JP5761112B2 - スイッチング電源 - Google Patents

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Description

本発明は、トランスを備えるスイッチング電源に関する。
この種のスイッチング電源としては、例えば下記特許文献1に見られるものも知られている。詳しくは、この電源は、直流電圧源の電圧をブリッジ回路を介してトランスの1次側コイルに印加し、2次側コイルに生じる交流電圧をダイオードからなる全波整流回路によって直流電圧に変換する。また、この電源は、ダイオードのリカバリ(逆回復)電流に起因したサージを吸収するためのスナバ回路を備えている。
特開平1−295675号公報
ここで、リカバリ電流に起因したサージ電圧の吸収度合いを大きくする上では、スナバ回路が備えるスナバコンデンサの静電容量を大きくすることが要求される。しかしながら、静電容量を大きくすると、1次側コイルに電圧が印加される場合にスナバコンデンサの充電電流が大きくなり、これにより2次側コイルの出力電流が増大する。2次側コイルの出力電流が増大すると、例えば、トランスの損失(巻線抵抗損などの負荷損)が増大するといった問題が生じることも考えられる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、スナバコンデンサの充電電流を低減できる新たなスイッチング電源を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
第1の発明は、トランス(T)の1次側コイル(w1)に交流電圧を印加する交流電圧印加手段(FB)と、前記トランスの2次側コイル(w2)の出力電流を整流する整流手段(RC)と、前記整流手段の出力側に接続されてかつ該整流手段の出力電流を平滑化する平滑インダクタ(16)と、前記整流手段の出力側に並列接続されたスナバ回路とを備え、前記平滑インダクタは、前記整流手段の正極出力側に接続された正極側インダクタ(16)を備え、前記スナバ回路は、前記整流手段の出力側に並列接続された第1の経路に設けられたスナバコンデンサ(18)と、前記第1の経路において前記スナバコンデンサの両端のうち前記整流手段の正極出力側の反対側に設けられた第1の阻止手段(Ds1)と、前記第1の経路のうち前記スナバコンデンサ及び前記第1の阻止手段の間と、前記正極側インダクタの両端のうち前記整流手段の正極出力側の反対側とを接続する第2の経路に設けられた第2の阻止手段(Ds2)とを備え、前記第1の阻止手段は、前記第1の経路において、該第1の阻止手段から前記スナバコンデンサへと向かう第1の方向の電流の流通を許容してかつ該第1の方向とは逆方向の電流の流通を阻止し、前記第2の阻止手段は、前記第2の経路において、前記スナバコンデンサ及び前記第1の阻止手段の間から該第2の阻止手段へと向かう第2の方向の電流の流通を許容してかつ該第2の方向とは逆方向の電流の流通を阻止し、前記交流電圧印加手段によって電圧が印加される場合に前記整流手段の出力電流が流れてかつ前記整流手段の出力側に接続された経路のうち前記スナバコンデンサを含む経路には、前記電圧が印加される場合に前記スナバコンデンサの充電を制限するインダクタンス設定(20)がなされていることを特徴とする。
上記発明によれば、上記態様にてインダクタンス設定がなされていることから、1次側コイルに電圧が印加される場合におけるスナバコンデンサの充電電流を低減することができる。これにより、2次側コイルの出力電流を低減することができる。
さらに、上記発明によれば、例えば、トランスの2次側コイル又は2次側コイル付近のインダクタンスを増大させることで上記充電電流を制限する手法と比較して、スナバコンデンサの充電を制限するためのインダクタンス設定がスイッチング電源の出力電圧制御に及ぼす影響を極力小さくすることもできる。
第2の発明は、第1の発明において、前記スナバコンデンサの静電容量(Cs)は、前記整流手段のリカバリが完了する時点において前記スナバコンデンサの放電電流を流通可能な値に設定されていることを特徴とする。
