JP2014139608A - 曲面ミラーの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】外装カバーに外部から衝撃が加えられて変形したとしても、曲面ミラー及び保持部材に外力が伝わらないようにして、保持部材による曲面ミラーの角度調整が狂わないようにする。
【解決手段】結像光学系から第1の出射方向へ出射された画像光を第2の出射方向へ反射する曲面ミラー1と、ミラー保持部材11・12と、そのミラー保持部材を介して曲面ミラーの反射面の角度を調整する角度調整機構A1・A2と、結像光学系を内蔵する鏡筒41と、を備える投射光学系において、ミラー保持部材11・12を一端に取り付けて、鏡筒41の投射側の端部に他端が固定される固定部材21と、鏡筒41の投射側の端部に他端が固定されて、結像光学系の一部、曲面ミラー1、ミラー保持部材11・12、及び固定部材21を収納する外装カバー51と、を備え、曲面ミラー1、ミラー保持部材11・12、及び固定部材21を、外装カバー51と非接触状態とする。
【選択図】図13

Description

本発明は、曲面ミラーの取付構造に関する。
以前より、投射光学系において、最も出射面側に位置する光学素子に曲面ミラーを設置し、画像光を反射することで、投射距離の短縮と広角化を実現していた。
この際、曲面ミラーの性質上、曲面ミラーの反射面の角度や位置の微小のズレが被投射面上に投射される投射映像の結像性能に大きく影響を与えるため、投射光学系をプロジェクターへ組み込む際の曲面ミラーの反射面の角度及び位置の精密な調整が必須であった。
例えば、曲面ミラーの反射面外の外周面や背面を曲面ミラーの保持部材により調整可能に三点支持をするフローティング機構などがある(特許文献1参照)。また、曲面ミラーを第1保持部材で保持し、第1保持部材を第2保持部材で保持を行い、第1保持部材に対して曲面ミラーを光軸と直交する第1軸を回動軸にして回動させ、第2保持部材に対して第1保持部材を光軸及び第1軸と直交する第2軸を回動軸にして回動させることにより、曲面ミラーの角度を微調整する機構もある(特許文献2参照)。
特開2002−228905号公報 特開2011−59459号公報
しかし、精密な調整を施したとしても、外部からの衝撃により外装カバーや曲面ミラーの設置面が撓んでしまうと、曲面ミラーの反射面の角度及び位置に狂いが生じてしまい、それが結像性能に悪影響を与える可能性があった。
本発明の課題は、外装カバーに外部から衝撃が加えられて変形したとしても、曲面ミラー及び保持部材に外力が伝わらないようにして、保持部材による曲面ミラーの角度調整が狂わないようにすることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
結像光学系から第1の出射方向へ出射された画像光を、第2の出射方向へ反射する曲面ミラーと、
前記曲面ミラーを保持するミラー保持部材と、
前記ミラー保持部材を介して前記曲面ミラーの反射面の角度を調整する角度調整機構と、
前記結像光学系を内蔵する鏡筒と、を備える投射光学系において、
前記ミラー保持部材を一端に取り付けて、前記鏡筒の投射側の端部に他端が固定される固定部材と、
前記鏡筒の投射側の端部に他端が固定されて、前記結像光学系の一部、曲面ミラー、ミラー保持部材、及び固定部材を収納する外装カバーと、を備え、
前記曲面ミラー、ミラー保持部材、及び固定部材を、前記外装カバーと非接触状態とした、曲面ミラーの取付構造を特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の曲面ミラーの取付構造であって、
前記外装カバーの内部に沿わせた形状で、前記固定部材よりも外周側に取り付けられる補強用部材を備えることを特徴とする。
