JP4006179B2 - 画像表示装置および画像表示システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源からの光束を走査することに画像を形成し、表示する画像表示装置に関し、特に機械的な共振作用を利用した反射面の駆動により光束の走査を行う場合に適した画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光源からの光束を走査して観察者の眼内(網膜)に画像を形成し、画像を表示させる画像表示光学系(ないし画像表示装置)として、米国特許 5,356,181,米国特許 5,369,415,米国特許5,467,104 ,特許第 2874208 号など、種々のものが提案されている。
【0003】
本願図9には、米国特許5,356,181 の画像表示光学系の構成を示している。この画像表示光学系では、光源300からの光束を光変調器301で変調し、光学系302〜303を介して、水平/垂直の光偏向器304,305に入射させ、さらに望遠鏡系を構成する接眼光学系306を介して眼310に入射させる。光偏向器304,305により、眼310に入射する光は偏向させられ、網膜上に形成される像が走査され、これにより観察者は2次元画像を観察することが可能となる。
【0004】
また、図10には、米国特許 5,369,415の画像表示光学系の構成を示している。この画像表示光学系では、2 次元方向に走査される光源401からの光が平面型の光学系402を介して眼(網膜)410上を走査する。走査される光束は、平面型光学系402内の複数の平面反射点で順次反射し、回折光学系408で眼の方向に光路を変えられる。この構成により、偏向される光束は網膜410上を直接走査し、画像観察を可能とする。
【0005】
また、図11には、米国特許 5,467,104の画像表示光学系の構成を示している。この画像表示光学系では、赤、緑、青の光源501,502,503を光源ドライバ504,505,506で変調し、これら光源からの光を色合成手段507で合成する。そして、合成した光源からの光を眼510との間にある光学系により眼510の瞳を通過させ、網膜上に集光させる。眼と光源の間には、垂直方向・水平方向の走査手段508,509が光学系を介して配置されており、網膜上の集光点が走査される。
【0006】
さらに、図12には、特許第2874208 号の画像表示光学系の構成を示している。同図(B)に示すように、光源からの光束は光学系601aを介してポリゴンミラーからなる偏向手段602により偏向され、光学系601b,601cを介して眼610に入射する。また、同図(A)には、光源から眼までの光路の構成を示しており、データ処理およびドライブ信号620によって駆動される光源603,604,605からの光は、コリメートレンズ606、色合成系607およびレンズ609を介して光ファイバ618に入射する。さらに、光ファイバ618を透過した後、レンズ619を介して波面曲率変調手段630および光束偏向器640を透過し、眼610に入射する。
【0007】
これら従来の画像表示光学系は、光源からの光を像面である網膜上に結像させ、その像点を光路中に配置された走査手段により走査することにより、観察者に2次元の画像を表示するものである。
【0008】
ところで、2次元画像を観察者に表示するための装置としては、液晶パネルなどの2次元の画像表示素子を光学系を通して虚像として拡大表示させるものがある。このような構成のものでは、より高精細な画像を表示しようとする場合、画像表示素子の画素数を増やすことになる。但し、大画素数を有し、しかも小型の画像表示素子は高価であり、装置全体のコスト上昇を招く。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
一方で、上記した各走査タイプの画像表示装置のうち米国特許5,356,181 ,米国特許5,467,104 および特許第 2874208号に係るものでは、多数のレンズを使用しており、光学系ないし装置が大型化し易いという問題がある。
【0010】
また、米国特許 5,369,415に係るものでは、平面型の光学系を用いて構成が比較的シンプルになっているものの、観察者の目のほうに光を向ける作用を、眼前の回折光学素子のみのため高画質を得ようとすると収差補正が難しくなる可能性があり、高画角化するのがむずかしい。
【0011】
