JP2014136936A - ユニットルームおよびその天井パネルの連結施工方法 - Google Patents

ユニットルームおよびその天井パネルの連結施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】少ない種類の天井パネルで天井面を形成でき、天井裏の作業スペースが狭くても容易に施工でき、施工の際にいずれの天井パネルからでも施工できるユニットルームと天井パネルの連結施工方法を提供する。
【解決手段】天井パネル1の天井面形成部11の端縁に沿って立上り壁部12aと連結部材係止部12bとからなる連結部材装着部12を設け、隣接する2つの天井パネル1を立上り壁部12a同士を対面させた連結姿勢にし、この連結姿勢の両立上り壁部12aを複数の連結部材2aによって、立上り壁部12aの長手方向の両端部を含む複数箇所で間欠的に連結保持した。連結部材2aを2つの天井パネル1を連結姿勢に保持した状態で点検口から作業者が着脱可能で、装着状態で連結部材2aの挟着部24によって両立上り壁部12aを両側から挟み込むとともに、連結部材装着部12の長手方向にスライド可能に形成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユニット式浴室やユニット式シャワー室等のユニットルームおよびその天井パネルの連結施工方法に関する。
ユニット式浴室やユニット式シャワー室等のユニットルームは、一般的に床パンの周囲にスタッド等の支柱部材を垂設し、この支柱部材に壁パネルを支持させて周壁を構築したのち、壁パネルの上端に天井パネルの周縁を受けさせて天井を構築するようになっている。
また、上記のユニットルームの場合、複数枚の天井パネルを隣接して並べ、隣接する天井パネル同士を連結して天井を形成することがある。
天井パネル同士を連結する構造としては、図21に示すように、天井面形成部110の端縁に天井裏側に立ち上がる連結用の立上り壁部120を備える2つの天井パネル100を、立上り壁部120と立上り壁部120との間に天井パネル100の自重による撓みを押さえる補強材320を挟み込んだ状態で、両立上り壁部120を長手方向の両端部と中間部の複数個所(合計5〜9箇所程度)でボルト300およびナット310で挟着固定する構造(特許文献1)がよく用いられている。図21中、130は石膏ボードや発泡樹脂板等の裏打ち材である。
しかし、このような天井パネルの連結固定構造の場合、天井裏の作業スペースが高さ方向に広い場合、問題はないが、ボルト300およびナット310の締め込み作業を天井パネルに設けられた点検口から行うため、天井裏の作業スペースが高さ方向に狭い場合、点検口から離れた位置の締め込み作業が非常に難しいという問題がある。
一方、図22に示すように、一方の天井パネル500をパネル本体510の天井裏側の1端縁に沿って係合突部521を備えた第1連結部材520を固定して形成し、他方の天井パネル400をパネル本体410に沿って鉤状をした弾性係合部421を備えた第2連結部材420を固定して形成し、一方の天井パネル500を壁パネル(図示せず)の上端に受けさせるように配置したのち、係合突部521に、他方の天井パネル400の弾性係合部421を上方から弾性係合させて両天井パネル500、400を連結固定するようにした構造もある。
また、このような弾性係合を利用した連結構造としては、係合突部および弾性係合部を天井パネル本体を構成する化粧鋼板に端縁を折り曲げ加工して形成した天井パネルを用い、係合突部に弾性係合部を弾性係合したのち、固定具で両係合部を固定するようにした構造も提案されている(特許文献2)。
特開平8-302889号公報 特開平9-32323号公報
上記係合突部に弾性係合部を弾性係合させる連結構造の場合、係合突部に弾性係合部を係合させることによって天井パネル同士がほぼ全長にわたって連結されるので、天井裏の作業スペースが高さ方向に狭い場合も施工が容易である。
しかし、上記連結構造の場合、係合突部の上側から弾性係合部を弾性係合するようになっており、先に係合突部を備えた天井パネルを設置したのちに、弾性係合部を係合させなければならない。したがって、間違えて先に弾性係合部を備えた天井パネルを壁パネルに支持させた場合、係合突部側の天井パネルの施工ができない、あるいは、非常に難しいという問題があり、施工手順に規制があり面倒である。
しかも、2枚の天井パネルを連結する場合においても、係合突部を備えた天井パネルと、弾性係合部を備えた天井パネルの2種類の天井パネルを用意しなければならず、天井パネルの製造コストに問題があるとともに、弾性係合部を備えた天井パネルにおいては、弾性係合部が天井パネル本体の側面から突出するとともに、上方へもかさ高くなっており、積み重ねて搬送したりストックしたりする時に弾性係合部が邪魔になる。
本発明は、上記事情に鑑みて、少ない種類の天井パネルで天井面を形成することができるとともに、天井裏の作業スペースが狭くても容易に施工でき、しかも、天井パネルの施工の際にいずれの天井パネルからでも施工することができるユニットルームおよびその天井パネルの連結施工方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のユニットルーム(以下、「請求項1のユニットルーム」と記す)は、複数の天井パネルが連結されて天井面が形成されるユニットルームであって、前記天井パネルが、天井面形成部と、この天井面形成部の端縁から天井裏側に立ち上がる立上り壁部およびこの立上り壁部上端から前記パネル本体部に対して平行となるように形成された連結部材係止部とからなる連結部材装着部とを有し、隣接する2つの天井パネルが、前記立上り壁部同士を対面させた連結姿勢にされ、この連結姿勢の2つの前記立上り壁部が複数の連結部材によって、立上り壁部の長手方向の両端部を含む複数箇所で間欠的に連結保持されていて、前記連結部材は、それぞれ両天井パネルの立上り壁部を両側から挟み込むように設けられた挟着部によって両天井パネルを部分的に連結保持するとともに、両天井パネルが連結姿勢を保持した状態で着脱可能に形成されているとともに、前記挟着部が挟着状態の連結保持姿勢を保ちながら前記連結部材装着部の長手方向にスライド可能に形成されていることを特徴としている。
本発明の請求項2に記載のユニットルーム(以下、「請求項2のユニットルーム」と記す)は、請求項1のユニットルームにおいて、天井パネルのいずれか1つに点検口が設けられているとともに、両天井パネルの連結部材装着部に沿うように配置される補強部材を有し、
