JP2014139714A - 制御システム、及び、サーバー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報処理装置とサーバー装置との協働により新たなサービスを提供する。
【解決手段】制御システム1aは、車両11に設置された車載装置12と、車載装置12装置とネットワーク13を介して接続されたサーバー装置10とを備えており、車載装置12は、車両11に設けられたセンサーが接続されると共に、1又は複数のコンテンツに係るコンテンツデータを記憶する装置記憶部24と、センサーの検出値に基づく検出値データをサーバー装置に出力する装置制御部20と、を備え、一方、サーバー装置10は、受信した検出値データに基づいて、車載装置12の装置記憶部24に記憶されたコンテンツデータの状態を変更するサーバー制御部60を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、所定の環境に設置された情報処理装置と、この情報処理装置に接続されたサーバー装置とを備える制御システム、及び、当該サーバー装置に関する。
近年、サーバー装置と、情報処理装置とがネットワークを介して接続され、サーバー装置と情報処理装置とが協働して各種処理を実行するシステムが普及してきている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−257355号公報
上述したシステムのように、サーバー装置と、情報処理装置とがネットワークを介して接続されているシステムについて、これら機器が通信可能に接続されていることを利用して新たなサービスが提供できれば、当該システムの商品としての魅力が向上し、当該システムの適用を促すことができる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、新たなサービスを提供可能な制御システム、及び、サーバー装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、制御システムにおいて、所定の環境に設置された情報処理装置と、前記情報処理装置とネットワークを介して接続されたサーバー装置とを備え、前記情報処理装置は、前記所定の環境に設けられたセンサーが接続されると共に、1又は複数のコンテンツに係るコンテンツデータを記憶する記憶部と、前記センサーの検出値に基づく検出値データを前記サーバー装置に出力する装置制御部と、を備え、前記サーバー装置は、前記情報処理装置の前記装置制御部から受信した前記検出値データに基づいて、前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの状態を変更するサーバー制御部を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記サーバー装置の前記サーバー制御部は、前記情報処理装置の前記装置制御部から受信した前記検出値データに基づいて、前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの状態を、前記所定の環境の状況に対応する状態へと変更することを特徴とする。
また、本発明は、前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータは、機器のマニュアルに係るマニュアルデータであり、前記情報処理装置の前記装置制御部は、前記センサーの検出値に基づいて、前記所定の環境に設けられた機器を特定する情報に関する前記検出値データを前記サーバー装置に送信し、前記サーバー装置の前記サーバー制御部は、前記情報処理装置の前記装置制御部から受信した前記検出値データに基づいて、前記所定の環境に設けられている機器の前記マニュアルデータが前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された状態となるように、前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの状態を変更することを特徴とする。
また、本発明は、機器の前記マニュアルデータは、機器の機種ごとに共通するマニュアル基本データと、機器の付加機能に応じて前記マニュアル基本データに付加されるマニュアル個別データと、を含んで構成され、前記情報処理装置の前記装置制御部は、前記センサーの検出値に基づいて、前記所定の環境に設けられた機器の機種、及び、付加機能を特定する情報に関する前記検出値データを前記サーバー装置に送信し、前記サーバー装置の前記サーバー制御部は、前記情報処理装置の前記装置制御部から受信した前記検出値データに基づいて、前記所定の環境に設けられた機器の機種、及び、付加機能を特定し、特定した機種に対応する前記マニュアル基本データに、特定した付加機能に対応する前記マニュアル個別データを付加して前記マニュアルデータを生成し、生成した前記マニュアルデータが前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された状態となるように、前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの状態を変更することを特徴とする。
また、本発明は、前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータは、機器のマニュアルに係るマニュアルデータであり、前記情報処理装置の前記装置制御部は、前記センサーの検出値に基づいて、前記所定の環境に設けられた機器の使用状況に関する前記検出値データを前記サーバー装置に送信し、前記サーバー装置の前記サーバー制御部は、前記情報処理装置の前記装置制御部から受信した前記検出値データに基づいて、前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの状態を、前記所定の環境に設けられた機器の使用状況に対応する状態へと変更することを特徴とする。
また、本発明は、前記サーバー装置の前記サーバー制御部は、前記情報処理装置の前記装置制御部から受信した前記検出値データに基づいて、前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの内容を変更し、新たに前記コンテンツデータを追加し、又は、既存の前記コンテンツデータを消去することにより、前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの状態を変更することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明は、所定の環境に設置され、1又は複数のコンテンツに係るコンテンツデータを記憶する記憶部を備える情報処理装置に接続されたサーバー装置であって、前記情報処理装置から、所定の環境に設けられたセンサーの検出値に基づく検出値データを受信し、受信した前記検出値データに基づいて、前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの状態を変更するサーバー制御部を備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明は、所定の環境に設置された情報処理装置であって、1又は複数のコンテンツに係るコンテンツデータを記憶する記憶部と、前記所定の環境に設けられたセンサーの検出値に基づいて、前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの状態を変更する装置制御部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、新たなサービスを提供できるという効果を奏する。
第1実施形態に係る制御システムの構成を示す図である。 制御システムの各機器の機能的構成を示すブロック図である。 制御システムの各機器の動作を示すフローチャートである。 制御システムの各機器の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る制御システムの構成を示す図である。 第3実施形態に係る制御システムの構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る制御システム1aの構成を示す図である。
