JP6015460B2 - 車両用シートスライド装置、シートスライドレールの介在部材及びその製造方法 - Google Patents

車両用シートスライド装置、シートスライドレールの介在部材及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両用シートスライド装置、シートスライドレールの介在部材及びその製造方法に関するものである。
従来、車両のシートスライドレールと車両フロアとの間には、スペーサやブラケット等の介在部材が介在されることが多い。例えば、特許文献1に記載のシートスライド装置は、車両フロアの上方にシートスライドレールを支持するブラケット(レッグ部材)を備えている。そして、そのブラケットは、当該ブラケット(の頂部)を貫通する締結部材(かしめピン)の締結力に基づいて、シートスライドレールの下面(ロアレールの下面)に固定されている。
また、この従来例では、そのブラケットとシートスライドレールとの締結に、当該シートスライドレールの延伸方向(車両前後方向)に並んで配置される二本の締結部材が用いられている。更に、これらの締結部材のうちの一方については、その軸部の先端が車両フロア側に向かって延びている。そして、その延伸された締結部材に位置決め突部(位置決めピン)としての機能を持たせることによって、簡素な構成にて、精度良く、その車両フロア上におけるシートスライドレールの位置決め(平面位置決め)を行うことができるようになっている。
特開2010−179688号公報
しかしながら、上記従来の構成では、その二本の締結部材を配設するために必要となる締結部位の大きさが設計上の制約になる。即ち、二本の締結部材を並置するためには、両締結部材間に、最低限、その両締結部材の頭部(ボルトヘッドやナット、或いはかしめ部等)同士が干渉しない程度の間隔を設定する必要がある。そして、これにより、シートスライドレール側及び車両フロア側についてもまた、その締結部位が拡大するという問題があることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、締結部位の拡大を回避しつつ、車両フロアに対して、精度良くシートスライドレールを位置決めし、及び確実に固定することのできる車両用シートスライド装置、シートスライドレールの介在部材及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決する車両用シートスライド装置は、スライド位置調整可能にシートを支持するシートスライドレールと、第1及び第2の平坦面が形成され該第1及び第2の平坦面に締結部材が挿通される貫通孔が設けられた締結部を有するとともに前記シートスライドレールと車両フロアとの間に介在される介在部材と、を備え、前記第1の平坦面には、該第1の平坦面と一体に、前記車両フロアに形成された位置決め凹部に挿入される位置決め突部が形成されるとともに、前記位置決め突部は、前記第2の平坦面に開口する中空部を有し、前記第1の平坦面における前記位置決め突部の基端部分には、該位置決め突部の外周を囲む環状凹部が形成され、且つ、前記中空部の開口端には、前記第2の平坦面に突出することなく、全周に亘って径方向内側に突出する環状突部が形成されたものであることが好ましい。
上記構成によれば、その締結部、詳しくは第1の平坦面と一体に位置決め突部が形成されるため、当該位置決め突部の基端部分に固定用の大径部(ナットやかしめ部等)を形成する必要がない。従って、当該位置決め突部を貫通孔に対してより近い位置に配置することができる。そして、これにより、締結部位の拡大を回避しつつ、容易に且つ精度良く、シートスライドレールを位置決めすることができる。また、シートスライドレール側に配置される第2の平坦面には、その位置決め突部に対応する位置に突出物(例えば、ボルトヘッド等)が形成されない。従って、シートスライドレールの下面に特別な加工を施すことなく、確実に当該シートスライドレールを固定することができる。
加えて、位置決め突部に中空部を形成することにより軽量化を図ることができる。そして、その開口端に環状突部を形成して開口径を狭めることにより、中空部内への異物の侵入を抑制することができる。
また、第1の平坦面における位置決め突部の基端部分に環状凹部を形成することにより、当該位置決め突部の基端部分、詳しくは第1の平坦面と同一の平面上に配置される部分においてもなお、その外径を一定に維持することができる。そして、特に、スペーサとしてシートスライドレールと車両フロアとの間に共締めされる介在部材においては、これにより、その高精度なシートスライドレールの位置決めと確実な締結とを担保することができる。
即ち、第1の平坦面と位置決め突部との境界部分が鋭角(例えば直角)となるように一体成形することは困難である。そして、これにより位置決め突部の基端部分に形成されるテーパ形状によって、その位置決め突部が正しく位置決め凹部に挿入されない可能性がある。しかしながら、上記構成によれば、このような問題の発生を回避することができる。そして、これにより、そのシートスライドレールのガタつきを抑制することによって、精度良く、車両フロアに対してシートスライドレールを位置決めし、及び固定することができる。