前記点検口の近傍位置に装着された連結部材が少なくとも前記補強部材に支持固定されていることを特徴としている。
本発明の請求項3に記載のユニットルーム(以下、「請求項3のユニットルーム」と記す)は、請求項2のユニットルームにおいて、補強部材が、帯状をした天板部と、この天板部の幅方向の両側から平行に延出する脚部を有し、両天井パネルの連結部材装着部を天板部によって上方から覆い、両脚部の間に少なくとも連結部材が挟まれるように配置されることを特徴としている。
本発明の請求項4に記載のユニットルーム(以下、「請求項4のユニットルーム」と記す)は、請求項3のユニットルームにおいて、連結部材が、天井パネルの両端を連結する端部連結部材と、端部連結部材と端部連結部材との中間部を連結する内側連結部材とからなり、前記端部連結部材および内側連結部材は、その下端部に前記補強部材の脚部を下側から受ける脚部受け部を外側に突出するように両側にそれぞれ備えるとともに、内側連結部材の底面から内側連結部材の脚部受け部の上面までの高さが、端部連結部材の底面から端部連結部材その脚部受け部の上面までの高さより低くく形成されていることを特徴としている。
本発明の請求項5に記載のユニットルーム(以下、「請求項5のユニットルーム」と記す)は、請求項1〜4のいずれかのユニットルームにおいて、連結部材が、係合手段を有し、係合手段の係合を解除することによって分離自在で、かつ、それぞれ一方の挟着部を有する2つの連結部材形成ピースからなり、両連結部材形成ピースは、一方の連結部材形成ピースが連結姿勢にある一方の天井パネルの連結部材装着部の連結部材係止部と天井面形成部との隙間に前記挟着部が入り込むように配置され、他方の連結部材形成ピースが前記一方の連結部材形成ピースとずれた位置で連結姿勢にある他方の天井パネルの連結部材装着部の連結部材係止部と天井面形成部との隙間に前記挟着部が入り込むように配置された状態にされたのち、一方の連結部材形成ピースを他方の連結部材形成ピース方向に連結部材装着部に沿って相対的にスライド移動させて連結保持状態にされることを特徴としている。
本発明の請求項6に記載のユニットルーム(以下、「請求項6のユニットルーム」と記す)は、請求項1〜4のいずれかのユニットルームにおいて、連結部材が、連結姿勢にある両天井パネルの連結部材係止部を上側から覆うように配置される上部カバー部と、この上部カバー部の基準点を対称中心にして点対称位置に設けられた2つの挟着部とを有するとともに、両天井パネルの連結部材係止部上で前記上部カバー部を前記基準点を中心に、一方に回転させることによって、2つの挟着部が、前記連結部材係止部と天井面形成部間に嵌り込み、他方に回転させることによって、前記連結部材係止部と天井面形成部間から離脱するように形成されていることを特徴としている。
本発明の請求項7に記載の天井パネルの連結施工方法(以下、「請求項7の連結施工方法」と記す)は、請求項2〜請求項6のいずれかのユニットルームの天井パネルを連結施工するにあたり、天井パネルの連結側の端縁部を除く端縁部をユニットルームの側壁構造材の上端に支持させた状態で各天井パネルを連結姿勢にしたのち、
室内側からいずれか一方の天井パネルに設けられた点検口から作業者が天井裏に体を臨ませて、前記点検口の近傍の手の届く範囲で連結部材を連結状態に仮装着し、治具を用いて正常連結位置までスライドさせる工程を備えていることを特徴としている。
上記側壁構造材としては、例えば、壁パネル、ドア枠、これらを立設状態に支持するスタッド等の支柱が挙げられる。
上記治具としては、特に限定されないが、ハンマーや、このハンマーの打撃力を連結部材に伝達する木製の当て板や棒状部材、連結部材を押圧するピストンロッドを有する油圧工具などが挙げられる。また、ハンマーで直接打撃を加える場合には、少なくとも表面がゴム等の弾性材料で形成されたハンマーが好ましい。
本発明の請求項8に記載の天井パネルの連結施工方法(以下、「請求項8の連結施工方法」と記す)は、請求項7の連結施工方法において、両面が粘着面となったテープ状のシール材を、一方の粘着面に離型テープを残した状態で、他方の粘着面を用いて一方に天井パネルの立上り壁の長手方向全長にわたって貼着した状態で、一方の天井パネルの立上り壁と他方の天井パネルの立上り壁との間で前記離型テープを残した状態のシール材を、前記離型テープの長手方向の一端部または両端部を粘着面から離型させて、ユニットルームの室内側に突出させた状態に挟み込んで、両天井パネルを連結姿勢にし、少なくとも連結部材による連結施工完了後、前記室内側に突出する離型テープの端部を室内側に引っ張りながら離型テープを取り除くことを特徴としている。
以上のように、請求項1のユニットルームは、複数の天井パネルが連結されて天井面が形成されるユニットルームであって、前記天井パネルが、天井面形成部と、この天井面形成部の端縁から天井裏側に立ち上がる立上り壁部およびこの立上り壁部上端から前記パネル本体部に対して平行となるように形成された連結部材係止部とからなる連結部材装着部とを有し、隣接する2つの天井パネルが、前記立上り壁部同士を対面させた連結姿勢にされ、この連結姿勢の2つの前記立上り壁部が複数の連結部材によって、立上り壁部の長手方向の両端部を含む複数箇所で間欠的に連結保持されていて、前記連結部材は、それぞれ両天井パネルの立上り壁部を両側から挟み込むように設けられた挟着部によって両天井パネルを部分的に連結保持するとともに、両天井パネルが連結姿勢を保持した状態で着脱可能に形成されているとともに、前記挟着部が挟着状態の連結保持姿勢を保ちながら前記連結部材装着部の長手方向にスライド可能に形成されているので、以下のような優れた効果を奏する。
(1)両天井パネルが連結姿勢を保持した状態で着脱可能に形成されているので、2つの天井パネルの連結部以外の周縁をそれぞれ壁パネルやドア枠の上端に支持させて立上り壁部同士を連結姿勢にした状態で、例えば、作業者が天井パネルに設けられた点検口から天井裏に体の一部を臨ませて、点検口近傍で容易に各連結部材を連結保持姿勢に仮装着することができる。
(2)連結部材は、連結保持姿勢を保ちながら前記連結部材装着部の長手方向にスライド可能に形成されているので、仮装着した連結部材を必要に応じてハンマーやその他の治具等を用いて所定の連結保持位置まで移動させることができる。
すなわち、点検口から遠く離れた天井パネルの両端で、ボルトやナットを締め付ける作業を行わなくて済み、天井裏の作業スペースが狭くても連結作業を容易に行える。
