JP2014134027A - ウインドレギュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】一対のスライダベースの小型化を図り、一対のスライダベースに一対のガラスホルダを固定(締結)するためのワークスペースを減らす。
【解決手段】一対のスライダベース40,50と一対のガラスホルダ60,70の間には、両者の車両前後方向の相対位置を規定する位置決め手段43、53が設けられている。一対のガイドレール20,30はそれぞれ、車幅方向に延びる車幅方向壁22,32を有している。一対のスライダベースはそれぞれ、一対のガイドレールの車幅方向壁を車両前後方向から挟んでガイドする前後方向ガイド壁23,33を有している。一方のスライダベースの前後方向ガイド壁との間の車両前後方向のクリアランスは、一対のガイドレールの他方のガイドレールの車幅方向壁と、他方のガイドレールの車幅方向壁に対応する他方のスライダベースの前後方向ガイド壁との間の車両前後方向のクリアランスよりも小さく設定されている。
【選択図】図11

Description

本発明は、車両ドアのウインドレギュレータに関する。
ダブルガイド式のウインドレギュレータは、その基本構成として、車両前後方向に離間して上下方向に延びる一対のガイドレールと、この一対のガイドレールに沿って昇降自在に支持された一対のスライダベースと、この一対のスライダベースに固定された、ウインドガラスを保持する一対のガラスホルダとを備えている。
特許文献1には、ダブルガイド式のウインドレギュレータにおいて、一対のスライダベースに一対のガラスホルダを固定するための構造として、一対のスライダベースにそれぞれ車両前後方向に延びる長穴を形成し、一対のガラスホルダにそれぞれ円形穴を形成し、この長穴と円形穴をそれぞれ重ねた状態で締結部材(ボルトやピンなど)により締結することが開示されている。スライダベースに形成する穴を車両前後方向に延びる長穴とすることで、スライダベースとガラスホルダの車両前後方向の相対位置を調整可能にして、一対のスライダベースと一対のガラスホルダの車両前後方向のピッチのばらつきを吸収(公差補償)している。
特開2011−144627号公報
一対のスライダベースの長穴は、理論的には前後のいずれか一方に形成すれば足りる。しかし、特許文献1にあっては、一対のスライダベースを同一形状にするために、双方のスライダベースに長穴が存在している。このため、一対のスライダベースが大型化し、さらに一対のスライダベースの長穴と一対のガラスホルダの円形穴をそれぞれ一致させた状態で締結部材により締結するために大きなワークスペースを必要とする。また、締結ボルトを挿通するカラー(筒状部材)も、長穴形状とする必要があり、質量、コストともに不利である。しかし従来、一対のスライダベースと一対のガラスホルダの車両前後方向のピッチのばらつきを吸収するには、締結部材を挿通するスライダベースの締結穴を長穴とするのが技術常識とされており、他のばらつき吸収構造は知られていない。
本発明は、以上の問題意識に基づき、一対のスライダベースと一対のガラスホルダのいずれにも長穴を形成する必要をなくして、一対のスライダベースの小型化を図り、一対のスライダベースに一対のガラスホルダを固定(締結)するためのワークスペースを減らし、質量、コストともに有利なウインドレギュレータを得ることを目的とする。
本発明は、スライダベースとガラスホルダの間に車両前後方向のピッチのばらつき吸収手段を設けるという従来の技術常識を見直して、スライダベースとガラスホルダの結合体と、ガイドレールとの間に、車両前後方向のピッチのばらつき吸収手段を設けるという技術思想に基づいて完成されたものである。
本発明のウインドレギュレータは、車両前後方向に離間して上下方向に延びる一対のガイドレール;前記一対のガイドレールに沿って昇降自在に支持された一対のスライダベース;及び前記一対のスライダベースに固定された、ウインドガラスを保持する一対のガラスホルダ;を備えるウインドレギュレータにおいて、前記一対のスライダベースと一対のガラスホルダの間に、両者の車両前後方向の相対位置を規定する位置決め手段が設けられていること;前記一対のガイドレールはそれぞれ、車幅方向に延びる車幅方向壁を有していること;前記一対のスライダベースはそれぞれ、一対のガイドレールの前記車幅方向壁を車両前後方向から挟んでガイドする前後方向ガイド壁を有していること;及び一対のガイドレールの一方のガイドレールの前記車幅方向壁と、該一方のガイドレールの車幅方向壁に対応する一方のスライダベースの前記前後方向ガイド壁との間の車両前後方向のクリアランスは、一対のガイドレールの他方のガイドレールの前記車幅方向壁と、該他方のガイドレールの車幅方向壁に対応する他方のスライダベースの前記前後方向ガイド壁との間の車両前後方向のクリアランスよりも小さく設定されていること;を特徴としている(請求項1)。
