JP2014130287A - 画像表示装置 - Google Patents

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裕章 ▲高▼梨
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  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
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Abstract

【課題】過度に高輝度な画像を表示することを防止する。
【解決手段】光束を出力する光源部130と、入力画像データに基づいて光源部130を駆動させる光源駆動部116と、主走査方向及び副走査方向に駆動されることで、光源部130からの光束をラスター走査するよう反射する走査ミラー部200と、入力画像データに、所定の輝度閾値以上の輝度をもつ画素が所定の画素数閾値以上含まれていた場合、入力画像データの全領域または一部の領域に対して減光処理を行う減光処理部300と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は画像表示装置に関し、より具体的には、レーザー走査型のプロジェクションディスプレーに関する。
レーザー光を走査ミラーで反射させ、光線のラスター走査により投射面に画像を表示させる画像表示装置が知られている(例えば特表2010−539525号)。すなわち、レーザー走査型のプロジェクションディスプレーは、走査ミラーを左右に往復揺動させて水平方向の走査線を描くと同時に、画像を構成する走査線の数に合わせて走査ミラーを垂直方向に往復揺動させる。
このような画像表示装置は、半導体レーザーダイオードやMEMSミラーを利用することによって非常に小型化できる可能性があり、ヘッドアップディスプレイやヘッドマウントディスプレイなど様々な応用製品が現在開発されてきている。
レーザー走査型画像表示装置の利用形態として、車に搭載することがある。車両用の画像表示装置では、運転者の前面にあるフロントガラスまたはコンバイナを介して映像を表示する(例えば特許文献2)。これにより、画像表示装置から発射された画像光束とフロントガラスを透過してきた外界からの光とがオーバーレイ(重畳)して運転者の眼に入射する。したがって、運転者は、映像情報と共に前方の状況を同時に見ることができる。
特表2010−539525号公報 特開平5−8661号公報
画像表示装置には、例えば、ビデオインターフェースなどを介して外部から画像ソースが入力され、画像表示装置は、この入力された画像を表示するようにレーザー光を発射する。
画像ソースとしては、種々考えられ、例えば、カーナビゲーション装置からの画像信号や車両からの速度表示信号などがあり、その他、場合によっては、テレビ放送や記録メディアから読み出した画像再生信号なども考えられうる。
ここで、例えば、図13に示すように、画像ソース信号が表示領域の大部分で極端に高輝度となることは好ましくない。
もともとの画像ソースが高輝度であるという場合も考えられるし、何らかの故障や、あるいは、ユーザが設定操作を間違えたなどのトラブルによって想定外に輝度が高い画像信号が画像表示装置に入力されてしまうことがありえる。
よって、過度に高輝度な画像を表示することを防止することが望まれている。
そこで、本発明は、
光束を出力する光源部と、
入力画像データに基づいて前記光源部を駆動させる光源駆動部と、
主走査方向及び副走査方向に駆動されることで、前記光源部からの光束をラスター走査するよう反射する走査ミラー部と、
前記入力画像データに、所定の輝度閾値以上の輝度をもつ画素が所定の画素数閾値以上含まれていた場合、前記入力画像データの全領域または一部の領域に対して減光処理を行う減光処理部と、を備える画像表示装置を提供する。
過度に高輝度な画像を表示することを防止できる画像表示装置を提供できる。
画像表示装置の典型的使用例を示す図。 画像表示装置の全体構成を示す機能ブロック図。 映像信号の処理の流れを示す図。 画像データの構成を説明するための図。 光射出ユニットの斜視図。 走査ミラー部の構造を示す図。 光射出ユニットから発射された画像光束L1が見る人の眼に到達するまでの光路を示す図。 減光処理部3の動作を示すフローチャート。 一フレームの映像の例を示す図。 減光処理の一例を示す図。 減光処理の一例を示す図。 閾値選択処理を示すフローチャート。 課題を説明するための図。
