JP2014130264A - 回転板駆動装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】1の回転部材に同軸に連結した回転軸と他の1の回転部材とをそれぞれ回転可能に支持することにより歯車機構を回転可能に支持した場合でも、回転板が同軸に連結されている歯車機構の回転軸線がずれない回転板駆動装置を提供すること。
【解決手段】ロータリシャッタ装置1の製造工程では、フレックススプライン71と第1回転軸21およびウエーブジェネレータ72と第2回転軸22を連結し、サーキュラスプライン70を固定し、第2回転軸22を回転させて第1回転軸21を回転させ、第1回転軸21の周面部分21aを研磨する。その後、周面部分21aを第1ボールベアリング36により支持し、サーキュラスプライン70を支持機構93により支持する。研磨加工によってウエーブジェネレータ72を回転させたときに発生する第1回転軸21の回転軸線のずれを是正でき、回転軸および歯車機構24の全体の回転軸線のずれを防止できる。
【選択図】図3
【解決手段】ロータリシャッタ装置1の製造工程では、フレックススプライン71と第1回転軸21およびウエーブジェネレータ72と第2回転軸22を連結し、サーキュラスプライン70を固定し、第2回転軸22を回転させて第1回転軸21を回転させ、第1回転軸21の周面部分21aを研磨する。その後、周面部分21aを第1ボールベアリング36により支持し、サーキュラスプライン70を支持機構93により支持する。研磨加工によってウエーブジェネレータ72を回転させたときに発生する第1回転軸21の回転軸線のずれを是正でき、回転軸および歯車機構24の全体の回転軸線のずれを防止できる。
【選択図】図3
Description
本発明は、回転板に連結された歯車機構が回転可能に支持されている回転板駆動装置に関する。
かかる回転板駆動装置は特許文献1に記載されている。回転板駆動装置は、狭い隙間を開けて同軸に配置された第1、第2の回転板と、2枚の回転板を回転させるための歯車機構と、歯車機構を駆動する第1、第2モータを備えている。歯車機構およびモータは2枚の回転板の隣接位置に同軸に配置された有底筒状のハウジング内に収納されており、2枚のシャッタ板はハウジングの開口の外側に位置している。
特許文献1の回転板駆動装置は撓み噛み合い式波動歯車機構と呼ばれる歯車機構を搭載している。この歯車機構において最も外周側に位置するサーキュラスプライン(筒状の内歯歯車)の外周面とハウジングの内周面の間にはボールベアリングが挿入されている。ボールベアリングはサーキュラスプラインを軸線回りに回転可能に支持することによって歯車機構の全体を軸線回りに回転可能に支持している。フレックススプラインには軸線上を延びている回転軸が一体に構成されており、第1回転板はこの回転軸に同軸に固定されている。サーキュラスプラインには環状の取付部材を介して第2の回転板が固定されている。第1のモータの駆動力はウエーブジェネレータに伝達され、第2のモータの駆動力はサーキュラスプラインに伝達される。2つのモータが同一速度で回転駆動されると、歯車機構の全体が軸線回りに回転して2枚の回転板が同一速度で回転する。2つのモータが異なる速度で回転駆動されると2枚の回転板が相対回転する。
特許文献1の回転板駆動装置では、サーキュラスプラインに伝達されている第2のモータの駆動力を、フレックススプラインに伝達させるように構成することもできる。すなわち、第2のモータによって回転軸を回転させることによりフレックススプラインを回転させる構成を採用することができる。また、このような構成を採用した場合にも、2つのモータが同一速度で回転駆動されると、歯車機構の全体が軸線回りに回転して2枚の回転板が同一速度で回転する。2つのモータが異なる速度で回転駆動されると2枚の回転板が相対回転する。
ここで、特許文献1では、フレックススプラインと一体に構成された回転軸の先端は、軸受などにより支持されておらず、自由端になっているが、回転軸を第2のモータにより回転駆動させる場合には、回転軸の先端部分を軸受によって軸線回りに回転可能に支持しておく必要がある。すなわち、歯車機構を、フレックススプラインに連結した回転軸とサーキュラスプラインの2箇所で回転可能に支持する必要がある。
しかし、撓み噛み合い式波動歯車機構のように、第1回転部材、第2回転部材、第3回転部材から構成される歯車機構では、1の回転部材に同軸に連結した回転軸と他の1の回転部材を別々に回転可能に支持することによって歯車機構を回転可能に支持しようすると、回転軸および歯車機構の全体の回転軸線がずれて、歯車機構を回転させたときに振動や騒音を引き起こすという問題がある。すなわち、1の回転部材に同軸に連結した回転軸と他の1の回転部材を別々に回転可能に支持すると、歯車機構を構成している3つの回転部材間の同軸のずれ、回転軸の公差、回転軸を1つの回転部材に固定する際の組立公差などに起因して、残りの1の回転部材を回転させたときに回転軸の回転軸線がずれ、これにより、回転軸および歯車機構の全体の回転軸線がずれることがある。