JP2014137058A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カムシャフトによって駆動される補機を有する内燃機関において、カムシャフトに設けられるスラスト受部の支持構造を簡素かつ小型にする。
【解決手段】 カムシャフト20によって駆動される補機12を有する内燃機関1であって、カムシャフトを回転可能に支持する複数の軸受部24を備えたシリンダヘッド4と、カムシャフトの一端部を内部に受容するようにシリンダヘッドに取り付けられた補機ハウジング41とを有し、補機ハウジングは、複数の軸受部の内で最も補機ハウジング側に配置された一端側軸受部24Aの側面31Cと所定の空隙を介してカムシャフトの軸線方向から対向する端面43Aを備えた延出部43を有し、カムシャフトは、径方向に張り出し、一端側軸受部の側面と延出部の端面との間に配置されるスラスト受部35を有するようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、カムシャフトによって駆動される補機を有する内燃機関に関する。
内燃機関において、カムシャフトの一端に燃料ポンプやディストリビュータ等の補機の駆動軸を連結し、カムシャフトの回転に応じて補機を駆動するようにしたものがある(例えば、特許文献1及び2)。補機の駆動軸は、継手を介してカムシャフトに連結される場合や、カムシャフトと一体に形成される場合がある。
実公平6−25615号公報 特開2005−113731号公報
上記のような内燃機関は、カムシャフトと補機の駆動軸とが同軸に配置されるため、カムシャフトの軸線方向に長くなり、内燃機関が大型化するという問題がある。また、特許文献1に係る内燃機関のように、カムシャフトの端部に円板状のスラストプレート(スラスト受部)を設け、シリンダヘッドにスラストプレートを回転可能に受容するスラスト受け溝を設ける場合には、スラスト受け溝の配置スペースが必要になり、シリンダヘッド及び内燃機関が更に大型化するという問題がある。また、スラスト受け溝をシリンダヘッドに形成するため、シリンダヘッドの構造が複雑になるという問題がある。
本発明は、以上の背景を鑑みてなされたものであって、カムシャフトによって駆動される補機を有する内燃機関において、カムシャフトに設けられるスラスト受部の支持構造を簡素かつ小型にすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、カムシャフト(20)によって駆動される補機(12)を有する内燃機関(1)であって、前記カムシャフトを回転可能に支持する複数の軸受部(24)を備えたシリンダヘッド(4)と、前記カムシャフトの一端部を内部に受容するように前記シリンダヘッドに取り付けられた補機ハウジング(41)とを有し、前記補機ハウジングは、前記複数の軸受部の内で最も補機ハウジング側に配置された一端側軸受部(24A)の側面(31C)と所定の空隙を介して前記カムシャフトの軸線方向から対向する端面(43A)を備えた延出部(43)を有し、前記カムシャフトは、径方向に張り出し、前記一端側軸受部の側面と前記延出部の端面との間に配置されるスラスト受部(35)を有することを特徴とする。
この構成によれば、カムシャフトに設けられたスラスト受部は、補機ハウジングに設けられた延出部と延出部に対向する軸受部との間に配置され、スラスト方向への移動が規制される。そのため、スラスト受部をスラスト方向において規制するための係合部を、シリンダヘッドに設ける必要がない。これにより、シリンダヘッドの小型化が図れる。
上記の発明において、前記シリンダヘッドは、縁部に沿って立設された側壁部(29)を有し、前記側壁部は、前記カムシャフトの前記一端部が通過する挿通孔(31A)を有し、前記補機ハウジングは、前記側壁部の外面に取り付けられ、前記延出部は、筒形に形成され、基端が前記補機ハウジングの内部に連通する一方、延出端が開口を形成し、前記カムシャフトの前記一端部を受容すると共に前記挿通孔内に突入し、前記延出端に前記端面を備えているようにしてもよい。
この構成によれば、延出部がシリンダヘッドの内部に突入するため、シリンダヘッドとポンプハウジングとの結合安定性が向上する。
上記の発明において、前記挿通孔は、その軸線方向に所定の長さを有し、前記シリンダヘッドの内方に延出し、前記延出部は、前記挿通孔に嵌合するようにしてもよい。
この構成によれば、延出部が挿通孔に嵌合することによって、シリンダヘッドとポンプハウジングとの結合安定性が向上する。
上記の発明において、前記延出部は、少なくとも一部に内面から外面へと貫通する第1貫通孔(45)を有し、前記挿通孔は、前記第1貫通孔に対応する部分に内面から前記シリンダヘッドの内部に貫通する第2貫通孔(67)を有するようにしてもよい。
この構成によれば、延出部の内部に滞留したオイル及び空気が第1貫通孔及び第2貫通孔を通ってシリンダヘッドの内部に排出されるようになる。
上記の発明において、前記延出部の外面と前記挿通孔の内面との間であって、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔よりも前記延出部の基端側の部分にはシール部材(47)が介装されるようにしてもよい。
