JP2014139753A - 無線タグ通信装置及び無線タグ通信プログラム - Google Patents

無線タグ通信装置及び無線タグ通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】探索対象の無線タグを見失うことなく、短時間で対象の無線タグを探索できる無線タグ通信装置を提供する。
【解決手段】物品に備えられ物品の識別情報を格納する記憶部を有する無線タグと、特定の方向に極大の指向性特性を有するアンテナを介して通信する無線タグ通信装置であって、無線タグと通信を行う無線タグ通信部と、無線タグ通信部からの送信出力パワーと無線タグまでの想定読取距離の情報をもとに、無線タグが存在する方向と角度範囲を推定し、タグの方向範囲を示す情報を算出して処理する算出部と、算出部での処理結果を表示する表示部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、無線タグと通信する無線タグ通信装置及び無線タグ通信プログラムに関する。
従来、店舗、倉庫、オフィス等で商品や機器などの物品に無線タグを貼付し、無線タグ通信装置を用いて無線タグの記憶部に記憶した情報を非接触で読取り、物品の存在を検出するシステムがある。短時間で複数の無線タグの情報を取得できるため、検出作業の効率化などの点で注目されている。
特許文献1には、複数の無線タグの中から特定のID番号(識別情報)を持つ無線タグを探索する無線タグ通信装置の一例が開示されている。特許文献1の例では、多数の物品にそれぞれ異なる識別情報を記憶した無線タグを貼付しておき、無線タグ読取装置に探索したい無線タグの識別情報を設定することで、目的の無線タグ及び無線タグが備えられた物品を探索することができる。
ところで、特定の方向に極大の指向性を有するアンテナを介して無線タグの電波を受信する場合、無線タグ通信装置の送信出力と無線タグの位置関係によって、アンテナの向きに対して読取れる無線タグの方向の範囲が異なる。例えば、無線タグ通信装置の送信出力パワーが大きいときは、アンテナの指向性が小さい方向にある近くの無線タグも読取ってしまう。この場合、使用者は無線タグが極大の指向性の方向にあるものと認識して、読取った方向に進んで探索を行ってしまい、最悪の場合、探索対象の無線タグを見失ってしまうことがあった。
特開2011−237941号公報
発明が解決しようとする課題は、探索対象の無線タグを見失うことなく、短時間で対象の無線タグを探索できる無線タグ通信装置及び無線タグ通信プログラムを提供することにある。
実施形態に係る無線タグ通信装置は、物品に備えられ前記物品の識別情報を格納する記憶部を有する無線タグと、特定の方向に極大の指向性特性を有するアンテナを介して通信する無線タグ通信装置であって、前記無線タグと通信を行う無線タグ通信部と、前記無線タグ通信部からの送信出力パワーと前記無線タグまでの想定読取距離の情報をもとに、前記無線タグが存在する方向と角度範囲を推定し、前記タグの方向範囲を示す情報を算出して処理する算出部と、前記算出部での処理結果を表示する表示部と、を備える。
一実施形態に係る無線タグ通信装置を用いた物品探索の説明図。 一実施形態に係る無線タグ通信装置の外観図及びアンテナの平面図。 一実施形態におけるアンテナの指向性の一例を示す説明図。 一実施形態に係る無線タグ通信装置のアンテナの他の例を示す平面図。 一実施形態に係る無線タグ通信装置の要部の構成を示すブロック図。 一実施形態における無線タグ通信部と通信制御部の具体的な構成を示すブロック図。 一実施形態における制御部の処理手順を示すフローチャート。 一実施形態における送信出力と想定読取距離に対するタグの推定方向範囲の一例を示す説明図。 一実施形態におけるタグの推定方向範囲の算出例を示す説明図。 一実施形態でのタグの推定方向範囲の表示例を示す説明図。 一実施形態でのタグの推定方向範囲の他の表示例を示す説明図。 一実施形態における第1の読取機能の無線通信プロトコルのタイミングチャート。 第2の実施形態における制御部の処理手順を示すフローチャート。 図13Aに続く制御部の処理手順を示すフローチャート。 第2の実施形態における無線通信プロトコルのタイミングチャート。 第2の実施形態でのタグの推定方向範囲の第1の表示例を示す説明図。 第2の実施形態でのタグの推定方向範囲の第2の表示例を示す説明図。 第2の実施形態でのタグの推定方向範囲の第3の表示例を示す説明図。 第2の実施形態でのタグの推定方向範囲の第4の表示例を示す説明図。 第2の実施形態でのタグの推定方向範囲の第5の表示例を示す説明図。
以下、発明を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付す。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る無線タグ通信装置を用いた物品探索の説明図である。物品10は商品或いは機器であり、少なくとも対象エリア(Area)に複数の物品(10、10…)が存在している。それぞれの物品10には、無線タグ11が備えられており、無線タグ11の記憶部12には、無線タグを特定する識別情報(タグID)13が格納されている。無線タグ11は、以下、単にタグ11と呼ぶこともある。
図2(a)は、無線タグ通信装置20の外観図である。無線タグ通信装置20は、本体21とアンテナ22を有し、本体21とアンテナ22は、一体化され携帯可能になっている。本体21は、ディスプレイ等の表示部を含む通知部24と、キーボード等の入力部25を備えている。使用者は、無線タグ通信装置20を任意の方向に向けて無線タグ11の読取りを行う。
図2(b)は、アンテナ22の平面図である。アンテナ22は、例えばアンテナ筐体23の内部に板状の誘電体221を固定し、この誘電体221のアンテナ面26側に放射器222を設け、その反対の背面側にグランド223を設けた平面パッチアンテナである。そして、アンテナ面26の中心から略垂直方向Aに極大の利得を持つ指向性を有している。