回転軸および歯車機構の全体の回転軸線がずれると、歯車機構を回転させたときに振動や騒音を引き起こす。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、1の回転部材に同軸に連結した回転軸と他の1の回転部材とをそれぞれ回転可能に支持することにより歯車機構を回転可能に支持した場合でも、回転板が同軸に連結されている歯車機構の回転軸線がずれることのない回転板駆動装置の製造方法を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、第1回転部材、第2回転部材および前記第1回転部材の回転速度と前記第2回転部材の回転速度とにより規定される回転速度で回転する第3回転部材を備える歯車機構と、前記第1回転部材および前記第2回転部材のうちの一方に同軸に連結された第1回転板と、前記第3回転部材に同軸に連結された第2回転板と、前記第1回転部材を駆動するための第1モータと、前記第2回転部材を駆動するための第2モータとを有し、前記歯車機構が軸線回りに回転可能に支持されている回転板駆動装置の製造方法において、
前記第1モータの駆動力を伝達するための第1回転軸と、前記歯車機構と、前記第2モータの駆動力を伝達するための第2回転軸とをこの順番で同軸に配置し、前記第1回転部材と前記第1回転軸とを連結するとともに、前記第2回転部材と前記第2回転軸とを連結する連結工程と、
前記第3回転部材を固定した状態として前記第2回転軸を回転させることによって前記第1回転軸を回転させ、当該第1回転軸の周面部分を切削または研削する軸加工工程と、
前記第1回転軸の前記周面部分を軸受によって回転可能に支持するとともに、前記第3回転部材を支持機構によって回転可能に支持する支持工程と、
を含むことを特徴とする。
前記第1モータの駆動力を伝達するための第1回転軸と、前記歯車機構と、前記第2モータの駆動力を伝達するための第2回転軸とをこの順番で同軸に配置し、前記第1回転部材と前記第1回転軸とを連結するとともに、前記第2回転部材と前記第2回転軸とを連結する連結工程と、
前記第3回転部材を固定した状態として前記第2回転軸を回転させることによって前記第1回転軸を回転させ、当該第1回転軸の周面部分を切削または研削する軸加工工程と、
前記第1回転軸の前記周面部分を軸受によって回転可能に支持するとともに、前記第3回転部材を支持機構によって回転可能に支持する支持工程と、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、歯車機構の第1回転部材と第1回転軸を連結するとともに、第2回転部材と第2回転軸を連結した後に、第3回転部材を固定して第2回転軸を回転させることにより第1回転軸を回転させて、軸受によって支持される第1回転軸の周面部分を切削または研削している。当該加工によって、第2回転部材を回転させたときに発生する回転軸の回転軸線のずれを是正することができるので、第1回転軸の周面部分を軸受によって回転可能に支持するとともに、第3回転部材を支持機構によって回転可能に支持したときに回転軸および歯車機構の全体の回転軸線がずれることを防止できる。従って、歯車機構を回転させたときに振動や騒音を引き起こすことがない。
本発明において、前記歯車機構は、撓み噛み合い式波動歯車機構であり、前記第1回転部材は、フレックススプラインであり、前記第2回転部材は、ウエーブジェネレータであり、前記第3回転部材は、サーキュラスプラインであることが望ましい。このようにすれば、第1モータおよび第2モータを同一速度で駆動したときに、歯車機構の全体を回転させて、2枚の回転板を同一の回転速度で回転させることができる。また、第1モータおよび第2モータを異なる速度で駆動したときに、第1回転板と第2回転板を相対回転させることができる。
この場合には、前記軸加工工程の後に、前記第1回転板を前記第1回転に同軸に固定するとともに、前記第2回転板を前記第3回転部材に同軸に固定する回転板固定工程を含むことが望ましい。このようにすれば、2つのモータを同一速度で回転駆動したときに、歯車機構の全体が軸線回りに回転して2枚の回転板が同一速度で回転する。また、2つのモータを異なる速度で回転駆動すると2枚の回転板が相対回転する。
本発明において、前記支持工程では、前記第1軸受として転がり軸受を用いることが望ましい。転がり軸受であれば、歯車機構の回転が円滑なものとなり、その回転動作が静かである。
本発明によれば、加工工程において、第2回転部材を回転させたときに発生する回転軸の回転軸線がずれを是正することができる。従って、第1回転軸の周面部分を軸受によって回転可能に支持するとともに、第3回転部材を支持機構によって回転可能に支持したときに回転軸および歯車機構の全体の回転軸線がずれることを防止できる。従って、歯車機構を回転させたときに振動や騒音を引き起こすことがない。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した回転板駆動装置の実施例としてロータリシャッタ装置を説明する。