上記発明では、スナバコンデンサの静電容量を上記態様にて設定することで、リカバリが完了する時点において第1の阻止手段を導通状態とすることができ、整流手段及びスナバコンデンサを含む電流流通経路を形成することができる。すなわち、スナバコンデンサの両端のうち第1の阻止手段側の電位を整流手段の負極出力側の電位とすることができる。これにより、リカバリ電流に起因したサージ電圧をスナバコンデンサによって吸収することができる。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるスイッチング操作手法を示すタイムチャート。 静電容量及び2次側コイルの出力電流の関係を示すタイムチャート。 サージ電圧の発生態様を示すタイムチャート。 第1の実施形態にかかるリカバリ完了時点等における回路状態を示す図。 同実施形態にかかるサージ電圧吸収効果を示すタイムチャート。 インダクタンスがリカバリ電流のピーク値に及ぼす影響を示す図。 第2の実施形態にかかるシステム構成図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかるスイッチング電源を車載充電装置に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図示されるように、コンバータCNVは、入力側コンデンサ10、フルブリッジ回路FB、トランスT、全波整流回路RC及び出力側コンデンサ12を備えて構成される絶縁型コンバータである。コンバータCNVは、入力側コンデンサ10の電圧を出力側コンデンサ12の電圧に変換するものである。なお、入力側コンデンサ10は、例えば、車両の外部から供給される商用電源からの電力を所定の直流電圧とする装置(図示略)の出力部となるものである。
トランスTの1次側において、入力側コンデンサ10の両電極間には、スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2の直列接続体と、スイッチング素子Q3及びスイッチング素子Q4の直列接続体とが並列接続されている。スイッチング素子Q1〜Q4は、トランスTの1次側コイルw1に交流電圧を印加する交流電圧印加手段(フルブリッジ回路FB)を構成する。本実施形態では、スイッチング素子Q1〜Q4として、NチャネルMOS電界効果トランジスタを用いている。なお、図中、ダイオードD1〜D4のそれぞれは、スイッチング素子Q1〜Q4のそれぞれのボディダイオードである。
上記スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2の接続点と、スイッチング素子Q3及びスイッチング素子Q4の接続点との間には、トランスTの1次側コイルw1が接続されている。
トランスTの2次側コイルw2の一端は、ダイオードDa〜Ddからなる全波整流回路RCの入力側に接続されている。詳しくは、2次側コイルw2の一端は、ダイオードDa及びダイオードDbの直列接続体の接続点に接続され、他端は、ダイオードDc及びダイオードDdの直列接続体の接続点に接続されている。これらダイオードDa〜Ddは、2次側コイルw2から出力される交流電圧を直流電圧に変換して出力する整流手段である。
なお、図中、1次側コイルw1の印加電圧を「VT1」で示し、2次側コイルw2の誘起電圧を「VT2」で示した。また、2次側コイルw2及び全波整流回路RCの間にインダクタ14が記載されている。これは、トランスTの図示しない磁心と、1次側コイルw1及び2次側コイルw2との間隙を大きくすることで生成される漏れインダクタの等価回路表現である。インダクタ14は、スイッチング素子Q1〜Q4のオン状態への切り替えの際に生じるスイッチング損失の低減を図るためなどに必要となるものである。ちなみに、図中、インダクタ14のインダクタンスを「Lleak」で示した。
