JP2014132244A - 回転角演算装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転電機の回転角をより適正に演算する。
【解決手段】R/Dコンバータは、レゾルバからのSIN信号とCOS信号とに基づいてレゾルバ角φ,周期時間t1,位相差対応時間t2を演算する。そして、電子制御ユニットは、R/Dコンバータからの周期時間t1と位相差対応時間t2との関係に基づいてオフセット誤差Δφoferや周期的誤差Δφcyerを演算し(S110〜S150)、オフセット誤差Δφoferや周期的誤差Δφcyerを用いてR/Dコンバータ30からのレゾルバ角φを補正して更にモータ10の回転角としての電気角θeに変換する(S160,S170)。
【選択図】図3
【解決手段】R/Dコンバータは、レゾルバからのSIN信号とCOS信号とに基づいてレゾルバ角φ,周期時間t1,位相差対応時間t2を演算する。そして、電子制御ユニットは、R/Dコンバータからの周期時間t1と位相差対応時間t2との関係に基づいてオフセット誤差Δφoferや周期的誤差Δφcyerを演算し(S110〜S150)、オフセット誤差Δφoferや周期的誤差Δφcyerを用いてR/Dコンバータ30からのレゾルバ角φを補正して更にモータ10の回転角としての電気角θeに変換する(S160,S170)。
【選択図】図3
Description
本発明は、回転角演算装置に関し、詳しくは、回転電機の回転軸に取り付けられたレゾルバからの2相の検出信号を用いて回転電機の回転角を演算する回転角演算装置に関する。
従来、回転機の回転軸に取り付けられたレゾルバから出力されるSIN出力信号の最大値と最小値との平均値をオフセット補正値としてオフセット補正を行なうと共にSIN出力信号の最大値と最小値との差と標準の差との比をゲイン補正値としてゲイン補正を行ない、レゾルバから出力されるCOS出力信号の最大値と最小値との平均値をオフセット補正値としてオフセット補正を行なうと共にCOS出力信号の最大値と最小値との差と標準の差との比をゲイン補正値としてゲイン補正を行なうレゾルバ補正方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この補正方法では、こうした処理により、回転機の角度検出性能の向上を図っている。
上述の補正方法により、実際の回転角と検出角(演算角)とのオフセット誤差については抑制することができると考えられる。しかしながら、この補正方法では、SIN出力信号とCOS出力信号との位相差が基準の位相差からズレて実際の回転角と検出角(演算角)との誤差が周期的に変化するときに、その誤差によって回転機の回転角を適正に検出(演算)できない場合が生じ得る。
本発明の回転角演算装置は、回転電機の回転角をより適正に演算することを主目的とする。
本発明の回転角演算装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の回転角演算装置は、
回転電機の回転軸に取り付けられたレゾルバからの2相の検出信号を用いて前記回転電機の回転角を演算する回転角演算装置であって、
前記2相の検出信号のいずれかの1周期の時間としての周期時間と、前記2相の検出信号の位相差に応じた時間としての位相差対応時間と、の関係に応じて得られる前記レゾルバのオフセット誤差および周期的誤差を用いて前記回転角を演算する、
ことを特徴とする。
回転電機の回転軸に取り付けられたレゾルバからの2相の検出信号を用いて前記回転電機の回転角を演算する回転角演算装置であって、
前記2相の検出信号のいずれかの1周期の時間としての周期時間と、前記2相の検出信号の位相差に応じた時間としての位相差対応時間と、の関係に応じて得られる前記レゾルバのオフセット誤差および周期的誤差を用いて前記回転角を演算する、
ことを特徴とする。
この本発明の回転角演算装置では、レゾルバからの2相の検出信号のいずれかの1周期の時間としての周期時間と、2相の検出信号の位相差に応じた時間としての位相差対応時間と、の関係に応じて得られるレゾルバのオフセット誤差および周期的誤差(周期的に変化する誤差)を用いて回転電機の回転角を演算する。これにより、オフセット誤差だけでなく周期的誤差も抑制することができるから、回転電機の回転角をより適正に演算することができる。