図3は、アンテナ22の指向性(A’)の一例を示す説明図である。アンテナ22の中心から略垂直方向(図3の0度)で利得が最大となり、0度から外れるほど利得が減少する指向性を有している。
図4は、アンテナ22の他の例を示す平面図であり、アンテナの指向性が極大の方向Aと平行な方向に光軸を合せて配置した画像撮像部220を設け、物品を探索する際に探索方向の画像を撮像するようにしたものである。画像撮像部220で撮像した画像は、後述するように通知部24に表示する。
図5は、無線タグ通信装置20の構成を示すブロック図である。無線タグ通信装置20(以下、単に通信装置20と呼ぶ)は、通知部24、入力部25のほかに、無線タグ通信部30、電源部31、上位機器100との通信を行う通信部32及び制御部33を備えている。上位機器100は、例えばサーバでなる。
通知部24はディスプレイとブザーを含み、入力部25はキーボードで構成される。尚、入力部25は、通知部24のディスプレイ上に構成したタッチパネルでもよい。無線タグ通信部30は、アンテナ22を備え、無線により無線タグ11と通信して、無線タグ11の記憶部12に記憶された識別情報13(タグID)を受信して読み取る。無線タグ通信部30の詳細は後述する。
電源部31は、バッテリと、バッテリを充電及び放電する制御回路からなる。通信部32は、通信回線を介して接続される上位機器100と通信を行う。通信回線は有線、無線を問わない。上位機器100は、無線タグ11の識別情報に対応した物品情報が格納されており、通信装置20は、上位機器100と通信部32を介して通信できる。
制御部33は、コンピュータを構成するもので、CPU(Central Processing Unit)34を有し、入力部25、通知部24、無線タグ通信部30、電源部31及び通信部32を制御して通信装置20の全体を制御する。また制御部33は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)からなる記憶部35を有する。記憶部35のROM350には、制御部33が使用するプログラムや設定データ等が予め格納されている。RAMには、制御部33の作用により可変的なデータが一時的に書き込まれる。
またRAMには、タグ読取情報351、送信出力情報352、アンテナ指向性情報353、設定情報354、タグ感度情報355等が格納される。タグ読取情報351は、無線タグ通信部30が受信した無線タグ11の識別情報を含む。送信出力情報352は、現在の送信出力の情報である。アンテナ指向性情報353は、角度に対するアンテナの利得情報である。設定情報354は、探索する無線タグ11の識別情報などの情報である。設定情報354は、入力部25の設定部251によって設定する。またアンテナ指向性情報353や設定情報354は、通信部32を介して上位機器100から入手して設定してもよい。タグ感度情報355については、後述する。
また、制御部33は、無線タグ通信部30に送信出力や送信データ等を設定して制御するとともに、受信データ等を受信する通信制御部36を備える。通信制御部36については、無線タグ通信部30と併せて後述する。
また、制御部33は、方向範囲算出部37を有している。方向範囲算出部37は、現在の送信出力情報352或いはアンテナ指向性情報353等をもとに、タグ11が存在する方向と範囲を推定して方向範囲を算出する。またタグが存在する方向と範囲を視認できる可視画像を生成する。可視画像は、通知部24に表示される。さらに制御部33は、算出したタグの方向を補正する補正部38を有している。
また通信装置20には、センサ39を設けている。センサ39は、通信装置20の向きを検出するもので、方位センサ、角度センサ、速度/加速度センサを含み、かつセンサ39の検出値をもとに通信装置20の向きを算出する算出部を含む。また図4のように画像撮影部220を備える場合は、画像撮影部220が制御部33に接続される。
図6は、無線タグ通信部30と通信制御部36の具体的な構成を示すブロック図である。無線タグ通信部30は、無線タグ11にデータを送信する送信部41と、無線タグ11からデータを受信する受信部42と、サーキュレータ等の方向性結合器43と、ローパスフィルタ44と、アンテナ22を備え、方向性結合器43に、送信部41、受信部42及びローパスフィルタ44を接続し、方向性結合器43を、ローパルフィルタ44を介してアンテナ22に接続している。
送信部41は、符号化部45、PLL(Phase Locked Loop)部46、振幅変調部47、バンドパスフィルタ48及び電力増幅器49を有している。符号化部45は、通信制御部36の送信制御部72から出力される送信信号を符号化する。PLL部46は、振幅変調部47にローカルキャリア信号を供給する。振幅変調部47は、PLL部46からのローカルキャリア信号を、符号化部45にて符号化した送信信号で振幅変調する。
バンドパスフィルタ48は振幅変調部47で振幅変調された送信信号から不要な成分を除去する。電力増幅器49は、通信制御部36の送信出力設定部71からの送信出力設定信号に応じた増幅率で送信信号を増幅する。送信信号を増幅することにより送信出力が可変され、電力増幅器49で増幅された送信信号は、方向性結合器43に供給される。
方向性結合器43は、送信部41からの送信信号を、ローパスフィルタ44を介してアンテナ22に供給する。アンテナ22に供給された送信信号は、アンテナ22から電波として放射される。アンテナ22から放射された電波を受信して無線タグ11は起動する。起動した無線タグ11は、無変調信号に対してバックスキャッタ変調を行うことにより無線タグ11の記憶部12に格納された情報を通信装置20に無線送信する。無線タグ11からの無線信号は、アンテナ22で受信される。
アンテナ22で受信した受信信号は、ローパスフィルタ44を介して方向性結合器43に供給される。方向性結合器43は、アンテナ22の受信信号、即ち、無線タグ11からの信号を受信部42に供給する。受信部42は、I信号生成部50、Q信号生成部51、I信号処理部52、Q信号処理部53及び受信信号レベル検出部54を備えている。