(全体構成)
図1(a)は本発明を適用したロータリシャッタ装置を前方から見た斜視図であり、図1(b)はこのロータリシャッタ装置を後方から見た斜視図である。図2は図1のロータリシャッタ装置の縦断面図である。図1に示すように、ロータリシャッタ装置1は、前方から同軸にこの順番で配置された第1ハウジング2、第1シャッタ板(第1回転板)3、第2シャッタ板(第2回転板)4、および、第2ハウジング5を備えている。第1ハウジング2および第2ハウジング5は筒形をしている。第1シャッタ板3および第2シャッタ板4は円形の輪郭形状を備える薄板であり、狭い間隔で対峙している。第1ハウジング2の内部には第1シャッタ板3を回転駆動させる第1駆動機構6が構成されており、第2ハウジング5の内部には第2シャタ板を回転駆動させる第2駆動機構7が構成されている。なお、便宜上、軸線L1方向をロータリシャッタ装置1の前後方向として、図1において左に位置する第1ハウジング2の側を前方、右に位置する第2ハウジング5の側を後方とする。
図1(a)は本発明を適用したロータリシャッタ装置を前方から見た斜視図であり、図1(b)はこのロータリシャッタ装置を後方から見た斜視図である。図2は図1のロータリシャッタ装置の縦断面図である。図1に示すように、ロータリシャッタ装置1は、前方から同軸にこの順番で配置された第1ハウジング2、第1シャッタ板(第1回転板)3、第2シャッタ板(第2回転板)4、および、第2ハウジング5を備えている。第1ハウジング2および第2ハウジング5は筒形をしている。第1シャッタ板3および第2シャッタ板4は円形の輪郭形状を備える薄板であり、狭い間隔で対峙している。第1ハウジング2の内部には第1シャッタ板3を回転駆動させる第1駆動機構6が構成されており、第2ハウジング5の内部には第2シャタ板を回転駆動させる第2駆動機構7が構成されている。なお、便宜上、軸線L1方向をロータリシャッタ装置1の前後方向として、図1において左に位置する第1ハウジング2の側を前方、右に位置する第2ハウジング5の側を後方とする。
第1シャッタ板3および第2シャッタ板4は、第1ハウジング2および第2ハウジング5よりも大径である。第1シャッタ板3は半径方向の所定の位置に透光部として第1開口部10を備えている。第1開口部10は180度の角度範囲に渡って扇型に形成されている。第2シャッタ板4は第1シャッタ板3と同一形状をしている。すなわち、第2シャッタ板4は半径方向の所定の位置に透光部として第2開口部11を備えている。第2開口部11は180度の角度範囲に渡って扇型に形成されている。
図1では、第1シャッタ板3と第2シャッタ板4の位相は90°ずれている。すなわち、図1に示す状態では、第1開口部10と第2開口部11の角度位置が90°ずれており、第1開口部10と第2開口部11の重なり部分によって90°の角度範囲に渡る扇型のシャッタ開口13が形成されている。シャッタ開口13は、第1ハウジング2および第2ハウジング5の環状外周面よりも外周側に位置している。
ロータリシャッタ装置1が撮影カメラに組み込まれる場合には、図1に想像線(二点鎖線)で示すように、第1シャッタ板3の前方に撮影レンズ14が配置され、第2シャッタ板4の後方にCCDなどの撮像部15が配置される。撮影カメラの制御装置16により第1駆動機構6および第2駆動機構7が駆動されると、第1シャッタ板3および第2シャッタ板4が回転して撮影レンズ14と撮像部15の間をシャッタ開口13が通過する。
図1に示す状態で第1シャッタ板3と第2シャッタ板4を同一の回転速度で一体に回転させれば、シャッタ開口13は90°の開口角度を維持した状態で撮影レンズ14と撮像部15の間を通過する。これにより所定の露光時間が得られる。露光時間を変更する場合には、第1シャッタ板3と第2シャッタ板4とを異なる回転速度で回転させて、第1シャッタ板3と第2シャッタ板4の位相を変えて、シャッタ開口13の開口角度を所望の開口角度に変化させる。その後、シャッタ開口13が所望の開口角度となった時点で、再び、第1シャッタ板3と第2シャッタ板4とを同一の回転速度で一体に回転させる。なお、本例のロータリシャッタ装置1では、シャッタ速度を高速にする場合、第1シャッタ板3および第2シャッタ板4の回転速度は5000〜10000回転/分に設定され、シャッタ速度を低速にする場合には、第1シャッタ板3および第2シャッタ板4の回転速度は200〜500回転/分に設定される。
(内部構造)
図2に示すように、第1駆動機構6は、第1モータ20および第1回転軸21を備えている。第2駆動機構7は、第2回転軸22、第2モータ23、および、歯車機構24を備えている。第1モータ20は第1ハウジング2内に配置されており、第2回転軸22、第2モータ23および歯車機構24は第2ハウジング5内に配置されている。第1回転軸21は前側部分が第1ハウジング2内に位置しており、後端部分が第2ハウジング5内に位置している。第1モータ20、第1回転軸21、第2回転軸22、第2モータ23および歯車機構24は軸線L1上で同軸に配置されている。
