JP2014140263A - 交流直流変換回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】スナバ回路の追加によるコストの増大を好適に抑制することのできる交流直流変換回路を提供する。
【解決手段】コンバータ10は、第1,第2のメインスイッチSm1,Sm2及び第1,第2のメインダイオードDm1,Dm2等を備えるブリッジレスPFC回路である。ここで、第1のメインスイッチSm1及び第2のメインスイッチSm2同士と、第1のメインダイオードDm1及び第2のメインダイオードDm2同士とで、スナバ回路を共有している。スナバ回路は、スナバインダクタ20及びスナバコンデンサ22からなる。スナバ回路を共有すべく、第1のメインダイオードDm1及び第1のメインスイッチSm1の接続点P1とスナバ回路との間に、第1,第3のダイオードD1,D3を設け、第2のメインダイオードDm2及び第2のメインスイッチSm2の接続点P2とスナバ回路との間に、第2,第4のダイオードD2,D4を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電流の流通経路を開閉する機能である開閉機能を有する第1の素子に加えて、第2の素子を直列に接続して成した第1の直列接続体と、前記開閉機能を有する第3の素子に加えて、第4の素子を直列に接続して成した第2の直列接続体と、前記第1の素子及び前記第2の素子の接続点である第1の接続点と、前記第3の素子及び前記第4の素子の接続点である第2の接続点との間に介在するメインインダクタと、を備える交流直流変換回路に関する。
この種の回路としては、下記特許文献1に見られるように、ダイオード及び半導体スイッチング素子(NチャネルMOSFET)の直列接続体を2つ備えるブリッジレスPFC回路が知られている。詳しくは、これら直列接続体のうち一方の直列接続体を構成するダイオード及びスイッチング素子の接続点は、インダクタ及び交流電源を介して他方の直列接続体を構成するダイオード及びスイッチング素子の接続点に接続されている。こうした構成によれば、交流電圧を直流電圧に変換する場合に生じる損失を低減させることができる。
ここで、上記回路においては、スイッチング素子が高速スイッチングされる。このため、スイッチング素子がオン状態及びオフ状態のうち一方から他方に切り替えられる場合にサージ電圧が生じ得る。具体的には、スイッチング素子がオン状態からオフ状態に切り替えられる場合にサージ電圧が生じたり、スイッチング素子がオフ状態からオン状態に切り替えられる場合にダイオードのリカバリに起因したサージ電圧が生じたりする。こうした場合、交流直流変換回路内における損失が増大したり、スイッチング素子やダイオードの信頼性が低下したり、さらには高周波ノイズが生じたりする懸念がある。
特開2011−152017号公報
こうした問題に対処すべく、例えば、スイッチング素子のそれぞれや、ダイオードのそれぞれにスナバ回路を接続することも考えられる。しかしながら、この場合、例えば、スイッチング素子やダイオードの数だけ交流直流変換回路にスナバ回路を備えることとなり、交流直流変換回路の追加部品数が増大する。これにより、交流直流変換回路のコストが増大する懸念がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、スナバ回路の追加によるコストの増大を好適に抑制することのできる新たな交流直流変換回路を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1記載の発明は、電流の流通経路を開閉する機能である開閉機能を有する第1の素子(Sm1)に加えて、第2の素子(Dm1,Sm3)を直列に接続して成した第1の直列接続体と、前記開閉機能を有する第3の素子(Sm2)に加えて、第4の素子(Dm2,Sm4)を直列に接続して成した第2の直列接続体と、前記第1の素子及び前記第2の素子の接続点である第1の接続点(P1)と、前記第3の素子及び前記第4の素子の接続点である第2の接続点(P2)との間に介在するメインインダクタ(16,16a,16b)と、を備え、前記第1の直列接続体の両端のうち前記第1の素子側と、前記第2の直列接続体の両端のうち前記第3の素子側とは接続され、前記第1の直列接続体の両端のうち前記第2の素子側と、前記第2の直列接続体の両端のうち前記第4の素子側とは接続され、前記第2の素子は、前記第1の素子の閉状態において該第2の素子の高電位側から低電位側への電流の流通を規制する機能と、前記第1の素子の開状態において前記第2の素子の低電位側から高電位側への電流の流通を許容する機能との両方を有し、前記第4の素子は、前記第3の素子の閉状態において該第4の素子の高電位側から低電位側への電流の流通を規制する機能と、前記第3の素子の開状態において前記第4の素子の低電位側から高電位側への電流の流通を許容する機能との両方を有する。こうした構成において、請求項1記載の発明は、前記第1の接続点及び前記第2の接続点のそれぞれと、前記第1の直列接続体の両端のうち少なくとも一方との間に接続された共通のスナバ回路(20,22,24,22a,26,Sb,Ds,30,32,Sba,Dsa,22b,Sbb,Sbc,Dsb,Sbd,Sbe,Dsd,Dse,34,36,38,Sbf)と、前記第1の接続点と前記スナバ回路との間に設けられてかつ、前記第1の素子が閉状態から開状態へと切り替えられることにより、該第1の素子に流れる電流が規制された場合における前記メインインダクタ及び前記第1の接続点の間の電流の流通方向とは逆方向の電流の流通を規制する機能を有する第5の素子(D1,D3)と、前記第2の接続点と前記スナバ回路との間に設けられてかつ、該第3の素子を閉状態から開状態へと切り替えられることにより、前記第3の素子に流れる電流が規制された場合における前記メインインダクタ及び前記第2の接続点の間の電流の流通方向とは逆方向の電流の流通を規制する機能を有する第6の素子(D2,D4)と、を備えることを特徴とする。
上記発明では、第5の素子及び第6の素子を備えてかつ、スナバ回路を上記態様にて接続することで、第1の素子及び第3の素子同士や、第2の素子及び第4の素子同士でスナバ回路を共有することができる。このため、スナバ回路の追加による部品数の増大を抑制することができ、ひいては交流直流変換回路のコストの増大を好適に抑制することができる。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるコンバータ内の電流の流通態様を示す図。 同実施形態にかかるコンバータ内の電流の流通態様を示す図。 第2の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるコンバータ内の電流の流通態様を示す図。 第3の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるコンバータ内の電流の流通態様を示す図。 同実施形態にかかるコンバータ内の電流の流通態様を示す図。 同実施形態にかかるコンバータ内の電流の流通態様を示す図。 第4の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるコンバータ内の電流の流通態様を示す図。 同実施形態にかかるコンバータ内の電流の流通態様を示す図。 第5の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるコンバータ内の電流の流通態様を示す図。 第6の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるコンバータ内の電流の流通態様を示す図。 第7の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるコンバータ内の電流の流通態様を示す図。 同実施形態にかかるコンバータ内の電流の流通態様を示す図。 同実施形態にかかるコンバータ内の電流の流通態様を示す図。 第8の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるコンバータ内の電流の流通態様を示す図。 同実施形態にかかるコンバータ内の電流の流通態様を示す図。 その他の実施形態にかかるシステム構成図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、コンバータ10は、交流電源12(商用電源)から出力される交流電圧を直流電圧に変換し、変換した直流電圧を負荷14に印加する機能を有する。本実施形態において、コンバータ10は、ブリッジレスPFC回路である。コンバータ10には、スイッチング損失を低減するための補助回路が追加されている。すなわち、コンバータ10の主回路は、NチャネルMOSFET(以下、第1のメインスイッチSm1)及び第1のメインダイオードDm1の直列接続体、NチャネルMOSFET(以下、第2のメインスイッチSm2)及び第2のメインダイオードDm2の直列接続体との並列接続体、メインインダクタ16、並びに平滑コンデンサ18を備えている。なお、本実施形態において、第1のメインスイッチSm1が第1の素子に相当し、第1のメインダイオードDm1が第2の素子に相当する。また、第2のメインスイッチSm2が第3の素子に相当し、第2のメインダイオードDm2が第4の素子に相当する。