さらに、特許第 2874208号においては、偏向(走査)手段としてポリゴンミラーを用いているため、偏向手段さらには装置全体が大型化してしまうという問題がある。
【0012】
そこで、本発明は、構成が簡単で小型・安価であり、さらには光の高速走査が可能な走査型の画像表示装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の画像表示装置では、光源部と、この光源部からの光束を反射する反射面を駆動して光束を走査する光走査手段と、この光走査手段からの反射光束が入射する入射面、曲面により構成されて前記入射面から入射した光束を反射する少なくとも1つの内面反射面およびこの内面反射面で反射した光束を射出する射出面を有する光学素子と、この光学素子から射出した光束を反射により観察者の眼に導く反射素子とを有している。該光学素子の各面は、該入射面から入射した光束が交差することなく該射出面から射出するように配置されている。また、反射素子は、観察者の眼に対して凹面を向けた曲面形状の反射面を有する。そして、観察者の眼前に位置した反射素子に対して、光源部、光走査手段および光学素子が観察者の頭部側方に位置する。さらに、該光走査手段からの反射光束が観察者の頭部に近づく方向に進行して該光学素子に入射するように、該光源部、該光走査手段及び該光学素子が配置されている。
【0014】
このように、光源部から射出された光束を光走査手段によって走査することで、走査速度を高速化し易く高精細な画像表示に適した画像表示装置とすることが可能となる。
【0015】
しかも、少なくとも1つの内面反射面を有する光学素子を用いることで、光路を折り曲げることができ、装置の小型化を図ることが容易であるとともに、光学素子から射出した光束を反射素子を介して眼球に導く構成としているので、光学系の配置自由度を高めることが可能となる。
【0016】
さらに、観察者の眼前に位置した反射素子に対して、光源部、光走査手段および光学素子を観察者に煩わしさを感じさせないように、頭部側方に位置するよう配置し、あたかも眼鏡を掛けているように快適に使用できる走査型の画像表示装置を実現することが可能となる。
【0017】
そして、光学素子の内面反射面を曲面とすることで、光束を頭部側方から眼前の反射素子を介して眼球に導くことが可能な光学配置であるために発生し易い偏心収差等の諸収差を良好に補正して、高画質の画像を表示することが可能となる。
【0018】
さらに、光走査手段として、微小電気機械システム(micro electro mechanical system :MEMS)の技術を応用したデバイスであって、半導体プロセスにより製造されて反射面を機械的共振作用により駆動するデバイスを用いることにより、光走査手段自体を小型化することが可能であるとともにきわめて高速度での走査が可能となり、より小型で高精細な画像の表示を行える画像表示装置を実現することが可能となる。
【0019】
なお、光学素子および反射素子からなる光学系によって光走査手段による光束の走査角度を拡大することにより、光走査手段の走査角度に比べて大きな画像を観察させることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の第1実施形態である画像表示装置における光学系の概略構成を示している。また、図3には、上記光学系の光路図を示している。
【0021】
これらの図において、6はLEDや半導体レーザー等の発光体であり、光源制御回路9により発光制御される。7は発光体6から射出した光束をコリメート(略平行光化)するコリメート素子7aと、コリメート素子7aから射出した光束を内面反射によって後述する光走査素子1に導く導光プリズム7bとにより構成される導光光学系である。
【0022】
なお、発光体6および導光光学系7により、請求の範囲にいう光源部が構成される。
【0023】
1は光走査素子(光走査手段)であり、本実施形態では、半導体プロセスを用いて製造されたデバイスが用いられている。これにより、ポリゴンミラー等を用いる場合に比べて小型化を実現できる。
【0024】
この光走査素子1には走査制御回路8が接続されており、この走査制御回路8からの電気信号によって光走査素子1の平面ミラー1aが機械的共振作用により高速かつ大角度で揺動駆動される。
【0025】
ここで、図2を用いて光走査素子1の構成および光学作用についてその概要を説明する。
【0026】
