JP2014137049A - 軸流タービン - Google Patents

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Fumito Hiratani
文人 平谷
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Abstract

【課題】排気室内で発生する渦流を打ち消すことにより、排気室の圧力損失の回復を図り、タービン性能を向上することを目的とする。
【解決手段】タービンシャフト52と、前記タービンシャフト52に取り付けられたタービン動翼53と、前記タービン動翼53を回転可能に収容する共に前記タービン動翼53の下流側に排気室57を有するタービンハウジング54と、を備える軸流タービンであって、前記タービンハウジング54は、前記排気室内57に設けられ、前記タービン動翼53を通過した排気ガス流Gを前記排気室57の内壁59に沿って前記排気室の外周側に案内するフローガイド部61と、前記排気室57の外周側の内壁59bに設けられた凸71部と、を備え前記凸部71は、周方向において、前記タービンシャフト52の回転中心0を通過して前記排気室57の出口部58に平行な水平線Xを挟んで前記出口部58の反対側となる下半部81の少なくとも一部に形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、タービン動翼を通過した排気ガス流を排気室を経由して排気する軸流タービンに係り、特に排気室の圧力回復性能を向上させてタービン性能改善を図る軸流タービンに関する。
一般に、舶用ディーゼルエンジンンに搭載されている過給機(ターボチャージャ)はエンジンから排気され排気ガスでタービンを駆動し、そのタービンと同軸上のコンプレッサを回転させ、そのコンプレッサで圧縮された圧縮空気をエンジンに送り込むことになる。
タービンにはハウジング内に同軸上に1組のタービン静翼部とタービン動翼部とを有する軸流式が採用されており、この種の軸流タービンにおいては吸気室から入った排気ガス流がタービン静翼部を通過してタービン動翼部を回転させて排気される構成が採用されている。
ところで、タービン性能を高めるためにタービン動翼を出た後の排気ガス流をスムーズに減速させるディフューザ流路がデバイスとして採用されている。
このディフューザ流路を有する軸流タービンは図7に示すように構成されている。図示する如く、軸流タービン10はタービンシャフト11とこのタービンシャフトに取り付けられたタービン動翼12と、タービン翼12を回転自在に収容するタービンハウジング13とから主に構成されている。タービンハウジング13の内周部にはタービン動翼12を通過した排気ガス流Gの排気室14が形成されている。
排気室14内にはハウジング13の内周部との間に間隔を隔てて環状のフローガイド部16が形成され、このフローガイド部16は内側にタービン動翼12を通過した排気ガス流Gを排気室14の内壁に沿って案内するディフーザ流路17を形成する。
このようにディフューザ流路17が形成されることにより、タービン動翼12を通過した排気ガス流Gが減速されて排気室14を経て排出されることになる。
一方、このようなディフーザ流路17を形成したことにより、ディフューザ流路17の出口部18においてディフューザ流路17に狭小な流路が形成されているため、この狭小な流路においてはディフューザ流路17を通過した流れがフローガイド部16の外周側を回り込んで戻る流れとなって強い渦流A、Bが形成される。この渦流A、Bは中心部で粘性散逸による圧力損失を発生させる。具体的には発生した渦流A、Bが互いに干渉し合って圧力損失を起こしたり、剥離現象により減速した流れを加速することになり、ディフューザ流路17においてスムーズな減速効果が得られない問題がある。
また、図8示すように二つの渦流A、Bが発生し、二つの渦流A、Bは排気室14の出口部21から見たときに出口部21において互いに反対方向に回転する縦渦を形成しており、出口部21側における一様な流れの形成が妨げられ、排気室14の圧力回復の低下を引き起こすことになっていた。
そこで、本発明は、従来の軸流タービンが有する上記課題に鑑みてなされたものであり、排気室内で発生する渦流を打ち消すことにより、排気室の圧力回復性能が向上し、タービン性能を向上できる軸流タービンを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は
タービンシャフトと、
前記タービンシャフトに取り付けられたタービン動翼と、
前記タービン動翼を回転可能に収容する共に前記タービン動翼の下流側に排気室を有するタービンハウジングと、を備える軸流タービンであって、