上記ダイオードDa,Dcのカソード(全波整流回路RCの正極出力側)は、受動素子としての正極側インダクタ16を介して出力側コンデンサ12に接続されている。また、ダイオードDa,Dcのカソードと、ダイオードDb,Ddのアノード(全波整流回路RCの負極出力側)とを接続する経路(第1の経路)には、スナバコンデンサ18及び第1のダイオードDs1の直列接続体が設けられている。詳しくは、第1のダイオードDs1のアノードは、ダイオードDb,Ddのアノードに接続され、カソードは、スナバコンデンサ18の一端に接続されている。すなわち、第1のダイオードDs1は、上記第1の経路においてダイオードDb,Ddのアノードからスナバコンデンサ18へと向かう方向の電流の流れを許容してかつ逆方向の電流の流れを阻止する第1の阻止手段である。
正極側インダクタ16の両端のうち出力側コンデンサ12側と、スナバコンデンサ18及び第1のダイオードDs1の接続点とを接続する経路(第2の経路)には、第2のダイオードDs2が設けられている。詳しくは、第2のダイオードDs2のアノードは、スナバコンデンサ18及び第1のダイオードDs1の接続点に接続され、カソードは、正極側インダクタ16及び出力側コンデンサ12の接続点に接続されている。すなわち、第2のダイオードDs2は、第2の経路においてスナバコンデンサ18及び第1のダイオードDs1の接続点から出力側コンデンサ12へと向かう方向の電流の流れを許容してかつ逆方向の電流の流れを阻止する第2の阻止手段である。
ダイオードDb,Ddのアノードと出力側コンデンサ12の一端とは、受動素子としての負極側インダクタ20を介して接続されている。負極側インダクタ20は、正極側インダクタ16と併せて平滑インダクタを構成する。
なお、図中、正極側インダクタ16のインダクタンスを「Lo」で示し、負極側インダクタ20のインダクタンスを「Ls」で示し、スナバコンデンサ18の静電容量を「Cs」で示した。また、本実施形態では、正極側インダクタ16及び負極側インダクタ20のそれぞれのインダクタンスは、平滑コンデンサに要求されるインダクタンスの「1/2」に設定されている。
上記出力側コンデンサ12には、負荷22が並列接続されている。負荷22には、車載主機としての回転機と電力の授受を行う蓄電池が含まれる。
制御装置24は、スイッチング素子Q1〜Q4に操作信号ms1〜ms4を出力することで、入力側コンデンサ10の電圧を変換して出力側コンデンサ12に印加する電力変換処理を行う。本実施形態では、上記処理として、図2に示すように、スイッチング素子Q1(Q2)とスイッチング素子Q4(Q3)とでオン状態への切り替えタイミングとオフ状態への切り替えタイミングとを互いにずらしつつ通流率を調節するフェーズシフト処理を行う。ちなみに、図2に、制御装置24から出力される操作信号ms1〜ms4、及びこれら操作信号に対応する1次側コイルw1の印加電圧VT1の推移を併記した。詳しくは、1次側コイルw1には、1次側コイルw1に入力側コンデンサ10の電圧が印加されない期間を挟みつつ、正極性及び負極性の電圧が交互に印加される。
ここで、本実施形態では、トランスTの2次側に上記負極側インダクタ20が設けられている。これは、1次側コイルw1に電圧が印加される場合におけるスナバコンデンサ18の充電電流を低減するためである。以下、負極側インダクタ20の設置によって充電電流を低減した理由について説明する。
ダイオードDa〜Ddのリカバリ電流に起因したサージ電圧の吸収度合いを大きくする上では、スナバコンデンサ18の静電容量Csを大きくすることが要求される。しかしながら、この場合、1次側コイルw1に電圧が印加される場合にスナバコンデンサ18の充電電流が増大し、ひいては2次側コイルw2の出力電流が増大することとなる。
図3に、スナバコンデンサ18の静電容量Cs及び2次側コイルw2の出力電流の関係を示す。詳しくは、図3は、スナバコンデンサ18の静電容量Csを「1nF」,「10nF」,「100nF」の3通りに設定した場合における2次側コイルw2の誘起電圧VT2の推移と、2次側コイルw2の出力電流Ileakの推移とのシミュレーション結果を示す図である。なお、図3において、各静電容量Csに対するコンバータCNVの出力電圧を同一としている。また、2次側コイルw2の出力電流Ileakについて、2次側コイルw2からインダクタ14を介してダイオードDaへと向かう電流流通方向を「正」と定義している。