図1に示すように、制御システム1aは、サーバー装置10と、複数の車両11のそれぞれに搭載された車載装置12(情報処理装置)とを備え、これらがネットワーク13を介して通信可能に接続されている。
サーバー装置10は、サービス提供会社が開発、保守、運営するサーバーであり、後述するコンテンツメンテナンスサービスを含む各種サービスは、このサーバー装置10におけるハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。この制御システム1aは、コンテンツメンテナンスサービスという、既存にない新たなサービスを提供することをその目的の1つとしている。
図2は、1台の車載装置12、及び、サーバー装置10の機能的構成を模式的に示すブロック図である。
まず、車載装置12の機能ブロックについて説明する。
車載装置12の装置制御部20は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、予めインストールされた専用のプログラムを読み出して実行することにより、車載装置12の各部を中枢的に制御する。
表示部21は、液晶表示パネルや、有機ELパネル等の表示パネル21aを備え、装置制御部20の制御の下、表示パネル21aに各種画像を表示する。なお、表示部21は、車載装置12に接続された外部機器であってもよい。例えば、カーナビゲーションが搭載されている車両11では、表示部21として当該カーナビゲーションの表示装置を利用可能である。
入力部22は、操作スイッチや、タッチパネル等の入力手段を備え、入力手段に対する操作を検出して、装置制御部20に出力する。
音声処理部23は、図示せぬスピーカーと接続されており、装置制御部20から入力された音声信号をデジタル/アナログ変換してスピーカーに出力することにより、音声信号に係る音声を放音する。また、音声処理部23は、図示せぬマイクと接続されており、マイクによって収音された音声に係る信号をアナログ/デジタル変換して装置制御部20に出力する。
装置記憶部24は、ハードディスクや、EEPROM、その他の記憶媒体を備え、各種データを書き換え可能に、不揮発的に記憶する。装置記憶部24には、コンテンツデータベース24aが記憶されているが、これについては後述する。
情報系インターフェイス26は、車両11に搭載された情報系の機器、例えば、カーナビゲーション、カーエアコン、及び、車載オーディオの状態を検出する車載機器関連センサー42(センサー)が接続されるンターフェイスである。車載機器関連センサー42には、上述したような情報系の機器が接続されており、これら機器に関する所定の情報を所定のプロトコルに準拠して情報系インターフェイス26に出力する。なお、情報系インターフェイス26に、直接、情報系の機器を接続するようにしてもよく、この場合、接続された機器自体がセンサーとして機能する。
ボディー系インターフェイス27は、車両11のウィンドや、ワイパー、シート、ドア、ライト等の車両11を構成する部品、装置の状態を検出する車両部品関連センサー43(センサー)が接続されるインターフェイスである。
制御系インターフェイス28は、車両11のエンジンの状態を検出するエンジン関連センサー44(センサー)、及び、車両11のブレーキの状態を検出するブレーキ関連センサー45(センサー)が接続されるインターフェイスである。
近距離無線通信インターフェイス29は、装置制御部20の制御の下、IEEE802.11や、bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信に係る規格に準拠して、車両11内に持ち込まれた携帯電話や、携帯端末等と無線通信する。
遠距離無線通信インターフェイス30は、装置制御部20の制御の下、所定の通信規格に準拠して、ネットワーク13を介して、ネットワーク13上の外部機器と通信する。
上述したインターフェイスのそれぞれと、装置制御部20の機能を実現する専用のプログラムのとの間のソフトウェア的なデータのやり取りは、所定のAPIを利用して適切に実行される。
なお、本実施形態では、「車両11の環境」が、「所定の環境」に該当する。
次いで、サーバー装置10の機能ブロックについて説明する。
サーバー装置10のサーバー制御部60は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、予めインストールされた所定のプログラムを読み出して実行する等して、サーバー装置10の各部を中枢的に制御する。サーバー制御部60は、機能ブロックとして、コンテンツ選択部60aを備えているが、これについては後述する。
サーバー記憶部61は、ハードディスクや、EEPROM、その他のメモリーを備え、各種データを書き換え可能に、不揮発的に記憶する。サーバー記憶部61に記憶されたデータについては後述する。
通信制御部62は、サーバー制御部60の制御の下、所定の通信規格に準拠して、車載装置12と通信する。
なお、サーバー装置10の構成は、図2に示すものに限らず、例えば、複数のサーバーが連係した構成であってもよく、また、集中型システム、分散型システムの一部の機能であってもよい。すなわち、後述する機能を実現可能な構成であればよい。
ところで、本実施形態には、車両11に設けられた車載装置12の装置記憶部24にコンテンツデータベース24aが記憶されている。このコンテンツデータベース24aには、コンテンツに係るコンテンツデータが記憶されている。
コンテンツとは、表示部21の表示パネル21aを介した表示出力や、音声処理部23を介した音声出力により車両11の搭乗者に対して提供する情報の内容のことである。コンテンツデータとは、コンテンツを提供するためのテキスト、音声、動画に係るデータ(例えば、JPEGファイル、MPEGファイル、XMLファイル、HTMLファイル、WAVファイル、ビットマップデータ、テキストデータ、印刷データ)等のことである。コンテンツデータとしては、例えば、音楽や、静止画、映画等の動画に係るデータや、運転についての有益な情報を示すデータ等がある。
特に、本実施形態では、コンテンツデータには、車両11の装置や、部品、設備等のマニュアルに係るマニュアルデータMDが含まれている。マニュアルとは、所定の物品(装置や、部品、設備等)、事象に対応する方法(例えば、ある特定の機器の操作方法)を、ユーザーに説明するための文字情報や音声情報の内容ことである。マニュアルデータMDとしては、カーナビゲーションの操作方法に係るデータや、車両11のシートのシートアレンジの方法に係るデータ、エンジンのメンテナンスの方法に係るデータ、車両11に搭載されたカーナビゲーション、オーディ装置の操作方法に係るデータ等がある。
以下の説明において、車両11の装置や、部品、設備等を総称して「機器」と表現する。すなわち、本実施形態では、「機器」とは、車両における物品、設備、及び、事象の全てを含む概念である。
装置記憶部24に記憶されたコンテンツデータベース24aに格納されたコンテンツデータに基づくコンテンツは、適切なタイミングで、表示部21を介した表示出力、又は、音声処理部23を介した音声出力によりユーザーに提供される。
具体的には、ユーザーは、専用のプログラムの機能により提供されるユーザーインターフェイスを介して、特定のコンテンツを指定することができる。当該指定は、入力部22の入力手段を介して行われてもよく、また、音声処理部23を介した音声入力によって行われてもよい。コンテンツが指定されると、装置制御部20は、コンテンツデータベース24aにアクセスし、指定されたコンテンツに係るコンテンツデータを読み出し、コンテンツデータの形式に対応する適切な手段により、コンテンツデータに基づくコンテンツを出力する。例えば、ユーザーが、ユーザーインターフェイスを介して、出力するコンテンツとして、カーナビゲーションのマニュアルを指定したとする。すると、上述した手法により、装置制御部20が、カーナビゲーションのマニュアルに係るマニュアルデータMDを取得し、取得したマニュアルデータMDに基づいて、マニュアルに係る画像を表示パネル21aに表示させる。
コンテンツの出力タイミングは、上述したものに限らず、例えば、装置制御部20は、後述するセンサーを含む各種センサーの検出値を監視し、センサーの検出値が所定の条件に至ったときに、特定のコンテンツデータに基づくコンテンツを出力する構成であってもよい。この構成によれば、ユーザーの意図的な指示によらず、自動で、適切なコンテンツをユーザーに提供可能である。