この構成によれば、延出部と挿通孔との結合部からのオイルの漏出が抑制される。
上記の発明において、前記補機は、燃料ポンプ(12)であり、前記補機ハウジングに支持されたポンプ本体(40)を有し、前記カムシャフトは、前記補機ハウジング内に位置する部分に、共に回転するポンプ駆動カム(37)を有し、前記ポンプ本体は、前記ポンプ駆動カムに押圧されて進退するプランジャ(54)を有し、前記補機ハウジングは、前記プランジャを進退可能に受容するプランジャ孔(49)と、前記シリンダヘッドに形成されたヘッド側潤滑油路(86)に連通すると共に、前記プランジャ孔の内面に開口するプランジャ孔潤滑油路(87)とを有するようにしてもよい。
この構成によれば、燃料ポンプのプランジャとプランジャ孔との間が潤滑される。また、プランジャを伝って移動するオイルによってプランジャとポンプ駆動カムとの間にオイルが供給される。
上記の発明において、前記プランジャ孔の内面には、周方向に延びるプランジャ孔油溝(91)が形成され、前記プランジャ孔潤滑油路は前記プランジャ孔油溝に開口するようにしてもよい。
この構成によれば、プランジャ孔油溝にオイルが保持されることによって、プランジャとプランジャ孔との間に十分なオイルが維持される。
以上の構成によれば、カムシャフトによって駆動される補機を有する内燃機関において、カムシャフトに設けられるスラスト受部の支持構造を簡素かつ小型にすることができる。
第1実施形態に係る内燃機関を示す概略側面図 第1実施形態に係る内燃機関を示す概略平面図 第1実施形態に係る内燃機関のシリンダヘッド及び燃料ポンプを示す断面図(図2のIII−III断面図) 第1実施形態に係る内燃機関のシリンダヘッド及び燃料ポンプを示す分解斜視図 第1実施形態に係る内燃機関のシリンダヘッド及び燃料ポンプを示す断面図 第1実施形態に係る内燃機関のポンプハウジングを示す断面図 第1実施形態に係る内燃機関のポンプハウジングを示す側面図 第1実施形態に係る内燃機関の油路構造を示す説明図 第2実施形態に係る内燃機関のシリンダヘッド及び燃料ポンプを示す断面図 第2実施形態に係る内燃機関のカムシャフト及びポンプ駆動軸の連結構造を示す分解斜視図 第2実施形態に係る内燃機関の油路構造を示す説明図
以下、図面を参照して、本発明を自動車の内燃機関に適用した実施形態について詳細に説明する。以下の説明では、内燃機関が搭載される車両の進行方向を前方として各方向を定める。
(内燃機関1の概略構成)
図1及び図2は、実施形態に係る内燃機関1を示す概略側面図及び概略平面図である。図1及び図2に示すように、内燃機関1はV型6気筒のガソリン直噴エンジンであり、動弁機構がSOHC4バルブに構成されている。内燃機関1は、クランクシャフト(不図示)の軸線が左右方向に延在するように、車体に対して横置きに配置されている。
内燃機関1は、シリンダブロック3と、シリンダブロック3の上部に設けられた前後一対のシリンダヘッド4と、各シリンダヘッド4の上部に設けられた前後一対のヘッドカバー5と、シリンダブロック3の下部に設けられたオイルパン6とを有している。前後一対のシリンダヘッド4は、シリンダブロック3と協働して前後一対のバンク7を構成する。シリンダブロック3には、各バンク7に対応してシリンダが3つずつ形成されている。各バンクの3つのシリンダ8は左右方向に列設され、左右方向に延在するシリンダ列を形成している。
図2に示すように、後側のシリンダヘッド4は前側のシリンダヘッド4に対して右方にオフセットしてシリンダブロック3に配置されている。また、後側のシリンダヘッド4の左端部は、シリンダブロック3の左端部に対して右側にオフセットして配置されている。これにより、後側のシリンダヘッド4の左方かつシリンダブロック3の上方には、凹部11が形成される。燃料を加圧し、インジェクタ(不図示)に供給する燃料ポンプ12は、後側のシリンダヘッド4の左端部に取り付けられ、凹部11内に配置される。
図1に示すように、シリンダブロック3の上方には、吸気マニホールド13が配置されている。吸気マニホールド13は、その前後縁部が前側及び後側のシリンダブロック3と凹部11の上方に延出している。燃料ポンプ12は少なくとも一部が吸気マニホールド13の下方に配置されている。以上の構成によって、燃料ポンプ12は、下側がシリンダブロック3、上側が吸気マニホールド13、右側が後側のシリンダブロック3に囲まれている。これにより、車両が衝突し、車体が変形する際に、燃料ポンプ12は、シリンダブロック3、シリンダヘッド4、及び吸気マニホールド13に保護され、車体や他の搭載部品から荷重を受け難くなる。
(シリンダヘッドの構成)
図3は、実施形態に係る内燃機関1のシリンダヘッド4及び燃料ポンプ12を示す断面図であり、図2のIII−III断面図である。図3に示すように、後側のシリンダヘッド4は、左右方向に延在した略直方体状の下部と、下部の上端に設けられた箱形の上部とを有している。シリンダヘッド4の下部には、シリンダヘッド4の下面に開口する3つの燃焼室15と、各燃焼室15から前側に延び、前面に開口する吸気ポート16と、各燃焼室15から後側に延び、後面に開口する排気ポート(不図示)とが形成されている。前側のシリンダヘッド4では、吸気ポート16はシリンダヘッド4の後面に開口し、排気ポートはシリンダヘッド4の前面に開口する。シリンダヘッド4の上部は、ヘッドカバー5によって閉じられ、ヘッドカバー5との間に動弁室17を画成する。