I信号生成部50は、ミキサ55と、ローパスフィルタ56と、2値化回路57とからなる。Q信号生成部51は、ミキサ58と、ローパスフィルタ59と、2値化回路60と、90度位相シフト器61とからなる。
I信号処理部52は、I信号同期クロック生成部62、I信号プリアンブル検出部63、I信号復号部64及びI信号エラー検出部65からなる。Q信号処理部53は、Q信号同期クロック生成部66、Q信号プリアンブル検出部67、Q信号復号部68及びQ信号エラー検出部69からなる。
受信部42は、方向性結合器43からの受信信号を、第1のミキサ55と第2のミキサ58にそれぞれ入力する。また、受信部42は、PLL部46からのローカルキャリア信号を、第1のミキサ55と90度位相シフト器61とに入力する。90度位相シフト器61は、ローカルキャリア信号の位相を90度シフトして、第2のミキサ58に供給する。
第1のミキサ55は、受信信号とローカルキャリア信号とを混合して、ローカルキャリア信号と同相成分のI信号を生成する。I信号は、ローパスフィルタ56を介して2値化回路57に供給される。ローパスフィルタ56は、I信号から不要な高周波成分を除去して、符号化されたデータ成分を取り出す。2値化回路57は、ローパスフィルタ56を通過した信号を2値化する。
第2のミキサ58は、受信信号と90度位相がシフトされたローカルキャリア信号とを混合して、ローカルキャリア信号と直交成分のQ信号を生成する。Q信号は、ローパスフィルタ59を介して2値化回路60に供給される。ローパスフィルタ59は、Q信号から不要な高周波成分を除去して、符号化されたデータ成分を取り出す。2値化回路60は、ローパスフィルタ59を通過した信号を2値化する。
2値化回路57で2値化したI信号は、I信号処理部52の各部62〜65にそれぞれ供給される。また、2値化回路60で2値化したQ信号は、Q信号処理部53の各部66〜66にそれぞれ供給される。I信号処理部52とQ信号処理部53は、その動作が共通であるため、以下ではI信号処理部52について説明し、Q信号処理部53の説明は省略する。
同期クロック生成部62は、2値化回路57からの2値化信号と同期したクロック信号を常時生成し、生成したクロック信号を、通信制御部36の受信制御部70、プリアンブル検出部63、復号部64及びエラー検出部65に供給する。
プリアンブル検出部63は、同期クロック生成部62からのクロック信号を基に、I信号の先頭に付されているプリアンブルを検出する。プリアンブルが検出されると、プリアンブル検出部63は、通信制御部36の受信制御部70に検出信号を出力する。プリアンブル検出信号を受信すると、受信制御部70は、復号部64に復号開始の指令信号を供給する。復号部64は、同期クロック生成部62からのクロック信号に同期して、2値化回路57からの2値化信号をサンプリングする。そして、受信制御部70から復号開始の指令を受けると、そのサンプリングした2値化信号を復号する。復号されたデータは、受信制御部70に供給される。
受信制御部70は、復号されたデータをエラー検出部65に供給する。エラー検出部65は、復号されたデータのチェックコードからエラー有無を検出する。そして、検出結果を示すデータを受信制御部70に供給する。受信制御部70は、I信号或いはQ信号の少なくとも一方で誤りが無い場合、正しくデータを受信したと判定する。正しく受信した受信データは、記憶部35にタグ読取情報351として格納される。
受信信号レベル検出部54は、ローパスフィルタ56を通過したI信号の振幅と、ローパスフィルタ59を通過したQ信号の振幅とをそれぞれ検出する。そして、大きい方の振幅の値を、受信信号レベルとして通信制御部36に通知する。或いは、I信号とQ信号をベクトル合成した(1)式の値を受信信号レベルとして通知してもよい。
通信制御部36は、受信制御部70のほかに、送信出力設定部71、送信制御部72、機能設定部73及び通信状態検出部74を有している。通信状態検出部74は、所定時間の間の受信成功率を算出する。或いは、所定時間に受信信号レベル検出部54から通知された受信信号レベルの平均値或いは最大値を用いて受信状態を検出してもよい。受信成功率は(2)式で求められる。
受信成功率=正しくデータを受信した回数/(正しくデータを受信した回数+エラーを検出した回数) …(2)
以下、ISO18000-6Cのプロトコルを使用した場合を例にとって説明する。通信装置20は、ISO18000-6Cのプロトコルを使用した、第1の読取機能(通常読取機能)、及び第2の読取機能(指定繰返し読取機能)の2つの読取機能を持つ。通信制御部36には機能設定部73を備え、機能設定部73は、第1の読取機能及び第2の読取機能のうち1つを設定する。通信制御部36の送信制御部72、送信出力設定部71、通信状態検出部74は、機能設定部73で設定された機能に従って対応した動作を行うように構成されている。
第1の読取機能は、無線タグを指定しないで読取を行う機能であり、アンテナ22から放射された電波を受けて起動し、通信可能な状態にある無線タグ11と通信を行い、無線タグ11の記憶部12に格納された識別情報13を読取る。
第2の読取機能は、ISO18000-6 type CのSelectコマンドにより応答するタグを指定して、無線タグ11の記憶部12に格納された識別情報13の読取りを繰返す機能である。また第2の読取機能は、通信状態検出部74で検出した受信状態によって送信出力設定部71で送信出力設定信号を設定して送信出力を制御し、指定した無線タグ11の存在範囲を絞込む機能であり、オペレータが指定した無線タグ11を特定するのを補助する。第2の読取機能は、さらに通信制御部36の通信状態検出部74で検出した受信状態を通知部24で通知する。
以下、実施形態に係る通信装置20の動作について説明する。図7は、使用者が第1の読取機能により無線タグ11を読取る作業を行う場合の、制御部33の処理手順を示すフローチャートである。この手順は、ROM350に格納された読取作業プログラムによって制御される。
作業者が通信装置20を携帯し、入力部25の読取作業開始キーを操作すると、読取作業プログラムがスタートする。制御部33は、先ず、動作(Act)A1において、読取作業での送信出力の設定を行う。入力部25から入力が無い場合には、予め記憶部33に記憶された送信出力情報352を使用し、通信制御部36に送信出力を設定する。