(3)天井パネルは、連結部材装着部が、パネル本体の側面から突出しないので、搬送やストックの際の重ね合わせが容易である。
(4)天井パネルの連結姿勢にする際に、いずれの天井パネルから施工してもよいので、作業性がよい。
請求項2のユニットルームは、さらに、天井パネルのいずれか1つに点検口が設けられているとともに、両天井パネルの連結部材装着部に沿うように配置される補強部材を有し、
前記点検口の近傍位置に装着された連結部材が少なくとも前記補強部材に支持固定されている構成としたので、撓みによる天井パネルの中央部の浴室内側への垂れ下がりを防止できる。
請求項3のユニットルームは、補強部材が、帯状をした天板部と、この天板部の幅方向の両側から平行に延出する脚部を有し、両天井パネルの連結部材装着部を天板部によって上方から覆い、両脚部の間に少なくとも連結部材が挟まれるように配置されるので、すなわち、補強部材が略冂字形をしているので、曲げ強度的に強いため、しっかりと天井パネルの垂れ下がりを防止できる。
請求項4のユニットルームは、連結部材が、天井パネルの両端を連結する端部連結部材と、端部連結部材と端部連結部材との中間部を連結す内側連結部材とからなり、前記端部連結部材および内側連結部材は、その下端部に前記補強部材の脚部を下側から受ける脚部受け部を外側に突出するように両側にそれぞれ備えるとともに、内側連結部材の底面から内側連結部材の脚部受け部の上面までの高さが、端部連結部材の底面から端部連結部材その脚部受け部の上面までの高さより低くく形成されているので、内側連結部材を端部連結部材より上方に引き上げた状態で補強部材に固定できる。したがって、最も垂れ下がりやすい、天井パネルの中央部が端部より上側に引き上げる方向に支持でき、天井パネルがよりフラットな状態になる。
請求項5のユニットルームは、連結部材が、係合手段を有し、係合手段の係合を解除することによって分離自在で、かつ、それぞれ一方の挟着部を有する2つの連結部材形成ピースからなり、両連結部材形成ピースは、一方の連結部材形成ピースが連結姿勢にある一方の天井パネルの連結部材装着部の連結部材係止部と天井面形成部との隙間に前記挟着部が入り込むように配置され、他方の連結部材形成ピースが前記一方の連結部材形成ピースとずれた位置で連結姿勢にある他方の天井パネルの連結部材装着部の連結部材係止部と天井面形成部との隙間に前記挟着部が入り込むように配置された状態にされたのち、一方の連結部材形成ピースを他方の連結部材形成ピース方向に連結部材装着部に沿って相対的にスライド移動させて連結保持状態にされる構成となっているので、連結部材を容易に装着できる。
請求項6のユニットルームは、連結部材が、連結姿勢にある両天井パネルの連結部材係止部を上側から覆うように配置される上部カバー部と、この上部カバー部の基準点を対称中心にして点対称位置に設けられた2つの挟着部とを有するとともに、両天井パネルの連結部材係止部上で前記上部カバー部を前記基準点を中心に、一方に回転させることによって、2つの挟着部が、前記連結部材係止部と天井面形成部間に嵌り込み、他方に回転させることによって、前記連結部材係止部と天井面形成部間から離脱するように形成されているので、連結部材の部品点数をすくなくすることができるとともに、連結部材を基板部の基準点を中心に回転させるだけで、挟着部を挟着位置と取り外し位置にすることができ、連結部材による連結作業を容易に行うことができる。
請求項7の連結施工方法は、天井パネルの連結側の端縁部を除く端縁部をユニットルームの側壁構造材の上端に支持させた状態で各天井パネルを連結姿勢にしたのち、室内側からいずれか一方の天井パネルに設けられた点検口から作業者が天井裏に体を臨ませて、前記点検口の近傍の手の届く範囲で連結部材を連結状態に仮装着し、治具を用いて正常連結位置までスライドさせるようにしたので、天井裏の作業スペースが狭くても天井パネルの両端側に配置さえる連結部材の正常位置への装着を小さな点検口から容易に行うことができる。
請求項8の連結施工方法は、両面が粘着面となったテープ状のシール材を、一方の粘着面に離型テープを残した状態で、他方の粘着面を用いて一方に天井パネルの立上り壁部の長手方向全長にわたって貼着した状態で、一方の天井パネルの立上り壁部と他方の天井パネルの立上り壁部との間で前記離型テープを残した状態のシール材を、前記離型テープの長手方向の一端部または両端部を粘着面から離型させて、ユニットルームの室内側に突出させた状態に挟み込んで、両天井パネルを連結姿勢にし、少なくとも連結部材による連結施工完了後、前記室内側に突出する離型テープの端部を室内側に引っ張りながら前記離型テープを取り除くようにしたので、湿式のシーリング材を天井面の天井パネルと天井パネルとの連結部に沿って充填する作業が不要となり、乾式で天井パネルと天井パネルとの連結部の水密を図ることができ、施工性がよい。しかも、天井面にシール材が露出せず、天井面の意匠性があがる。
本発明にかかるユニットルームであるユニットバスの第1の実施の形態であって、その天井パネルと天井パネルとの連結部を天井裏側からみた斜視図である。 図1のユニットバスの天井部分の一部切欠縦断面図である。 図2の要部拡大図である。 図1のユニットバスに用いる第1連結部材形成ピースをあらわし、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図、同図(c)は側面図である。 図1のユニットバスに用いる第2連結部材形成ピースをあらわし、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図、同図(c)は側面図である。 図1のユニットバスの内側連結部材の装着状態をあらわす斜視図である。 図1のユニットバスの端部連結部材の装着状態をあらわす斜視図である。 図1のユニットバスに用いる補強部材をあらわし、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。 図8の補強部材の装着状態をあらわす斜視図である。 内側連結部材の装着方法を説明する斜視図である。 本発明にかかるユニットルームであるユニットバスの第2の実施の形態であって、その天井パネルと天井パネルとの連結部を天井裏側からみた斜視図である。 図11のユニットバスの天井部分の要部縦断面図である。 図11のユニットバスの内側連結部材の装着部の切欠断面斜視図である。 図11に用いる内側連結部材の平面図である。 図14の内側連結部材の側面図である。 図14の内側連結部材の装着方法を説明する図である。 図14の内側連結部材の仮装着状態をあらわす斜視図である。 本発明にかかるユニットルームであるユニットバスの第3の実施の形態であって、その内側連結部材装着部の断面図である。 図18のユニットバスの内側連結部材の装着方法を説明する斜視図である。 図18のユニットバスの補強部材の装着方法を説明する斜視図である。 従来のユニットルームの天井パネルの連結構造の1例をあらわす図である。 従来のユニットルームの天井パネルの連結構造の他の例をあらわす図である。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1〜図10は、本発明にかかるユニットルームであるユニット式浴室(以下、「ユニットバス」と記す)の第1の実施の形態をあわしている。