光走査素子1は、不図示の半導体基板上に、揺動可能に支持された可動板が形成され、この可動板上に平面ミラー1aが設けられた構成となっている。また、図示はしないが、基板上には永久磁石が、可動板にはコイルが設けられており、このコイルに対して通電制御を行うことで発生した磁界の作用により可動板(つまりは平面ミラー1a)を揺動駆動する。そして、可動板を機械的な共振状態とすることによって高速かつ大角度で平面ミラー1aを揺動駆動することができる。
【0027】
平面ミラー1aは、互いに直交する水平走査軸12aおよび垂直走査軸12bを中心として2方向に揺動可能となっており、平面ミラー1aに入射した光11の反射光は、例えば平面ミラー1aが軸12aを中心に揺動したときにはその揺動角度に応じて11a,11b,11cのように偏向する。また、平面ミラー1aが軸12bを中心に揺動したときも同様であり、反射光11a,11b,11cの偏向方向に対して直交する方向に偏向される。つまり、平面ミラー1aの揺動によって2次元方向に光束を偏向することができる。
【0028】
2は表示光学系であり、プリズム状の光学素子2aと反射素子2bとを有して構成されている。光学素子2aは、図3に詳しく示すように、入射面201と、射出面206と、4つの内面反射面202〜205を有して構成されている。
【0029】
なお、光学素子2aと、上述したコリメート素子7aおよび導光プリズム7bとの一部又は全てを一体の素子として構成してもよい。
【0030】
図3において、平面ミラー1aからの反射光は、入射面201を透過して光学素子2a内に入射する。
【0031】
また、反射素子2bは、光学素子2aから射出した光束を反射して観察者の眼3に導く。
【0032】
なお、図示しないが、上述した光学系の各構成要素(発光体6〜反射素子2b)は全て眼鏡のように観察者の頭部に装着可能な装着部材により保持されており、反射素子2bが観察者の眼3の前に配置されると、他の構成要素(発光体6〜光学素子2aは観察者の頭部側方にユニット化されて配置されることになる。なお、反射素子2bは装着部材における眼鏡のレンズを保持する箇所に相当する位置にて保持され、発光体6〜光学素子2aは装着部材の耳掛け柄に相当する部分に保持される。
【0033】
このように構成された画像表示装置において、発光体6から射出した光束は、コリメート素子7aにより略平行光化された後、導光プリズム7bの入射面を透過し、導光プリズム7bの内面反射面により反射して射出面から射出する。
【0034】
導光プリズム7bから射出した光束は、光走査素子1によって2次元的に走査され、光学素子2aの入射面201を透過して光学素子2a内に入射する。光学素子2a内に入射した光束は、内面反射面202,203,204,205の順で順次反射し、射出面206から射出する。ここで、図3から明らかなように、入射面201、内面反射面202,203,204,205および射出面206は、入射面201から入射した各光線が交差することなく射出面206から射出するように配置されている。
【0035】
そして、光学素子2aから射出した光束は、反射素子2bにて反射し、観察者の眼3に入射する。観察者の眼3に入射した光束は、網膜4上にて結像する。
【0036】
光源制御回路9と走査制御回路8は、不図示のテレビ、ビデオ、DVDプレーヤー、コンピュータ等の画像情報供給装置から映像信号の供給を受ける画像形成制御回路10に接続されており、画像形成制御回路10は、供給された映像信号に対応して光源制御回路9と走査制御回路8との同期をとるようにこれら回路(つまりは、発光体6の発光および光走査素子1への通電を)制御する。
【0037】
なお、本実施形態の画像表示装置と上述した画像情報供給装置により画像表示システムが構成される。
【0038】
ここで、網膜4上での光束(結像点)の走査について図3を用いて説明する。例えば、光走査素子1の平面ミラー1aが初期位置(揺動角度がゼロ)のときの光束を13aとし、そのときの網膜4上での結像点を14aとすると、平面ミラー1aが初期位置から揺動して光路が13b,13cとなったときの結像点はそれぞれ14b,14cとなる。このような結像点の走査が、平面ミラー1aの2次元方向への揺動によって2次元的に行われる。
【0039】
このような結像点の走査と、供給された映像信号に対応した発光体6の発光強度の制御とが同期して行われることにより、観察者の網膜4上に、映像信号に対応した画像が形成される。
【0040】