次に、動作A2では、アンテナ面26からタグ11までの距離を想定し、想定読取距離を設定する。入力部25から入力が無い場合には、予め記憶部35に記憶された想定読取距離情報を使用する。送信出力と想定読取距離の情報が設定されると、動作A3において、方向範囲算出部37は、例えば、(3)式により、タグ11が存在する方向と範囲を推定して方向範囲(角度情報)を算出する。
{P0×f(θ)−d(L)}≧Pt …(3)
(3)式において、P0は、アンテナ接続端子75(図6)での送信出力であり、f(θ)は、角度θに対するアンテナの利得(図3参照)である。d(L)は、アンテナ面26からタグ11までの距離を想定したときの、その想定読取距離Lでの減衰量であり、Ptは、対象のタグ11との通信に必要なパワーを表す。
ここで、f(θ)は、図3に示すようなアンテナの指向性であり、記憶部35にアンテナ指向性情報353として記憶されている。アンテナ面26から想定読取距離Lまでの減衰量d(L)と対象タグ11との通信に必要なパワーPtは、例えば事前の実験測定値として予め記憶部35に格納されている。減衰量d(L)は、いくつかの想定読取距離Lに対する値として記憶部35に保存されている。
タグ11との通信に必要なパワーPtは、記憶部35にタグ感度情報355として保存されている。タグ11のアンテナやICチップは様々であり、タグ11の種類ごとに、それぞれ対応するPtを記憶しておき、対象タグ11に対応するパワーPtを用いるとよい。
方向範囲算出部37は、アンテナ接続端子75での送信出力P0と、想定読取距離Lが設定されると、(3)式を満たすθの範囲(角度)を算出する。又は図8に示すように、予め幾つかの送信出力P0と想定読取距離Lに対して、(3)式を満たすθの範囲を算出しておき、格納しておいてもよい。或いは、簡単化して送信出力を大中小の3段階に分け、各段階で角度を設定してもよい。
図8は、送信出力P0と想定読取距離L(図8では読取距離と表記)に対するタグの推定方向範囲(角度)の一例を示す説明図である。例えば、送信出力P0が100mW、想定読取距離Lが1mに設定された場合は、方向範囲算出部37は、タグの推定方向範囲を90度とする。図8から明らかなように、送信出力P0が大きいほど角度は広く、送信出力P0が小さいほど角度は狭くなる。また想定読取距離Lが長くなるほど角度が狭くなる。
図9は、(3)式で示す利得f(θ)と、送信出力P0と、対象のタグ11との通信に必要なパワーPtを図式化したものである。P0・f(θ)は、f(θ)の周囲に点線で示している。
通信装置20は、P0・f(θ)とPtが重なる領域であれば、対象のタグ11を探索することができる。つまり、P0・f(θ)とPtの交点をp1,p1’としたとき、アンテナ22の中心(アンテナ面26の中心)から交点p1、P1’を結ぶ線をそれぞれB,B’とすると、B−B’で示す角度(α)の範囲内にタグ11が存在することを表示できる。
図7に戻って、動作A4において方向範囲算出部37は、算出したタグの推定方向範囲を使用者が視認できる可視画像を生成して、通知部24(表示部)に表示する。図10は、通知部24にタグの推定方向範囲を示す可視画像を表示したときの表示例を示す。図10に示すように、可視画像は、文字,数字,符号等のキャラクタ101で表示したり、又はレーダ形式で、中央を現在のアンテナ22(通信装置20)の位置とし、アンテナ22の前方向にタグの推定方向範囲を示す扇形のグラフィック画像102を表示して視覚的に分かり易く表示する。キャラクタ101で示す角度や、扇形のグラフィック画像102の角度は、図9で示すB−B’で示す角度αに相当する。
尚、グラフィック画像102は、扇形に限らず逆三角形や、図9に示す2本の矢印B,B’等でもよく、タグが存在する方向と範囲を推定できる画像であれば良い。
また通信装置20は、図5に示すように、通信装置20の方向を検出するセンサ39を設けているので、通信装置20自身の向きを算出することができる。例えば、通知部24に図10に示す内容が表示されているとする。そして、使用者が通信装置20の向きを、反時計回り方向に角度τ回転したとする。このときセンサ39は、通信装置20が反時計回り方向に角度τ回転したことを検出する。方向範囲算出部37は、通知部24の扇形のグラフィック画像102の表示を、図11に示すように、中心を支点にして時計回り方向に角度τだけ回転した表示に変える。
これにより、使用者は、無線タグ11を読取ったあとに通信装置20を回転してしまった場合でも、読取った無線タグ11が通信装置20の現在の向きに対して、どの方向範囲にあるかを知ることができる。従って、無線タグを見失うことがなくなり、効率的に短時間で対象タグを探すことができる。
次に、制御部33は動作A5において、通信制御部36の機能設定部73(図6)で、第1読取機能を設定する。動作A5では、第1の読取機能の場合の予め定められた送信出力に対応した送信出力設定信号が送信出力設定部71から出力される。また送信制御部72から第1の読取機能の場合の送信信号が出力され、かつ送信制御部72は送信タイミング等を設定する。このとき、設定情報354をもとに、無線タグ11の識別情報を読取るように設定する。
次いで、動作A6では、第1読取機能による読取りを開始する。送信出力設定部71から、送信出力設定信号を出力すると、無変調キャリア信号がアンテナ22から電波として放射され、送信制御部72から送信信号を出力すると、無線タグ11に対する送信が行われる。
制御部33は、動作A7で、例えば入力部25で終了キーが入力されたか否かを検出し、終了キーの入力を検出しない場合には第1読取機能による読取動作を続け、終了キーの入力を検出した場合には読取動作を終了する。
図12は、通信装置20と無線タグ11(ここでは、4つの無線タグTG1〜TG4)との間の無線通信プロトコルの一例を示すタイミングチャートである。上述のように、ISO18000-6 type Cのプロトコルに準拠する例を示しており、1ラウンドあたりのスロット数を“4”とした場合である。
