JP2014135826A - 制御システム、工作機械、サーボモータ制御装置及び位置情報送受信方法 - Google Patents

制御システム、工作機械、サーボモータ制御装置及び位置情報送受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】制御指令装置がサーボモータの駆動により移動する対象の位置情報を確認することができる制御システム、工作機械、サーボモータ制御装置及び位置情報送受信方法を提供する。
【解決手段】X軸駆動制御部21の位置検知部35にて検知したXステージの位置情報を、CPU31が取得してRAM33に記憶すると共に、上位ビット情報及び下位ビット情報に2分割する。CPU31は、分割した上位ビット情報の変化の有無を判定し、変化の有無に応じてNEXT信号をトグルさせる。CPU31は、制御装置10からのRN信号の信号レベルに応じて上位ビット情報又は下位ビット情報のいずれか一方をMONI信号として制御部10へ送信する。制御部10は、X軸駆動制御部21からのNEXT信号に応じて上位ビット情報又は下位ビット情報を選択し、RN信号を送信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、サーボモータを駆動して対象を移動させる制御を行う制御システム、この制御システムを搭載した工作機械、制御システムの構成要素であるサーボモータ制御装置、及び、複数の装置間で対象の位置情報を送受信する位置情報送受信方法に関する。
特許文献1には、制御対象を駆動制御する位置決め装置に対して指令パルスを出力するサーボ系制御装置の位置決め制御用パルス発生器が記載されている。パルス発生器は、複数の停止位置データをメモリに記憶し、停止位置データを設定する設定器を有する。パルス発生器は、上位装置と複数の信号線にて接続され、上位装置から与えられる信号に応じて位置決め装置に対する指令パルスを出力する。上位装置から自動運転モード指定信号が与えられた場合、パルス発生器は、位置決めポイント指定信号、スタート指令信号及び位置決め完了信号により自動運転処理を行う。上位装置からプログラムモード指定信号が与えられた場合、パルス発生器は、上位装置との間に設けられた複数の信号線を、転送データ信号、書込信号及び書込完了信号用に使用して、停止位置データの転送処理を行う。
特開平4−7609号公報
特許文献1に記載のパルス発生器は、上位装置から与えられる位置決めポイント指定信号にて指定された停止位置へ制御対象を移動させるべく、位置決め装置に対して指令パルスを出力する。上位装置は、スタート指令信号により制御対象の移動を開始させた後、パルス発生器からの位置決め完了信号により移動完了を確認することができる。しかしながら、パルス発生器から上位装置へ与えられる信号は位置決め完了信号のみである。このため上位装置では、制御対象の位置を詳細に確認することができなかった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、サーボモータを駆動して対象を移動させる制御を行うサーボモータ制御装置及びこの装置へ指令を与える制御指令装置を含む制御システムにて、制御指令装置が対象の位置情報を確認することができる制御システムを提供することにある。また他の目的とするところは、この制御システムを搭載した工作機械、制御システムを構成するサーボモータ制御装置、及び、制御システムを構成する装置間で対象の位置情報を送受信する位置情報送受信方法を提供することにある。
本発明に係る制御システムは、サーボモータを駆動して対象を移動させる駆動部、前記対象の位置を検知する位置検知部、及び、前記対象の移動の目標位置を複数記憶する目標位置記憶部を有するサーボモータ制御装置と、前記目標位置記憶部に記憶された複数の目標位置のいずれかを指定した移動指令を前記サーボモータ制御装置へ送信する移動指令送信部を有する制御指令装置とを備え、該制御指令装置が送信した移動指令に応じて、前記サーボモータ制御装置が前記対象を目標位置へ移動させる制御を行う制御システムにおいて、前記サーボモータ制御装置は、前記位置検知部が検知した位置の情報を記憶する位置情報記憶部と、前記位置検知部が検知した位置の情報を複数に分割する位置情報分割部と、該位置情報分割部が分割した複数の情報のうちの一又は複数について、前記位置情報記憶部に記憶した以前の情報に対する変化の有無を判定する情報変化判定部と、前記制御指令装置からの選択指令に応じて、前記位置情報分割部が分割した複数の情報のいずれか一つを前記制御指令装置へ送信する分割情報送信部と、前記情報変化判定部の変化判定結果を前記制御指令装置へ送信する変化判定結果送信部とを有し、前記制御指令装置は、前記サーボモータ制御装置からの変化判定結果に応じて、前記サーボモータ制御装置が送信する分割された複数の情報のいずれか一つを選択する選択指令を送信する選択指令送信部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る制御システムは、前記位置検知部が検知した位置に係る情報が、複数ビットのデジタル情報であり、前記位置情報分割部は、前記デジタル情報を上位ビット情報及び下位ビット情報に2分割し、前記情報変化判定部は、前記上位ビット情報の変化の有無を判定し、前記制御指令装置は、前記選択指令送信部にて前記下位ビット情報を選択する選択指令を送信して、前記サーボモータ制御装置から送信される前記下位ビット情報を受信し、前記サーボモータ制御装置からの変化判定結果に基づき、前記上位ビット情報が変化している場合に、前記選択指令送信部にて前記上位ビット情報を選択する選択指令を送信して、前記サーボモータ制御装置から送信される前記上位ビット情報を受信するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る制御システムは、前記制御指令装置が、前記サーボモータ制御装置による前記対象の位置検知結果の取得タイミングを指令する取得タイミング指令送信部を有し、前記サーボモータ制御装置は、前記制御指令装置からの取得タイミングの指令に応じて、前記位置検知部が検知した位置を取得するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る制御システムは、前記サーボモータ制御装置が、前記分割情報送信部及び前記変化判定結果送信部による送信の完了を通知する送信完了通知部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る工作機械は、上述の制御システムと、該制御システムのサーボモータ制御装置が駆動するサーボモータとを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るサーボモータ制御装置は、サーボモータを駆動して対象を移動させる駆動部と、前記対象の位置を検知する位置検知部と、前記対象の移動の目標位置を複数記憶する目標位置記憶部とを備え、前記目標位置記憶部に記憶された複数の目標位置のいずれかを指定した移動指令を他の装置から受信し、受信した移動指令に応じて前記対象を目標位置へ移動させる制御を行うサーボモータ制御装置において、前記位置検知部が検知した位置の情報を記憶する位置情報記憶部と、前記位置検知部が検知した位置の情報を複数に分割する位置情報分割部と、該位置情報分割部が分割した複数の情報のうちの一又は複数について、前記位置検知部が以前に検知した情報との比較を行い、情報の変化の有無を判定する情報変化判定部と、前記他の装置からの選択指令に応じて、前記位置情報分割部が分割した複数の情報のいずれか一つを前記他の装置へ送信する分割情報送信部と、前記情報変化判定部の変化判定結果を前記他の装置へ送信する変化判定結果送信部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る位置情報送受信方法は、サーボモータを駆動して対象を移動させる駆動部、前記対象の位置を検知する位置検知部、及び、前記対象の移動の目標位置を複数記憶する目標位置記憶部を有するサーボモータ制御装置と、前記目標位置記憶部に記憶された複数の目標位置のいずれかを指定した移動指令を前記サーボモータ制御装置へ送信する移動指令送信部を有する制御指令装置とが、前記位置検知部が検知した位置に係る情報を送受信する位置情報送受信方法であって、前記サーボモータ制御装置が、前記位置検知部にて検知した位置に係る情報を複数に分割する位置情報分割ステップと、前記サーボモータ制御装置が、前記位置情報分割ステップにて分割した複数の情報のうちの一又は複数について、前記位置検知部が以前に検知した情報との比較を行い、情報の変化の有無を判定する情報変化判定ステップと、前記サーボモータ制御装置が、前記情報変化判定ステップの変化判定結果を前記制御指令装置へ送信する変化判定結果送信ステップと、前記制御指令装置が、前記サーボモータ制御装置からの変化判定結果に応じて、分割された複数の情報のいずれか一つを選択する選択指令を送信する選択指令送信ステップと、前記サーボモータ制御装置が、前記制御指令装置からの選択指令に応じて、分割した複数の情報のいずれか一つを前記制御指令装置へ送信する分割情報送信ステップとを含むことを特徴とする。
本発明においては、サーボモータ制御装置が、サーボモータを駆動して移動させる対象の位置を検知し、検知した情報を記憶すると共に複数に分割する。サーボモータ制御装置は、分割した複数の情報のうちの一又は複数について、記憶した以前の情報に対する変化の有無を判定する。サーボモータ制御装置は、制御指令装置から選択指令が与えられており、選択指令に応じて分割した複数の情報のいずれか一つを制御指令装置へ送信する。制御指令装置は、サーボモータ制御装置から情報の変化の有無に関する判定結果が与えられ、判定結果に応じてサーボモータ制御装置が送信する情報を選択し、選択指令をサーボモータ制御装置へ与える。
これにより制御指令装置は、移動させる対象の位置情報をサーボモータ制御装置から取得することができる。サーボモータ制御装置が位置情報を分割して送信することにより、制御指令装置及びサーボモータ制御装置間の信号線数の増加を抑制して、位置情報の分解能を向上することができる。分割した情報の変化の有無をサーボモータ制御装置が判定して判定結果を制御指令装置へ送信することにより、制御指令装置は、変化のない情報の送受信が不要であると判断でき、位置情報の送受信に要する時間を削減できる。
例えば位置情報が複数ビットのデジタル情報である場合に、デジタル情報を上位ビット情報及び下位ビット情報に2分割してサーボモータ制御装置から制御指令装置へ送信する構成とすることができる。対象の位置変化に対して、下位ビット情報は高頻度で変化するが、上位ビット情報の変化は低頻度である。対象の位置情報を取得する場合、制御指令装置は、下位ビット情報を選択する選択指令を送信して、サーボモータ制御装置から下位ビット情報を受信する。制御指令装置は、サーボモータ制御装置からの変化判定結果に基づいて、上位ビット情報が変化していない場合には、上位ビット情報に係る送受信処理を行わず、以前に受信した上位情報を用いる。上位ビット情報が変化している場合、制御指令装置は、上位ビット情報を選択する選択指令を送信して、サーボモータ制御装置から上位ビット情報を受信する。これにより上位ビット情報の送受信頻度を低減できるため、位置情報の送受信に要する時間を削減できる。