このように、本実施形態に係る制御システム1aでは、マニュアルデータMDを含むコンテンツデータが、車両11に設置された車載装置12に記憶されている。そして、後に詳述するが、本実施形態では、サーバー装置10が提供するコンテンツメンテナンスサービス(後述)により、ユーザーが必要とすると想定されるコンテンツに係るコンテンツデータがコンテンツデータベース24aに格納された状態が維持され、ユーザーの利便性の向上が図られている。
次に、サーバー装置10のサーバー制御部60が備えるコンテンツ選択部60aについて説明する。このコンテンツ選択部60aの機能は、サーバー制御部60のCPUがプログラムを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
コンテンツ選択部60aは、車載装置12が搭載される車両11(以下、「搭載車両」という。)に記憶されたコンテンツデータベース24aに格納すべきコンテンツデータ(マニュアルデータMDを含む)を選択する機能を有する機能ブロックである。
以下説明するコンテンツ選択部60aの処理は、車両11に車載装置12が搭載される前に実行される。
まず、コンテンツ選択部60aは、搭載車両の車種、及び、オプション情報を取得する。一般に、車両11には、特定のカーナビゲーションや、車載オーディオ、スピーカー等の装置を搭載したり、シートのカバーを選択したり、特定の機能を付加したり等、さまざまなオプションを付加することが可能であるが、オプション情報とは、付加されたオプションが何であるかを示す情報である。
なお、搭載車両の車種、及び、オプション情報は、サーバー装置10に自動的な、又は、人為的な手段によって入力される構成であってもよく、また、コンテンツ選択部60aが、通信可能に接続された外部の機器に所定のプロトコルに従って問い合わせて取得する構成であってもよい。
次いで、コンテンツ選択部60aは、サーバー記憶部61に記憶されたコンテンツ管理データベース61aを参照し、車種に対応するコンテンツデータ、及び、オプション情報が示すオプションに対応するコンテンツデータを選択する。
詳述すると、コンテンツ管理データベース61aには、車種ごとに、車種と対応付けて、各車種に係る車両11において必要とされると想定される1又は複数のコンテンツデータが記憶されている。例えば、タイプAという車種があった場合、当該タイプAの車両の構造、搭載された装置、設備等を踏まえて、タイプAに係る車両11において必要とされるコンテンツデータと、タイプAを示す値とが対応付けて記憶されている。同様に、コンテンツ管理データベース61aには、オプション情報と対応付けて、各オプション情報が示すオプションについて必要とされると想定される1又は複数のコンテンツデータが記憶されている。コンテンツ管理データベース61aには、事前に、選択可能なコンテンツデータが十分に用意されている。なお、コンテンツ選択部60aが、外部のサーバー等、通信可能に接続された外部機器にコンテンツデータを問い合わせ、取得する構成であってもよい。
コンテンツ選択部60aは、コンテンツ管理データベース61aを参照し、車種、及び、オプション情報をキーとして、それぞれに対応するコンテンツデータを選択する。
以上のようにしてコンテンツ選択部60aによって選択されたコンテンツデータは、車載装置12が車両11に搭載される前、又は、後の適切なタイミングで、所定の手段によって、コンテンツデータベース24aに格納される。これにより、車両11に車載装置12が搭載された段階では、当該装置のコンテンツデータベース24aに、ユーザーが必要とすると想定されるコンテンツデータが、基本的には格納されている状態とされる。
次いで、コンテンツメンテナンスサービスについて詳述する。
上述したように、当該サービスは、ユーザーが必要とすると想定されるコンテンツに係るコンテンツデータがコンテンツデータベース24aに格納された状態を維持し、ユーザーの利便性の向上を図るサービスである。
<第1の機能>
まず、コンテンツメンテナンスサービスの第1の機能について説明する。
上述したように、車両11には、カーナビゲーションや、カーエアコン、車載オーディオ等が搭載されることがあるが、これらは、新たに搭載されたり、また、別のものに交換されたり、また、既に搭載されていたものが取り外されたりすることがある。
ここで、カーナビゲーションが交換される場合を想定する。この場合、コンテンツデータベース24aでは、交換前のカーナビゲーションのマニュアルに係るマニュアルデータMDが削除され、交換後のカーナビゲーションのマニュアルに係るマニュアルデータMDが格納されることが適切である。このことを踏まえ、コンテンツメンテナンスサービスにおいて、サーバー装置10、及び、車載装置12は協働して以下の処理を実行する。
以下、図3を用いて、搭載されていたカーナビゲーション(以下、「旧カーナビ」という。)が、新たなカーナビゲーション(以下、「新カーナビ」という。)に交換される場合の、コンテンツメンテナンスサービスにおけるサーバー装置10、及び、車載装置12の動作を説明する。特に、図3では、コンテンツデータとして、新カーナビのマニュアルに係るマニュアルデータMDが、コンテンツデータベース24aに格納される場合を例にして、各機器の動作について説明する。図3において、(A)は車載装置12の動作を示し、(B)はサーバー装置10の動作を示している。
まず、車載装置12の装置制御部20は、車載装置12に接続されたカーナビゲーションについて、その交換が行われたか否かを監視する(ステップSA1)。本実施形態では、カーナビゲーションの交換が行われた場合、車載機器関連センサー42がそのことを検出し、その旨の信号を、情報系インターフェイス26を介して装置制御部20に出力する構成となっており、装置制御部20は、当該信号の入力があったことにより、カーナビゲーションの交換が行われたことを検出する。なお、交換を検出する方法は何でもよく、例えば、装置制御部20が、定期的にカーナビゲーションや、付随する機器に問い合わせのデータを送信し、その応答に基づいて検出するようにしてもよい。
交換が行われた場合(ステップSA1:YES)、車載機器関連センサー42から、装置制御部20に対して、新カーナビに関する新カーナビ情報が入力され、装置制御部20は、当該新カーナビ情報を取得する(ステップSA2)。新カーナビ情報とは、新カーナビの機種、及び、新カーナビに付加されている付加機能を示す情報を少なくとも含む情報である。一般に、カーナビ等の電子機器は、機種ごとに共通する基本的な機能(以下、適宜、「基本機能」という。)を有する一方、付加機能を追加可能な構成となっている。例えば、機種Aのカーナビは、機種Aのカーナビ全てに共通する基本的な機能を有する一方、独自に付加機能が付加されている場合がある。
本実施形態では、新カーナビが接続された場合には、所定のプロトコルに準拠して、車載機器関連センサー42から、新カーナビ情報が出力される構成となっている。なお、情報系インターフェイス26に、新カーナビが直接接続される場合は、新カーナビから当該インターフェイスに、直接、新カーナビ情報が出力される構成とされる。この場合、新カーナビが、「センサー」として機能する。
次いで、装置制御部20は、旧カーナビから新カーナビへと交換された旨を示す情報、及び、新カーナビの新カーナビ情報を含むデータ(「所定の環境に設けられた機器を特定する情報に関する検出値データ」、「所定の環境に設けられた機器の機種、及び、付加機能を特定する情報に関する前記検出値データ」)を、所定のプロトコルに準拠してサーバー装置10に送信する(ステップSA3)。
サーバー装置10のサーバー制御部60は、旧カーナビから新カーナビへと交換された旨を示す情報、及び、新カーナビに係る新カーナビ情報を受信すると(ステップSB1)、受信した新カーナビ情報に含まれる機種を示す情報に基づいて、コンテンツ管理データベース61aに格納されたマニュアル基本データの中から、機種に対応する適切なマニュアル基本データを選択する(ステップSB2)。
詳述すると、マニュアル基本データとは、機器の機種ごとに共通する基本機能のマニュアルに係るデータである。機器の機種ごとに共通する基本機能のマニュアルとは、例えば、カーナビゲーションについて、機種Aという機種が存在する場合、付加機能等の相違等にかかわらず、機種Aのカーナビゲーションの全てに共通する基本機能を説明するためのマニュアルである。本実施形態では、マニュアル基本データは、XMLで記述されたXMLファイルであり、各マニュアル基本データには、対応する機種を示す情報がメタデータとして記述されている。また、コンテンツ管理データベース61aには、選択され得るマニュアル基本データが十分に用意されている。ステップSB2では、サーバー制御部60は、マニュアル基本データにメタデータとして記述された機種を示す情報を検索キーとして、受信した新カーナビ情報に含まれる機種に対応する適切なマニュアル基本データを選択する。