本発明によれば、外装カバーに外部から衝撃が加えられて変形したとしても、曲面ミラー及び保持部材に外力が伝わらず、保持部材による曲面ミラーの角度調整が狂わない。
本発明を適用した曲面ミラーの調整装置の一実施形態の構成を示すもので、曲面ミラーと第1保持部材(ミラー保持部材)の関係を曲面ミラー側から見た分解斜視図である。 図1と逆に第1保持部材側から見た図である。 図1及び図2の曲面ミラーと第1保持部材を結合して第2保持部材(ミラー保持部材)との関係を示すもので、第1保持部材側から見た斜視図(a)と、その反対側から見た図(b)である。 図3の曲面ミラーと第1保持部材及び第2保持部材を結合した状態を示すもので、調整用ねじ側から見た斜視図(a)と、その反対側から見た図(b)である。 図4の曲面ミラーと第1保持部材及び第2保持部材と固定部材の関係を示すもので、固定部材側から見た斜視図(a)と、その反対側から見た図(b)である。 図5の曲面ミラーと第1保持部材及び第2保持部材と固定部材と冶具部材の関係を示すもので、冶具部材側から見た斜視図(a)と、その反対側から見た図(b)である。 図6の曲面ミラーと第1保持部材及び第2保持部材と固定部材と冶具部材の結合状態を示すもので、冶具部材側から見た斜視図(a)と、その反対側から見た図(b)である。 曲面ミラーと第1保持部材の関係を示すもので、背面側から見た模式図(a)と、その中央縦断面図(b)である。 曲面ミラーと第1保持部材の関係を示すもので、前面側から見た模式図(a)と、その中央縦断面図(b)である。 第2保持部材に対する第1保持部材の関係を示す要部縦断側面図である。 固定部材に対する第2保持部材の関係を示す要部縦断側面図である。 鏡筒との関係を示す斜視図である。 外装カバーとの関係を示すもので、外装カバーを中央で破断して示した図である。 鏡筒に外装カバーを設けた状態の平面図である。 図14の矢印D−D線に沿った断面図である。 図14の矢印E−E線に沿った断面図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
(実施形態)
<曲面ミラーの調整装置>
図1及び図2は本発明を適用した曲面ミラーの調整装置の一実施形態の構成として曲面ミラー1とミラー保持部材の第1保持部材11の関係を示すもので、図3及び図4はさらにミラー保持部材の第2保持部材12との関係を示し、図5はさらに固定部材21との関係を示し、図6及び図7はさらに冶具部材31との関係を示している。
そして、図8及び図9は曲面ミラー1と第1保持部材11の関係を模式的に示すもので、図10は第2保持部材12に対する第1保持部材11の関係を示し、図11は固定部材21に対する第2保持部材12の関係を示している。
「前提」
始めに、画像調整素子からの画像光を屈折光学素子から構成される結像光学系へ入射し、結像光学系から出射した光線を曲面ミラー1の反射面で反射することにより被投射面へ画像光を拡大投射する投射光学系において、図1に示すように、結像光学系の光線をZ軸、画像調整素子の画像中心から出射した光線の軌跡の存在する平面内におけるZ軸と直交する軸をY軸、Z軸及びY軸とそれぞれ直交する軸をX軸と規定し、各軸と平行な方向をそれぞれZ軸方向、Y軸方向、X軸方向と規定する。
また、投射光学系を光軸が地面と平行となるように地面に設置した場合において、Z軸方向において、画像調整素子側を前側、被投射面側を後側と規定し、X軸方向において、前側から後側を見た場合の左右をそれぞれ左側、右側と規定して、Y軸方向において、前側から後側を見た場合の上下をそれぞれ上側、下側と規定し、左右方向はX軸方向、上下方向はY軸方向、前後方向はZ軸方向とそれぞれ対応する。