図1〜図3に示すように、このユニットバスAは、天井が2枚の天井パネル1を連結施工することによって形成されている。
2枚の天井パネル1は、同形状をしていて、天井パネル本体1aと、裏打ち材1bとを備えている。
天井パネル本体1aは、長方形をして浴室の天井面を構成する天井面形成部11と、この天井面形成部11の一方に長辺に沿って設けられた連結部材装着部12と、他の3辺に沿って設けられた壁パネル係合部13とを備え、化粧鋼板を折り曲げ形成されている。
連結部材装着部12は、立上り壁部12aと、連結部材係止部12bとを備えている。
立上り壁部12aは、天井面形成部11の端縁から天井裏側にほぼ直角に立ち上るように設けられている。
連結部材係止部12bは、立上り壁部12aの上端から天井面形成部11に平行に設けられている。
壁パネル係合部13は、図2に示すように、側面視略冂の字形をしていて、冂の字の横辺部分の天井面形成部11からの高さが連結部材係止部12bとほぼ同じに形成されている。
また、壁パネル係合部13は、図1に示すように、各天井パネル1の、連結部材装着部12に直交する天井面形成部11の2辺と、図2に示すように、連結部材装着部12に平行な天井面形成部11の残りの1辺に沿ってそれぞれ設けられている。
そして、2枚の天井パネル1は、立上り壁部12aと立上り壁部12aとの間にシール材14を介在させた状態で、立上り壁部12aと立上り壁部12aとが突き合わされている。なお、シール材14としては、特に限定されないが、たとえば、アクリル系樹脂発泡体やポリオレフィン系樹脂発泡体からなる基材の両面にアクリル系やブチルゴム系粘着剤層を備えたものを用いることができる。
また、図2に示すように、壁パネル係止部13が、図1に示す支柱6との連結材51を介して浴室の側壁を形成する壁パネル5やドア枠(図示せず)の上端縁に連結状態に係合されるとともに、目地材52によって天井パネル1と壁パネル5やドア枠との目地部が止水されている。
また、両天井パネル1、1は、3つの内側連結部材2aと2つの端部連結部材2bとによって長手方向に間欠的に連結保持されている。
内側連結部材2aおよび端部連結部材2bは、例えば、ポリアセタール(POM)を成形することによって得られる図4に示す第1連結部材形成ピース20あるいは図5に示す第2連結部材形成ピース29同士を後述するようにスライド嵌合させることによって形成されるようになっている。
第1連結部材形成ピース20は、図4に示すように、上部カバー形成部21と、係止部22と、側カバー部23と、挟着部24と、後述する補強部材4aの脚部41の下端を受ける脚部受け部25を備えている。
上部カバー形成部21は、平面視で、連結姿勢にある天井パネル1の一方の連結部材係止部12bの幅方向の全幅を上方から覆うことができる幅をした略矩形をして、図2および図3に示すように、分割面となる一方の側面が他方の第1連結部材形成ピース20の側面と突き合わされるように平面になっている。
また、上部カバー形成部21は、長手方向の一側部にスリット21cが水平方向に設けられている。
上部カバー形成部21のこのスリット21cより上側部分は、後述する係止部22が係合するように、前記分割面と反対側の側面側および長手方向の一側面側が切り欠かれて、他の部分より幅が狭くなった係合部21aとなっている。
係合部21aは、前記分割面と反対側の側面に係合凹部21bを備えている。
係止部22は、係止部本体22aと、ガイド爪部22cとを備えている。
係止部本体22aは、図4(b)に示すように、平面視略L字形をしていて、係合凹部21bに係合する係合突部22bが前記分割面側に向かって突設されている。
ガイド爪部22cは、前記スリット21cと同じ高さ位置に設けられ、スリット21cにスライド嵌合する厚みに形成されている。
側カバー部23は、上部カバー形成部21の分割面とは反対側の側面に沿って、上部カバー形成部21の下端から下方に延出するように設けられている。
また、側カバー部23は、分割面とは反対側の面に、後述する補強部材4aの固定ねじ43の先端部が嵌り込むねじ受け溝21dが形成されている。
ねじ受け溝21dの底には、2つの第1連結部材形成ピース20をスライド嵌合させて、内側連結部材2aを形成した状態で分割面間が天井パネル1の荷重で拡がらないようにするねじ28をねじ込むねじ孔21eが穿設されている。
挟着部24は、側カバー部23の下端で分割面側の面から分割面方向に突出するように設けられていて、その高さは、連結部材装着部12の連結部材係止部12bと天井面形成部11との隙間と略同じになっている。
また、挟着部24と、上部カバー形成部21との間には、連結部材係止部12bが入り込む隙間26が形成されている。
脚部受け部25は、側カバー部23の下端で挟着部24とは逆方向に板状に突出している。脚部受け部25の厚みは、後述する補強部材4aの脚部41を介して加わる天井パネル1の重みに耐えることができれば、できるだけ薄くすることが材料コスト的に好ましい。
第2連結部材形成ピース29は、図5に示すように、脚部受け部としての3本の垂直リブ27が設けられ、この垂直リブ27の上面で補強部材4aの脚部41を受けるようになっている。また、図5(a)に示す天井面形成部11によって受けられる第2連結部材形成ピース29の底面から垂直リブ27の上面までの高さh2が、図4(a)に示す第1連結部材形成ピース20の底面から脚部受け部25の上面までの高さh1より高くなっているとともに、ねじ孔21eが設けられていない以外は、他の構成が上記第1連結部材形成ピース20と同様になっている。
