JP2014134829A - 自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【課題】商品取出口の出入操作を容易に行うことができるとともに、埃或いはゴミの混入により商品取出口の出入操作に不具合が生じない自動販売機を提供する。
【解決手段】商品2が収納される自動販売機本体3と、自動販売機本体3の前面開口を開閉する外扉4と、外扉4に設けられ、自動販売機本体3から払い出される商品2を取り出すための商品取出口20と、商品取出口20に設けられ、自動販売機本体3から払い出される商品2を受ける商品受け材30と、商品受け材30を外扉4に対して前後方向に傾倒可能な傾倒機構50とを備え、傾倒機構50は、商品受け材30を外扉4に対して前方向に傾倒させることにより、商品受け材30の一端部を外扉4の前面部より外側に突出自在とするとともに、商品受け材30を外扉4に対して後方向に傾倒させることにより、商品受け材30の一端部を外扉4の前面部より内側に収納可能に構成される自動販売機1である。
【選択図】図2
【解決手段】商品2が収納される自動販売機本体3と、自動販売機本体3の前面開口を開閉する外扉4と、外扉4に設けられ、自動販売機本体3から払い出される商品2を取り出すための商品取出口20と、商品取出口20に設けられ、自動販売機本体3から払い出される商品2を受ける商品受け材30と、商品受け材30を外扉4に対して前後方向に傾倒可能な傾倒機構50とを備え、傾倒機構50は、商品受け材30を外扉4に対して前方向に傾倒させることにより、商品受け材30の一端部を外扉4の前面部より外側に突出自在とするとともに、商品受け材30を外扉4に対して後方向に傾倒させることにより、商品受け材30の一端部を外扉4の前面部より内側に収納可能に構成される自動販売機1である。
【選択図】図2
Description
本発明は、自動販売機に関するものであり、特に、自動販売機の商品取出口の構造に関するものである。
従来の自動販売機として、外扉に設けられる開口部内に、上面及び背面を開放した箱状体を前後方向に移動可能に支持して商品取出口を形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の自動販売機は、箱状体を引き出して商品取出口を外扉の前面部より外側へ突出させることが可能であるため、商品取出口の上方からの商品の視認性が良く、商品の取り出しが容易である。
しかしながら、自動販売機の設置先によっては、外扉の前面部より外側への商品取出口の突出が規制される場合がある。そのため、このような設置先には、上記特許文献1に記載の自動販売機のような商品取出口を外扉の前面部より外側へ突出させた自動販売機を設置することができないという問題があった。
そこで、上記問題に対処するために、商品取出口を、外扉の前面部より外側に突出した状態(突出状態)と、外扉の前面部から突出しない状態(収納状態)と、に容易に変更できる(商品取出口の出入操作が容易にできる)自動販売機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載の自動販売機は、自動販売機本体の商品収納室から搬出される商品を受容する商品受容部材が、前後方向に分離可能な第1及び第2の受容部材で構成されており、第1の受容部材は外扉に一体に固定され、第2の受容部材は第1の受容部材に対して底面部が互いに摺接しながら前方にスライド可能に配置されるものである。
しかしながら、上記特許文献2に記載の自動販売機においては、埃或いはゴミが混入し易い商品取出口に、第1及び第2の受容部材で構成されるスライド構造の商品受容部材を用いていることから、埃或いはゴミの底面部への混入によりスライド機構(商品取出口の出入操作機構)に不具合が生じるという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するもので、商品取出口の出入操作を容易に行うことができるとともに、埃或いはゴミの混入により商品取出口の出入操作に不具合が生じない自動販売機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の発明に係る自動販売機は、商品が収納される自動販売機本体と、前記自動販売機本体の前面開口を開閉する外扉と、前記外扉に設けられ、前記自動販売機本体から払い出される商品を取り出すための商品取出口と、前記商品取出口に設けられ、前記自動販売機本体から払い出される商品を受ける商品受け材と、前記商品受け材を前記外扉に対して前後方向に傾倒可能な傾倒機構と、を備え、前記傾倒機構は、前記商品受け材を前記外扉に対して前方向に傾倒させることにより、前記商品受け材の一端部を前記外扉の前面部より外側に突出自在とするとともに、前記商品受け材を前記外扉に対して後方向に傾倒させることにより、前記商品受け材の一端部を前記外扉の前面部より内側に収納可能に構成されているものである。