シミュレーション結果から、静電容量Csが大きいほど、2次側コイルw2の出力電流Ileakの実効値が増大することが確認できる。
2次側コイルw2の出力電流Ileakが増大すると、スイッチング電源における損失が増大する。この損失には、トランスTの負荷損(例えば、巻線損失)や、スイッチング素子Q1〜Q4における損失(例えば、スイッチング損失や導通損失)、ダイオードDa〜Ddにおける損失が含まれる。
上述した問題に対処するには、例えば、インダクタ14のインダクタンスLleakを大きくすることも考えられる。しかしながら、この場合、フェーズシフト処理における通流率をその上限値に設定したとしても、スイッチング電源の出力電圧(出力側コンデンサ12の電圧)をその要求値にできない懸念がある。
このため、コンバータCNVに上記負極側インダクタ20を設けた。これにより、スナバコンデンサ18の一端から第2のダイオードDs2、出力側コンデンサ12を介してダイオードDb,Ddのアノードに至る経路のインダクタンスを高くすることができ、スナバコンデンサ18の充電電流を低減することができる。
ここで、スナバコンデンサ18の充電電流を低減すべく負極側インダクタ20を設けたものの、ダイオードDa〜Ddのリカバリ電流に起因したサージ電圧を吸収できなくなる問題が生じた。
図4に、電力変換処理においてサージ電圧が生じる場合の一例を示す。詳しくは、図4(a)は、2次側コイルw2の誘起電圧VT2の推移を示し、図4(b)は、2次側コイルw2の出力電流Ileakの推移を示し、図4(c),図4(d)は、ダイオードDa,Dcに流れる電流の推移を示し、図4(e)は、ダイオードDcの端子間電圧VDcの推移を示す。また、図4(f)は、第2のダイオードDs2に流れる電流(スナバコンデンサ18の充電電流)の推移を示し、図4(g)は、第1のダイオードDs1に流れる電流(スナバコンデンサ18の放電電流)の推移を示す。なお、各ダイオードに流れる電流について、ダイオードの順方向を「正」と定義している。
図示される例では、時刻t1において、2次側コイルw2の誘起電圧VT2が負極性の電圧から「0」とされる。2次側コイルw2の誘起電圧が「0」とされるものの、インダクタ14に蓄えられたエネルギによって2次側コイルw2の出力電流は流れ続け、これによりダイオードDcの順方向電流も流れ続ける。
その後、時刻t2において、2次側コイルw2の誘起電圧VT2が正極性の電圧に反転される。これにより、ダイオードDaの順方向電流が上昇し始め、また、ダイオードDcの順方向電流が減少し始める。その後、ダイオードDcの順方向電流が「0」となり、ダイオードDcのリカバリが開始される。このリカバリ電流は、ダイオードDcから2次側コイルw2及びインダクタ14を介してダイオードDbへと向かう方向に流れる。
その後、時刻t3において、ダイオードDcのリカバリが完了してダイオードDcがオフ状態とされることで、ダイオードDcのリカバリ電流に起因したサージ電圧が発生する。この際、全波整流回路RCの出力電流は、スナバコンデンサ18、第2のダイオードDs2、出力側コンデンサ12を介してダイオードDdへと向かう方向に流れようとするものの、負極側インダクタ20によってその流通が阻止される。このため、リカバリ電流に起因したサージ電圧をスナバコンデンサ18によって吸収できなくなる。
こうした問題を解決すべく、本実施形態では、ダイオードDa〜Ddのリカバリが完了する時点においてスナバコンデンサ18の放電電流を流通可能なように、スナバコンデンサ18の静電容量Cs及びインダクタ14のインダクタンスLleakを設定する。以下、上記設定によってサージ電圧が吸収できる理由について、図5を用いて説明する。
図5は、1次側コイルw1の印加電圧VT1及び2次側コイルw2の誘起電圧VT2が正極性及び負極性となる場合の回路状態を示す図である。