曲面ミラー1は、非円形の曲線を回転軸にZ軸を用いて回転させた際に形成される非球面のうち、鏡軸であるZ軸上の面を含まない一部の面を用いた形状を有しており、結像光学系の光軸及び曲面ミラー1の鏡軸は共軸である。
「曲面ミラー」
図1及び図2に示すように、曲面ミラー1の反射面外の外周面のX軸と平行な第1軸線上に、左右一箇所ずつ溝状の第1係合部1aが形成されている。この第1係合部1aは、曲面ミラー1の前側から後側へ向かって溝が形成され、反射面側は開放されている。
曲面ミラー1の下端部側には、軸心がY軸方向に向き、かつZ軸と直交する突起部1bが形成されている。この突起部1bは、前後方向に貫通した穴部1cを有している。
また、曲面ミラー1の上端部側には、軸心がY軸方向に向い、かつZ軸と直交する突起部1dが形成されている。
「第1保持部材」
曲面ミラー1の外周側には、図1及び図2に示すように、第1保持部材11が配置されている。この第1保持部材11は、内周側に曲面ミラー1を保持可能に形成されている。
第1保持部材11には、曲面ミラー1の第1係合部1aに対応する位置に、左右方向に貫通した貫通孔11aが形成されている。この左右の貫通孔11aには、軸心が各々X軸と平行な第1軸線上にある軸状部材の第1被係合部材2がそれぞれ嵌め込まれている。第1係合部1aは第1被係合部材2と係合することにより、第1保持部材11に第1軸線を回動軸として回動可能に保持されている。
また、一方の第1被係合部材2と第1保持部材11との間にはスプリングワッシャ3が挿入されている。このスプリングワッシャ3により曲面ミラー1は一方の第1被係合部材2と共に第1保持部材11の他方に押し付けられている。
第1保持部材11には、曲面ミラー1の突起部1bに対応する位置に突起部11bが形成されている。この突起部11bには、前後方向に貫通しかつ前側の開口が狭くねじ穴状である座ぐり形状の穴部11cが形成されている。そして、曲面ミラー1の穴部1cと第1保持部材11の穴部11cには、後側から調整用ねじ4が挿入されて、穴部11cのねじ穴部と螺合している。また、穴部11cの内部には、圧縮バネ5が後側から挿入されている。
そして、第1保持部材11には、曲面ミラー1の突起部1dに対応する位置に、位置調整用溝部11dが形成されている。この位置調整用溝部11dは、左右方向の溝幅が突起部1dの直径よりも大きく、前後方向の溝の深さが突起部1dの直径とほぼ等しくなっている。そして、第1保持部材11の後側から突起部1dを位置調整用溝部11dへ挿入した後、位置調整用溝部11dの後側からビス6で固定される板バネ7により、突起部1dを位置調整用溝部11dの底部である前側の壁面へ押し付けている。
第1保持部材11の上端部には、左右方向に離間した位置に二つの板バネ8の一端がビス9でそれぞれ固定されている。この板バネ8の他端は、第1保持部材11の前側端部から前側へ突き出しており、第1保持部材11内部の曲面ミラー1の外周部の上端部を付勢している。
よって、図8及び図9に示すように、曲面ミラー1を第1保持部材11に対して第1被係合部材2を介して保持した状態で調整ねじ4を調整することにより、曲面ミラー1を第1保持部材11に対して第1軸線(X)を回転軸として回動可能とした第1角度調整機構A1を構成している。この第1角度調整機構A1により、曲面ミラー1の反射面の角度調整及び固定が可能となっている。
また、スプリングワッシャ3によりX軸方向のガタツキを抑制し、板バネ7により曲面ミラー1の第1被係合部材2からの脱落及びZ軸方向のガタツキを抑制し、板バネ8によりY軸方向のガタツキを抑制した第1姿勢保持機構B1を構成している。
さらに、第1保持部材11の左右方向の外周側の両側面には、延設部11eが一つずつ形成されている。この延設部11eには、上下方向に貫通し、左右方向に比べて前後方向に口径が大きくなった長穴状の穴部11fが形成されている。