上記構成によれば、傾倒機構により商品受け材を前記外扉に対して前方向に傾倒させることによって、商品取出口内の奥行き寸法が大きくなるとともに、傾倒機構により商品受け材を前記外扉に対して後方向に傾倒させることによって、商品取出口内の奥行き寸法が小さくなる。
また、第2の発明に係る自動販売機は、第1の発明に係る自動販売機において、前記傾倒機構は、一端部が前記外扉に回動自在に支持されるとともに、他端部が前記商品受け材の一端部を支持する回動支持部材から構成されるものである。
上記構成によれば、回動支持部材を、外扉を支点として前方向に回動させることによって、商品取出口内の奥行き寸法が大きくなるとともに、回動支持部材を、外扉を支点として後方向に回動させることによって、商品取出口内の奥行き寸法が小さくなる。
さらに、第3の発明に係る自動販売機は、第2の発明に係る自動販売機において、前記傾倒機構は、前記外扉に設けられた前記商品取出口の底部を形成する底板と、一端部が前記底板に回動自在に支持されるとともに、他端部が前記商品受け材の一端部を支持する回動支持部材と、から構成されるものである。
上記構成によれば、回動支持部材を、底板を支点として前方向に回動させることによって、商品取出口内の奥行き寸法が大きくなるとともに、回動支持部材を、底板を支点として後方向に回動させることによって、商品取出口内の奥行き寸法が小さくなる。
さらに、第4の発明に係る自動販売機は、第1から第3のいずれか1つの発明に係る自動販売機において、前記商品受け材は、弾性変形可能な一体成型の部材で構成されるものである。
上記構成によれば、商品受け材に埃或いはゴミが混入しても、商品取出口の出入操作機構に支障がでない。
さらに、第5の発明に係る自動販売機は、第1から第4のいずれか1つの発明に係る自動販売機において、前記商品受け材の一端部が前記外扉の前面部より外側に突出された際に、前記傾倒機構を前記外扉に対して支持するスペーサを有し、前記スペーサは、前記商品取出口の側面を覆うものである。
上記構成によれば、商品取出口の側面からの雨水或いは塵埃の侵入を防止する。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。すなわち、上記自動販売機によると、通常は商品取出口の奥行き寸法を大きくして商品を取出し易くすることができるとともに、奥行きスペースが少ない設置先では、その場で商品取出口を引っ込めることができる。また、前記商品受け材を傾倒機構により外扉に対して前後方向に傾倒可能な構造であり、底面部同士を摺接させるような構造ではないため、埃或いはゴミが底面部に混入しても、商品受け材を傾倒させる操作(商品取出口の出入操作)に支障を来たさない。
以下に、本発明の実施の形態に係る自動販売機1の構成について図面に基づき説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る自動販売機1は、缶等の商品2を冷却或いは加温して販売可能な自動販売機である。なお、本発明は、以下に説明する自動販売機1に限定されるものではなく、外扉に商品取出口を有する自動販売機であれば構わない。自動販売機1は、商品2が収納される自動販売機本体3と、自動販売機本体3の前面開口を開閉する外扉4と、を備える。
図1に示すように、自動販売機本体3は、断熱性を有する内扉5により前面が開閉可能な断熱構造の上部側の空間に、商品2を収納する複数列の商品収納部6・6・・が設けられている。商品収納部6・6・・の下端部には、商品収納部6・6・・に収納された商品2を順次払い出す払出装置7が配設されている。そして、払出装置7により払い出された商品2は、シュート8により案内されて、内扉5の下部に設けられる商品排出口9を通じて、後述する商品取出口20に払い出される。
外扉4は、その左又は右の一端側が自動販売機本体3の前面開口の左又は右の一端側の箇所に回動自在に支持される。また、図1に示すように、外扉4の下部には、自動販売機本体3の商品収納部6・6・・から払い出された商品2を取り出すための商品取出口20が設けられる。