そして、第1連結部材形成ピース20同士をスライド嵌合させて形成される内側連結部材2aは、図2、図3および図6に示すように、一方の第1連結部材形成ピース20の挟着部24が、一方の天井パネル1の連結部材係止部12bと、天井面形成部11との隙間に入り込み、立上り壁部12aに圧接され、他方の第1連結部材形成ピース20の挟着部24が、立上り壁部12aに圧接されている。
すなわち、内側連結部材2aは、2つの天井パネル1の立上り壁部12aが、シール材14を介在させた状態で、挟着部24によって両側から挟着した状態で、挟着部24が連結部材係止部12aと天井面形成部11とによってガイドされながら連結部材装着部12の長手方向にスライド可能に装着されている。
また、内側連結部材2aは、一方の第1連結部材形成ピース20のねじ孔21eからねじ28を他方の第1連結部材形成ピース20のねじ孔21eまでねじ込むことによって、天井パネル1の荷重によって経時的に歪みが生じ、第1連結部材形成ピース20の分割面間が開いて挟着部24,24による挟着が不十分になることがないように上部カバー形成部21,21が固定されている。
一方、第2連結部材形成ピース29同士をスライド嵌合させて形成される端部連結部材2bは、図7に示すように、ねじ28をねじ込まない以外は、内側連結部材2aと同様に挟着部24によって両側から挟着した状態で連結部材装着部12の長手方向にスライド可能に装着されている。
なお、この実施の形態では、第1連結部材形成ピース20と、第2連結部材形成ピース29の取り付け位置を誤らないように、例えば、第1連結部材形成ピース20を白色、第2連結部材形成ピース29を黒色など異なる色で成形している。
補強部材4aは、鉄板等をプレス加工することによって形成されていて、図2、図3および図8に示すように、帯状の天板部40と、この天板部40の両側から平行に延出するように設けられた脚部41とを備える。
一方の脚部41は、図8に示すように、3つの内側連結部材2aの連結位置に対応する位置に、内側連結部材2aを補強部材4aに支持する固定ねじ43のねじ孔42が穿設されている。
そして、補強部材4aは、図2、図3および図9に示すように、内側連結部材2aおよび端部連結部材2bが正常連結位置に配置された状態で、脚部41が内側連結部材2aおよび端部連結部材2bを両側から挟み、天板部40が天井パネル1、1の連結部を全長にわたって上側から覆うように装着されている。
また、一方の脚部41には、ねじ孔42を貫通して、先端部が内側連結部材2aのねじ受け溝21dに入り込むように3本の固定ねじ43が螺着されている。
そして、両脚部41は、この固定ねじ43に螺着状態で、その下端が内側連結部材2aの脚部受け部25および端部連結部材2bの3つの垂直リブ27の上面に受けられている。
つぎに、このユニットバスAの天井パネル1、1の連結施工方法を工程順に説明する。
(1)両面粘着剤付きのシール材14を一方の面の離型テープ(図示せず)を取り除き、他方の面の離型テープ(図示せず)を残した状態で、一方の面を粘着剤によって一方の天井パネルの立上り壁部12aの全長にわたって貼り付ける。なお、取り除く側の離型テープの材質は特に限定されないが、残した状態にされる側の離型テープは、後述するように、連結施工後に取り除く際に千切れたりせずスムーズに取り除くことができるように、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の強度的に優れるとともに、取り除く際に立上り壁部12aと摩擦抵抗が少ないものが好ましい。
(2)一方の天井パネル1に貼り付けられたシール材14の他方の面の離型テープの両端側を少しシール材14から剥がし、この剥がした部分を天井面形成部11の室内面側に折り曲げて天井面形成部11にマスキングテープ等で仮固定する。なお、このとき、上記離型テープの剥がした部分の長さは、離型テープを取り除く際に作業者が手であるいはペンチ等の工具で挟める程度でよい。
(3)両天井パネル1、1を壁パネル係合部13が予め施工された壁パネル5あるいはドア枠の上端に係合するとともに、立上り壁部12aと立上り壁部12aとがシール材14を介して突き合った連結姿勢にする。
(4)図示していないが、作業者が、天井パネル1に設けられた点検口1cから天井裏側に体の一部を臨ませ、点検口1cの近傍で、図10に示すように、一方の第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)を挟着部24が立上り壁部12aに当接するように挟着部24を一方の天井パネル1の連結部材係止部12bと天井面形成部11との隙間に嵌合させる。
(5)他方の第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)を、先に取り付けた第1連結部材形成ピース20のガイド爪部22cがスリット21cの開口端を臨むように、天井パネル1の長手方向にずれた位置で挟着部を他方の天井パネル1の立上り壁部12aに当接するように挟着部24を他方の天井パネル1の連結部材係止部12bと天井面形成部11との隙間に嵌合させる。
(6)上記のように装着した一方の第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)を、分割面同士を当接させながら、ガイド爪部22cが他方の第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)のスリット21c内に嵌り込むように他方の第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)方向に相対的にスライドさせて、両第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)をスライド嵌合させて内側連結部材2a(端部連結部材2b)を仮装着する。
なお、上記スライド嵌合によって、一方の第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)の係合凹部21bに他方の第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)の係合突部22bが係合する。
(7)立上り壁部12aの挟着を確実に行わせるため、必要に応じてプライヤ(図示せず)等で両第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)の側カバー部23を外側から挟み込む。