本発明の実施形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明の画像表示装置に係る第1実施形態について説明する。
図1は、本発明が想定する画像表示装置100の典型的使用例である。
画像表示装置100は、レーザー光を走査ミラーで反射させ、光線のラスター走査により投射面に画像を表示(描画)させるものである。
図1において、画像表示装置100は、自動車10に搭載されている。
画像表示装置100からは所望の画像を表示させるように調整された画像光束L1が発射(出力)される。
この画像光束L1は、フロントガラス11での反射を介して運転者Pの眼に入射し、網膜上に像を結ぶ。
同時に、フロントガラス11には外界からの光L2も入射して透過していく。
したがって、外界からの光L2と画像表示装置100の画像光束L1とがオーバーレイ(重畳)し、運転者Pの視界には外界の実景と画像表示装置100によって発射された画像とが同時に見えることになる。
図2は、画像表示装置100の全体構成を示す機能ブロック図である。
画像表示装置100は、画像信号処理部110と、光射出ユニット120と、結像光学系150と、タイミング処理部160と、を備える。
各機能部の構成および動作を以下に説明する。
画像信号処理部110は、ビデオインターフェース111と、ビデオデコーダ112と、メモリコントローラ113と、フレームメモリ114と、データバッファ115と、光源駆動部116と、減光処理部300と、を備える。
ビデオインターフェース111を介して原画像信号が入力される。
画像ソースは限定されず種々考えられるが、例えば、カーナビゲーション装置からの画像信号や車両からの速度表示信号などがあり、その他、場合によっては、テレビ放送や記録メディアから読み出した画像再生信号なども考えられうる。
ビデオデコーダ112は、画像種別に応じてその原画像信号をデコード処理する。
例えば、原画像信号がアナログ画像信号(コンポーネント映像信号)である場合には、デコード処理により、原画像信号を、3色(RGB)のデジタル色信号で構成されるデジタル画像信号と、水平同期信号と垂直同期信号とを含む同期信号と、に分離する。
メモリコントローラ113は、書込み部113Wと読出し部113Rとを有する。
図3は、映像信号の処理の流れを示す図である。
書込み部113Wは、ビデオデコーダ112で処理した映像信号をフレームメモリ114に一旦書き込んでバッファさせる。そして、読出し部113Rは、指定されたドットクロックに基づいてフレームメモリ114から画像データを主走査線の一ラインずつ読み出す。
ここで、読出し部113Rは、レーザー走査型のプロジェクションディスプレーに適したタイミングで画像データを読み出すとともに後段に出力する。すなわち、読出し部113Rは、タイミング処理部160で調整されたタイミング信号(ドットクロック、表示期間指示信号)に合わせて画像データを読み出す。
このように読み出された画像データはデータバッファ115に一時保持される。
データバッファ115には一ラインずつ読み出された画像データが一時保持され、さらに、画像データは順に光源駆動部116に出力される。
光源駆動部116は、D/A変換部を備え、画像データに応じて光射出ユニット120の光源である各半導体レーザーダイオードに駆動電流を印加して各半導体レーザーダイオードを所望の輝度で発光させる。
光射出ユニット120の光源としては、RGB3色を得るため、赤色レーザーダイオード、青色レーザーダイオード、および、緑色レーザーダイオードが設けられている(具体的な構造は図5を参照)。
それに合わせて、光源駆動部116としても、赤色ドライバ116Rと、緑色ドライバ116Gと、青色ドライバ116Bと、を備えている。
なお、当然のことであるが、画像データを構成する各画素データは、図4に示すように、画素ごとにR(赤)、G(緑)、B(青)の3色で構成される色情報を有する。
それぞれのドライバ116R、116G、116Bはおのおの各画素の各色の情報に応じて半導体レーザーダイオードに電流を印加することで、色情報に応じた輝度で各半導体レーザーダイオードを発光させる。
減光処理部300は、映像解析部310と、映像変換部330と、を備えている。
さらに、映像解析部310には閾値記憶部320が付設されている。
映像解析部310は、フレームメモリ114に記憶された映像信号を1フレームずつ読み出し、その映像信号が運転者の前方状況の視認を妨げるほどに広い領域で高輝度な映像であるかどうかを判定する。
ここで、閾値記憶部320には、輝度閾値と、画素数閾値と、が記憶されている。
