、ECU4の制御手段6および安全装置7でそれぞれ初期診断が自動的に行われる。そして、いずれも異常なしと判定されれば、図2に示す安全装置7のロジックが機能し始める。
先ず判定ステップS1で、安全装置7の内蔵Gセンサ73の信号に基づき、規定値以上の衝撃加速度があったと減速度監視手段72で判定されれば、初めて判定ステップS2に進みバッテリ1からの供給電圧の低下を待つことになる。もし不幸にして衝突事故であれば、たとえバッテリ1からの給電が途絶えてもBUC52から給電がなされ、この時点で制御手段6が各種のセンサ類2からの信号に基づいて事故判定を下し、即座に適正な保護手段3の起動が行われる。
逆に衝突事故ではなく、それ以外の原因で何らかの大きな衝撃がECU4にかかったのであれば、判定ステップS2で、電源監視手段71がバッテリ1からの供給電圧の低下が所定時間の経過後に起こったか否かを判定する。そして、このような電源電圧の低下状態(停電状態と呼ぶ)が所定時間後に起こったならば、事故によらずECU4の取り外し等により起こった可能性が高い。なお、ECU4に大きな衝撃がかかることなく済めば、安全装置7で通常の運用状態にあると判定され、ECU4の制御手段6は通常通りに機能し続ける。
このことをより確実に確認するために、次の判定ステップS3で、この停電状態が別の所定時間が経過するまで続いており瞬断ではないことを電源監視手段71が確認する。この確認が終われば、安全装置7のロジックは処理ステップS4に進み、論理回路74が遮断信号75をスイッチ手段76に送り、スイッチ手段76はBUC52から制御手段6への給電を即座に遮断する。その結果、もはや制御手段6は機能を完全に喪失してしまうから、制御手段6が電圧低下などにより誤動作を起こして各種の保護手段3が暴発してしまうような不都合はなくなる。
ここで図3のタイムチャートを例にとり、以上の作用と、安全装置7がもつECU4の復旧作用について説明する。
先ず、運転者がイグニッションスイッチを入れるなりしてECU4にバッテリ1からの定格電圧12Vがかかり、BUC52が十分に蓄電されて制御手段6および安全装置7に正常な電力が供給され始める。すると、前述のようにECU4の制御手段6および安全装置7でそれぞれ初期診断が自動的に行われ、いずれも正常と判定されれば制御手段6および安全装置7を含むがECU4が機能し始める。
ある時点で内蔵Gセンサ73により検出される所定方向への加速度信号が既定値すなわち所定加速度Gth1を越えると、減速度監視手段72は特定減速度の検出と判定し、論理回路74はその時点(「衝撃時点」と呼ぶ)からの計時を始める(図2中のS1通過に相当)。
一方、電源監視手段71は常にバッテリ1からの供給電圧を監視している。そして、バッテリ1からの直流電圧が、その定格電圧12Vの第一所定パーセンテージに当たる第一電圧閾値Vth1[V]を割り込んだならば、電源監視手段71は電源喪失の検出と判定する。この電源喪失の検出時点をもって「停電時点」と呼び、この電源喪失状態をもって「停電状態」と呼ぶことにする。
そのうえで論理回路74は、衝撃時点から停電時点に至るまでの経過時間が第一所定時間T1を越えているか否かを判定する(図2中のS2に相当)。さらに論理回路74は、停電状態が第一所定時間T1の経過時点からさらに第二所定時間T2が経過するまで続いたことをもって、この衝撃加速度は衝突事故に起因するものではないという衝突事故の否定判定を行う(図2中のS3通過に相当)。
この否定判定が行われると、論理回路74は遮断信号75をスイッチ手段76に送り、スイッチ手段76がBUC52から制御手段6への給電を遮断してしまう(図2中のS4に相当)。その結果、もはや制御手段6は機能を完全に喪失してしまうから、制御手段6が誤動作を起こして各種の保護手段3が暴発してしまうような不都合はなくなる。
安全装置7は、以上のようにして必要時に制御手段6を機能停止させる判定ロジックをもつとともに、バッテリ1からの給電が回復してきた際には、それを観測して回復判定を下し制御手段6の機能を回復させるロジックも備えている。この際、前述のようにBUC52から制御手段6への給電は遮断されているので、BUC52に残された蓄電容量の許す限り安全装置7は機能し続けることができる。
すなわち、図3の右半部でバッテリ1の電圧が回復してきた場合、定格電圧の第二所定パーセンテージにあたる第二電圧閾値Vth2を越えたことをもって、電源監視手段71は電源回復状態と判定する。そして、この状態が第三所定時間T3を越えて続いた場合には、電源監視手段71は制御手段6を再起動させて良いものと判定し、スイッチ手段76に復旧信号を送ってスイッチ手段76の接続を回復してBUC52から制御手段6への給電を再開させる。すなわち、論理回路74は、このような回復ロジックをも内蔵している。