図5(a)は、1次側コイルw1の印加電圧VT1及び2次側コイルw2の誘起電圧VT2の極性が負となる場合の回路状態の一例を示す図である。
1次側コイルw1に負極性の電圧が印加されることに伴い、トランスTの2次側に1点鎖線にて示すように、2次側コイルw2、ダイオードDc、正極側インダクタ16、出力側コンデンサ12、負極側インダクタ20、ダイオードDb及び2次側コイルw2にて構成される経路に電流が流れる。また、トランスTの2次側に2点鎖線にて示すように、2次側コイルw2、ダイオードDc、スナバコンデンサ18、第2のダイオードDs2、出力側コンデンサ12、負極側インダクタ20、ダイオードDb及び2次側コイルw2にて構成される経路にも電流が流れる。これにより、スナバコンデンサ18が充電される。
続いて、図5(b)に、1次側コイルw1の印加電圧VT1及び2次側コイルw2の誘起電圧VT2の極性が正に反転され、ダイオードDb,Dcのリカバリがなされる場合の回路状態の一例を示す。
誘起電圧の極性が反転されると、その後ダイオードDb,Dcのリカバリが開始され、トランスTの2次側に鎖線にて示すように、ダイオードDc及びダイオードDdにリカバリ電流が流れる。すなわち、図中2点鎖線にて示すスナバコンデンサ18の放電電流がリカバリ電流の流通経路と同じ経路に流れる。
続いて、図5(c)に、1次側コイルw1の印加電圧VT1及び2次側コイルw2の誘起電圧VT2の極性が正とされる状況下、ダイオードDb,Dcのリカバリが完了する時点における回路状態の一例を示す。
ダイオードDb,Dcのリカバリが完了すると、これらダイオードDb,Dcを流れていたリカバリ電流の流通経路は、トランスTの2次側に1点鎖線にて示すように、ダイオードDa,Ddを含む経路に移行される。すなわち、リカバリ電流は、スナバコンデンサ18の放電電流を打ち消す方向に流れることとなる。しかしながら、スナバコンデンサ18の上述した静電容量Csの設定等により、ダイオードDb,Dcのリカバリ完了時点においてスナバコンデンサ18の放電電流が図中2点鎖線にて示す経路に流れる。上記放電電流が第1のダイオードDs1に流れていることから、第1のダイオードDs1の端子間電圧が非常に小さな値(略0)とされる。このため、ダイオードDc、2次側コイルw2、インダクタ14、ダイオードDb、第1のダイオードDs1及びスナバコンデンサ18からなる電流流通経路が形成され、換言すれば、スナバコンデンサ18の両端のうち第1のダイオードDs1側の電位がダイオードDb,Ddのアノード側の電位とされる。これにより、ダイオードDb,Dcのリカバリ完了時に生じるサージ電圧をスナバコンデンサ18によって吸収することができる。すなわち、負極側インダクタ20のインダクタンスの影響を受けることなく、サージ電圧をスナバコンデンサ18によって吸収することができる。
図6に、リカバリ完了時点においてスナバコンデンサ18の放電電流を流通可能にしたことによるサージ電圧の吸収効果の一例を示す。なお、図6(a)〜図6(g)は、先の図4(a)〜図4(g)に対応している。
図示される例では、2次側コイルw2に負極性の電圧が誘起されることで、時刻t1において、スナバコンデンサ18の充電電流(第2のダイオードDs2を流れる電流)が増加し始める。この電流は、その後も増加し続ける。そして、時刻t2において、2次側コイルw2の誘起電圧が「0」にされると、スナバコンデンサ18の充電電流は減少し始める。
その後、時刻t3において、スナバコンデンサ18の充電電流が「0」になるとともに、スナバコンデンサ18の放電電流(第1のダイオードDs1に流れる電流)が増加し始める。そして、時刻t4において、2次側コイルw2の誘起電圧の極性が反転される。
その後、時刻t5において、ダイオードDcにリカバリ電流が流れ始める。そして、時刻t6において、ダイオードDcのリカバリが完了するものの、スナバコンデンサ18の放電電流が流れていることから、スナバコンデンサ18によってサージ電圧が吸収される。