そして、2つの延設部11eの後端部には、下方向に延設された延設部11gがそれぞれ一つずつ形成されている。この延設部11gには、Z軸方向に貫通した穴部11hが形成されている。
また、第1保持部材11の上端部には、調整用穴部11iが形成されている。この調整用穴部11iの中心軸は、Z軸と直交するY軸方向にあり、中心軸とZ軸の交点は曲面ミラー1の前側の表面付近で結ばれている。
「第2保持部材」
第1保持部材11の背面側には、図3に示すように、第2保持部材12が配置されている。この第2保持部材12は、内周側に曲面ミラー1を保持した第1保持部材11を保持可能に形成されている。
第2保持部材12には、第1保持部材11の穴部11fに対応する位置に、左右一つずつの固定用ねじ穴部12fが形成されている。この固定用ねじ穴部12fは、第2保持部材12の端部上に突出した突出部12eのY軸方向に向いた軸心に形成されている。
固定用ねじ13を穴部11fに挿入して固定用ねじ穴部12fに螺合することにより、第2保持部材12に対して第1保持部材11の移動を制限している。
なお、固定用ねじ13で結合する際には、スプリングワッシャ14と平ワッシャ15を先に固定用ねじ13に嵌め込み、第1保持部材11と第2保持部材12の間に平ワッシャ16を挟んでから、固定用ねじ13を固定用ねじ穴12fに螺合する。
そして、第2保持部材12には、第1保持部材11の穴部11hに対応する位置に、左右一つずつの穴部12hが形成されている。この穴部12hは、後側の開口の口径は広くなっているが、前側の開口の口径は小さくなり、ねじ穴状である座ぐり形状になっている。また、穴部12hには、図10に示すように、後側から圧縮バネ18が挿入されている。
図4に示すように、後側から調整用ねじ17を穴部11h及び圧縮バネ18、穴部12hに挿入し、穴部12hのねじ穴部に調整用ねじ17を螺合する。
また、第2保持部材12の後端部には、穴部12hと左右方向では同軸上に存在し、穴部12hよりも曲面ミラー1の光軸に近づいた位置に、二つの調整用治具固定部12jが形成されている。
よって、図6及び図7に示すように、調整用治具固定部12jに背面から治具部材31を一対の冶具固定用ねじ32により固定し、治具部材31に形成された突起部31iを第1保持部材11に形成された調整用穴部11iに係合することにより、第1保持部材11は調整用穴部11iのY軸と平行な中心軸を回動軸として回動可能でかつ平行移動が規制される。
このため、図10に示すように、調整用ねじ17により第1保持部材11を第2保持部材12に対して第2軸線(Y)を回転中心とした角度調整を行う第2角度調整機構A2を構成している。
また、曲面ミラー1の反射面の角度を調整してから固定用ねじ13を締めることにより、調整後の姿勢を保持することが可能となる第2姿勢保持機構B2を構成している。
ここで、治具部材31は第1保持部材11を第2保持部材12に対して調整を完了した後に外しても良いし、そのまま補強部材として残しておいてもよい。
さらに、第2保持部材12には、図3に示すように、前後方向において、突出部12eと同軸上にあり、かつ突出部12eよりも前側に離間した位置に、左右1つずつの穴部12kが形成されている。この穴部12kは、上下方向に貫通し、かつ前後方向に比べて左右方向の口径が大きくなった長穴状になっている。
また、第2保持部材12の穴部12kの形成されている平面部12mは、その左右方向に光軸から離間した辺縁部に垂直で下方向に延びた平面部12nを有している。この平面部12nには、左右方向において、穴部12kと同軸上にあり、かつ左右方向に貫通した調整用ねじ穴部12pが形成されている。
こうして、反射面の角度及び位置を調整後に固定可能に保持している曲面ミラー1及び第1保持部材11、第2保持部材12を組み合わせて反射面保持機構とする。