なお、光学素子2aと反射素子2bとからなる表示光学系は、光走査素子1による光束の走査角度を拡大する配置となっている。このため、光走査素子1(平面ミラー1a)による走査角度の大きさに比べて拡大された視野角を有する画像の観察が可能となる。
【0041】
以上説明したように、本実施形態によれば、光走査素子1として、反射面が機械的な共振作用によって往復運動を行うものを用いているため、光走査手段を小さくすることができる。また、光走査素子1の平面ミラー1aと光学素子2aの内面反射面とによって光路を複数回折り曲げているので、装置全体を小型化することができる。
【0042】
また、テレビやビデオ等の映像信号を表示する場合、水平方向と垂直方向の走査周波数が大きく異なる。このような場合、少なくともより高い走査速度を要求される側を機械的な共振作用で駆動するとよい。
【0043】
また、本実施形態では、反射素子2bは、眼3の側方から入射する光束を眼3の方に向けるために、眼3の光軸に対して傾いて配置されている。このため、反射素子2bにおいて偏心収差が発生し易いが、光学素子2aの内面反射面202〜205のいずれかを、回転対称性を有さない曲面(あるいは一対の対称な形状の曲面を定める対称面が1以下の曲面)とし、さらに反射素子2bの反射面を回転対称性を有さない曲面(あるいは一対の対称な形状の曲面を定める対称面が1以下の曲面)とすることで、偏心収差等の諸収差を良好に補正することができる。
【0044】
さらに、本実施形態において、発光体6と光走査素子1とを同一基板上に設ける一方、導光光学系7の素子7a,7bと光学素子2aとを一体の光学素子ユニットとして構成すれば、上記基板上に光学素子ユニットを被せるようにして組み立てることが可能となる。
【0045】
なお、本実施形態においては、発光体6が1つ(1色)とした場合について説明したが、図4に示すように、赤、青、緑の3つの色の光を発する発光体6r,6b,6gを設け、これら発光体6r,6b,6gからの光を、ダイクロイックプリズムなどの色合成素子7cを通して合成し、光走査素子1や表示光学系2に導くようにすれば、カラー画像を得ることができる。
【0046】
なお、本実施形態にて説明した光走査素子1の構成は一例であり、半導体プロセスにより製造されるものであれば、他の構成のものを使用することも可能である。
【0047】
(第2実施形態)
図5には、本発明の第2実施形態である画像表示装置における光学系の概略構成を示している。また、図7には、上記光学系の光路図を示している。
【0048】
これらの図において、6はLEDや半導体レーザー等の発光体であり、光源制御回路9により発光制御される。7は発光体6から射出した光束をコリメート(略平行光化)して後述する第1の光走査素子に導く導光光学系である。
【0049】
なお、発光体6および導光素子7により、請求の範囲にいう光源部が構成される。
【0050】
21は光走査部(光走査手段)であり、本実施形態では、半導体プロセスを用いて製造されたデバイスが用いられている。これにより、ポリゴンミラー等を用いる場合に比べて小型化を実現できる。
【0051】
この光走査部21は、水平走査軸を中心に揺動可能な平面ミラー21aを有する第1の光走査素子と、垂直走査軸を中心に揺動可能な平面ミラー21bを有する第2の光走査素子とから構成されている。
【0052】
これら光走査素子には走査制御回路8が接続されており、この走査制御回路8からの電気信号によって光走査素子の平面ミラー21a,21bが揺動駆動される。平面ミラー21a は特に高速な駆動が要求されるため、機械的な共振作用が使用されている。
【0053】
ここで、図6を用いて、第1および第2の光走査素子の構成および光学作用についてその概要を説明する。
【0054】
第1の光走査素子は、不図示の半導体基板上に、揺動可能に支持された可動板が形成され、この可動板上に平面ミラー21aが設けられた構成となっている。また、図示はしないが、基板上には永久磁石が、可動板にはコイルが設けられており、このコイルに対して通電制御を行うことで発生した磁界の作用により可動板(つまりは平面ミラー21a)を揺動駆動する。そして、可動板を機械的な共振状態とすることによって高速かつ大角度で平面ミラー21aを揺動駆動することができる。
【0055】
平面ミラー21aは、水平走査軸22aを中心として揺動可能となっており、平面ミラー21aに入射した光11の反射光は、平面ミラー21aが軸22aを中心に揺動したときにはその揺動角度に応じて11a,11b,11cのように偏向する。