(8)内側連結部材2aの一方の第1連結部材形成ピース20のねじ孔21eから他方の第1連結部材形成ピース20のねじ孔21eまで、固定ねじ43を螺合し、分割面同士がしっかり密着状態を保持させる。
(9)上記(5)〜(6)および必要に応じて(7)、(8)を繰り返し、3つの内側連結部材2aを挟んで両側に端部連結部材2bが配置されるように仮装着する。
(10)上記のようにして仮装着された端部連結部材2bおよび内側連結部材2aを、図8に示すように、ハンマーHを用いて打撃して連結保持姿勢の状態を保ちながら各連結部材2a,2bごとに規定された正常連結位置までスライド移動させる。なお、天井裏のスペースが狭く、ハンマーHのみでは正常連結位置になるまで打撃できないときは、必要に応じて木の板や棒の先端を端部連結部材2bおよび内側連結部材2aに当て木として押し当て板や棒の後端をハンマーHで打撃するようにしても構わない。
(11)脚部41側を下にして天井パネル1の連結部の上側から補強部材4aを被せるように設置する。
(12)図2および図3に示すように、脚部41のねじ孔42に先端部がねじ受け溝21dに嵌り込むように固定ねじ43をねじ込む。すなわち、この固定ねじ43のねじ込みによって、3つの内側連結部材2aが補強部材4aに吊下げ状態に支持され、天井パネル1の長手方向中央部が天井パネル1との連結部に室内側に垂れ下がらないようにしっかりと支持される。
なお、図示していないが、中央の内側連結部材2aにねじ込まれる固定ねじ43には、点検口1cの蓋に繋がるロープあるいはチェーン等の一端をねじ込みと同時に固定することが好ましい。
(13)図示していないが、マスキングテープを剥がし、室内側に延出する離型テープの端部を手あるいはペンチ等の工具で挟み、室内側に引っ張り、離型テープを取り除き、シール材の他方の面の粘着剤層を他方の天井パネル1の立上り壁部12aにシール材を粘着固定する。
このユニットバスAは、以上のように構成されているので、2つの天井パネル1は、天井面形成部11の端縁から連結される他方の天井パネル1側に突出するものがなく、いずれの天井パネル1を先に壁構造材に支持させるように施工しても施工が可能である。
しかも、搬送時やストック時に積み重ねても嵩張ることなく、うまく積み上げることができ、搬送コストや保管コストを低減できる。
また、天井面が、同じ形の天井パネル1を2枚連結施工することによって形成できるので、天井パネル1を2種類用意する必要が無く、ユニット自体のコストを低減することができる。
さらに、第1連結部材形成ピース20同士、あるいは、第2連結部材形成ピース29同士をスライド嵌合させて、内側連結部材2aおよび端部連結部材2bを、それぞれ点検口1c近傍で容易に仮装着することができる。
そして、仮装着された内側連結部材2aおよび端部連結部材2bは、ハンマーH等で打撃することによって容易にスライドし、正常な連結保持位置にすることができる。すなわち、点検口1cから遠く離れた天井パネル1の両端で、ボルトやナットを締め付ける作業を行わなくて済み、天井裏の作業スペースが狭くても連結作業を容易に行える。
また、補強部材4aが略コの字形をしているので、曲げ強度的に強いため、しっかりと天井パネル1の自重による室内側への垂れ下がりを防止できる。
また、脚部41のねじ孔42を介して固定ねじ43をねじ込み、ねじ先端部を内側連結部材2aのねじ受け溝21dに嵌り込むとともに、脚部41の下端をその高さh1が垂直リブ27の上面の高さh2より低い脚部受け部25に受けさせるようにしたので、天井パネル1の長手方向に中央部が両端より少し上側に引き上げられるように支持され、天井パネル1を長手方向によりフラットな状態に施工できる。
乾式のシール材14のみで、天井パネル1と天井パネル1との連結部の水密を図ることができ、湿式のシーリング材を後で充填するといった作業が不要となり、施工性がよい。しかも、天井面にシール材14が露出せず、天井面の意匠性があがる。
図11〜図17は、本発明のユニットルームであるユニットバスの第2の実施の形態をあらわしている。
図11に示すように、このユニットバスBは、内側連結部材3a、端部連結部材3b、補強部材4bが、以下のような構成になっている以外、上記第1の実施の形態と同様になっている。したがって、同じ構成部分は、同一の符号を付している。
すなわち、内側連結部材3aは、図12〜図17に示すように、上部カバー部31と、2つの脚部32とを備えている。
上部カバー部31は、連結保持姿勢において平面視で、図14に示すように、連結姿勢に配置された両天井パネル1の連結部材係止部12bを上面を完全に覆うことができる幅で天井パネル1の長手方向の寸法が長くなっているとともに、上面に垂直な基準軸としての中心軸Zを中心に点対称形状をしている。
また、上部カバー部31は、図15に示すように、下端側に後述するボルト7aの頭部が嵌り込む凹部を有するボルト挿通孔31aが上記中心軸Zに沿って穿設されている。
2つの脚部32は、上部カバー部31の中心軸Zを中心に点対称位置で上部カバー部31から下方に延出するように設けられている。
また、各脚部32は、それぞれその下端に挟着部33と、脚部受け部34を備えている。
各脚部32の挟着部33は、他方の脚部32の挟着部33に対して上記中心軸Zを中心に点対称となるように、上部カバー部31の長手軸を通る垂直面に対し、直交する方向に上部基板部の内側に向かって脚部32の下端から延出している。
各脚部32の脚部受け部34は、他方の脚部32の脚部受け部34に対して上記中心軸を中心に点対称となるように、上部基板部の外側に向かって脚部32下端から延出している。
端部連結部材3bは、ボルト挿通孔31aが設けられていないとともに、脚部受け部34の底面からの上面までの高さが内側連結部材の脚部受け部34より高くなっている以外は、内側連結部材3aと同じになっている。
補強部材4bは、天板部44の内側連結部材3aの正常な連結保持位置を臨む位置に天板部44の長手方向に長い長孔44aが穿設され、脚部32にねじ孔42が穿設されていない以外は、上記の補強部材4aと同様になっている。
そして、このユニットバスBは、天井パネル1、1が以下のように連結施工される。
(1)上記第1の実施の形態と同様にして2枚の天井パネルを連結姿勢に配置する。
(2)内側連結部材3aの上部カバー部31の下方からボルト挿通孔31aにボルト7aを挿通し、ボルト7aの先端が上部カバー部31の上面から突出するようにボルト7aをセットした状態にしておく。