図12において、記号[Q]、[R]、[A]、[ID]、[Qr]はいずれも通信データを示している。各通信データの先頭には、データの先頭を示すプリアンブル符号が含まれ、また各通信データには、CRC(Cyclic Redundancy Check)符号等の誤り検出符号が含まれており、受信側でエラーを検出できる。
先ず、通信装置20は、無変調のキャリア信号をアンテナ22から電波として送信する。各無線タグTG1〜TG4は、この電波を受けて起動する。次に、通信装置20は、第1ラウンドの読取開始を指令するためのQueryコマンド[Q]を送信する。Queryコマンド[Q]には、1ラウンドあたりのスロット数を“4”とするパラメータ(Q値=2)が含まれている。
各無線タグTG1〜TG4は、Queryコマンド[Q]を受信すると、乱数を生成する。そして、乱数により各無線タグTG1〜TG4は、1ラウンド中の4つのスロットのうち、どのスロットで応答するかを決定する。同じく乱数により、各無線タグは応答データ[R]を生成する。応答データ[R]は、乱数によって生成されるため、無線タグ毎に異なる値となる。また、同じ無線タグでも乱数を生成する毎に異なる値となる。
図12の例では、無線タグTG2は1番目のスロット0で応答データ[R]を送信する。無線タグTG2からの応答データ[R]を受信すると、通信装置20は、その応答データ[R]を正常に受信したことを指令するAcknowledge(Ack)コマンド[A]を送信する。このAckコマンド[A]には、無線タグTG2から受信した応答データ[R]が含まれる。
応答データ[R]を送信した無線タグTG2は、Ackコマンド[A]を待つ。そして、Ackコマンド[A]を受信すると、自身が送信した応答データ[R]が含まれているか否かを確認する。応答データ[R]が含まれている場合、無線タグTG2は、Ackコマンド[A]が自身宛であると認識し、自己のメモリで記憶しているID情報[ID]を送信する。通信装置20は、ID情報[ID]を受信したら誤りの有無を検出し、誤りが無い場合には、受信したID情報[ID]を記憶部35にタグ読取情報351として記憶する。
次に、通信装置20は、スロットの切換を指令するため、Query-repコマンド[Qr]を送信する。ただし、既に応答データ[R]を送信した無線タグTG2はQuery-repコマンド[Qr]を受信しても応答しない。図12の例では、無線タグTG1が2番目のスロット1で応答データ[R]を送信する。以降の2番目のスロット1での動作は、1番目のスロット0の動作と同じため、説明を省略する。2番目のスロット1での通信が終了すると、通信装置20は、スロットの切換を指令するためのQuery-repコマンド[Qr]を送信する。ただし、既に応答データ[R]を送信した無線タグTG1、TG2は、Query-repコマンド[Qr]を受信しても応答しない。
図12の例では、無線タグTG3及びTG4は、3番目のスロット2でそれぞれ異なる応答データ[R]を送信する。応答データ[R]の送信開始時間は、Queryコマンド[Q]或いはQuery-repコマンド[Qr]を受信してから所定時間以内に規定されているため、同じスロットで2つ以上の無線タグが、それぞれ応答データ[R]を送信する場合には、応答データ[R]の送信の一部は必ず衝突するようになっている。このため、通信装置20は、無線タグTG3の応答データ[R]と無線タグTG4の応答データ[R]を受信できず、通信装置20は、応答データ[R]の受信タイムアウトを検出する。
次に、通信装置20は、スロットの切換を指令するための、Query-repコマンド[Qr]を送信し、4番目のスロット3を開始する。ただし、図12の例では、既に無線タグTG1〜TG4は、ラウンド1で応答データ[R]を送信しているため、4番目のスロット3では応答データ[R]の送信は無く、通信装置20は、応答データ[R]の受信タイムアウトを検出する。
通信装置20は、ラウンド1の4つのスロットの終了を検出し、新しいラウンド2の1番目のスロット0の開始を指令するQueryコマンド[Q]を送信する。図12の例では、ID情報[ID]を送信した無線タグTG1とTG2はラウンド2以降も応答しない。ラウンド2の1番目のスロット0では、無線タグTG4が応答データ[R]を送信する。以降のラウンド2の1番目のスロット0の動作はラウンド1の1番目のスロット0動作と同じため、説明を省略する。
ラウンド2の1番目のスロット0での通信が終了すると、通信装置20は、スロットの切換を指令するQuery-repコマンド[Qr]を送信する。ラウンド2の2番目のスロット1では、無線タグTG3が応答データ[R]を送信する。通信装置20は、無線タグTG3からの応答データ[R]を受信すると、応答データ[R]を正常に受信したことを指令するAckコマンド[A]を送信する。図12では、例えば、無線タグTG3が、物陰にあり、通信装置20が送信したAckコマンド[A]の信号が減衰し、無線タグTG3がAckコマンド[A]受信時に受信エラーを検出した例を示している。
通信装置20は、Ackコマンド[A]を送信した後、無線タグTG3からのID情報[ID]の受信を待っているが、受信タイムアウトとなり、同様に次のスロットに切り換える。以降、上述と同様な動きをして、通信装置20は、通常読取機能により、店舗内の多数の無線タグと通信して、ID情報[ID]を受信する。
図7に戻り、制御部34は、動作A8で第1の読取機能でタグ識別情報を読取ったかどうかを判断し、タグ識別情報を読取った場合には、動作A9において、読取ったタグ識別情報を読取順に記憶部35に記憶するとともに、タグ識別情報を通知部24に表示する。そして動作A7に戻る。また動作A8において、タグ識別情報が読取れなかった場合も動作A7に戻る。
また図5に示すように、通信装置20は、タグ推定方向の補正部38を設けている。補正部38は、図7の動作A9で読取った無線タグの識別情報を通信部32を介して上位機器100に送信する。そして、識別情報に対応した情報を上位機器100から得た結果、方向範囲算出部37で算出したときに想定した無線タグ11とは異なる種類の無線タグを読取ったことを検出した場合、タグ感度情報355から対応するPtを抽出して、再度、方向範囲算出部37でタグの推定方向範囲を補正する。