図2に示すように、第1駆動機構6は、第1モータ20および第1回転軸21を備えている。第2駆動機構7は、第2回転軸22、第2モータ23、および、歯車機構24を備えている。第1モータ20は第1ハウジング2内に配置されており、第2回転軸22、第2モータ23および歯車機構24は第2ハウジング5内に配置されている。第1回転軸21は前側部分が第1ハウジング2内に位置しており、後端部分が第2ハウジング5内に位置している。第1モータ20、第1回転軸21、第2回転軸22、第2モータ23および歯車機構24は軸線L1上で同軸に配置されている。
第1ハウジング2は、筒部25と、筒部25の前端から内周側に向かって延びる環状部26を備えている。第1ハウジング2は第1シャッタ板3および第2シャッタ板4と同軸に配置されている。第1ハウジング2の後端の開口縁には、回路基板などを収納する円環状のケース27が固定されている。筒部25は軸線L1方向の途中に段部を備えており、段部の前側が小径筒部28となっており、段部の後側が小径筒部28よりも外径寸法および内径寸法の大きな大径筒部29となっている。環状部26には第1空気穴30が形成されている。第1空気穴30は軸線L1方向に延びており、大径筒部29の内側の空間に連通している。第1空気穴30には第1ハウジング2内へのゴミなどの異物の侵入を防止するための第1フィルタ31が取り付けられている。第1フィルタ31は、例えば、布製であり、数10ミクロン程度の異物の侵入を阻止する。
ここで、第1シャッタ板3および第2シャッタ板4が回転すると負圧が発生するので、第1ハウジング2内には回転する第1シャッタ板3および第2シャッタ板4の側に向かう空気の流れが発生する。このため、第1回転軸21を支持する第1ボールベアリング(転がり軸受)36に充填されている潤滑剤としてのグリスが第1シャッタ板3および第2シャッタ板4の側に向かって流れ出す可能性がある。これに対して、本例では、第1ハウジング2に第1空気穴30が形成されているので、第1ハウジング2内に空気の流れが発生したときに第1空気穴30を介して外から空気が入り込み、入り込んだ空気が回転する第1シャッタ板3および第2シャッタ板4の側に流れる。これにより、第1ボールベアリング36に充填されたグリスが回転する第1シャッタ板3と第2シャッタ板4に飛散することを防止或いは抑制できる。
第1回転軸21は、前方から後方に向かって一定の外径寸法を備える第1軸部33と、第1軸部33よりも大径の円盤部34と、円盤部34よりも小径の第2軸部35を同軸に備えている。第1回転軸21は、第1ハウジング2の前端部分に設置された第1ボールベアリング36により、その前端部分が回転可能に支持されている。第1ボールベアリング36は外輪が第1ハウジング2の環状部26の内周縁部分に設けられた第1軸受支持部37に支持されている。第1ボールベアリング36の内輪には、内周側に第1軸部33の前端部分が挿入されて固定されている。
第1モータ20は第1回転軸21と一体に回転する環状のロータ40を備えている。ロータ40は円筒状の連結部材41と連結部材41の外周側に固定されたマグネット42を備えている。ロータ40は連結部材41の中心孔に第1回転軸21が挿入された状態で第1回転軸21に固定されている。ロータ40において、マグネット42の前方にはバックヨーク43が設けられている。バックヨーク43は連結部材41の外周側に固定されている。バックヨーク43の前方には、第1モータ20の回転を検出するためのエンコーダ(不図示)が設置されている。また、第1モータ20は、マグネット42に対して後方で対向する位置にステータコイル44を備えている。ステータコイル44はプリントコイルであり、外周縁部分が第1ハウジング2に固定された環状のステータ基板(不図示)に搭載されている。
ステータコイル44の後方には環状ハブ45が配置されている。環状ハブ45は内周側が第1回転軸21に固定されている。環状ハブ45の外周側には軸線L1と直交する姿勢で第1シャッタ板3が固定されている。従って、第1モータ20が駆動されると、第1回転軸21が回駆して、第1シャッタ板3が回転する。
第2ハウジング5は、前方から後方に向かってこの順番で積層された前側ハウジング部材50、中間ハウジング部材51および後側ハウジング部材52を備えている。前側ハウジング部材50および中間ハウジング部材51は筒状であり、後側ハウジング部材52は筒部53と筒部53の後端から内周側に延びる環状部54を備えている。前側ハウジング部材50の軸線L1方向の途中位置には第2空気穴55が設けられている。第2空気穴55は第2ハウジング5内の歯車機構24の外周側の空間に連通している。第2空気穴55には第2ハウジング5内へのゴミなどの異物の侵入を防止するための第2フィルタ56が取り付けられている。第2フィルタ56は、例えば、布製であり、数10ミクロン程度の異物の侵入を阻止する。