なお、ダイオードDa,Dd又はダイオードDb,Dcのリカバリ完了時点においてスナバコンデンサ18の放電電流を流すには、実際には、上記リカバリの完了時点におけるスナバコンデンサ18の放電電流をダイオードのリカバリ電流のピーク値Irpeakよりも大きくするようにスナバコンデンサ18の静電容量Cs及びインダクタ14のインダクタンスLleakを設定することとなる。ここで、放電電流を流すためにインダクタ14のインダクタンスLleakを用いるのは、上記インダクタンスLleakがリカバリ電流のピーク値Irpeakに大きな影響を及ぼすためである。詳しくは、インダクタンスLleakが大きいほど、リカバリ電流のピーク値Irpeakが小さくなる。以下、この理由を図7を用いて説明する。
図7は、ダイオードに流れる電流の推移を示すタイムチャートである。
時刻t1において、1次側コイルw1の印加電圧の極性が反転されることで、ダイオードに流れる順方向電流が減少し始める。その後、時刻t2において、ダイオードのリカバリが開始され、ダイオードにリカバリ電流が流れ始める。ここで、ダイオードの逆回復電荷Qが、ダイオードのリカバリ特性(逆回復特性)により定まる規定値に到達する時刻t3において、ダイオードのリカバリが完了しダイオードはオフ状態とされる。
ここで、リカバリ電流の瞬時値を「i」とし、リカバリ電流が流れ始めてからリカバリが完了するまでの時間を「ta」とすると、リカバリ電流のピーク値Irpeakと逆回復電荷Qとの関係は、下式(eq1)によって表される。
Figure 0005761112
一方、インダクタ14のインダクタンスLleak、リカバリ電流のピーク値Irpeak、及びリカバリ電流が流れる閉回路(先の図5(b)のトランスTの2次側参照)における電圧Vleak(=誘起電圧VT2+スナバコンデンサ18の端子間電圧VCs)の関係から、下式(eq2)が導かれる。
Figure 0005761112
上式(eq1),(eq2)をリカバリ電流のピーク値Irpeakについて解くと、下式(eq3)が導かれる。
Figure 0005761112
上式(eq3)より、インダクタ14のインダクタンスLleakが大きいほど、リカバリ電流のピーク値Irpeakの絶対値が小さくなることがわかる。
なお、上述したように、インダクタンスLleakを大きくするとスイッチング電源の出力電圧が不足する懸念があることから、インダクタンスLleakを過度に大きな値に設定しないことが望ましい。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)ダイオードDa〜Ddのリカバリが完了する時点においてスナバコンデンサ18の放電電流を流通可能なように、スナバコンデンサ18の静電容量Cs及びインダクタ14のインダクタンスLleakを設定した。これにより、例えば、インダクタ14のインダクタンスLleakを過度に大きくすることなくスナバコンデンサ18の充電電流を低減することができる。
(2)ダイオードDa,Dcのカソードからスナバコンデンサ18、第2のダイオードDs2、出力側コンデンサ12を介してダイオードDb,Ddのアノードに至る経路と、ダイオードDa,Dcのカソードから正極側インダクタ16、出力側コンデンサ12を介してダイオードDb,Ddのアノードに至る経路との重複部分であるコンバータCNVの負極側電気経路に負極側インダクタ20を設けた。このため、負極側インダクタ20のインダクタンスLsを平滑コンデンサとして要求されるインダクタンスの一部として用いることができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、正極側インダクタ16及び負極側インダクタ20が一体的に構成された1部品としてのトランス26がコンバータCNVに備えられている。本実施形態では、トランス26として、円環状の磁心28(トロイダルコアを例示)を備えるものを用いている。また、負極側インダクタ20の両端のうち第1のダイオードDs1側に対して出力側コンデンサ12の電位が高くなるように負極側インダクタ20に電圧が印加される場合、正極側インダクタ16の両端のうちスナバコンデンサ18側の極性が正とされ、出力側コンデンサ12側の極性が負とされる。