本明細書で「車両前後方向のクリアランス」はゼロを含む概念で使用する。つまり「車両前後方向のクリアランスがゼロ」の状態では、前記一方のガイドレールの車幅方向壁と前記一方のスライダベースの前後方向ガイド壁とが車両前後方向において接触している。
前記位置決め手段は、前記一対のスライダベースにそれぞれ形成された、前記一対のガラスホルダを受け入れて、前記一対のスライダベースと一対のガラスホルダの車両前後方向の相対位置を規定するガイド部から構成することができる(請求項2)。
本発明のウインドレギュレータは、前記一対のスライダベースと一対のガラスホルダを車両前後方向の相対位置を規定して固定する固定手段として、前記一対のスライダベースと一対のガラスホルダにそれぞれ形成された円形かつ同径の貫通穴と、これら貫通穴に挿通されて前記一対のスライダベースと一対のガラスホルダをそれぞれ締結する締結部材とを有することができる(請求項3)。
本明細書中の「円形かつ同径の貫通穴」は、例えば製造誤差などの諸条件によって、一対のスライダベースと一対のガラスホルダの貫通穴が厳密に円形かつ同径とはなり得ないことを考慮したものである。つまり本明細書中の「円形かつ同径の貫通穴」は、これらの誤差範囲を含み得る「略円形かつ略同径の貫通穴」の意味で使用する。
前記一対のガラスホルダはそれぞれ、車両前後方向の幅が下方に行くに従って幅狭となる楔形状部を有していて、この楔形状部に前記貫通穴が形成されており、一対のスライダベースの前記ガイド部は、一対のガラスホルダの前記楔形状部を車両前後方向の両側から挟み込むように設けられた少なくとも2つのガイドリブから構成することができる(請求項4)。
一対のスライダベースの前記位置決め手段は、前記一対のガイドレールの一方と他方に上下を反転させて相互利用できるように2セットが設けられていることが好ましい(請求項5)。
請求項1に係る発明によれば、車両前後方向のクリアランスが小さい一方のガイドレールの車幅方向壁と一方のスライダベースの前後方向ガイド壁との摺動部分で、一方のスライダベースとこれに対応する一方のガラスホルダの結合体の車両前後方向の位置が規定され、車両前後方向のクリアランスが大きい他方のガイドレールの車幅方向壁と他方のスライダベースの前後方向ガイド壁との摺動部分で、他方のスライダベースとこれに対応する他方のガラスホルダの結合体の車両前後方向の位置が調整可能となるので、一対のスライダベースと一対のガラスホルダの車両前後方向のピッチのばらつきを吸収(公差補償)して、ウインドガラスの取付け作業が行いやすくなり、ウインドガラスの昇降動作をスムーズに行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、一対のスライダベースに形成したガイド部によって一対のガラスホルダをそれぞれ受け入れるだけで、作業者の目視による微調整を要することなく、一対のスライダベースと一対のガラスホルダの車両前後方向の相対位置を規定することができる。
請求項3に係る発明によれば、一対のスライダベースと一対のガラスホルダに形成する締結穴を円形かつ同径として長穴とする必要がないので、一対のスライダベースの小型化を図り、一対のスライダベースに一対のガラスホルダを固定(締結)するためのワークスペースを減らし、質量、コストともに有利とすることができる。また、一対のスライダベースと一対のガラスホルダの円形かつ同径の貫通穴(締結穴)に締結部材(ボルトやピンなど)を挿通して締結するだけで、簡単に、一対のスライダベースと一対のガラスホルダを固定することができる。
請求項4に係る発明によれば、より簡単かつ確実に、一対のスライダベースと一対のガラスホルダの車両前後方向の相対位置を規定することができる。
請求項5に係る発明によれば、一対のスライダベースと一対のガラスホルダの各ペアにおいて、スライダベースとガラスホルダの車両前後方向の相対位置を規定することができ、また、全く同一構造のスライダベースを安価に大量生産することができる。