「固定部材」
以上の反射面保持機構の下面側には、図5に示すように、固定部材21が配置されている。この固定部材21は、内周側に反射面保持機構を保持可能に形成されている。反射面保持機構は、固定部材21の後側端部に配置されている。
固定部材21は、前側の左右両端部に、屈折光学素子による結像光学系を内包する鏡筒41(図12参照)に固定するための固定用係合部21aを有している。
固定部材21には、第2保持部材12の穴部12kに対応する位置に、左右1つずつの固定用ねじ穴部21kが形成されている。この固定用ねじ穴部21kは、固定部材21の端部上に突出した突出部21bの軸心に形成されている。
固定用ねじ22を穴部12kに挿入して固定用ねじ穴部21kと螺合することにより、固定部材21に対して第2保持部材12の移動を制限している。
なお、固定用ねじ22で結合する際には、スプリングワッシャ23と平ワッシャ24を先に固定用ねじ22に嵌め込み、第2保持部材12と固定部材21の間に平ワッシャ25を挟んでから固定用ねじ22を固定用ねじ穴部21kと螺合する。
そして、固定部材21には、第2保持部材12の調整用ねじ穴部12pに対応する位置に、穴部は無く壁面である壁部21pが存在している。この調整用ねじ穴部21pに調整用ねじ26が螺合されると、調整用ねじ26が調整用ねじ穴部12pを貫通して、その先端部が固定部材21の壁部21pを押す。
よって、図6に示すように、調整用ねじ26により第2保持部材12を固定部材21に対してX軸方向へ平行移動させることにより、反射面の位置の調整を行う第1位置調整機構C1を構成している。
また、図11に示すように、反射面の位置が決定してから固定用ねじ22を締めることにより、調整後の姿勢を保持することが可能となる第3姿勢保持機構B3を構成している。
以上のように、実施形態において、曲面ミラー1の調整装置は、第1軸線(X)を回転中心とする第1角度調整機構A1、第2軸線(Y)を回転中心とする第2角度調整機構A2、第1姿勢保持機構B1、第2姿勢保持機構B2、第3姿勢保持機構B3、第1軸線(X)方向への第1位置調整機構C1を備えている。
以上、実施形態の曲面ミラー1の調整装置によれば、第1角度調整機構A1、第2角度調整機構A2、第1姿勢保持機構B1、第2姿勢保持機構B2、第3姿勢保持機構B3、及び第1位置調整機構C1を互いに独立して備えることで、反射面の角度、姿勢及び位置をそれぞれ独自に調整でき、より高精度で容易に調整することができる。
また、第1保持部材11と第2保持部材12の間にあるワッシャ16及び/または第2保持部材12と固定部材21との間にある平ワッシャ25は、そのワッシャの厚さや挟む枚数を変えることにより、反射面の上下方向の位置の調整を行うことが可能な第2位置調整機構としての機能を持たせることも可能である。
その際に、高さ調整機構は、X軸方向において、同軸上で、かつ左右方向に離間して二箇所あるため、一方に挟むワッシャの数や厚みを他方に対して異ならせることにより、鏡軸を回転軸として反射面を回動させることも可能である。
<曲面ミラーの取付構造>
次に、以上の曲面ミラー1、第1保持部材11、第2保持部材12、及び固定部材21の鏡筒41に対する取付構造について説明する。
図12は鏡筒41との関係を示すもので、図12は外装カバー51との関係を示し、図14は鏡筒41に外装カバー51を設けた状態を示し、図15と図16は図14の矢印D−D線及び矢印E−E線に沿った断面をそれぞれ示している。
「鏡筒」
図12に示すように、結像光学系は少なくとも一部のレンズが光軸方向へ移動可能に鏡筒41内に保持されており、鏡筒41は図示しない本体に固定されている。