次いで、サーバー制御部60は、受信した新カーナビ情報に含まれる付加機能に基づいて、コンテンツ管理データベース61aに格納されたマニュアル個別データの中から、付加機能に対応する適切なマニュアル個別データを選択する(ステップSB3)。マニュアル個別データとは、付加機能ごとのマニュアルに係るデータである。マニュアル個別データは、マニュアル基本データと同様、XMLで記述されたXMLファイルであり、各マニュアル個別データには、対応する付加機能を示す情報がメタデータとして記述されている。また、コンテンツ管理データベース61aには、選択され得るマニュアル個別データが十分に用意されている。ステップSB3では、サーバー制御部60は、マニュアル個別データにメタデータとして記述された付加機能を示す情報を検索キーとして、受信した新カーナビ情報に含まれる付加機能に対応する適切なマニュアル個別データを選択する。
次いで、サーバー制御部60は、ステップSB2で選択したマニュアル基本データ、及び、ステップSB3で選択したマニュアル個別データを所定のプロトコルに従って合成することにより、新カーナビに係るマニュアルデータMDを生成する(ステップSB4)。ここで生成されたマニュアルデータMDは、新カーナビが有する機能(機種ごとに共通して有する基本機能、及び、付加された付加機能)の全てに対応したマニュアルに係るデータである。
次いで、サーバー制御部60は、ステップSB4で生成した新カーナビに係るマニュアルデータMDと共に、当該新カーナビに係るマニュアルデータMDを新たにコンテンツデータベース24aに格納する一方、旧カーナビに係るマニュアルデータMDをコンテンツデータベース24aから削除することを指示する制御コマンドを車載装置12に送信する(ステップSB5)。
当該制御コマンドを受信すると(ステップSA4)、車載装置12の装置制御部20は、受信した制御コマンドに基づいて、新カーナビに係るマニュアルデータMDを新たにコンテンツデータベース24aに格納する一方、旧カーナビに係るマニュアルデータMDをコンテンツデータベース24aから削除する(ステップSA5)。
こののように、本実施形態では、カーナビゲーションについて、旧カーナビから新カーナビに交換されると、車載機器関連センサー42から新カーナビを特定する情報(機種、及び、付加機能)が車載装置12に出力され、装置記憶部24は、当該情報に基づくデータ(検出値データ)をサーバー装置10に送信する。そして、サーバー装置10のサーバー制御部60は、新カーナビの機能(機種に共通する基本機能、及び、付加機能)に対応する適切なマニュアルデータMDを生成し、生成した新カーナビに係るマニュアルデータMDをコンテンツデータベース24aに格納させる一方、旧カーナビに係るマニュアルデータMDを当該データベースから削除させる。これにより、新カーナビのマニュアルデータMDが装置記憶部24に記憶される一方、旧カーナビのマニュアルデータMDが装置記憶部24から消去された状態となる。つまり、本発明を適用することにより、装置記憶部24に記憶されたコンテンツデータの状態が、「カーナビゲーション交換されたという環境の状況に対応する状態」「車両11(所定の環境)に設けられている機器のマニュアルデータが車載装置12(情報処理装置)の装置記憶部24(記憶部)に記憶された状態」、及び、「車両11の状況に対応する状態」となる。
これにより、カーナビゲーションの交換に際し、ユーザーは、例えば、新カーナビのメーカーのサーバーにアクセスしてマニュアルデータMDをダウンロードしたり、DVD等の記録媒体からマニュアルデータMDを読み出したりする等の煩雑な作業を行う必要が無く、ユーザーの利便性が向上する。
ここで、カーナビゲーションを交換した場合、交換の直後は、カーナビゲーションの使い勝手が分からず、マニュアルを参照するケースも多い。これを踏まえ、紙媒体としてのマニュアルを車両11に載置することも考えられるが、この場合、車両11内のスペースの有効活用に反する。また、インターネット等のネットワーク13を介して、メーカーのサーバーにアクセスしてマニュアルを閲覧するよることも考えられるが、この場合、例えば、車両11が電波の受信強度が弱い位置に位置している等の理由でネットワーク13に接続できない場合に、適切にマニュアルを参照できない事態が生じ得る。一方、本実施形態では、カーナビゲーションの交換に応じて、車載装置12の装置記憶部24に、自動で、交換後の新カーナビのマニュアルデータMDが格納された状態となるため、車両11のスペースを有効活用しつつ、新カーナビのマニュアルを参照できないといった事態が生じることを確実に防止できる。
なお、コンテンツメンテナンスサービスの第1の機能について、カーナビゲーションが交換された場合を例にして説明したが、カーエアコンや、車載オーディオ等の他の装置についても、交換が行われた場合、上述した動作に準ずる動作が行われ、交換後の機器に係るコンテンツデータ(マニュアルデータMD)がコンテンツデータベース24aに格納された状態が維持される。
また、上記では、機器が「交換」される場合を説明したが、機器が新たに追加される場合や、搭載されていた機器が取り外される場合、機器に新たな機能が追加されたり、機能が変更されたりした場合も、上述した動作と同様の動作が行われることにより、コンテンツデータベース24aにおけるコンテンツの状態が適切な状態とされる。
すなわち、機器が新たに追加された場合は、新たな機器を特定する情報がサーバー装置10に出力され、サーバー装置10は、当該新たな機器のマニュアルデータMDを生成し、コンテンツデータベース24aに格納する。また、搭載されていた機器が取り外された場合は、その旨の情報がサーバー装置10に出力され、サーバー装置10は、取り外された機器のマニュアルデータMDをコンテンツデータベース24aから削除させる。また、機器に新たな機能が追加されたり、機能が変更されたりした場合は、その旨の情報がサーバー装置10に出力され、サーバー装置10は、追加され、又は、変更された機能が反映されたマニュアルデータMDを生成し、当該データをコンテンツデータベース24aに格納させる。
<第2の機能>
次に、コンテンツメンテナンスサービスの第2の機能について説明する。
ここで、車両部品関連センサー43に接続されたウィンドや、ワイパー、シート、ドア、ライト等や、エンジン関連センサー44に接続されたエンジン、ブレーキ関連センサー45に接続されたブレーキ等のユーザーが使用する機器について、その機器の使用状況によって、ユーザーに提供すべき適切なコンテンツは異なる。
例えば、あまりエンジンを使用しない車両11(=あまり運転されていない車両11)のユーザーに対しては、バッテリーが上がった時の対処方法に係るマニュアルや、セルフスタンドにおいて給油する方法に係るマニュアルは、ユーザーに提供すべき適切なコンテンツと言える一方、エンジンを頻繁に使用する車両11(=頻繁に運転されている車両11)のユーザーに対しては、これらマニュアル(コンテンツ)は、提供すべき適切なコンテンツとは言えない。
以上を踏まえ、本実施形態では、コンテンツメンテナンスサービスにおいて、車載装置12と、サーバー装置10とが協働して以下の処理を実行することにより、コンテンツデータベース24aに格納されたコンテンツデータの状態を、各機器の使用状況に対応する状態へと変更し、当該状態を維持する。
以下、図4を用いて、エンジンの使用状況に応じて、コンテンツデータの状態を変更する場合を例にして、車載装置12、及び、サーバー装置10の動作について説明する。図4において、(A)は車載装置12の動作を示し、(B)はサーバー装置10の動作を示している。
車載装置12の装置制御部20に、装置の電源がオンされている間、所定のサンプリング周期で、エンジン関連センサー44からエンジンの状態を示す情報、具体的には、エンジンがオンかオフかを示す情報が制御系インターフェイス28を介して入力される構成となっており、装置制御部20は、所定のサンプリング周期で、エンジンの状態を示す情報を取得する(ステップSC1)。