上記課題を解決する車両用シートスライド装置は、前記位置決め突部は、断面円形状の外形を有して前記第1の平坦面に突設されたものであることが好ましい。
即ち、位置決め突部が断面円形状の外形を有することによって、当該位置決め突部に交差する平面上の全方位(360°)、即ち車両フロア上の全方位について、その確実なスライドレールの位置決めを担保することができる。
上記課題を解決する車両用シートスライド装置は、前記位置決め突部には、基端に鍔部を有して前記位置決め突部の外表面を被覆するキャップ状のカバー部材が取着されるものであることが好ましい。
即ち、このようなカバー部材を取着することによって、位置決め突部の防錆効果が得られる。また、カバー部材の基端に形成された鍔部については、第1の平坦面に形成された上記環状凹部内に収容することができる。そして、これにより、その鍔部の干渉を抑えて、精度良く、車両フロアに対してシートスライドレールを位置決めし、及び固定することができる。また、締結により環状凹部の開口部が閉塞されることによって、そのカバー部材の脱落を防止することができる。
更に、その位置決め突部(介在部材)の材質に対して比較的軟質な素材(例えば、樹脂等)を用いてカバー部材を形成することにより、位置決め凹部に対し、そのカバー部材が取着された位置決め突部を隙間なく嵌合させることができる。そして、これにより、より確実にシートスライドレールを位置決めすることができる。また、そのシート荷重や車両振動等を要因とした位置決め突部と位置決め凹部との衝突音の発生を抑制することができる。
上記課題を解決する車両用シートスライド装置は、前記位置決め突部の先端には、前記中空部に連通する連通孔が形成されるものであることが好ましい。
上記構成によれば、位置決め突部にカバー部材を取着する際、その連通孔を介して、カバー部材内の空気を中空部側に排出することができる(エア抜き)。そして、これにより、そのカバー部材の取着作業を容易化することができる。
上記課題を解決する車両用シートスライド装置は、前記位置決め突部、前記中空部、前記環状凹部及び前記環状突部は、塑性加工により形成されてなるものであることが好ましい。
即ち、塑性加工によって位置決め突部を形成することにより、その位置決め突部の形成に用いられた金型の押し型(跡)が当該位置決め突部の中空部になる。また、中空部内の環状突部は、環状凹部の形成に伴い金属材料が中空部の開口端に移動することによって形成される。そして、その塑性加工により環状突部を形成する工程においては、金型により中空部の開口端を押さえることで、その中空部の開口端に移動する金属材料が第2の平坦面に「はみ出さない」ようにすることができる。従って、上記構成によれば、容易に、上記位置決め突部、中空部、環状凹部、及び環状突部を有した介在部材を形成することができる。
上記課題を解決するシートスライドレールの介在部材は、第1及び第2の平坦面が形成され該第1及び第2の平坦面に締結部材が挿通される貫通孔が設けられた締結部を有してシートスライドレールと車両フロアとの間に介在され、前記第1の平坦面には、該第1の平坦面と一体に、前記車両フロアに形成された位置決め凹部に挿入される位置決め突部が形成されるとともに、前記位置決め突部は、前記第2の平坦面に開口する中空部を有し、前記第1の平坦面における前記位置決め突部の基端部分には、該位置決め突部の外周を囲む環状凹部が形成され、且つ、前記中空部の開口端には、前記第2の平坦面に突出することなく、全周に亘って径方向内側に突出する環状突部が形成されたものであることが好ましい。
上記構成によれば、締結部位の拡大を回避しつつ、車両フロアに対して、精度良くシートスライドレールを位置決めし、及び確実に固定することのできるシートスライドレールの介在部材を提供することができる。
上記課題を解決するシートスライドレールの介在部材の製造方法は、第1及び第2の平坦面が形成され該第1及び第2の平坦面に締結部材が挿通される貫通孔が設けられた締結部を有してシートスライドレールと車両フロアとの間に介在される介在部材について、塑性加工により、前記車両フロアに形成された位置決め凹部に挿入される位置決め突部を前記第1の平坦面に形成するとともに該位置決め突部に前記第2の平坦面に開口する中空部を形成する工程と、塑性加工により、前記第1の平坦面における前記位置決め突部の基端部分に該位置決め突部の外周を囲む環状凹部を形成するとともに前記中空部の開口端に前記第2の平坦面に突出することなく全周に亘って径方向内側に突出する環状突部を形成する工程と、を備えるものであることが好ましい。
上記構成によれば、締結部位の拡大を回避しつつ、車両フロアに対して、精度良くシートスライドレールを位置決めし、及び確実に固定することのできるシートスライドレールの介在部材を、容易に製造することができる。