こうした本発明の回転角演算装置において、前記2相の検出信号は、SIN信号およびCOS信号であり、前記周期時間は、前記SIN信号または前記COS信号の1周期の時間であり、前記位相差対応時間は、前記SIN信号と前記COS信号とのうちの一方がピーク値に至ってから次に前記SIN信号と前記COS信号とのうちの他方がピーク値に至るまでの時間である、ものとすることもできる。ここで、「ピーク値」は、SIN信号やCOS信号の極大値や極小値を意味する。
また、本発明の回転角演算装置において、前記周期時間で前記位相差対応時間を除した値を用いて前記位相差を演算すると共に該演算した位相差から基準の位相差を減じて位相差崩れを演算し、該演算した位相差崩れを用いて前記オフセット誤差および前記周期的誤差を演算する、ものとすることもできる。
この位相差崩れを用いてオフセット誤差および周期的誤差を演算する態様の本発明の回転角演算装置において、前記周期時間をt1,前記位相差対応時間をt2,前記位相差をΔφ,前記基準の位相差をΔφref,前記位相差崩れをΔφer,前記オフセット誤差をΔφofer,前記周期的誤差をΔφcyer,前記2相の検出信号から得られるレゾルバ角をφとしたときに、前記位相差Δφを次式(A)により演算し、前記位相差崩れΔφerを式(B)により演算し、前記オフセット誤差Δφoferを式(C)により演算し、前記周期的誤差Δφcyerを式(D)により演算する、ものとすることもできる。
Δφ=(t2/t1)・360 (A)
Δφer=Δφ−Δφref (B)
Δφofer=Δφer/2 (C)
Δφcyer=−Δφer/2・cosφ (D)
Δφer=Δφ−Δφref (B)
Δφofer=Δφer/2 (C)
Δφcyer=−Δφer/2・cosφ (D)
この式(C)および式(D)によりオフセット誤差および周期的誤差を演算する態様の本発明の回転角演算装置において、前記レゾルバの極数をPr,前記回転電機の極数をPm,補正係数をk,補正後のレゾルバ角をφpr,前記回転角としての電気角をθeとしたときに、前記補正後のレゾルバ角φprを次式(E)により演算し、前記電気角θeを式(F)により演算する、ものとすることもできる。
φpr=φ-k・(Δφofer+Δφcyer) (E)
θe=(φpr/Pr)・(Pm/2) (F)
θe=(φpr/Pr)・(Pm/2) (F)
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての回転角演算装置を備える電動機制御装置20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電動機制御装置20は、例えば同期発電電動機として構成された回転電機としてのモータ10をインバータ12のスイッチング素子をスイッチング制御することによって駆動制御する制御装置として構成されており、図示するように、モータ10の回転軸11に取り付けられたレゾルバ22と、レゾルバ22からの出力信号をデジタル変換するレゾルバデジタルコンバータ(以下、R/Dコンバータという)30と、R/Dコンバータ30からの信号を入力して必要に応じて補正したりインバータ12のスイッチング素子をスイッチング制御したりする電子制御ユニット40と、を備える。ここで、回転角演算装置としては、R/Dコンバータ30や電子制御ユニット40が該当する。
レゾルバ22は、モータ10の回転軸11と一体で回転する磁性体としてのロータ24と、図示しない発振回路から励磁信号として一定周波数の交流電流が印加される励磁コイル25や電気的に90度ずれて(位相差が90度となるよう)配置された2つの出力コイル26,27を内蔵する磁性体としてのステータ28と、を備える。2つの出力コイル26,27の出力信号は、楕円形状のロータ24の回転によって生じるロータ24とステータ28との間隙の変化に伴って発生する信号であり、ピーク値を補完したときにそれぞれ正弦波状,余弦波状となる信号である(以下、それぞれSIN信号,COS信号と称することがある)。