図1及び図3に示すように、シリンダヘッド4には、カムシャフト20と、吸気ロッカシャフト21と、排気ロッカシャフト22とが、それぞれ軸線が左右に延在するように平行に設けられている。図3に示すように、カムシャフト20は、複数のカムシャフト軸受部24(本実施形態では5つ)によって回転可能に支持され、クランクシャフトと同期して回転する。吸気ロッカシャフト21及び排気ロッカシャフト22は、シリンダブロック3に設けられた複数のロッカシャフト軸受部25に回転不能に支持され、吸気バルブ及び排気バルブを駆動するロッカアーム26を回転可能に支持する(図3参照)。ロッカアーム26は、カムシャフト20に設けられたカム27によって、カムシャフト20の回転に応じて変位する。
図4は実施形態に係る内燃機関1のシリンダヘッド4及び燃料ポンプ12を示す分解斜視図であり、図5は実施形態に係る内燃機関1のシリンダヘッド4及び燃料ポンプ12を示す断面図である。図3〜図5に示すように、後側のシリンダヘッド4の上部は、下部の前縁及び後縁に沿って左右方向に延設された前後一対の側壁28と、下部の左縁及び右縁に沿って前後方向に延設された左右一対の端壁29とを有している。左側の端壁29は、カムシャフト20に対応する部分に左右方向に貫通する断面円形状の段付孔31を有している。段付孔31は、左右方向に所定の長さを有し、左側に大径部31A(挿通孔)を有し、右側に大径部31Aよりも小径に形成された小径部31B(左端側軸受)を有している。大径部31A及び小径部31Bは同軸に配置され、大径部31A及び小径部31Bの境界には、左方を向く、円環状のスラスト受面31Cが形成されている。
カムシャフト20は、複数(本実施形態では5つ)のジャーナル34を有し、最も左端側に配置されたジャーナル34(以下、左端側ジャーナル34A)は、段付孔31の小径部31Bに回転可能に支持される。左端側ジャーナル34A以外の他のジャーナル34は、シリンダヘッド4に設けられたカムシャフト軸受部24に回転可能に支持されている。小径部31Bは、5つのジャーナル34をそれぞれ支持する軸受部の1つをなし、最も左側に配置された軸受部、すなわち左端側軸受部24Aの支持面をなす。また、スラスト受面31Cは、最も左側側軸受部の左側面といえる。
小径部31B(左端側軸受部24A)以外の他のカムシャフト軸受部24は、シリンダヘッド4と一体に形成され、半円状の軸支持部を有する軸受下部24Bと、半円状の軸支持部を有し、ボルトによって軸受下部24Bに締結されるカムキャップ24Cとを有している。
カムシャフト20は、左端側ジャーナル34Aの左方に、径方向に突出したスラストプレート(スラスト受部)35を有している。スラストプレート35は、カムシャフト20と同軸となる円板状に形成され、その直径は左端側ジャーナル34Aよりも大きく形成されている。スラストプレート35の左端面及び右端面は、カムシャフト20の軸線と直交する平面に形成されている。スラストプレート35の右端面は、段付孔31の面に対向して配置される。
カムシャフト20の左端部は、段付孔31の左方へと突出し、スラストプレート35よりも左端側の部分にポンプ駆動カム37を有している。ポンプ駆動カム37は、平面カムであり、カムシャフト20と共に回転するように接合されている。
(燃料ポンプ12の構成)
図4に示すように、燃料ポンプ12は、ポンプ本体40と、ポンプ本体40をシリンダヘッド4に支持するためのポンプハウジング41とを有する。図6及び図7は、第1実施形態に係る内燃機関1のポンプハウジング41を示す断面図及び側面図である。図4〜図7に示すように、ポンプハウジング41は、所定方向に延在した外形を有し、内部にハウジング室42を有する。ポンプハウジング41の延在方向における一端部には、延在方向と直交する方向に円筒形状の延出部43が形成されている。延出部43は、基端部がハウジング室42に連通する一方、先端部が開口を形成する。延出部43の先端部には、延出部43の軸線方向と直交する平面をなす円環状の延出端面43Aが形成されている。延出部43の内径は一定であり、延出部43の外径は先端部が基端部に対して縮径されている。延出部43の先端部には、延出端面43Aから基端側に延びるスリット状の切欠部45が少なくとも1つ形成されている。切欠部45は、延出部43の内周面から外周面へと貫通している。延出部43の基端部の外周面であって切欠部45よりも基端側の部分には、周方向に沿ってOリング溝46が凹設されている。Oリング溝46には、可撓性を有するOリング47が嵌め付けられる。