また、本発明においては、制御指令装置からサーボモータ制御装置へ、対象の位置検知結果の取得タイミングを指令する。これにより制御指令装置は、対象の位置情報を必要とするタイミングでサーボモータ制御装置に位置検知結果を取得させることができる。
また、本発明においては、サーボモータ制御装置から制御指令装置へ、分割した情報及び変化判定結果の送信完了を通知する。これにより制御指令装置は、分割した情報及び変化判定結果の受信を確実に行うことができる。
本発明では、制御指令装置からの選択指令に応じて、サーボモータ制御装置が対象の位置情報を分割して送信する。これにより制御指令装置は、高い分解能の位置情報をサーボモータ制御装置から受信でき、対象の位置情報を確認することができる。また変化のない情報の送受信を省略できるため、位置情報の送受信に要する時間を削減できる。
本実施の形態に係る工作機械の外観を示す斜視図である。 XYステージ機構の構成を示す斜視図である。 本実施の形態に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 制御部及びX軸駆動制御部の詳細構成を示すブロック図である。 制御部及びX軸駆動制御部の間で行われる通信の一例を示すタイミングチャートである。 制御部が行う位置情報受信処理の手順を示すフローチャートである。 X軸駆動制御部が行う位置情報送信処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本実施の形態に係る工作機械の外観を示す斜視図である。図において2は工作機械である。工作機械2は、ベース52、機械本体53、XYステージ機構60及び工具交換装置80等を備える。ベース52は鉄製の略直方体状の土台である。機械本体53は、ベース52の上部後方に設けられ、XYステージ機構60上に保持したワーク(図示略)に対する切削などの加工を行う。XYステージ機構60は、ベース52の上部中央に設けられ、Xステージ61をX軸方向(左右方向)及びY軸方向(前後方向)に駆動する。工具交換装置80は、機械本体53の上部に設けられ、機械本体53の主軸57に装着された工具Tを交換する。
機械本体53は、コラム55、主軸ヘッド56、主軸57及び制御箱58等を備える。コラム55は柱状であり、ベース52の上部後方に立設している。主軸ヘッド56は、コラム55の前面に沿ってZ軸方向(上下方向)に移動可能である。主軸57は、主軸ヘッド56の内部で回転可能に支持されている。主軸57は、工具Tが装着可能であり、主軸モータ44(図3参照)の駆動により回転する。制御箱58は、制御装置1(図3参照)を格納する。制御装置1は、工作機械2の動作を制御する。
主軸ヘッド56は、コラム55の前面に設けたZ軸移動機構(図示略)によってZ軸方向へ移動する。Z軸移動機構は、一対のZ軸リニアガイド、Z軸ボール螺子、及び、Z軸モータ43(図3参照)を備える。Z軸リニアガイドは、Z軸方向に延在し且つ主軸ヘッド56をZ軸方向へ案内する。Z軸ボール螺子は、一対のZ軸リニアガイドの間に配置されている。主軸ヘッド56は背面にナット(図示略)を備える。ナットはZ軸ボール螺子に螺合する。Z軸モータ43は、Z軸ボールネジを正逆方向へ回転する。故に主軸ヘッド56は、ナットと共にZ軸方向へ移動する。主軸ヘッド56は、上部に主軸モータ44(図3参照)を備える。主軸モータ44は、主軸57を回転する。Z軸モータ43及び主軸モータ44は、サーボモータである。
工具交換装置80は、円盤状の工具マガジン81を備える。工具マガジン81は、マガジンモータ45(図3参照)の駆動により軸周りに旋回する。工具マガジン81は、複数個のポットPを備える。複数個のポットPは、工具マガジン81の外周上に周方向に並設されている。各ポットPは、工具Tを着脱可能に収容する。工具交換装置80は、工具マガジン81を旋回し、次に使用する工具Tを装着したポットPを工具交換位置へ移動する。工具交換装置80は、主軸57に装着した工具Tを外し、工具交換位置にあるポットPに装着した工具Tを主軸57に装着する。
図2は、XYステージ機構60の構成を示す斜視図である。XYステージ機構60は、X軸・Y軸ボール螺子駆動系の機構である。XYステージ機構60は、Xステージ61、Yステージ62、X軸モータ41及びY軸モータ42等を備える。Xステージ61は、上面にワークを保持する作業台である。Yステージ62は、上面にXステージ61をX軸方向へ移動可能に支持し、且つ、ベース52の上面中央においてY軸方向に移動可能である。
ベース52は、上面中央に一対のY軸リニアガイド63、Y軸ボール螺子64及びY軸モータ42を備える。Y軸リニアガイド63は、Y軸方向に延在し、且つ、Yステージ62をY軸方向へ案内する。Y軸ボール螺子64は、一対のY軸リニアガイド63の間に配される。Yステージ62は、下面にナット(図示略)を備える。ナットは、Y軸ボール螺子64に螺合する。Y軸モータ42は、Y軸ボール螺子64を正逆方向に回転する。よって、Yステージ62はナットと共にY軸方向へ移動する。
Yステージ62は、上面に一対のX軸リニアガイド65、X軸ボール螺子66及びX軸モータ41を備える。X軸ボール螺子66は、一対のX軸リニアガイド65の間に配される。Xステージ61は、下面にナット(図示略)を備える。ナットは、X軸ボール螺子66に螺合する。X軸モータ41は、X軸ボール螺子66を正逆方向へ回転する。よってXステージ61は、ナットと共にX軸方向へ移動する。またXステージ61は、Yステージ62を介してY軸方向へ移動する。従ってXステージ61は、X軸方向及びY軸方向の両方向へ移動可能である。X軸モータ41及びY軸モータ42は、サーボモータである。