R/Dコンバータ30は、レゾルバ22からの出力信号(SIN信号,COS信号)を入力し、SIN信号とCOS信号とに基づいて、レゾルバ角φやSIN信号の1周期の時間としての周期時間t1,SIN信号とCOS信号としての位相差に応じた時間としての位相差対応時間t2を演算して電子制御ユニット40に出力する。図2は、SIN信号,COS信号,レゾルバ角φ,周期時間t1,位相差対応時間t2の関係の一例を示す説明図である。周期時間t1,位相差対応時間t2は、実施例では、図示するように、それぞれ、SIN信号が極大値に至ってから次に極大値に至るまでの時間,COS信号が極大値に至ってから次にSIN信号が極大値に至るまでの時間として演算するものとした。なお、R/Dコンバータ30からのレゾルバ角φは、レゾルバ22の出力信号に含まれるレゾルバ22の個体差や経年変化,使用状態(温度や圧力)などによる誤差や、R/Dコンバータ30のデジタル変換に伴う誤差など、実際のレゾルバ角φactに対する誤差を含んでいる。
電子制御ユニット40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポートを備える。電子制御ユニット40には、R/Dコンバータ30からのレゾルバ角φや周期時間t1,位相差対応時間t2,図示しない電流センサからのモータ10に流れる相電流などが入力ポートを介して入力されており、電子制御ユニット40からは、インバータ12のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、電子制御ユニット40は、R/Dコンバータ30からのレゾルバ角φを補正して得られる値に基づいて、モータ10の回転角としての電気角θe,機械角θm,回転角速度ωm,回転数Nmなどを演算している。なお、レゾルバ角φと電気角θeと機械角θmとの関係は、レゾルバ22の極数Prとモータ10の極数Pmとに応じて「φ/Pr=θe/(Pm/2)=θm」となり、例えば、レゾルバ22の極数が値2でモータ10の極数が値4のときには、「φ/2=θe/2=θm」となる。
次に、こうして構成された実施例の電動機制御装置20が備える回転角演算装置の動作、特に、モータ10の回転角としての電気角θeを演算する際の動作について説明する。図3は、実施例の電子制御ユニット40により実行される電気角演算ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、繰り返し実行される。
電気角演算ルーチンが実行されると、電子制御ユニット40は、まず、R/Dコンバータ30からのレゾルバ角φの補正に用いる後述のオフセット誤差Δφoferや周期的誤差Δφcyerを演算する誤差演算条件が成立しているか否かを判定する(ステップS100)。ここで、誤差演算条件は、実施例では、モータ10の回転数Nmが安定している(回転数Nmの単位時間あたりの変化量の絶対値が所定時間に亘って所定値以下である)条件などを用いるものとした。
誤差演算条件が成立しているときには、R/Dコンバータ30からのレゾルバ角φや周期時間t1,位相差対応時間t2などのデータを入力し(ステップS110)、次式(1)に示すように、周期時間t1で位相差対応時間t2を除したものにSIN信号やCOS信号の1周期分の角度としての360を乗じて、SIN信号とCOS信号との位相差Δφを計算し(ステップS120)、式(2)に示すように、COS信号とSIN号との基準の位相差(誤差がない場合の位相差)としての90を位相差Δφから減じて、位相差Δφの90度に対するズレ(誤差)としての位相差崩れΔφerを計算する(ステップS130)。
Δφ=(t2/t1)・360 (1)
Δφer=Δφ−90 (2)
Δφer=Δφ−90 (2)
こうして位相差崩れΔφerを計算すると、位相差崩れΔφerを用いて次式(3)によりオフセット誤差Δφoferを計算すると共に(ステップS140)、位相差崩れΔφerとレゾルバ角φの余弦値(cosφ)とを用いて式(4)により周期的誤差Δφcyerを計算する(ステップS150)。図4は、レゾルバ角φと、実際のレゾルバ角φactとR/Dコンバータ30からのレゾルバ角φとの誤差と、の関係の一例を示す説明図である。解析や実験により、実際のレゾルバ角φactとR/Dコンバータ30からのレゾルバ角φとの誤差は、図中(a),(b)に示すように、レゾルバ角φに応じて値φer/2を中心として0から値φerまでの範囲で余弦波状に変化する、ことが明らかとなった。実施例では、これを踏まえて、式(3)や式(4)により、オフセット誤差Δφoferや周期的誤差Δφcyerを計算するものとした。