商品取出口20は、外扉4の下部に、外扉4の左右方向に延びて形成される側面断面が略矩形状の空間部である。自動販売機1においては、この商品取出口20の状態(商品取出口20内の奥行き寸法)を変更することができる。詳しくは、図1及び図2に示すように、通常使用時の自動販売機1は、商品取出口20の一部分が外扉4の前面部より外側に突出した状態で構成される。一方、商品取出口20の前方への突出が規制されている設置先では、図3に示すように、自動販売機1は、商品取出口20が外扉4の前面部より内側に収納された(外扉4の前面部から外側に突出しない)状態で形成される。
次に、商品取出口20及び商品取出口20を形成する部品等の構成について説明する。
図1に示すように、商品取出口20の上部には、商品排出口9の不正な開放を規制するための防盗板21が設けられている。防盗板21は、外扉4の左右方向に延びる板状部材であり、その一端部(上端部)が商品取出口20の上端部に回動自在に支持されている。
また、商品取出口20の前面には、商品2を取り出すための開口部22が形成される。図2に示すように、開口部22は、商品取出口20を形成する主たる構成部材である本体フレーム23と、本体フレーム23の前側両端部に上下方向に延びるように設けられる開口側端部カバー部材24と、から主に形成されている。
図2に示すように、開口側端部カバー部材24は、商品取出口20の左右両端部で上下方向に延びた略柱状の部材である。開口側端部カバー部材24は、各種部材を取り付けるための取付部材であるとともに、後述する取出口扉25を商品取出口20の開口部22に取り付けた際に取出口扉25の左右両端部と、開口部22の左右両端部とを覆うカバー部材である。開口側端部カバー部材24は、その上端部に取出口扉25を回動自在に支持する軸受24aが設けられている。また、開口側端部カバー部材24は、その上端部及び下端部に外扉4へ取り付けるための取付孔24b・24bが設けられている。さらに、開口側端部カバー部材24は、その下部に後述する化粧板側部カバー40(Z状部材45)又はスペーサ60を締結するためのネジ孔24c・24cが設けられている。
さらに、図2及び図4に示すように、商品取出口20の開口部22には、開閉自在に設けられる取出口扉25と、開口部22の下部(後述する回動支持部材51)を覆い隠す化粧板26と、が設けられている。
取出口扉25は、商品取出口20の左右方向に延びた合成樹脂等の透明板である。取出口扉25は、その一端部(上端部)が開口部22の上部(開口側端部カバー部材24の上端部)に回動自在に支持され、その他端部(下端部)が後述する化粧板側部カバー40の上端部に載置される。商品取出口20においては、取出口扉25を外扉4の外側に回動することで、商品取出口20内の商品2が取出し可能となる。
化粧板26は、商品取出口20の左右方向に延びた板状の部材である。図2に示すように、化粧板26は、その裏面に、化粧板26或いは後述する商品受け材30を支持する回動支持部材51への取り付け部分である第1凸部26a及び第2凸部26bが形成されている。化粧板26及び回動支持部材51は、回動支持部材51を化粧板26の第1凸部26a及び第2凸部26bにネジ止めして全体として箱状に形成することで、強度を持たせている。また、図4に示すように、化粧板26は、その両端部が後述する化粧板側部カバー40・40に固定される。
図4に示すように、化粧板側部カバー40は、化粧板26の左右の端部を覆うカバー状の部材である。図4(a)に示すように、化粧板側部カバー40は、その一端部に化粧板26の左又は右の端部を覆うカバー部40aが設けられ、その他端部に、後述するスペーサ60又は開口側端部カバー部材24に取り付けられる取付部40bが形成されている。
さらにまた、図2及び図3に示すように、商品取出口20の下部には、自動販売機本体3の商品収納部6・6・・から払い出された商品2を受ける商品受け材30が設けられている。