次いで、装置制御部20は、エンジンの状態を示す情報を取得する度に、所定のプロトコルに準拠して、当該情報を示すデータ(「所定の環境に設けられた機器の使用状況に関する検出値データ」)をサーバー装置10に送信する(ステップSC2)。
車載装置12からエンジンの状態を示す情報を受信すると(ステップSD1)、サーバー装置10のサーバー制御部60は、車両管理データベース61bにアクセスし、受信した情報に基づいて、必要に応じて、当該データベースにおける対応する情報を更新する(ステップSD2)。
詳述すると、車両管理データベース61bとは、車載装置12が搭載された車両11ごとに、車両11に関する情報、特に、車両11の各種機器の使用状況に関する情報を記憶するデータベースである。本例では、車両管理データベース61bには、機器としてのエンジンについては、少なくとも、エンジンの1日あたりの平均の駆動時間が、車両11に一意に割り振られた識別情報と対応付けて記憶されている。ステップSD2では、例えば、サーバー制御部60は、受信したデータに含まれるエンジンの状態を示す情報に基づいて、所定の統計学的手法を用いて、エンジンの1日あたりの平均の駆動時間を再計算し、車両管理データベース61bにおける対応する情報を更新する。
次いで、サーバー制御部60は、車両11の機器の使用状況について、予め定められた条件のうち成立したものがあるか否かを判別する(ステップSD3)。
例を挙げて詳述すると、例えば、エンジンの1日あたりの平均の駆動時間について、条件として、「駆動時間が閾値T1(例えば、閾値T1=30分)を下回ったこと」という条件が予め定められている。そして、サーバー制御部60は、ステップSD2で更新した車両管理データベース61bにおける対応する車両11の機器の使用状況に関する情報を参照して、予め定められた条件のうち成立したものがあるか否かを判別する。以下、説明の便宜のため、成立した条件があったものとする。
次いで、サーバー制御部60は、コンテンツ管理データベース61aを参照し、当該データベースに格納されているコンテンツデータのうち、成立した条件に対応するコンテンツデータを選択する(ステップSD4)。
詳述すると、コンテンツ管理データベース61aでは、条件のそれぞれについて、条件を示す情報と、条件が成立したときに車載装置12の装置記憶部24に格納すべき1又は複数のコンテンツデータとが対応付けて記憶されている。なお、条件を示す情報と対応付けて記憶される1又は複数のコンテンツデータは、当該条件が成立していた場合に想定される車両11の環境の状況、及び、当該状況においてユーザーに必要とされると想定されるコンテンツを踏まえて、事前に、適切に選択される。ステップSD4では、サーバー制御部60は、コンテンツ管理データベース61aを参照し、成立した条件を示す情報と対応付けて記憶されているコンテンツデータを、成立した条件に対応するコンテンツデータとして選択する。
例えば、コンテンツ管理データベース61aで「駆動時間が閾値T1(例えば、閾値T1=30分)を下回ったこと」という条件を示す情報と、バッテリーが上がった時の対処方法に係るマニュアルのマニュアルデータMD、及び、セルフスタンドにおいて給油する方法に係るマニュアルのマニュアルデータMDとが対応付けられている場合において、ステップSD3において当該条件が成立したと判別した場合、サーバー制御部60は、ステップSD4において、これらマニュアルデータMDを選択する。
次いで、サーバー制御部60は、ステップSD4で選択したマニュアルデータMDを新たにコンテンツデータベース24aに格納することを指示する制御コマンドを車載装置12に送信する(ステップSD5)。
当該制御コマンドを受信すると(ステップSC3)、車載装置12の装置制御部20は、受信した制御コマンドに基づいて、受信したマニュアルデータMDを新たにコンテンツデータベース24aに格納する。
以上のように、本実施形態では、車載装置12の装置制御部20は、エンジン関連センサー44等のセンサーの検出値に基づいて、車両11(所定の環境)に設けられた機器(例えば、エンジン)の使用状況に関する検出値データをサーバー装置10に送信する。サーバー装置10のサーバー制御部60は、受信した検出値データに基づいて、機器の使用状況に対応するコンテンツデータを選択し、選択したコンテンツデータを、車載装置12の装置記憶部24に記憶させる。これにより、車載装置12の装置記憶部24に記憶されたコンテンツデータの状態が、車両11の機器の使用状況に対応する状態へと変更され、その状態が維持される。このため、機器の使用状況からユーザーが必要とするであろうと想定されるコンテンツに係るコンテンツデータが、自動で、車載装置12の装置記憶部24に記憶された状態となり、ユーザーの利便性が向上する。特に、本実施形態では、車載装置12の装置記憶部24にユーザーが必要とする想定される適切なコンテンツデータが記憶された状態が維持されるため、ユーザーは、ネットワーク13を介してコンテンツデータを取得する必要が無く、車両11がネットワーク13に接続できない状態であっても、所望のコンテンツデータに基づくコンテンツを取得することが可能である。
<別の例1>
次に、コンテンツメンテナンスサービスの別の例1について説明する。
ブレーキ関連センサー45から、ブレーキの温度を示す検出値が、制御系インターフェイス28を介して装置制御部20に入力される。装置制御部20は、入力された検出値に基づいて、ブレーキの温度を示す検出値データをサーバー装置10に送信する。サーバー装置10のサーバー制御部60は、受信した検出値データに基づいて、ブレーキの温度が異常な温度に至っているか否かを判別する。当該判別は、例えば、予め定められた所定の閾値との比較結果に基づいて行なわれる。
ブレーキの温度が異常な温度に至っていると判別した場合、サーバー制御部60は、コンテンツ管理データベース61aに記憶されたコンテンツデータの中から、ブレーキの温度が異常の場合に行なうべき作業や、ブレーキの温度異常を解消する方法等、ブレーキの温度異常に関する適切な情報を含むマニュアル、その他のコンテンツに係るコンテンツデータを選択する。コンテンツ管理データベース61aでは、上記コンテンツと、ブレーキの温度異常に係るメタデータとが対応付けて記憶されており、サーバー制御部60は、当該メタデータをキーとして、適切なコンテンツデータを選択する。
次いで、サーバー制御部60は、車載装置12の装置制御部20と通信して、装置記憶部24のコンテンツデータベース24aに選択したコンテンツデータを格納させる。これにより、ブレーキの温度異常という、環境の状況に対応するコンテンツデータが、装置記憶部24に記憶された状態となる。
ここで、ブレーキの温度異常は、発生することが非常に少ない一方、一旦発生した場合は、一定の緊急性をもって対応する処理を行なう必要があると言える。そして、本願発明を適用することにより、平時は、このような発生することが非常に少ない事象に関するコンテンツデータをコンテンツデータベース24aに格納させずに、記憶領域の効率的な使用、及び、コンテンツデータの検索の効率化を実現する一方、対応する事象が発生した場合には、的確に、当該事象に対応するコンテンツデータを、コンテンツデータベース24aに格納することができる。
また、ブレーキの温度異常に係るコンテンツデータが、車載装置12の装置記憶部24に記憶された状態となるため、上述したとおり、ユーザーは、車両11の状態にかかわらず、当該コンテンツデータが示すコンテンツを取得することができる。
<別の例2>
次に、コンテンツメンテナンスサービスの別の例2について説明する。
車載機器関連センサー42は、GPSセンサーであり、また、GPSセンサーを含む機器に接続されており、情報系インターフェイス26を介して、車両11の位置を特定する情報(例えば、経度、緯度を示す情報。以下、「車両位置情報」という。)を、センサーの検出値として、装置制御部20に出力する。
装置制御部20は、所定のサンプリング周期で、車両位置情報を示す検出値データを、サーバー装置10に送信する。
サーバー装置10のサーバー制御部60は、受信した車両位置情報を示す検出値データに基づいて、車両10がスタッドレスタイヤの使用が必要とされる地域(以下、便宜的に「寒冷地域」という。)で運転されているか否かを判別する。
当該判別は、例えば、以下のように行なわれる。