本発明によれば、締結部位の拡大を回避しつつ、車両フロアに対して、精度良くシートスライドレールを位置決めし、及び確実に固定することができる。
シートスライド装置及び当該シートスライド装置の上方に支持されたシートの斜視図。 シートスライド装置及び当該シートスライド装置の上方に支持されたシートの側面図。 シートスライド装置の斜視図。 シートスライド装置の側面図。 シートスライドレールの平面図。 シートスライドレールの断面図。 シートスライドレールの固定部を示す断面図。 シートスライドレールの固定部を示す拡大断面図。 車両フロア及び当該車両フロアに形成された梁部を示す斜視図。 介在部材の斜視図。 介在部材の平面図。 介在部材の断面図。 介在部材の製造方法を示すフローチャート。 別例の介在部材の断面図。
以下、車両用シートスライド装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両用のシート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後端部2aに対して傾動自在に設けられたシートバック3とを備えている。そして、本実施形態の車両において、シート1は、車両フロアFに設けられた一対のシートスライドレール5上に支持されている。
詳述すると、図1及び図2に示すように、本実施形態の車両フロアFには、その車幅方向(図2中、紙面に直交する方向)に延びる一対の梁部6(6f,6r)が形成されている。具体的には、これらの梁部6は、上方(図2中、上側)に向かって膨出する態様で形成されている。そして、各シートスライドレール5は、これらの梁部6(6f,6r)に掛け渡されるようにして車両フロアFに固定されている。
図2〜図5に示すように、シートスライドレール5は、上記各梁部6(6f,6r)に固定されたロアレール7と、このロアレール7上を車両前後方向に相対移動可能に設けられたアッパレール8とを備えている。
図6に示すように、ロアレール7は、略平板状に形成されることにより車両フロアF(梁部6)との固定部位置を構成する底壁部11と、この底壁部11の幅方向(図6中、左右方向)両端に立設された外壁部12と、を備えている。また、これら各外壁部12の上端(図6中、上側の端部)には、それぞれ幅方向内側に向かって延びるフランジ状の上壁部13が形成されている。そして、これら各上壁部13の先端には、それぞれ下側に向かって折り返された折り返し部14が形成されている。
一方、アッパレール8は、幅方向に対向して配置された一対の側壁部15を備えている。また、これらの側壁部15の上端は、板状の上壁部16によって接続されている。そして、各側壁部15の下端には、それぞれ、各側壁部15の幅方向外側に向かって折り返された折曲部17が形成されている。
本実施形態のアッパレール8は、その一対の側壁部15及び上壁部16が形成する断面略コ字状をなす本体部18が、ロアレール7側の両折り返し部14間に配置されるように、同ロアレール7に装着される。また、アッパレール8の各折曲部17は、それぞれ、その幅方向に対向するロアレール7の各外壁部12に沿うように各側壁部15の下端から上側に向かって延設されている。更に、各折曲部17には、そのロアレール7側の底壁部11と各外壁部12との接続部(湾曲凹面Sc)に対向する位置、及び各外壁部12と各上壁部13との接続部(湾曲凹面Sd)に対向する位置に、それぞれ、アッパレール8の延伸方向に沿って伸びる湾曲凹面Sa,Sbが形成されている。そして、本実施形態では、これらアッパレール8側の各湾曲凹面Sa,Sbと、上記ロアレール7側の各接続部の湾曲形状が形成する湾曲凹面Sc,Sdとの間には、それぞれボール状の転動体20が介在されている。
即ち、これらの転動体20は、ロアレール7とアッパレール8との間の相対移動に基づいて、アッパレール8側の各湾曲凹面Sa,Sb及びロアレール7側の各湾曲凹面Sc,Sdを転動面として、当該各転動面上に形成されるロアレール7及びアッパレール8の延伸方向に沿った軌道上を転動する。尚、本実施形態では、各転動体20は、当該各転動体20とともに各転動路に配置された長尺棒状の保持部材(図示略)によって、そのシートスライドレール5の延伸方向(長手方向)に隣合う転動体20との間隔が保持されている。そして、本実施形態では、これにより、その延伸方向に沿ったロアレール7とアッパレール8との間の円滑な相対移動が確保されるようになっている。
図1及び図2に示すように、本実施形態では、シート1は、リフト機構30を介して各アッパレール8に固定されている。具体的には、本実施形態のリフト機構30は、その上端部分がシートクッション2の骨格を構成するサイドフレーム22に連結されている。そして、その上方に支持するシート1とともにアッパレール8がロアレール7上を摺動することによって、車両前後方向におけるシート位置(スライド位置)を調整可能なシートスライド装置31が形成されるようになっている。
