JP2014136557A - 車両用シートスライド装置、シートスライドレールの介在部材及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】介在部材40(40f)は、締結に用いられる貫通孔41を有してシートスライドレール5と車両フロアFとの間に介在される。また、介在部材40は、その第1の平坦面S1側に、車両フロアFに形成された位置決め孔42に挿入される位置決め突部43を有する。この位置決め突部43は、第2の平坦面S2に開口する中空部44を有して本体部40x(第1の平坦面S1)と一体に形成される。また、第1の平坦面S1における上記位置決め突部43の基端部分には、当該位置決め突部43の外周を囲む環状凹部45が形成される。そして、中空部44の開口端44aには、第2の平坦面S2に突出することなく、全周に亘って径方向内側に突出する環状突部48が形成される。
【選択図】図8
Description
即ち、位置決め突部が断面円形状の外形を有することによって、当該位置決め突部に交差する平面上の全方位(360°)、即ち車両フロア上の全方位について、その確実なスライドレールの位置決めを担保することができる。
上記構成によれば、位置決め突部にカバー部材を取着する際、その連通孔を介して、カバー部材内の空気を中空部側に排出することができる(エア抜き)。そして、これにより、そのカバー部材の取着作業を容易化することができる。
図1に示すように、車両用のシート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後端部2aに対して傾動自在に設けられたシートバック3とを備えている。そして、本実施形態の車両において、シート1は、車両フロアFに設けられた一対のシートスライドレール5上に支持されている。
次に、上記シートスライド装置31を構成するシートスライドレール5の固定構造について説明する。
具体的には、図5、図7及び図8に示すように、シートスライドレール5の下面を構成するロアレール7の底壁部11には、その長手方向両端部に、それぞれ、貫通孔36が形成されている。また、図7〜図9に示すように、各シートスライドレール5が載置される各梁部6(6f,6r)の頂部37には、それぞれ、上記シートスライドレール5側の各貫通孔36に対応する位置に貫通孔38が形成されている。即ち、上記ボルト33は、これら車両フロアF側及びシートスライドレール5側の貫通孔36,38に挿通される。そして、その螺子軸33aに螺着されたナット34とボルトヘッド33bとの間に生ずる締結力に基づいて、そのシートスライドレール5を車両フロアFに固定するようになっている。
次に、本実施形態における介在部材40(40f,40r)の製造方法について説明する。
(1)介在部材40(前方介在部材40f)は、両者間の締結に用いられる貫通孔41を有してシートスライドレール5と車両フロアFとの間に介在(共締め)される。また、介在部材40は、その貫通孔41の一端が開口する第1の平坦面S1に、車両フロアF(前方梁部6f)に形成された位置決め凹部としての位置決め孔42に挿入される位置決め突部43を有する。この位置決め突部43は、締結部となる介在部材40の本体部40x、詳しくは第1の平坦面S1と一体に形成される。更に、この位置決め突部43は、上記貫通孔41の他端が開口する第2の平坦面S2に開口する中空部44を有する。また、第1の平坦面S1における上記位置決め突部43の基端部分には、当該位置決め突部43の外周を囲む環状凹部45が形成される。そして、中空部44の開口端44aには、第2の平坦面S2に突出することなく、全周に亘って径方向内側に突出する環状突部48が形成される。
即ち、このようなカバー部材46を取着することによって、位置決め突部43の防錆効果が得られる。また、カバー部材46の基端に形成された鍔部46aについては、第1の平坦面S1に形成された上記環状凹部45内に収容することができる。そして、これにり、その鍔部46aの干渉を抑えて、精度良く、車両フロアFに対してシートスライドレール5を位置決めし、及び固定することができる。また、締結により環状凹部45の開口部が閉塞されることによって、そのカバー部材46の脱落を防止することができる。
即ち、塑性加工によって位置決め突部43を形成することにより、その位置決め突部43の形成に用いられた金型の押し型(跡)が当該位置決め突部43の中空部44になる。また、中空部44内の環状突部48は、環状凹部45の形成に伴い金属材料が中空部44の開口端44aに移動することによって形成される。そして、その塑性加工により環状突部48を形成する工程においては、金型により中空部44の開口端44aを押さえることで、その中空部44の開口端44aに移動する金属材料が第2の平坦面S2に「はみ出さない」ようにすることができる。従って、上記構成によれば、容易に、上記位置決め突部43、中空部44、環状凹部45、及び環状突部48を有した介在部材40(前方介在部材40f)を形成することができる。
・上記実施形態では、位置決め突部43(中空部44、環状凹部45及び環状突部48を含む)は、前方介在部材40f側に形成されることとした。しかし、これに限らず、後方介在部材40r側に形成される構成であってもよく、両方にあってもよい。