本発明によるウインドレギュレータを車外側から見た図である。 車両前方側のガイドレール(他方のガイドレール)の構成を示す、図1のII−II線に沿う断面図である。 車両後方側のガイドレール(一方のガイドレール)の構成を示す、図1のIII−III線に沿う断面図である。 車両前方側のスライダベース(他方のスライダベース)の構成を示す拡大図である。 図4のV−V線に沿う断面図である。 車両後方側のスライダベース(一方のスライダベース)の構成を示す拡大図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。 (A)は車両前方側のスライダベース(他方のスライダベース)にガラスホルダを固定した状態を示す図であり、(B)は車両後方側のスライダベース(一方のスライダベース)にガラスホルダを固定した状態を示す図である。 (A)は車両後方側のガイドレール(一方のガイドレール)に対する車両後方側のスライダベース(一方のスライダベース)の支持構造を示す図5と図7に対応する断面図であり、(B)は車両前方側のガイドレール(他方のガイドレール)に対する車両前方側のスライダベース(他方のスライダベース)の支持構造を示す図5と図7に対応する断面図である。 ウインドガラスを保持した一対のガラスホルダを一対のスライダベースに固定する方法を示す第1の図である。 ウインドガラスを保持した一対のガラスホルダを一対のスライダベースに固定する方法を示す第2の図である。 ウインドガラスを保持した一対のガラスホルダを一対のスライダベースに固定する方法を示す第3の図である。 一対のスライダベースと一対のガラスホルダの車両前後方向の相対位置を規定するための別実施形態を示す図である。 一対のガイドリブに代えてU字状のガイド部を用いた変形例を示す図4に対応する拡大図である。 一対のガイドリブに代えてU字状のガイド部を用いた変形例を示す図6に対応する拡大図である。
以下、図1ないし図12を参照して、本発明によるウインドレギュレータ1について詳細に説明する。以下の説明中の方向は図中に記載した矢線の各方向を基準とする。また、以下では本発明によるウインドレギュレータ1を車両のフロントドアの右座席に搭載した場合を例示して説明する。
図1に示すように、ウインドレギュレータ1は、車幅方向(車外側または車内側)からマクロに見たときにH形状をなす樹脂製の一体成形品からなる樹脂製パネル10を備えている。樹脂製パネル10には、車両前方側と車両後方側に離間して、上下方向に延びる一対のガイドレール20とガイドレール30がそれぞれ一体に成形されている。一対のガイドレール20とガイドレール30には、ウインドガラス80(図10〜図12)が固定される一対のスライダベース40とスライダベース50がそれぞれ昇降自在に支持されている。
樹脂製パネル10には、ガイドレール20とガイドレール30の上下に位置させて、嵌込凹部11、12、13、14が一体に成形されている。嵌込凹部11、12、13、14には、プーリ(ワイヤ案内部材)11P、12P、13P、14Pがそれぞれ回転自在に嵌め込まれている。嵌込凹部11−14とプーリ11P−14Pとはそれぞれ同一構造を有している。図示は省略しているが、プーリ11P−14Pは、樹脂製パネル10(嵌込凹部11−14)との摩擦をなくして回転自在性を担保するべく、プーリ本体をプーリブラケットに回転自在に支持したプーリアセンブリによって構成されている。
樹脂製パネル10の中央部(プーリ11P−14Pの中間部)には、駆動ドラム15と、この駆動ドラム15を正逆に回転駆動するモータユニット(図示せず)が支持されている。駆動ドラム15には駆動ワイヤW1が巻回されており、この駆動ワイヤW1は、一端部がプーリ12Pによって方向を転換した後にスライダベース40に結合されており、他端部がプーリ13Pによって方向を転換した後にスライダベース50に結合されている。またスライダベース40とスライダベース50は、プーリ11Pとプーリ14Pによって方向を転換した駆動ワイヤW2(駆動ワイヤW1とは別部材)によって結合されている。従って、モータユニット(図示せず)によって駆動ドラム15を正逆に回転駆動すると、一対のスライダベース40、50が一対のガイドレール20、30に案内されて昇降する。図1では、ウインドレギュレータ1を車両ドアに組み込んだ状態で、ウインドガラス80(図10〜図12)が全閉状態となるスライダベース40とスライダベース50の上死点位置、同ウインドガラス80が全開状態となるスライダベース40とスライダベース50の下死点位置、及び同ウインドガラス80が中間開度状態となるスライダベース40とスライダベース50の中間位置を描いている。
図2に示すように、ガイドレール20は、一様断面として、車両前後方向に延びるスライダベース支持壁21と、このスライダベース支持壁21の車両前方側の端部から車外側に向かって突出する車幅方向に延びる車幅方向壁22と、この車幅方向壁22の車外側の端部から車両前方側に向かって突出する車両前後方向に延びる前後方向壁23とを連続的に有している。
図3に示すように、ガイドレール30は、一様断面として、車両前後方向に延びるスライダベース支持壁31と、このスライダベース支持壁31の車両後方側の端部から車外側に向かって突出する車幅方向に延びる車幅方向壁32と、この車幅方向壁32の車外側の端部から車両後方側に向かって突出する車両前後方向に延びる前後方向壁33とを連続的に有している。