そして、通知部24に算出したタグの推定方向範囲を表示する。又は無線タグ11の識別情報13或いは無線タグの記憶部12の一部に無線タグの種類を示すデータを含めて検出してもよい。補正部38を備えることにより、対象の無線タグ11の種類が変わっても、対象の無線タグに合せてタグの推定方向範囲を算出し、表示することができる。従って、無線タグを見失うことが低減される。
上述したように、第1の実施形態では、対象の無線タグ11の方向範囲を推定して使用者に表示することができる。また使用者は、対象の無線タグが必ずしも通信装置20の正面方向にある訳ではないことを知ることができ、対象の無線タグを見失うことが低減される。
(第2の実施形態)
次に、無線タグ通信装置の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、第2の読取機能により対象の無線タグを探索するものであり、制御部33の制御のもとに無線タグ11を指定して探索作業を行う。
図13A、図13Bは、通信装置20で第2の読取機能により対象の無線タグ11を探索する場合の制御部33の処理手順を示すフローチャートである。図13Aにおいて、作業者が通信装置20を携帯し、入力部25の探索作業開始キーを操作すると、読取作業プログラムが起動(スタート)する。
先ず制御部33は、動作A11において、入力部25で入力された探索対象のタグの識別情報を設定する。次に、動作A12では探索作業での送信出力情報を設定する。送信出力情報としては、探索作業を開始するときに使用する送信出力の初期値と、探索作業を終了する時に使用する送信出力の最小値を設定する。入力部25から入力が無い場合には、予め記憶部35に記憶された送信出力情報352を使用して、通信制御部36に送信出力を設定する。
探索作業では、送信出力の初期値は設定可能な送信出力の最大値とし、ここでは500mWを最大値に設定した例を説明する。また送信出力の最小値としては20mWを例として説明する。即ち、対象タグの存在範囲を送信出力20mWで読める範囲まで絞り込む設定とする。
次に、動作A13において、方向範囲算出部37で用いる想定読取距離の情報を設定する。入力部25から入力が無い場合には、予め記憶部35に記憶された想定読取距離情報を使用する。ここでは、想定読取距離情報を1mとした例を説明する。
次に、制御部33は動作A14において、通信制御部36の機能設定部73で第2の読取機能を設定する。動作A14では、第2の読取機能の場合の予め定められた送信出力に対応した送信出力設定信号が送信出力設定部71から出力される。また、送信制御部72から第2の読取機能の場合の送信信号が出力され、かつ送信制御部72は送信タイミング等を設定する。説明を簡単にするために、送信出力初期値は通信装置20で設定可能な送信出力の最大値とする。
制御部33は、動作A15で第2の読取機能による読取動作を開始すると、送信出力設定部71から送信出力設定信号が出力され、無変調キャリア信号がアンテナ22から電波として放射され、送信制御部72から送信信号を出力すると、検索対象の無線タグ11に対する送信が行われる。
以下、図14の無線タグTG4を対象タグとして、TG4の識別情報を設定して第2の読取機能による読取を行う例を説明する。図14は、第2の読取機能で読取動作の場合の、通信装置20と無線タグTG4間の無線通信プロトコルの一例を示すタイミングチャートである。図12と同様にISO18000-6type Cのプロトコルに準拠する例を示しており、1ラウンドあたりのスロット数を“1”とした場合である。
記号[S]、[Q]、[R]、[A]、[ID]は、いずれも通信データを示す。各通信データの先頭には、データの先頭を示すプリアンブル符号が含まれ、また[S]を除く各通信データには、CRC(Cyclic Redundancy Check)符号等の誤り検出符号が含まれており、受信側でエラーを検出できる。
図14の丸印“○”は、各ラウンドで通信装置20のID情報[ID]の受信成功を意味している。記号“×”は受信失敗を意味している。先ず通信装置20は、上述の通り、無変調のキャリア信号をアンテナ22から電波として送信する。次に、通信装置20は、Selectコマンド[S]、次いでQueryコマンド[Q]を送信し、1番目のラウンドR1を開始する。Selectコマンド[S]は、指定繰返し読取機能の対象である無線タグTG4だけが応答するように、無線タグTG4の識別情報を設定している。
無線タグTG4以外の他の無線タグが、このSelectコマンド[S]及びQueryコマンド[Q]を受信した場合、他の無線タグは、自身の識別情報とは異なる識別情報が指定されていると判断して、応答信号[R]を送信しない。1番目のラウンドR1は、無線タグTG4に十分な電波が届いていない等の理由により、通信装置20は応答信号[R]を待機中に受信タイムアウトを検出した例である。
通信装置20は、ラウンドR1のSelectコマンド[S]の送信開始時から、時間t1経過時に、無線タグTG4だけが応答するように、無線タグTG4の識別情報を設定したSelectコマンド[S]、次いでQueryコマンド[Q]を送信し、2番目のラウンドR2を開始する。2番目のラウンドR2は、通信装置20が無線タグTG4からID情報[ID]を正しく受信した場合を示す。
以降、同様に通信装置20は、Selectコマンド[S]の送信開始時から時間t1経過時に、無線タグTG4だけが応答するように、無線タグTG4の識別情報を設定したSelectコマンド[S]及びQueryコマンド[Q]を送信し、次のラウンドを開始する。ラウンドR5、R6、及びラウンドR8は、通信装置20がAckコマンド[A]を送信した後、通信装置20がID情報[ID]を待っている間に受信タイムアウトを検出し、ID情報[ID]の受信に失敗した例を示している。