ここで、第1シャッタ板3および第2シャッタ板4が回転すると負圧が発生するので、第2ハウジング5内には回転する第1シャッタ板3および第2シャッタ板4の側に向かう空気の流れが発生する。このため、後述する支持機構93の第2ボールベアリング94に充填されている潤滑剤としてのグリスが第1シャッタ板3および第2シャッタ板4の側に向かって流れ出す可能性がある。これに対して、本例では、第2ハウジング5に第2空気穴55が形成されているので、第2ハウジング5内に空気の流れが発生したときに第2空気穴55を介して外から空気が入り込み、入り込んだ空気が回転する第1シャッタ板3および第2シャッタ板4の側に流れる。これにより、第2ボールベアリング94に充填されたグリスが回転する第1シャッタ板3と第2シャッタ板4に飛散することを防止或いは抑制できる。
第2ハウジング5の後端部分には第2モータ23が構成されている。第2モータ23は第2回転軸22と一体に回転する環状のロータ60を備えている。ロータ60は円筒状の連結部材61と連結部材61の外周側に固定されたマグネット62を備えている。ロータ60は連結部材61の中心孔に第2回転軸22が挿入された状態で第2回転軸22に固定されている。ロータ60においてマグネット62の後方にはバックヨーク63が設けられている。バックヨーク63は連結部材61の外周側に固定されている。バックヨーク63の後方には、第2モータ23の回転を検出するためのエンコーダ(不図示)が設置されている。また、第2モータ23は、マグネット62に対して前方で対向する位置にステータコイル64を備えている。ステータコイル64はプリントコイルであり、外周縁部分が中間ハウジング部材51と後側ハウジング部材52の間に挟まれて固定された環状のステータ基板65に搭載されている。
第2モータ23は、さらに、連結部材61の前方に補助ヨーク66を備えている。補助ヨーク66は、筒部67と筒部67の前端部分から半径方向の外側に広がる板状の環状板部68とを備えた磁性部材であり、環状板部68がステータコイル64と対向している。補助ヨーク66は筒部67の中心孔に第2回転軸22が挿入された状態で第2回転軸22に固定されており、ロータ60と一体に回転する。
歯車機構24は、撓み噛み合い式波動歯車機構であり、筒状の内歯歯車であるサーキュラスプライン70と、サーキュラスプライン70の内周側に配置されたカップ状のフレックススプライン71と、フレックススプライン71を撓ませて当該フレックススプライン71の外歯とサーキュラスプライン70の内歯の噛合位置を円周方向に移動させるウエーブジェネレータ72を備えている。サーキュラスプライン70の内周側には、サーキュラスプライン70の内歯とフレックススプライン71の外歯の噛み合い部分を潤滑するとともに、噛み合いによる磨耗の発生を抑制するために、潤滑剤としてのグリス73が保持されている。
フレックススプライン71は開口を後方に向けて配置されている。サーキュラスプライン70の内周側であってフレックススプライン71の前方には、連結部材74が配置されている。連結部材74はサーキュラスプライン70と当該連結部材74の間に挿入されたボールベアリング75によりサーキュラスプライン70に対して相対回転可能な状態で支持されている。連結部材74の前端面の中央には凹部76が形成されている。連結部材74の後端には、フレックススプライン71のダイヤフラム部分の中央のボス部分が連結されており、これにより連結部材74とサーキュラスプライン70は軸線L1回りを一体に回転可能となっている。また、連結部材74の前端には、第1回転軸21が第2軸部35を凹部76に挿入させた状態で、円盤部34を貫通する締結ネジにより、固定されている。これにより、連結部材74と第1回転軸21は軸線L1回りを一体に回転可能となっている。従って、第1モータ20が駆動されて第1回転軸21が回転するとフレックススプライン71が第1回転軸21と一体に回転する。
ウエーブジェネレータ72は、フレックススプライン71の内周側で第2回転軸22に連結されている。従って、第2回転軸22が回転すると、ウエーブジェネレータ72は第2回転軸22と一体に回転する。ここで、第2回転軸22は、その先端がフレックススプライン71のボス部分に設けられたボールベアリング77により回転可能に支持されている。
サーキュラスプライン70の前端部分には、連結部材74よりも前方に突出する環状の前側フランジ部78が設けられている。前側フランジ部78の内径寸法は、サーキュラスプライン70において、連結部材74およびフレックススプライン71の外周側に位置している部分の内径寸法よりも大きい。前側フランジ部78には、環状のキャップ79が中心孔に第1回転軸21を貫通させた状態で前方から締結ネジ98により固定されている。これにより、キャップ79は、第1回転軸21を貫通させた状態で歯車機構24の前端部分を覆っている。
サーキュラスプライン70の後端部分には、フレックススプライン71の後端よりも後方であって、内歯が形成されている歯部よりも後方に突出する後側フランジ部80が設けられている。後側フランジ部80の内径寸法は、サーキュラスプライン70の歯部の内径寸法よりも大きい。後側フランジ部80には、環状の封鎖部材81が中心孔に第2回転軸22を貫通させた状態で後方から締結ネジ99により固定されている。これにより、封鎖部材81は、第2回転軸22を貫通させた状態で歯車機構24の後端部分を覆っている。