尚、本実施形態のシートスライド装置31は、ロアレール7に対するアッパレール8の相対移動を規制可能なロック機構(図示略)を備えており、上記のようなスライド位置調整は、そのロック機構による規制(シートスライドロック)を解除することにより行われる。また、リフト機構30は、リンク機構(4リンク式)を用いた周知の構成を有している。そして、シート1の乗員は、そのリフト機構30の機能を利用することにより、上下方向におけるシート位置調整を行うことが可能となっている。
(シートスライドレールの固定構造)
次に、上記シートスライド装置31を構成するシートスライドレール5の固定構造について説明する。
図7及び図8に示すように、本実施形態では、各シートスライドレール5は、それぞれ、締結部材としてのボルト33及びナット34を用いて車両フロアFに締結されている。
具体的には、図5、図7及び図8に示すように、シートスライドレール5の下面を構成するロアレール7の底壁部11には、その長手方向両端部に、それぞれ、貫通孔36が形成されている。また、図7〜図9に示すように、各シートスライドレール5が載置される各梁部6(6f,6r)の頂部37には、それぞれ、上記シートスライドレール5側の各貫通孔36に対応する位置に貫通孔38が形成されている。即ち、上記ボルト33は、これら車両フロアF側及びシートスライドレール5側の貫通孔36,38に挿通される。そして、その螺子軸33aに螺着されたナット34とボルトヘッド33bとの間に生ずる締結力に基づいて、そのシートスライドレール5を車両フロアFに固定するようになっている。
尚、本実施形態では、ロアレール7(の底壁部11)の長手方向両端部には、それぞれ、上記各貫通孔36が形成された部分を含んで車両フロアF側(図8中、下側)に膨出する座出し部39が形成されている。そして、各ボルト33は、そのボルトヘッド33bが座出し部39の内側に配置されるようにして、各貫通孔36,38に取着されるようになっている。
ここで、図7及び図8に示すように、本実施形態では、車両フロアFには、当該車両フロアFを被覆する被覆材として、カーペットCが敷設されている。そして、図3、図4、図7及び図8に示すように、上記シートスライドレール5と車両フロアFとの間には、このカーペットCの厚みに対応するスペーサとして機能する介在部材40(40f,40r)が共締めされている。
詳述すると、図10〜図12に示すように、車両フロアFの車両前方側に位置する前方梁部6fに対応した前方介在部材40f、及び車両後方側に位置する後方梁部6r側に設対応した後方介在部材40rは、ともに、締結により圧縮された状態におけるカーペットCの厚みD0と略同じ厚み(本体部40xの厚み)D1を有した略平板状に形成されている。尚、より詳しくは、各介在部材40(40f,40r)の厚みD1は、カーペットCにおける圧縮可能な厚みよりも僅かに大きな値に設定されている。そして、これらの介在部材40(40f,40r)には、それぞれ、上記各ボルト33が挿通される貫通孔41が形成されている。
また、図8及び図9に示すように、本実施形態では、前方梁部6fについては、その頂部37に設けられた貫通孔38の近傍に、位置決め凹部としての位置決め孔42が形成されている。そして、この前方梁部6fに対応する前方介在部材40fには、その締結部となる本体部40xと一体に、上記位置決め孔42内に挿入されることによりシートスライドレール5を位置決め可能な位置決め突部43が形成されている。
さらに詳述すると、図8及び図12に示すように、上記のように略平板状に形成された前方介在部材40f(の本体部40x)は、上記各ボルト33が挿通される貫通孔41の両端が開口する第1及び第2の平坦面S1,S2を有している。そして、位置決め突部43は、これら第1及び第2の平坦面S1,S2のうち、車両フロアF側に配置される第1の平坦面S1に形成されている。
図8及び図9に示すように、本実施形態では、前方梁部6f側の位置決め孔42は、円形状に形成されている。そして、図3及び図12に示すように、本実施形態の位置決め突部43は、その位置決め孔42に対応する略円柱状の外形を有している。尚、位置決め突部43の先端は、半球状の丸みを有している。
また、図12に示すように、本実施形態の位置決め突部43は、第2の平坦面S2に開口する中空部44を有している。そして、この中空部44は、位置決め突部43内において、その軸線(突出方向、図12中、上下方向)に沿うように延設されている。
更に、第1の平坦面S1における位置決め突部43の基端部分には、当該位置決め突部43の外周を囲む円環状の環状凹部45が形成されている。ここで、図3及び図8に示すように、本実施形態では、位置決め突部43には、基端に鍔部46aを有して位置決め突部43の外表面43sを被覆するキャップ状のカバー部材46が取着される。尚、本実施形態では、このカバー部材46は、軟質の樹脂により形成されている。そして、その基端から径方向外側に拡開する鍔部46aは、上記環状凹部45内に収容されるようになっている。