・上記実施形態では、介在部材40は、略平板状に形成されることした。しかし、これに限らず、締結部材としてのボルト33が挿通される貫通孔41の両端が開口する第1及び第2の平坦面S1,S2を有する締結部を備えるものであれば、その形状は任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、位置決め突部43は、略円柱状の外形を有することとした。しかし、位置決め突部43の形状については、位置決め凹部(位置決め孔42)の形状に対応するものであれば、任意に変更してもよい。例えば、断面多角形でもよい。そして、部分的に或いは全体的に錐形を有するものであってもよい。
・更に、図14に示すように、位置決め突部43の先端に、その中空部44に連通する連通孔49が形成される構成としてもよい。このように構成することで、位置決め突部43にカバー部材46を取着する際、その連通孔49を介して、カバー部材46内の空気を中空部44側に排出することができる(エア抜き)。そして、これにより、そのカバー部材46の取着作業を容易化することができる。
(イ)前記介在部材は、前記シートスライドレールと前記車両フロアとの間に共締めされるものであって、前記締結部の厚みは、前記車両フロアを被覆する被覆材の締結時における厚み以上であること、を特徴とする。これにより、被覆材が設けられた車両フロアについても、確実に、シートスライドレールを固定することができる。
Claims (7)
- スライド位置調整可能にシートを支持するシートスライドレールと、
第1及び第2の平坦面が形成され該第1及び第2の平坦面に締結部材が挿通される貫通孔が設けられた締結部を有するとともに前記シートスライドレールと車両フロアとの間に介在される介在部材と、を備え、
前記第1の平坦面には、該第1の平坦面と一体に、前記車両フロアに形成された位置決め凹部に挿入される位置決め突部が形成されるとともに、
前記位置決め突部は、前記第2の平坦面に開口する中空部を有し、
前記第1の平坦面における前記位置決め突部の基端部分には、該位置決め突部の外周を囲む環状凹部が形成され、且つ、
前記中空部の開口端には、前記第2の平坦面に突出することなく、全周に亘って径方向内側に突出する環状突部が形成された車両用シートスライド装置。 - 請求項1に記載の車両用シートスライド装置において、
前記位置決め突部は、断面円形状の外形を有して前記第1の平坦面に突設されること、
を特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両用シートスライド装置において、
前記位置決め突部には、基端に鍔部を有して前記位置決め突部の外表面を被覆するキャップ状のカバー部材が取着されること、を特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項3に記載の車両用シートスライド装置において、
前記位置決め突部の先端には、前記中空部に連通する連通孔が形成されること、
を特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の車両用シートスライド装置において、
前記位置決め突部、前記中空部、前記環状凹部及び前記環状突部は、塑性加工により形成されてなること、を特徴とする車両用シートスライド装置。 - 第1及び第2の平坦面が形成され該第1及び第2の平坦面に締結部材が挿通される貫通孔が設けられた締結部を有してシートスライドレールと車両フロアとの間に介在され、
前記第1の平坦面には、該第1の平坦面と一体に、前記車両フロアに形成された位置決め凹部に挿入される位置決め突部が形成されるとともに、
前記位置決め突部は、前記第2の平坦面に開口する中空部を有し、
前記第1の平坦面における前記位置決め突部の基端部分には、該位置決め突部の外周を囲む環状凹部が形成され、且つ、
前記中空部の開口端には、前記第2の平坦面に突出することなく、全周に亘って径方向内側に突出する環状突部が形成された
シートスライドレールの介在部材。 - 第1及び第2の平坦面が形成され該第1及び第2の平坦面に締結部材が挿通される貫通孔が設けられた締結部を有してシートスライドレールと車両フロアとの間に介在される介在部材について、
塑性加工により、前記車両フロアに形成された位置決め凹部に挿入される位置決め突部を前記第1の平坦面に形成するとともに該位置決め突部に前記第2の平坦面に開口する中空部を形成する工程と、
塑性加工により、前記第1の平坦面における前記位置決め突部の基端部分に該位置決め突部の外周を囲む環状凹部を形成するとともに前記中空部の開口端に前記第2の平坦面に突出することなく全周に亘って径方向内側に突出する環状突部を形成する工程と、
を備えるシートスライドレールの介在部材の製造方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016088351A (ja) * | 2014-11-06 | 2016-05-23 | 本田技研工業株式会社 | 車両用スライドシート構造 |
KR20190120294A (ko) | 2017-03-30 | 2019-10-23 | 가부시키가이샤 후지킨 | 유체 제어 기기 및 센서 보유지지 부재 |
Citations (2)
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JPS6344838U (ja) * | 1986-09-11 | 1988-03-25 | ||
JPH10236200A (ja) * | 1997-02-28 | 1998-09-08 | Daihatsu Motor Co Ltd | シートレッグカバー |
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