図1に示すように、X軸リニアガイド65及びX軸ボール螺子66は、Xステージ61の左右両側にて露出する部分を、カバー67及び68にて覆われている。カバー67及び68は、Xステージ61のX軸方向への移動に伴って伸縮する。Y軸リニアガイド63及びY軸ボール螺子64は、Yステージ62の前側にて露出する部分をカバー69にて覆われ、後側にて露出する部分を後カバー(図示略)にて覆われている。カバー69及び後カバーは、Yステージ62のY軸方向への移動に伴って伸縮する。故に、工作機械2は、加工領域から飛散する切粉及びクーラント液の飛沫等が各軸の駆動機構上に落下することを防止できる。
図3は、本実施の形態に係る制御システムの構成を示すブロック図である。制御装置1は、制御部10、入力部17、表示部18、X軸駆動制御部21、Y軸駆動制御部22、Z軸駆動制御部23、主軸駆動制御部24及びマガジン駆動制御部25等を備える。以下、X軸駆動制御部21〜マガジン駆動制御部25を総称する場合は、駆動制御部21〜25と呼ぶ。制御部10は、加工に係る目標位置と、駆動制御部21〜25に関する各種情報とに基づいて、駆動制御部21〜25を制御する。
工作機械2は、上述したX軸モータ41、Y軸モータ42、Z軸モータ43、主軸モータ44及びマガジンモータ45等を備える。以下、X軸モータ41〜マガジンモータ45を総称する場合は、モータ41〜45と呼ぶ。モータ41〜45は、エンコーダ41A〜45Aをそれぞれ備える。エンコーダ41A〜45Aは、モータ41〜45の位置を検出し、フィードバック信号を駆動制御部21〜25へ出力する。
各駆動制御部21〜25は、制御部10から与えられる制御信号に基づき、各モータ41〜45を駆動するパルス信号を出力する。各駆動制御部21〜25は、各エンコーダ41A〜45Aからのフィードバック信号を受信し、位置及び速度のフィードバック制御を行う。各駆動制御部21〜25は、制御部10からの要求に応じて、各エンコーダ41A〜45Aからのフィードバック信号に基づく位置情報を制御部10へ送信する。制御部10は、各駆動制御部21〜25から受信した位置情報を表示部18に表示する。これにより工作機械2の使用者は、Xステージ61の現在位置又は工具マガジン81の回転角度等を表示部18にて確認することが可能となる。
図4は、制御部10及びX軸駆動制御部21の詳細構成を示すブロック図である。なお、Y軸駆動制御部22、Z軸駆動制御部23、主軸駆動制御部24及びマガジン駆動制御部25については、X軸駆動制御部21と同様の構成であるため、図及び説明を省略する。制御部10は、CPU11、ROM12、RAM13、不揮発性メモリ14及び入出力ポート15等を備える。CPU11は、制御部10を統括制御する。ROM12は、CPU11が実行する制御プログラム、及び、後述する位置指令テーブルなどの各種データを記憶する。RAM13は、CPU11の処理に伴って発生する各種データを一時的に記憶する。
不揮発性メモリ14は、一又は複数の加工プログラムを記憶する。加工プログラムは、使用者が入力部17にて入力して登録する。加工プログラムは、各種制御指令を含む複数のブロックで構成され、工作機械2の軸移動及び工具交換等を含む各種動作をブロック単位で指定したものである。入出力ポート15は、X軸駆動制御部21に接続され、RUN信号及びPOINT信号等の送受信をX軸駆動制御部21との間で行う。なお図4において図示は省略するが、入出力ポート15は、Y軸駆動制御部22〜マガジン駆動制御部25にも接続され、RUN信号及びPOINT信号等の送受信をそれぞれ行う。更に入出力ポート15は、入力部17及び表示部18に接続され、これらとの間で信号の送受信を行う。
X軸駆動制御部21は、CPU31、ROM32、RAM33、駆動部34、位置検知部35及び入出力ポート36等を備える。CPU31は、X軸駆動制御部21を統括制御する。ROM32は、CPU31が実行する駆動制御プログラム、及び、後述する位置指令テーブルなどの各種データを記憶する。RAM33は、CPU31の処理に伴って発生する各種データを一時的に記憶する。
駆動部34は、X軸モータ41に対する駆動信号を生成して出力する。位置検知部35は、エンコーダ41Aの出力信号に応じて、X軸モータ41の回転位置を検知し、Xステージ61のX軸方向に関する位置を検知する。入出力ポート36は、制御部10に接続され、RUN信号及びPOINT信号等の送受信を制御部10との間で行う。
工作機械2の使用者は、制御装置1の入力部17を用いて、制御部10の不揮発性メモリ14に記憶された複数の加工プログラムから一の加工プログラムを選択することが可能である。制御部10のCPU11は、選択された加工プログラムを表示部18に表示する。CPU11は、選択された加工プログラムに基づき、工作機械2の動作を制御する。
制御部10のCPU11は、加工プログラムに基づいてX軸方向に関する加工位置を判断し、X軸駆動制御部21へ移動指令を与える。このときCPU11は、ROM12に記憶した位置指令テーブルに基づいて移動指令を与える。位置指令テーブルは、それぞれ異なる複数のポイント番号に対して、Xステージ61の位置又は移動量の情報が対応付けて記憶されたテーブルである。制御部10のROM12及びX軸駆動制御部21のROM32は、共に同じ内容の位置指令テーブルを記憶している。また制御部10のROM12は、Y軸駆動制御部22〜マガジン駆動制御部25に関する位置指令テーブルを記憶している。