コンバータ10の主回路について詳しく説明すると、第1のメインダイオードDm1のアノードには、第1のメインスイッチSm1のドレインが接続され、第2のメインダイオードDm2のアノードには、第2のメインスイッチSm2のドレインが接続されている。ここでは、第1のメインダイオードDm1及び第2のメインダイオードDm2のカソード同士が接続され、第1のメインスイッチSm1及び第2のメインスイッチSm2のソース同士が接続されている。
第1のメインダイオードDm1及び第1のメインスイッチSm1の接続点である第1の接続点P1には、メインインダクタ16及び交流電源12を介して第2のメインダイオードDm2及び第2のメインスイッチSm2の接続点である第2の接続点P2が接続されている。また、第1のメインダイオードDm1及び第1のメインスイッチSm1の直列接続体と、第2のメインダイオードDm2及び第2のメインスイッチSm2の直列接続体との並列接続体には、平滑コンデンサ18及び負荷14のそれぞれが並列接続されている。
続いて、コンバータ10の補助回路ついて説明する。
コンバータ10の補助回路は、第1〜第4のダイオードD1〜D4と、スナバインダクタ20、スナバコンデンサ22及び抵抗体24からなるスナバ回路とを備えている。詳しくは、第1のメインダイオードDm1には、第1のダイオードD1及びスナバインダクタ20の直列接続体が並列接続され、第2のメインダイオードDm2には、第2のダイオードD2及びスナバインダクタ20の直列接続体が並列接続されている。ここでは、第1のダイオードD1及び第2のダイオードD2のそれぞれのカソードがスナバインダクタ20に接続されている。なお、本実施形態において、第1のダイオードD1及び第3のダイオードD3が第5の素子に相当し、第2のダイオードD2及び第4のダイオードD4が第6の素子に相当する。
一方、第1のメインスイッチSm1には、第3のダイオードD3及びスナバコンデンサ22の直列接続体が並列接続され、第2のメインスイッチSm2には、第4のダイオードD4及びスナバコンデンサ22の直列接続体が並列接続されている。ここでは、第3のダイオードD3及び第4のダイオードD4のそれぞれのカソードがスナバコンデンサ22に接続されている。また、スナバコンデンサ22の両端のうち第3のダイオードD3側には、抵抗体24を介して第2のメインダイオードDm2のカソードが接続されている。
制御装置25は、コンバータ10の出力電圧を制御すべく、第1のメインスイッチSm1及び第2のメインスイッチSm2のゲートに対して操作信号gm1,gm2を出力することで、これらメインスイッチSm1,Sm2をオンオフ操作する。すなわち、制御装置25は、メインインダクタ16に供給される交流電力を直流電力に変換して出力すべく、第1のメインスイッチSm1及び第2のメインスイッチSm2を開閉操作する操作手段である。
次に、図2及び図3を用いて、コンバータ10の補助回路の動作について説明する。
図2は、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間におけるコンバータ10内の電流の流通態様を示し、図3は、交流電源12の出力電圧が負の極性を持つ期間におけるコンバータ10内の電流の流通態様を示す。なお、以降、基本的には、電流連続モードを例にして説明する。
まず、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間においては、第2のメインスイッチSm2がオン状態(閉状態)とされる状況下、第1のメインスイッチSm1がオンオフ操作される。この状態では、第2のメインスイッチSm2に常に電流が流れることから、第2の接続点P2の電位が接地電位とされる。このため、第2のダイオードD2及び第4のダイオードD4のそれぞれの端子間に逆電圧が印加される。これにより、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間におけるコンバータ10内の等価回路は、図2(a)〜図2(d)に示すものとなる。
詳しくは、図2(a)に示す「状態1」は、第2のメインスイッチSm2がオン状態とされる状況下、第1のメインスイッチSm1がオン状態(閉状態)とされる状態である。このため、交流電源12、メインインダクタ16、第1のメインスイッチSm1、第2のメインスイッチSm2及び交流電源12にて形成される閉回路に電流が流れる。これにより、メインインダクタ16に磁気エネルギが蓄えられる。
続く図2(b)に示す「状態2」は、第1のメインスイッチSm1がオフ状態に切り替えられた状態である。この状態では、交流電源12、メインインダクタ16、第3のダイオードD3、スナバコンデンサ22、第2のメインスイッチSm2及び交流電源12にて形成される閉回路に電流が流れる。ここで、第1のメインスイッチSm1がオフ状態に切り替えられる際、第1のメインスイッチSm1の一対の端子(ドレイン及びソース)間の電圧は、スナバコンデンサ22の充電電圧の上昇速度によって制限される。このため、第1のメインスイッチSm1のオフ状態への切り替えに伴うサージ電圧の発生を抑制することができる。
続く図2(c)に示す「状態3」は、スナバコンデンサ22の電圧がコンバータ10の出力電圧(平滑コンデンサ18の電圧)まで上昇することで、メインインダクタ16から出力される電流が、第1のメインダイオードDm1及びスナバインダクタ20のそれぞれを介して出力される状態である。
続く図2(d)に示す「状態4」は、第1のメインスイッチSm1がオン状態に切り替えられた状態である。本実施形態では、スナバインダクタ20の存在により、第1のメインスイッチSm1がオン状態に切り替えられる場合であっても、メインインダクタ16から第1のダイオードD1を介してスナバインダクタ20へと向かう方向の電流の流通が継続される。そして、第1のメインダイオードDm1に逆電圧が印加されてリカバリ電流が流れる場合に、スナバインダクタ20の存在によってリカバリ電流の流通経路のインダクタンスが高くされることで、リカバリ電流の変化速度を低下させることができ、ひいてはリカバリ電流に起因したサージ電圧を抑制することができる。
なお、補助回路の動作の1周期は、第1のメインスイッチSm1のオンオフ操作1周期である。また、図2(c)に示す「状態3」や、図2(d)に示す「状態4」では、平滑コンデンサ18の電圧がスナバコンデンサ22の電圧未満となることにより、スナバコンデンサ22に蓄えられた電荷が抵抗体24を介して放電された状態を示している。さらに、「状態4」においてスナバインダクタ20に流れる電流が「0」となると、先の図2(a)の「状態1」に移行する。
続いて、交流電源12の出力電圧が負の極性を持つ期間について説明する。この期間においては、第1のメインスイッチSm1がオン状態とされる状況下、第2のメインスイッチSm2がオンオフ操作される。この状態では、第1のメインスイッチSm1に常に電流が流れることから、第1の接続点P1の電位が接地電位とされる。このため、第1のダイオードD1及び第3のダイオードD3のそれぞれの端子間に逆電圧が印加される。これにより、交流電源12の出力電圧が負の極性を持つ期間におけるコンバータ10内の等価回路は、図3(a)〜図3(d)に示すものとなる。
詳しくは、図3(a)に示す「状態1」は、第1のメインスイッチSm1がオン状態とされる状況下、第2のメインスイッチSm2がオン状態とされる状態である。このため、交流電源12、第2のメインスイッチSm2、第1のメインスイッチSm1、メインインダクタ16及び交流電源12にて形成される閉回路に電流が流れる。これにより、メインインダクタ16に磁気エネルギが蓄えられる。
続く図3(b)に示す「状態2」は、第2のメインスイッチSm2がオフ状態に切り替えられた状態である。この状態では、交流電源12、第4のダイオードD4、スナバコンデンサ22、第1のメインスイッチSm1、メインインダクタ16及び交流電源12にて形成される閉回路に電流が流れる。ここで、第2のメインスイッチSm2がオフ状態に切り替えられる際、第2のメインスイッチSm2の端子間電圧は、スナバコンデンサ22の充電電圧の上昇速度によって制限される。このため、第2のメインスイッチSm2のオフ状態への切り替えに伴うサージ電圧の発生を抑制することができる。
続く図3(c)に示す「状態3」は、スナバコンデンサ22の電圧が平滑コンデンサ18の電圧まで上昇することで、メインインダクタ16から出力される電流が第2のメインダイオードDm2及びスナバインダクタ20のそれぞれを介して出力される状態である。なお、第2のダイオードD2及び第4のダイオードD4は、第2のメインスイッチSm2がオン状態からオフ状態に切り替えられた場合において、第2の接続点P2から第2のダイオードD2及び第4のダイオードD4へと向かう方向の電流の流通を許容し、この方向とは逆方向の電流の流通を規制する機能を有する。
続く図3(d)に示す「状態4」は、第2のメインスイッチSm2がオン状態に切り替えられた状態である。本実施形態では、先の図2(d)の「状態4」で説明したように、スナバインダクタ20が存在することから、第2のメインスイッチSm2のオン状態への切り替えに伴うサージ電圧の発生を抑制することができる。