また、図12に示すように、本実施形態では、位置決め突部43の外径R1は、その上記カバー部材46を装着した状態における外径R1´が、位置決め孔42の直径R0と略等しくなるように設定されている。そして、この外径R1は、上記環状凹部45の形成によって、その基端部分、詳しくは第1の平坦面S1と同一の平面上に配置される部分においてもなお、その値が一定に維持されるようになっている。
更に、位置決め突部43の内部に形成された上記中空部44の開口端44aには、当該中空部44が開口する第2の平坦面S2に突出することなく(はみ出すことなく)、その全周に亘って径方向内側に突出する環状突部48が形成されている。そして、これにより、その中空部44の開口径R3は、中空部44の内径R2よりも小さくなっている。
(介在部材の製造方法)
次に、本実施形態における介在部材40(40f,40r)の製造方法について説明する。
本実施形態では、上記介在部材40(40f,40r)は、金属の板材(図示略)を素材として形成される。そして、上記前方介在部材40fの位置決め突部43、中空部44、環状凹部45、及び環状突部48は、その素材とする板材を塑性変形させることにより形成される。
詳述すると、図13のフローチャートに示すように、各介在部材40の製造は、先ず、素材とする板材の前方介在部材40fとなる部分を塑性加工、詳しくは絞り加工(プレス絞り加工)することにより行われる。
具体的には、先ず、第1の平坦面S1に突出する位置決め突部43を形成する工程が行われる。そして、本実施形態では、この位置決め突部43を形成する工程において、当該位置決め突部43内に第2の平坦面S2に開口する中空部44が形成される(ステップ101)。
次に、同じく絞り加工によって、第1の平坦面S1における位置決め突部43の基端部分に環状凹部45を形成する工程が行われる。そして、本実施形態では、この環状凹部45を形成する工程において、上記中空部44の開口端44aに環状突部48が形成される(ステップ102)。
即ち、位置決め突部43の中空部44は、当該位置決め突部43の形成に用いられた金型の押し型(跡)である。また、中空部44内の環状突部48は、絞り加工による環状凹部45の形成に伴い金属材料が中空部44の開口端44aに移動することによって形成される。そして、本実施形態では、その塑性変形により移動する金属材料が第2の平坦面S2に「はみ出さない」ように、金型により中空部44の開口端44aを押さえた状態で、環状凹部45の形成が行われる。
また、本実施形態では、このようにして前方介在部材40fとなる部分に位置決め突部43及び環状凹部45を形成した後、打ち抜き加工により、その外周形状、即ち前方介在部材40f及び後方介在部材40rとしての外形(本体部40xの外形)が整えられる。尚、本実施形態では、これらの各介在部材40を厚み方向に貫通する貫通孔41もまた、この時の打ち抜き加工により形成される(ステップ103)。そして、その後、前方介在部材40fとなる部分と後方介在部材40rとなる部分とを切り離すことによって、前後一対の介在部材40(40f,40r)が形成されるようになっている(ステップ104)。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)介在部材40(前方介在部材40f)は、両者間の締結に用いられる貫通孔41を有してシートスライドレール5と車両フロアFとの間に介在(共締め)される。また、介在部材40は、その貫通孔41の一端が開口する第1の平坦面S1に、車両フロアF(前方梁部6f)に形成された位置決め凹部としての位置決め孔42に挿入される位置決め突部43を有する。この位置決め突部43は、締結部となる介在部材40の本体部40x、詳しくは第1の平坦面S1と一体に形成される。更に、この位置決め突部43は、上記貫通孔41の他端が開口する第2の平坦面S2に開口する中空部44を有する。また、第1の平坦面S1における上記位置決め突部43の基端部分には、当該位置決め突部43の外周を囲む環状凹部45が形成される。そして、中空部44の開口端44aには、第2の平坦面S2に突出することなく、全周に亘って径方向内側に突出する環状突部48が形成される。
上記構成によれば、その締結部となる介在部材40の本体部40x、詳しくは第1の平坦面S1と一体に位置決め突部43が形成されるため、当該位置決め突部43の基端部分に固定用の大径部(ナットやかしめ部等)を形成する必要がない。従って、その位置決め突部43を貫通孔36に対してより近い位置に配置することができる。そして、これにより、シートスライドレール5側の締結部位の拡大を回避しつつ、容易に且つ精度良く、シートスライドレール5を位置決めすることができる。
特に、シートスライドレール5側については、その下面となるロアレール7上を相対移動するアッパレール8に対し、ボルトヘッド33bが干渉しないように、そのロアレールの底部が「座出し」されている(座出し部39)。即ち、その底部の一部分を車両フロアF側に膨出させて、内側にボルトヘッド33bを配置することにより、アッパレール8との接触を回避する構成となっている。しかしながら、従来技術のように、その締結部材二本(の頭部)を収容可能な大きな座出し部39を形成した場合、ロアレール7の剛性低下を招くおそれがある。