【0056】
そして、光11a,11b,11cは、第1および第2の光走査素子の間に配置された中間素子2cに入射し、この中間素子2cの内面反射面で反射して第2の光走査素子に導かれる。
【0057】
一方、第2の光走査素子は、第1の光走査素子と同様に、不図示の半導体基板上に、揺動可能に支持された可動板が形成され、この可動板上に平面ミラー21bが設けられた構成となっている。また、図示はしないが、基板上には永久磁石が、可動板にはコイルが設けられており、このコイルに対して通電制御を行うことで発生した磁界の作用により可動板(つまりは平面ミラー21b)を揺動駆動する。そして、可動板を機械的な共振状態とすることによって高速かつ大角度で平面ミラー21bを揺動駆動することができる。
【0058】
平面ミラー21bは、垂直走査軸22bを中心として揺動可能となっており、中間素子2cから平面ミラー21bに入射した光の反射光は、平面ミラー21bが軸22bを中心に揺動したときにはその揺動角度に応じて11a′,11b′,11c′のように偏向する。
【0059】
このように構成された第1および第2の光走査素子における平面ミラー21a,21bの揺動によって2次元方向に光束を偏向することができる。
【0060】
2は表示光学系であり、上述したプリズム状の中間素子2cと、プリズム状の光学素子2aと反射素子2bとを有して構成されている。中間素子2cは、図7に詳しく示すように、入射面と射出面と内面反射面207とを有する。また、光学素子2aは、入射面208と、射出面213と、4つの内面反射面209〜212を有して構成されている。
【0061】
なお、光学素子2aと上述した導光光学系7の素子と中間素子2cとを全て一体の素子として構成してもよい。
【0062】
図7において、平面ミラー21bからの反射光は、入射面208を透過して光学素子2a内に入射する。
【0063】
また、反射素子2bは、光学素子2aから射出した光束を反射して観察者の眼3に導くため、観察者の目の側に凹面を向けた構成となっている。
【0064】
なお、図示しないが、上述した光学系の各構成要素(発光体6〜反射素子2b)は全て眼鏡のように観察者の頭部に装着可能な装着部材により保持されており、反射素子2bが観察者の眼3の前に配置されると、他の構成要素(発光体6〜光学素子2aは観察者の頭部側方に配置されることになる。なお、反射素子2bは装着部材における眼鏡のレンズを保持する箇所に相当する位置にて保持され、発光体6〜光学素子2aは装着部材の耳掛け柄に相当する部分に保持される。
【0065】
このように構成された画像表示装置において、発光体6から射出した光束は、導光光学系7により略平行光化された後、まず第1の光走査素子の平面ミラー21aに入射し、ここで水平方向の偏向を受けて中間素子2cに入射する。
【0066】
中間素子2cに入射した光束は、その内面反射面207によって反射し、第2の光走査素子21bに向かって射出する。そして、第2の光走査素子の平面ミラー21bに入射し、ここで垂直方向の偏向を受けて、光学素子2aの入射面208を透過して光学素子2a内に入射する。光学素子2a内に入射した光束は、内面反射面209,210,211,212の順で順次反射し、射出面213から射出する。ここで、図7から明らかなように、入射面208、内面反射面209,210,211,212および射出面213は、入射面209から入射した各光線が交差することなく射出面213から射出するように配置されている。
【0067】
そして、光学素子2aから射出した光束は、反射素子2bにて反射し、観察者の眼3に入射する。観察者の眼3に入射した光束は、網膜4上にて結像する。
【0068】
光源制御回路9と走査制御回路8は、不図示のテレビ、ビデオ、DVDプレーヤー、コンピュータ等の画像情報供給装置から映像信号の供給を受ける画像形成制御回路10に接続されており、画像形成制御回路10は、供給された映像信号に対応して光源制御回路9と走査制御回路8との同期をとるようにこれら回路(つまりは、発光体6の発光および第1,第2の光走査素子への通電を)制御する。
【0069】
なお、本実施形態の画像表示装置と上述した画像情報供給装置により画像表示システムが構成される。
【0070】