映像解析部310は、一フレーム内の各画素の画素値を前述の輝度閾値と対比し、輝度閾値を越えている画素がどの程度存在するかをカウントする。(後の説明の都合上、輝度閾値を越えた輝度である画素を高輝度画素と称することとする。)そして、高輝度画素の数が前述の画素数閾値を越えていた場合、映像解析部310は映像変換部330に映像変換処理を実行させる。
映像変換部330による映像変換処理とは、具体的には減光処理であり、各画素の輝度値を所定のルールに従って小さくする。
映像変換部330によって処理された映像信号は、フレームメモリに記憶される。
したがって、映像変換部330によって減光処理が行われた場合には、この減光処理された映像が表示されることになる。
なお、映像解析部310による閾値判定については、フローチャートを参照して後述する。
光射出ユニット120は、光源部130と、走査ミラー部200と、を備える。
図5は、光射出ユニット120の斜視図であり、光源部130と走査ミラー部200とは一例としてユニット化されている。
光源部130は、3色のレーザーダイオード132R、132G、132Bと、複数のミラー133A、133B、133C、133Dと、複数の集光レンズ134と、を有する。
レーザーダイオードとしては、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色のレーザー(レーザー光)をそれぞれ出力する、赤色レーザーダイオード132R、緑色レーザーダイオード132Gおよび青色レーザーダイオード132Bが設けられている。
なお、本実施形態は、3色より多いレーザーダイオードを用いた構成にも適用可能であるし、1色や2色のレーザーダイオードを用いた構成にも適用可能である。
ミラー133B、133Cはそれぞれ所定の波長の色を透過または反射させるダイクロイックミラーである。
光源部130が出力する光の経路を簡単に説明すると、第1ミラー133Aは緑色レーザーダイオード132Gが出力する緑色レーザーを直角に反射して反射光を赤色レーザーの光路に導く。
第2ミラー133Bは、赤色レーザーダイオード132Rが出力する赤色レーザーを透過させるとともに緑色レーザーを反射して両者を合波する。
第3ミラー133Cは、前記第2ミラー133Bからの光を透過させるとともに、青色レーザーダイオード132Bが出力する青色レーザーを反射する。
これにより三つのレーザー光を一軸に合波した光束として、最後に第4ミラー133Dによって前記光束を走査ミラー部200に所定の角度で入射させる。
なお、光路上に集光レンズ134が適宜配置されており、レーザー光を集光させる。
各集光レンズの光学特性および配置位置は、次段の結像光学系150との関係で決定される。
なお、図5において、光射出ユニット120の背面側に回路基板が設けられ、この回路基板上に画像信号処理部110、タイミング処理部160および中央制御部180が組み込まれており、例えば全体としてモジュール化されている。
次に、走査ミラー部200の構成を説明する。
走査ミラー部200は、いわゆるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスであって、半導体集積回路の加工技術を応用して製造される。
走査ミラー部200は、互いに直交する二つの揺動軸を有する二軸駆動可能であって、一面にミラーを有する。
ミラーを揺動させることにより、光源部130から出力された、三つのレーザー光を一軸に合波した光束である画像光束をラスタースキャン(ラスター走査)するよう反射する。
走査ミラー部200の典型的構造を図6を参照して説明する。
図6において、(A)は走査ミラー部200の平面図であり、(B)は断面模式図である。
なお、断面模式図においては、見易いように、誤解のない範囲でハッチングは省略した。
また、説明の都合上、図6(A)における上下方向をy軸方向、左右方向をx軸方向として説明する。
走査ミラー部200は、光を主走査方向および副走査方向に偏向させるように二軸駆動する光偏向素子210と、光偏向素子210を支える支持基台部250と、を備える。
光偏向素子210は、Si(シリコン)ウェハから周知の半導体プロセスで作製される。
光偏向素子210は、図6(A)においてx軸方向の両端に配置された二つの支持部220L、220Rと、前記二つの支持部220L、220Rの間において全体として副走査方向に揺動する副走査揺動体部230と、二つ支持部220L、220Rと副走査揺動体部230とを繋ぐ二つのアーム240L、240Rと、を有する。
二つのアーム240L、240Rは、上下方向のほぼ中央で支持部220L、220Rと副走査揺動体部230とを繋ぎ、これにより、副走査揺動軸Xsを揺動軸として副走査揺動体部230が揺動可能になっている。