この点、上記構成によれば、その座出し部39の大きさは、一のボルト33を配置可能な程度に抑えられる。そして、これにより、上記のような、大きな座出し部39を形成することにより生ずる問題を回避することができる。
また、シートスライドレール5側に配置される第2の平坦面S2には、その位置決め突部43に対応する位置に突出物(例えば、ボルトヘッド等)が形成されない。従って、シートスライドレール5の下面(ロアレール7の底壁部11)に特別な加工を施すことなく、確実に当該シートスライドレール5を固定することができる。
加えて、位置決め突部43に中空部44を形成することにより軽量化を図ることができる。そして、その開口端44aに環状突部48を形成して開口径R3を狭めることにより、中空部44内への異物の侵入を抑制することができる。
また、第1の平坦面S1における位置決め突部43の基端部分に環状凹部45を形成することにより、当該位置決め突部43の基端部分、詳しくは第1の平坦面S1と同一の平面上に配置される部分においてもなお、その外径R1を一定に維持することができる。そして、特に、シートスライドレール5と車両フロアFとの間に共締めされる介在部材40(40f)においては、これにより、その高精度なシートスライドレール5の位置決めと確実な締結とを担保することができる。
即ち、第1の平坦面S1と位置決め突部43との境界部分が鋭角(例えば直角)となるように一体成形することは困難である。そして、これにより位置決め突部43の基端部分に形成されるテーパ形状(R形状)によって、その位置決め突部43が正しく位置決め孔42に挿入されない可能性がある。
しかしながら、上記構成によれば、このような問題の発生を回避することができる。そして、これにより、そのシートスライドレール5のガタつきを抑制することによって、精度良く、車両フロアFに対してシートスライドレール5を位置決めし、及び固定することができる。
(2)位置決め突部43は、その位置決め孔42に対応する略円柱状の外形を有する。即ち、このように位置決め突部43が断面円形状の外形を有することによって、当該位置決め突部43に交差する平面上の全方位(360°)、即ち車両フロアF上の全方位について、その確実なシートスライドレール5の位置決めを担保することができる。
(3)位置決め突部43には、基端に鍔部46aを有して当該位置決め突部43の外表面43sを被覆するキャップ状のカバー部材46が取着される。
即ち、このようなカバー部材46を取着することによって、位置決め突部43の防錆効果が得られる。また、カバー部材46の基端に形成された鍔部46aについては、第1の平坦面S1に形成された上記環状凹部45内に収容することができる。そして、これにり、その鍔部46aの干渉を抑えて、精度良く、車両フロアFに対してシートスライドレール5を位置決めし、及び固定することができる。また、締結により環状凹部45の開口部が閉塞されることによって、そのカバー部材46の脱落を防止することができる。
更に、その位置決め突部43(介在部材40)の材質(金属)に対して比較的軟質な素材(樹脂等)を用いてカバー部材46を形成することにより、位置決め孔42に対し、そのカバー部材46が取着された位置決め突部43を隙間なく嵌合させることができる。そして、これにより、より確実にシートスライドレール5を位置決めすることができる。また、そのシート荷重や車両振動等を要因とした位置決め突部43と位置決め孔42との衝突音の発生を抑制することができる。
(4)位置決め突部43、中空部44、環状凹部45、及び環状突部48は、塑性加工(絞り加工)により形成される。
即ち、塑性加工によって位置決め突部43を形成することにより、その位置決め突部43の形成に用いられた金型の押し型(跡)が当該位置決め突部43の中空部44になる。また、中空部44内の環状突部48は、環状凹部45の形成に伴い金属材料が中空部44の開口端44aに移動することによって形成される。そして、その塑性加工により環状突部48を形成する工程においては、金型により中空部44の開口端44aを押さえることで、その中空部44の開口端44aに移動する金属材料が第2の平坦面S2に「はみ出さない」ようにすることができる。従って、上記構成によれば、容易に、上記位置決め突部43、中空部44、環状凹部45、及び環状突部48を有した介在部材40(前方介在部材40f)を形成することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、位置決め突部43(中空部44、環状凹部45及び環状突部48を含む)は、前方介在部材40f側に形成されることとした。しかし、これに限らず、後方介在部材40r側に形成される構成であってもよく、両方にあってもよい。
・また、介在部材40の数は、一つでも3つ以上でもよい。そして、その中に少なくとも一つ以上、位置決め突部43を有するものが含まれていればよい。