図4、図5に示すように、スライダベース40は、例えばガラス繊維を含有したナイロン樹脂などの比較的硬質な材料からなるスライダ本体41を備えている。スライダ本体41の車両前方側の端部には、車両上下方向に離間した一対の鉤状腕部41aが形成されており、この一対の鉤状腕部41aにそれぞれ、例えばポリアセタールなどの比較的軟質な樹脂材料からなるシュー部材45が嵌め込まれている。スライダ本体41の車両後方側の端部には、駆動ワイヤW1と駆動ワイヤW2の端部を固定するためのワイヤ固定部41bが形成されている。スライダ本体41の中央部には、円形(略円形)をなす貫通穴(固定手段)42が形成されており、この貫通穴42に略筒状(断面C字状)をなすカラー部材42aが嵌め込まれている。スライダ本体41の貫通穴42のやや上方には、該貫通穴42を車両前後方向から挟み込むように一対のガイドリブ(位置決め手段、ガイド部)43が形成されている。
図8(A)に示すように、スライダベース40には、ウインドガラス80(図10〜図12)を保持するガラスホルダ60が固定される。ガラスホルダ60の上端部にはウインドガラス固定部61が形成されており、ガラスホルダ60の下端部には、車両前後方向の幅が下方に行くに従って幅狭となる楔形状部(位置決め手段)62が形成されている。楔形状部62の中心部には、円形(略円形)をなし且つスライダベース40の貫通穴42と同径(略同径)の貫通穴(固定手段)63が形成されている。ガラスホルダ60の楔形状部62をスライダベース40の一対のガイドリブ43の間に挿入して車両前後方向の両側から挟み込むことで、円形かつ同径の貫通穴42と貫通穴63が重なった状態で、スライダベース40とガラスホルダ60の車両前後方向の相対位置が規定される。そして、この位置規制状態で、貫通穴42と貫通穴63(に嵌め込まれたカラー部材42a)にボルトやナットなどの図示しない締結部材(固定手段)を挿通することで、スライダベース40とガラスホルダ60が固定される。
図5に示すように、シュー部材45は、ガイドレール20の車幅方向壁22を車両前後方向から挟んでガイドするための一対のガイド壁(前後方向ガイド壁)46と、ガイドレール20の前後方向壁23を車幅方向から挟んでガイドするための一対のガイド壁(車幅方向ガイド壁)47とを連続的に有している。一対のガイド壁47にはそれぞれ、車幅方向に突出して互いに接近するガイド突起47aが形成されている。
図6、図7に示すように、スライダベース50は、例えばガラス繊維を含有したナイロン樹脂などの比較的硬質な材料からなるスライダ本体51を備えている。スライダ本体51の車両後方側の端部には、車両上下方向に離間した一対の鉤状腕部51aが形成されており、この一対の鉤状腕部51aにそれぞれ、例えばポリアセタールなどの比較的軟質な樹脂材料からなるシュー部材55が嵌め込まれている。スライダ本体51の車両前方側の端部には、駆動ワイヤW1と駆動ワイヤW2の端部を固定するためのワイヤ固定部51bが形成されている。スライダ本体51の中央部には、円形(略円形)をなす貫通穴(固定手段)52が形成されており、この貫通穴52に略筒状(断面C字状)をなすカラー部材52aが嵌め込まれている。スライダ本体51の貫通穴52のやや上方には、該貫通穴52を車両前後方向から挟み込むように一対のガイドリブ(位置決め手段、ガイド部)53が形成されている。
図8(B)に示すように、スライダベース50には、ウインドガラス80(図10〜図12)を保持するガラスホルダ70が固定される。ガラスホルダ70の上端部にはウインドガラス固定部71が形成されており、ガラスホルダ70の下端部には、車両前後方向の幅が下方に行くに従って幅狭となる楔形状部(位置決め手段)72が形成されている。楔形状部72の中心部には、円形(略円形)をなし且つスライダベース50の貫通穴52と同径(略同径)の貫通穴(固定手段)73が形成されている。ガラスホルダ70の楔形状部72をスライダベース50の一対のガイドリブ53の間に挿入して車両前後方向の両側から挟み込むことで、円形かつ同径の貫通穴52と貫通穴73が重なった状態で、スライダベース50とガラスホルダ70の車両前後方向の相対位置が規定される。そして、この位置規制状態で、貫通穴52と貫通穴73(に嵌め込まれたカラー部材52a)にボルトやナットなどの図示しない締結部材(固定手段)を挿通することで、スライダベース50とガラスホルダ70が固定される。
図7に示すように、シュー部材55は、ガイドレール30の車幅方向壁32を車両前後方向から挟んでガイドするための一対のガイド壁(前後方向ガイド壁)56と、ガイドレール30の前後方向壁33を車幅方向から挟んでガイドするための一対のガイド壁(車幅方向ガイド壁)57とを連続的に有している。一対のガイド壁56にはそれぞれ、車両前後方向に突出して互いに接近するガイド突起56aが形成されている。一対のガイド壁57にはそれぞれ、車幅方向に突出して互いに接近するガイド突起57aが形成されている。