ここで、網膜4上での光束(結像点)の走査について図7を用いて説明する。例えば、第1の光走査素子の平面ミラー21aが初期位置(揺動角度がゼロ)のときの光束を13aとし、そのときの網膜4上での結像点を14aとすると、平面ミラー1aが初期位置から揺動して光路が13b,13cとなったときの結像点はそれぞれ14b,14cとなる。このような結像点の走査が、平面ミラー21a、21bの2次元方向への揺動によって2次元的に行われる。
【0071】
このような結像点の走査と、供給された映像信号に対応した発光体6の発光強度の制御とが同期して行われることにより、観察者の網膜4上に、映像信号に対応した画像が形成される。
【0072】
なお、光学素子2aおよび反射素子2bとからなる表示光学系は、第1および第2の光走査素子による光束の走査角度を拡大する配置となっている。このため、第1および第2の光走査素子(平面ミラー21a,21b)の走査角度に対して拡大された視野角を有する画像の観察が可能となる。
【0073】
以上説明したように、本実施形態によれば、第1および第2の光走査素子とが、半導体プロセスを利用して製作される光走査手段であるため、光走査手段を小さくすることができる。特に、テレビやビデオ等の画像のように、水平走査と垂直走査の速度が大きく異なる画像を表示する場合、より高速の走査が要求される側に機械的な共振作用によりミラーを振動させると効果的である。
【0074】
また、両光走査素子の平面ミラー21a,21bと光学素子2aの内面反射面とによって光路を複数回折り曲げているので、装置全体を小型化することができる。
【0075】
また、本実施形態では、反射素子2bは、眼3の側方から入射する光束を眼3の方に向けるために、眼3の光軸に対して傾いて配置されている。このため、反射素子2bにおいて偏心収差が発生し易いが、光学素子2aの内面反射面209〜212のいずれかを、回転対称性を有さない曲面(あるいは一対の対称な形状の曲面を定める対称面が1以下の曲面)とし、さらに反射素子2bの反射面を回転対称性を有さない曲面(あるいは一対の対称な形状の曲面を定める対称面が1以下の曲面)とすることで、偏心収差等の諸収差を良好に補正することができる。また、反射素子2 bは、観察者の眼の側に向かって凹面を向ける構成としたが、同様の作用を有する反射型のホログラム等であっても同様の効果が得られる。
【0076】
さらに、本実施形態において、発光体6と第1および第2の光走査素子とを同一基板上に設ける一方、導光光学系7の素子と光学素子2aと中間素子2cとを一体の光学素子ユニットとして構成すれば、上記基板上に光学素子ユニットを被せるようにして組み立てることが可能となる。
【0077】
なお、本実施形態においては、発光体6が1つ(1色)とした場合について説明したが、図8に示すように、赤、青、緑の3つの色の光を発する発光体6r,6b,6gを設け、これら発光体6r,6b,6gからの光を、ダイクロイックプリズムなどの色合成素子7cを通して合成し、第1および第2の光走査素子や表示光学系2に導くようにすれば、カラー画像を得ることができる。
【0078】
なお、本実施形態にて説明した第1および第2の光走査素子の構成は一例であり、半導体プロセスにより製造されるものであれば、他の構成のものを使用することも可能である。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光源部から射出された光束を光走査手段によって走査することで、走査速度を高速化し易く高精細な画像表示に適した画像表示装置とすることができる。
【0080】
しかも、少なくとも1つの内面反射面を有する光学素子を用いることで、光路を折り曲げることができ、装置の小型化を図ることが容易であるとともに、光学素子から射出した光束を反射素子を介して眼球に導く構成としているので、光学系の配置自由度を高めることができる。したがって、観察者の眼前に位置した反射素子に対して、光源部、光走査手段および光学素子を観察者に煩わしさを感じさせないように、頭部側方に位置するよう配置することができ、あたかも眼鏡を掛けているように快適に使用できる走査型の画像表示装置を実現することができる。
【0081】
さらに、光学素子の内面反射面を曲面とすることで、光束を頭部側方から眼前の反射素子を介して眼球に導くことが可能な光学配置であるために発生し易い偏心収差等の諸収差を良好に補正して、高画質の画像を表示することができる。
【0082】