・上記実施形態では、介在部材40は、略平板状に形成されることした。しかし、これに限らず、締結部材としてのボルト33が挿通される貫通孔41の両端が開口する第1及び第2の平坦面S1,S2を有する締結部を備えるものであれば、その形状は任意に変更してもよい。
・また、介在部材は、必ずしも、上記実施形態における介在部材40のように、スペーサとしてシートスライドレール5と車両フロアFとの間に共締めされるものでなくともよい。例えば、その締結部から下方に延びる脚部を有して車両フロアFの上方にシートスライドレール5を支持するブラケットのような形状を有するものについても、これを排除しない。即ち、このような構成であっても、少なくともシートスライドレール5側については、その締結部位(座出し部39)の拡大を回避することができる。そして、その位置決め突部を車両フロアF側の位置決め凹部に挿入することによって、精度良くシートスライドレール5を位置決めし、及び確実に固定することができる。
・上記実施形態では、介在部材40の貫通孔41には、締結部材としてのボルト33の軸部(螺子軸33a)が挿入される。そして、その螺子軸33aに螺着されたナット34とボルトヘッド33bとの間に生ずる締結力に基づいて、シートスライドレール5を車両フロアFに固定することした。しかし、これに限らず、車両フロアFにボルト33の螺子軸33aが螺合する螺子孔が形成された構成であってもよい。そして、ボルト33以外の締結部材として、例えば、リベット等を用いる構成についても、これを排除しない。
・上記実施形態では、車両フロアFには、一対の梁部6(6f,6r)が形成される。そして、各シートスライドレール5は、これらの梁部6(6f,6r)に掛け渡されるようにして車両フロアFに固定されることとした。しかし、これに限らず、このような梁部6を有しない構成であってもよい。但し、その梁部6の頂部37を車両フロアF側の締結部位とする場合、その締結部位の拡大が難しい。このため、上記実施形態のような構成に適用することで、より顕著な効果を得ることができる。
・上記実施形態では、位置決め凹部として、位置決め孔42を車両フロアFに形成することしたが、必ずしも貫通孔である必要はなく、底部を有する「穴」であってよい。
・上記実施形態では、位置決め突部43は、略円柱状の外形を有することとした。しかし、位置決め突部43の形状については、位置決め凹部(位置決め孔42)の形状に対応するものであれば、任意に変更してもよい。例えば、断面多角形でもよい。そして、部分的に或いは全体的に錐形を有するものであってもよい。
・上記実施形態では、位置決め突部43には、基端に鍔部46aを有して当該位置決め突部43の外表面43sを被覆するキャップ状のカバー部材46が取着されることとした。しかし、これに限らず、このようなカバー部材46が取着されない構成であってもよい。
・また、カバー部材46の材質については、例えば、ゴムを用いる等、任意に変更してもよい。
・更に、図14に示すように、位置決め突部43の先端に、その中空部44に連通する連通孔49が形成される構成としてもよい。このように構成することで、位置決め突部43にカバー部材46を取着する際、その連通孔49を介して、カバー部材46内の空気を中空部44側に排出することができる(エア抜き)。そして、これにより、そのカバー部材46の取着作業を容易化することができる。
・上記実施形態では、位置決め突部43、中空部44、環状凹部45、及び環状突部48は、絞り加工により形成されることとした。しかし、必ずしも厳密な絞り加工に限るものではなく、塑性加工、例えば、プレス加工や鍛造等、によって、位置決め突部43、中空部44、環状凹部45、及び環状突部48を形成する構成であってもよい。
・また、上記実施形態では、貫通孔41は、打ち抜き加工によって、その介在部材40(40f,40r)としての外周形状を整える際に、同時に形成されることとした。しかし、この貫通孔41を形成するタイミングは、任意に変更してもよい。例えば、前方介在部材40fと後方介在部材40rとを切り離した後、それぞれについて貫通孔41を形成する構成であってもよい。そして、外周形状を整えるタイミングについてもまた、任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、シート1は、リフト機構30を介して各アッパレール8に固定されることとしたが、このようなリフト機構30を介することなくシートスライドレール5上に支持される構成であってもよい。
・上記実施形態では、ロアレール7(の底壁部11)の長手方向両端部には、座出し部39が形成されることとしたが、このような座出し部39が形成されないシートスライドレールに適用してもよい。