ポンプハウジング41の延在方向における他端部には、概ねポンプハウジング41の延在方向に沿ってプランジャ孔49が形成されている。プランジャ孔49は、所定の長さを有する筒孔であり、内端部がハウジング室42に連通すると共に、外端部がポンプハウジング41の外面に開口している。図7に示すように、ポンプハウジング41は、プランジャ孔49の外端部の周囲に、平面状の本体締結座51を有している。本体締結座51は、プランジャ孔49の軸線と直交する平面をなす。
図4及び図5に示すように、ポンプ本体40は、公知のプランジャポンプであり、燃料通路(不図示)及び逆止弁を備えたポンプ本体ケーシング53と、ポンプ本体ケーシング53に出没可能に設けられたプランジャ54とを有している。ポンプ本体40は、プランジャ54がポンプ本体ケーシング53から突出する際に、ポンプ本体ケーシング53内の燃料油路に燃料を引き込み、プランジャ54がポンプ本体ケーシング53内に没入する際に逆止弁と協働して燃料を加圧すると共に、ポンプ本体ケーシング53の外部に送り出す。
プランジャ54の先端には、ローラ56を回転自在に支持するローラホルダ57が結合されている。ローラホルダ57は、プランジャ54の先端に結合された円板状の基部57Aと、基部57Aのプランジャ54側と相反する方向に突設された一対の支持部57Bと、基部57Aの周縁部から支持部57B側と相反する方向に突出した円筒状のスカート部57Cとを有している。一対の支持部57B間には支持軸57Dが掛け渡され、支持軸57Dにはローラ56が回転可能に軸支されている。基部57Aには、プランジャ54の進退方向に沿って貫通するオイル通孔(不図示)が複数形成されている。基部57Aとポンプ本体ケーシング53との間には圧縮コイルばね59が介装されている。圧縮コイルばね59は、ローラホルダ57を介してプランジャ54をポンプ本体ケーシング53から突出する方向に付勢する。
プランジャ54がプランジャ孔49内に挿入され、ポンプ本体ケーシング53の一部がプランジャ孔49の外端に嵌合した状態で、ポンプ本体ケーシング53は本体締結座51にボルト締結される。プランジャ54及びプランジャ孔49の軸線方向は一致し、ローラホルダ57のスカート部57Cがプランジャ孔49の内周面に摺接する。プランジャ孔49には、軸線方向に延設されたガイド溝61が形成されており(図7参照)、スカート部57Cの外周面上にはガイド溝61に突入するガイド凸部62が形成されている(図4参照)。ガイド凸部62がガイド溝61内を摺動することによって、ローラホルダ57のプランジャ孔49に対する回転位置が定められている。ローラホルダ57の一部及びローラ56はハウジング室42内に突出する。
ポンプハウジング41は、延出部43が設けられた側の側部に締結面64を有する。各締結面64は、延出部43の軸線方向において延出端面43Aよりも基端部側に配置されている。ポンプハウジング41は、延出部43が段付孔31の大径部31Aに挿入され、シリンダヘッド4の左側の端壁29の外面に形成された締結座65に締結面64が当接した状態で、シリンダヘッド4にボルト締結される。ポンプハウジング41がシリンダヘッド4に締結された状態で、延出部43は左右方向に延在し、プランジャ孔49はハウジング室42から前方かつ上方に延びる。すなわち、プランジャ孔49は、水平面に対して傾斜し、内端部が外端部に対して下方に配置されている。
ポンプハウジング41がシリンダヘッド4に締結された状態において、延出部43の延出端面43Aは、スラストプレート35を介してスラスト受面31Cと所定の距離をおいて互いに平行に配置される。これにより、スラストプレート35は、カムシャフト20の軸線方向においてスラスト受面31Cと延出端面43Aとの間に配置され、カムシャフト20の軸線方向に移動が規制される。スラストプレート35は、スラスト受面31C及び延出端面43Aと摺接可能になっている。
延出部43は、基端部において大径部31Aに嵌合し、Oリング47は基端部の外周面と大径部31Aの内周面との間をシールする。シリンダヘッド4の左側の端壁29には、大径部31Aの切欠部45に対向する部分と動弁室17とを連通する連通路67が形成されている。
カムシャフト20の左端部は延出部43の内部を通過し、ポンプ駆動カム37がハウジング室42内に配置される。ポンプ駆動カム37には、プランジャ54の先端部に設けられたローラ56が転接する。これにより、カムシャフト20が回転することによってポンプ駆動カム37が回転し、プランジャ54はローラ56においてポンプ駆動カム37に押圧され、プランジャ孔49に沿って進退する。燃料ポンプ12は、プランジャ54の進退によって、燃料をインジェクタへと圧送する。カムシャフト20の左端部は、燃料ポンプ12を駆動するポンプ駆動軸として機能する。
(油路構造)
図8は、第1実施形態に係る内燃機関1の油路構造を示す説明図である。図1、図2及び図8に示すように、シリンダブロック3の右端面にはオイルポンプ71が設けられている。オイルポンプ71は、クランクシャフトの回転によって駆動され、オイルパン6内に貯留されたオイルを内燃機関1の各部に圧送する。