なお、図3(c)に示す「状態3」や、図3(d)に示す「状態4」では、平滑コンデンサ18の電圧がスナバコンデンサ22の電圧未満となることにより、スナバコンデンサ22に蓄えられた電荷が抵抗体24を介して放電された状態を示している。また、「状態4」においてスナバインダクタ20に流れる電流が「0」となると、先の図3(a)の「状態1」に移行する。
以上説明した本実施形態によれば、第1のメインスイッチSm1及び第2のメインスイッチSm2同士と、第1のメインダイオードDm1及び第2のメインダイオードDm2同士とのそれぞれにおいてスナバ回路を共通することができる。このため、スナバ回路の追加による部品数の増大を抑制することができ、ひいてはコンバータ10のコストの増大を好適に抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、コンバータ10の補助回路の構成を変更する。
図4に、本実施形態にかかるシステム構成図を示す。なお、図4において、先の図1に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、補助回路は、第1のダイオードD1と、第2のダイオードD2と、サブダイオードDs、スナバコンデンサ22a、エネルギ蓄積用インダクタとしてのサブインダクタ26及びNチャネルMOSFET(以下、サブスイッチSb)からなるスナバ回路とを備えている。詳しくは、第1のメインスイッチSm1には、第1のダイオードD1及びスナバコンデンサ22aの直列接続体が並列接続され、第2のメインスイッチSm2には、第2のダイオードD2及びスナバコンデンサ22aの直列接続体が並列接続されている。ここでは、第1のダイオードD1及び第2のダイオードD2のそれぞれのカソードがスナバコンデンサ22aに接続されている。
スナバコンデンサ22aには、サブインダクタ26及びサブスイッチSbの直列接続体が並列接続されている。詳しくは、サブスイッチSbのドレインとサブインダクタ26とが接続されている。また、サブインダクタ26及びサブスイッチSbの接続点には、サブダイオードDsのアノードが接続され、サブダイオードDsのカソードには、第2のメインダイオードDm2のカソードが接続されている。ちなみに、サブスイッチSbは、制御装置25から出力される操作信号gsによって操作される。
続いて、本実施形態にかかる補助回路の動作について説明する。
図5に、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間におけるコンバータ10内の電流の流通態様を示す。この期間においては、第2のメインスイッチSm2がオン状態とされて第2のメインスイッチSm2に常に電流が流れることから、第2のダイオードD2の端子間に逆電圧が印加される。これにより、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間におけるコンバータ10内の等価回路は、図5(a)〜図5(d)に示すものとなる。
詳しくは、図5(a)に示す「状態1」は、主回路については先の図2(a)の「状態1」と同じであり、補助回路については、サブスイッチSbがオフ状態とされる状態である。
続く図5(b)に示す「状態2」は、第1のメインスイッチSm1がオフ状態に切り替えられた状態である。この状態では、交流電源12、メインインダクタ16、第1のダイオードD1、スナバコンデンサ22a、第2のメインスイッチSm2及び交流電源12にて形成される閉回路に電流が流れる。ここで、第1のメインスイッチSm1がオフ状態に切り替えられる際、第1のメインスイッチSm1の端子間電圧は、スナバコンデンサ22aの充電電圧の上昇速度によって制限される。このため、第1のメインスイッチSm1のオフ状態への切り替えに伴うサージ電圧の発生を抑制することができる。
なお、その後、スナバコンデンサ22aの電圧が平滑コンデンサ18の電圧まで上昇することで、メインインダクタ16から出力される電流が第1のメインダイオードDm1を介して出力される状態に移行する。
続く図5(c)に示す「状態3」は、第1のメインスイッチSm1がオン状態に切り替えられ、また、サブスイッチSbがオン状態に切り替えられた状態である。この状態では、スナバコンデンサ22aに蓄えられた電荷によって、スナバコンデンサ22a、サブインダクタ26及びサブスイッチSbにて形成される閉回路に電流が流れる。これにより、スナバコンデンサ22aに蓄えられた電気エネルギは、スナバコンデンサ22aに移動されることとなる。
続く図5(d)に示す「状態4」は、サブスイッチSbがオフ状態に切り替えられた状態である。この状態では、サブインダクタ26に蓄えられた磁気エネルギによって、サブインダクタ26からサブダイオードDsに向かう方向に電流が流れる。
なお、「状態4」において、スナバコンデンサ22aの電圧が漸減して「0」となると、先の図5(a)の「状態1」に移行する。また、「状態3」及び「状態4」で説明したスナバコンデンサ22aの電荷の移動によって、スナバコンデンサ22aに蓄えられたエネルギは、理論的には無損失で平滑コンデンサ18側に出力され、出力エネルギとして利用されることとなる。すなわち、本実施形態にかかるスナバ回路は、無損失スナバ回路である。
ちなみに、交流電源12の出力電圧が負の極性を持つ期間における補助回路の動作については、図5で説明したものと同様であるため、その説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態にかかるスナバ回路は、構成部品が多い。このため、第1のメインスイッチSm1及び第2のメインスイッチSm2同士でスナバ回路を共有することにより、部品数の増大の抑制効果を大きくすることができ、ひいてはコンバータ10のコストの増大をより好適に抑制することができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、コンバータ10の補助回路の構成を変更する。
図6に、本実施形態にかかるシステム構成図を示す。なお、図6において、先の図1に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、補助回路は、第1〜第4のダイオードD1〜D4と、スナバコンデンサ22、サブダイオードDsa、NチャネルMOSFET(以下、サブスイッチSba)及びトランス30からなるスナバ回路とを備えている。詳しくは、スナバコンデンサ22には、トランス30の1次側コイル30a及びサブスイッチSbaの直列接続体が並列接続されている。ここでは、サブスイッチSbaのドレインと1次側コイル30aとが接続されている。なお、サブスイッチSbaは、制御装置25から出力される操作信号gsaによって操作される。
1次側コイル30a及びサブスイッチSbaの接続点には、サブダイオードDsaのアノードが接続され、サブダイオードDsaのカソードには、第2のメインダイオードDm2のカソードが接続されている。また、サブダイオードDsaのカソードには、サブインダクタ32及びトランス30の2次側コイル30bの直列接続体を介して第1のダイオードD1及び第2のダイオードD2のカソードが接続されている。
なお、1次側コイル30aの巻数は、2次側コイル30bの巻数よりも十分に多くなっている。また、本実施形態において、サブインダクタ32は、トランス30の漏れインダクタンスによって構成されている。
ちなみに、本実施形態では、コンバータ10としてセミブリッジレスPFC回路を採用しており、これに伴いメインインダクタを分割配置している。すなわち、第1の接続点P1には、第1のメインインダクタ16a、交流電源12、第2のメインインダクタ16bを介して第2の接続点P2が接続されている。また、第1のメインインダクタ16a及び交流電源12の接続点には、第1の補助ダイオードDaのカソードが接続され、第2のメインインダクタ16b及び交流電源12の接続点には、第2の補助ダイオードDbのカソードが接続されている。第1の補助ダイオードDa及び第2の補助ダイオードDbのそれぞれのアノードには、第1のメインスイッチSm1のソースが接続されている。
続いて、図7及び図8を用いて、本実施形態にかかる補助回路の動作について説明する。なお、本実施形態にかかる補助回路の動作は、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間及び負の極性を持つ期間のそれぞれで同様である。このため、本実施形態では、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間を例にして説明する。
この期間においては、第2のメインスイッチSm2がオフ状態とされることで、第2の補助ダイオードDbに順方向電流が流れることから、第2のダイオードD2及び第4のダイオードD4の端子間に逆電圧が印加される。これにより、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間におけるコンバータ10内の等価回路は、図7(a)〜図7(d)及び図8(a)〜図8(d)に示すものとなる。