前記タービンハウジングは、
前記排気室内に設けられ、前記タービン動翼を通過した排気ガス流を前記排気室の内壁に沿って前記排気室の外周側に案内するフローガイド部と、
前記排気室の外周側の内壁に設けられた凸部と、を備え、
前記凸部は、前記タービンシャフトの回転中心を通過して前記排気室の出口部に平行な水平線を挟んで前記出口部の反対側となる下半部の少なくとも一部に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、凸部により新たに渦流が形成され、この渦流がフローガイドの外側に発生する渦流に対して反対方向に回転して互いに干渉し減衰して打ち消し合い、出口部には一様な流れが形成され、排気室の圧力性能向上によるタービン性能改善が図られる。
本発明において好ましくは凸部には上流側から下流側に傾斜した傾斜面が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、渦流を形成する際の流れの抵抗を低減することができる。
また本発明において好ましくは凸部の先端部は湾曲状に形成されており、さらに好ましくは、凸部の基端部の上流側は、前記先端部とは相反する方向に湾曲して形成されている。
この構成によれば、排気ガス流が排気室の外周側の内壁からスムーズに剥離され、円滑な渦流が形成できる。
前記出口部から最も離れた前記下半部の最遠部を除いて形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、凸部が排気ガス流の抵抗となるとなることが回避され、排気ガス流の流れの損失を軽減できる。
以上説明したように本発明によれば、タービンハウジング内の排気室に発生する渦流を打ち消すことにより、排気室の圧力回復性能が向上し、タービン効率を向上させることができる。
本発明の軸流タービンを示す断面図である。 本発明の軸流タービンを示す断面図である。 本発明の第2実施形態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態を示す断面図である。 本発明の第4実施形態を示す断面図である。 軸流タービンを示す断面図である。 従来の軸流タービンを示す断面図である。 従来の軸流タービンを示す平面図ある。
以下、本発明による軸流タービンの実施形態について詳細に説明する。
ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定の記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明にすぎない。
(第1実施形態)
舶用エンジンに採用される軸流タービンは例えば図6に示すように構成されている。
図示するように、軸流タービン51はタービンシャフト52と、このタービンシャフト52の一端部に取り付けられたタービン動翼53と、タービン動翼53を回転自在に収容するタービンハウジング54と、タービンハウジング54にタービン動翼53と同軸上に設けられたタービン静翼55とから主に構成されている。
タービンハウジング54にはタービン動翼53を挟んで上流側にエンジンの燃焼室から排気ガス流Gを導入する吸気部56及び吸気室57が形成され、下流側には排気室57および出口部58が形成されている。排気室57には内周側の内壁59aから外周側の内壁59bに排気ガス流Gを案内するために大きく湾曲した湾曲部59が形成されている。
また、図1及び図2に示すように、タービンハウジング54内には排気室57の湾曲部59に沿って内周側の内壁59aから外周側の内壁59bに排気ガス流Gを案内するフローガイド部61が形成され、このフローガイド部61の内周側には排気室57の内周側の内壁59aの間に排気ガス流Gを減速するディフューザ流路62を形成する。従って、タービン動翼54を通過した排気ガス流Gはディフューザ流路62で減速されて排気室57を通って出口部58から排気されることになる。
特に、本発明にあっては排気室57の外周側の内壁59bには凸部71が設けられる。
この凸部71はフローガイド部61の先端部63よりタービン動翼53側寄り位置されている。
また、図2に示すように、凸部71はタービンシャフト52の回転中心0を通過して排気室57の出口部58に平行な水平線Xを挟んで前記出口部58の反対側となる下半部81の少なくとも一部に形成されている。
このように凸部71が形成されることにより、図1に示すように、フローガイド部61の内側を通過した排気ガス流Gの流れは排気室57の外周側の内壁59bを通過するときに凸部71により強制的に剥離されてフローガイド部61の外側に巻き込まれて波線で示す如く渦流Cを形成する。この渦流Cはフローガイド61部の外側に形成される渦流A、Bと反対向きに形成され、その渦流A、Bと互いに干渉し減衰して打ち消し合うことになる。従って、出口部58には一様な流れが形成され、排気室57の圧力性能向上によるタービン性能改善が図られる。