(3)作業者が、天井パネル1の点検口1cから天井裏に体を臨ませ、点検口1cの近傍で、内側連結部材3a(端部連結部材3b)を、まず、図16に示すように、上部カバー部31の中心軸Zを両天井パネル1,1の境界線上に配置するとともに、上部カバー部31の長手軸が上記境界線と交差し、挟着部33が連結部材係止部12bより外側の連結部材係止部12bと天井面形成部11との隙間を挟着部33が臨む位置にくるように、内側連結部材3a(端部連結部材3b)をセットする。
(4)内側連結部材3a(端部連結部材3b)を上記中心軸Zを中心に図16に矢印で示す方向に回転させて、挟着部33を、連結部材係止部12bと天井面形成部11との隙間に挿入し、立上り壁部12aに圧接させて、図17に示すように内側連結部材3a(端部連結部材3b)を仮装着する。
(5)上記(4)、(5)の動作を繰り返し、全ての内側連結部材3aおよび端部連結部材3bを仮装着する。
(6)第1の実施の形態と同様に、ハンマーH等を用いて打撃によって内側連結部材3aおよび端部連結部材3bを装着状態を保ちながら規定の正常連結位置までスライド移動させる。
(7)ボルト7aの上部カバー部31から突出した部分が長孔44aに挿通されとともに、補強部材4bの脚部45が内側連結部材3aの脚部受け部34および端部連結部材3bの脚部受け部34に受けられるように補強部材4bをセットする。
(8)長孔44aを貫通して天板部44上に突出したボルト7aの先端から蝶ナット7bを天板部44に当接し、内側連結部材3aの脚部受け部34が脚部32の下端に圧接するまで締めこむ。
この締め込みによって、内側連結部材3aが上方へ引き上げられて天井パネル1の中央部の室内側への垂れ下がりを防止することができる。
(9)以後、第1の実施の形態と同様の作業を行う。
このユニットバスBは、各連結部材3a,3bが、1つの部材で構成されているので、装着が簡単であるとともに、ボルト7aに蝶ナット7bをねじ込むことによって内側連結部材3aを引き上げることができるので、引き上げにあまり力を要しない。
図18〜図20は、本発明のユニットルームであるユニットバスの第3の実施の形態をあらわしている。
このユニットバスCは、内側連結部材3aに代えて、係止部37が上部カバー部31に一体成形されている内側連結部材3cを用いるとともに、ボルト7aおよび蝶ナット7bに代えて、後述する専用の引き上げ金具7cを用いて内側連結部材3cを引き上げるようにした以外は、上記第2の実施の形態と同様になっている。したがって、同じ構成部分は、同一の符号を付している。
すなわち、係止部37は、係止部本体37aと、連結軸部37bとを備えている。
係止部本体37aは、補強部材4bの長孔44aに挿通可能な大きさの長孔44aに相似形状に形成されていて、その長手軸が上部カバー部31の長手軸の直上に配置されるように連結軸部37bを介して上部カバー部31に連結されている。
連結軸部37bは、補強部材4bの脚部32が脚部受け部34に受けられた状態で天板部44の上面と、係止部本体37aの下面との間に後述する引き上げ金具7cの嵌装部71の厚みと略同じか少し狭い間隔が形成される長さになっている。
引き上げ金具7cは、嵌装部71と、ストッパ部72を有している。嵌装部71は、係合溝部71aを備えている。
そして、このユニットバスCは、上記第2の実施の形態と同様の装着方法で、図19に示すように、内側連結部材3cを装着するとともに、図示していないが、端部連結部材3aを装着したのち、図20に示すように、補強部材4bの長孔44aを介して係止部本体37aが天板部44の上側に突出するように装着する。
つぎに、図20に示すように、一方の脚部45側から、ストッパ部72が、脚部45に当接し、係合溝部71aの最奥部まで、連結軸部37bが入り込むまで、係止部本体37aと、天板部44との間に嵌装部71を嵌装する。
すなわち、嵌装部71の嵌装によって、内側連結部材3cが脚部受け部34が脚部45の下端を受けて上方に引き上られた状態に固定される。
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形態では、天井面が、2枚の天井パネルを連結施工することによって形成されていたが、3枚以上の天井パネルを連結施工するようにしても構わない。なお、3枚以上の天井パネルを連結施工する場合、両端に配置される天井パネル以外の天井パネルは、幅方向の両側に連結部材装着部を設ければよい。
上記の実施の形態では、3つの内側連結部材がすべて同じであったが、脚部受け部の高さを天井パネルの中央部に向かって段階的に低くするようにしても構わない。
上記の実施の形態では、補強部材の脚部が長手方向全長にわたって設けられていたが、連結部材の脚部受け突起に受けられる部分にのみ間欠的に設けるようにしても構わない。
上記第1の実施の形態では、第2連結部材形成ピースにねじ孔が穿設されていなかったが、第2連結部材形成ピースにもねじ孔を設けて両連結部材形成ピースの上部カバー部を固定するようにしても構わない。
上記第1の実施の形態では、3つの内側連結部材に固定ねじの先端をねじ込むようにしていたが、最も中央部の内側連結部材のみでも構わない。
上記第1の実施の形態では、内側連結部材および端部連結部材が、それぞれ同一形状をした第1連結部材形成ピースあるいは第2連結部材形成ピースを嵌合することによって形成されるようになっていたが、部品点数が増えるものの、2つの異なる形状をした連結部材形成ピースを嵌合させるようにしても構わない。
上記の実施の形態では、補強部材の脚部が連結部材の脚部受け部に受けられるようになっていたが、補強部材の脚部の下端に天板部の幅方向外側に延出するフランジ部を設け、このフランジ部を天井面形成部に受けさせるようにしても構わない。
上記の実施の形態では、天井パネルと天井パネルとの連結部を乾式のシール材のみでシールするようになっていたが、湿式のシール材を併用するようにしても構わない。
上記の実施の形態では、全ての内側連結部材および端部連結部材を仮装着後、設定された連結保持位置にスライド移動させるようにしていたが、各連結部材を仮装着するごとにスライド移動させるようにしても構わないし、内側連結部材の設定された連結保持位置が点検口の近傍であれば仮装着なしに直接連結保持位置に装着し、端部連結部材のみ仮装着し、その後スライド移動させるようにしても構わない。