詳しくは、図8(a)に示す「状態1」は、第1のメインスイッチSm1がオン状態とされる状態である。この状態では、交流電源12、第1のメインインダクタ16a、第1のメインスイッチSm1、第2の補助ダイオードDb及び交流電源12から形成される閉回路に電流が流れる。これにより、第1のメインインダクタ16aに磁気エネルギが蓄えられる。
続く図7(b)に示す「状態2」は、第1のメインスイッチSm1がオフ状態に切り替えた状態である。このため、第1のメインインダクタ16aから出力される電流が第3のダイオードD3を介してスナバコンデンサ22に流れる。この際、第1のメインスイッチSm1の端子間電圧がスナバコンデンサ22の充電電圧の上昇速度によって制限される。このため、第1のメインスイッチSm1のオフ状態への切り替えに伴うサージ電圧の発生を抑制することができる。
続く図7(c)に示す「状態3」は、スナバコンデンサ22の充電電圧が平滑コンデンサ18の電圧まで上昇することで、第1のメインインダクタ16aから出力される電流が第1のメインダイオードDm1を介して平滑コンデンサ18側に出力される状態である。
続く図7(d)に示す「状態4」は、第1のメインスイッチSm1がオン状態に切り替えられるに先立ち、サブスイッチSbaがオン状態に切り替えられた状態である。この状態では、第1のメインダイオードDm1に流れていた電流がトランス30の2次側コイル30b側に転流され、第1のメインダイオードDm1に流れていた電流が漸減するとともに2次側コイル30b側に流れる電流が漸増する。すなわち、サブスイッチSbaがオン状態に切り替えられると、第1のメインインダクタ16aに流れていた電流の一部が第3のダイオードD3及び1次側コイル30aを介してサブスイッチSbaに流れる。ここで、図示されるように、1次側コイル30aに第3のダイオードD3側を正とする電圧が印加される場合に、2次側コイル30bにサブインダクタ32側を正とする電圧が誘起されるようにこれらコイル30a,30bの極性を設定している。このため、1次側コイル30aに電流が流れることで、2次側コイル30bにも電流が流れる。この際の電流は、1次側コイル30aの巻数の方が2次側コイル30bの巻数よりも多いために、サブスイッチSbaに流れる電流と比較して十分に大きくなる。この際、トランス30やサブインダクタ32には、磁気エネルギが蓄えられる。
続く図8(a)に示す「状態5」は、第1のメインダイオードDm1に流れる電流が「0」となった後に第1のメインスイッチSm1がオン状態に切り替えられた状態である。第1のメインスイッチSm1がオン状態に切り替えられると、サブインダクタ32の電流の漸減に応じて、第1のメインスイッチSm1に流れる電流が漸増する。この漸増速度は、サブインダクタ32のインダクタンス等によって制限される。これにより、第1のメインスイッチSm1のオン状態への切り替えに伴うサージ電圧の発生を抑制することができる。
また、第1のメインスイッチSm1がオン状態に切り替えられることで、第1の接続点P1の電位が接地電位近傍まで低下するため、スナバコンデンサ22の電荷が放電されてサブスイッチSbaに流れるようになる。
ちなみに、サブインダクタ32は、上述したように、第1のメインスイッチSm1に流れる電流の漸増速度を制限する機能を有する。これに対し、サブインダクタ32を備えない場合には、トランス30を理想変成器とすることなく、漏れインダクタンスを有するように構成することが必要となる。なぜなら、理想変成器の場合、1次側コイル30aの電圧と2次側コイル30bの電圧との関係は、巻数比によって定まるため、2次側コイル30bの電圧をコンバータ10の出力電圧まで上昇させることができなくなり、ひいては第1のメインスイッチSm1がオン状態となることで2次側コイル30bに電流を流すことができなくなるからである。
続く図8(b)に示す「状態6」は、サブスイッチSbaがオフ状態に切り替えられた状態である。この際、トランス30に蓄えられた磁気エネルギがサブダイオードDsaを介して放出されるため、スナバコンデンサ22の放電が継続される。
続く図8(c)に示す「状態7」は、第1のメインインダクタ16aに流れる電流が完全に第1のメインスイッチSm1に流れる状態である。そして、図8(d)に示す「状態8」は、スナバコンデンサ22の放電が完了されたにもかかわらず、未だトランス30に磁気エネルギが蓄えられているために、第1のメインインダクタ16aに流れる電流の一部がトランス30に流入する状態である。なお、トランス30に蓄えられた磁気エネルギが「0」となることで、第1のメインインダクタ16aに流れる電流は全て第1のメインスイッチSm1に流れるようになり、先の図7(a)の「状態1」に移行する。
ちなみに、本実施形態にかかる補助回路の動作の1周期は、第1のメインスイッチSm1のオンオフ操作1周期である。また、図8(a)〜図8(c)に示した状態におけるスナバコンデンサ22の放電エネルギは、理論的には無損失で平滑コンデンサ18側に出力され、出力エネルギとして利用されることとなる。
次に、第1のメインインダクタ16aに流れる電流が有限時間「0」となる電流不連続モードとなる場合における補助回路の動作について説明する。なお、図9に示す状態番号は、先の図7及び図8に示した状態番号に対応させて付している。
図9(a)に示す「状態3」は、第1のメインインダクタ16aに流れる電流が「0」となった状態である。
続く図9(b)に示す「状態4」は、サブスイッチSbaがオン状態に切り替えられた状態である。これにより、スナバコンデンサ22の電荷がトランス30の1次側コイル30a及びサブスイッチSbaを介して放電される。ただし、この際、トランス30の2次側コイル30bには電流が流れない。これは、1次側コイル30aの巻数よりも2次側コイル30bの巻数が小さいために、2次側コイル30bに誘起される電圧が平滑コンデンサ18の電圧と比較して低くなるからである。このため、1次側コイル30aはインダクタとして機能し、スナバコンデンサ22の放電エネルギを磁気エネルギとして蓄える。
続く図9(c)に示す「状態5」は、第1のメインスイッチSm1がオン状態に切り替えられた状態である。この状態では、第1のメインスイッチSm1に流れる電流の漸増速度が、第1のメインインダクタ16aのインダクタンスによって制限される。このため、第1のメインスイッチSm1のオン状態への切り替えに伴うサージ電圧の発生を抑制することができる。
続く図9(d)に示す「状態6」は、サブスイッチSbaがオフ状態に切り替えられた状態である。これにより、トランス30に蓄えられた磁気エネルギは、1次側コイル30a及びサブダイオードDsaを介して平滑コンデンサ18側に出力される。これにより、スナバコンデンサ22に蓄えられたエネルギは、理論的には無損失で出力エネルギとして利用されることとなる。なお、スナバコンデンサ22の充電電圧が「0」となることで先の図7(a)の「状態1」に移行する。
以上説明した本実施形態によっても、上記第2の実施形態で説明したコスト抑制効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、コンバータ10の補助回路の構成を変更する。
図10に、本実施形態にかかるシステム構成図を示す。なお、図10において、先の図1に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、補助回路は、第5のダイオードD5、第6のダイオードD6、スナバコンデンサ22b、サブダイオードDsb、第1のサブスイッチSbb及び第2のサブスイッチSbcからなるスナバ回路を備えている。なお、本実施形態では、第1のサブスイッチSbb及び第2のサブスイッチSbcとして、IGBTを用いている。そして、これらIGBTのそれぞれには、ダイオードが逆並列に接続されている。ちなみに、本実施形態において、第1のサブスイッチSbbが第1のサブ開閉素子に相当し、第2のサブスイッチSbcが第2のサブ開閉素子に相当する。また、サブダイオードDsbが第1のサブ規制素子に相当し、第5のダイオードD5が第2のサブ規制素子に相当し、第6のダイオードD6が第3のサブ規制素子に相当する。
補助回路について詳しく説明すると、第1のメインスイッチSm1には、第1のダイオードD1、スナバコンデンサ22b及び第1のサブスイッチSbbの直列接続体が並列接続されている。ここでは、第1のダイオードD1のカソードと、スナバコンデンサ22bとが接続され、また、スナバコンデンサ22bと、第1のサブスイッチSbbのコレクタとが接続されている。
第2のメインスイッチSm2には、第2のダイオードD2、スナバコンデンサ22b及び第1のサブスイッチSbbの直列接続体が並列接続されている。ここでは、第2のダイオードD2のカソードと、スナバコンデンサ22bとが接続されている。
第1の接続点P1には第5のダイオードD5のアノードが接続され、第2の接続点P2には第6のダイオードD6のアノードが接続されている。第5のダイオードD5及び第6のダイオードD6のカソードのそれぞれには、第2のサブスイッチSbcを介してスナバコンデンサ22b及び第1のサブスイッチSbbの接続点が接続されている。ここでは、第5のダイオードD5及び第6のダイオードD6のカソードのそれぞれと、第2のサブスイッチSbcのコレクタとが接続されている。