次に、副走査揺動体部230は、枠を構成する枠体231と、枠体231の枠内において枠体231から離間した状態で支持された主走査揺動片部232と、枠体231の内縁と主走査揺動片部232とを繋ぐ四つのL型梁部233A、233B、233C、233Dと、四つの圧電素子234A、234B、234C、234Dと、ミラー235と、二つの磁石236U、236Dと、を備える。
L型梁部233A、233B、233C、233Dは、枠体231のうちのy軸に平行な内辺と、主走査揺動片部232のx軸に平行な辺と、を連結している。
このとき、L型梁部233A、233B、233C、233Dは、主走査揺動片部232の左右中央に近接した位置において主走査揺動片部232と連結されている。
これにより、主走査揺動軸Ysを揺動軸として主走査揺動片部232が揺動可能になっている。
そして、四つL型梁部233A、233B、233C、233Dにおいて、x軸に平行な部分に圧電素子234A、234B、234C、234Dが配置されている。
圧電素子234A、234B、234C、234Dは、詳しくは図示しないが、下部電極と上部電極との間に圧電体膜を挟んだ積層構造である。
ミラー235は、主走査揺動片部232の一面に形成されている。ミラー235は、反射率の高い金属(例えばAlやAu)の蒸着によって形成できる。
ここまでの構造で明らかなように、ミラー235は、アーム240L、240Rによる支持によって副走査方向に揺動するとともに、L型梁部233A、233B、233C、233Dの支持によって主走査方向にも揺動できる。
二つの磁石236U、236Dは、主走査揺動片部232においてy軸に沿った上下にそれぞれ配置されている。ミラー235が形成された面を表面とすると、磁石236U、236Dは副走査揺動体部230の裏面に貼設されている。
支持基台部250は、台部251と、二つの電磁コイル252U、252Dと、を有する。電磁コイル252U、252Dは、それぞれ磁石236U、236Dと対になるように配置されている。
最後に、電気的配線について説明する。
4つの圧電素子234A、234B、234C、234Dが設けられているところ、二つの圧電素子234A、234Bで主走査揺動片部232に振動を誘起し、二つの圧電素子234C、234Dで主走査揺動片部232の振動を検出する。
すなわち、図6(A)において、主走査揺動軸Ysを間にして左側に配置されている二つの駆動用圧電素子234A、234Bには駆動信号を印加する。
すると、左側の二つの駆動用圧電素子234A、234Bの振動がL型梁部233A、233Bを介して主走査揺動片部232に伝達され、主走査揺動片部232が主走査揺動軸Ysを揺動軸として揺動する。
また、主走査揺動軸Ysを間にして右側に配置されている二つの検出用圧電素子234C、234Dで主走査揺動片部232の振動を検出する。
ここで、検出用圧電素子234C、234Dから得られる振動検出信号に対して所定の位相差をもった駆動電圧信号を駆動用圧電素子234A、234Bにフィードバックすることにより、主走査揺動片部232を共振駆動させることができる。
また、電磁コイル252U、252Dには、所定周期で副走査揺動体部230を揺動させる駆動電流を印加する。
これにより、電磁コイル252U、252Dと磁石236U、236Dとが反発および接近を交互に繰り返し、副走査揺動体部230が副走査揺動軸Xsを揺動軸として揺動する。
副走査方向の揺動は、非共振駆動であり、画像データの垂直駆動の周期に合わせて調整される。
次に、結像光学部150について説明する。
図7は、光射出ユニット120から発射された画像光束L1が見る運転者Pの眼PEに到達するまでの光路を概略的に示した図である。
なお、結像光学部150の構成は、光射出ユニット120から射出された画像光束L1を見る人の眼に導くものであればよく、特定の構成に限定されるものではない。
結像光学部150は、平面ミラー151と、マイクロレンズアレイ152と、平面ミラー153と、凹面ミラー154と、を備える。
また、図7には、コンバイナ(combiner)としてのフロントガラス11を合わせて示している。
マイクロレンズアレイ152は、光透過型であって、マイクロレンズをマトリックス状に配列したものである。
マイクロレンズアレイ152は、レーザー特有のスペックルを低減する効果があり、放射角や色ムラを考慮して最適設計されている。
そして、このマイクロレンズアレイ152によってレーザー光を拡散(放射)することにより、単位面積当たりのレーザー強度が小さくなる。