図1、図2及び図8に示すように、シリンダブロック3には、クランクシャフトと平行にメインギャラリ72が形成されている。オイルポンプ71とメインギャラリ72とは、シリンダブロック、又はシリンダブロック3の右端面に締結されるエンドプレート(不図示)に形成された上流側油路74によって連結される。メインギャラリ72の右端部には、前側及び後側のシリンダブロック3にそれぞれ延びる第1油路75が形成されている。メインギャラリ72の左端部には、前側及び後側のシリンダブロック3にそれぞれ延びる第2油路76が形成されている。
図3、図5及び図8に示すように、カムシャフト20は、その内部に軸線方向に沿って延びるカムシャフト油路79を有する。吸気ロッカシャフト21及び排気ロッカシャフト22は、それぞれの内部に軸線方向に沿って延びる複数の吸気ロッカシャフト油路81及び排気ロッカシャフト油路82を有する。
図8に示すように、第1油路75は、シリンダヘッド4に設けられたカムシャフト軸受部24の内で最も右側に配置された右端側軸受部24Dの内部へと延び、カムシャフト20のジャーナル34の支持面に開口している。カムシャフト油路79は、右端側軸受部24Dに支持されたジャーナル34に連通し、第1潤滑油路と連通している。カムシャフト油路79は、各ジャーナル34の表面に開口し、各ジャーナル34とカムシャフト軸受部24との間にオイルを供給する。
図5に示すように、カムシャフト油路79から左端側軸受部24Aに供給されたオイルは、左端側軸受部24Aの支持面から溢れ、スラストプレート35とスラスト受面31Cとの間、及びスラストプレート35と延出端面43Aとの間に供給される。スラストプレート35とスラスト受面31C及び延出端面43Aに供給されたオイルのうち過剰となったものは、延出部43の切欠部45及び連通路67を介してシリンダヘッド4の動弁室17へと移動し、動弁室17からシリンダヘッド4及びシリンダブロック3に形成されたオイル排出路(不図示)を介してオイルパン6へと戻る。
第2油路76は、シリンダヘッド4に設けられた油圧制御装置84に連通している。図3に示すように、油圧制御装置84はシリンダヘッド4の左側の端壁29であって燃料ポンプ12よりも上方に配置されている。油圧制御装置84は、シリンダヘッド4に形成された油路を介して吸気ロッカシャフト21及び排気ロッカシャフト22にオイルを供給する。吸気ロッカシャフト21及び排気ロッカシャフト22には、油圧によって作動が制御されるロッカアーム26が支持されている。ロッカアーム26は、カムシャフト20によって駆動される駆動ロッカアーム26Aと、吸気バルブ又は排気バルブを押圧する従動ロッカアーム26Bとを有している。駆動ロッカアーム26Aと従動ロッカアーム26Bとは、油圧によって進退する連結ピン26Cにより選択的に連結及び解除が行われる。駆動ロッカアーム26A及び従動ロッカアーム26Bは、吸気及び排気ロッカシャフト油路82を介して油圧制御装置84からオイルの供給を受け、互いの連結、解除が選択される。
図8に示すように、シリンダヘッド4には、第2油路76から分岐し、左側の端壁29の締結座65に開口する第3油路86が形成されている。図4〜図6に示すように、ポンプハウジング41の締結面64であって、第3油路86に対応する部分には、ハウジング油路87の外端部が開口している。締結面64には、ハウジング油路87の外端部を囲むように環状のOリング溝88が形成され、Oリング溝88にはOリング89が嵌め付けられる。Oリング89は、締結面64と締結座65との間で挟持され、第3油路86とハウジング油路87との接続部をシールする。
図6に示すように、プランジャ孔49の内周面には、周方向に延在するオイル溝91が凹設されている。オイル溝91は、周方向に繋がって閉環状に形成されていてもよいし、一部が開裂してC字状に形成されていてもよい。ハウジング油路87の内端部は、オイル溝91の底部に開口している。これにより、第2油路76に供給されたオイルは、第3油路86、ハウジング油路87、オイル溝91を順に通過し、プランジャ孔49の内周面に供給される。これにより、ローラホルダ57のスカート部57Cとプランジャ孔49の内周面との間が潤滑される。オイル溝91は、オイル溜まり(オイルダム)として機能し、プランジャ孔49の内周面にオイルを保持する。
プランジャ孔49の軸線が水平面に対して傾斜しているため、プランジャ孔49の内周面及びローラホルダ57に供給されたオイルは、重力によってハウジング室42側に移動する。また、ローラホルダ57の進退運動によって、スカート部57Cとプランジャ孔49との間のオイルはハウジング室42側に流れる。これにより、ローラホルダ57の先端部(下端部)に設けられたローラ56と支持軸57D部との間、ローラ56とポンプ駆動カム37との間にオイルが供給され、潤滑される。
以上のように構成した内燃機関1では、カムシャフト20のスラストプレート35を、左端側軸受部24Aの側面であるスラスト受面31Cと、ポンプハウジング41の延出部43の延出端面43Aとの間に配置し、スラスト受面31C及び延出端面43Aによってカムシャフト20のスラスト方向への移動を規制する。そのため、スラストプレート35を受容するスラスト溝をシリンダヘッド4に形成する必要がなくなり、シリンダヘッド4をカムシャフト20の軸線方向において短縮することができる。また、ポンプハウジング41をシリンダヘッド4に締結することによって、ポンプハウジング41とシリンダヘッド4との間でスラストプレート35のスラスト方向への移動を規制するため、カムシャフト20及びポンプハウジング41のシリンダヘッド4への取付作業が容易になる。