次に、上記トランス26を備えることで得られる効果について説明する。
ダイオードDa〜Ddのリカバリが完了する時点において、スナバコンデンサ18の放電電流を流せない状況が生じ得る。こうした状況としては、例えば、負荷22の要求電力がスイッチング電源の定格出力に対して過度に低く、負荷22に供給される電流が小さくなる状況が挙げられる。こうした状況下においては、負極側インダクタ20のインダクタンスに起因してサージ電圧が発生するものの、このサージ電圧はスナバコンデンサ18によって吸収される。これは、正極側インダクタ16にスナバコンデンサ18が並列接続されていることから、サージ電圧の発生に伴い正極側インダクタ16に誘起される電圧がスナバコンデンサ18の端子間電圧によって制限されるためである。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1の実施形態で得られた効果に加えて、以下の効果を得られるようになる。
正極側インダクタ16及び負極側インダクタ20を一体的に構成した。これにより、例えば、正極側インダクタ16及び負極側インダクタ20を各別にコンバータCNVに設ける構成と比較して、インダクタの小型化や軽量化を図ることができ、ひいてはスイッチング電源のコストを抑制することができる。
さらに、正極側インダクタ16及び負極側インダクタ20を磁気結合させたトランス26を備えた。このため、ダイオードDa〜Ddのリカバリ完了時点においてスナバコンデンサ18の放電電流が流れていない事態が生じる場合であっても、リカバリ電流に起因したサージ電圧を吸収することもできる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・スナバコンデンサ18の充電を制限するインダクタ(負極側インダクタ20)の設置位置としては、上記各実施形態に例示したものに限らない。例えば、正極側インダクタ16の両端のうち出力側コンデンサ12側と、スナバコンデンサ18及び第1のダイオードDs1の接続点とを接続する経路(上記第2の経路)であってもよい。この場合、上記制限するインダクタのインダクタンスを平滑インダクタのインダクタンスとして利用できないものの、スナバコンデンサ18の充電電流を低減することはできる。
・スナバコンデンサ18の充電を制限するインダクタンス設定としては、受動素子としてのインダクタに限らず、例えば、回路の配線を利用して形成されるインダクタンスであってもよい。
・上記各実施形態において、スナバコンデンサ18の静電容量Csの設定のみによって、ダイオードDa〜Ddのリカバリが完了する時点においてスナバコンデンサ18の放電電流を流通可能なようにしてもよい。
・第2のインダクタンス設定としては、トランスTの漏れインダクタ(インダクタ14)に限らず、受動素子としてのインダクタを用いてもよい。この際、インダクタの配置箇所は、2次側コイルw2と全波整流回路RCとの間とすればよい。
・スイッチング素子Q1〜Q4の操作手法としては、フェーズシフト処理によって行うものに限らず、ハードスイッチングによって行うものであってもよい。
・交流電圧印加手段としては、フルブリッジ回路FBに限らず、例えば、一対のスイッチング素子の直列接続体を備えるハーフブリッジ回路であってもよい。
・整流手段としては、全波整流回路RCに限らず、例えば半波整流回路であってもよい。
・第1,第2の阻止手段としては、ダイオードに限らず、例えばサイリスタであってもよい。
・正極側インダクタ16及び負極側インダクタ20が一体的に構成されるトランスとしては、上記第2の実施形態に例示したものに限らない。また、一体的に構成される部品としては、正極側インダクタ16及び負極側インダクタ20が互いに磁気結合しているものに限らない。この場合であっても、インダクタの小型化や軽量化を図ることはできる。
・コンバータCNVとしては、車両の外部の商用電源の電力を車載蓄電池に充電するものに限らない。また、コンバータCNVが搭載される充電装置としては、車両に搭載されるものに限らず、例えば、住宅に設置されるものであってもよい。