さらに、光走査手段として、半導体プロセスにより製造されて反射面を機械的共振作用により駆動するデバイスを用いるようにすれば、光走査手段自体を小型化することができるとともにきわめて高速度での走査が行え、より小型で高精細な画像の表示を行える画像表示装置を実現することができる。
【0083】
また、光学素子および反射素子からなる光学系によって光走査手段による光束の走査角度を拡大するようにすれば、光走査手段の走査角度に比べて大きな画像の観察が可能な画像表示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である画像表示装置の光学系の構成を示す概略図である。
【図2】上記第1実施形態の光学系を構成する光走査素子の構成を示す概略図である。
【図3】上記第1実施形態の光学系の光路図である。
【図4】上記第1実施形態の光源部の変形例である。
【図5】本発明の第2実施形態である画像表示装置の光学系の構成を示す概略図である。
【図6】上記第2実施形態の光学系を構成する光走査素子の構成を示す概略図である。
【図7】上記第2実施形態の光学系の光路図である。
【図8】上記第2実施形態の光源部の変形例である。
【図9】従来の画像表示光学系の説明図である。
【図10】従来の画像表示光学系の説明図である。
【図11】従来の画像表示光学系の説明図である。
【図12】従来の画像表示光学系の説明図である。
【符号の説明】
1 光走査素子
1a,21a,21b 平面ミラー
2 表示光学系
2a 光学素子
2b 反射素子
2c 中間素子
3 眼
4 網膜
5 瞳孔
6 発光体
7 導光光学系
8 走査制御回路
9 光源制御回路
10 画像表示制御向路
11 光束
12a,12b,22a,22b 走査軸
13a〜13c 光束
14a〜14c 結像点
201〜213 光学素子の光学面
Claims (8)
- 光源部からの光束を反射する反射面を駆動して光束を走査する光走査手段と、
該光走査手段からの反射光束が入射する入射面、曲面により構成されて前記入射面から入射した光束を反射する少なくとも1つの内面反射面および前記内面反射面で反射した光束を射出する射出面を有し、前記入射面から入射した光束が交差することなく前記射出面から射出するように各面が配置された光学素子と、
観察者の眼に対して凹面を向けた曲面形状の反射面を有し、前記光学素子から射出した光束を反射により観察者の眼に導く反射素子とを有し、
観察者の眼前に位置した前記反射素子に対して、前記光源部、前記光走査手段および前記光学素子が観察者の頭部側方に位置すると共に、前記光走査手段からの反射光束が観察者の頭部に近づく方向に進行して前記光学素子に入射するように、前記光源部、前記光走査手段及び前記光学素子が配置されていることを特徴とする画像表示装置。 - 前記光走査手段は、半導体プロセスにより製造され、前記反射面を機械的共振により駆動することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記光走査手段は、光束を二次元方向に反射させるよう反射面を駆動することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
- 前記光学素子および前記反射素子からなる光学系が、前記光走査手段による光束の走査角度を拡大するよう配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の画像表示装置。
- 前記光学素子の内面反射面が回転対称性を有さない曲面により構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の画像表示装置。
- 前記反射素子の反射面が、回転対称性を有さない曲面により構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の画像表示装置。
- 前記光源部が、発光体と、この発光体からの光束をコリメートして前記光走査手段の反射面に導く導光光学系とを有して構成され、前記導光光学系を構成する素子が前記光学素子と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の画像表示装置。
- 請求項1から7のいずれか1つに記載の画像表示装置と、前記光走査手段による光束の走査によって形成される画像の情報を供給する画像情報供給装置とを有して構成される画像表示システム。
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