第1のダイオードD1及び第2のダイオードD2のカソードのそれぞれとスナバコンデンサ22bとの接続点にはサブダイオードDsbのアノードが接続され、サブダイオードDsbのカソードには第2のメインダイオードDm2のカソードが接続されている。
なお、第1,第2のサブスイッチSbb,Sbcは、制御装置25からの操作信号gsb,gscによって操作される。また、本実施形態では、先の図1に示したメインインダクタ16が、上記第3の実施形態で説明したように、第1のメインインダクタ16a及び第2のメインインダクタ16bに分割配置されている。
続いて、図11及び図12を用いて、本実施形態にかかる補助回路の動作について説明する。なお、本実施形態にかかる補助回路の動作は、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間及び負の極性を持つ期間のそれぞれで同様である。このため、本実施形態では、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間を例にして説明する。
この期間においては、第2のダイオードD2及び第6のダイオードD6のそれぞれの端子間に逆電圧が印加される。このため、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間におけるコンバータ10内の等価回路は、図11(a)〜図11(d)及び図12(a)〜図12(d)に示すものとなる。
詳しくは、図11(a)に示す「状態1」は、主回路については先の図2(a)の「状態1」と同じであり、補助回路については、第1のサブスイッチSbbがオフ状態とされてかつ、第2のサブスイッチSbcがオン状態とされる状態である。
続く図11(b)に示す「状態2」は、第1のサブスイッチSbbがオン状態に切り替えられてかつ、第2のサブスイッチSbcがオフ状態に切り替えられた状態である。この状態は、第1のメインスイッチSm1にスナバコンデンサ22bが並列接続された状態である。なお、スナバコンデンサ22bに電荷が蓄えられていないため、第1のサブスイッチSbbのオン状態への切り替えに伴う損失は生じない。
続く図11(c)に示す「状態3」は、第1のメインスイッチSm1がオフ状態に切り替えられた状態である。この状態では、第1のメインスイッチSm1がオフ状態に切り替えられる際、第1のメインスイッチSm1の端子間電圧がスナバコンデンサ22bの充電電圧の上昇速度によって制限される。このため、第1のメインスイッチSm1のオフ状態への切り替えに伴うサージ電圧の発生を抑制することができる。
続く図11(d)に示す「状態4」は、スナバコンデンサ22bの電圧が平滑コンデンサ18の電圧まで上昇することで、第1,第2のメインインダクタ16a,16bから出力される電流が第1のメインダイオードDm1を介して出力される状態である。そして、図12(a)に示す「状態5」は、第1のメインスイッチSm1がオン状態に切り替えられた状態である。なお、第1のダイオードD1に逆電圧が印加されていることより、スナバコンデンサ22bが第1のメインスイッチSm1と接続されていない状態となる。このため、第1のメインスイッチSm1のオン状態への切り替えによってスナバコンデンサ22bは放電しない。
続く図12(b)に示す「状態6」は、第1のサブスイッチSbbがオフ状態に切り替えられてかつ、第2のサブスイッチSbcがオン状態に切り替えられた状態である。なお、この際、スナバコンデンサ22bの電圧は、平滑コンデンサ18の電圧となっている。このため、第2のサブスイッチSbcのオン状態への切り替えによって第2のサブスイッチSbcに電流は流れない。これにより、第2のサブスイッチSbcのオン状態への切り替えに伴う損失は生じない。
続く図12(c)に示す「状態7」は、第1のメインスイッチSm1がオフ状態に切り替えられた状態である。これにより、第1,第2のメインインダクタ16a,16bから出力された電流は、第2のサブスイッチSbc、スナバコンデンサ22b及びサブダイオードDsbを介して平滑コンデンサ18側に出力されるようになる。この際、第1のメインスイッチSm1の端子間電圧の上昇速度は、スナバコンデンサ22bの充電電圧の低下速度によって制限される。このため、第1のメインスイッチSm1のオフ状態への切り替えに伴うサージ電圧の発生を抑制することができる。
続く図12(d)に示す「状態8」は、第2のサブスイッチSbcに流れる電流が「0」となった状態である。なお、その後、第1のメインスイッチSm1がオン状態に切り替えられることで先の図11(a)に示した「状態1」に移行する。
ちなみに、本実施形態にかかる補助回路の動作の1周期は、第1のメインスイッチSm1のオンオフ操作2周期である。すなわち、第1のメインスイッチSm1の最初のオンオフ操作1周期においてスナバコンデンサ22bが充電され、次のオンオフ操作1周期においてスナバコンデンサ22bから放電されることとなる。
以上説明した本実施形態によっても、上記第2の実施形態で説明したコスト抑制効果を得ることができる。ちなみに、本実施形態にかかる補助回路は、磁気部品を備えない。このため、補助回路の小型化を図ることができる。
(第5の実施形態)
以下、第5の実施形態について、先の第2の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、コンバータ10の補助回路の構成を変更する。
図13に、本実施形態にかかるシステム構成図を示す。なお、図13において、先の図4に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、本実施形態では、コンバータ10として、上記第3の実施形態で説明したセミブリッジレスPFC回路を採用している。こうした構成において、補助回路は、スナバコンデンサ22a及びサブインダクタ26に加えて、第1のサブスイッチSbd、第2のサブスイッチSbe、第1のサブダイオードDsd及び第2のサブダイオードDseからなるスナバ回路を備えている。なお、本実施形態では、第1のサブスイッチSbd及び第2のサブスイッチSbeとしてIGBTを用いている。これらIGBTにはそれぞれ、ダイオードが逆並列に接続されている。
サブインダクタ26の両端のうちスナバコンデンサ22aと反対側には、第1のサブスイッチSbd及び第1のサブダイオードDsdの直列接続体を介して第2の補助ダイオードDbのカソードが接続されている。ここでは、第1のサブスイッチSbdのエミッタ及び第1のサブダイオードDsdのアノードが接続されている。また、サブインダクタ26の両端のうちスナバコンデンサ22aと反対側には、第2のサブスイッチSbe及び第2のサブダイオードDseの直列接続体を介して第1の補助ダイオードDaのカソードが接続されている。ここでは、第2のサブスイッチSbeのエミッタ及び第2のサブダイオードDseのアノードが接続されている。
続いて、本実施形態にかかる補助回路の動作について説明する。なお、本実施形態にかかる補助回路の動作は、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間及び負の極性を持つ期間のそれぞれで同様である。このため、本実施形態では、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間を例にして説明する。
この期間においては、第2のダイオードD2の端子間に逆電圧が印加される。このため、コンバータ10内における等価回路は、図14(a)〜図14(d)に示すものとなる。
詳しくは、図14(a)に示す「状態1」は、第1のメインスイッチSm1がオン状態とされてかつ、第2のサブスイッチSbeがオン状態とされている状態である。そして、図14(b)に示す「状態2」は、第1のメインスイッチSm1及び第2のサブスイッチSbeがオフ状態に切り替えられた状態である。ここで、第1のメインスイッチSm1がオフ状態に切り替えられる際、第1のメインスイッチSm1の端子間電圧がスナバコンデンサ22aの充電電圧の上昇速度によって制限される。このため、第1のメインスイッチSm1のオフ状態への切り替えに伴うサージ電圧の発生を抑制することができる。
続く図14(c)に示す「状態3」は、スナバコンデンサ22aの電圧が平滑コンデンサ18の電圧まで上昇した状態である。そして、図14(d)に示す「状態4」は、第2のサブスイッチSbeがオン状態に切り替えられた状態である。サブスイッチSbeのオン状態への切り替え直後においては、第1のメインインダクタ16aから出力される電流の一部が第1のダイオードD1を介してサブインダクタ26に流れ、そしてその後、第1のメインインダクタ16aから出力される電流の全てが第1のダイオードD1を介してサブインダクタ26に流れることとなる。そして、この状態では、スナバコンデンサ22aに蓄えられた電荷が放電されることとなる。これは、第2の補助ダイオードDbに順方向電流が流れていることから、第2の補助ダイオードDbが導通状態となり、スナバコンデンサ22a、サブインダクタ26、第2のサブスイッチSbe、第2のサブダイオードDse、交流電源12、第2の補助ダイオードDb及びスナバコンデンサ22aにて形成される閉回路に共振電流が流れることによる。これにより、スナバコンデンサ22aに蓄えられたエネルギは、理論的には無損失で交流電源12側に回収される。すなわち、入力エネルギとして利用される。