いま、図9(A)、(B)を参照して、一対のガイドレール20、30に対する一対のスライダベース40、50の支持構造について詳細に説明する。ガイドレール20とスライダベース40は、特許請求の範囲における「他方のガイドレール」と「他方のスライダベース」に相当する構成要素であり、ガイドレール30とスライダベース50は、特許請求の範囲における「一方のガイドレール」と「一方のスライダベース」に相当する構成要素である。
車両後方側では、図9(A)に示すように、ガイドレール30の車幅方向壁32は、スライダベース50のシュー部材55のガイド壁56の一対のガイド突起56aによって挟着保持されており、ガイドレール30の車幅方向壁32とスライダベース50の一対のガイド壁56との間の車両前後方向のクリアランスは略ゼロ(常時接触する関係)となっている。ガイドレール30の前後方向壁33は、スライダベース50のシュー部材55のガイド壁57の一対のガイド突起57aによって挟着保持されており、ガイドレール30の前後方向壁33とスライダベース50の一対のガイド壁57との間の車幅方向のクリアランスも略ゼロ(常時接触する関係)となっている。このため、ガイドレール30とスライダベース50の間では、車両前後方向と車幅方向の双方の相対移動が禁止されている。
車両前方側では、図9(B)に示すように、ガイドレール20の車幅方向壁22と、スライダベース40のシュー部材45の一対のガイド壁46との間に車両前後方向のクリアランスが設けられている。ガイドレール20の前後方向壁23は、スライダベース40のシュー部材45のガイド壁47の一対のガイド突起47aによって挟着保持されており、ガイドレール20の前後方向壁23とスライダベース40の一対のガイド壁47との間の車幅方向のクリアランスは略ゼロ(常時接触する関係)となっている。このため、ガイドレール20とスライダベース40の間では、車幅方向の相対移動が禁止される一方、車幅方向壁22と一対のガイド壁46との間の車両前後方向のクリアランスを利用して、車両前後方向の相対移動が許容されている。
このように本実施形態では、車両後方側(一方)のガイドレール30の車幅方向壁32とスライダベース50の一対のガイド壁(前後方向ガイド壁)56との間の車両前後方向のクリアランスを、車両前方側(他方)のガイドレール20の車幅方向壁22とスライダベース40の一対のガイド壁(前後方向ガイド壁)46との間の車両前後方向のクリアランスよりも小さく設定している。これにより、製造時における樹脂製パネル10の形状精度が低いことまたは樹脂製パネル10が熱膨張もしくは熱収縮することに起因して、一対のガイドレール20、30の平行度が出ていないときであっても、車両前後方向のクリアランスが小さい(本実施形態では略ゼロ)のガイドレール30の車幅方向壁32とスライダベース50の一対のガイド壁56(ガイド突起56a)との摺動部分で、一対のスライダベース40、50(ウインドガラス80(図10〜図12))の昇降軌跡を一律に規定するとともに、車両前後方向のクリアランスが大きいガイドレール20の車幅方向壁22とスライダベース40の一対のガイド壁46との摺動部分で、両者の面圧(摺動荷重)をなくして作動不良や異音発生を防止することができる。
また本実施形態では、車両前方側において、図9(A)、(B)に示すように、ガイドレール20の車幅方向壁22とスライダベース40のシュー部材45の一対のガイド壁(前後方向ガイド壁)46との間の車両前後方向のクリアランスが、ガイドレール20の前後方向壁23とスライダベース40のシュー部材45の一対のガイド壁(車幅方向ガイド壁)47との間の車幅方向のクリアランス及びガイドレール30の前後方向壁33とスライダベース50のシュー部材55の一対のガイド壁(車幅方向ガイド壁)57との間の車幅方向のクリアランスよりも大きく設定されている。これにより、一対のガイドレール20、30の平行度の影響を受けない一対のガイドレール20、30の前後方向壁23、33と一対のスライダベース40、50の一対のガイド壁47、57の摺動クリアランスを極力小さくして、一対のスライダベース20、30(ウインドガラス80)の昇降軌跡を一律に規定するとともに、ガイドレール20の車幅方向壁22とスライダベース40の一対のガイド壁46の摺動部分で、両者の面圧(摺動荷重)をなくして作動不良や異音発生を防止することができる。
また本実施形態では、一対のスライダベース40、50の一対のガイドレール20、30との摺動部分を樹脂材料(本実施形態では樹脂製のシュー部材45とシュー部材55)によって形成したので、スライダベースの低コスト化を図ることができる。