鏡筒41には、その投射側の外周部に、180°間隔に突起状の固定用被係合部41aが二ヵ所に形成されている。この固定用被係合部41aは、Y軸と直交する平面部を持ち、Z軸方向に長辺を持った平板状の形状であり、その平面部に、上下方向に貫通した二つの取付用ねじ穴41bと、その取付用ねじ穴41bの間に挟まれて上下方向に貫通した取付用穴部41cが形成されている。
「固定部材」
図5から図7に示したように、固定部材21の後端部の固定用係合部21aには、その平面部に二つの取付用ねじ穴21bと、その取付用ねじ穴21bの間に挟まれた取付用突起部21cが形成されている。
そして、固定部材21の固定用係合部21aの上に、鏡筒41の固定用被係合部41aを重ね、取付用突起部21cに取付用穴部41cを係合させる。この際に、固定部材21の取付用ねじ穴21bと、鏡筒41の取付用ねじ穴41bは、各々の中心軸がY軸方向において同軸上にあり、図13及び図15に示すように、取付用ねじ42でそれぞれ固定される。これにより、固定部材21と鏡筒41とを位置決めしつつ取り付けることが可能となっている。
以上の構成により、固定部材21の後端部は、本体に固定された鏡筒41の前端部と固定されており、固定部材21の投射方向へ突き出した前端部には、前述した曲面ミラー1の第1角度調整機構A1、第2角度調整機構A2、第1姿勢保持機構B1、第2姿勢保持機構B2、第3姿勢保持機構B3、及び第1位置調整機構C1が備えられている。すなわち、曲面ミラー1を含む各調整機構及び保持機構は固定部材21により宙吊りになっている。
「外装カバー」
さらに、鏡筒41の固定用被係合部41aよりも前方の光学系を構成する部材は、図13から図16に示すように、外装カバー51により内包されている。この外装カバー51は、鏡筒41に固定されて固定部材21及び曲面ミラー1の各調整機構及び保持機構とは所定の距離も保って非接触を保っている。
すなわち、外装カバー51は、上側カバー52と下側カバー53を合体したもので、上側カバー52は、鏡筒41の先端上面に左右一対の上側カバー固定ねじ54で固定されて、下側カバー53は、鏡筒41の先端下面に左右一対の下側カバー固定ねじ55で固定される。そして、上側カバー52と下側カバー53は、左右一対の外装カバー固定ねじ56で互いに固定される。
「補強用部材」
また、図13及び図15に示すように、固定部材21の固定用係合部21aを有する平面で切断した断面を想定した際の、固定部材21の外周面に沿った形状の補強用部材45を、固定用係合部21a及び/または鏡筒41の固定用被係合部41aで固定する。こうして、固定部材21へ外装カバー51が直接接触することを防ぐことにより、一層の強化を図ることも可能である。
すなわち、補強用部材45は、左右一対用意され、鏡筒41の固定用被係合部41aに対応する固定用被係合部45aが基端部に形成されている。この固定用被係合部45aには、取付用ねじ穴41bと取付用穴部41cに対応する取付用ねじ穴45b及び取付用穴部45cが形成されている。
この補強用部材45は、固定部材21との結合の際に、鏡筒41の固定用被係合部41aに固定用被係合部45aを重ね、取付用突起部21cに取付用穴部45cを係合させ、取付用ねじ42が取付用ねじ穴45bにねじ込まれて固定される。
また、左右の補強用部材45の外周縁は、図15に示されるように、外装カバー51の上側カバー52と下側カバー53の合わせ部内周面の溝部に係合して、外装カバー51の歪みを抑制している。
以上、実施形態の曲面ミラー1の取付構造によれば、曲面ミラー1、第1保持部材11、第2保持部材12、及び固定部材21を、外装カバー51と非接触状態としたことで、外装カバー51に外部から衝撃が加えられて変形したとしても、曲面ミラー1と第1保持部材11及び第2保持部材12に外力が伝わらず、従って、第1保持部材11及び第2保持部材12に備えた第1角度調整機構A1、第2角度調整機構A2による曲面ミラー1の角度調整が狂わない。