制御部10のCPU11は、X軸駆動制御部21へポイント番号を指定して移動指令を与える。X軸駆動制御部21のCPU31は、与えられたポイント番号に対する位置指令テーブルの情報を読み出してX軸モータ41を駆動する。位置指令テーブルには、Xステージ61のX軸方向に関する絶対的な位置(座標値)又はXステージ61の相対的な移動量が記憶されている。X軸駆動制御部21のCPU31は、位置指令テーブルから絶対的な位置を読み出した場合、X軸モータ41を駆動して指定された位置までXステージ61を移動させる制御を行う。CPU31は、位置指令テーブルから相対的な移動量を読み出した場合、X軸モータ41を駆動して現在位置から指定された移動量だけXステージ61を移動させる制御を行う。Xステージ61の移動完了後、CPU31は、制御部10へ移動完了を通知する。
本実施の形態に係る制御装置1では、X軸駆動制御部21が制御部10からの移動指令に応じてXステージ61を移動する制御を行っている間、移動中のXステージ61の現在位置を制御部10が確認することが可能である。制御部10のCPU11は、X軸駆動制御部21へ移動指令を与えた後、Xステージ61の位置情報の送信指令を与える。X軸駆動制御部21のCPU31は、位置情報の送信指令が与えられた場合に、位置検知部35にて検知した位置を制御部10へ送信する。制御部10のCPU11は、X軸駆動制御部21からの位置情報を受信し、受信した位置情報を例えば表示部18に表示する。
制御部10及びX軸駆動制御部21の間で上記のような情報の送受信を行うために、制御部10はRUN信号、POINT信号、RN信号及びLAT信号をX軸駆動制御部21へ送信する。X軸駆動制御部21はFIN信号、MFIN信号、MONI信号及びNEXT信号を制御部10へ送信する。以下、これらの信号を用いた情報の送受信の詳細を説明する。
図5は、制御部10及びX軸駆動制御部21の間で行われる通信の一例を示すタイミングチャートである。制御部10が送信するRUN信号は、X軸駆動制御部21にXステージ61の移動を開始させる移動指令である。RUN信号がLレベルからHレベルへ変化した場合、X軸駆動制御部21はX軸モータ41を駆動し、Xステージ61を移動させる。POINT信号は、nビットのパラレル信号であり、位置指令テーブルのポイント番号を指定する。X軸駆動制御部21は、POINT信号にて指定されたポイント番号にて位置指令テーブルを参照し、対応する座標値又は移動量を取得してXステージ61を移動させる。
制御部10が送信するRN信号は、X軸駆動制御部21が出力するXステージ61の位置情報について、上位ビット情報又は下位ビット情報のいずれかを選択する。X軸駆動制御部21は、位置検知部35にて検知した位置情報を上位ビット情報及び下位ビット情報に分割し、RN信号の選択に応じていずれか一方を送信する。例えば位置情報が12ビットである場合、X軸駆動制御部21は、上位の6ビットと下位の6ビットとに位置情報を2分割する。X軸駆動制御部21は、RN信号がLレベルの場合に下位ビット情報を送信し、RN信号がHレベルの場合に上位ビット情報を送信する。
制御部10が送信するLAT信号は、X軸駆動制御部21が制御部10へ送信する位置情報として、位置検知部35が検知した位置情報を取得する(ラッチする)タイミングを指定する。LAT信号は、トグルによりタイミングを指定する信号である。X軸駆動制御部21は、LAT信号がLレベルからHレベルに変化した場合、及び、HレベルからLレベルに変化した場合に、位置検知部35が検知した位置情報をラッチし、制御部10へ送信する。トグルするとは、信号をLレベルからHレベルに変化させる又はHレベルからLレベルに変化させることである。
X軸駆動制御部21が送信するFIN信号は、POINT信号にて指定された位置へXステージ61の移動が完了したことを通知する信号である。FIN信号は、その信号レベルがHレベルの場合に、Xステージ61の移動が完了したことを示している。FIN信号は、その信号レベルがLレベルの場合、Xステージ61の移動中であることを示している。
X軸駆動制御部21が送信するMFIN信号は、LAT信号の変化に応じてラッチした位置情報の送信完了を通知する信号である。MFIN信号は、トグルにより送信完了を通知する信号である。X軸駆動制御部21は、位置情報の送信を完了した場合、MFIN信号の信号レベルをLレベルからHレベルへ、又は、HレベルからLレベルへ変化させる。
X軸駆動制御部21が送信するMONI信号は、mビットのパラレル信号である。X軸駆動制御部21は、LAT信号に応じてラッチした位置情報を上位ビット情報及び下位ビット情報に2分割し、RN信号にて選択された情報をMONI信号として出力する。位置検知部35にて検知する位置情報が12ビットである場合、MONI信号は6ビットのパラレル信号となる。
X軸駆動制御部21が送信するNEXT信号は、位置情報の上位ビット情報が変化したか否かを通知する信号である。X軸駆動制御部21は、LAT信号に応じてラッチした位置情報をRAM33に記憶する。X軸駆動制御部21は、新たな位置情報をラッチした場合、以前の位置情報との比較を行い、上位ビット情報が変化したか否かを判定して、この判定結果をNEXT信号として送信する。NEXT信号は、トグルにより上位ビット情報の変化を通知する信号である。X軸駆動制御部21は、上位ビット情報が変化した場合に、NEXT信号の信号レベルをLレベルからHレベルへ、又は、HレベルからLレベルへ変化させる。
例えば図5の時刻t1のタイミングにおいて、制御部10は、POINT信号にてポイント番号を指定し、RUN信号をLレベルからHレベルへ変化させることで、X軸駆動制御部21へ移動指令を与える。この移動指令に応じて、X軸駆動制御部21は、X軸モータ41を駆動してXステージ61の移動を開始し、FIN信号をHレベルからLレベルへ変化させ、移動制御中であることを制御部10へ通知する。