すなわち、サーバー制御部60は、所定の検出値データを一定期間、時系列で累積的に記憶する。また、寒冷地域とされるエリアが、例えば、ポリゴンデータ(経度及び緯度からなる座標値で示される点を結んで定義される多角形形状の領域を示すデータ)の形式で、所定の記憶領域に予め記憶されている。そして、サーバー制御部60は、時系列で累積的に記憶した車両位置情報を示す検出値データと、寒冷地域に係るエリアを示す情報とに基づいて、車両11が寒冷地域にいる割合を求め、車両11が、一定の割合以上、寒冷地域で運転されていると判別した場合は、コンテンツ管理データベース61aから、スタッドレスタイヤの取付方法や、車両11内の効率的な空調方法等、寒冷地域で走行される車両11に必要と想定されるマニュアル、その他のコンテンツに係るコンテンツデータを、予め定められたワードをキーとして選択する。
次いで、サーバー制御部60は、車載装置12の装置制御部20と通信して、装置記憶部24のコンテンツデータベース24aに選択したコンテンツデータを格納させる。これにより、寒冷地域で走行されるという、車両11に係る環境の状況に対応するコンテンツデータが、装置記憶部24に記憶された状態となる。
なお、車両11の所有者の住所、車両11の車庫の住所、その他の車両11に関連する地域示す情報を入力させ、当該住所に基づいて、車両11が走行される地域を推定し、車両11が関連地域を走行すると推定される場合は、事前に寒冷地域に係るコンテンツデータを、装置記憶部24に記憶させることも考えられる。しかしながら、この場合、車両11が寒冷地域を走行しないと推定された場合であって、引っ越し、通勤、旅行、その他の要因により、実際には車両11が寒冷地域を走行する場合に、寒冷地域に係るコンテンツデータが、適切に、車載装置12の装置記憶部24に記憶されない事態を生じ得る。一方で、本実施形態によれば、実際の車両11の走行履歴が反映されて、寒冷地域に係るコンテンツデータが、装置記憶部24に記憶されるため、上述したような事態が発生することを効果的に抑制できる。
なお、サーバー装置10のサーバー制御部60は、コンテンツデータベース24aに記憶されたコンテンツデータのうち、車両11の環境に対応しなくなったものがあるか否かを監視する。すなわち、サーバー制御部60は、センサーの検出値から推定される環境では、提供される可能性が非常に低いものを、所定のタイミングで検出する。そして、コンテンツデータベース24aに、車両11の環境に対応しなくなったコンテンツデータがあれば、車載装置12に対応する制御コマンドを出力し、当該コンテンツデータを削除する。これにより、装置記憶部24に形成された記憶領域の効率的な活用が図られている。
また、上述した例では、サーバー制御部60は、車両11の環境に適したコンテンツデータを選択し、選択したコンテンツデータを、コンテンツデータベース24aに格納させていたが、例えば、既にコンテンツデータベース24aに格納されているコンテンツデータの内容を、環境に適した内容へと変更するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、車載装置12(情報処理装置)は、車両11(所定の環境)に設けられたセンサーが接続されると共に、1又は複数のコンテンツに係るコンテンツデータを記憶する装置記憶部24(記憶部)と、センサーの検出値に基づく検出値データをサーバー装置10に出力する装置制御部20と、を備えている。また、サーバー装置10は、受信した検出値データに基づいて、車載装置12の装置記憶部24に記憶されたコンテンツデータベース24aに格納されたコンテンツデータの状態を変更するサーバー制御部60を備えている。
この構成によれば、サーバー装置10のサーバー制御部60は、車載装置12の装置記憶部24に記憶されたコンテンツデータの状態を、センサーの検出値に応じた適切な状態とすることが可能である。
また、本実施形態では、サーバー装置10のサーバー制御部60は、車載装置12の装置記憶部24から受信した検出値データに基づいて、車載装置12の装置記憶部24に記憶されたコンテンツデータの状態を、所定の環境の状況に対応する状態へと変更する。
より具体的には、サーバー装置10のサーバー制御部60は、受信した検出値データに基づいて、車両11(所定の環境)に設けられている機器(例えば、カーナビゲーション)のマニュアルデータMDが、車載装置12の装置記憶部24に記憶された状態となるように、装置記憶部24に記憶されたコンテンツデータの状態を変更する。
この構成によれば、車両11に設置されている機器について、交換や、新たな設置が行われた場合であっても、車両11に設置されている機器のマニュアルに係るマニュアルデータMDが、車載装置12の装置記憶部24に記憶された状態を維持することが可能となり、ユーザーは、ネットワーク13を介してマニュアルを取得する等の煩雑な作業を行う必要が無く、また、ユーザーはネットワーク13との接続環境にかかわらずマニュアルを参照することができ、ユーザーの利便性が向上する。
また、本実施形態では、機器のマニュアルデータMDは、機器の機種ごとに共通するマニュアル基本データと、機器の付加機能に応じてマニュアル基本データに付加されるマニュアル個別データと、を含んで構成されている。そして、サーバー装置10のサーバー制御部60は、車載装置12の装置記憶部24から受信した検出値データに基づいて、車両11に設けられた機器の機種、及び、付加機能を特定し、特定した機種に対応するマニュアル基本データに、特定した付加機能に対応するマニュアル個別データを付加してマニュアルデータMDを生成し、生成したマニュアルデータMDが車載装置12の装置記憶部24に記憶された状態となるように、装置記憶部24に記憶されたコンテンツデータの状態を変更する。
この構成によれば、機器が、その機能として、基本機能と、付加機能とを有しているという特性を踏まえた適切なマニュアルデータMDを、車載装置12の装置記憶部24に記憶させることが可能となり、ユーザーは、当該機器が備える機能に適切に対応したマニュアルを参照することができ、ユーザーの利便性が向上する。
また、本実施形態では、車載装置12の装置制御部20は、センサーの検出値に基づいて、車両11(所定の環境)に設けられた機器(例えば、エンジン)の使用状況に関する検出値データをサーバー装置10に送信する。また、サーバー装置10のサーバー制御部60は、車載装置12の装置制御部20から受信した検出値データに基づいて、車載装置12の装置記憶部24に記憶されたコンテンツデータの状態を、車両11に設けられた機器(例えば、エンジン)の使用状況に対応する状態へと変更する。
この構成によれば、車両11の機器の使用状況によって、ユーザーが必要とするコンテンツが相違する、という特性を踏まえて、ユーザーが必要とすると想定されるコンテンツデータを適切に車載装置12の装置記憶部24に記憶させることが可能となる。
<第2実施形態>
次いで、第2実施形態について説明する。
図5は、本実施形態に係る制御システム1bの機能的構成を示すブロック図である。
以下の説明において、第1実施形態に係る制御システム1aの構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態に係る制御システム1bを構成する情報処理装置80(第1実施形態における車載装置12に対応する装置)、オフィスに適用されることが想定されている。
図5に示すように、情報処理装置80には、インターフェイス81を介して、オフィスに設置された機器の状態を検出するセンサー、具体的には、コピー機の状態を検出するコピー機関連センサー85、エアコンの状態を検出するエアコン関連センサー86、冷蔵庫の状態を検出する冷蔵庫関連センサー87が接続されている。
本実施形態では、第1実施形態と同様、装置記憶部24にコンテンツデータベース24aが記憶されており、当該データベースには、少なくとも、オフィスに設置された機器のマニュアルに係るマニュアルデータMDが格納されている。
また、サーバー装置10のサーバー記憶部61には、車両管理データベース61bに代えて、オフィス管理データベース61cが記憶されている。オフィス管理データベース61cは、オフィスごとに、オフィスに関する情報、特に、オフィスに設けられた機器の使用状況に関する情報を記憶するデータベースである。
本実施形態では、オフィスが、「所定の環境」に該当する。
本実施形態では、サーバー装置10が提供するコンテンツメンテナンスサービスにより、情報処理装置80の装置記憶部24に記憶されたコンテンツデータの状態が、オフィスという環境に適した状態とされる。