これにより、眼に対する負担が軽くなり、光束が眼に入射しても安全である。
走査ミラー部200で反射された光束L1は、マイクロレンズアレイ152上で一旦中間像を結ぶ。
その後、平面ミラー153、凹面ミラー154、フロントガラス11での反射を介して画像光束L1は見る者の眼に届く。
また、コンバイナとしてのフロントガラス11において、画像光束L1と外界からの実景とがオーバーレイされる。
次に、タイミング処理部160について説明する。
タイミング処理部160は、ミラー駆動制御回路161と、振動検出部162と、タイミング調整部170と、を備える。
ここで、タイミング処理が必要な事項としては、走査ミラー部200の主走査駆動制御、走査ミラー部200の副走査駆動制御、および、画像信号処理部110での画像処理タイミングを走査ミラー部200の駆動に合わせるためのタイミング信号の生成、がある。
ミラー駆動制御回路161は、走査ミラー部200の主走査駆動制御を行う主走査駆動制御部161Hと、走査ミラー部200の副走査駆動制御を行う副走査駆動制御部161Vと、を備える。
走査ミラー部200の主走査駆動制御について説明すると、走査ミラー部200の検出用圧電素子234C、234Dからの検出信号を振動検出部162で検出する。
振動検出部162は、例えば、増幅回路やフィルタで構成することができる。
検出された振動検出信号Snを主走査駆動制御部161Hにフィードバックし、走査ミラー部200が主走査方向で共振するように位相調整を行い、主走査駆動制御信号SHとして駆動用圧電素子234A、234Bに印加する。
これにより、走査ミラー部200を主走査方向においては共振駆動させる。
一方、副走査駆動制御部161Vは、画像データの垂直駆動の周期に合わせて走査ミラー部200を副走査方向に非共振駆動させる。
副走査方向の振動周波数は、例えば、VGAであれば60Hzである。副走査駆動制御部161Vは、主走査駆動制御部161Hから出力される主走査駆動信号SHとタイミングを合わせながら、60Hzで走査ミラー部200を副走査方向で揺動させる副走査駆動信号SVを出力する。
タイミング調整部170は、メモリコントローラの動作を走査ミラー部の駆動に合わせるようにタイミング処理する。
具体的には、走査ミラー部の主走査方向の共振周波数を逓倍し、ドットクロックを生成する。
ドットクロックは、タイミング信号として、読出し部113R、RGBデータバッファ115、光源駆動部116に供給される。
このように生成されたタイミング信号(ドットクロック、表示期間指示信号)に基づいて描画が行われる動作を順に説明する。
まず、読出し部113Rは、ドットクロックのタイミングで画像データを一ラインずつ読み出してRGBデータバッファ115に出力する。
このRGBデータバッファ115に一時保持された画像データが順送りに光源駆動部116に送られる。すると、各色の半導体レーザーダイオードそれぞれが画像データで指示された輝度で発光駆動される。各色の輝度、主走査、副走査の駆動が同期することにより、各画素が適切に描画され、これによって、所望の画像データが描画されることになる。
図8のフローチャートを参照しながら、減光処理部300の動作、特には、映像解析部310の動作を説明する。
ここで、一フレームの映像の例として図9を示す。映像は、横方向に720画素、縦方向に480画素を持つものとする。すなわち、1フレームの画素数は、345600(720x480)画素である。説明のため、全ての画素には0〜345599までの画素番号が割り振られているものとする。
また、閾値記憶部320には、輝度閾値として"200"が設定され、画素数閾値として86400が設定されているとする。(86400は、全画素数345600の四分の一に相当する。)
まず、映像解析部310は、フレームメモリ114から1フレーム分の映像信号を取り出す(ST110)。そして、フレームの先頭から順に画素の輝度値を抜き出していく(ST120)。抜き出した輝度値を輝度閾値と対比する(ST130)。
例えば、画素番号0の画素の輝度値は"90"であり、輝度閾値(200)より小さい(ST130:NO)。
一フレーム分の処理はまだ終了していないので(ST150:NO)、次の画素の判定に移る(ST160)。
ST120からST160の処理をループしていき、画素番号2についての処理になったとする。
画素番号2の画素の輝度値は"205"であり、輝度閾値(200)より大きい(ST130:YES)。この場合、映像解析部310は、この画素を高輝度画素としてカウントする(ST140)。
さらに、ST120からST160の処理をループしていき、最終の画素(画素番号345599)を処理すると、1フレーム分の輝度閾値判定は終了する(ST150:YES)。