図2及び図3に示すように、商品受け材30は、後述するように外扉4に対して前後方向に傾倒自在に構成されている。また、図5に示すように、商品受け材30は、弾性変形可能な板状の部材で一体成型されており、例えば、樹脂製の板状部材で構成されている。このように、商品受け材30を一体成型することで、商品取出口20の底部に配設された商品受け材30に埃或いはゴミが混入しても、前後方向への傾倒に支障がでない。さらに、商品受け材30は、その上面で商品収納部6・6・・から払い出された商品2を受けるとともに、その下面に取り付けられるスポンジ29・29(衝撃吸収部材)によって商品2の商品受け材30への衝撃が吸収される。さらにまた、図2、図3及び図5に示すように、商品受け材30は、後側端部30aが商品取出口20をなす本体フレーム23の後端部に固定され、前側端部30bが後述する回動支持部材51の上端部51a(図6参照)に支持されることで、商品取出口20の下部で湾曲した状態で保持される。さらにまた、商品受け材30は、その中央部に雨水等を排出する複数の水抜き孔30c・30c・・・が形成されている。
さらにまた、図2、図3に示すように、商品取出口20の下部には、商品受け材30を外扉4に対して前後方向に傾倒させる傾倒機構50が設けられている。
傾倒機構50は、商品受け材30を支持する回動支持部材51と、回動支持部材51を回動自在に支持する底板52と、を有する。傾倒機構50においては、回動支持部材51を外扉4に対して前後方向に回動させることで、商品受け材30が外扉4に対して前後方向に傾倒する。また、傾倒機構50は、回動支持部材51の差込部51c(図6参照)を底板52の差込孔部52d(図8参照)に差し込むことにより、底板52を支点として回動支持部材51が回動可能な構造としている。このように傾倒機構50を構成することで、回動支持部材51を回動させるために別途部材を必要とせず、回動支持部材51及び底板52のみの簡単な構成で傾倒機構50を構成することができる。
ここで、傾倒機構50の各構成について説明する。
図2、図3及び図6に示すように、回動支持部材51は、商品取出口20(開口部22)の左右方向に延びた略矩形状の板状部材であり、商品取出口20の前面下部(開口部22の下部)に設けられる。また、図6及び図7に示すように、回動支持部材51は、上端部51aの先端が、U字状に曲げられて、商品受け材30の前側端部30bの先端を差し込み可能な形状に形成されている。そして、回動支持部材51は、上端部51aに商品受け材30の前側端部30bを差し込み、その差込んだ部分を樹脂製のシート55で挟み込むことにより、商品受け材30を支持する。また、回動支持部材51は、下端部51bに、底板52の前端部52a(図8参照)に差し込むための差込部51cが複数(図6では4か所)設けられている。さらに、図2及び図3に示すように、回動支持部材51は、その前面に化粧板26が取り付けられている。さらにまた、回動支持部材51は、上端部51aがZ状部材45によって支持される。
図7に示すように、Z状部材45は、Z字状に一体成型された部材である。Z状部材45は、回動支持部材51を支持する支持部45aと、開口側端部カバー部材24に固定するための固定部45bと、を有する。図2及び図7に示すように、Z状部材45は、その支持部45aがシート55と化粧板側部カバー40とに挟み込まれる状態で配置される。なお、Z状部材45は、商品取出口20の一部分を外扉4の前面部より外側に突出させる場合に取り付ける部材であり、商品取出口20を外扉4の前面部より内側に収納する場合には取り外される。
図2、図3及び図8に示すように、底板52は、商品取出口20の左右方向に延びた略矩形状の板状部材であり、商品取出口20の底部を形成する部材である。底板52は、前端部52aに折り曲げ可能な底板取付部52cが複数(図8では2か所)設けられ、この底板取付部52cを下方向に折り曲げることで、外扉4に取り付け可能となる。また、底板52は、前端部52aに回動支持部材51の差込部51cが差込まれる差込孔部52dが複数(図8では4か所)設けられている。底板52は、この差込孔部52dにおいて回動支持部材51を回動自在に支持する。図8に示すように、差込孔部52dは、回動支持部材51の差込部51cの形状に合わせて、長孔状に形成されている。また、差込孔部52dは、回動支持部材51が底板52に対して充分に回動できるように、その両端部が円形状に形成されている。さらに、底板52は、その中央部に雨水等を排出する複数の水抜き孔52e・52e・・が形成されている。