ちなみに、その後、第1のメインスイッチSm1がオン状態に切り替えられる。ここでは、サブインダクタ26への電流が継続されていることから、第1のメインスイッチSm1のオン状態への切り替えに際して、第1のメインスイッチSm1に流れる電流の上昇速度が抑制される。これにより、第1のメインスイッチSm1をオン状態に切り替えることに伴うサージ電圧の発生を抑制することができる。そして、その後、第1のメインダイオードDm1に流れる電流が漸増し、これに伴いサブインダクタ26に流れる電流が漸減して「0」となることで、先の図14(a)に示した「状態1」に移行する。
以上説明した本実施形態によっても、上記第2の実施形態で説明したコスト抑制効果を得ることができる。
(第6の実施形態)
以下、第6の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、コンバータ10の補助回路の構成を変更する。
図15に、本実施形態にかかるシステム構成図を示す。なお、図15において、先の図1に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。また、本実施形態では、第3のダイオードD3及び第4のダイオードD4が備えられていない。
図示されるように、補助回路は、コンデンサ34、抵抗体36、電源38及びサブスイッチSbfからなるスナバ回路(リカバリアシスト回路)を備えている。詳しくは、第1のダイオードD1及び第2のダイオードD2のカソードには、コンデンサ34及びNチャネルMOSFET(サブスイッチSbf)の直列接続体を介して第2のメインダイオードDm2のカソードが接続されている。ここでは、サブスイッチSbfのソースとコンデンサ34とが接続されている。
コンデンサ34には、抵抗体36及び電源38の直列接続体が並列接続されている。ここでは、電源38の正極側が抵抗体36に接続され、電源38の負極側がコンデンサ34に接続されている。ここで、電源38の端子電圧Vomは、第1のメインスイッチSm1又は第2のメインスイッチSm2がオフ状態からオン状態に切り替えられる場合において、第1のメインダイオードDm1又は第2のメインダイオードDm2の端子間に印加されると想定される逆電圧Vmax(例えば逆電圧の最大値)よりも低い電圧に設定されている。具体的には例えば、電源38の端子電圧は、コンバータ10の出力電圧の目標値よりも低い電圧に設定すればよい。
続いて、本実施形態にかかる補助回路の動作について説明する。なお、本実施形態にかかる補助回路の動作は、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間及び負の極性を持つ期間のそれぞれで同様である。このため、本実施形態では、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間を例にして説明する。
この期間においては第2のダイオードD2の端子間に逆電圧が印加される。このため、コンバータ10内における等価回路は、図16(a)〜図16(d)に示すものとなる。
詳しくは、図16(a)に示す「状態1」は、第1のメインスイッチSm1がオン状態とされてかつ、サブスイッチSbfがオフ状態とされる状態である。そして、図16(b)に示す「状態2」は、第1のメインスイッチSm1がオフ状態に切り替えられた状態である。
続く図16(c)に示す「状態3」は、第1のメインスイッチSm1がオン状態に切り替えられるに先立ち、サブスイッチSbfがオン状態に切り替えられた状態である。これにより、第1のメインダイオードDm1には、電源38によって逆電圧が印加され、第1のメインダイオードDm1に流れる順方向電流がサブスイッチSbfを通る経路に移ることとなる。なお、サブスイッチSbfがオン状態に切り替えられることで、第1のダイオードD1を介して電源38に向かって電流が流れようとするものの、抵抗体36の存在によって電流は主にコンデンサ34に流れることとなる。こうした構成によれば、電源38の電流リプルの増大を抑制することができる。
続く図16(d)に示す「状態4」は、第1のメインスイッチSm1がオン状態に切り替えられた状態である。第1のメインダイオードDm1には電源38によって逆電圧が印加されていることから、第1のメインスイッチSm1のオン状態への切り替えに伴い第1のメインダイオードDm1から第1のメインスイッチSm1を経由して過大なリカバリ電流が流れることを防ぐことができる。
以上説明した本実施形態によっても、上記第2の実施形態で説明したコスト抑制効果を得ることができる。
(第7の実施形態)
以下、第7の実施形態について、先の第3の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、コンバータ10の主回路の構成を変更する。これに伴い、補助回路の構成も変更する。
図17に、本実施形態にかかるシステム構成図を示す。なお、図17において、先の図6に示した部材と同一の部材又は対応する部材については、便宜上、同一の符号を付している。
まず、コンバータ10の主回路について説明する。
図示されるように、第1のメインダイオードDm1のカソードには、第1のメインスイッチSm1のソースが接続され、第2のメインダイオードDm2のカソードには、第2のメインスイッチSm2のソースが接続されている。ここでは、第1のメインダイオードDm1及び第2のメインダイオードDm2のアノード同士が接続され、第1のメインスイッチSm1及び第2のメインスイッチSm2のドレイン同士が接続されている。また、第1の接続点P1には、第1のメインインダクタ16a、交流電源12及び第2のメインインダクタ16bを介して第2の接続点P2が接続されている。
なお、本実施形態では、コンバータ10として、セミブリッジレスPFC回路ではなく、ブリッジレスPFC回路を採用している。
続いて、コンバータ10の補助回路ついて説明する。
第1のメインスイッチSm1には、第1のダイオードD1及びスナバコンデンサ22の直列接続体が並列接続され、第2のメインスイッチSm2には、第2のダイオードD2及びスナバコンデンサ22の直列接続体が並列接続されている。ここでは、第1のダイオードD1及び第2のダイオードD2のそれぞれのアノードとスナバコンデンサ22とが接続されている。
第1のダイオードD1及び第2のダイオードD2のアノードのそれぞれには、1次側コイル30aを介してサブスイッチSbaのソースが接続され、サブスイッチSbaのドレインには、第2のメインスイッチSm2のドレインが接続されている。一方、サブスイッチSbaのソースには、サブダイオードDsaのカソードが接続され、サブダイオードDsaのアノードには、第2のメインダイオードDm2のアノードが接続されている。
第1の接続点P1には、第3のダイオードD3のカソードが接続され、第2の接続点P2には、第4のダイオードD4のカソードが接続されている。第3のダイオードD3及び第4のダイオードD4のアノードのそれぞれには、2次側コイル30b及びサブインダクタ32を介してサブダイオードDsaのアノードが接続されている。
次に、図18及び図19を用いて、本実施形態にかかる補助回路の動作について説明する。
まず、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間においては、第1のメインスイッチSm1がオン状態とされる状況下、第2のメインスイッチSm2がオンオフ操作される。この状態では、第1のメインスイッチSm1が常にオン状態とされ、第1のダイオードD1及び第3のダイオードD3のそれぞれのカソード側に交流電源12の正極性の電圧が印加されることとなる。このため、第1のダイオードD1及び第3のダイオードD3のそれぞれの端子間に逆電圧が印加されることとなり、上記期間におけるコンバータ10内の等価回路は、図18(a)〜図18(d)及び図19(a)〜図19(d)に示すものとなる。なお、これら図に示す「状態1」〜「状態8」は、先の図7及び図8に示した「状態1」〜「状態8」に対応している。
詳しくは、図18(a)に示す「状態1」は、第2のメインスイッチSm2がオン状態とされる状態である。このため、交流電源12、第1のメインインダクタ16a、第1のメインスイッチSm1、第2のメインスイッチSm2、第2のメインインダクタ16b及び交流電源12から形成される閉回路に電流が流れる。
続く図18(b)に示す「状態2」は、第2のメインスイッチSm2がオフ状態に切り替えた状態である。このため、第1,第2のメインインダクタ16a,16bから出力される電流がスナバコンデンサ22に流れる。これにより、第2のメインスイッチSm2のオフ状態への切り替えに伴うサージ電圧の発生を抑制することができる。なお、その後、スナバコンデンサ22の電圧が平滑コンデンサ18の電圧まで上昇することで、図18(c)に示す「状態3」に移行する。