Δφofer=Δφer/2 (3)
Δφcyer=−(Δφer/2)・cosφ (4)
Δφcyer=−(Δφer/2)・cosφ (4)
そして、計算したオフセット誤差とΔφoferと周期的誤差Δφcyerとを用いてレゾルバ角φを補正し(ステップS160)、補正後のレゾルバ角φを用いてモータ10の電気角θeを計算して(ステップS170)、本ルーチンを終了する。ここで、レゾルバ角φの補正は、オフセット誤差Δφoferと周期的誤差Δφcyerとが抑制されるよう、例えば、次式(5)に示すように、オフセット誤差とΔφoferと周期的誤差Δφcyerとの和に値1以下の補正係数kを乗じた値をR/Dコンバータ30からのレゾルバ角φから減じることによって行なうことができる。また、レゾルバ角φからモータ10の電気角θeへの変換は、レゾルバ22の極数Prとモータ10の極数Pmとを用いて式(6)により行なうことができる。実施例では、上述の式(3)や式(4)によってオフセット誤差Δφoferや周期的誤差Δφcyerを計算し、このオフセット誤差Δφoferや周期的誤差Δφcyerを用いてR/Dコンバータ30からのレゾルバ角φを補正して更にモータ10の回転角としての電気角θeに変換することにより、電気角θeをより適正に演算することができる。
φ=φ-k・(Δφofer+Δφcyer) (5)
θe=(φ/Pr)・(Pm/2) (6)
θe=(φ/Pr)・(Pm/2) (6)
ステップS100で誤差演算条件が成立していないときには、前回までに計算したオフセット誤差とΔφoferと周期的誤差Δφcyerとを用いてレゾルバ角φを補正し(ステップS160)、補正後のレゾルバ角φを用いてモータ10の電気角θeを計算して(ステップS170)、本ルーチンを終了する。
以上説明した実施例の実施例の電動機制御装置20が備える回転角演算装置によれば、R/Dコンバータ30により、レゾルバ22からのSIN信号とCOS信号とに基づいてレゾルバ角φ,周期時間t1,位相差対応時間t2を演算し、電子制御ユニット40により、R/Dコンバータ30からの周期時間t1と位相差対応時間t2との関係に基づいてオフセット誤差Δφoferや周期的誤差Δφcyerを演算し、オフセット誤差Δφoferや周期的誤差Δφcyerを用いてR/Dコンバータ30からのレゾルバ角φを補正して更にモータ10の回転角としての電気角θeに変換することにより、電気角θeをより適正に演算することができる。
実施例の電動機制御装置20が備える回転角演算装置では、周期時間t1は、SIN信号の1周期の時間として、SIN信号が極大値に至ってから次に極大値に至るまでの時間としたが、SIN信号が極小値に至ってから次に極小値に至るまでの時間としたり、SIN信号が負側から値0に至ってから次に負側から値0に至るまでの時間としたり、SIN信号が正側から値0に至ってから次に正側から値0に至るまでの時間としたりしてもよい。
実施例の電動機制御装置20が備える回転角演算装置では、周期時間t1は、SIN信号の1周期の時間としたが、COS信号の1周期の時間としてもよい。この場合、COS信号の1周期の時間としては、COS信号が極大値に至ってから次に極大値に至るまでの時間としたり、COS信号が極小値に至ってから次に極小値に至るまでの時間としたり、COS信号が負側から値0に至ってから次に負側から値0に至るまでの時間としたり、COS信号が正側から値0に至ってから次に正側から値0に至るまでの時間としたりすることができる。
実施例の電動機制御装置20が備える回転角演算装置では、位相差対応時間t2は、IN信号とCOS信号としての位相差に応じた時間として、COS信号が極大値に至ってから次にSIN信号が極大値に至るまでの時間としたが、COS信号が極小値に至ってから次にSIN信号が極小値に至るまでの時間としたり、COS信号が負側から値0に至ってから次にSIN信号が負側から値0に至るまでの時間としたり、COS信号が正側から値0に至ってから次にSIN信号が正側から値0に至るまでの時間としたりしてもよい。