次に、ST170において、高輝度画素の数が画素数閾値(86400)を超えているか判定する。
高輝度画素の数が画素数閾値を超えていた場合には(ST170:YES)、映像解析部310は映像変換部330に減光処理を実行させる(ST180)。
高輝度画素の数が画素数閾値を超えていなければ(ST170:NO)、映像解析部310は、次のフレームの輝度閾値判定に移行する(ST200、ST210)。
映像変換部330による減光処理の例を説明する。
映像変換部330による減光処理としては、例えば、図10に示すように、元の輝度値を所定値(ここでは"2")で割るようにしてもよい。このようにして、入力された画像ソースを低輝度の画像に変換する。
あるいは、映像変換部330は、図11に示すように、すべての画素の画素値を一律に黒レベルに落とすようにしてもよい。
ここでは、国際電気通信連合ITU-R BT.601-5で規定されている8bitの輝度信号が使用されているものとし、同規格で規定されている輝度の最小レベル(黒)である16としている。最も極端にいえば、輝度信号を最小レベルに落とせばよいが、運転者の視界を妨げない程度の輝度レベルにすればよいのである。
なお、減光処理は上記の方法に限定されず、種々の方法を用いることができる。
なお、入力画像がRGB(赤、緑、青)信号の場合、例えば国際電気通信連合ITU-R BT.601-5に記載されている方法でRGB信号から輝度信号に変換してから判断すれば良い。
また、RGB信号の各々について閾値を設け、閾値を越える全色の画素数の総計を計算して判断しても良い。
(変形例1)
上記第1実施形態において、車両の状態に応じて減光処理部300を起動させるか否かを選択できるようにしてもよい。
例えば、車両が停止していれば、輝度が高い(明るい)映像が表示されても問題は少ない。したがって、車両が走行している場合にだけ減光処理部300を起動させ、車両が停止している場合には減光処理部300の動作を停止させるようにしてもよい。
車両が走行しているか停止しているかを減光処理部300で判断させる方法としては種々考えられ、例えば、パーキングブレーキのオン/オフや、車両から出力される速度パルス、その他車両の移動を検出する様々なセンサからのセンサ信号を用いることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を説明する。
第2実施形態としては、車両の状態や、周囲の環境に応じて閾値(輝度閾値、画素数閾値)のレベルを変化させる点に特徴がある。
図12のフローチャートを参照しながら、閾値選択処理を説明する。
ここで、輝度閾値および画素数閾値は、それぞれ3段階設定されているとする。
第1閾値>第2閾値>第3閾値とし、値が小さい第3閾値の方が、値が大きい第1閾値よりも小さい(厳しい)とする。
すなわち、輝度閾値として、第1輝度閾値>第2輝度閾値>第3輝度閾値を設定するとする。
画素数閾値として、第1画素数閾値>第2画素数閾値>第3画素数閾値を設定するとする。
図12のフローチャートにおいて、最初に、走行中か否かを判断する(ST300)。
走行中であることは、パーキングブレーキがオフ、または車速パルスが入っていること、または、ギアがニュートラルまたはパーキング以外に入っていること等から容易に判断できる。
走行中でない場合(ST300:NO)、停止中と判断する。この場合、第1輝度閾値および第1画素数閾値を選択する(S304)。
停止中は外部視認の必要性の少ないため、輝度の閾値は大きく、画素の閾値も大きくしてよい。これにより、停車中は、画像ソースのオリジナルの輝度のままで映像を見ることができる。
走行中の場合(ST300:YES)、ライトが点灯しているか否か(ST301)、外光が暗いか(ST302)、雨が降っているか(ST303)、を判定する。
そして、夜間、悪天候、など外部視認性が悪い環境であるときには、明るすぎる映像によって運転者の視界を遮ってはいけない。したがって、このような状況の場合には、輝度閾値および画素数閾値を小さく(厳しく)設定する必要があり、第3輝度閾値および第3画素数閾値を選択する(ST306)。
ST301、ST302、ST303の判定条件により、外部視認性が良い環境であると判定される場合には、第2閾値(第2輝度閾値および第2画素数閾値)を選択することになる(ST305)。
外光の明るさ(暗さ)は外光センサで検出するようにしてもよい。雨が降っているか否かは、雨滴センサで検出してもよく、あるいはワイパーの動作状態で判断してもよい。