その後、例えば時刻t3のタイミングにおいて、制御部10は、RN信号にて下位ビット情報を選択すると共にLAT信号をトグルさせ、X軸駆動制御部21へ位置情報のラッチ指令を与える。このラッチ指令に応じて、X軸駆動制御部21は、位置検知部35にて検知した位置情報をラッチし、位置情報を2分割してRN信号にて選択された下位ビット情報をMONI信号として送信する。その後、時刻t4のタイミングにて、X軸駆動制御部21は、MFIN信号をトグルさせて位置情報の送信完了を通知する。
またX軸駆動制御部21は、位置情報をラッチした後、位置情報をRAM33に記憶すると共に、前回に記憶した位置情報との比較を行い、上位ビット情報の変化の有無を判定する。図5に示す例では、X軸駆動制御部21は、上位ビット情報が変化したと判定し、時刻t4にてNEXT信号をトグルさせ、上位ビット情報の変化を通知する。
時刻t4にてNEXT信号がトグルしたことにより、制御部10は、上位ビット情報を取得する必要があると判断できる。そこで例えば時刻t5のタイミングにて、制御部10は、RN信号をLレベルからHレベルへ変化させて上位ビット情報を選択する。RN信号の変化に応じて、X軸駆動制御部21は、MONI信号として出力する情報を下位ビット情報から上位ビット情報に変更する。時刻t6にてX軸駆動制御部21は、MFIN信号をトグルさせて、上位ビット情報の送信完了を通知する。制御部10は、MONI信号にて上位ビット情報を受信し、先に受信していた下位ビット情報と合わせて位置情報とし、表示部18に表示する。
時刻t7のタイミングにおいて、制御部10は、RN信号にて下位ビット情報を選択すると共にLAT信号をトグルさせ、X軸駆動制御部21へ位置情報のラッチ指令を与える。X軸駆動制御部21は、位置情報をラッチして2分割し、RN信号にて選択された下位ビット情報をMONI信号として送信する。時刻t8のタイミングにて、X軸駆動制御部21は、MFIN信号をトグルさせて位置情報の送信完了を通知する。なおこのときに、本例では上位ビット情報は変化しておらず、NEXT信号は変化しない。制御部10は、上位ビット情報の送受信を行うことなく、前回に受信した上位ビット情報と今回に受信した下位ビット情報とを合わせて位置情報とし、表示部18に表示する。
時刻t9のタイミングにおいて、制御部10は、RN信号にて下位ビット情報を選択すると共にLAT信号をトグルさせ、X軸駆動制御部21へ位置情報のラッチ指令を与える。X軸駆動制御部21は、位置情報をラッチして2分割し、RN信号にて選択された下位ビット情報をMONI信号として送信する。時刻t10のタイミングにて、X軸駆動制御部21は、MFIN信号をトグルさせて位置情報の送信完了を通知する。なおこのときに、本例では上位ビット情報は変化しておらず、NEXT信号は変化しない。制御部10は、上位ビット情報の送受信を行うことなく、前回に受信した上位ビット情報と今回に受信した下位ビット情報とを合わせて位置情報とし、表示部18に表示する。
時刻t11のタイミングにおいて、制御部10は、RN信号にて下位ビット情報を選択すると共にLAT信号をトグルさせ、X軸駆動制御部21へ位置情報のラッチ指令を与える。X軸駆動制御部21は、位置情報をラッチして2分割し、RN信号にて選択された下位ビット情報をMONI信号として送信する。時刻t12のタイミングにて、X軸駆動制御部21は、MFIN信号をトグルさせて位置情報の送信完了を通知する。なおこのときに、本例では上位ビット情報は変化しており、X軸駆動制御部21は、NEXT信号をトグルさせて変化を通知する。そこで時刻t13のタイミングにて、制御部10は、RN信号をLレベルからHレベルへ変化させて上位ビット情報を選択する。RN信号の変化に応じて、X軸駆動制御部21は、MONI信号として出力する情報を下位ビット情報から上位ビット情報に変更する。時刻t14にてX軸駆動制御部21は、MFIN信号をトグルさせて、上位ビット情報の送信完了を通知する。制御部10は、MONI信号にて上位ビット情報を受信し、先に受信していた下位ビット情報と合わせて位置情報とし、表示部18に表示する。
本例では、時刻t14〜t15の期間にてXステージ61の移動が完了し、X軸駆動制御部21は、FIN信号をLレベルからHレベルへ変化させて、移動完了を通知する。移動完了通知に応じて制御部10は、時刻t15のタイミングにて、RUN信号をHレベルからLレベルへ変化させ、Xステージ61の移動に係る制御を終了する。
図6は、制御部10が行う位置情報受信処理の手順を示すフローチャートである。制御部10のCPU11は、RN信号をLレベルとして下位ビット情報を選択し(ステップS1)、LAT信号をトグルさせる(ステップS2)。CPU11は、X軸駆動制御部21からのMFIN信号がトグルしたか否かを判定し(ステップS3)、トグルしていない場合には(S3:NO)、MFIN信号がトグルするまで待機する。MFIN信号がトグルした場合(S3:YES)、CPU11は、X軸駆動制御部21からのMONI信号を受信して位置情報の下位ビット情報を取得する(ステップS4)。
CPU11は、X軸駆動制御部21からのNEXT信号がトグルしたか否かを判定し(ステップS5)。NEXT信号がトグルした場合(S5:YES)、CPU11は、RN信号をHレベルとして上位ビット情報を選択し(ステップS6)、ステップS3へ処理を戻して、上位ビット情報の受信を行う。NEXT信号がトグルしていない場合(S5:NO)、CPU11は、処理を終了する。なおCPU11は、Xステージ61の移動が行われている間、図6に示す処理を繰り返し行う。
図7は、X軸駆動制御部21が行う位置情報送信処理の手順を示すフローチャートである。X軸駆動制御部21のCPU31は、制御部10からのLAT信号がトグルしたか否かを判定する(ステップS11)。LAT信号がトグルしていない場合(S11:NO)、CPU31は、制御部10からのRN信号の信号レベルが変化したか否かを判定する(ステップS12)。RN信号が変化していない場合(S12:NO)、CPU31は、ステップS11へ処理を戻し、LAT信号がトグルするか又はRN信号が変化するまで待機する。RN信号が変化した場合(S12:YES)、CPU31は、ステップS18へ処理を進める。