16…正極側インダクタ、18…スナバコンデンサ、20…負極側インダクタ、T…トランス、w1…1次側コイル、w2…2次側コイル、FB…フルブリッジ回路、RC…全波整流回路、Da〜Dd…ダイオード。

Claims (5)

  1. トランス(T)の1次側コイル(w1)に交流電圧を印加する交流電圧印加手段(FB)と、
    前記トランスの2次側コイル(w2)の出力電流を整流する整流手段(RC)と、
    前記整流手段の出力側に接続されてかつ該整流手段の出力電流を平滑化する平滑インダクタ(16)と、
    前記整流手段の出力側に並列接続されたスナバ回路とを備え、
    前記平滑インダクタは、前記整流手段の正極出力側に接続された正極側インダクタ(16)を備え、
    前記スナバ回路は、
    前記整流手段の出力側に並列接続された第1の経路に設けられたスナバコンデンサ(18)と、
    前記第1の経路において前記スナバコンデンサの両端のうち前記整流手段の正極出力側の反対側に設けられた第1の阻止手段(Ds1)と、
    前記第1の経路のうち前記スナバコンデンサ及び前記第1の阻止手段の間と、前記正極側インダクタの両端のうち前記整流手段の正極出力側の反対側とを接続する第2の経路に設けられた第2の阻止手段(Ds2)とを備え、
    前記第1の阻止手段は、前記第1の経路において、該第1の阻止手段から前記スナバコンデンサへと向かう第1の方向の電流の流通を許容してかつ該第1の方向とは逆方向の電流の流通を阻止し、
    前記第2の阻止手段は、前記第2の経路において、前記スナバコンデンサ及び前記第1の阻止手段の間から該第2の阻止手段へと向かう第2の方向の電流の流通を許容してかつ該第2の方向とは逆方向の電流の流通を阻止し、
    前記交流電圧印加手段によって電圧が印加される場合に前記整流手段の出力電流が流れてかつ前記整流手段の出力側に接続された経路のうち前記スナバコンデンサを含む経路と、前記電圧が印加される場合に前記整流手段の出力電流が流れてかつ前記整流手段の出力側に接続された経路のうち前記正極側インダクタを含む経路との重複部分には、前記電圧が印加される場合に前記スナバコンデンサの充電を制限するインダクタンス設定(20)がなされていることを特徴とするスイッチング電源。
  2. 前記スナバコンデンサの静電容量(Cs)は、前記整流手段のリカバリが完了する時点において前記スナバコンデンサの放電電流を流通可能な値に設定されていることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源。
  3. 前記インダクタンス設定を第1のインダクタンス設定とし、
    前記トランスの2次側には、前記交流電圧印加手段による印加電圧の極性が反転するに先立ち該交流電圧印加手段によって電圧が印加されない場合において、該電圧が印加されなくなる直前に前記2次側コイルに流れていた電流を継続して流す第2のインダクタンス設定(14)がなされ、
    前記リカバリが完了する時点において前記放電電流を流通可能なように、前記静電容量の設定に加えて前記第2のインダクタンス設定がなされていることを特徴とする請求項2記載のスイッチング電源。
  4. 前記平滑インダクタは、第2のインダクタ(20)を更に備え、
    前記スナバコンデンサの充電を制限するインダクタンス設定がなされることとは、前記重複部分に前記第2のインダクタを設けることであり、
    前記正極側インダクタ及び前記第2のインダクタは、一体的に構成されてなる(26)ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスイッチング電源。
  5. 前記正極側インダクタ及び前記第2のインダクタは、磁気結合されてなる(26)ことを特徴とする請求項記載のスイッチング電源。
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