また、制御部33は、各ラウンドでID情報[ID]を正しく受信したか否かを検出するとともに、例えば、前3ラウンドのID情報[ID]の受信可否結果を含めて通信成功率を算出する。図14の例では、ラウンドR4で算出した通信成功率SVは、ラウンドR1からラウンドR4までのID情報[ID]受信可否結果から75%となる。ラウンドR5で算出した通信成功率SVは、ラウンドR2からラウンR5までのID情報[ID]受信可否結果から75%である。
なお、図14では、通信成功率SVを用いて通信状態を判定する例を示したが、連続してID情報[ID]を受信したラウンド数、連続してID情報[ID]を受信できなかったラウンド数、或いは他の方法を用いてもよい。また、図14では、各ラウンドの時間をt1に固定した例を示したが、ID情報[ID]の読取可否により、各ラウンドの時間を変えてもよい。
次に図13Aから図13Bに移る。制御部33は動作A16において、第2の読取機能による読取動作を開始し、上述したようにラウンドでID情報[ID]の受信可否を検出する。また動作A17で通信状態を算出する。ここでは、通信状態として通信成功率SVを算出する。また算出した通信成功率SVを通知部24に表示してもよい。
次に、制御部33は動作A18において、算出した通信成功率SVを閾値aと比較する。閾値aは、通信成功率SVが閾値aより大きい場合に通信状態が良好と判定するための閾値であり、ここでは閾値a=70%とする。
制御部33は、通信成功率SVが閾値aより大きい場合には、動作A19で通信状態良好と判定し、通知部24に例えば、「アンテナを向けた方向に対象の無線タグがあります。その方向に進んで下さい」という内容のメッセージを表示する。また、動作A20では、対象のタグが正面方向に、タグの推定方向範囲の精度で存在すると判定して、センサ39の出力を保存する。
さらに、動作A21では、方向範囲算出部37により、前述の(3)式に従ってタグの推定方向範囲を算出し、タグの推定方向範囲を示す扇形のグラフィック画像102を表示する。また動作A22で、対象の無線タグTG4の推定位置を通知部24に表示する。
図15〜図17には、通知部24での可視画像の表示例を示す。最初に図15では、通信成功率SVが閾値aより大きくなった場合のキャラクタ101と扇形のグラフィック画像102の表示例を示す。図15は、アンテナ接続端子75での送信出力を500mW、方向範囲算出部37で使用する想定読取距離を1m、無線タグTG4の通信に必要なパワーをPtとして、方向範囲算出部37で算出した例を示す。
またタグの推定位置を示す可視画像としてマークを表示している。マークは、例えばドット103である。通信状態が良好と判定したことから、マーク(ドット)103は通信装置20の現在の正面方向に表示される。半径方向の位置は、送信出力の設定の最大値と最小値をもとに、送信出力が大きいほど遠く、送信出力が小さいほど近くに表示する。使用者は、図15の表示では、無線タグTG4(ドット103)の位置について、タグの推定方向範囲が140度程度で、比較的遠くにある可能性があることを示している。したがって使用者は無線タグTG4の位置を簡単に知ることができる。
次に、制御部33は、動作A23において、現在の通信装置20の送信出力と、予め設定された第2の読取機能での送信出力の最小値とを比較する。現在の送信出力が最小値の場合には、動作A24において、通知部24に「最小の読取範囲内に対象の無線タグが存在する」旨を表示して終了する。また制御部33は、現在の送信出力が最小値よりも大きい場合には、動作A25で送信出力を1ステップ下げ、読取範囲を狭める。
次に、制御部33は、動作A26で、例えば入力部25から探索作業終了のキーの入力があるか否かを検出する。終了の入力を検出した場合には、動作A27で「終了します」の旨を通知部24に表示し、終了する。終了のキー入力を検出しない場合には第2の読取機能の読取動作を続ける。
制御部33は、動作A28でラウンド開始から時間t1が経過したことを検出すると、上述したように、無線タグTG4の無線タグ識別情報を設定したSelectコマンド[S]、次いでQueryコマンド[Q]を送信し、動作A29で次のラウンドを開始し動作A16に戻って動作を繰返す。
通信状態が閾値aより大きい状態が続き、送信出力が段階的に小さくなると、通知部24の可視画像の表示は、例えば図16のようになり、図15に比べて、タグの推定方向範囲の扇形のグラフィック画像102の角度が小さくなるとともに、タグの推定位置を示すドット103の表示位置が中央に近づく。またキャラクタ101で表示した方向範囲の角度が狭い値になる。
動作A23で送信出力が最小値であった場合、つまり送信出力が最小値まで絞り込まれた状態では、例えば図17のように通知部24に表示される可視画像は、扇形のグラフィック画像102の角度がより小さくなり、ドット103の表示位置がさらに中央に近づく。またキャラクタ101で表示した方向範囲の角度がさらに狭い値になる。つまりドット103は、無線タグ11に対向する方向で送信出力に応じて位置が変化する可視画像となる。
また制御部33は、動作A18で通信成功率SVが閾値a以下であると判定した場合には、動作A30でセンサ39の出力を検出し、かつ動作A20で保存したセンサ検出値との差(τ)を算出する。動作A31で、τの絶対値が予め設定した閾値τ0よりも大きいと判断すると、τの値に従って通知部24の表示を変える。
例えば、図16のように表示された後、通信装置20の向きを変え、例えば、τが反時計回り方向に20度であると検出した場合には、図16の扇形のグラフィック画像102の表示を、図18に示すように時計回り方向に20度回転した表示にする。即ち、通信状態良好と判定した時の通信装置20の方向は、現在の通信装置20の方向よりも時計回り方向に20度の方向であることを示している。
次に、制御部33は動作A33において、通信成功率SVを閾値bと比較する。閾値bは、通信成功率SVが閾値bよりも小さいと通信状態が悪いと判定するための閾値であり、例えば閾値b=30%とする。
制御部33は、動作A34で現在の通信装置20の送信出力と、予め設定された第2の読取機能での送信出力最大値とを比較する。現在の送信出力が最大値よりも小さい場合には、動作A35で送信出力を1ステップ大きくする。そして、動作A26に進み同様に動作する。