ST301、ST302、ST303は、OR条件でもAND条件でもよいのであり、これら条件の組み合わせ方は種々考えられる。
また、例えば、外光が暗く、かつ、降雨がある場合は、第3閾値よりもさらに小さい(厳しい)第4の閾値を用いるようにしてもよい。
また、ライト点灯状態や、外光センサ、雨滴センサ等によって、輝度閾値および画素数閾値のうちのどちらか一方だけ閾値レベルを変更するようにしてもよい。
例えば、外光センサが明るいと判断し、雨滴センサが降雨と判断した場合はある程度の明るさが確保できるため、輝度閾値としては第1閾値レベルや第2閾値レベルを用い、画素数閾値を第3閾値レベルにする、などのバリエーションも考えられる。
本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記説明では、走査ミラー部としては、一体で二軸駆動が可能なMEMSミラーを例示したが、水平方向に揺動するミラーと垂直方向に揺動するミラーとが別体になっているなど、上記の例示に限定されず種々変更が可能である。
画像表示装置は、ヘッドアップディスプレイとしての車載タイプのみならず、ヘルメット内蔵型や眼鏡タイプなどのヘッドマウントディスプレイなどに応用してもよい。
(つまり、本発明は4輪の自動車に搭載された場合だけを想定しているわけではない。)
例えば、ヘルメット内蔵型の画像表示装置を想定し、オートバイの運転者がこのヘルメットを着用して外出したとすれば、これまで説明したのと同じ問題が発生し、そして、そのような問題は本発明によって同じように解決されることが理解されるであろう。
上記の説明では、画像の全領域を減光処理する場合を例示したが、全領域ではなく、必要な所定領域だけを減光処理するようにしてもよい。
例えば、前方が視認できる程度に画像の中央領域だけを減光処理するようにしてもよい。
また、上述の各変形例や実施携帯を組み合わせてもよい。
また、本発明は減光処理部300等の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを含むものである。これらのプログラムは、記録媒体から読み取られてコンピュータに取り込まれてもよいし、通信ネットワークを介して伝送されてコンピュータに取り込まれてもよい。
10・・・自動車、11・・・フロントガラス、100・・・画像表示装置、110・・・画像信号処理部、116・・・光源駆動部、120・・・光射出ユニット、130・・・光源部、150・・・結像光学系、160・・・タイミング処理部、180・・・中央制御部、200・・・走査ミラー部、300・・・減光処理部。

Claims (5)

  1. 光束を出力する光源部と、
    入力画像データに基づいて前記光源部を駆動させる光源駆動部と、
    主走査方向及び副走査方向に駆動されることで、前記光源部からの光束をラスター走査するよう反射する走査ミラー部と、
    前記入力画像データに、所定の輝度閾値以上の輝度をもつ画素が所定の画素数閾値以上含まれていた場合、前記入力画像データの全領域または一部の領域に対して減光処理を行う減光処理部と、を備える画像表示装置。
  2. 前記画像表示装置は車載用であり、
    車両が走行している場合の輝度閾値は、車両が停止している場合の輝度閾値よりも値が小さい
    請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記画像表示装置は車載用であり、
    車両が走行している場合の画素数閾値は、車両が停止している場合の画素数閾値よりも値が小さい
    請求項1または請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記画像表示装置は車載用であり、
    ライトが点灯している、外光が所定値よりも暗い、および、雨が降っている、の少なくとも一つ以上の条件が満たされたときの輝度閾値は、いずれの条件も満たさない場合の輝度閾値よりも値が小さい
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像表示装置。
  5. 前記画像表示装置は車載用であり、
    ライトが点灯している、外光が所定値よりも暗い、および、雨が降っている、の少なくとも一つ以上の条件が満たされたときの画素数閾値は、いずれの条件も満たさない場合の画素数閾値よりも値が小さい
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像表示装置。
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