・上記実施形態では、介在部材40(の本体部40x)の厚みD1は、締結により圧縮された状態におけるカーペットCの厚みD0と略同じ厚み、詳しくは、カーペットCにおける圧縮可能な厚みよりも僅かに大きな値に設定されることとした。しかし、これに限らず、その締結部を構成する本体部40xの厚みD1は、変更してもよい。但し、被覆材としてのカーペットCの締結時における厚みD0以上であることが望ましい。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)前記介在部材は、前記シートスライドレールと前記車両フロアとの間に共締めされるものであって、前記締結部の厚みは、前記車両フロアを被覆する被覆材の締結時における厚み以上であること、を特徴とする。これにより、被覆材が設けられた車両フロアについても、確実に、シートスライドレールを固定することができる。
1…シート、5…シートスライドレール、6…梁部、6f…前方梁部、6r…後方梁部、7…ロアレール、8…アッパレール、11…底壁部、33…ボルト、33a…螺子軸、33b…ボルトヘッド、34…ナット、36…貫通孔、37…頂部(締結部位)、38…貫通孔、39…座出し部(締結部位)、40…介在部材、40x…本体部(締結部)、40f…前方介在部材、40r…後方介在部材、41…貫通孔、42…位置決め孔(位置決め凹部)、43…位置決め突部、43s…外表面、44…中空部、44a…開口端、45…環状凹部、46…カバー部材、46a…鍔部、48…環状突部、49…連通孔、F…車両フロア、S1…第1の平坦面、S2…第2の平坦面、C…カーペット(被覆材)、D0,D1…厚み、R0…直径、R1,R1´…外径、R2…内径、R3…開口径。

Claims (7)

  1. スライド位置調整可能にシートを支持するシートスライドレールと、
    第1及び第2の平坦面が形成され該第1及び第2の平坦面に締結部材が挿通される貫通孔が設けられた締結部を有するとともに前記シートスライドレールと車両フロアとの間に介在される介在部材と、を備え、
    前記第1の平坦面には、該第1の平坦面と一体に、前記車両フロアに形成された位置決め凹部に挿入される位置決め突部が形成されるとともに、
    前記位置決め突部は、前記第2の平坦面に開口する中空部を有し、
    前記第1の平坦面における前記位置決め突部の基端部分には、該位置決め突部の外周を囲む環状凹部が形成され、且つ、
    前記中空部の開口端には、前記第2の平坦面に突出することなく、全周に亘って径方向内側に突出する環状突部が形成された車両用シートスライド装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記位置決め突部は、断面円形状の外形を有して前記第1の平坦面に突設されること、
    を特徴とする車両用シートスライド装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記位置決め突部には、基端に鍔部を有して前記位置決め突部の外表面を被覆するキャップ状のカバー部材が取着されること、を特徴とする車両用シートスライド装置。
  4. 請求項3に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記位置決め突部の先端には、前記中空部に連通する連通孔が形成されること、
    を特徴とする車両用シートスライド装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の車両用シートスライド装置において、
    前記位置決め突部、前記中空部、前記環状凹部及び前記環状突部は、塑性加工により形成されてなること、を特徴とする車両用シートスライド装置。
  6. 第1及び第2の平坦面が形成され該第1及び第2の平坦面に締結部材が挿通される貫通孔が設けられた締結部を有してシートスライドレールと車両フロアとの間に介在され、
    前記第1の平坦面には、該第1の平坦面と一体に、前記車両フロアに形成された位置決め凹部に挿入される位置決め突部が形成されるとともに、
    前記位置決め突部は、前記第2の平坦面に開口する中空部を有し、
    前記第1の平坦面における前記位置決め突部の基端部分には、該位置決め突部の外周を囲む環状凹部が形成され、且つ、
    前記中空部の開口端には、前記第2の平坦面に突出することなく、全周に亘って径方向内側に突出する環状突部が形成された
    シートスライドレールの介在部材。
  7. 第1及び第2の平坦面が形成され該第1及び第2の平坦面に締結部材が挿通される貫通孔が設けられた締結部を有してシートスライドレールと車両フロアとの間に介在される介在部材について、
    塑性加工により、前記車両フロアに形成された位置決め凹部に挿入される位置決め突部を前記第1の平坦面に形成するとともに該位置決め突部に前記第2の平坦面に開口する中空部を形成する工程と、
    塑性加工により、前記第1の平坦面における前記位置決め突部の基端部分に該位置決め突部の外周を囲む環状凹部を形成するとともに前記中空部の開口端に前記第2の平坦面に突出することなく全周に亘って径方向内側に突出する環状突部を形成する工程と、
    を備えるシートスライドレールの介在部材の製造方法。
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