ポンプ本体40及びポンプハウジング41は、ポンプ駆動カム37からプランジャ孔49の軸線方向に沿った荷重を受ける。延出部43は、プランジャ孔49と直交するように配置され、シリンダヘッド4の段付孔31に嵌合するため、ポンプ駆動カム37から受ける荷重は延出部43を介してシリンダヘッド4に受け持たれる。そのため、ポンプハウジング41はシリンダヘッド4に安定性良く支持される。延出部43は、カムシャフト20を受容できるように径が比較的大きく形成されるため、延出部43と段付孔31との結合構造の剛性が比較的高くなる。
燃料ポンプ12は、カムシャフト油路79に連通する第1油路75とは異なる第2油路76を介してオイル(潤滑油)の供給を受けるため、内燃機関1の始動時等においても十分なオイルが迅速に供給され、オイル不足による焼き付きや偏摩耗が抑制される。特に、カムシャフト油路79を介して燃料ポンプ12にオイルが供給される場合に対して迅速に十分なオイルが燃料ポンプ12に供給される。
燃料ポンプ12にオイルを供給する第2油路76は、吸気ロッカシャフト21及び排気ロッカシャフト22にオイルを供給する油路を兼ねるため、内燃機関1の油路構成が簡素になる。
(第2実施形態)
以下、図9〜図11を参照して第2実施形態に係る内燃機関100について説明する。第2実施形態に係る内燃機関100は、第1実施形態に係る内燃機関1に対して、ポンプ駆動カム37を支持する軸部の構成及びポンプハウジング41の構成が異なる。以下の説明では、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
図9は第2実施形態に係る内燃機関100のシリンダヘッド4及び燃料ポンプ12を示す断面図であり、図10は第2実施形態に係る内燃機関100のカムシャフト20及びポンプ駆動軸の連結構造を示す分解斜視図である。図9及び図10に示すように、第2実施形態に係るカムシャフト101は、第1実施形態にカムシャフト20と異なり、ポンプ駆動カム37を有さない。カムシャフト101の左方には、カムシャフト101と同軸にポンプ駆動軸102が、スライダ103を介して配置される。
ポンプ駆動軸102は、長手方向(左右方向)における中間部に設けられたポンプ駆動カム37と、ポンプ駆動カム37の右側に設けられた第1ジャーナル105と、ポンプ駆動カム37の左側に設けられた第2ジャーナル106とを有している。ポンプ駆動軸102は、第1及び第2ジャーナル105、106においてポンプハウジング41に設けられた第1軸受部107及び第2軸受部108に回転可能に支持されている。
第2実施形態に係るポンプハウジング41は、ハウジング室42、プランジャ孔49及び第2軸受部108を有するポンプハウジング左部41Aと、延出部43及び第1軸受部107を有するポンプハウジング右部41Bとを有し、ポンプハウジング左部41A及びポンプハウジング右部41Bは互いに締結される。ポンプハウジング左部41Aに形成されたハウジング室42は、右方に開口し、ポンプハウジング右部41Bによって開口が閉じられる。第1軸受部107は延出部43の基端側に設けられている。
ポンプハウジング右部41Bは、第1軸受部107の左側面にハウジング室42内へと左方に突出する第1スラスト壁111を有している。ポンプハウジング左部41Aは、ハウジング室42内へと右方に突出し、突出端面が第1スラスト壁111の突出端面と所定の距離をおいて対向する第2スラスト壁112を有している。第1及び第2スラスト壁111、112の間にはポンプ駆動カム37が配置される。ポンプ駆動カム37が第1及び第2スラスト壁112に左右方向から摺接することによって、ポンプ駆動軸102は第1及びポンプハウジング右部41Bに対して左右方向への移動が規制される。
ポンプハウジング右部41Bの延出部43の内部には、カムシャフト101とポンプ駆動軸102とを連結するスライダ103が収容される。スライダ103は、円柱状をなし、軸線がカムシャフト101及びポンプ駆動軸102と平行になるように配置される。スライダ103の右端面及び左端面は、軸線と直交する平面をなす。スライダ103の右端面にはスライダ103の径方向に延在する第1凸部115が形成され、左端面にはスライダ103の径方向に延在する第2凸部116が形成される。第1凸部115と第2凸部116とは、それぞれの延在方向が互いに垂直となるように配置されている。
カムシャフト101の左端面は、カムシャフト101の軸線と直交する面に形成され、径方向に延在する第1スライダ溝117が形成されている。第1スライダ溝117は、両端がカムシャフト101の外周面に開口している。第1スライダ溝117には、第1凸部115が長手方向に沿って摺動可能に受容される。
ポンプ駆動軸102の右端面は、ポンプ駆動軸102の軸線と直交する面に形成され、径方向に延在する第2スライダ溝118が形成されている。第2スライダ溝118は、両端がポンプ駆動軸102の外周面に開口している。第2スライダ溝118には、第2凸部116が長手方向に沿って摺動可能に受容される。