キャップ79は、環状板部83と、環状板部83の径方向の途中から後方に突出する環状壁部84を備えている。環状板部83において環状壁部84よりも内周側に位置する内周側板部分83aは締結ネジによって前側フランジ部78に固定されている。環状壁部84の内側面は前側フランジ部78の外側面に当接している。環状板部83において環状壁部84よりも外側に位置する外周側板部分83bの前側には、第2シャッタ板4が軸線L1と直交する姿勢で固定されている。従って、サーキュラスプライン70が回転すると第2シャッタ板4が回転する。ここで、環状板部83の内周側板部分83aとサーキュラスプライン70の前側フランジ部78の前端面との間には封止部材85が介在している。封止部材85は耐油性の接着剤である。
封鎖部材81は、第2回転軸22を回転自在な状態で貫通させる筒部86と、筒部86の前端から軸線L1と直交する外周側に広がる内側環状板部87と、内側環状板部87から後方に延びる内側環状壁部88と、内側環状壁部88の後端から軸線L1と直交する外周側に広がる外側環状板部89と、外側環状板部89の外周縁から前方に延びる外側環状壁部90を備えている。封鎖部材81は、内側環状板部87を後側フランジ部80の内周側に位置させ、内側環状壁部88の外側面を後側フランジ部80の内側面に当接させ、外側環状板部89を後側フランジ部80の後端面に当接させ、さらに、外側環状壁部90の内周面を後側フランジ部80の外側面に当接させた状態で、サーキュラスプライン70に締結ネジで固定されている。ここで、封鎖部材81と後側フランジ部80の間、より詳細には、封鎖部材81の内側環状壁部88および外側環状板部89と後側フランジ部80の間には封止部材91が介在している。封止部材91は耐油性の接着剤である。
歯車機構24と第2モータ23との間には、サーキュラスプライン70を回転可能に支持する支持機構93が設けられている。支持機構93は、封鎖部材81、第2ボールベアリング94、第2ボールベアリング94を支持するための支持部材95を備えている。支持部材95は円環状をしており、外周縁部分が軸線L1方向で前側ハウジング部材50と中間ハウジング部材51の間に挟まれて固定されている。第2ボールベアリング94は、外輪が支持部材95の内周部分に設けられた第2軸受支持部96により支持されている。第2ボールベアリング94の内輪には、封鎖部材81の筒部86が固定されている。ここで、支持機構93によってサーキュラスプライン70を回転可能に支持するとともに、フレックススプライン71に連結部材74を介して同軸に連結されている第1回転軸21を第1ボールベアリング36で回転可能に支持することにより、歯車機構24の全体が軸線L1回りに回転可能に支持されている。
(ロータリシャッタ装置による露光時間調整動作)
ロータリシャッタ装置1を動作させる場合には、例えば、図1に示すように、シャッタ開口13の開口角度を90°に設定した状態として、第1モータ20と第2モータ23とを同一の回転速度で駆動して、第1回転軸21および第2回転軸22の双方を同一の第1速度で同一の第1方向に回転させる。ここで、第1回転軸21および第2回転軸22を同一の第1速度で同一の第1方向に回転させると、歯車機構24の全体が第1速度で第1方向に回転するので、サーキュラスプライン70と一体に回転する第2シャッタ板4と、第1回転軸21と一体に回転する第1シャッタ板3が第1速度で第1方向に回転する。従って、開口角度に応じた所定の露光時間が得られる。
ロータリシャッタ装置1を動作させる場合には、例えば、図1に示すように、シャッタ開口13の開口角度を90°に設定した状態として、第1モータ20と第2モータ23とを同一の回転速度で駆動して、第1回転軸21および第2回転軸22の双方を同一の第1速度で同一の第1方向に回転させる。ここで、第1回転軸21および第2回転軸22を同一の第1速度で同一の第1方向に回転させると、歯車機構24の全体が第1速度で第1方向に回転するので、サーキュラスプライン70と一体に回転する第2シャッタ板4と、第1回転軸21と一体に回転する第1シャッタ板3が第1速度で第1方向に回転する。従って、開口角度に応じた所定の露光時間が得られる。
露光時間を変更する場合には、第1モータ20と第2モータ23の回転速度を異なるものとする。例えば、第2モータ23の回転速度を第1速度とは異なる第2速度とする。これにより、第2回転軸22に連結されたウエーブジェネレータ72と、第1回転軸21と一体に回転するフレックススプライン71が相対回転するので、第2回転軸22の回転に伴ってフレックススプライン71とサーキュラスプライン70の位相がずれる。この結果、第1シャッタ板3と第2シャッタ板4の位相がずれて、シャッタ開口13の開口角度が変化する。