続く図18(d)に示す「状態4」は、第2のメインスイッチSm2がオン状態に切り替えられるに先立ち、サブスイッチSbaがオン状態に切り替えられた状態である。この状態では、第1,第2のメインインダクタ16a,16bから出力された電流の一部がサブスイッチSbaを介して1次側コイル30aに流れることにより、第2のメインダイオードDm2に流れていた電流が2次側コイル30b側に転流される。このため、その後、第2のメインダイオードDm2に流れていた電流が漸減するとともに2次側コイル30b側に流れる電流が漸増することとなる。
続く図19(a)に示す「状態5」は、第2のメインダイオードDm2に流れる電流が「0」となった後に第2のメインスイッチSm2をオン状態に切り替えた状態である。第2のメインスイッチSm2がオン状態に切り替えられると、サブインダクタ32の電流の漸減に応じて、第2のメインスイッチSm2に流れる電流が漸増する。この漸増速度は、サブインダクタ32のインダクタンス等によって制限されることから、第2のメインスイッチSm2のオン状態への切り替えに伴うサージ電圧の発生を抑制することができる。
また、第2のメインスイッチSm2がオン状態に切り替えられることで、第2のメインスイッチSm2のドレイン側の電位が低下する。このため、スナバコンデンサ22の電荷が放電されてサブスイッチSbaに流れるようになる。
続く図19(b)に示す「状態6」は、サブスイッチSbaがオフ状態に切り替えられた状態である。この際、トランス30に蓄えられた磁気エネルギがサブダイオードDsaを介して放出されるため、スナバコンデンサ22の放電が継続される。そして、図19(c)に示す「状態7」は、2次側コイル30bに流れる電流が「0」となった状態である。
続く図19(d)に示す「状態8」は、スナバコンデンサ22の放電が完了されたにもかかわらず、未だトランス30に磁気エネルギが蓄えられているために、1次側コイル30aに電流が流れる状態である。なお、トランス30に蓄えられた磁気エネルギが「0」となることで、先の図18(a)の「状態1」に移行する。
続いて、交流電源12の出力電圧が負の極性を持つ期間におけるコンバータ10の主回路の動作について説明する。交流電源12の出力電圧が負の極性を持つ期間においては、第2のメインスイッチSm2がオン状態とされる状況下、第1のメインスイッチSm1がオンオフ操作される。この状態では、第2のメインスイッチSm2が常にオン状態とされ、第2のダイオードD2及び第4のダイオードD4のそれぞれのカソード側に交流電源12の正極性の電圧が印加されることとなる。このため、第2のダイオードD2及び第4のダイオードD4のそれぞれの端子間に逆電圧が印加されることとなり、上記期間におけるコンバータ10内の等価回路は、図20に示すものとなる。ここで、図20に示す状態番号は、先の図18に示した状態番号に対応している。
なお、交流電源12の出力電圧が負の極性を持つ期間における補助回路の動作は、上記出力電圧が正の極性を持つ期間における動作と同様である。このため、本実施形態では、その詳細な説明を省略する。
以上説明した本実施形態によっても、上記第2の実施形態で説明したコスト抑制効果を得ることができる。
(第8の実施形態)
以下、第8の実施形態について、先の第7の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、コンバータ10の補助回路の構成を上記第4の実施形態で説明したものに変更する。
図21に、本実施形態にかかるシステム構成図を示す。なお、図21において、先の図10に示した部材と同一の部材又は対応する部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、第1のメインスイッチSm1には、第1のサブスイッチSbb、第2のサブスイッチSbc及び第5のダイオードD5の直列接続体が並列接続されている。ここでは、第1のサブスイッチSbbのエミッタと第2のサブスイッチSbcのコレクタとが接続されている。また、第2のメインスイッチSm2には、第1のサブスイッチSbb、第2のサブスイッチSbc及び第6のダイオードD6の直列接続体が並列接続されている。
第1のサブスイッチSbb及び第2のサブスイッチSbcの接続点には、スナバコンデンサ22b及びサブダイオードDsbの直列接続体を介して第2のメインダイオードDm2のアノードが接続されている。ここでは、スナバコンデンサ22bとサブダイオードDsbのカソードとが接続されている。また、スナバコンデンサ22b及びサブダイオードDsbの接続点には、第1のダイオードD1及び第2のダイオードD2のアノードのそれぞれが接続されている。
なお、本実施形態にかかる補助回路の動作は、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間及び負の極性を持つ期間のそれぞれで同様である。このため、図22及び図23には、交流電源12の出力電圧が正の極性を持つ期間の動作のみを示している。ここで、本実施形態において、コンバータ10の主回路の動作が上記第7の実施形態と同様なこと、及びコンバータ10の補助回路の動作が上記第4の実施形態と同様なことから、補助回路の動作の詳細な説明を省略する。
以上説明した本実施形態によっても、上記第2の実施形態で説明したコスト抑制効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・「スナバ回路」としては、上記各実施形態に例示したものに限らない。例えば、上記第1の実施形態において、スナバインダクタ20及びスナバコンデンサ22のうちいずれかを除去してもよい。また、例えば、上記第6の実施形態で説明したリカバリアシスト回路を、上記第1〜第5,第7,第8の実施形態に適用してもよい。要は、スナバコンデンサ、スナバインダクタ及びリカバリアシスト回路のうち少なくとも1つによってスナバ回路を構成してもよい。なお、スナバコンデンサによってスナバ回路が構成される場合、例えば上記第1の実施形態の図1に示したように、第1のメインスイッチSm1及び第2のメインスイッチSm2の両方を迂回する経路にスナバコンデンサが設けられる構成に限らない。例えば、第1のメインダイオードDm1及び第2のメインダイオードDm2の両方を迂回する経路にスナバコンデンサが設けられる構成であってもよい。また、例えば、第1,第2のメインスイッチSm1,Sm2の両方を迂回する経路と第1,第2のメインダイオードDm1,Dm2の両方を迂回する経路とのいずれに対してもスナバコンデンサが設けられる構成であってもよい。この場合、具体的には、第1のメインスイッチSm1及び第1のメインダイオードDm1の直列接続体と、第2のメインスイッチSm2及び第2のメインダイオードDm2の直列接続体とのそれぞれに共通のスナバコンデンサが直列に接続されることとなる。
また、スナバ回路としては、異なる種類のスナバ回路を2つ以上備えて構成されたものに限らず、同じ種類のスナバ回路を2つ以上備えて構成されたものであってもよい。具体的には、例えば、上記第3の実施形態で説明したスナバ回路を2つ以上備えて構成されたものであってもよい。この場合、例えば、2つ以上のスナバ回路が同時に動作することを回避すべく、これらスナバ回路のうちいずれを動作させるかを切り替えるスイッチなどを設けてもよい。
・スナバコンデンサを備えるパッシブ型の無損失スナバ回路としては、上記第2〜第5,第6,第7の実施形態に例示したものに限らない。例えば、LCスナバ回路であってもよい。
・上記第1の実施形態において、「スナバインダクタ」として可飽和インダクタを用いてもよい。
・「第2の素子」及び「第4の素子」であるメインダイオードとしては、上記各実施形態に例示したものに限らない。例えば、ツェナーダイオードや、電荷蓄積型ダイオード(CSD)であってもよい。また、ダイオードに代えて、MOSFET等のスイッチング素子を用いてもよい。この場合、同期整流を行うことができる。なお、図24に、上記第1の実施形態の図1の構成において、第1のメインダイオードDm1を第3のメインスイッチSm3に変更してかつ、第2のメインダイオードDm2を第4のメインスイッチSm4に変更した構成を示す。
・「第1の素子」及び「第3の素子」としては、上記各実施形態に例示したものに限らず、例えば、IGBTや、サイリスタ、フォトMOSリレーであってもよい。
・「第5の素子」及び「第6の素子」としては、ダイオードに限らず、例えば、MOSFET等のスイッチング素子であってもよい。この場合、第1のメインスイッチSm1や第2のメインスイッチSm2の操作状態等に応じて第5,第6の素子を開閉操作することとなる。
・「逆電圧印加手段」としては、上記第6の実施形態に例示したものに限らない。例えば、コンデンサ34及び抵抗体36を除去してもよい。この場合であっても、第1のメインダイオードDm1や第2のメインダイオードDm2に逆電圧を印加することはできる。
・上記第3,第7の実施形態において、サブインダクタ32を受動素子のインダクタとしてもよい。
・上記第4,第5の実施形態において、サブスイッチを逆阻止型のIGBTとしてもよい。また、サブスイッチを電界効果トランジスタとしてもよい。この場合、サブスイッチに逆並列に接続されるダイオードは、トランジスタの寄生ダイオードであってもよい。