第1凸部115と第1スライダ溝117との係合、及び第2凸部116と第2スライダ溝118との係合によって、ポンプ駆動軸102はカムシャフト101の回転に応じて回転する。ポンプ駆動軸102とカムシャフト101との間に軸ずれが生じる際には、第1凸部115が第1スライダ溝117内を摺動し、かつ第2凸部116が第2スライダ溝118内を摺動して、ポンプ駆動軸102はカムシャフト101に対して軸ずれを生じたまま平行に回転する。以上のように、カムシャフト101の左端部、スライダ103、及びポンプ駆動軸102の右端部は、オルダム継手を構成する。
次に、第2実施形態に係る内燃機関100の油路構造について説明する。図11は、第2実施形態に係る内燃機関100の油路構造を示す説明図である。図9〜図11に示すように、カムシャフト油路79は、左端部に第1スライダ溝117に連通する第1スライダ潤滑油路121を有する。
シリンダブロック3に形成された第2油路76には、ポンプハウジング41に延びる第4油路122が分岐している。第4油路122は、シリンダブロック3とポンプハウジング右部41Bとの間に架け渡された配管123によって一部が構成されている。ポンプハウジング右部41Bには、第4油路122と第2軸受部108の支持面とを連通する第5油路124が形成されている。
第1ジャーナル105の表面には、周方向に沿って延在した環状のジャーナル油溝125が形成されている。ポンプ駆動軸102の内部には、軸線方向に沿って駆動シャフト油路126が形成されている。ジャーナル油溝125と駆動シャフト油路126とは、ポンプ駆動軸102内を径方向に延びる連通孔によって連通している。また、駆動シャフト油路126は、径方向に延びて第1ジャーナル105の表面へと開口する連通孔と、軸線方向に延びて第2スライダ溝118に開口する第2スライダ潤滑油路127とを有している。
ポンプハウジング右部41B及びポンプハウジング左部41Aには、第1軸受部107のジャーナル油溝125に対応する部分と、プランジャ孔49とを連通する第6油路129が形成されている。
以上の油路構造では、第1スライダ潤滑油路121を介してカムシャフト油路79から、第1スライダ溝117と第1凸部115との間、及びカムシャフト101の左端面とスライダ103の右端面との間にオイルが供給される。また、第2油路76、第4油路122及び第5油路124を介して第1軸受部107と第1ジャーナル105との間、及びジャーナル油溝125にオイルが供給される。ジャーナル油溝125に供給されたオイルは、駆動シャフト油路126及び第6油路129に供給される。駆動シャフト油路126に供給されたオイルは、第2スライダ潤滑油路127を介して第2スライダ溝118と第2凸部116との間、及びポンプ駆動軸102の右端面とスライダ103の左端面との間に供給される。また、駆動シャフト油路126に供給されたオイルは、連通孔を介して第2ジャーナル106と第2軸受部108との間に供給される。第6油路129に供給されたオイルは、プランジャ孔49の内周面とローラホルダ57のスカート部57Cとの間に供給される。
第1ジャーナル105と第1軸受部107との間、及び第2ジャーナル106と第2軸受部108との間に供給されたオイルは、第1スラスト壁111及び第2スラスト壁112を伝って流れ、第1スラスト壁111の突出端面とポンプ駆動カム37の左側面との間、及び第2スラスト壁112の突出端面とポンプ駆動カム37の右側面との間に移動し、潤滑する。
第2実施形態に係る延出部43は、第1実施形態に係る延出部43と同様に、スラスト受面31Cとの間にスラストプレート35を規制し、カムシャフト101の左右方向への移動を規制する。このように、延出部43がスラスト受面31Cとの間にスラストプレート35を規制する構成は、ポンプ駆動カム37がカムシャフト101に直接に設けられている場合や、スライダ103を介してカムシャフト101に連結されたポンプ駆動軸102にポンプ駆動カム37が設けられている場合のいずれも適用することができる。また、延出部43が段付孔31に嵌合することによって、シリンダヘッド4とのポンプハウジング41の結合安定性が向上する。
スライダ103は、左右に配置されたカムシャフト101及びポンプ駆動軸102を介してオイル(潤滑油)の供給を受けるため、スライダ103に油路を形成する必要がない。そのため、スライダ103は、孔や通路を省略して剛性を高めることができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。第1実施形態ではシリンダヘッド4に形成された油路を介してポンプハウジング41にオイルを供給する構成とし、第2実施形態ではシリンダヘッド4を介さずにシリンダブロック3から配管123を介してポンプハウジング41にオイルを供給する構成としたが、第2油路76とポンプハウジング41の油路とを連通する構成は様々な構成を適用することができる。また、上記の実施形態では、補機の一例として燃料ポンプについて説明したが、燃料ポンプに代えてディストリビュータや水ポンプを補機として適用してもよい。