なお、傾倒機構50は、回動支持部材51及び底板52を有する機構に限定されるものではなく、商品受け材30を外扉4に対して前後方向に傾倒可能な機構であればよい。例えば、商品受け材30を傾倒させる回動支持部材51を、商品取出口20の底板52に設けずに直接外扉4の前面部や商品取出口20の本体フレーム23や開口側端部カバー部材24などに設け、外扉4を支点として回動支持部材51を回動させることにより商品受け材30を傾倒させる機構であっても構わない。また、回動支持部材51は、1つの矩形状の板状部材に限定されるものではなく、商品受け材30の少なくとも左右端部の各々を支持する複数の板状部材や棒状部材であってもよい。また、傾倒機構50は、回動支持部材51を有する機構に限定されるものではなく、テレスコピック構造やラチス構造などの伸縮機構や折り曲げ機構であってもよく、回動支持部材51を介さず直接的に商品受け材30を傾倒させる機構であっても構わない。
さらにまた、図2、図4(a)及び図9に示すように、商品取出口20の前面部(開口部22の両端部)には、商品取出口20の一部分を外扉4の前面部より外側に突出させる場合に取り付けられるスペーサ60が設けられている。
図9に示すように、スペーサ60は、側面断面が略三角形状の部材である。スペーサ60は、その前面下部に化粧板側部カバー40を支持するための第1凹部60aと、その側面部にZ状部材45を逃がすための第2凹部60bと、が形成されている。なお、スペーサ60は、商品取出口20を外扉4の前面部より内側に収納する場合には取り外される。スペーサ60を商品取出口20の開口部22の両端部に取り付けることで、開口部22の両端部と、取出口扉25の両端部との隙間から雨水或いは塵埃の侵入を防止することができる。
次に、商品取出口20の出入状態(突出状態及び収納状態)について説明する。上述のように、商品取出口20は、自動販売機1の設置先に応じて、商品取出口20の一部分の出し入れが可能である。
自動販売機1は、通常、商品取出口20の一部分が外扉4の前面部より外側に突出した状態(突出状態)で設置先に置かれる。図2に示すように、商品取出口20を突出状態とする場合、自動販売機1においては、傾倒機構50である回動支持部材51を、底板52の差込孔部52dを支点として前方向に回動させることにより、回動支持部材51の一端部(上端部)を外扉4の前面部より外側に突出させる。そして、この回動支持部材51の回動に連動して商品受け材30の前側端部が前方向に移動(傾倒)し、商品受け材30の前側端部が外扉4の前面部より外側に突出した状態となる。すなわち、商品取出口20が突出状態となり、商品取出口20内の奥行き寸法が大きくなる。
一方、自動販売機1の設置先を、商品取出口20の突出が規制されている設置先に変更する場合、或いは、設置先の状況の変化により商品取出口20を突出させることができなくなった場合などには、自動販売機1は、商品取出口20が外扉4の前面部より内側に収納された状態(収納状態)で設置先に置かれる。図3に示すように、商品取出口20を収納状態とする場合、自動販売機1においては、傾倒機構50である回動支持部材51を、底板52の差込孔部52dを支点とて後方向に回動させることにより、回動支持部材51の一端部(上端部)を外扉4の前面部より内側に収納する。そして、この回動支持部材51の回動に連動して商品受け材30の前側端部を後方向に移動(傾倒)させることで、商品受け材30の前側端部が外扉4の前面部より内側に収納された状態となる。すなわち、商品取出口20が収納状態となり、商品取出口20内の奥行き寸法が小さくなる。
このように、自動販売機1においては、設置先の状況に応じて、傾倒機構50である底板52を支点として回動支持部材51を前後方向に回動させることにより、商品取出口20の出し入れが可能となり、容易に商品取出口20内の奥行き寸法を変更することができる。
次に、自動販売機1における商品取出口20の出入操作のうち、商品取出口20を突出状態(図2参照)から収納状態(図3参照)に変更する場合の操作について説明する。
自動販売機1において商品取出口20を突出状態から収納状態に変更する場合、まず、外扉4の前面部(商品取出口20の開口部22の両端部)に取り付けられているスペーサ60を外扉4から取り外す。次に、回動支持部材51の上端部を支持しているZ状部材45を開口側端部カバー部材24から取り外す。これにより、回動支持部材51が前後方向に回動可能となる。そして、回動支持部材51の一端部(上端部)を後方向に押し込みながら、回動支持部材51を後方向へ移動させる。これにより、商品受け材30の前側端部が外扉4の前面部より内側に収納される。最後に、化粧板側部カバー40を開口側端部カバー部材24にネジで固定する。これにより、回動支持部材51が外扉4の前面部より内側で固定される。なお、商品取出口20を収納状態(図3参照)から突出状態(図2参照)に変更する場合は、上記操作と逆の操作を行えば良い。