実施例や変形例の電動機制御装置20が備える回転角演算装置では、図2に示したように、SIN信号がCOS信号に追従するよう変化することから、位相差対応時間t2は、COS信号がある値(極大値や極小値など)に至ってから次にSIN信号がそのある値に至るまでの時間としたが、COS信号がSIN信号に追従するよう変化する(そのように設計する)場合には、位相差対応時間t2は、SIN信号がある値(極大値や極小値など)に至ってから次にCOS信号がそのある値に至るまでの時間とすればよい。
実施例の電動機制御装置20が備える回転角演算装置では、誤差演算条件が成立しているときには、オフセット誤差Δφoferや周期的誤差Δφcyerを演算すると共にオフセット誤差Δφoferや周期的誤差Δφcyerを用いてR/Dコンバータ30からのレゾルバ角φを補正して更にモータ10の回転角としての電気角θeを演算し、誤差演算条件が成立していないときには、前回までに計算したオフセット誤差とΔφoferと周期的誤差Δφcyerとを用いてレゾルバ角φを補正して更にモータ10の電気角θeを計算するものとしたが、誤差演算条件が成立しているか否かに拘わらず、オフセット誤差Δφoferや周期的誤差Δφcyerを演算すると共にオフセット誤差Δφoferや周期的誤差Δφcyerを用いてR/Dコンバータ30からのレゾルバ角φを補正して更にモータ10の電気角θeを演算するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ10が「回転電機」に相当し、レゾルバ22が「レゾルバ」に相当し、R/Dコンバータ30と電子制御ユニット40とが「回転角演算装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、回転角演算装置の製造産業などに利用可能である。
10 モータ、11 回転軸、12 インバータ、20 電動機制御装置、22 レゾルバ、24 ロータ、25 励磁コイル、26 出力コイル、30 R/Dコンバータ、40 電子制御ユニット。
Claims (4)
- 回転電機の回転軸に取り付けられたレゾルバからの2相の検出信号を用いて前記回転電機の回転角を演算する回転角演算装置であって、
前記2相の検出信号のいずれかの1周期の時間としての周期時間と、前記2相の検出信号の位相差に応じた時間としての位相差対応時間と、の関係に応じて得られる前記レゾルバのオフセット誤差および周期的誤差を用いて前記回転角を演算する、
ことを特徴とする回転角演算装置。 - 請求項1記載の回転角演算装置であって、
前記2相の検出信号は、SIN信号およびCOS信号であり、
前記周期時間は、前記SIN信号または前記COS信号の1周期の時間であり、
前記位相差対応時間は、前記SIN信号と前記COS信号とのうちの一方がピーク値に至ってから次に前記SIN信号と前記COS信号とのうちの他方がピーク値に至るまでの時間である、
回転角演算装置。 - 請求項1または2記載の回転角演算装置であって、
前記周期時間で前記位相差対応時間を除した値を用いて前記位相差を演算すると共に該演算した位相差から基準の位相差を減じて位相差崩れを演算し、該演算した位相差崩れを用いて前記オフセット誤差および前記周期的誤差を演算する、
回転角演算装置。 - 請求項3記載の回転角演算装置であって、
前記周期時間をt1,前記位相差対応時間をt2,前記位相差をΔφ,前記基準の位相差をΔφref,前記位相差崩れをΔφer,前記オフセット誤差をΔφofer,前記周期的誤差をΔφcyer,前記2相の検出信号から得られるレゾルバ角をφとしたときに、前記位相差Δφを次式(A)により演算し、前記位相差崩れΔφerを式(B)により演算し、前記オフセット誤差Δφoferを式(C)により演算し、前記周期的誤差Δφcyerを式(D)により演算する、
回転角演算装置。
Δφ=(t2/t1)・360 (A)
Δφer=Δφ−Δφref (B)
Δφofer=Δφer/2 (C)
Δφcyer=−Δφer/2・cosφ (D)
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