また、スライダベース50の一対のガイド壁56に、ガイドレール30の車幅方向壁32に向かって突出する一対のガイド突起56aを形成したので、別部材を用いることなく簡単な構成で、ガイドレール30の車幅方向壁32とスライダベース50の一対のガイド壁56との間の車両前後方向のクリアランスを小さく設定することができる。但し、この構成はあくまで一例であって、ガイド突起を設けることなく、スライダベース40の一対のガイド壁46の車両前後方向の間隔と、スライダベース50の一対のガイド壁56の車両前後方向の間隔との間に差を設けるといった態様も可能である。
また、車両後方側(一方)のガイドレール30の前後方向壁33とスライダベース50の一対のガイド壁57との間の車幅方向のクリアランスと、車両前方側(他方)のガイドレール20の前後方向壁23とスライダベース40の一対のガイド壁47との間の車幅方向のクリアランスとが略同一(本実施形態ではともにクリアランスが略ゼロ)となるように設定している。これにより、一対のスライダベース40、50(ウインドガラス80(図10〜図12))の昇降軌跡を一律に規定するとともに、作動不良や異音発生を防止することができる。
続いて、図10ないし図12を参照して、ウインドガラス80を保持した一対のガラスホルダ60、70を一対のスライダベース40、50に固定する方法について説明する。
図10は、スライダベース40のガイドリブ43とスライダベース50のガイドリブ53にガラスホルダ60の楔形状部62とガラスホルダ70の楔形状部72を挿入する前の状態を描いている。ガラスホルダ60のウインドガラス固定部61とガラスホルダ70のウインドガラス固定部71にウインドガラス80が固定されており、ガラスホルダ60とガラスホルダ70の車両前後方向のピッチが決まっている。ガイドレール20とガイドレール30にはそれぞれスライダベース40とスライダベース50が昇降自在に支持されている。
図11は、スライダベース40のガイドリブ43とスライダベース50のガイドリブ53にガラスホルダ60の楔形状部62とガラスホルダ70の楔形状部72を挿入する途中の状態を描いている。同図に示すように、挿入前においては、ガラスホルダ60とガラスホルダ70の車両前後方向のピッチと、スライダベース40とスライダベース50の車両前後方向のピッチとの間にずれが生じている(前者のピッチの方が後者のピッチよりも若干小さくなっている)。しかし、スライダベース40のガイドリブ43にガラスホルダ60の楔形状部62を挿入していくに連れて、車幅方向壁22と一対のガイド壁46との間の車両前後方向のクリアランス(逃がし)を利用して、スライダベース40がガイドレール20に対して車両後方側に移動する。これにより、一対のスライダベース40、50と、一対のガラスホルダ60、70の車両前後方向のピッチのばらつきが吸収(公差補償)される。
図12は、スライダベース40のガイドリブ43とスライダベース50のガイドリブ53にガラスホルダ60の楔形状部62とガラスホルダ70の楔形状部72を挿入した後の状態を描いている。この状態では、一対のスライダベース40、50と、一対のガラスホルダ60、70の車両前後方向のピッチが一致し、同時に、スライダベース40の貫通穴42とガラスホルダ60の貫通穴63が重なり、スライダベース50の貫通穴52とガラスホルダ70の貫通穴73が重なっている。そして、貫通穴42と貫通穴63(に嵌め込まれたカラー部材42a)にボルトやナットなどの図示しない締結部材(固定手段)を挿通することで、スライダベース40とガラスホルダ60が固定され、貫通穴52と貫通穴73(に嵌め込まれたカラー部材52a)にボルトやナットなどの図示しない締結部材(固定手段)を挿通することで、スライダベース50とガラスホルダ70が固定される。
このように本実施形態では、車両前後方向のクリアランスが小さい(本実施形態では略ゼロ)のガイドレール30の車幅方向壁32とスライダベース50の一対のガイド壁56(ガイド突起56a)との摺動部分で、スライダベース50とこれに対応するガラスホルダ70の結合体の車両前後方向の位置が規定され、車両前後方向のクリアランスが大きいガイドレール20の車幅方向壁22とスライダベース40の一対のガイド壁46との摺動部分で、スライダベース40とこれに対応するガラスホルダ60の結合体の車両前後方向の位置が調整可能となるので、一対のスライダベース40、50と一対のガラスホルダ60、70の車両前後方向のピッチのばらつきを吸収(公差補償)して、ウインドガラス80の取付け作業が行いやすくなり、ウインドガラス80の昇降動作をスムーズに行うことができる。