また、大きなロスを出さない限り、凸部71は排気ガス流Gの流れに対して順方向にまたは逆方向に向けて形成してしてもよい。
また、凸部71を排気室57の下半部81全周に亘って形成したり、水平線Xを超えて排気室57の出口部58側の上半部82に形成することは出口部58に向かう排気ガス流Gの大きな流れの抵抗となり、強すぎる渦流Cを形成することになる。そこで、凸部71の両端部72、73はタービンシャフト52の回転中心0を通過して排気室57の出口部58に平行な水平線Xと、タービンシャフト52の回転中心0を通過して端部72、73を通る直線Yとのなす角度が水平線Xから下側に30度以下の角度範囲θにすることが望ましい。また、凸部の71の両端部72、73は流れの抵抗の少ない径方向断面形状(図示の72)あるいは加工性を考慮して出口部58に平行な平行断面(図示の73)とする。
(第2実施形態)
また、図3に示す凸部91にあっては凸部91には下流側の背面に対して上流側の表面側には傾斜面92が形成されている。この傾斜面92が上流側から下流側に傾くことにより排気ガス流Gの流れの抵抗が少なくなり、スムーズに排気ガス流Gの剥離を達成し得る。
(第3,4実施形態)
図4は凸部101の先端部102が湾曲状に形成されてことを示す。また、凸部101の上流の基端部103は先端部102とは相反する方向に連続して湾曲して傾斜面を形成する形状となっている。このように先端部102及び基端部103が相反する方向に湾曲することにより、排気ガス流Gの流れがスムーズに剥離し流れの抵抗も低減できる。
また、凸部101が排気ガス流Gの流れの大きな抵抗なることを避けるため、凸部101の先端部102の高さL1は排気室57の外周側の内壁59bとフローガイド部61の先端部63との距離をL2としたときに、凸部101の先端部102の高さL1がL2の50%以下30%以上に設定する。
(第5実施形態)
図5は凸部111が出口部58から最も離れた下半部81の最遠部83を除いて形成されていることを示す。この図においては図1、図3及び図4に示した凸部71、91、101は示されていない。この最遠部83においては、過給機の作動条件によって渦流A,Bの形成の様相が変化し易く、最遠部83に凸部111が形成されていると流動損失が大きくなる場合がある。このため、最遠部83を除いた位置に凸部111を形成することで、凸部111が排気ガス流Gの流れの抵抗となることが回避され、排気ガス流Gの流れの損失を軽減できる。
本発明は排気室の圧力回復性能を改善しタービン効率を向上できる軸流タービンに関する。
52…タービンシャフト
53…タービン動翼
54…タービンハウジング
57…排気室
58…出口部
59b…外周側の内壁
61…フローガイド部
71、91、101,111…凸部
92…傾斜面
81…下半部
83…最深部
X…水平線
Y…直交線
G…排気ガス流

Claims (5)

  1. タービンシャフトと、
    前記タービンシャフトに取り付けられたタービン動翼と、
    前記タービン動翼を回転可能に収容する共に前記タービン動翼の下流側に排気室57を有するタービンハウジングと、を備える軸流タービンであって、
    前記タービンハウジングは、
    前記排気室内に設けられ、前記タービン動翼を通過した排気ガス流を前記排気室の内壁に沿って前記排気室の外周側に案内するフローガイド部と、
    前記排気室の外周側の内壁に設けられた凸部と、を備え、
    前記凸部は、周方向において、前記タービンシャフトの回転中心を通過して前記排気室の出口部に平行な水平線を挟んで前記出口部の反対側となる下半部の少なくとも一部に形成されていることを特徴とする軸流タービン。
  2. 前記凸部には上流側から下流側に傾斜した傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1記載の軸流タービン。
  3. 前記凸部の先端部は湾曲状に形成されていることを特徴する請求項2記載の軸流タービン。
  4. 前記凸部の基端部の上流側は、前記先端部とは相反する方向に湾曲して形成されていることを特徴とする請求項3記載の軸流タービン。
  5. 前記凸部は、前記排気室の出口部から最も離れた前記下半部の最遠部を除いて形成されていることを特徴とする請求項1記載の軸流タービン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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