詳述すると、例えば、オフィスにおいて、コピー機の交換が行われる。すると、上述した第1実施形態と同様、情報処理装置80の装置制御部20は、コピー機が交換された旨を示す情報、及び、新たなコピー機の機種、及び、付加機能を示す情報を含むデータを検出値データとしてサーバー装置10に送信する。この検出値データを受信したサーバー装置10のサーバー制御部60はコンテンツ管理データベース61aを参照して、コピー機の機種に対応するマニュアル基本データと、コピー機の付加機能に対応するマニュアル個別データとを選択し、これらデータを合成してコピー機に係るマニュアルデータMDを生成し、当該データをコンテンツデータベース24aに格納させる制御コマンドを生成して、情報処理装置80に送信する。情報処理装置80の装置制御部20は、受信した制御コマンドに基づいて、交換後の新たなコピー機に係るマニュアルデータMDを、コンテンツデータベース24aの適切な格納位置に格納する。
このような処理が行われることにより、機器を交換した場合は、新たな機器のマニュアルデータMDがコンテンツデータベース24aに格納された状態とされ、ユーザーの利便性が向上する。特に、ユーザーは、インターネット等を介して、外部サーバーから新たな機器のマニュアルに係るデータを取得することなく、オフィスにおいて、いつでも確実にマニュアルを参照可能である。
また、本実施形態では、サーバー装置10が提供するコンテンツメンテナンスサービスにより、オフィスの各機器の使用状況に応じて、情報処理装置80の装置記憶部24に記憶されたコンテンツデータの状態が、当該使用状況に対応した適切なものとされる。
詳述すると、例えば、エアコン関連センサー86からインターフェイス81を介して、エアコンの使用状況に関する情報が装置制御部20に出力され、装置制御部20は、エアコンの使用状況を示すデータを、検出値データとして、サーバー装置10に送信する。
サーバー装置10のサーバー制御部60は、受信したデータに基づいて、適宜、オフィス管理データベース61cの対応する情報を更新すると共に、使用状況に関する条件として予め定められた条件が成立したか否かを判別する。そして、条件が成立した場合には、当該条件が成立した場合に情報処理装置80の装置記憶部24に記憶すべきコンテンツデータとして予め定められているものを、コンテンツ管理データベース61aから選択し、選択したデータをコンテンツデータベース24aに格納させる制御コマンドを生成して、情報処理装置80に送信する。情報処理装置80の装置制御部20は、受信した制御コマンドに基づいて、コンテンツデータを、コンテンツデータベース24aの適切な格納位置に格納する。例えば、条件として、「エアコンの使用率が、一定の閾値を超えたこと」という条件が予め設定され、かつ、当該条件が成立した場合に情報処理装置80の装置記憶部24に記憶させるコンテンツデータとして、エアコンの使用率が高い場合に特に行うべきエアコンのメンテナンスのマニュアルに係るマニュアルデータMDが設定されているとする。この場合において、サーバー装置10のサーバー制御部60は、当該条件が成立した場合、上記コンテンツデータを選択して、上記コンテンツを装置記憶部24に記憶させる。
このような処理が行われることにより、情報処理装置80のコンテンツデータベース24aに格納されたコンテンツデータの状態が、オフィスにおける機器の使用状況に対応した状態となり、ユーザーの利便性が向上する。すなわち、オフィスにおける機器の使用状況からユーザーが必要とすると想定されるコンテンツデータが、情報処理装置80のコンテンツデータベース24aに格納された状態とされ、ユーザーの利便性が向上する。特に、ユーザーは、インターネット等を介して外部サーバー等にアクセスすることなく、オフィスにおいて、いつでも確実に所望のコンテンツを取得可能である。
<第3実施形態>
次いで、第3実施形態について説明する。
図6は、本実施形態に係る制御システム1cの機能的構成を示すブロック図である。
以下の説明において、第1実施形態に係る制御システム1aの構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態に係る制御システム1cを構成する情報処理装置90(第1実施形態における車載装置12に対応する装置)は、マンションや、アパート、一軒家等の住居に適用されることが想定されている。
図6に示すように、情報処理装置90には、インターフェイス91を介して、スマートメーターシステム92が接続されている。
スマートメーターシステム92は、住居の消費電力を計測し、消費電力を示す情報を通信により、例えば、電力会社のサーバー等に送信するシステムである。
さらに、本実施形態に係るスマートメーターシステム92は、以下の機能を有している。
すなわち、スマートメーターシステム92は、住居内に設けられた各家電、例えば、エアコンや、電子レンジ、冷蔵庫、テレビ、加湿器、空気清浄機、洗濯機、湯沸かし器等と通信可能に接続されている。スマートメーターシステム92と、各家電との通信方式は、既存の構内通信網を介した既存の有線、無線通信や、NFCや、Bluetooth(登録商標)の規格に準拠した近距離無線通信等何であってもよいが、特に、いわゆる電力線搬送通信が有効に利用できる。スマートメーターシステム92と、家電との間での情報のやり取りのためのプロトコルは事前に定められる。
スマートメーターシステム92は、適宜、各家電から、家電に関する情報を取得し、所定のプロトコルに準拠して、インターフェイス91を介して、取得した家電に関する情報を情報処理装置90に出力する。この場合、スマートメーターシステム92が、センサーとして機能すると共に、当該システムが出力する家電に関する情報が、センサーの検出値に該当する。スマートメーターシステム92と、情報処理装置90との間での情報のやり取りのためのプロトコルは事前に定められる。
情報処理装置90は、家電に関する情報を、検出値データとして、サーバー装置10に送信する。この検出値データは、ホーム管理データベース61dに、住居の識別情報と対応付けて記憶される。ホーム管理データベース61は、住居ごとに、住居に設けられた家電を示す情報と、家電ごとの使用状況を示す情報とを対応付けて記憶するデータベースである。本実施形態では、住居が、「所定の環境」に該当する。
サーバー装置10のサーバー制御部60は、家電に関する情報に基づいて、住居に設置された家電の種類、家電の使用状況等に応じた適切なコンテンツデータを選択し、選択したコンテンツデータを、コンテンツデータベース24aに格納される。
適切なコンテンツデータの選択は、上述した第1、2実施形態と同様の方法により実行される。
すなわち、サーバー制御部60は、家電の交換が行なわれた場合は、交換前の家電に係るコンテンツデータ(例えば、マニュアルデータMD)をコンテンツデータベース24aから削除する一方、交換後の新たな家電に係るコンテンツデータを当該データベースに格納する。その際、サーバー制御部60は、マニュアルデータMDに関しては、交換後の新たな家電の機種、及び、付加情報を踏まえた適切なマニュアルデータMDを生成して、格納させる。
また、サーバー制御部60は、家電の使用状況に応じた適切なコンテンツデータを選択し、格納させる。
例えば、情報処理装置90が送信する検出値データには、家電の消費電力を示す情報が含まれており、サーバー制御部60は、1の家電について、消費電力が大きい傾向にあるか否かを所定のアルゴリズムにより判別し、消費電力が大きい傾向にある場合は、消費電力を抑制するような使い方を紹介するコンテンツに係るコンテンツデータを選択する。
また例えば、情報処理装置90が送信する検出値データには、家電の使用頻度や、使われ方を示す情報が含まれており、サーバー制御部60は、これら情報に基づいて、家電の使用頻度や、使われ方に対応する適切なコンテンツデータを選択する。より具体的には、検出値データには、エアコンの使用のされ方(使用される時間帯、設定された空調の種類(冷房、暖房等)、設定された温度、設定された風向、風量等)を示す情報が含まれており、サーバー制御部60は、これら情報に基づいて、より効率的、効果的なエアコンの使用方法を紹介するコンテンツに係るコンテンツデータを選択する。