ここで、上記の各種の割合や時間などの数値は車両の種類によって適正な範囲が大きく異なるが、参考のための一例を挙げるならば、バッテリ1の定格電圧が12Vのごく一般的な自動車の場合には、例えば次のような数値設定が適当であろう。すなわち、第一電圧閾値Vth1は6V(第一所定パーセンテージは50%)であり、第一所定時間T1は500ミリ秒であり、第二所定時間T2は500ミリ秒であるとする。一方、第二電圧閾値Vth2は7V(第二所定パーセンテージは約58%)であり、第三所定時間は500ミリ秒であるとする。
(効果)
したがって、本実施例の乗員保護制御装置たるECU4によれば、車両の衝突事故時以外にECU4に衝撃がかかったとしても、安全装置7が作動してBUC52から制御手段6への電力供給が遮断される。その結果、制御手段6が誤動作して保護手段3を無用に起動してしまった結果、高価な保護手段3の交換が必要になったり、たまたま保護手段3の付近にいた人員を驚かせたりする不都合は防止されるという効果がある。
1:外部電源としてのバッテリ 11,12:バッテリからの電源配線
2:センサ類 21:車両衝突センサ 22:その他の各種センサ
3:保護手段(各種エアバッグやプリテンショナなどの乗員保護手段を含む)
4:本発明の「乗員保護制御装置」としてのエアバッグECU(ECUと略す)
51:電圧安定化素子 52:蓄電手段たるバックアップコンデンサ(BCU)
6:乗員保護制御手段(制御手段と略す)
61:故障判定部 62:衝突判定部 63:点火判定部
7:安全装置
71:電源監視手段 72:減速度監視手段 73:内蔵Gセンサ
74:論理回路 75:遮断信号 76:スイッチ手段

Claims (3)

  1. 車両に搭載された外部電源(1)から電力が供給されると所定容量の蓄電をすることができる蓄電手段(52)と、
    この蓄電手段から給電されることができこの車両に装備された複数の各種センサ(2)から各種のセンサ信号を受け取るとこれらセンサ信号に基づく衝突判定をして前記車両の衝突事故時に乗員を含む人員を保護する保護手段(3)を作動させる制御手段(6)と、
    この蓄電手段およびこの制御手段を内蔵する筐体(40)とを有する、
    乗員保護制御装置(4)において、
    前記筐体に内蔵されており前記蓄電手段から給電されこの蓄電手段と前記制御手段とを接続する安全装置(7)をさらに有し、
    この安全装置は、
    前記外部電源から供給される電圧を観測して電源喪失を判定する電源監視手段(71)と、
    前記乗員保護制御装置にかかる加速度を検出する内蔵Gセンサ(73)と、
    この内蔵Gセンサからの加速度信号に基づき特定減速度を検出する減速度監視手段(72)と、
    この特定減速度の検出時点である衝撃時点と前記電源喪失の検出時点である停電時点との時間関係に基づいてこの電源喪失が前記衝突事故以外に起因しているという衝突事故の否定判定を行う論理回路(74)と、
    この論理回路がこの否定判定を下した場合には前記蓄電手段から前記制御手段への給電を遮断するスイッチ手段(76)とをもつことを特徴とする、
    乗員保護制御装置。
  2. 前記減速度監視手段は、所定方向への前記加速度が所定加速度(Gth1)を越えたことをもって前記特定減速度の検出と判定し、
    前記電源監視手段は、前記外部電源からの前記電圧が定格電圧の第一所定パーセンテージを割り込んだことをもって前記電源喪失の検出と判定し、
    前記論理回路は、前記衝撃時点から前記停電時点に至るまでの前記経過時間が第一所定時間(T1)を越えており、かつ前記電源喪失が検出されている停電状態がこの第一所定時間の経過時点からさらに第二所定時間(T2)が経過するまで続いたことをもって、前記否定判定を行う判定ロジックをもつ、
    請求項1記載の乗員保護制御装置。
  3. 前記電源監視手段は、前記外部電源からの前記電圧が前記定格電圧の第二所定パーセンテージを越えたことをもって電源回復状態と判定し、
    前記論理回路は、この電源回復状態が第三所定時間(T3)を越えて続いた場合に前記スイッチ手段を閉じて前記制御手段への給電を再開させる回復ロジックをもつ、
    請求項2記載の乗員保護制御装置。
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