ここで、シャッタ開口13が所望の開口角度となった後には、再び、第1シャッタ板3と第2シャッタ板4とを所定の回転速度で一体に回転させる。すなわち、第1モータ20と第2モータ23とを同一の回転速度で駆動することにより、歯車機構24の全体を一体に回転させる。これにより、変更した開口角度に応じた露光時間が得られる。なお、シャッタ開口13の開口角度を所望の角度に設定する動作は、第1モータ20と第2モータ23とを同一の回転速度で回転駆動している動作から、引き続き連続して行なわれる。また、シャッタ開口13の開口角度を所望の角度に設定後に、第1モータ20と第2モータ23とを同一の回転速度で回転駆動させる動作も、引き続き連続して行なわれる。なお、シャッタスピードを変化させる場合には、第1速度を所望の速度とすればよい。
(製造方法)
図3はロータリシャッタ装置1の製造方法の説明図である。ロータリシャッタ装置1を製造する際には、まず、第1回転軸21と、歯車機構24と、第2回転軸22をこの順番で同軸に配置し、連結部材74を介して第1回転軸21をフレックススプライン71に連結するとともに、第2回転軸22をウエーブジェネレータ72に連結する。そして、封鎖部材81により歯車機構24の後端部分を覆った状態としておく。
図3はロータリシャッタ装置1の製造方法の説明図である。ロータリシャッタ装置1を製造する際には、まず、第1回転軸21と、歯車機構24と、第2回転軸22をこの順番で同軸に配置し、連結部材74を介して第1回転軸21をフレックススプライン71に連結するとともに、第2回転軸22をウエーブジェネレータ72に連結する。そして、封鎖部材81により歯車機構24の後端部分を覆った状態としておく。
次に、治具100によってサーキュラスプライン70を固定し、第2回転軸22をモータ等を用いて回転させる。ここで、第2回転軸22を回転させるとフレックススプライン71が第2回転軸22よりも遅い回転速度で回転し、第1回転軸21を回転させる。そこで、砥石などの研削部材101を軸線L1と直交する方向から第1回転軸21の先端側の周面部分21aに当接させて、第1回転軸21の周面部分21aを研削する。
しかる後に、第1シャッタ板3を環状ハブ45を介して第1回転軸21に固定するとともに、第2シャッタ板4を、キャップ79を介してサーキュラスプライン70に固定する。また、第1回転軸21の周面部分21aを第1ボールベアリング36によって回転可能に支持するとともに、封鎖部材81を支持機構93によって回転可能に支持する。すなわち、サーキュラスプライン70を支持機構93によって回転可能に支持する。
ここで、撓み噛み合い式波動歯車機構のように、複数の回転部材から構成される歯車機構24では、1の回転部材に同軸に連結した回転軸と他の1の回転部材を別々に回転可能に支持することによって歯車機構を回転可能に支持しようすると、回転軸および歯車機構の全体の回転軸線がずれて、歯車機構を回転させたときに振動や騒音を引き起こすという問題がある。例えば、本例にように、フレックススプライン71に同軸に連結した第1回転軸21とサーキュラスプライン70を別々に回転可能に支持すると、歯車機構24を構成している3つの回転部材間の同軸のずれ、第1回転軸21の公差、第1回転軸21をフレックススプライン71に固定する際の組立公差などに起因して、ウエーブジェネレータ72を回転させたときに第1回転軸21の回転軸線がずれ、これにより、第1回転軸21および歯車機構24の全体の回転軸線がずれることがある。第1回転軸21および歯車機構24の全体の回転軸線がずれると、歯車機構24を回転させたときに振動や騒音を引き起こす。
かかる問題に対して、本例では、歯車機構24のフレックススプライン71と第1回転軸21を連結するとともに、ウエーブジェネレータ72と第2回転軸22を連結した後に、サーキュラスプライン70を固定して第2回転軸22を回転させることにより第1回転軸21を回転させて、第1ボールベアリング36によって支持される第1回転軸21の周面部分21aを研削している。このような加工によれば、ウエーブジェネレータ72を回転させたときに発生する第1回転軸21の回転軸線のずれを是正することができるので、第1回転軸21の周面部分21aを軸受によって回転可能に支持するとともに、サーキュラスプライン70を支持機構93によって回転可能に支持した場合でも、第1回転軸21および歯車機構24の全体の回転軸線がずれることを防止できる。従って、歯車機構24を回転させたときに振動や騒音を引き起こすことがない。
また、本例では、第1回転軸21および歯車機構24を転がり軸受である第1、第2ボールベアリング36、94により支持しているので、歯車機構24の回転が円滑なものとなり、その回転動作が静かである。
なお、上記の例では第1回転軸21を研削しているが、第1回転軸21の切削によって第1回転軸21および歯車機構24の全体の回転軸線のずれを是正してもよい。