また、補強用部材45は、外装カバー51の内部に沿わせた形状で、固定部材21よりも外周側に取り付けられて、固定部材21及び曲面ミラー1の各調整機構及び保持機構とは接触しておらず、外装カバー51からの外力を鏡筒41へ直接伝達して、固定部材21及び曲面ミラー1の各調整機構及び保持機構への影響を抑制することができる。
さらに、補強用部材45により、外装カバー51の歪みを抑制することができる。
(変形例)
以上の実施形態においては、光軸と直交する軸線を第1軸線、光軸と直交して、かつ第1軸線と直交する軸線を第2軸線としたが、これに限らず、光軸と直交する軸線と平行な軸線を第1軸線、光軸と直交して、かつ第1軸線と直交する軸線と平行な軸線を第2軸線としてもよい。
さらに、その他、具体的な細部構造等について適宜に変更可能であることは勿論である。
1 曲面ミラー
1a 第1係合部
1b 突起部
1c 穴部
1d 突起部
2 第1被係合部材
3 スプリングワッシャ(弾性部材)
4 調整用ねじ
5 圧縮バネ
6 ビス
7 板バネ
8 板バネ
9 ビス
11 第1保持部材(ミラー保持部材)
11a 貫通孔
11b 突起部
11c 穴部
11d 位置調整用溝部
11e 延設部
11f 穴部
11g 延設部
11h 穴部(第2係合部)
11i 調整用穴部
12 第2保持部材(ミラー保持部材)
12e 突出部
12f 固定用ねじ穴部
12h 穴部(第2被係合部)
12j 調整用治具固定部
12k 穴部
12m 平面部
12n 平面部
12p 調整用ねじ穴部(第3係合部)
13 固定用ねじ
14 スプリングワッシャ
15 平ワッシャ
16 平ワッシャ
17 調整用ねじ
18 圧縮バネ
21 固定部材
21a 固定用係合部
21b 取付用ねじ穴
21c 取付用突起部
21k 固定用ねじ穴部
21p 壁部(第3被係合部)
22 固定用ねじ
23 スプリングワッシャ
24 平ワッシャ
25 平ワッシャ
26 調整用ねじ(位置調整部材)
31 冶具部材
31i 突起部
32 冶具固定用ねじ
41 鏡筒
41a 固定用被係合部
41b 取付用ねじ穴
41c 取付用穴部
42 取付用ねじ
45 補強用部材
45a 固定用被係合部
45b 取付用ねじ穴
45c 取付用穴部
51 外装カバー
52 上側カバー
53 下側カバー
54 上側カバー固定ねじ
55 下側カバー固定ねじ
56 外装カバー固定ねじ
A1 第1角度調整機構
A2 第2角度調整機構
B1 第1姿勢保持機構
B2 第2姿勢保持機構
B3 第3姿勢保持機構
C1 第1位置調整機構

Claims (2)

  1. 結像光学系から第1の出射方向へ出射された画像光を、第2の出射方向へ反射する曲面ミラーと、
    前記曲面ミラーを保持するミラー保持部材と、
    前記ミラー保持部材を介して前記曲面ミラーの反射面の角度を調整する角度調整機構と、
    前記結像光学系を内蔵する鏡筒と、を備える投射光学系において、
    前記ミラー保持部材を一端に取り付けて、前記鏡筒の投射側の端部に他端が固定される固定部材と、
    前記鏡筒の投射側の端部に他端が固定されて、前記結像光学系の一部、曲面ミラー、ミラー保持部材、及び固定部材を収納する外装カバーと、を備え、
    前記曲面ミラー、ミラー保持部材、及び固定部材を、前記外装カバーと非接触状態としたことを特徴とする曲面ミラーの取付構造。
  2. 前記外装カバーの内部に沿わせた形状で、前記固定部材よりも外周側に取り付けられる補強用部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の曲面ミラーの取付構造。
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