JP2014139185A5 - - Google Patents

Claims (18)

1. 医薬品として使用するための、
   ａ）配列ＲＸＧＬＱＶＲＫＮＫを含む単離された免疫原的に活性なペプチドフラグメントであって、Ｘは、アラニンまたはロイシン；および配列番号１のＲｈｏＣまたはその機能的相同体の多くて１００個の連続するアミノ酸から成る群から選択されるペプチドフラグメントであって、ここで配列番号１の多くて３個のアミノ酸が置換されていて、そして該ペプチドフラグメントが、ヒトにおいて免疫学的に活性である、ペプチドフラグメントと
   ｂ）アジュバントと
   を含むワクチン組成物。
2. ＲｈｏＣを発現する転移癌に罹患している個体に投与したとき、多くて２個のアミノ酸が置換されている配列番号１のＲｈｏＣまたはその機能的相同体を発現する転移癌に対する免疫応答を惹起することができる、請求項１に記載のワクチン組成物。
3. 配列ＲＸＧＬＱＶＲＫＮＫを含む単離された免疫原的に活性なペプチドフラグメントであって、Ｘは、アラニンまたはロイシン；および配列番号１のＲｈｏＣまたはその機能的相同体の多くて１００個の連続するアミノ酸から成る群から選択されるペプチドフラグメントであって、ここで配列番号１の多くて３個のアミノ酸が置換されていて、そして該ペプチドフラグメントが、ヒトにおいて免疫原的に活性である、ペプチドフラグメント。
4. 次の特徴：
   （ｉ）ＥＬＩＳＰＯＴアッセイによって決定したとき、癌患者のＰＢＬ集団において１０ ^４ ＰＢＬあたり少なくとも１の頻度でＩＮＦ−γ産生細胞を惹起することができる、および／または
   （ｉｉ）腫瘍組織においてエピトープペプチドと反応性であるＣＴＬをインサイチュで検出することができる、および／または
   （ｉｉｉ）ＲｈｏＣ特異的Ｔ細胞のインビトロでの成長を誘導することができる、
   のうちの少なくとも１つを有する、ＭＨＣクラスＩ拘束ペプチドまたはＭＨＣクラスＩＩ拘束ペプチドである、請求項３に記載のペプチドフラグメント。
5. 配列番号１の多くて１個のアミノ酸が、前記機能的相同体において置換されている、請求項３および４のいずれかに記載のペプチドフラグメント。
6. 配列番号１の多くて１個のアミノ酸が置換されている、配列番号１のＲｈｏＣまたはその機能的相同体の多くて２０個の連続するアミノ酸から成る、請求項３から５のいずれかに記載のペプチドフラグメント。
7. 配列番号１のＲｈｏＣの多くて２０個の連続するアミノ酸から成る、請求項３から６のいずれかに記載のペプチドフラグメント。
8. ＲｈｏＣの２０個の最もＣ末端側のペプチドのアミノ酸配列のＡＴＲＡＧＬＱＶＲＫＮＫＲＲＲＧＣＰＩＬ（配列番号４）を含む、請求項３から７のいずれかに記載のペプチドフラグメント。
9. 配列番号１の多くて１個のアミノ酸が置換されている、配列番号１のＲｈｏＣまたはその機能的相同体からの１０個の連続するアミノ酸から成る、請求項３から８のいずれかに記載のペプチドフラグメント。
10. 配列番号１のＲｈｏＣまたは配列番号１に対して少なくとも７０％の同一性を有するその機能的相同体が発現される癌疾患を有する患者のＰＢＬ集団においてＩＮＦ−γ産生細胞を惹起することができる、請求項３から９のいずれかに記載のペプチドフラグメント。
11. 請求項３から１０のいずれかに記載のペプチドフラグメントを含む、請求項１および２のいずれかに記載のワクチン組成物。
12. 配列番号１のＲｈｏＣもしくは配列番号１に対して少なくとも７０％の同一性を有するその機能的相同体または該ＲｈｏＣもしくはそのフラグメントの連続配列を含む免疫原的に活性なペプチドフラグメントと特異的に相互作用することができる単離されたＴ細胞。
13. 請求項３から１０に記載のＲｈｏＣペプチドのいずれかと特異的に相互作用することができる、請求項１２に記載のＴ細胞。
14. ＣＤ８ Ｔ細胞である、請求項１２および１３のいずれか１項に記載のＴ細胞。
15. ＣＤ４ Ｔ細胞である、請求項１２および１３のいずれか１項に記載のＴ細胞。
16. 有効成分として、請求項３から１０のいずれかに記載のペプチドフラグメントまたは請求項１、２および１１のいずれかに記載のワクチン組成物または請求項１２から１５のいずれか１項に記載のＴ細胞を含む、癌を処置するための医薬組成物。
17. 処置される前記癌が、ＲｈｏＣが発現される癌疾患である、請求項１６に記載の医薬組成物。
18. 転移癌の治療において使用するためのものである、請求項１６および１７のいずれかに記載の医薬組成物。