また、一対のスライダベース40、50と一対のガラスホルダ60、70に形成する締結穴(貫通穴42、52、63、73)を円形かつ同径として長穴とする必要がないので、一対のスライダベース40、50の小型化を図り、一対のスライダベース40、50に一対のガラスホルダ60、70を固定(締結)するためのワークスペースを減らし、質量、コストともに有利とすることができる。
また、一対のスライダベース40、50に形成したガイドリブ43、53によって一対のガラスホルダ60、70の楔形状部62、72をそれぞれ受け入れるだけで、作業者の目視による微調整を要することなく、簡単かつ確実に、一対のスライダベース40、50と一対のガラスホルダ60、70の車両前後方向の相対位置を規定することができる。
以上の実施形態では、ガイドリブ43に楔形状部62を嵌め込んでスライダベース40とガラスホルダ60の車両前後方向の相対位置を規定し、ガイドリブ53に楔形状部72を嵌め込んでスライダベース50とガラスホルダ70の車両前後方向の相対位置を規定している。つまり、スライダベース40とガラスホルダ60のセット、及び、スライダベース50とガラスホルダ70のセットにおいて、車両前後方向の相対位置の規定を完結させている。これに対し、一対のスライダベース40、50と一対のガラスホルダ60、70を協働させて、両者の車両前後方向の相対位置を規定する別実施形態も可能である。図13はこの別実施形態を示しており、スライダ本体41の貫通穴42の車両前方側の上下に位置させて、一対のガイドリブ(位置決め手段、ガイド部)43aを形成し、スライダ本体51の貫通穴52の車両後方側の上下に位置させて、一対のガイドリブ(位置決め手段、ガイド部)53aが形成されている。一対のガイドリブ43aに沿ってガラスホルダ60の楔形状部62を挿入し、一対のガイドリブ53aに沿ってガラスホルダ70の楔形状部72を挿入すると、一対のスライダベース40、50と一対のガラスホルダ60、70の車両前後方向の相対位置が規定される。
以上の実施形態では、一対のスライダベース40、50と一対のガラスホルダ60、70の車両前後方向の相対位置を規定するガイド部として、一対のスライダベース40、50にそれぞれ形成した一対のガイドリブ43、53を用いた場合を例示して説明したが、スライダベース40、50に形成するガイド部の形状には自由度がある。例えば、図14、図15に示すように、一対のスライダベース40、50の一対のガイドリブ43、53に代えて、U字状のガイド部(位置決め手段)43b、53bを設ける態様も可能である。
以上の実施形態では、スライダベース40をスライダ本体41とシュー部材45で構成し、スライダベース50をスライダ本体51とシュー部材55で構成した場合を例示して説明したが、シュー部材を用いることなく、一対のスライダベースを樹脂製の一体成形品で構成する態様も可能である。この態様では、一対のスライダベースにそれぞれ、ガイド壁とこのガイド壁から突出するガイド突起を形成することになる。
以上の実施形態では、一対のガイドレール20、30を樹脂製パネル10に一体に成形した、いわゆる樹脂製パネル式のウインドレギュレータ1を例示して説明したが、樹脂製パネル10に代えて金属製(例えば鉄)のパネル部材を使用する態様も可能である。あるいは、一対のガイドレールをそれぞれ別個独立した金属製として車両ドアパネルに固定する態様も可能である。
以上の実施形態では、本発明によるウインドレギュレータ1を車両のフロントドアの右座席に搭載した場合を例示して説明した。しかし、本発明によるウインドレギュレータは、車両のフロントドアの左座席、または車両のリヤドアの右座席もしくは左座席に搭載することも可能である。さらに本発明は、例えば車両のバックドアを開閉するレギュレータとして適用することも可能である。
以上の実施形態では、プーリ11P−14Pを嵌込凹部11−14に回転自在に支持した場合を例示して説明したが、プーリ11P−14Pに代えて回転不能なワイヤ案内部材を嵌込凹部11−14に支持する態様も可能である。
以上の実施形態では、スライダベース40の貫通穴42にカラー部材42aが嵌め込まれており、スライダベース50の貫通穴52にカラー部材52aが嵌め込まれている場合を例示して説明したが、カラー部材42aとカラー部材52aを省略することも可能である。
以上の実施形態では、スライダベース40のガイドリブ43とスライダベース50のガイドリブ53を一対ずつ設けた場合を例示して説明したが、ガラスホルダ60の楔形状部63とガラスホルダ70の楔形状部73を車両前後方向から挟み込む限りにおいて、ガイドリブの数はこれに限定されるものではなく、3つ以上設けてもよい。
さらに、一対のスライダベース40、50のガイドリブは、一対のガイドレール20、30に上下を反転させて相互利用できるように、貫通穴42と貫通穴52の上下に1セットずつ計2セット設けることもできる。これにより、一対のスライダベース40、50と一対のガラスホルダ60、70の各ペアにおいて、スライダベースとガラスホルダの車両前後方向の相対位置を規定することができ、また、全く同一構造のスライダベースを安価に大量生産することができる。