以上のように、自動販売機1においては、傾倒機構50である回動支持部材51を底板52に対して前後方向に回動するだけで、商品受け材30の前側端部30bが前後方向に傾倒し、商品取出口20の出し入れが可能となることから、容易に商品取出口20の奥行き寸法を大きくして商品6を取り易くできるとともに、容易に商品取出口20の奥行き寸法を小さくして、より省スペースに自動販売機1を設置することができる。また、商品取出口20を収納状態とする場合には、スペーサ60及びZ状部材45を取り外し、回動支持部材51を商品取出口20内に押し込むだけで良いため、商品取出口20を収納状態とするために別途部品を用意する必要がないとともに、作業時間が短く、操作性が良好である。
1 自動販売機
2 商品
3 自動販売機本体
4 外扉
20 商品取出口
30 商品受け材
50 傾倒機構
51 回動支持部材
52 底板
60 スペーサ
2 商品
3 自動販売機本体
4 外扉
20 商品取出口
30 商品受け材
50 傾倒機構
51 回動支持部材
52 底板
60 スペーサ
Claims (5)
- 商品が収納される自動販売機本体と、
前記自動販売機本体の前面開口を開閉する外扉と、
前記外扉に設けられ、前記自動販売機本体から払い出される商品を取り出すための商品取出口と、
前記商品取出口に設けられ、前記自動販売機本体から払い出される商品を受ける商品受け材と、
前記商品受け材を前記外扉に対して前後方向に傾倒可能な傾倒機構と、
を備え、
前記傾倒機構は、
前記商品受け材を前記外扉に対して前方向に傾倒させることにより、前記商品受け材の一端部を前記外扉の前面部より外側に突出自在とするとともに、
前記商品受け材を前記外扉に対して後方向に傾倒させることにより、前記商品受け材の一端部を前記外扉の前面部より内側に収納可能に構成されている
ことを特徴とする自動販売機。 - 前記傾倒機構は、
一端部が前記外扉に回動自在に支持されるとともに、他端部が前記商品受け材の一端部を支持する回動支持部材から構成される
ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。 - 前記傾倒機構は、
前記外扉に設けられた前記商品取出口の底部を形成する底板と、
一端部が前記底板に回動自在に支持されるとともに、他端部が前記商品受け材の一端部を支持する回動支持部材と、
から構成される
ことを特徴とする請求項2に記載の自動販売機。 - 前記商品受け材は、弾性変形可能な一体成型の部材で構成される
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動販売機。 - 前記商品受け材の一端部が前記外扉の前面部より外側に突出された際に、前記傾倒機構を前記外扉に対して支持するスペーサを有し、
前記スペーサは、前記商品取出口の側面を覆う
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の自動販売機。
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JP2013000757A JP2014134829A (ja) | 2013-01-08 | 2013-01-08 | 自動販売機 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5853667Y2 (ja) * | 1978-02-09 | 1983-12-06 | 三洋電機株式会社 | 自動販売機の商品取出口装置 |
JP2006209472A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-08-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 自動販売機の商品取出口装置 |
JP2012208708A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Sanden Corp | 自動販売機 |
-
2013
- 2013-01-08 JP JP2013000757A patent/JP2014134829A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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