LAT信号がトグルした場合(S11:YES)、CPU31は、位置検知部35にて検知した位置情報を取得し(ステップS13)、取得した位置情報を上位ビット情報及び下位ビット情報に2分割する(ステップS14)。CPU31は、取得した位置情報をRAM33に記憶する(ステップS15)。このときCPU31は、2分割した上位ビット情報のみをRAM33に記憶してもよく、上位ビット情報及び下位ビット情報の両方をRAM33に記憶してもよい。
CPU31は、前回に記憶した位置情報と今回に取得した位置情報とを比較し、上位ビット情報に変化があるか否かを判定する(ステップS16)。上位ビット情報に変化がある場合(S16:YES)、CPU31は、NEXT信号をトグルし(ステップS17)、ステップS18へ処理を進める。上位ビット情報に変化がない場合(S16:NO)、CPU31は、ステップS18へ処理を進める。
CPU31は、制御部10からのRN信号がLレベルであるか否かを判定する(ステップS18)。RN信号がLレベルの場合(S18:YES)、CPU31は、下位ビット情報を送信する(ステップS19)。RN信号がHレベルの場合(S18:NO)、CPU31は、上位ビット情報を送信する(ステップS20)。ステップS19又はS20にて情報を送信した後、CPU31は、MFIN信号をトグルし(ステップS21)、処理を終了する。なおCPU31は、Xステージ61の移動を行っている間、図7に示す処理を繰り返し行う。
以上の構成の制御システムは、X軸駆動制御部21の位置検知部35にて検知したXステージ61の位置情報を、CPU31が取得してRAM33に記憶すると共に、上位ビット情報及び下位ビット情報に2分割する。CPU31は、分割した上位ビット情報の変化の有無を判定し、変化の有無に応じてNEXT信号をトグルさせることにより、変化の有無の判定結果を制御部10へ送信する。CPU31は、制御装置10からのRN信号の信号レベルに応じて上位ビット情報又は下位ビット情報のいずれか一方をMONI信号として制御部10へ送信する。
これにより制御部10は、Xステージ61の現在位置をX軸駆動制御部21から取得することができ、表示部18に位置情報を表示するなどの処理を行うことができる。制御部10は、X軸駆動制御部21からのNEXT信号により上位ビット情報の取得が必要であるか否かを判断でき、RN信号によりX軸駆動制御部21が送信する位置情報を選択することができる。X軸駆動制御部21が位置情報を2分割して送信することにより、位置情報を送受信するための制御部10及びX軸駆動制御部21間の信号線数(即ちMONI信号の数)が増加することを抑制して、位置情報の分解能を向上することができる。前回の情報と比較して変化がない場合には上位ビット情報を送受信する必要がないため、上位ビット情報の送受信頻度を低減することができ、位置情報の送受信に要する時間を削減できる。
またX軸駆動制御部21は、制御部10からのLAT信号に応じて位置検知部35が検知した位置情報を取得する。これにより制御部10は、位置情報を必要とするタイミングでX軸駆動制御部21に位置情報を取得させることができる。またX軸駆動制御部21は、MFIN信号により位置情報の送信完了を制御部10へ通知する。これにより制御部10は、位置情報の受信を確実に行うことができる。
なお本実施の形態においては、X軸駆動制御部21が位置情報を上位ビット情報及び下位ビット情報に2分割する構成としたが、これに限るものではない。X軸駆動制御部21は、位置情報を3つ以上に分割してもよい。この場合、RN信号及びNEXT信号は、それぞれ2ビット以上の信号とすればよい。またLAT信号、FIN信号、MFIN信号及びNEXT信号をトグルにより情報を通知する信号としたが、これに限るものではない。これらの信号を、その信号レベルがHレベル又はLレベルのいずれであるかに応じて情報を通知する信号としてもよい。
1 制御装置
2 工作機械
10 制御部(制御指令装置)
11 CPU(移動指令送信部、選択指令送信部、取得タイミング指令送信部)
12 ROM
13 RAM
14 不揮発性メモリ
15 入出力ポート
17 入力部
18 表示部
21 X軸駆動制御部(サーボモータ制御装置)
22 Y軸駆動制御部(サーボモータ制御装置)
23 Z軸駆動制御部(サーボモータ制御装置)
24 主軸駆動制御部(サーボモータ制御装置)
25 マガジン駆動制御部(サーボモータ制御装置)
31 CPU(位置情報分割部、情報変化判定部、変化判定結果送信部、送信完了通知部)
32 ROM(目標位置記憶部)
33 RAM(位置情報記憶部)
34 駆動部
35 位置検知部
36 入出力ポート
41 X軸モータ(サーボモータ)
42 Y軸モータ(サーボモータ)
43 Z軸モータ(サーボモータ)
44 主軸モータ(サーボモータ)
45 マガジンモータ(サーボモータ)
41A〜45A エンコーダ
52 ベース
53 機械本体
55 コラム
56 主軸ヘッド
57 主軸
58 制御箱
60 XYステージ機構
61 Xステージ
62 Yステージ
80 工具交換装置
81 工具マガジン

Claims (7)

  1. サーボモータを駆動して対象を移動させる駆動部、前記対象の位置を検知する位置検知部、及び、前記対象の移動の目標位置を複数記憶する目標位置記憶部を有するサーボモータ制御装置と、前記目標位置記憶部に記憶された複数の目標位置のいずれかを指定した移動指令を前記サーボモータ制御装置へ送信する移動指令送信部を有する制御指令装置とを備え、該制御指令装置が送信した移動指令に応じて、前記サーボモータ制御装置が前記対象を目標位置へ移動させる制御を行う制御システムにおいて、