このような処理が行われることにより、情報処理装置90のコンテンツデータベース24aに格納されたコンテンツデータの状態が、住居における家電の使用状況に対応した状態となり、ユーザーの利便性が向上する。すなわち、住居における家電の使用状況からユーザーが必要とすると想定されるコンテンツデータが、情報処理装置90のコンテンツデータベース24aに格納された状態とされ、ユーザーの利便性が向上する。特に、ユーザーは、インターネット等を介して外部サーバー等にアクセスすることなく、住居において、いつでも確実に所望のコンテンツを取得可能である。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
上述した実施形態では、所定の環境として、車両11に係る環境、及び、オフィスに係る環境を例に挙げたが、所定の環境はこれに限らず、個人宅や、病院等何であってもよい。また例えば、人間が持ち歩く端末を「情報処理装置」として機能させ、当該人間に関する環境を「所定の環境」とし、当該端末に記憶されたコンテンツデータを、人間に関する環境に対応するものとするようにしてもよい。
また例えば、上述した実施形態では、センサーの検出値に基づいて、装置記憶部24に記憶されたコンテンツデータの状態を変更する機能を、サーバー装置10のサーバー制御部60が有していた。しかしながら、当該機能を装置制御部20が有するようにしてもよい。すなわち、例えば、第1実施形態の例で言えば、車載装置12の装置制御部20が、エンジン関連センサー44からエンジンの状態を示す情報を取得し、取得した情報に基づいて、エンジンのエンジンの状態に適するように、装置記憶部24に記憶されたコンテンツデータの状態を変更するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、車両11に設けられた機器や、オフィスに設けられた機器について具体例を挙げてが、機器はこれらに限られないことはいうまでもない。
1a、1b、1c 制御システム
10 サーバー装置
12 車載装置(情報処理装置)
13 ネットワーク
20 装置制御部
24 装置記憶部(記憶部)
42 車載機器関連センサー(センサー)
43 車両部品関連センサー(センサー)
44 エンジン関連センサー(センサー)
45 ブレーキ関連センサー(センサー)
60 サーバー制御部
80、90 情報処理装置
85 コピー機関連センサー(センサー)
86 エアコン関連センサー(センサー)
87 冷蔵庫関連センサー(センサー)
92 スマートメーターシステム(センサー)

Claims (8)

  1. 所定の環境に設置された情報処理装置と、前記情報処理装置とネットワークを介して接続されたサーバー装置とを備え、
    前記情報処理装置は、
    前記所定の環境に設けられたセンサーが接続されると共に、
    1又は複数のコンテンツに係るコンテンツデータを記憶する記憶部と、前記センサーの検出値に基づく検出値データを前記サーバー装置に出力する装置制御部と、を備え、
    前記サーバー装置は、
    前記情報処理装置の前記装置制御部から受信した前記検出値データに基づいて、前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの状態を変更するサーバー制御部を備えることを特徴とする制御システム。
  2. 前記サーバー装置の前記サーバー制御部は、
    前記情報処理装置の前記装置制御部から受信した前記検出値データに基づいて、前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの状態を、前記所定の環境の状況に対応する状態へと変更することを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータは、機器のマニュアルに係るマニュアルデータであり、
    前記情報処理装置の前記装置制御部は、
    前記センサーの検出値に基づいて、前記所定の環境に設けられた機器を特定する情報に関する前記検出値データを前記サーバー装置に送信し、
    前記サーバー装置の前記サーバー制御部は、
    前記情報処理装置の前記装置制御部から受信した前記検出値データに基づいて、前記所定の環境に設けられている機器の前記マニュアルデータが前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された状態となるように、前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの状態を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の制御システム。
  4. 機器の前記マニュアルデータは、
    機器の機種ごとに共通するマニュアル基本データと、
    機器の付加機能に応じて前記マニュアル基本データに付加されるマニュアル個別データと、を含んで構成され、
    前記情報処理装置の前記装置制御部は、
    前記センサーの検出値に基づいて、前記所定の環境に設けられた機器の機種、及び、付加機能を特定する情報に関する前記検出値データを前記サーバー装置に送信し、
    前記サーバー装置の前記サーバー制御部は、
    前記情報処理装置の前記装置制御部から受信した前記検出値データに基づいて、前記所定の環境に設けられた機器の機種、及び、付加機能を特定し、特定した機種に対応する前記マニュアル基本データに、特定した付加機能に対応する前記マニュアル個別データを付加して前記マニュアルデータを生成し、生成した前記マニュアルデータが前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された状態となるように、前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの状態を変更することを特徴とする請求項3に記載の制御システム。
  5. 前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータは、機器のマニュアルに係るマニュアルデータであり、
    前記情報処理装置の前記装置制御部は、
    前記センサーの検出値に基づいて、前記所定の環境に設けられた機器の使用状況に関する前記検出値データを前記サーバー装置に送信し、
    前記サーバー装置の前記サーバー制御部は、
    前記情報処理装置の前記装置制御部から受信した前記検出値データに基づいて、前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの状態を、前記所定の環境に設けられた機器の使用状況に対応する状態へと変更することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の制御システム。
  6. 前記サーバー装置の前記サーバー制御部は、
    前記情報処理装置の前記装置制御部から受信した前記検出値データに基づいて、前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの内容を変更し、新たに前記コンテンツデータを追加し、又は、既存の前記コンテンツデータを消去することにより、前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの状態を変更することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の制御システム。
  7. 所定の環境に設置され、1又は複数のコンテンツに係るコンテンツデータを記憶する記憶部を備える情報処理装置に接続されたサーバー装置であって、
    前記情報処理装置から、所定の環境に設けられたセンサーの検出値に基づく検出値データを受信し、受信した前記検出値データに基づいて、前記情報処理装置の前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの状態を変更するサーバー制御部を備えることを特徴とするサーバー装置。
  8. 所定の環境に設置された情報処理装置であって、
    1又は複数のコンテンツに係るコンテンツデータを記憶する記憶部と、
    前記所定の環境に設けられたセンサーの検出値に基づいて、前記記憶部に記憶された前記コンテンツデータの状態を変更する装置制御部を備えることを特徴とする情報処理装置。
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