1、100…内燃機関、3…シリンダブロック、4…シリンダヘッド、12…燃料ポンプ、20、101…カムシャフト、21…吸気ロッカシャフト、22…排気ロッカシャフト、24…カムシャフト軸受部、24A…左端側軸受部(一端側軸受部)、24D…右端側軸受部、25…ロッカシャフト軸受部、26…ロッカアーム、29…端壁、31…段付孔、31A…大径部(挿通孔)、31B…小径部、31C…スラスト受面(側面)、34…ジャーナル、34A…左端側ジャーナル、35…スラストプレート(スラスト受部)、37…ポンプ駆動カム、40…ポンプ本体、41…ポンプハウジング(補機ハウジング)、41A…ポンプハウジング左部、41B…ポンプハウジング右部、42…ハウジング室、43…延出部、43A…延出端面、45…切欠部(第1貫通孔)、46…Oリング溝、47…Oリング、49…プランジャ孔、53…ポンプ本体ケーシング、54…プランジャ、56…ローラ、57…ローラホルダ、62…ガイド凸部、64…締結面、65…締結座、67…連通路(第2貫通孔)、71…オイルポンプ、72…メインギャラリ、74…上流側油路、75…第1油路、76…第2油路、79…カムシャフト油路、81…吸気ロッカシャフト油路、82…排気ロッカシャフト油路、84…油圧制御装置、86…第3油路(ヘッド側潤滑油路)、87…ハウジング油路(プランジャ孔潤滑油路)、88…Oリング溝、89…Oリング、91…オイル溝、103…スライダ、115…第1凸部、116…第2凸部、117…第1スライダ溝、118…第2スライダ溝、121…第1スライダ潤滑油路、122…第4油路、123…配管、124…第5油路、125…ジャーナル油溝、126…駆動シャフト油路、127…第2スライダ潤滑油路、129…第6油路

Claims (7)

  1. カムシャフトによって駆動される補機を有する内燃機関であって、
    前記カムシャフトを回転可能に支持する複数の軸受部を備えたシリンダヘッドと、
    前記カムシャフトの一端部を内部に受容するように前記シリンダヘッドに取り付けられた補機ハウジングと
    を有し、
    前記補機ハウジングは、前記複数の軸受部の内で最も補機ハウジング側に配置された一端側軸受部の側面と所定の空隙を介して前記カムシャフトの軸線方向から対向する端面を備えた延出部を有し、
    前記カムシャフトは、径方向に張り出し、前記一端側軸受部の側面と前記延出部の端面との間に配置されるスラスト受部を有することを特徴とする内燃機関。
  2. 前記シリンダヘッドは、縁部に沿って立設された側壁部を有し、
    前記側壁部は、前記カムシャフトの前記一端部が通過する挿通孔を有し、
    前記補機ハウジングは、前記側壁部の外面に取り付けられ、
    前記延出部は、筒形に形成され、基端が前記補機ハウジングの内部に連通する一方、延出端が開口を形成し、前記カムシャフトの前記一端部を受容すると共に前記挿通孔内に突入し、前記延出端に前記端面を備えていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記挿通孔は、その軸線方向に所定の長さを有し、前記シリンダヘッドの内方に延出し、
    前記延出部は、前記挿通孔に嵌合することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
  4. 前記延出部は、少なくとも一部に内面から外面へと貫通する第1貫通孔を有し、
    前記挿通孔は、前記第1貫通孔に対応する部分に内面から前記シリンダヘッドの内部に貫通する第2貫通孔を有することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関。
  5. 前記延出部の外面と前記挿通孔の内面との間であって、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔よりも前記延出部の基端側の部分にはシール部材が介装されることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関。
  6. 前記補機は、燃料ポンプであり、前記補機ハウジングに支持されたポンプ本体を有し、
    前記カムシャフトは、前記補機ハウジング内に位置する部分に、共に回転するポンプ駆動カムを有し、
    前記ポンプ本体は、前記ポンプ駆動カムに押圧されて進退するプランジャを有し、
    前記補機ハウジングは、前記プランジャを進退可能に受容するプランジャ孔と、前記シリンダヘッドに形成されたヘッド側潤滑油路に連通すると共に、前記プランジャ孔の内面に開口するプランジャ孔潤滑油路とを有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つの項に記載の内燃機関。
  7. 前記プランジャ孔の内面には、周方向に延びるプランジャ孔油溝が形成され、前記プランジャ孔潤滑油路は前記プランジャ孔油溝に開口することを特徴とする請求項6に記載の内燃機関。
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