また、上記の例では歯車機構24として撓み噛み合い式波動歯車機構を用いているが、内歯歯車と、太陽歯車と、内歯歯車および太陽歯車と噛合する遊星歯車を備えた遊星キャリアからなる3つの回転部材を備える遊星歯車機構を用いることもできる。この場合には、例えば、内歯歯車がサーキュラスプライン70に対応し、太陽歯車がウエーブジェネレータ72に対応し、遊星キャリアがフレックススプライン71に対応するように用いて、ロータリシャッタ装置1を構成することができる。そして、遊星キャリアに接続した回転軸と内歯歯車を回転可能に支持することにより、遊星歯車機構の全体を回転可能に支持する。また、回転軸と遊星歯車機構とを連結した状態として、回転軸を切削あるいは研削しておく。
1・・・ロータリシャッタ装置(回転板駆動装置)
3・・・第1シャッタ板(第1回転板)
4・・・第2シャッタ板(第2回転板)
20・・・第1モータ
21・・・第1回転軸
21a・・・周面部分
22・・・第2回転軸
23・・・第2モータ
24・・・歯車機構
36・・・第1ボールベアリング(転がり軸受)
70・・・サーキュラスプライン(内歯歯車、回転部材)
71・・・フレックススプライン(回転部材)
72・・・ウエーブジェネレータ(回転部材)
93・・・支持機構
L1・・・軸線
3・・・第1シャッタ板(第1回転板)
4・・・第2シャッタ板(第2回転板)
20・・・第1モータ
21・・・第1回転軸
21a・・・周面部分
22・・・第2回転軸
23・・・第2モータ
24・・・歯車機構
36・・・第1ボールベアリング(転がり軸受)
70・・・サーキュラスプライン(内歯歯車、回転部材)
71・・・フレックススプライン(回転部材)
72・・・ウエーブジェネレータ(回転部材)
93・・・支持機構
L1・・・軸線
Claims (4)
- 第1回転部材、第2回転部材および前記第1回転部材の回転速度と前記第2回転部材の回転速度とにより規定される回転速度で回転する第3回転部材を備える歯車機構と、前記第1回転部材および前記第2回転部材のうちの一方に同軸に連結された第1回転板と、前記第3回転部材に同軸に連結された第2回転板と、前記第1回転部材を駆動するための第1モータと、前記第2回転部材を駆動するための第2モータとを有し、前記歯車機構が軸線回りに回転可能に支持されている回転板駆動装置の製造方法において、
前記第1モータの駆動力を伝達するための第1回転軸と、前記歯車機構と、前記第2モータの駆動力を伝達するための第2回転軸とをこの順番で同軸に配置し、前記第1回転部材と前記第1回転軸とを連結するとともに、前記第2回転部材と前記第2回転軸とを連結する連結工程と、
前記第3回転部材を固定した状態として前記第2回転軸を回転させることによって前記第1回転軸を回転させ、当該第1回転軸の周面部分を切削または研削する軸加工工程と、
前記第1回転軸の前記周面部分を軸受によって回転可能に支持するとともに、前記第3回転部材を支持機構によって回転可能に支持する支持工程と、
を含むことを特徴とする回転板駆動装置の製造方法。 - 請求項1において、
前記歯車機構は、撓み噛み合い式波動歯車機構であり、
前記第1回転部材は、フレックススプラインであり、
前記第2回転部材は、ウエーブジェネレータであり、
前記第3回転部材は、サーキュラスプラインであることを特徴とする回転板駆動装置の製造方法。 - 請求項2において、
前記軸加工工程の後に、前記第1回転板を前記第1回転に同軸に固定するとともに、前記第2回転板を前記第3回転部材に同軸に固定する回転板固定工程を含むことを特徴とする回転板駆動装置の製造方法。 - 請求項1または2において、
前記支持工程では、前記第1軸受として転がり軸受を用いることを特徴とする回転板駆動装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012288571A JP2014130264A (ja) | 2012-12-28 | 2012-12-28 | 回転板駆動装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012288571A JP2014130264A (ja) | 2012-12-28 | 2012-12-28 | 回転板駆動装置の製造方法 |
Publications (1)
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JP2014130264A true JP2014130264A (ja) | 2014-07-10 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012288571A Pending JP2014130264A (ja) | 2012-12-28 | 2012-12-28 | 回転板駆動装置の製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2014130264A (ja) |
-
2012
- 2012-12-28 JP JP2012288571A patent/JP2014130264A/ja active Pending
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