1 ウインドレギュレータ
10 樹脂製パネル
11 12 13 14 嵌込凹部
11P 12P 13P 14P プーリ(ワイヤ案内部材)
15 駆動ドラム
20 ガイドレール(他方のガイドレール)
21 スライダベース支持壁
22 車幅方向壁
23 前後方向壁
30 ガイドレール(一方のガイドレール)
31 スライダベース支持壁
32 車幅方向壁
33 前後方向壁
40 スライダベース(他方のスライダベース)
41 スライダ本体
41a 鉤状腕部
41b ワイヤ固定部
42 貫通穴(固定手段)
42a カラー部材
43 ガイドリブ(位置決め手段、ガイド部)
43a ガイドリブ(位置決め手段、ガイド部)
43b U字状ガイド部(位置決め手段)
45 シュー部材
46 ガイド壁(前後方向ガイド壁)
47 ガイド壁(車幅方向ガイド壁)
47a ガイド突起
50 スライダベース(一方のスライダベース)
51 スライダ本体
51a 鉤状腕部
51b ワイヤ固定部
52 貫通穴(固定手段)
52a カラー部材
53 ガイドリブ(位置決め手段、ガイド部)
53a ガイドリブ(位置決め手段、ガイド部)
53b U字状ガイド部(位置決め手段)
55 シュー部材
56 ガイド壁(前後方向ガイド壁)
56a ガイド突起
57 ガイド壁(車幅方向ガイド壁)
57a ガイド突起
60 ガラスホルダ
61 ウインドガラス固定部
62 楔形状部
63 貫通穴(固定手段)
70 ガラスホルダ
71 ウインドガラス固定部
72 楔形状部
73 貫通穴(固定手段)
80 ウインドガラス
W1 W2 駆動ワイヤ

Claims (5)

  1. 車両前後方向に離間して上下方向に延びる一対のガイドレール;
    前記一対のガイドレールに沿って昇降自在に支持された一対のスライダベース;及び
    前記一対のスライダベースに固定された、ウインドガラスを保持する一対のガラスホルダ;を備えるウインドレギュレータにおいて、
    前記一対のスライダベースと一対のガラスホルダの間に、両者の車両前後方向の相対位置を規定する位置決め手段が設けられていること;
    前記一対のガイドレールはそれぞれ、車幅方向に延びる車幅方向壁を有していること;
    前記一対のスライダベースはそれぞれ、一対のガイドレールの前記車幅方向壁を車両前後方向から挟んでガイドする前後方向ガイド壁を有していること;及び
    一対のガイドレールの一方のガイドレールの前記車幅方向壁と、該一方のガイドレールの車幅方向壁に対応する一方のスライダベースの前記前後方向ガイド壁との間の車両前後方向のクリアランスは、一対のガイドレールの他方のガイドレールの前記車幅方向壁と、該他方のガイドレールの車幅方向壁に対応する他方のスライダベースの前記前後方向ガイド壁との間の車両前後方向のクリアランスよりも小さく設定されていること;を特徴とするウインドレギュレータ。
  2. 請求項1記載のウインドレギュレータにおいて、
    前記位置決め手段は、前記一対のスライダベースにそれぞれ形成された、前記一対のガラスホルダを受け入れて、前記一対のスライダベースと一対のガラスホルダの車両前後方向の相対位置を規定するガイド部からなるウインドレギュレータ。
  3. 請求項2記載のウインドレギュレータにおいて、
    前記一対のスライダベースと一対のガラスホルダを車両前後方向の相対位置を規定して固定する固定手段として、前記一対のスライダベースと一対のガラスホルダにそれぞれ形成された円形かつ同径の貫通穴と、これら貫通穴に挿通されて前記一対のスライダベースと一対のガラスホルダをそれぞれ締結する締結部材とを有しているウインドレギュレータ。
  4. 請求項3記載のウインドレギュレータにおいて、
    前記一対のガラスホルダはそれぞれ、車両前後方向の幅が下方に行くに従って幅狭となる楔形状部を有していて、この楔形状部に前記貫通穴が形成されており、
    一対のスライダベースの前記ガイド部は、一対のガラスホルダの前記楔形状部を車両前後方向の両側から挟み込むように設けられた少なくとも2つのガイドリブからなるウインドレギュレータ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載のウインドレギュレータにおいて、
    一対のスライダベースの前記位置決め手段は、前記一対のガイドレールの一方と他方に上下を反転させて相互利用できるように2セットが設けられているウインドレギュレータ。
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