第2の実施形態では、使用者は対象のタグについて、タグの推定方向範囲とタグの推定位置を通知部24から簡単に知ることができ、タグを見失うことなく効率的に短時間で対象のタグを探すことができる。またタグの推定方向範囲が狭まり、タグ推定位置が中央に近づくことにより、対象のタグに確実に近付いていることを知ることができる。
さらに、使用者が通信装置20の向きを変えた場合にも、通信状態を閾値を比較し、かつセンサ39の出力を使用してタグの推定方向と推定位置を表示することにより、タグを見失うことなく、効率的に短時間で対象のタグを探すことができる。
なお、タグの推定方向範囲の角度とタグの推定位置に併せて、ブザー音によっても通知するようにしてもよい。ブザー音の音程(周波数)或いは鳴動時間、鳴動間隔時間を変えることにより、対象のタグに近づいていることを通知することができる。
また、図4に示すように、アンテナ22に画像撮像部220を設けた場合には、画像撮像部220で撮像した画像を通知部24に表示するとともに、撮影画像に重ねてタグの推定方向範囲を示す扇形のグラフィック画像102とタグの推定位置を示すドット103を表示することもできる。
図19は、画像撮像部220で撮影した画像104(例えば倉庫の画像)に重畳して扇形のグラフィック画像102とドット103を表示した例を示している。使用者は、画像撮像部220で撮像した画像104から、通信装置20が向いている方向、アンテナの指向性極大の方向を知ることができ、一層使い易さが向上する。
上述したように、第2の実施形態では、対象の無線タグ11の推定方向範囲とその位置を使用者に表示することができる。
また以上の説明では、上位機器100としてサーバを例に説明したが、上位機器100は、サーバ以外にノート型のパソナルコンピュータ、スマートフォン(多機能携帯電話)、タブレット端末などで構成することもできる。また、通知部24のディスプレイにタグの推定方向範囲や位置等を表示する例を述べたが、上位機器100であるパソナルコンピュータ等にタグの推定方向範囲や位置等を表示するようにしても良い。
尚、本発明のいくつかの実施形態を述べたが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
11…無線タグ、
12…無線タグの記憶部、
20…無線タグ通信装置、
22…アンテナ、
220…画像撮影部、
24…通知部(表示部)、
25…入力部、
251…設定部、
30…無線タグ通信部、
31…電源部、
32…通信部、
33…制御部、
34…CPU、
35…記憶部、
350…ROM
351…タグ読取情報、
352…送信出力情報、
353…アンテナ指向性情報、
354…設定情報、
355…タグ感度情報、
36…通信制御部、
37…方向範囲算出部、
38…補正部、
39…センサ、
100…上位機器(サーバ等)。

Claims (8)

  1. 物品に備えられ前記物品の識別情報を格納する記憶部を有する無線タグと、特定の方向に極大の指向性特性を有するアンテナを介して通信する無線タグ通信装置であって、
    前記無線タグと通信を行う無線タグ通信部と、
    前記無線タグ通信部からの送信出力パワーと前記無線タグまでの想定読取距離の情報をもとに、前記無線タグが存在する方向と角度範囲を推定し、前記タグの方向範囲を示す情報を算出して処理する算出部と、
    前記算出部での処理結果を表示する表示部と、
    を備える無線タグ通信装置。
  2. 前記算出部は、さらに前記アンテナの指向性情報をもとに、前記方向範囲を示す情報を算出する請求項1記載の無線タグ通信装置。
  3. 前記算出部は、算出した前記方向範囲を示す情報をもとに、前記無線タグが存在する方向と範囲を視認できる可視画像を生成し、前記表示部に表示する請求項1又は2に記載の無線タグ通信装置。
  4. 前記無線タグの感度情報を記憶する記憶部と、
    前記感度情報に応じて、前記算出部で算出した前記方向範囲を示す情報を補正する補正部を有する請求項1又は2に記載の無線タグ通信装置。
  5. 前記無線タグ通信装置自身の方向を検出するセンサを有し、
    前記算出部は、前記可視画像としてグラフィック画像を生成し、前記センサで検出した検出値の変化に従って、前記グラフィック画像の向きを追随して変えて前記表示部に表示する請求項3記載の無線タグ通信装置。
  6. 物品に備えられ前記物品の識別情報を格納する記憶部を有する無線タグと、特定の方向に極大の指向性特性を有すアンテナを介して通信する無線タグ通信装置であって、
    前記無線タグと通信を行う無線タグ通信部と、
    前記無線タグ通信部と前記無線タグとの通信状態を検出する通信状態検出部と、
    前記通信状態を示す値が予め設定した閾値よりも大きいときに前記無線タグの位置を推定し、前記無線タグに対向する方向で前記送信出力に応じて位置が変化する可視画像を生成する算出部と、
    前記算出部で生成した可視画像を表示する表示部と、
    を備える無線タグ通信装置。
  7. 前記アンテナの指向性の極大方向と平行な方向を撮像可能な画像撮像部を有し、前記画像撮像部で撮像した画像に前記可視画像を重畳して表示する請求項6記載の無線タグ通信装置。
  8. 物品に備えられ前記物品の識別情報を格納する記憶部を有する無線タグと、特定の方向に極大の指向性特性を有すアンテナを介して通信し、前記無線タグを探索して処理するプログラムであって、コンピュータに、
    前記無線タグと通信を行う無線タグ通信機能と、
    前記無線タグとの通信時の送信出力パワーと前記無線タグまでの想定読取距離の情報をもとに、前記無線タグが存在する方向と角度範囲を推定し、前記タグの方向範囲を示す情報を算出して処理する算出処理機能と、
    前記算出処理の結果を表示部に表示する表示機能と、
    を実現させるための無線タグ通信プログラム。
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