上記第2の実施の形態では、上部カバー部が点対称形状をしていてその中心軸が基準軸となっていたが、2つの挟着部が点対称に設けられていれば、上部カバー部は、点対称形状になっていなくても構わない。
A,B,C ユニットバス(ユニットルーム)
1 天井パネル
1a 天井パネル本体
1b 裏打ち材
11 天井面形成部
12 連結部材装着部
12a 立上り壁部
12b 連結部材係止部
13 壁パネル係合部
14 シール材
2a 内側連結部材
2b 端部連結部材
20 第1連結部材形成ピース
21 上部カバー形成部
21a 係合部
21b 係合凹部
21c スリット
21d ねじ受け溝
21e ねじ孔
22 係止部
22a 係止部本体
22b 係合突部
22c ガイド爪部
23 側カバー部
25 脚部受け部
24 挟着部
26 隙間が形成されている。
27 垂直リブ(脚部受け部)
28 ねじ
29 第2連結部材形成ピース
3a 内側連結部材
3b 端部連結部材
3c 内側連結部材
31 上部カバー部
31a ボルト挿通孔
32 脚部
33 挟着部
34 脚部受け部
37 係止部
37a 係止部本体
37b 連結軸部
4a 補強部材4a
41 脚部
4a、4b 補強部材
40、44 天板部
43 固定ねじ
42 ねじ孔
43 固定ねじ
44a 長孔
5 壁パネル(側壁構成部材)
51 シール部材51
6 支柱
7a ボルト
7b 蝶ナット
7c 引き上げ金具
71 嵌装部
72 ストッパ部
71a 係合溝部
Z 中心軸(基準軸)

Claims (8)

  1. 複数の天井パネルが連結されて天井面が形成されるユニットルームであって、
    前記天井パネルが、天井面形成部と、
    この天井面形成部の端縁から天井裏側に立ち上がる立上り壁部およびこの立上り壁部上端から前記パネル本体部に対して平行となるように形成された連結部材係止部とからなる連結部材装着部とを有し、
    隣接する2つの天井パネルが、前記立上り壁部同士を対面させた連結姿勢にされ、
    この連結姿勢の2つの前記立上り壁部が複数の連結部材によって、立上り壁部の長手方向の両端部を含む複数箇所で間欠的に連結保持されていて、
    前記連結部材は、それぞれ両天井パネルの立上り壁部を両側から挟み込むように設けられた挟着部によって両天井パネルを部分的に連結保持するとともに、両天井パネルが連結姿勢を保持した状態で着脱可能に形成されているとともに、前記挟着部が挟着状態の連結保持姿勢を保ちながら前記連結部材装着部の長手方向にスライド可能に形成されていることを特徴とするユニットルーム。
  2. 天井パネルのいずれか1つに点検口が設けられているとともに、両天井パネルの連結部材装着部に沿うように配置される補強部材を有し、
    前記点検口の近傍位置に装着された連結部材が少なくとも前記補強部材に支持固定されている請求項1に記載のユニットルーム。
  3. 補強部材が、帯状をした天板部と、この天板部の幅方向の両側から平行に延出する脚部を有し、両天井パネルの連結部材装着部を天板部によって上方から覆い、両脚部の間に少なくとも連結部材が挟まれるように配置される請求項2に記載のユニットルーム。
  4. 連結部材が、天井パネルの両端を連結する端部連結部材と、端部連結部材と端部連結部材との中間部を連結する内側連結部材とからなり、
    前記端部連結部材および内側連結部材は、その下端部に前記補強部材の脚部を下側から受ける脚部受け部を外側に突出するように両側にそれぞれ備えるとともに、
    内側連結部材の底面から内側連結部材の脚部受け部の上面までの高さが、端部連結部材の底面から端部連結部材その脚部受け部の上面までの高さより低くく形成されている請求項3に記載のユニットルーム。
  5. 連結部材が、係合手段を有し、係合手段の係合を解除することによって分離自在で、かつ、それぞれ一方の挟着部を有する2つの連結部材形成ピースからなり、
    両連結部材形成ピースは、一方の連結部材形成ピースが連結姿勢にある一方の天井パネルの連結部材装着部の連結部材係止部と天井面形成部との隙間に前記挟着部が入り込むように配置され、他方の連結部材形成ピースが前記一方の連結部材形成ピースとずれた位置で連結姿勢にある他方の天井パネルの連結部材装着部の連結部材係止部と天井面形成部との隙間に前記挟着部が入り込むように配置された状態にされたのち、一方の連結部材形成ピースを他方の連結部材形成ピース方向に連結部材装着部に沿って相対的にスライド移動させて連結保持状態にされる請求項1〜請求項4のいずれかに記載のユニットルーム。
  6. 連結部材が、連結姿勢にある両天井パネルの連結部材係止部を上側から覆うように配置される上部カバー部と、
    この上部カバー部の基準点を対称中心にして点対称位置に設けられた2つの挟着部とを有するとともに、
    両天井パネルの連結部材係止部上で前記上部カバー部を前記基準点を中心に、一方に回転させることによって、2つの挟着部が、前記連結部材係止部と天井面形成部間に嵌り込み、他方に回転させることによって、前記連結部材係止部と天井面形成部間から離脱するように形成されている請求項1〜請求項4のいずれかに記載のユニットルーム。
  7. 請求項2〜請求項6のいずれかに記載のユニットルームの天井パネルの連結施工方法であって、
    天井パネルの連結側の端縁部を除く端縁部をユニットルームの側壁構造材の上端に支持させた状態で各天井パネルを連結姿勢にしたのち、
    室内側からいずれか一方の天井パネルに設けられた点検口から作業者が天井裏に体を臨ませて、前記点検口の近傍の手の届く範囲で連結部材を連結状態に仮装着し、治具を用いて正常連結位置までスライドさせる工程を備えていることを特徴とする天井パネルの連結施工方法。
  8. 両面が粘着面となったテープ状のシール材を、一方の粘着面に離型テープを残した状態で、他方の粘着面を用いて一方に天井パネルの立上り壁部の長手方向全長にわたって貼着した状態で、一方の天井パネルの立上り壁部と他方の天井パネルの立上り壁部との間で前記離型テープを残した状態のシール材を、前記離型テープの長手方向の一端部または両端部を粘着面から離型させて、ユニットルームの室内側に突出させた状態に挟み込んで、両天井パネルを連結姿勢にし、少なくとも連結部材による連結施工完了後、前記室内側に突出する離型テープの端部を室内側に引っ張りながら前記離型テープを取り除く請求項7に記載の天井パネルの連結施工方法。
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