    前記サーボモータ制御装置は、
    前記位置検知部が検知した位置の情報を記憶する位置情報記憶部と、
    前記位置検知部が検知した位置の情報を複数に分割する位置情報分割部と、
    該位置情報分割部が分割した複数の情報のうちの一又は複数について、前記位置情報記憶部に記憶した以前の情報に対する変化の有無を判定する情報変化判定部と、
    前記制御指令装置からの選択指令に応じて、前記位置情報分割部が分割した複数の情報のいずれか一つを前記制御指令装置へ送信する分割情報送信部と、
    前記情報変化判定部の変化判定結果を前記制御指令装置へ送信する変化判定結果送信部と
    を有し、
    前記制御指令装置は、前記サーボモータ制御装置からの変化判定結果に応じて、前記サーボモータ制御装置が送信する分割された複数の情報のいずれか一つを選択する選択指令を送信する選択指令送信部を有すること
    を特徴とする制御システム。
  2. 前記位置検知部が検知した位置に係る情報は、複数ビットのデジタル情報であり、
    前記位置情報分割部は、前記デジタル情報を上位ビット情報及び下位ビット情報に2分割し、
    前記情報変化判定部は、前記上位ビット情報の変化の有無を判定し、
    前記制御指令装置は、
    前記選択指令送信部にて前記下位ビット情報を選択する選択指令を送信して、前記サーボモータ制御装置から送信される前記下位ビット情報を受信し、
    前記サーボモータ制御装置からの変化判定結果に基づき、前記上位ビット情報が変化している場合に、前記選択指令送信部にて前記上位ビット情報を選択する選択指令を送信して、前記サーボモータ制御装置から送信される前記上位ビット情報を受信するようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記制御指令装置は、前記サーボモータ制御装置による前記対象の位置検知結果の取得タイミングを指令する取得タイミング指令送信部を有し、
    前記サーボモータ制御装置は、前記制御指令装置からの取得タイミングの指令に応じて、前記位置検知部が検知した位置を取得するようにしてあること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御システム。
  4. 前記サーボモータ制御装置は、前記分割情報送信部及び前記変化判定結果送信部による送信の完了を通知する送信完了通知部を有すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の制御システム。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の制御システムと、
    該制御システムのサーボモータ制御装置が駆動するサーボモータと
    を備えることを特徴とする工作機械。
  6. サーボモータを駆動して対象を移動させる駆動部と、前記対象の位置を検知する位置検知部と、前記対象の移動の目標位置を複数記憶する目標位置記憶部とを備え、前記目標位置記憶部に記憶された複数の目標位置のいずれかを指定した移動指令を他の装置から受信し、受信した移動指令に応じて前記対象を目標位置へ移動させる制御を行うサーボモータ制御装置において、
    前記位置検知部が検知した位置の情報を記憶する位置情報記憶部と、
    前記位置検知部が検知した位置の情報を複数に分割する位置情報分割部と、
    該位置情報分割部が分割した複数の情報のうちの一又は複数について、前記位置検知部が以前に検知した情報との比較を行い、情報の変化の有無を判定する情報変化判定部と、
    前記他の装置からの選択指令に応じて、前記位置情報分割部が分割した複数の情報のいずれか一つを前記他の装置へ送信する分割情報送信部と、
    前記情報変化判定部の変化判定結果を前記他の装置へ送信する変化判定結果送信部と
    を備えること
    を特徴とするサーボモータ制御装置。
  7. サーボモータを駆動して対象を移動させる駆動部、前記対象の位置を検知する位置検知部、及び、前記対象の移動の目標位置を複数記憶する目標位置記憶部を有するサーボモータ制御装置と、前記目標位置記憶部に記憶された複数の目標位置のいずれかを指定した移動指令を前記サーボモータ制御装置へ送信する移動指令送信部を有する制御指令装置とが、前記位置検知部が検知した位置に係る情報を送受信する位置情報送受信方法であって、
    前記サーボモータ制御装置が、前記位置検知部にて検知した位置に係る情報を複数に分割する位置情報分割ステップと、
    前記サーボモータ制御装置が、前記位置情報分割ステップにて分割した複数の情報のうちの一又は複数について、前記位置検知部が以前に検知した情報との比較を行い、情報の変化の有無を判定する情報変化判定ステップと、
    前記サーボモータ制御装置が、前記情報変化判定ステップの変化判定結果を前記制御指令装置へ送信する変化判定結果送信ステップと、
    前記制御指令装置が、前記サーボモータ制御装置からの変化判定結果に応じて、分割された複数の情報のいずれか一つを選択する選択指令を送信する選択指令送信ステップと、
    前記サーボモータ制御装置が、前記制御指令装置からの選択指令に応じて、分割した複数の情報のいずれか一つを前記制御指令装置へ送信する分割情報送信ステップと
    を含むこと
    を特徴とする位置情報送受信方法。
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