・上記第3,第5の実施形態で説明したセミブリッジレスPFC回路を、上記第1,第2,第4,第6〜第8の実施形態で採用してもよい。また、上記第1の実施形態で説明したブリッジレスPFC回路を、上記第3,第5の実施形態で採用してもよい。
16…メインインダクタ、20…スナバインダクタ、22…スナバコンデンサ、24…抵抗体、Sm1…第1のメインスイッチ、Sm2…第2のメインスイッチ、Dm1…第1のメインダイオード、Dm2…第2のメインダイオード、P1…第1の接続点、P2…第2の接続点、D1〜D4…第1〜第4のダイオード。

Claims (9)

  1. 電流の流通経路を開閉する機能である開閉機能を有する第1の素子(Sm1)に加えて、第2の素子(Dm1,Sm3)を直列に接続して成した第1の直列接続体と、
    前記開閉機能を有する第3の素子(Sm2)に加えて、第4の素子(Dm2,Sm4)を直列に接続して成した第2の直列接続体と、
    前記第1の素子及び前記第2の素子の接続点である第1の接続点(P1)と、前記第3の素子及び前記第4の素子の接続点である第2の接続点(P2)との間に介在するメインインダクタ(16,16a,16b)と、
    を備え、
    前記第1の直列接続体の両端のうち前記第1の素子側と、前記第2の直列接続体の両端のうち前記第3の素子側とは接続され、
    前記第1の直列接続体の両端のうち前記第2の素子側と、前記第2の直列接続体の両端のうち前記第4の素子側とは接続され、
    前記第2の素子は、前記第1の素子の閉状態において該第2の素子の高電位側から低電位側への電流の流通を規制する機能と、前記第1の素子の開状態において前記第2の素子の低電位側から高電位側への電流の流通を許容する機能との両方を有し、
    前記第4の素子は、前記第3の素子の閉状態において該第4の素子の高電位側から低電位側への電流の流通を規制する機能と、前記第3の素子の開状態において前記第4の素子の低電位側から高電位側への電流の流通を許容する機能との両方を有し、
    前記第1の接続点及び前記第2の接続点のそれぞれと、前記第1の直列接続体の両端のうち少なくとも一方との間に接続された共通のスナバ回路(20,22,24,22a,26,Sb,Ds,30,32,Sba,Dsa,22b,Sbb,Sbc,Dsb,Sbd,Sbe,Dsd,Dse,34,36,38,Sbf)と、
    前記第1の接続点と前記スナバ回路との間に設けられてかつ、前記第1の素子が閉状態から開状態へと切り替えられることにより、該第1の素子に流れる電流が規制された場合における前記メインインダクタ及び前記第1の接続点の間の電流の流通方向とは逆方向の電流の流通を規制する機能を有する第5の素子(D1,D3)と、
    前記第2の接続点と前記スナバ回路との間に設けられてかつ、前記第3の素子が閉状態から開状態へと切り替えられることにより、該第3の素子に流れる電流が規制された場合における前記メインインダクタ及び前記第2の接続点の間の電流の流通方向とは逆方向の電流の流通を規制する機能を有する第6の素子(D2,D4)と、
    を備えることを特徴とする交流直流変換回路。
  2. 前記スナバ回路は、
    前記第1の素子及び前記第3の素子の両方を迂回する経路、並びに前記第2の素子及び前記第4の素子の両方を迂回する経路のうち少なくとも一方に対応して設けられたスナバコンデンサ(22,22a,22b)と、
    前記第2の素子及び前記第4の素子のそれぞれに並列接続されたスナバインダクタ(20,30b)と、
    前記第2の素子及び前記第4の素子のそれぞれに並列接続されてかつ、該第2の素子及び前記第4の素子のそれぞれに逆電圧を印加する逆電圧印加手段(34,36,38,Sbf)と、
    のうち少なくとも1つを備え、
    前記逆電圧印加手段によって印加される逆電圧は、前記第1の素子又は前記第3の素子が開状態から閉状態に切り替えられる場合に前記第2の素子又は前記第3の素子に印加されると想定される逆電圧よりも低い電圧に設定されていることを特徴とする請求項1記載の交流直流変換回路。
  3. 前記スナバ回路は、前記スナバコンデンサを備える無損失スナバ回路であることを特徴とする請求項2記載の交流直流変換回路。
  4. 前記スナバ回路は、
    エネルギ蓄積用インダクタ(26,30a)と、
    前記スナバコンデンサに蓄えられたエネルギを前記エネルギ蓄積用インダクタに移動させて当該交流直流変換回路の入力エネルギ又は出力エネルギとして利用すべく開閉操作されるサブ開閉素子(Sb,Sba,Sbd,Sbe)と、
    を備えることを特徴とする請求項3記載の交流直流変換回路。
  5. 前記エネルギ蓄積用インダクタ(30a)は、トランス(30)の1次側コイルであり、
    前記1次側コイル及び前記サブ開閉素子(Sba)は、前記スナバコンデンサの両端のうち前記第5の素子側と、前記第1の直列接続体の両端のうち前記第1の素子側とを結ぶ経路上に接続され、
    前記スナバ回路は、
    前記トランスの2次側コイルである前記スナバインダクタ(30b)と、
    前記1次側コイルの両端のうち前記第5の素子とは反対側及び前記スナバインダクタの両端のうち前記第5の素子とは反対側を接続する経路に設けられてかつ、低電位側から高電位側への電流の流通を許容して逆方向の電流の流通を規制する機能を有するサブ規制素子(Dsa)と、
    を備えることを特徴とする請求項4記載の交流直流変換回路。
  6. 前記第1の素子及び前記第3の素子のうち一方の素子を開状態又は閉状態としてかつ、他方の素子を周期的に開閉操作する第1の操作手段(25)と、
    前記第1の操作手段によって前記他方の素子が開状態とされる期間において前記サブ開閉素子を閉状態に切り替える第2の操作手段(25)と、
    を更に備えることを特徴とする請求項5記載の交流直流変換回路。
  7. 前記スナバコンデンサは、前記第1の素子及び前記第3の素子を迂回する経路に設けられ、
    前記スナバ回路は、
    前記スナバコンデンサの両端のうち前記第5の素子側と前記第1の直列接続体の両端のうち前記第2の素子側とを接続する経路に設けられてかつ、低電位側から高電位側への電流の流通を許容して逆方向の電流の流通を規制する第1のサブ規制素子(Dsb)と、
    前記スナバコンデンサの両端のうち前記第5の素子側とは反対側と前記第1の直列接続体の両端のうち前記第1の素子側とを接続する経路に設けられてかつ、該経路を開閉すべく開閉操作される第1のサブ開閉素子(Sbb)と、
    前記スナバコンデンサ及び前記第1のサブ開閉素子の接続点と前記第1の接続点とを接続する経路に設けられてかつ、前記第1の素子が閉状態から開状態へと切り替えられることにより、該第1の素子に流れる電流が規制された場合における前記メインインダクタ及び前記第1の接続点の間の電流の流通方向とは逆方向の電流の流通を規制する機能を有する第2のサブ規制素子(D5)と、
    前記スナバコンデンサ及び前記第1のサブ開閉素子の接続点と前記第2の接続点とを接続する経路に設けられてかつ、前記第3の素子が閉状態から開状態へと切り替えられることにより、該第3の素子に流れる電流が規制された場合における前記メインインダクタ及び前記第2の接続点の間の電流の流通方向とは逆方向の電流の流通を規制する機能を有する第3のサブ規制素子(D6)と、
    前記スナバコンデンサ及び前記第1のサブ開閉素子の接続点と前記第2のサブ規制素子及び前記第3のサブ規制素子とを接続する経路に設けられてかつ、該経路を開閉すべく開閉操作される第2のサブ開閉素子(Sbc)と、
    を備えることを特徴とする請求項3記載の交流直流変換回路。
  8. 前記第1の素子及び前記第3の素子のうち一方の素子を開状態又は閉状態としてかつ、他方の素子を周期的に開閉操作する第1の操作手段(25)と、
    前記第1の操作手段による前記他方の素子の開閉操作2周期において、該他方の素子が1度目に開状態に切り替えられるまでに前記第1のサブ開閉素子を閉状態に切り替えてかつ前記第2のサブ開閉素子を開状態に切り替え、該他方の素子が2度目に開状態に切り替えられるまでに前記第1のサブ開閉素子を開状態に切り替えてかつ前記第2のサブ開閉素子を閉状態に切り替える第2の操作手段(25)と、
    を更に備えることを特徴とする請求項7記載の交流直流変換回路。
  9. 前記スナバ回路は、前記逆電圧印加手段を備え、
    前記逆電圧印加手段は、
    前記第2の素子及び前記第4の素子のそれぞれに並列接続されてかつ前記第6の素子側を負極側とする電源(38)と、
    前記第2の素子及び前記第4の素子のそれぞれに逆電圧を印加又は該逆電圧の印加を停止すべく開閉操作される開閉素子(Sbf)と、
    を備え、
    前記電源の端子電圧は、前記第1の素子又は前記第3の素子が開状態から閉状態に切り替えられる場合に前記第2の素子又は前記第3の素子に印加されると想定される逆電圧よりも低い電圧に設定されていることを特徴とする請求項2〜8のいずれか1項に記載の交流直流変換回路。
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